JPH11208321A - き電区分用切替セクション装置 - Google Patents

き電区分用切替セクション装置

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JPH11208321A
JPH11208321A JP3204298A JP3204298A JPH11208321A JP H11208321 A JPH11208321 A JP H11208321A JP 3204298 A JP3204298 A JP 3204298A JP 3204298 A JP3204298 A JP 3204298A JP H11208321 A JPH11208321 A JP H11208321A
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Kenji Ikeda
健二 池田
Teruo Nakasu
暉雄 中須
Toshio Tsuneto
敏男 常藤
Hisamitsu Shibakawa
久光 柴川
Ichiro Shimada
一郎 島田
Toshiaki Nishikawa
敏明 西川
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West Japan Railway Co
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West Japan Railway Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中セクションの残留電荷を速やかに低減する
ことができると共に、中セクションの電圧を随意に測定
することができるき電区分用切替セクション装置を提供
する。 【解決手段】 中セクション1とレール(ほぼ接地電
位)7との間に、比較的飽和しにくい構造を持つ計測用
変圧器13を接続する。交流電源6A又は6Bから中セ
クション1に電力が供給されているときは、計測用変圧
器13を流れる励磁電流は小さく、エネルギーロスも少
ない。一方、切替遮断器2A、2Bの開閉時も、計測用
変圧器13が電圧を分担する。これによって、放電突入
電流及び励磁突入電流を抑制できると共に、変圧器13
の一次側巻線抵抗に放電突入電流が流れ、中セクション
1の残留電荷が低減される。中セクション1の電圧は、
計測用変圧器13の二次側の出力電圧を電圧測定装置1
4で測定して間接的に得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば新幹線鉄
道における交流き電設備としてき電突き合わせ箇所に設
置されるき電区分用切替セクション装置に関し、さらに
詳しくは、中セクションの残留電荷を低減することがで
きると共に、当該中セクションの電圧を測定することが
できるき電区分用切替セクション装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】き電区分用切替セクション装置は、2本
のき電線間に配置される中セクションと、当該中セクシ
ョンと2本の上記き電線との間にそれぞれ介設される2
個の切替交流遮断器とを備えて構成される。上記2本の
き電線にはそれぞれ異なる交流電源からの電力が供給さ
れており、電車の運行に伴って上記2個の切替交流遮断
器を予め定める順序に従って、かつ比較的短時間(30
0msec程度)で切替えることによって、中セクショ
ンへの電力の供給と遮断とが繰返されている。このと
き、一方の切替交流遮断器を閉じて一方の交流電源から
電力を供給した後に、他方の交流電源に切替えるべく上
記一方遮断器を開いた際には、中セクションには切替遮
断時の交流電源の電圧値に対応した電荷(最大値は電源
電圧の波高値に対応した値)が残留する。この状態で他
方の切替交流遮断器を閉じると、その瞬間には上記値の
数倍の過電圧が中セクションに発生することになる。ま
た、中セクションへの電力供給の切替り頻度は、1日に
約200回程度であり、従って切替りに伴い上記過電圧
も繰返して発生することになる。
【0003】また上記切替交流遮断器として真空遮断器
を用いた場合、遮断器投入時に高周波再発弧振動が発生
し、これが原因で車両故障が発生することがある。この
ため、故障対策として、コンデンサと抵抗とリアクトル
等から成るCR装置を設置している(特開平2−773
39号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記CR装置は、真空
遮断器の高周波再発弧振動周期を、所定の時定数のC
(キャパシタ)及びR(抵抗)によって長くすること
で、高周波発弧振動を抑制すると共に、中セクションに
生じる過電圧を小さくし、地上機器及び車両の絶縁への
悪影響を小さくしている。しかし、中セクションの過電
圧対策は必ずしも十分ではなく、過電圧の悪影響をより
小さくするためにはCの蓄積電荷を低減することが重要
な課題となっている。
【0005】また、き電区分用切替セクション装置は新
幹線などの電気鉄道におけるき電突き合わせ箇所に配置
されるものであり、重要な設備である。特に、中セクシ
ョンへの電力供給の切替え時間は、一定値に収まるよう
に調整することが必要であるが、上記切替え時間の測定
は測定用の専用車両を走行させて行っており、必要なと
きに即座に測定することは困難である。そこで、中セク
ションに測定装置を常時接続しておく必要性が生じる
が、この場合は上記過電圧による測定装置への悪影響を
小さくする必要があり、この観点からも中セクションの
残留電荷の低減は重要な課題である。
【0006】この発明は上記従来の欠点を解決するため
になされたものであって、その目的は、中セクションの
残留電荷を速やかに低減することができると共に、中セ
クションの電圧を随意に測定することができるき電区分
用切替セクション装置を提供することにある。また、本
発明の他の目的は、CR装置による高周波再発弧振動の
抑制効果を維持しつつ、CR装置のCに蓄積された電荷
及び中セクション架線の電荷を低減することができるき
電区分用切替セクション装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで請求項1のき電区
分用切替セクション装置は、2本のき電線5A、5B間
に配置される中セクション1と、上記2本のき電線5
A、5Bにそれぞれ電力を供給する2つの交流電源6
A、6Bからの電力を電車の進行に伴って選択的に切替
えて上記中セクション1に供給する一対の切替遮断器2
A、2Bとを備えるき電区分用切替セクション装置にお
いて、比較的飽和しにくい構造を持ち、一次側巻線が上
記中セクション1とレール7または接地電位との間に接
続され、二次側巻線には電圧測定手段14が接続された
計測用逓降変圧器13を備えたことを特徴としている。
【0008】上記請求項1のき電区分用切替セクション
装置では、通常時、即ち一対の切替遮断器2A、2Bの
うちの一方遮断器2Aが閉じており、一方交流電源6A
からの電力が中セクションに供給されているときは、計
測用逓降変圧器13の電磁誘導作用が中セクション1に
生じる電圧を分担しており、従って流れる励磁電流は小
さく、エネルギーロスも少ない。一方、切替遮断器2
A、2Bの開閉時においても上記変圧器13の電磁誘導
作用が電圧を分担するが、比較的飽和しにくい構造であ
るので、励磁突入電流及び放電突入電流を抑制すること
ができる。また、放電突入電流が変圧器13の巻線抵抗
を流れることによって、中セクション1の残留電荷を速
やかに低減することができる。そして、変圧器13には
電圧測定手段14が接続されているので、中セクション
1の電圧を必要な時に測定することができる。例えば、
通常時であれば、所定の電圧が中セクション1に供給さ
れているか否かを確認することができ、切替時であれば
電圧の変化のタイミングから切替遮断器2A、2Bの切
替え時間を知ることができる。
【0009】また請求項2のき電区分用切替セクション
装置は、上記計測用逓降変圧器13の二次側巻線に接続
された抵抗器12を備えたことを特徴としている。
【0010】上記請求項2のき電区分用切替セクション
装置では、切替遮断器の開閉時においても計測用逓降変
圧器13の電磁誘導作用が電圧を負担するが、当該変圧
器13は比較的飽和しにくい構造であるので、飽和しな
い範囲では二次側への出力電圧が期待できる。これによ
って、二次側に接続された抵抗器12に電流が流れ、中
セクション1の残留電荷エネルギーを消費することがで
きる。
【0011】さらに請求項3のき電区分用切替セクショ
ン装置は、上記計測用逓降変圧器13の一次側巻線に対
して直列に接続されたリアクトル15を備えたことを特
徴としている。
【0012】上記請求項3のき電区分用切替セクション
装置では、通常時は計測用逓降変圧器13の電磁誘導作
用が中セクション1に生じる電圧を分担しており、リア
クトル15の電磁誘導作用はほとんど電圧を分担してい
ない。従って、流れる励磁電流は小さく、エネルギーロ
スも少ない。一方、切替遮断器2A、2Bの開閉時にお
いては、リアクトル15の電磁誘導作用が中セクション
1に生じる電圧を分担するように分担電圧が変化する。
これによって、励磁突入電流及び放電突入電流を抑制す
ることができる。また、計測用変圧器13が飽和しない
範囲では二次側への出力電圧が期待でき、これによって
二次側に接続された抵抗器12に電流が流れ、中セクシ
ョン1の残留電荷エネルギーを消費することができる。
【0013】請求項4のき電区分用切替セクション装置
は、上記計測用逓降変圧器13よりも飽和しにくい構造
を持ち、一次側巻線が上記計測用逓降変圧器13の一次
側巻線に対して直列に接続され、二次側巻線には抵抗器
12が接続された第2の変圧器16を備えたことを特徴
としている。
【0014】上記請求項4のき電区分用切替セクション
装置では、通常時は計測用逓降変圧器13の電磁誘導作
用が中セクション1に生じる電圧を分担しており、第2
の変圧器16の電磁誘導作用はほとんど電圧を分担して
いない。従って、流れる励磁電流は小さく、エネルギー
ロスも少ない。一方、切替遮断器2A、2Bの開閉時に
おいては、計測用変圧器13は飽和して第2の変圧器1
6の電磁誘導作用が中セクション1に生じる電圧を分担
するように分担電圧が変化する。これによって、励磁突
入電流及び放電突入電流を抑制することができる。ま
た、第2の変圧器16が飽和しない範囲では二次側への
出力電圧が期待でき、これによって二次側に接続された
抵抗器12に電流が流れ、中セクション1の残留電荷エ
ネルギーを消費することができる。
【0015】請求項5のき電区分用切替セクション装置
は、上記計測用逓降変圧器13の一次側巻線に対して直
列に接続された抵抗器8を備えたことを特徴としてい
る。
【0016】上記請求項5のき電区分用切替セクション
装置では、切替遮断器2A、2Bの開閉時においては計
測用変圧器13の一次側に直列接続された抵抗器8が、
中セクション1に生じた電圧の一部を分担するように分
担電圧が変化する。これによって、励磁突入電流及び放
電突入電流を抑制することができる。また、放電突入電
流が当該抵抗器8及び計測用変圧器13の巻線抵抗に流
れることによって、中セクション1の残留電荷を速やか
に低減することができる。
【0017】請求項6のき電区分用切替セクション装置
は、2本のき電線5A、5B間に配置される中セクショ
ン1と、上記2本のき電線5A、5Bにそれぞれ電力を
供給する2つの交流電源6A、6Bからの電力を電車の
進行に伴って選択的に切替えて上記中セクション1に供
給する一対の切替遮断器2A、2Bとを備えるき電区分
用切替セクション装置において、上記中セクション1と
レール7または接地電位との間に接続されたCR装置3
と、上記CR装置3に並列に接続されたリアクトル4と
を備えたことを特徴としている。
【0018】上記請求項6のき電区分用切替セクション
装置では、通常時は、中セクション1に生じる電圧はリ
アクトル4の電磁誘導作用が分担しており、従って流れ
る励磁電流は小さく、エネルギーロスも少ない。一方、
他方交流電源6Bに切替えるために一方遮断器2Aを開
いたときには、リアクトル4に放電突入電流が発生し、
他方遮断器2Bを閉じたときは励磁突入電流が発生する
と共に、高周波再発弧振動及び残留電荷による過電圧も
発生する。つまり、遮断器2A、2Bの開閉時には中セ
クション1には通常時よりも高い電圧が発生するが、高
周波再発弧振動はCR装置3によって抑制され、これに
よって過電圧の発生が抑制される。さらに、切替遮断器
2A、2Bの開閉時においては、過渡現象によりリアク
トル4は飽和しやすく、リアクトル4の電磁誘導作用の
分担する電圧が低下するが、その一方でリアクトル4の
巻線抵抗が電圧を分担することによって適正な電流が流
れるため、中セクション1の残留電荷(CR装置3のC
の蓄積電荷及び中セクション架線の電荷)は速やかに低
減されて過電圧の発生が抑制されると共に、放電突入電
流及び励磁突入電流もある程度抑制できる。これによっ
て、中セクション1に接続される電気回路部品などへの
影響を小さくすることができる。
【0019】請求項7のき電区分用切替セクション装置
は、上記リアクトル4に対して直列に接続されると共
に、上記リアクトル4よりも飽和しにくい構造を持つ第
2のリアクトル9を備えたことを特徴としている。
【0020】上記請求項7のき電区分用切替セクション
装置では、通常時は、中セクション1に生じる電圧は第
1のリアクトル4の電磁誘導作用が分担しており、直列
接続された飽和しにくい構造を持つ第2リアクトル9の
電磁誘導作用はほとんど電圧を分担していない。従っ
て、流れる電流は小さく、エネルギーロスも少ない。一
方、切替遮断器2A、2Bの開閉時においては、高周波
再発弧振動はCR装置3によって抑制され、これによっ
て過電圧の発生が抑制される。さらに、第1のリアクト
ル4は飽和しやすく、誘動電圧が低下するが、その一方
で過渡現象により第2のリアクトル9の電磁誘導作用が
電圧を分担すると共に、第1のリアクトル4の巻線抵抗
も電圧を分担することになる。これによって適正な電流
が流れるため、中セクション1の残留電荷(CR装置3
のCの蓄積電荷及び中セクション架線の電荷)は速やか
に低減されて過電圧の発生が抑制されると共に、放電突
入電流及び励磁突入電流も抑制できる。これによって、
中セクション1に接続される電気回路部品などへの影響
を小さくすることができる。
【0021】請求項8のき電区分用切替セクション装置
は、上記リアクトル4よりも飽和しにくい構造を持ち、
一次側巻線が上記リアクトル4に対して直列に接続さ
れ、二次側巻線には抵抗器12が接続された変圧器10
を備えたことを特徴としている。
【0022】上記請求項8のき電区分用切替セクション
装置では、通常時は、中セクション1に生じる電圧はリ
アクトル4の電磁誘導作用が分担しており、直列接続さ
れた変圧器10の電磁誘導作用はほとんど電圧を分担し
ていない。従って、流れる電流は小さく、エネルギーロ
スも少ない。一方、切替遮断器2A、2Bの開閉時にお
いては、リアクトル4は飽和しやすく、誘動電圧が低下
するが、直列接続された変圧器10の電磁誘導作用が電
圧を分担するように分担電圧が変化する。そのため、励
磁突入電流及び放電突入電流を抑制できる。また、高周
波再発弧振動はCR装置3によって抑制され、これによ
って過電圧の発生が抑制される。さらに、変圧器10が
飽和しない範囲では二次側への出力電圧が期待でき、こ
の出力電圧により二次側に接続された抵抗器12に電流
が流れるため、変圧器10の二次側において中セクショ
ン1の残留電荷エネルギー(CR装置3のCの蓄積電荷
エネルギー及び中セクション架線の電荷エネルギー)を
低減して、過電圧の発生を抑制することができる。これ
によって、中セクション1に接続される電気回路部品な
どへの影響を小さくすることができる。
【0023】請求項9のき電区分用切替セクション装置
は、上記リアクトル4に対して直列に接続された抵抗器
8を備えたことを特徴としている。
【0024】上記請求項9のき電区分用切替セクション
装置では、切替遮断器2A、2Bの開閉時においては、
上記リアクトル4に対して直列接続された抵抗器8が中
セクション1に生じる電圧の一部を分担するように分担
電圧が変化する。これによって、励磁突入電流及び放電
突入電流を抑制することができる。
【0025】請求項10のき電区分用切替セクション装
置は、2本のき電線5A、5B間に配置される中セクシ
ョン1と、上記2本のき電線5A、5Bにそれぞれ電力
を供給する2つの交流電源6A、6Bからの電力を電車
の進行に伴って選択的に切替えて上記中セクション1に
供給する一対の切替遮断器2A、2Bとを備えるき電区
分用切替セクション装置において、上記中セクション1
とレール7または接地電位との間に接続されたCR装置
3と、一次側巻線が上記CR装置3に並列に接続され、
二次側巻線には抵抗器12が接続された変圧器10とを
備えたことを特徴としている。
【0026】上記請求項10のき電区分用切替セクショ
ン装置では、通常時は変圧器10の電磁誘導作用が中セ
クション1に生じる電圧を分担しており、従って流れる
励磁電流は小さく、エネルギーロスも少ない。一方、切
替遮断器2A、2Bの開閉時においては、変圧器10の
巻線抵抗が中セクション1に生じる電圧を分担するよう
に分担電圧が変化する。これによって、励磁突入電流及
び放電突入電流を抑制することができる。また、高周波
再発弧振動はCR装置3によって抑制され、これによっ
て過電圧の発生が抑制される。さらに、変圧器10の二
次側への出力電圧によって、二次側に接続された抵抗器
12に電流が流れるため、変圧器10の二次側において
中セクション1の残留電荷エネルギー(CR装置3のC
の蓄積電荷エネルギー及び中セクション架線の電荷エネ
ルギー)を低減して、過電圧の発生を抑制することがで
きる。尚、この場合は、過渡時の励磁突流がやや大きく
なるが、変圧器10の諸元を適切に検討することで、信
頼性の高いシステム設計が可能となる。
【0027】請求項11のき電区分用切替セクション装
置は、上記変圧器10の一次側巻線に対して直列に接続
された第2の抵抗器8を備えたことを特徴としている。
【0028】上記請求項11のき電区分用切替セクショ
ン装置では、切替遮断器2A、2Bの開閉時において
は、上記変圧器10の一次側に直列接続された抵抗器8
が、中セクション1に生じる電圧の一部を分担するよう
に分担電圧が変化する。これによって、励磁突入電流及
び放電突入電流を抑制することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】次にこの発明のき電区分用切替セ
クション装置の具体的な実施の形態について、図面を参
照しつつ詳細に説明する。尚、以下に説明する各実施形
態において、同一の構成には同一の参照符号を付すこと
によって詳細な説明は省略する。
【0030】図1は、本発明の第1実施形態の構成を示
す回路図である。中セクション1は、2本のき電線5
A、5Bの間に配置されている。き電線5Aには、30
kVの交流電源6Aからの電力が常時供給され、き電線
5Bには、同様に30kVの交流電源6Bからの電力が
常時供給されている。また、2つの交流電源6A、6B
からの電力はそれぞれ切替遮断器2A、2Bにも与えら
れており、切替遮断器2A、2Bの開閉によっていずれ
か一方の電力が中セクション1に供給される。尚、切替
遮断器2A、2Bをき電線5A、5Bと中セクション1
との間にそれぞれ介設し、き電線5A、5Bを介して交
流電源6A、6Bからの電力を中セクション1に供給す
るようにしてもよい。中セクション1とほぼ接地電位で
あるレール7との間には、CR装置3と計測用変圧器1
3が並列に接続されている。CR装置3は、直列接続さ
れたコンデンサC及びリアクトルLと、これらに対して
それぞれ並列接続された抵抗R1、R2とを備え、真空
遮断器で実現される切替遮断器2A、2Bの高周波再発
弧振動周期を長くすることで高周波再発弧振動を抑制す
ると共に、中セクション1に生じる過電圧を小さくし、
地上機器及び車両の絶縁への悪影響を小さくする。計測
用変圧器13は、比較的飽和しにくい構造で実現された
逓降変圧器であり、二次側に電圧測定装置14が接続さ
れており、後述する動作によって中セクション1の残留
電荷を低減する。本発明のき電区分用切替セクション装
置は、中セクション1、切替遮断器2A、2B、CR装
置3、計測用変圧器13を含んで構成されるが、CR装
置3はなくてもよい。
【0031】まず、き電区分用切替セクション装置にお
ける中セクション1への電力供給動作を説明する。電車
は、き電線5Aから中セクション1に進入し、き電線5
Bへ通過するものとする。電車進入待機状態では、切替
遮断器2Aが閉じており、切替遮断器2Bは開いてい
る。従って、この状態では中セクション1には交流電源
6Aからの電力が供給されている。今、電車が中セクシ
ョン1に進入完了すると、切替遮断器2Aを開く。その
後、一定時間(300msec程度)経過後に、切替遮
断器2Bを閉じる。従って、この状態では、中セクショ
ン1には交流電源6Bからの電力が供給されている。電
車が中セクション1を通過してき電線5Bに進入完了す
ると、切替遮断器2Bを開き、さらに一定時間経過後に
切替遮断器2Aを閉じて、電車進入待機状態に復帰す
る。尚、切替遮断器2A、2Bの開閉制御は、図示しな
い制御手段からの切替信号に基づいて行われる。
【0032】次に、計測用変圧器13の作用を説明す
る。通常時は中セクション1に生じる電圧は変圧器13
の電磁誘導作用が分担している。また、変圧器13の二
次側に出力された電圧は、電圧測定装置14によって測
定されるが、電流はほとんど流れない。従って、通常時
では、流れる励磁電流は小さく、エネルギーロスも少な
い。
【0033】一方、切替遮断器2A、2Bの開閉時は、
飽和しにくい構造の計測用変圧器13の電磁誘導作用が
電圧を分担する。そのため、放電突入電流及び励磁突入
電流を抑制できる。また、放電突入電流が変圧器13の
一次側の巻線抵抗を流れることによって、中セクション
1の残留電荷を低減することができる。
【0034】以上のように本実施の形態によれば、非常
に簡易な構成で中セクション1の残留電荷の低減を実現
することができる。また、通常時に変圧器13を流れる
電流は少なく、従って発熱が少なく、省エネルギー性に
優れると共に、部品の寿命も長くなりメンテナンス上も
有利である。さらに、可動部分がないため騒音が少な
く、また可動部分の保守、交換等を行う必要がなく、メ
ンテナンスコストを削減することができる。
【0035】また、電圧測定装置14を接続したことに
よって、中セクション1の電圧を必要な時に測定できる
ようになる。例えば、通常時であれば中セクション1に
交流電源6A、6Bから所定の電力(電圧)が供給され
ているか否かを確認することができ、切替遮断器2A、
2Bの開閉時であれば中セクション1に生じる電圧が変
化するタイミングを読取ることによって遮断器2A、2
Bの切替え時間を知ることができる。
【0036】図2は、図1に示す第1実施形態の変形例
を示す回路図である。この変形例は、抵抗器8を変圧器
13の一次側巻線に対して直列に接続している。これに
よって、回路定数の調整を行うことができる。また、切
替遮断器2A、2Bの開閉時に中セクション1に生じる
電圧の一部を分担することによって電流が流れ、放電突
入電流と励磁突入電流の抑制、及び中セクション1の残
留電荷の低減に寄与することができる。
【0037】図3は、本発明の第2実施形態を示す回路
図である。第2実施形態の構成は、図1に示す第1実施
形態の構成において、計測用変圧器13の二次側に制御
装置11を介在して抵抗器12を接続したものである。
第2実施形態では、通常時は、中セクション1に生じる
電圧は変圧器13の電磁誘導作用が分担している。ま
た、変圧器13の二次側に出力された電圧は、電圧測定
装置14によって測定されるが、制御装置11によって
遮断されて抵抗器12には与えられないので、電流はほ
とんど流れない。従って、通常時では、流れる励磁電流
は小さく、エネルギーロスも少ない。
【0038】一方、切替遮断器2A、2Bの開閉時の動
作は、基本的には上記第1実施形態と同じである。さら
に、第2実施形態では、飽和しにくい構造の計測用変圧
器13を用いているので、飽和しない範囲では二次側へ
の出力電圧が期待できる。従って、この出力電圧を抵抗
器12に与えて電流を流すことによって、中セクション
1の残留電荷エネルギーを消費することができる。
【0039】以上のように第2実施形態においても、第
1実施形態と同様の効果が得られる。また、図4に示す
変形例のように、計測用変圧器13の一次側巻線に対し
て直列に抵抗器8を接続してもよい。この抵抗器8の役
割は、図2の場合と同じである。
【0040】図5は、本発明の第3実施形態を示す回路
図である。第3実施形態の構成は、図3に示す第2実施
形態の構成において、計測用変圧器13の一次側巻線に
対して直列にリアクトル15を接続したものである。リ
アクトル15は、変圧器13よりも飽和しにくい構造で
構成されている。第3実施形態における通常時の動作
は、中セクション1に生じる電圧は主として変圧器13
の電磁誘導作用が分担し、リアクトル15の電磁誘導作
用はほとんど分担していないので、上述の第2実施形態
の場合と同様である。
【0041】一方、切替遮断器2A、2Bの開閉時の動
作は、過渡現象によって変圧器13は飽和しやすく、分
担する電圧が低下するが、これに代わって飽和しにくい
構造のリアクトル15の電磁誘導作用が電圧を分担する
ように分担電圧が変化する。従って、放電突入電流及び
励磁突入電流を抑制することができる。また、変圧器1
3が飽和しない範囲では、二次側への出力電圧が期待で
きるので、当該出力電圧を抵抗器12に与えて電流を流
すことによって、中セクション1の残留電荷エネルギー
を消費することができる。
【0042】以上のように第3実施形態においても、第
1実施形態と同様の効果が得られる。また、図6に示す
変形例のように、計測用変圧器13の一次側巻線に対し
て直列に抵抗器8を接続してもよい。この抵抗器8の役
割は、図2の場合と同じである。
【0043】図7は、本発明の第4の実施形態を示す回
路図である。第4実施形態の構成は、図1に示す第1実
施形態の構成において、計測用変圧器13に対して直列
に別の変圧器16を接続したものである。変圧器16
は、逓降変圧器であり、変圧器13よりも飽和しにくい
構造で実現され、その二次側には抵抗器12が接続され
ている。第4実施形態における通常時の動作は、中セク
ション1に生じる電圧は主として変圧器13の電磁誘導
作用が分担し、変圧器16の電磁誘導作用はほとんど分
担しないので、抵抗器12に電流はほとんど流れず、上
述の第1実施形態の場合と同様である。
【0044】一方、切替遮断器2A、2Bの開閉時は、
過渡現象によって変圧器13は飽和しやすく、分担する
電圧が低下するが、これに代わって飽和しにくい構造の
変圧器16の電磁誘導作用が電圧を分担するように分担
電圧が変化する。従って、放電突入電流及び励磁突入電
流を抑制することができる。また、変圧器16が飽和し
ない範囲では、二次側への出力電圧が期待できるので、
当該出力電圧は抵抗器12に与えられて電流が流れるの
で、中セクション1の残留電荷エネルギーを消費するこ
とができる。
【0045】以上のように第4実施形態においても、第
1実施形態と同様の効果が得られる。また、図8に示す
変形例のように、計測用変圧器13の一次側巻線に対し
て直列に抵抗器8を接続してもよい。この抵抗器8の役
割は、図2の場合と同じである。
【0046】図9は、本発明の第5実施形態の構成を示
す回路図である。第5実施形態の構成は、図1に示す第
1実施形態の構成において、計測用変圧器13に代えて
リアクトル4を接続したものである。このリアクトル4
は、そのインピーダンスが、高周波再発弧振動の周波数
に対してはCR装置3のインピーダンスよりも大きいも
のが用いられる。第5実施形態では、通常時は、中セク
ション1に生じる電圧はリアクトル4の電磁誘導作用が
分担している。この状態では、流れる励磁電流は小さ
く、エネルギーロスも少ない。
【0047】一方、電力供給を切替えるために閉じてい
る切替遮断器2A又は2Bを開くと、過渡現象によって
リアクトル4は飽和しやすく、リアクトル4の電磁誘導
作用の分担する電圧が低下し、かつ放電突入電流が発生
する。このときは、リアクトル4の巻線抵抗が電圧を分
担することになり、適正な電流が流れる。この電流が流
れることによって、中セクション1の残留電荷が速やか
に低減されると共に、放電突入電流も抑制することがで
きる。続いて、中セクション1に電力を供給するために
切替遮断器2B又は2Aを閉じるとき、切替遮断器に生
じる高周波再発弧振動はCR装置3によって抑制され、
過電圧の発生が抑制される。また、過渡現象によってリ
アクトル4は飽和しやすく、リアクトル4の電磁誘導作
用の分担する電圧が低下し、かつ、励磁突入電流が発生
するが、このときも、上記と同様にリアクトル4の巻線
抵抗が電圧を分担することになり、適正な電流が流れ
る。この電流が流れることによって、励磁突入電流を抑
制することができる。また、中セクション1の残留電荷
は、切替遮断器2A又は2Bを開いたときにかなり低減
されており、さらに上述したリアクトル4の巻線抵抗に
流れる電流は中セクション1の電圧を下げる方向に働く
ので、切替遮断器2B又は2Aを閉じたときでも過電圧
は発生しないか、あるいは発生しても従来に比べてかな
り低減される。
【0048】以上のように第5実施形態においても、第
1実施形態と同様の効果が得られる。さらに、図10に
示す変形例のように、リアクトル4に対して直列に抵抗
器8を接続してもよい。この抵抗器8の役割は、図2の
場合と同じである。尚、切替遮断器2A、2Bに高周波
再発弧振動が生じない場合、あるいは生じても地上機器
等への影響が少ない場合は、CR装置3は不要であり、
リアクトル4単独でもよい。
【0049】図11は、本発明の第6実施形態の構成を
示す回路図である。第6実施形態の構成は、図9に示す
第5実施形態の構成において、リアクトル9をリアクト
ル4に対して直列に接続したものである。リアクトル9
は、リアクトル4よりも飽和しにくい構造で実現されて
いる。第6実施形態では、通常時は、中セクション1に
生じる電圧はリアクトル4の電磁誘導作用が主に分担
し、リアクトル9の電磁誘導作用はほとんど分担してい
ない。この状態では、流れる励磁電流は小さく、エネル
ギーロスも少ない。
【0050】一方、切替遮断器2A又は2Bの開閉時
は、過渡現象によってリアクトル4は飽和しやすく、分
担する電圧が低下するが、これに代わってリアクトル9
の電磁誘導作用が電圧を分担するようになる(リアクト
ル4の巻線抵抗も電圧の一部を分担する)。これによっ
て、放電突入電流及び励磁突入電流を抑制することがで
きる。また、切替遮断器2A又は2Bを開いたときに放
電突入電流が流れることによって、中セクション1の残
留電荷を低減することができる。従って、切替遮断器2
A又は2Bを閉じたときに発生する過電圧を従来に比べ
て低くすることができる。さらに、切替遮断器に生じる
高周波再発弧振動はCR装置3によって抑制され、これ
によっても過電圧の発生が抑制される。
【0051】以上のように第6実施形態においても、第
5実施形態と同様の効果が得られる。また、図12に示
す変形例のように、抵抗器8をリアクトル4に対して直
列に接続しても良い。抵抗器8の役割は、図2の場合と
同じである。
【0052】図13は、本発明の第7実施形態の構成を
示す回路図である。第7実施形態の構成は、図5に示す
第5実施形態の構成において、変圧器10、制御装置1
1、抵抗器12を付加したものである。変圧器10は、
リアクトル4よりも飽和しにくい構造で実現された逓降
変圧器であり、一次側巻線がリアクトル4に対して直列
に接続され、二次側巻線には制御装置11を介在して抵
抗器12が接続される。制御装置11は、必要に応じて
抵抗器12に電流を流すための装置である。
【0053】第7実施形態では、通常時は、中セクショ
ン1に生じる電圧はリアクトル4の電磁誘導作用が主に
分担し、変圧器10の電磁誘導作用はほとんど分担して
いない。また、変圧器10の二次側に出力された電圧
は、制御装置11によって遮断されて抵抗器12には与
えられず、電流は流れない。従って、通常時では、流れ
る励磁電流は小さく、エネルギーロスも少ない。
【0054】一方、切替遮断器2A又は2Bの開閉時
は、過渡現象によってリアクトル4は飽和しやすく、分
担する電圧が低下するが、これに代わって変圧器10の
電磁誘導作用が電圧を分担するようになる。これによっ
て、放電突入電流及び励磁突入電流を抑制することがで
きる。従って、リアクトル4に過大な電流が流れること
を抑えることができ、電磁的及び熱的なストレスが緩和
され、寿命が長くなる。また、切替遮断器2A又は2B
を開いたときに、変圧器10の二次側に出力される電圧
を抵抗器12に与えて電流を流すことによって、中セク
ション1の残留電荷エネルギーを消費することができ
る。従って、切替遮断器2A又は2Bを閉じたときに発
生する過電圧を従来に比べて低くすることができる。さ
らに、切替遮断器に生じる高周波再発弧振動はCR装置
3によって抑制され、これによっても過電圧の発生が抑
制される。
【0055】以上のように第7実施形態においても、第
5実施形態と同様の効果が得られる。また、図14に示
す変形例のように、抵抗器8をリアクトル4に対して直
列に接続してもよい。抵抗器8の役割は、図2の場合と
同じである。
【0056】図15は、本発明の第8実施形態の構成を
示す回路図である。第8実施形態の構成は、図13に示
す第7実施形態において、リアクトル4を取り除いたも
のである。第8実施形態では、通常時は、中セクション
1に生じる電圧は変圧器10の電磁誘導作用が分担して
いる。また、変圧器10の二次側に出力された電圧は、
制御装置11によって遮断されて抵抗器12には与えら
れず、電流は流れない。従って、通常時では、流れる励
磁電流は小さく、エネルギーロスも少ない。
【0057】一方、切替遮断器2A、2Bの開閉時は、
過渡現象によって変圧器10は飽和しやすく、分担する
電圧が低下するが、これに代わって変圧器10の一次側
の巻線抵抗が電圧を分担するように変化する。従って、
この巻線抵抗に電流が流れることによって、放電突入電
流及び励磁突入電流を抑制することができる。これによ
って、変圧器10に過大な電流が流れることを抑えるこ
とができ、電磁的及び熱的なストレスが緩和され、寿命
が長くなる。また、切替遮断器2A、2Bを開いたとき
に、変圧器10の二次側に出力される電圧を抵抗器12
に与えて電流を流すことによって、中セクション1の残
留電荷エネルギーを消費することができる。尚、放電突
入電流が流れることも、中セクション1の残留電荷を低
減することに寄与する。従って、切替遮断器2A又は2
Bを閉じたときに発生する過電圧を従来に比べて低くす
ることができる。さらに、切替遮断器に生じる高周波再
発弧振動はCR装置3によって抑制され、これによって
も過電圧の発生が抑制される。
【0058】以上のように第8実施形態においても、第
5実施形態と同様の効果が得られる。尚、第8実施形態
では、過渡現象によって発生する突流がやや大きくなる
が、変圧器10の諸元を適切に設計することで、信頼性
の高いシステム設計が可能となる。また、図16に示す
変形例のように、抵抗器8を変圧器10の一次側に対し
て直列に接続してもよい。この抵抗器8の役割は、図2
の場合と同じである。
【0059】以上この発明の具体的な実施の形態につい
て説明したが、この発明は上記形態に限定されるもので
はなく、この発明の範囲内で種々変更して実施すること
ができる。例えば、主となるリアクトル4と直列接続さ
れたリアクトル9及び計測用変圧器13とリアクトル1
5を別々のものとして説明したが、1タンク内に両方を
組込むこともできるし、さらに鉄心の構成によっては1
個のものとして構成することができる。また、計測用変
圧器13と抵抗器12及び変圧器16と抵抗器12につ
いても、別々のものとして説明したが、1タンク内に両
方を組込むこともできる。
【0060】さらに抵抗器8、12は、単純な抵抗器で
あってもよいし、パワーエレクトロニクスによるチョッ
ピング作用で電流調整するものでもよく、その他放電抵
抗の電流調整機能と同等の機能を有するものであればよ
い。また、制御装置11は、単純な入り切りを制御する
装置やチョッピング作用で電流調整を制御するものでも
よく、その他抵抗の電流調整制御機能と同等の機能を有
するものであればよい。
【0061】
【発明の効果】以上のように本発明のき電区分用切替セ
クション装置によれば、簡易な構成で中セクションの残
留電荷を速やかに低減することができる。即ち、本発明
のき電区分用切替セクション装置は、通常時は主となる
リアクトルや変圧器等の電磁誘導作用が電圧を分担して
おり、流れる励磁電流もエネルギーロスも少なく、一
方、切替遮断器が開いて中セクションへの電力供給が遮
断された時は、過渡現象によって主となるリアクトル等
が飽和して分担電圧が低下し、これに伴って直列接続さ
れた他の飽和しにくいリアクトル等の電磁誘導作用や抵
抗分が電圧を分担し、適正な電流が流れるという特性を
有する。従って、例えば開閉器及びそれを制御する制御
装置などが不要であり、コンパクトなシステム構成が可
能である。また、必要なタイミングで電圧低減機能が自
動的に機能する自動化システムを実現することができ
る。さらに、通常時の発熱が少なく、省エネルギー性に
優れると共に部品寿命が長くなり、メンテナンス上も有
利である。そして、ほとんど可動部分のない静的な装置
であるので、騒音が少なく、可動部分の保守、交換作業
がほとんど不要であり、メンテナンスコストが安価にな
る。さらに、変圧器の二次側に抵抗器を接続した構成で
は、低圧側に負荷として機能する抵抗器が配置されるた
め、特高側での発熱がないので特高側機器の劣化が防止
され、装置の信頼性が高くなる。以上の点から、多頻度
で使用される状況下でも高い信頼性を維持することがで
きる。
【0062】また請求項1〜請求項5のいずれかのき電
区分用切替セクション装置によれば、中セクションの電
圧を随意に地上側で簡易に測定することができる。
【0063】さらに請求項6〜請求項11のいずれかの
き電区分用切替セクション装置によれば、CR装置によ
る高周波再発弧振動の抑制効果を維持しつつ、CR装置
のCに蓄積された電荷等、即ち中セクションの残留電荷
を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す回路図である。
【図2】上記第1実施形態の変形例を示す回路図であ
る。
【図3】本発明の第2実施形態を示す回路図である。
【図4】上記第2実施形態の変形例を示す回路図であ
る。
【図5】本発明の第3実施形態を示す回路図である。
【図6】上記第3実施形態の変形例を示す回路図であ
る。
【図7】本発明の第4実施形態を示す回路図である。
【図8】上記第4実施形態の変形例を示す回路図であ
る。
【図9】本発明の第5実施形態を示す回路図である。
【図10】上記第5実施形態の変形例を示す回路図であ
る。
【図11】本発明の第6実施形態を示す回路図である。
【図12】上記第6実施形態の変形例を示す回路図であ
る。
【図13】本発明の第7実施形態を示す回路図である。
【図14】上記第7実施形態の変形例を示す回路図であ
る。
【図15】本発明の第8実施形態を示す回路図である。
【図16】上記第8実施形態の変形例を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
1 中セクション 2A 切替遮断器 2B 切替遮断器 3 CR装置 4 リアクトル 5A き電線 5B き電線 6A 交流電源 6B 交流電源 7 レール 8 抵抗器 9 リアクトル 10 変圧器 11 制御装置 12 抵抗器 13 計測用変圧器 14 電圧測定装置 15 リアクトル 16 変圧器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 常藤 敏男 大阪府大阪市北区芝田二丁目4番24号 西 日本旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 柴川 久光 兵庫県西宮市大社町10番45号 株式会社指 月電機製作所内 (72)発明者 島田 一郎 兵庫県西宮市大社町10番45号 株式会社指 月電機製作所内 (72)発明者 西川 敏明 兵庫県西宮市大社町10番45号 株式会社指 月電機製作所内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2本のき電線(5A)(5B)間に配置
    される中セクション(1)と、上記2本のき電線(5
    A)(5B)にそれぞれ電力を供給する2つの交流電源
    (6A)(6B)からの電力を電車の進行に伴って選択
    的に切替えて上記中セクション(1)に供給する一対の
    切替遮断器(2A)(2B)とを備えるき電区分用切替
    セクション装置において、比較的飽和しにくい構造を持
    ち、一次側巻線が上記中セクション(1)とレール
    (7)または接地電位との間に接続され、二次側巻線に
    は電圧測定手段(14)が接続された計測用逓降変圧器
    (13)を備えたことを特徴とするき電区分用切替セク
    ション装置。
  2. 【請求項2】 上記計測用逓降変圧器(13)の二次側
    巻線に接続された抵抗器(12)を備えたことを特徴と
    する請求項1のき電区分用切替セクション装置。
  3. 【請求項3】 上記計測用逓降変圧器(13)の一次側
    巻線に対して直列に接続されたリアクトル(15)を備
    えたことを特徴とする請求項2のき電区分用切替セクシ
    ョン装置。
  4. 【請求項4】 上記計測用逓降変圧器(13)よりも飽
    和しにくい構造を持ち、一次側巻線が上記計測用逓降変
    圧器(13)の一次側巻線に対して直列に接続され、二
    次側巻線には抵抗器(12)が接続された第2の変圧器
    (16)を備えたことを特徴とする請求項1のき電区分
    用切替セクション装置。
  5. 【請求項5】 上記計測用逓降変圧器(13)の一次側
    巻線に対して直列に接続された抵抗器(8)を備えたこ
    とを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかのき電区
    分用切替セクション装置。
  6. 【請求項6】 2本のき電線(5A)(5B)間に配置
    される中セクション(1)と、上記2本のき電線(5
    A)(5B)にそれぞれ電力を供給する2つの交流電源
    (6A)(6B)からの電力を電車の進行に伴って選択
    的に切替えて上記中セクション(1)に供給する一対の
    切替遮断器(2A)(2B)とを備えるき電区分用切替
    セクション装置において、上記中セクション(1)とレ
    ール(7)または接地電位との間に接続されたCR装置
    (3)と、上記CR装置(3)に並列に接続されたリア
    クトル(4)とを備えたことを特徴とするき電区分用切
    替セクション装置。
  7. 【請求項7】 上記リアクトル(4)に対して直列に接
    続されると共に、上記リアクトル(4)よりも飽和しに
    くい構造を持つ第2のリアクトル(9)を備えたことを
    特徴とする請求項6のき電区分用切替セクション装置。
  8. 【請求項8】 上記リアクトル(4)よりも飽和しにく
    い構造を持ち、一次側巻線が上記リアクトル(4)に対
    して直列に接続され、二次側巻線には抵抗器(12)が
    接続された変圧器(10)を備えたことを特徴とする請
    求項6のき電区分用切替セクション装置。
  9. 【請求項9】 上記リアクトル(4)に対して直列に接
    続された抵抗器(8)を備えたことを特徴とする請求項
    6〜請求項8のいずれかのき電区分用切替セクション装
    置。
  10. 【請求項10】 2本のき電線(5A)(5B)間に配
    置される中セクション(1)と、上記2本のき電線(5
    A)(5B)にそれぞれ電力を供給する2つの交流電源
    (6A)(6B)からの電力を電車の進行に伴って選択
    的に切替えて上記中セクション(1)に供給する一対の
    切替遮断器(2A)(2B)とを備えるき電区分用切替
    セクション装置において、上記中セクション(1)とレ
    ール(7)または接地電位との間に接続されたCR装置
    (3)と、一次側巻線が上記CR装置(3)に並列に接
    続され、二次側巻線には抵抗器(12)が接続された変
    圧器(10)とを備えたことを特徴とするき電区分用切
    替セクション装置。
  11. 【請求項11】 上記変圧器(10)の一次側巻線に対
    して直列に接続された第2の抵抗器(8)を備えたこと
    を特徴とする請求項10のき電区分用切替セクション装
    置。
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