JPH11208300A - 産業車両における油圧駆動式アクスルの冷却構造 - Google Patents
産業車両における油圧駆動式アクスルの冷却構造Info
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- JPH11208300A JPH11208300A JP1301898A JP1301898A JPH11208300A JP H11208300 A JPH11208300 A JP H11208300A JP 1301898 A JP1301898 A JP 1301898A JP 1301898 A JP1301898 A JP 1301898A JP H11208300 A JPH11208300 A JP H11208300A
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- Japan
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- cooling
- axle
- hydraulically driven
- driven axle
- cooling structure
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- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 油圧ポンプと油圧モータを内蔵したユニット
形式の油圧駆動式アクスル(H.S.T)を産業車両に適用
する場合、この種の車両は低速走行が主体であるので、
走行風による冷却効果が期待できず、このため、油圧駆
動式アクスルに封入した作動油が熱膨張して劣化する等
の問題を生ずるおそれがある。本発明は、油圧駆動式ア
クスルを積極的に冷却することにより、この油圧駆動式
アクスルをフォークリフト等の産業車両に適用できるよ
うにすることを目的とする。 【解決手段】 プロペラシャフト5の回転を利用して、
冷却ファン20を回転させ、これにより発生する風で油
圧駆動式アクスル(デファレンシャル装置)4を積極的
に冷却する構成とする。
形式の油圧駆動式アクスル(H.S.T)を産業車両に適用
する場合、この種の車両は低速走行が主体であるので、
走行風による冷却効果が期待できず、このため、油圧駆
動式アクスルに封入した作動油が熱膨張して劣化する等
の問題を生ずるおそれがある。本発明は、油圧駆動式ア
クスルを積極的に冷却することにより、この油圧駆動式
アクスルをフォークリフト等の産業車両に適用できるよ
うにすることを目的とする。 【解決手段】 プロペラシャフト5の回転を利用して、
冷却ファン20を回転させ、これにより発生する風で油
圧駆動式アクスル(デファレンシャル装置)4を積極的
に冷却する構成とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば荷役作業
用フォークリフト等の産業車両における油圧駆動式アク
スルを冷却するための装置に関する。
用フォークリフト等の産業車両における油圧駆動式アク
スルを冷却するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば遊園地等に設備されて
いるゴーカートには、ケース内に油圧ポンプや油圧モー
タをコンパクトに組み込んだ油圧駆動式アクスル(H.
S.T)が用いられているが、この油圧駆動式アクスル
を用いた産業車両は提供されていない。フォークリフト
等の産業車両にこの油圧駆動式アクスルを採用すること
により産業車両をより一層小型化することができ、これ
により例えば農作業や芝刈りに適した軽作業用の産業車
両を提供することができる。
いるゴーカートには、ケース内に油圧ポンプや油圧モー
タをコンパクトに組み込んだ油圧駆動式アクスル(H.
S.T)が用いられているが、この油圧駆動式アクスル
を用いた産業車両は提供されていない。フォークリフト
等の産業車両にこの油圧駆動式アクスルを採用すること
により産業車両をより一層小型化することができ、これ
により例えば農作業や芝刈りに適した軽作業用の産業車
両を提供することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フォー
クリフト等の産業車両は低速走行が主体であるため走行
風による油圧駆動式アクスルの冷却効果を期待すること
はできない。又、フォークリフトは車両前部に荷物を積
載して走行することが多いため、この点でも油圧駆動式
アクスルの冷却が不十分になることが考えられる。更
に、この油圧駆動式アクスル内の作動油は、通常の機械
式デフケースに収容される潤滑油とは異なって高温にな
り易く、この点でも当該油圧駆動式アクスルの冷却が必
要となる。この種の油圧機器において、作動油の冷却が
十分になされないと熱膨張により劣化し、或いは他の機
器に悪影響を及ぼすため、油圧駆動式アクスルを採用す
るに当たっては、作動油の冷却を十分に考慮する必要が
ある。本発明は、この問題に鑑みなされたもので、油圧
駆動式アクスルを備えた産業車両において当該油圧駆動
式アクスルを効果的に冷却することができる冷却構造を
提供することを目的とする。
クリフト等の産業車両は低速走行が主体であるため走行
風による油圧駆動式アクスルの冷却効果を期待すること
はできない。又、フォークリフトは車両前部に荷物を積
載して走行することが多いため、この点でも油圧駆動式
アクスルの冷却が不十分になることが考えられる。更
に、この油圧駆動式アクスル内の作動油は、通常の機械
式デフケースに収容される潤滑油とは異なって高温にな
り易く、この点でも当該油圧駆動式アクスルの冷却が必
要となる。この種の油圧機器において、作動油の冷却が
十分になされないと熱膨張により劣化し、或いは他の機
器に悪影響を及ぼすため、油圧駆動式アクスルを採用す
るに当たっては、作動油の冷却を十分に考慮する必要が
ある。本発明は、この問題に鑑みなされたもので、油圧
駆動式アクスルを備えた産業車両において当該油圧駆動
式アクスルを効果的に冷却することができる冷却構造を
提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の冷却構造は、低速で走行する車両に適用され、アクス
ルケース内に油圧ポンプ及び油圧モータを内蔵したユニ
ット構造の油圧駆動式アクスルを冷却するための冷却構
造であって、前記油圧駆動式アクスルの入力回転を利用
して冷却ファンを回転させ、該冷却ファンの回転により
該油圧駆動式アクスルを冷却する構成とした。この冷却
構造によれば、油圧駆動式アクスルに回転駆動力が入力
されている間は冷却ファンが回転し続けるので、その間
当該油圧駆動式アクスルを積極的に冷却してその作動油
の熱膨張を確実に抑制することができる。このことから
低速走行が主体であるために走行風による冷却効果を期
待できない産業車両にもこの油圧駆動式アクスルを用い
ることができる。
の冷却構造は、低速で走行する車両に適用され、アクス
ルケース内に油圧ポンプ及び油圧モータを内蔵したユニ
ット構造の油圧駆動式アクスルを冷却するための冷却構
造であって、前記油圧駆動式アクスルの入力回転を利用
して冷却ファンを回転させ、該冷却ファンの回転により
該油圧駆動式アクスルを冷却する構成とした。この冷却
構造によれば、油圧駆動式アクスルに回転駆動力が入力
されている間は冷却ファンが回転し続けるので、その間
当該油圧駆動式アクスルを積極的に冷却してその作動油
の熱膨張を確実に抑制することができる。このことから
低速走行が主体であるために走行風による冷却効果を期
待できない産業車両にもこの油圧駆動式アクスルを用い
ることができる。
【0005】請求項2記載の冷却構造は、請求項1記載
の冷却構造であって、油圧駆動式アクスルは車両前側に
配置し、車両後ろ側に配置した駆動源から回転動力を入
力する構成とした。この冷却構造によれば、コンパクト
な油圧駆動式アクスルが車両前側に位置するので、エン
ジンを前側に配置する構成に比して前方視界を損なうこ
とはない。
の冷却構造であって、油圧駆動式アクスルは車両前側に
配置し、車両後ろ側に配置した駆動源から回転動力を入
力する構成とした。この冷却構造によれば、コンパクト
な油圧駆動式アクスルが車両前側に位置するので、エン
ジンを前側に配置する構成に比して前方視界を損なうこ
とはない。
【0006】請求項3記載の冷却構造は、請求項1又は
2記載の冷却構造であって、油圧駆動式アクスルの入力
軸と、該入力軸に連結するプロペラシャフトとの間に、
冷却用のファンを介在させた構成とした。この冷却構造
によっても、プロペラシャフトの回転により油圧駆動式
アクスルに回転動力が入力されている間、冷却用ファン
が回転し続けるので当該油圧駆動式アクスルが積極的に
冷却され、従って上記と同様の作用効果を奏する。
2記載の冷却構造であって、油圧駆動式アクスルの入力
軸と、該入力軸に連結するプロペラシャフトとの間に、
冷却用のファンを介在させた構成とした。この冷却構造
によっても、プロペラシャフトの回転により油圧駆動式
アクスルに回転動力が入力されている間、冷却用ファン
が回転し続けるので当該油圧駆動式アクスルが積極的に
冷却され、従って上記と同様の作用効果を奏する。
【0007】請求項4記載の冷却構造は、請求項1又は
2記載の冷却構造であって、油圧駆動式アクスルの入力
軸に連結するプロペラシャフトに冷却ファンを一体に設
けた構成とした。この冷却構造によれば、部品点数を増
やすことなく、上記作用効果を得ることができる。
2記載の冷却構造であって、油圧駆動式アクスルの入力
軸に連結するプロペラシャフトに冷却ファンを一体に設
けた構成とした。この冷却構造によれば、部品点数を増
やすことなく、上記作用効果を得ることができる。
【0008】請求項5記載の冷却構造は、請求項1〜4
のいずれかに記載した冷却構造であって、油圧駆動式ア
クスルのケース外面に冷却用の放熱板を設けた構成とし
た。この冷却構造によれば、放熱板によって一定の冷却
効果を得ることができるので、冷却用ファンの冷却効果
と相俟って当該油圧駆動式アクスルをより効率よく冷却
することができる。
のいずれかに記載した冷却構造であって、油圧駆動式ア
クスルのケース外面に冷却用の放熱板を設けた構成とし
た。この冷却構造によれば、放熱板によって一定の冷却
効果を得ることができるので、冷却用ファンの冷却効果
と相俟って当該油圧駆動式アクスルをより効率よく冷却
することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図1〜
図3に基づいて説明する。図1は、本実施形態に係る冷
却構造を備えたフォークリフト1の全体を示している。
産業車両の一例としての上記フォークリフト1の全体構
成については特に変更を要しないが、図中2はボディで
あり、このボディ2の内側にエンジン3と、油圧式油圧
駆動式アクスル4と、エンジン3と油圧式油圧駆動式ア
クスル4を連結するプロペラシャフト5を備えている。
又、図中6は車幅方向に2本平行に配置したマストであ
り、両マスト6,6により、フォーク7が昇降動可能に
支持されている。なお、図示はされていないがフォーク
7は油圧シリンダを駆動源として昇降動する。更に、図
中8は操舵用のハンドルであり、9は座席であり、10
は前後進操作及び加減速操作をするための足踏みペダル
を示している。又、21は左右一対の前輪(駆動輪)、
22は同じく左右一対の後輪(従動輪)を示している。
図3に基づいて説明する。図1は、本実施形態に係る冷
却構造を備えたフォークリフト1の全体を示している。
産業車両の一例としての上記フォークリフト1の全体構
成については特に変更を要しないが、図中2はボディで
あり、このボディ2の内側にエンジン3と、油圧式油圧
駆動式アクスル4と、エンジン3と油圧式油圧駆動式ア
クスル4を連結するプロペラシャフト5を備えている。
又、図中6は車幅方向に2本平行に配置したマストであ
り、両マスト6,6により、フォーク7が昇降動可能に
支持されている。なお、図示はされていないがフォーク
7は油圧シリンダを駆動源として昇降動する。更に、図
中8は操舵用のハンドルであり、9は座席であり、10
は前後進操作及び加減速操作をするための足踏みペダル
を示している。又、21は左右一対の前輪(駆動輪)、
22は同じく左右一対の後輪(従動輪)を示している。
【0010】さて、本実施形態に係る冷却構造の特徴
は、上記油圧式油圧駆動式アクスル4を冷却するための
冷却ファン20を備えている点にある。この冷却構造の
詳細が図2に示されている。油圧駆動式アクスル4は従
来より一般的に用いられているもので、アクスルケース
内に油圧ポンプと左右一対の油圧モータを内蔵したユニ
ット構造を有するもので、入力軸4a(ポンプ軸)に連
結したプロペラシャフト5を経て入力されるエンジン3
の回転駆動力により上記油圧ポンプを作動させ、これに
より発生する圧油により両油圧モータを回転させて左右
前輪21,21を回転させる。
は、上記油圧式油圧駆動式アクスル4を冷却するための
冷却ファン20を備えている点にある。この冷却構造の
詳細が図2に示されている。油圧駆動式アクスル4は従
来より一般的に用いられているもので、アクスルケース
内に油圧ポンプと左右一対の油圧モータを内蔵したユニ
ット構造を有するもので、入力軸4a(ポンプ軸)に連
結したプロペラシャフト5を経て入力されるエンジン3
の回転駆動力により上記油圧ポンプを作動させ、これに
より発生する圧油により両油圧モータを回転させて左右
前輪21,21を回転させる。
【0011】又、この油圧式油圧駆動式アクスル4は、
油圧モータへの圧油の流量を無段階で変化させ、且つ圧
油の流れる方向を切り替えるためのコントロールバルブ
を備えている。このコントロールバルブの切り替えレバ
ーと上記足踏みペダル10が機械的に連結されている。
従って、足踏みペダル10を爪先で前側へ踏み込むと当
該フォークリフト1が前進し、踏み込み量を変化させる
ことにより加減速させることができる。又、この足踏み
ペダル10を踵で後ろ側に踏み込むと当該フォークリフ
ト1が後進する。いずれの側にも踏み込まなければ、コ
ントロールバルブは閉じられて油圧モータは停止し、従
って当該変速機4はニュートラル状態に切り替わる。な
お、左右前輪21,21に加わる回転抵抗が異なる場
合、両輪21,21は回転抵抗に応じた回転数で回転す
るので、当該油圧駆動式アクスル4は差動装置(デファ
レンシャル装置)としても機能する。
油圧モータへの圧油の流量を無段階で変化させ、且つ圧
油の流れる方向を切り替えるためのコントロールバルブ
を備えている。このコントロールバルブの切り替えレバ
ーと上記足踏みペダル10が機械的に連結されている。
従って、足踏みペダル10を爪先で前側へ踏み込むと当
該フォークリフト1が前進し、踏み込み量を変化させる
ことにより加減速させることができる。又、この足踏み
ペダル10を踵で後ろ側に踏み込むと当該フォークリフ
ト1が後進する。いずれの側にも踏み込まなければ、コ
ントロールバルブは閉じられて油圧モータは停止し、従
って当該変速機4はニュートラル状態に切り替わる。な
お、左右前輪21,21に加わる回転抵抗が異なる場
合、両輪21,21は回転抵抗に応じた回転数で回転す
るので、当該油圧駆動式アクスル4は差動装置(デファ
レンシャル装置)としても機能する。
【0012】又、この油圧駆動式アクスル4のケース外
面には内部の熱を放散するための放熱板4b〜4bが形
成されている。
面には内部の熱を放散するための放熱板4b〜4bが形
成されている。
【0013】次に、上記プロペラシャフト5の後ろ側連
結部と、油圧式油圧駆動式アクスル4の入力軸4aとの
間には冷却ファン20が取り付けられている。このた
め、プロペラシャフト5が回転すると、油圧式油圧駆動
式アクスル4の入力軸4aが回転するとともにこの冷却
ファン20も一体で回転し、これにより発生する冷却風
により当該油圧駆動式アクスル4が冷却されるようにな
っている。このことから、エンジン3が始動してプロペ
ラシャフト5が回転している間は、この冷却ファン20
が回転し、従って当該油圧駆動式アクスル4が冷却され
る。
結部と、油圧式油圧駆動式アクスル4の入力軸4aとの
間には冷却ファン20が取り付けられている。このた
め、プロペラシャフト5が回転すると、油圧式油圧駆動
式アクスル4の入力軸4aが回転するとともにこの冷却
ファン20も一体で回転し、これにより発生する冷却風
により当該油圧駆動式アクスル4が冷却されるようにな
っている。このことから、エンジン3が始動してプロペ
ラシャフト5が回転している間は、この冷却ファン20
が回転し、従って当該油圧駆動式アクスル4が冷却され
る。
【0014】このように本実施形態の冷却構造によれ
ば、油圧駆動式アクスル4の回転動作を利用して冷却フ
ァン20を回転させ、これにより当該油圧駆動式アクス
ル4ひいてはその内部に収容した作動油を積極的に冷却
することができるので、当該作動油の熱膨張を抑制して
従来のような噴き出しを確実に防止することができる。
ば、油圧駆動式アクスル4の回転動作を利用して冷却フ
ァン20を回転させ、これにより当該油圧駆動式アクス
ル4ひいてはその内部に収容した作動油を積極的に冷却
することができるので、当該作動油の熱膨張を抑制して
従来のような噴き出しを確実に防止することができる。
【0015】又、油圧駆動式アクスル4のケース外面に
は放熱板4b〜4bが形成されており、これによっても
一定の冷却効果を得ることができ、上記冷却ファン20
による冷却効果と相俟って一層確実な作動油の冷却を行
うことができる。
は放熱板4b〜4bが形成されており、これによっても
一定の冷却効果を得ることができ、上記冷却ファン20
による冷却効果と相俟って一層確実な作動油の冷却を行
うことができる。
【0016】次に、以上説明した実施形態には、種々変
更を加えることが可能である。例えば、油圧駆動式アク
スル4の入力軸4aとプロペラシャフト5との間にジョ
イントが介装される場合には、このジョイントに冷却フ
ァンを取り付ける構成としてもよい。
更を加えることが可能である。例えば、油圧駆動式アク
スル4の入力軸4aとプロペラシャフト5との間にジョ
イントが介装される場合には、このジョイントに冷却フ
ァンを取り付ける構成としてもよい。
【0017】又、上記例示した冷却構造では別体の冷却
ファン20を取り付けた構成を示したが、図3に示すよ
うにプロペラシャフト5に一体に設ける構成としてもよ
い。図3(A)は4枚羽根の冷却ファン25aを一体に
形成したプロペラシャフト25を示し、図3(B)はス
クリュー形の冷却ファン26aを一体に形成したプロペ
ラシャフト26を示している。これらの場合も、冷却フ
ァン25a,26aをプロペラシャフト25,26の後
端部寄りに形成しておくことにより、前記別体形の冷却
ファン20と同様の作用効果を得ることができる。
ファン20を取り付けた構成を示したが、図3に示すよ
うにプロペラシャフト5に一体に設ける構成としてもよ
い。図3(A)は4枚羽根の冷却ファン25aを一体に
形成したプロペラシャフト25を示し、図3(B)はス
クリュー形の冷却ファン26aを一体に形成したプロペ
ラシャフト26を示している。これらの場合も、冷却フ
ァン25a,26aをプロペラシャフト25,26の後
端部寄りに形成しておくことにより、前記別体形の冷却
ファン20と同様の作用効果を得ることができる。
【0018】しかも、この一体形の冷却ファン25a,
26aによれば、プロペラシャフト25,26と一体で
取り扱うことができるので、組み付け段階で手間がかか
らず、且つ部品段階での持ち運びに便利であるとともに
メンテナンス性にも優れている。尚、この一体形のプロ
ペラシャフト25,26を箱詰めする場合には冷却ファ
ン25a,26aが径方向にはみ出しているので、前記
別体形のプロペラシャフト5よりもかさ張りその分だけ
効率のよい箱詰めを行うことができない。従って、部品
段階での箱詰めを考慮すれば、前記例示した別体形の冷
却ファン20が望ましい。
26aによれば、プロペラシャフト25,26と一体で
取り扱うことができるので、組み付け段階で手間がかか
らず、且つ部品段階での持ち運びに便利であるとともに
メンテナンス性にも優れている。尚、この一体形のプロ
ペラシャフト25,26を箱詰めする場合には冷却ファ
ン25a,26aが径方向にはみ出しているので、前記
別体形のプロペラシャフト5よりもかさ張りその分だけ
効率のよい箱詰めを行うことができない。従って、部品
段階での箱詰めを考慮すれば、前記例示した別体形の冷
却ファン20が望ましい。
【0019】又、エンジン3を駆動源とするフォークリ
フト1に適用した場合を例示したが、これに代えて電動
モータを駆動源とするバッテリー式のフォークリフトに
も同様に適用することができる。
フト1に適用した場合を例示したが、これに代えて電動
モータを駆動源とするバッテリー式のフォークリフトに
も同様に適用することができる。
【0020】更に、以上説明した実施形態では、産業車
両の一例としてフォークリフト1を例示したが、本発明
は例えば自走型の芝刈り機、ショベルカー、或いは農作
業用の運搬車等その他の産業車両にも広く適用すること
ができ、特に油圧式油圧駆動式アクスルを備えた比較的
小型の産業車両に適用することにより大きな効果を得る
ことができる。
両の一例としてフォークリフト1を例示したが、本発明
は例えば自走型の芝刈り機、ショベルカー、或いは農作
業用の運搬車等その他の産業車両にも広く適用すること
ができ、特に油圧式油圧駆動式アクスルを備えた比較的
小型の産業車両に適用することにより大きな効果を得る
ことができる。
【図1】フォークリフトの全体側面図である。
【図2】本発明の実施形態を示す図であり、冷却ファン
の取り付け状態を示す分解斜視図である。
の取り付け状態を示す分解斜視図である。
【図3】本発明の別実施形態を示す図であって、冷却フ
ァン一体形のプロペラシャフトの斜視図である。分図
(A)は4枚羽根タイプを示し、分図(B)はスクリュ
ー羽根タイプを示す。
ァン一体形のプロペラシャフトの斜視図である。分図
(A)は4枚羽根タイプを示し、分図(B)はスクリュ
ー羽根タイプを示す。
1…フォークリフト(産業車両) 2…ボディ 3…エンジン 4…油圧式油圧駆動式アクスル(デファレンシャル装
置) 4a…出力軸、4b…放熱板 5…プロペラシャフト 6…マスト 7…フォーク 8…ハンドル 9…座席 10…足踏みペダル 20…冷却ファン 21…前輪 22…後輪 25…プロペラシャフト、25a…一体形冷却ファン
(4枚羽根タイプ) 26…プロペラシャフト、26a…一体形冷却ファン
(スクリュータイプ)
置) 4a…出力軸、4b…放熱板 5…プロペラシャフト 6…マスト 7…フォーク 8…ハンドル 9…座席 10…足踏みペダル 20…冷却ファン 21…前輪 22…後輪 25…プロペラシャフト、25a…一体形冷却ファン
(4枚羽根タイプ) 26…プロペラシャフト、26a…一体形冷却ファン
(スクリュータイプ)
Claims (5)
- 【請求項1】 低速で走行する車両に適用され、アクス
ルケース内に油圧ポンプ及び油圧モータを内蔵したユニ
ット構造の油圧駆動式アクスルを冷却するための冷却構
造であって、前記油圧駆動式アクスルの入力回転を利用
して冷却ファンを回転させ、該冷却ファンの回転により
該油圧駆動式アクスルを冷却する構成とした産業車両に
おける油圧駆動式アクスルの冷却構造。 - 【請求項2】 請求項1記載の冷却構造であって、油圧
駆動式アクスルは車両前側に配置し、車両後ろ側に配置
した駆動源から回転動力を入力する構成とした産業車両
における油圧駆動式アクスルの冷却構造。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載の冷却構造であっ
て、油圧駆動式アクスルの入力軸と、該入力軸に連結す
るプロペラシャフトとの間に、冷却用のファンを介在さ
せた構成とした産業車両における油圧駆動式アクスルの
冷却構造。 - 【請求項4】 請求項1又は2記載の冷却構造であっ
て、油圧駆動式アクスルの入力軸に連結するプロペラシ
ャフトに冷却ファンを一体に設けた構成とした産業車両
における油圧駆動式アクスルの冷却構造。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載した冷却
構造であって、油圧駆動式アクスルのケース外面に冷却
用の放熱板を設けた構成とした産業車両における油圧駆
動式アクスルの冷却構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1301898A JPH11208300A (ja) | 1998-01-26 | 1998-01-26 | 産業車両における油圧駆動式アクスルの冷却構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1301898A JPH11208300A (ja) | 1998-01-26 | 1998-01-26 | 産業車両における油圧駆動式アクスルの冷却構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11208300A true JPH11208300A (ja) | 1999-08-03 |
Family
ID=11821420
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1301898A Pending JPH11208300A (ja) | 1998-01-26 | 1998-01-26 | 産業車両における油圧駆動式アクスルの冷却構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11208300A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100821141B1 (ko) | 2006-10-31 | 2008-04-14 | 현대자동차주식회사 | 리어액슬의 냉각성 향상을 위한 가변형 냉각장치 |
CN103821917A (zh) * | 2012-11-15 | 2014-05-28 | F·波尔希名誉工学博士公司 | 用于冷却机动车辆的车桥差速器的装置和方法 |
-
1998
- 1998-01-26 JP JP1301898A patent/JPH11208300A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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