JPH11207923A - 印刷装置および版胴 - Google Patents

印刷装置および版胴

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JPH11207923A
JPH11207923A JP1599098A JP1599098A JPH11207923A JP H11207923 A JPH11207923 A JP H11207923A JP 1599098 A JP1599098 A JP 1599098A JP 1599098 A JP1599098 A JP 1599098A JP H11207923 A JPH11207923 A JP H11207923A
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JP
Japan
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plate cylinder
ink
doctor
cylinder
printing
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP1599098A
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English (en)
Inventor
Shinichi Handa
田 晋 一 半
Takehiko Ichise
瀬 武 彦 市
Akihiko Igarashi
昭 彦 五十嵐
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 版胴上でドクタブレードにより掻き取られた
インキが版胴の両側面に流入することを防止する。 【解決手段】 版胴11の両端部14に、円周方向に沿
って一対の溝部13が形成されている。ドクタ15のブ
レード16が版胴11表面のインキを掻き取ると、イン
キは版胴11を伝って側方へ流れ、溝部13内に流入す
る。このため版胴11表面のインキが版胴11の両側面
11aに達することはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は版胴を有する印刷装
置および版胴に係り、とりわけ版胴の両側面へのインキ
の流出を防止することができる印刷装置および版胴に関
する。
【0002】
【従来の技術】印刷装置は一般に版胴と、版胴の両側面
に取付けられるとともに版胴を支持する軸部と、軸部を
駆動する駆動機構とを備えている。
【0003】このような印刷装置において、駆動機構へ
のインキハネを防止するため、版胴の両側面外方にサイ
ドカバーを設けたり、版胴の両側面および軸部における
インキの固化を防止するため軸部をテーパ状に形成して
溶剤を軸部に滴下することが考えられている。
【0004】また版胴の両側面および軸部へインキハネ
を防止するためチャンバドクタを設置することが考えら
れている。このようなチャンバドクタは、版胴の上下に
設けられた上下ドクタと、上下ドクタとの間で密閉室を
形成するよう設けられたサイドシールとを有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のように版胴の両
側面外方にサイドカバーを設ける場合は、サイドカバー
の取付けおよび洗浄が必要となる。また、軸部に溶剤を
滴下しても、なお軸部および版胴の両側面に固化したイ
ンキを除去できないことがある。さらにサイドカバーを
取付けたり軸部に溶剤を滴下しても駆動機構へのインキ
ハネを十分防止することができない。
【0006】またチャンバドクタを設置する場合、グラ
ビア印刷では特に版胴径に対してドクタ位置が一義的に
定められないため、精度良くチャンバドクタを設置する
ことがむずかしく、密閉性を保つことが困難なことがあ
る。
【0007】本発明はこのような点を考慮してなされた
ものであり、版胴の両側面から外方へ向ってインキハネ
が生じることを防止することができる印刷装置および版
胴を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は両端部に円周方
向に沿って溝部が形成された版胴と、版胴に当接して版
胴上のインキを掻き取るドクタと、を備えたことを特徴
とする印刷装置、および両端部に円周方向に沿って形成
された溝部を有する版胴である。
【0009】本発明によれば、版胴上でドクタにより掻
き取られたインキは、版胴表面を伝って側方へ流れ、版
胴の両端部に設けられた溝部内に流入する。このためド
クタにより掻き取られたインキが版胴の両側面から外方
へ流出することはない。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1乃至図4は本発明の一
実施の形態を示す図である。
【0011】図1乃至図4に示すように、印刷装置10
は両端部14に円周方向に沿って溝部13が形成された
版胴11と、版胴11に当接して版胴11上のインキ3
0を掻き取るドクタ15とを備えている。
【0012】このうち版胴11は図2に示すように、溝
部13の内側に版胴有効幅20を有しており、この版胴
有効幅20において被印刷物に対して印刷を施すように
なっている。また版胴11の両側面11aには、軸部2
1が固着されており、軸部21は軸受ベリング22に支
持されるとともに駆動機構23に連結されている。なお
軸部21のうち版胴11側の部分21aはテーパ状に形
成されている。
【0013】また版胴11の下方には、インキを収納す
るインキパン27が配設されている。さらにまた版胴1
1のドクタ15側の側方には、版胴11との間でインキ
保持部31を形成するインキ保持シート25が配設さ
れ、このインキ保持部31内にインキ30が保持されて
いる。
【0014】インキ保持シート25は版胴11の一方の
側面11aから他方の側面11aへ渡って延びており、
このためインキ保持シート25は版胴11の溝部13を
覆っている。また、版胴11とインキ保持シート25と
の間のインキ保持部31には、版胴11の長手方向略中
央部に設けられたインキ供給口32からインキ30が供
給されるようになっている。
【0015】さらにまた、ドクタ15は版胴11の表面
に当接してインキ30を掻き取るドクタブレード16
と、ドクタブレード16を保持するブレード保持体17
とを有しており、ブレード保持体17は支持棒26によ
って支持されている。
【0016】またドクタブレード16は、その両端部が
下方に折曲がって側板18を形成している。一対の側板
18は版胴11の両端部14に設けられた溝部13内に
進入するとともに、版胴11上のインキ30が版胴11
の両側面11a側に移行することを防止している。この
場合、ドクタブレード16の側板18は、版胴11の溝
部13底部に当接することはない。
【0017】またドクタブレード16の両側部には、版
胴11の一対の溝部13を覆うカバー19が設けられて
おり、カバー19はブレード保持体17によって保持さ
れている。このカバー19にPETフィルム等の耐溶剤
性および柔軟性を有するフィルムから作製され、少なく
とも溝部13を覆う幅を有するとともに、ブレード保持
体17から版胴11の略半周に延びる長さを有している
(図3参照)。
【0018】次にこのような構成からなる本実施の形態
の作用について説明する。
【0019】まずインキ供給口32からインキ30が、
版胴11とインキ保持シート25との間に形成されたイ
ンキ保持部31内に供給される。次にインキ保持部31
内のインキが版胴11表面に付着する。
【0020】この間版胴11は、駆動機構23により矢
印L方向へ回転し、この回転中に版胴11表面のインキ
30がドクタ15のドクタブレード16により掻き取ら
れる。ドクタブレード16により掻き取られたインキ3
0は、版胴11の表面を伝って側方へ流れ、版胴11の
一対の溝部13内に流入する。この場合、ドクタブレー
ド16の両側部に溝部13内に進入する側板18が設け
られているので、版胴11表面を伝って側方へ流れるイ
ンキ30が溝部13から更に側方へ向うことはない。こ
のため版胴11表面のインキ30が、版胴11の側面1
1aおよび軸部21側へ流れたり、インキ30が側面1
1aおよび軸部21に付着したりすることはない。
【0021】版胴11の一対の溝部13内に流入したイ
ンキ30は、その後インキパン27内に落下する。この
時、溝部13内のインキ30が、版胴11の回転に伴な
う遠心力によって半径方向外方へ飛び出すことも考えら
れるが、溝部13はカバー19によって覆われているた
め、溝部13内のインキ30が半径方向外方へ飛び出す
ことはない。このためインキ30が側面11aおよび軸
部21側へ流出することを、より確実に防止することが
できる。
【0022】この間版胴11の回転に伴なって、版胴1
1に当接するウェブ(図示)に対して印刷が施される。
【0023】なお、溝部13内は常時インキ30が流れ
る状態となっているので、この溝部13内にインキ30
が固着することはなく、溶剤を溝部13内に滴下するだ
けで溝部13内の洗浄を行なうことができる。
【0024】なお上記実施の形態において、ドクタブレ
ード16の両側部を折曲げて側板18を形成した例を示
したが、ドクタブレード16と別体に側板18を設ける
とともにこの側板をブレード保持体17に取付けてもよ
い。またブレード保持体17の一部を折曲げて側板18
を形成してもよい。
【0025】また版胴11とインキ保持シート25との
間にインキ保持部31を形成し、このインキ保持部31
にインキ供給口32からインキ30を供給した例を示し
たが、これに限らずファニッシャローラ方式またはイン
キパンどぶ漬け方式によって版胴11にインキ30を供
給してもよい。
【0026】また版胴11の両端部14に溝部13を形
成する場合、版胴11の両端部14を切削して溝部13
を形成してもよく、また版胴有効20を有する版胴11
の両側に溝部13を有する端部14を固定することによ
り溝部13を形成してもよい。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ドクタに
より掻き取られたインキが版胴の両側面から更に外方へ
流出することはない。このように版胴上のインキが版胴
の両側面、および両側面に取付けられた軸部または駆動
機構側へ流出することを容易かつ確実に防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による印刷装置の一実施の形態を示す斜
視図。
【図2】印刷装置を示す正面図。
【図3】図2のIII-III 線断面図。
【図4】ドクタの側面およびカバーを示す詳細図。
【符号の説明】
10 印刷装置 11 版胴 13 溝部 14 端部 15 ドクタ 16 ドクタブレード 17 ブレード保持体 18 側板 19 カバー 25 インキ保持シート 27 インキパン 30 インキ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】両端部に円周方向に沿って溝部が形成され
    た版胴と、 版胴に当接して版胴上のインキを掻き取るドクタと、を
    備えたことを特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】ドクタは版胴に当接するドクタブレード
    と、ドクタブレードの両側部に取付けられ、版胴の溝部
    内に進入する側板とを有することを特徴とする請求項1
    記載の印刷装置。
  3. 【請求項3】ドクタブレードの両側部に、版胴の溝部を
    覆うカバーを取付けたことを特徴とする請求項1記載の
    印刷装置。
  4. 【請求項4】両端部に円周方向に沿って形成された溝部
    を有する版胴。
JP1599098A 1998-01-28 1998-01-28 印刷装置および版胴 Withdrawn JPH11207923A (ja)

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JP1599098A JPH11207923A (ja) 1998-01-28 1998-01-28 印刷装置および版胴

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JPH11207923A true JPH11207923A (ja) 1999-08-03

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ID=11904108

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JP1599098A Withdrawn JPH11207923A (ja) 1998-01-28 1998-01-28 印刷装置および版胴

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JP (1) JPH11207923A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012171240A (ja) * 2011-02-22 2012-09-10 Fujimori Kogyo Co Ltd グラビア塗布装置
JP2013052642A (ja) * 2011-09-06 2013-03-21 Dainippon Printing Co Ltd フィルム部材、ドクター装置、印刷機および印刷物の製造方法
JP6183765B1 (ja) * 2017-03-06 2017-08-23 下村 恭一 インキ飛散防止カバー及びグラビア印刷装置

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Effective date: 20050405