JPH11207568A - 立体物製造システム - Google Patents

立体物製造システム

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JPH11207568A
JPH11207568A JP1851498A JP1851498A JPH11207568A JP H11207568 A JPH11207568 A JP H11207568A JP 1851498 A JP1851498 A JP 1851498A JP 1851498 A JP1851498 A JP 1851498A JP H11207568 A JPH11207568 A JP H11207568A
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JP
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dimensional
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shape data
dimensional object
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JP1851498A
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Kenichiro Yunoki
健一郎 柚木
Takashi Kondo
尊司 近藤
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】立体物の注文の受付けに際しての対象物の形状
データの計測を各地において行うことが可能であり、ま
た得られた形状データを例えば一箇所の工場に収集して
そこで集約的に材料の加工を行うようにすること。 【解決手段】対象物の立体形状を計測して形状データD
TRを出力する3次元計測装置を搭載した入力端末11
と、形状データに基づいて材料を加工する加工装置13
と、複数の入力端末11から入力される形状データDT
Rを蓄積し、蓄積したそれぞれの形状データDTRを加
工装置13に送出するデータ管理装置12と、を有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、3次元計測装置を
用いて対象物の形状データを取り込み、取り込んだ形状
データを通信などによって工房などに送り、必要に応じ
て画像処理を行った上でCAMデータ化し、石膏などの
材料に加工して立体物を得るようにした立体物製造シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来における立体物の製造方法について
説明する。ここでは、立体物として例えば人体人形や人
物レリーフを製作する場合について説明する。
【0003】人間の頭部及び胸部のレリーフの製作は以
下に述べる工程によって行われている。 (1) 頭部の複数アングルからの写真撮影を行う。写
真撮影に代えて原画デザインを行う場合もある。 (2) 上述の(1)で得られた写真などに基づいて、
頭(かしら)の原型(桧を膠で固めたもの)を職人が手
彫で作製する。 (3) 上述の(2)で作製したものを原型として石膏
による型どりを行う。 (4) 再度石膏を流し込んで頭を完成させる。 (5) 中から眼球を嵌め込む。 (6) 彩色を施す。 (7) 髪の植毛を行う。 (8) 胴体を製作することによって完成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の製造工程では、画像を3次元に起こす工程及び原型の
彫刻を行う工程において高度に習熟した職人に依存する
作業が多い。そして、その作業が数日間にもわたり、そ
れにともなって高いコストとなり、それが商品の価格に
転嫁される。
【0005】一方、3次元計測装置を用いて対象物の形
状データを取り込み、取り込んだ形状データに基づいて
材料を加工して立体物を製作する装置を、本出願人は特
願平9−102802号として先に提案した。この装置
によって、上述(1)〜(4)における作業工数が大幅
に削減される。
【0006】このような立体物製造装置を利用し、立体
物の製造を事業として行う場合に、注文(製造依頼)の
受付け窓口を各地の支店や営業所に設置して集客するこ
とが望ましい。しかし、上述の提案した立体物製造装置
では、3次元計測装置から加工装置までの全体を1つの
筐体内に一体化して構成したので、次に述べる問題があ
る。 a.装置の全体が大型化し、設置スペースの確保が容易
ではない。 b.装置が高価となるので、多数設置するのが困難であ
る。 c.装置を各地に設置した場合に、加工のための材料を
各地に供給する必要がある。 d.製造される立体物の完成度を上げるためには職人の
作業が必要であり、各地に職人を配属する必要がある。
したがって効率の点で問題がある。
【0007】さらには、立体物の大きさや精度など、ユ
ーザーの多種多様な要望に対応するためには、複数種類
の加工装置が必要である。上述の装置では一種類の加工
装置のみが内蔵されているため、対応できる大きさや精
度が固定されており、ユーザーの多様な要望に応じた加
工ができない場合がある。
【0008】本発明は、上述の問題に鑑みてなされたも
ので、立体物の注文の受付けに際しての対象物の形状デ
ータの計測を各地において行うことが可能であり、また
得られた形状データを例えば一箇所の工場に収集してそ
こで集約的に材料の加工を行うことのできる立体物製造
システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るシ
ステムは、対象物の立体形状を計測して形状データを出
力する3次元計測装置と、形状データに基づいて材料を
加工する加工装置と、複数の3次元計測装置から入力さ
れる形状データを蓄積し、蓄積したそれぞれの形状デー
タを前記加工装置に送出するデータ管理装置と、を有す
る。
【0010】請求項2の発明に係るシステムでは、前記
3次元計測装置と前記データ管理装置とは、ネットワー
クを介して接続されており、前記データ管理装置には、
前記ネットワークを介して前記形状データが入力され
る。
【0011】請求項3の発明に係るシステムでは、前記
3次元計測装置は、計測した形状データを記憶媒体に出
力し、前記データ管理装置には、前記記憶媒体を介して
前記形状データが入力される。
【0012】請求項4の発明に係るシステムでは、前記
加工装置が複数設けられており、前記データ管理装置
は、複数の加工装置のうちの1つを選択して形状データ
を送出する。
【0013】本発明に係る立体物製造システムでは、図
1及び図7に示すように、対象物の形状データDTRを
得るための入力端末11を各地に設置しておき、多数の
入力端末11により取得された多数の形状データDTR
を、一箇所又は複数箇所の加工工場FAに設置されたデ
ータ管理装置12に集約して蓄積する。蓄積した形状デ
ータDTRは、必要に応じてデータ処理が行われ、CA
Dデータに変換されて加工装置13に送られ。そこで材
料への加工が行われる。また、必要に応じて、形状デー
タDTRの取得と同時に、2次元データDCLが取得さ
れる。2次元データDCLは、彩色のための参照用とし
て画像表示端末14に表示される。形状データDTR及
び2次元データDCLには、付属情報としてユーザー情
報DUFが付加される。また、管理のためにデータ管理
番号DMNが付与される。
【0014】入力端末11及びデータ管理装置12とし
て、ワークステーション又はパーソナルコンピュータを
用いることが可能である。加工装置13として、フライ
ス盤のような切削加工装置、積層造形装置、レーザー加
工装置、成型加工装置、又は放電加工装置などが用いら
れる。
【0015】ネットワークNWとして、LAN、WA
N、インターネット、イントラネット、ケーブルテレビ
網、又はそれらの複合など、種々のものが用いられる。
専用回線又は公衆回線のいずれでもよく、衛星通信回線
や無線通信回線であってもよい。記憶媒体31,32と
して、フロッピィディスク、CD−ROM、光磁気ディ
スク装置などが用いられる。
【0016】本発明において、「3次元計測」は「3次
元測定」を含む概念である。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る立体物製造シ
ステム1を機能的に示すブロック図、図2は入力端末1
1の構成を示すブロック図、図3はデータ管理装置12
の構成を示すブロック図である。
【0018】図1において、立体物製造システム1は、
各地の店舗に設置された複数の入力端末11a,11b
…、加工工場FAに設置されたデータ管理装置12、加
工装置13、画像表示端末14、及び、入力端末11
a,11b…とデータ管理装置12とを接続するネット
ワークNWから構成される。
【0019】それぞれの入力端末11a,11b…は同
様の機能を有するので、それらの全部又は一部を「入力
端末11」と記載することがある。図2において、入力
端末11は、3次元測定部21、2次元撮像部22、操
作部23、ドライブ装置24、制御部25、及び通信制
御部26などから構成される。
【0020】図2において、3次元測定部21によっ
て、対象物であるユーザー(顧客)の頭部の立体形状が
計測され、その形状データDTRが得られる。3次元測
定部21として種々の測定方式(計測方式)のものが用
いられる。例えば、スリット光投影法(光切断法ともい
う)又はパターン投影法が用いられる。これらの方法
は、特定の参照光を対象物に照射し、三角測量の原理で
形状データ(3次元画像、距離画像、又は3次元データ
ともいう)DTRを得る能動的計測方法の一種である。
【0021】つまり、スリット光投影法では、スリット
光を照射し且つ偏向することによって対象物を走査す
る。パターン投影法では、複数の2次元パターン光を順
次照射する。得られた形状データDTRは、対象物上の
複数の部位の3次元位置を示す画素の集合である。
【0022】通常、このような3次元測定部には、投光
部、受光部、及び演算部が備えられている。投光部によ
って対象物にスリット光を照射し、その反射光を受光部
で受光することによって対象物を撮影し、受光部からの
出力などに基づいて演算部で形状データDTRを算出す
る。
【0023】しかし、3次元測定部21として、これら
の例に限らず、ステレオ視方式又は接触式などの他の方
式のものであってもよい。3次元測定の詳細について
は、例えば特開平9−145319号を参照することが
できる。
【0024】2次元撮像部22は、ユーザーの頭部を撮
影し、その2次元データ(カラー画像データ)DCLを
得る。2次元撮像部22による撮像は、3次元計測定部
21による形状データDTRの取得と同時に、且つ同一
の視点で行われる。もし、それらを互いに異なる視点か
ら行ったとすると、2次元データDCLと形状データD
TRとの間に視差が生じるため、形状の凹凸近辺に2次
元データDCLの撮像されない部分が生じてしまう。そ
して、そのような撮像されない部分を補うために、別の
方向からの撮像が必要となる。これに対して、本実施形
態のように形状データDTRの測定と2次元データDC
Lの撮像とが同一の視点で行われると、それらの間に視
差がなくなり、1つの2次元データDCLで済むという
利点がある。なお、3次元計測定部21と2次元撮像部
22との光学系を共用することが可能である。
【0025】操作部23は、キーボード、マウス、又は
タッチパネルなどである。操作部23からは、ユーザー
の名前、住所、及び電話番号などのユーザー情報DU
F、並びにデータ管理番号DMNが入力される。操作部
23の操作によって、測定及び撮像の指示が行われる。
【0026】ドライブ装置24は、フロッピィディスク
装置、CD−ROM装置、又は光磁気ディスク装置など
であり、それぞれに対応する記憶媒体31にアクセスし
て読み書きが可能である。ドライブ装置24によって、
形状データDTR、2次元データDCL、ユーザー情報
DUF、及びデータ管理番号DMNが、セットで記憶媒
体31に書き込まれる。なお、形状データDTR、2次
元データDCL、ユーザー情報DUF、及びデータ管理
番号DMNのセットを「注文データDR」と記載するこ
とがある。
【0027】制御部25は、3次元測定部21、2次元
撮像部22、及びドライブ装置24を制御し、形状デー
タDTR及び2次元データDCLを取得するとともに、
取得されたそれらのデータと操作部23から入力された
ユーザー情報DUF及びデータ管理番号DMNとをセッ
トにして、通信制御部26及びネットワークNWを介し
てデータ管理装置12に送出する。また、ドライブ装置
24を制御してそれらの注文データDRを記憶媒体31
に書き込む。
【0028】なお、注文データDRは、単一ファイルの
形式で出力してもよいし、又は別々のファイルと各ファ
イルが対応することを示すファイルとを出力するように
してもよい。また形状データDTR及び2次元データD
CLについては、データ圧縮を行うことが望ましい。
【0029】ネットワークNWは、LAN、WAN、イ
ンターネット、イントラネット、ケーブルテレビ網、又
はそれらの複合など、種々のものが用いられる。また、
専用回線又は公衆回線のいずれでもよく、衛星通信回線
や無線通信回線であってもよい。
【0030】図3において、データ管理装置12には、
多数の入力端末11からのデータが、ネットワークNW
及び通信制御部44を介して入力される。入力されたデ
ータは記憶装置41に蓄積される。記憶装置41に蓄積
されたデータは、制御部43により必要に応じて画像処
理を行った上で、順次、加工装置13を制御するための
CAMデータ(CAM)に変換され、加工装置13に出
力される。また、記憶装置41に記憶されたデータのう
ちの2次元データDCLは、画像表示端末14からの要
求に応じて画像表示端末14に送出される。
【0031】ドライブ装置42は、フロッピィディスク
装置、CD−ROM装置、又は光磁気ディスク装置など
であり、それぞれに対応する記憶媒体32にアクセスし
て読み書きが可能である。ここで用いられる記憶媒体3
2は、入力端末11で用いられる記憶媒体31と同じ種
類のものである。入力端末11によってデータの書き込
まれた記憶媒体31を記憶媒体32としてドライブ装置
42にセットすることによって、形状データDTR、2
次元データDCL、ユーザー情報DUF、及びデータ管
理番号DMNが入力され、記憶装置41に記憶される。
つまり、これらのデータは記憶媒体32を介して入力す
ることも可能である。
【0032】図1に戻って、加工装置13は、フライス
盤のような切削加工装置である。これ以外の切削加工装
置を用いることも可能である。また、積層造形装置、レ
ーザー加工装置、成型加工装置、又は放電加工装置など
を用いることも可能である。加工装置13は、データ管
理装置12から出力されるCADデータに基づいて材料
を加工し、ユーザーの頭部の立体物を作製する。
【0033】本実施形態においては、加工装置13で
は、対象物であるユーザーの頭部の形状が再現されるだ
けで、彩色は施されない。彩色は、立体物の完成度をあ
げるために職人が行うことが望ましい。職人は、加工装
置13によって加工された材料(立体物)に彩色を施す
際に、それに対応する2次元データDCLを見る。その
ために、画像表示端末14は彩色を行う工房に設置され
ている。画像表示端末14には、データ管理装置12か
ら送出された2次元データDCLがカラーで表示され
る。
【0034】次に、入力端末11及びデータ管理装置1
2における処理動作をフローチャートを参照して説明す
る。図4は入力端末11の制御部25における処理動作
を示すフローチャート、図5はデータ管理装置12の制
御部43における処理動作を示すフローチャート、図6
はステップ#205のデータ処理の例を示すフローチャ
ートである。
【0035】図4において、操作部23からユーザー情
報DUFが入力される(#101)。操作部23から測
定の開始の指示が行われると(#102でイエス)、3
次元測定部21による形状データDTRの測定が行われ
(#103)、2次元撮像部22による2次元データD
CLの撮像が行われる(#104)。それらのデータに
対してエラーチェックが行われる(#105)。
【0036】エラーチェックでは、例えば、形状データ
DTRに欠損がないかどうか、その欠損が許容値を越え
ていないかどうかがチェックされる。欠損は、例えば、
対象物の反射率の低い部分、及び対象物においてスリッ
ト光が影になった部分で生じる。欠損が多過ぎると、仕
上がった立体物が対象物からかけ離れたものとなる可能
性がある。
【0037】エラーがあった場合には(#106でイエ
ス)、その旨を入力端末11の表示面に表示して再度の
測定の操作を促し、ステップ#102へ戻る。エラーが
なかった場合には、得られた形状データDTR及び2次
元データDCL並びにそのユーザー情報DUFに対し
て、これらのデータを特定するためにデータ管理番号D
MNを付与する(#107)。データ管理番号DMN
は、例えば、当該入力端末11の端末番号とシリアル番
号とからなる。
【0038】その後、入力端末11をネットワークNW
に接続し(#108)、その注文データDRをデータ管
理装置12に向けて送出する(#109)。また、注文
データDRを記憶媒体31に書き込む。
【0039】図5において、入力端末11又は記憶媒体
32から注文データDRが入力されると(#201でイ
エス)、入力されたデータを保存し(#202)、未加
工データとして登録する(#203)。この登録は、デ
ータ管理番号DMNを記憶装置41の所定の領域に書き
込むことによって行われる。
【0040】記憶装置41に未加工データが存在する場
合に(#204でイエス)、種々のデータ処理を行い
(#205)、CAMデータに変換したデータを加工装
置13へ送出する(#206)。
【0041】画像表示端末14から画像表示の要求があ
ると(#207でイエス)、その際に指定されたデータ
管理番号DMNに対応する2次元データDCLを返信す
る(#208,209)。
【0042】図6において、データ処理では、ノイズに
よる凹凸を平滑化する平滑化処理、顔が傾いた状態で測
定されたデータを正面から見たデータに変換する再標本
化処理、材料の大きさに合うように拡大又は縮小するサ
イズ調整、加工装置の性能に合わせて解像度を変換する
解像度変換、形状データDTRの基準位置と加工装置1
3の基準位置とを一致させる位置合わせなどの種々の処
理が行われる(#221〜25)。なお、解像度変換で
は、例えば、測定データよりも解像度を低くする場合に
はデータの間引きを行い、測定データよりも解像度を高
くする場合にはデータを補完する。
【0043】上述の立体物製造システム1によると、対
象物の形状データDTRを得るための入力端末11を各
地に設置しておき、多数の入力端末11により取得され
た多数の形状データDTRを、加工工場FAに設置され
たデータ管理装置12に集約して蓄積する。蓄積した形
状データDTRは、必要に応じてデータ処理が行われ、
CADデータに変換されて加工装置13に送られ。そこ
で材料への加工が行われる。また、形状データDTRの
取得と同時に、2次元データDCLが取得される。2次
元データDCLは、彩色のための参照用として画像表示
端末14に表示される。形状データDTR及び2次元デ
ータDCLには、付属情報としてユーザー情報DUFが
付加される。また、管理のためにデータ管理番号DMN
が付与される。
【0044】したがって、立体物製造システム1による
と、立体物の注文の受付けに際して、対象物であるユー
ザーの頭部の形状データDTRの取得を各地において行
うことが可能である。また得られた形状データDTRを
一箇所の加工工場FAに収集してそこで集約的に材料の
加工を行うことができる。
【0045】すなわち、立体物製造システム1では、入
力端末11の小型化が可能であり、設置スペースの確保
が容易である。入力端末11を低価格とすることができ
るので、入力端末11を多数設置するのが困難ではな
い。材料の加工は一箇所で行うので、材料を各地に供給
する必要がない。立体物の完成度を上げるための彩色
は、加工工場FAに配属した職人によって容易に効率的
に行うことができる。
【0046】また、データ管理装置12への形状データ
DTRなどの入力を、ネットワークNWを介してオンラ
インで即時に行うことができ、データの収集が容易且つ
迅速である。また、データの入力を記憶媒体31,32
を介しても行うことができるので、多数のデータを記憶
媒体31,32に記憶しておいて運搬し、バッチ処理に
よって効率的にデータの入力を行うことも可能である。
【0047】次に、他の実施形態の立体物製造システム
1Aについて説明する。図7は本発明に係る他の実施形
態の立体物製造システム1Aを機能的に示すブロック図
である。なお、図7の立体物製造システム1Aにおい
て、図1の立体物製造システム1と同じ機能を有する要
素は同一の符号付して説明を省略し又は簡略化する。以
下同様である。
【0048】図7に示す立体物製造システム1Aでは、
加工工場FAに多数の加工装置13a,13b…が設置
され、それぞれネットワークNWに接続されている。ま
た、画像表示端末14Aも直接にネットワークNWに接
続されている。
【0049】加工装置13a,13b…は、上述の加工
装置13と同様のものであるが、加工可能な材料の大き
さ、加工範囲、加工精度など、互いに性能の異なる装置
も含まれている。
【0050】入力端末11で生成された注文データDR
は、ネットワークNWを介して一旦データ管理装置12
に送出され、データ管理装置12で未加工データとして
蓄積される。その後、それぞれの注文データDRを受け
付けた順に、立体物の大きさ、要求される加工精度など
の条件を満たす加工装置13が選択され、選択された加
工装置13に対し、ネットワークNWを介して加工に必
要なデータが送出される。また、加工装置13に対して
要求される性能が同じであれば、空いた加工装置13を
選択し、また待ち時間が最小となる加工装置13を選択
する。このように、複数の加工装置13が効率的に稼働
される。
【0051】また、画像表示端末14Aからの画像表示
の要求は、データ管理番号DMNとともにネットワーク
NWを介してデータ管理装置12に伝えられ、送られた
データ管理番号DMNに対応する2次元データDCLが
データ管理装置12からネットワークNWを介して画像
表示端末14Aに送出される。
【0052】なお、記憶媒体31,32を介して注文デ
ータDRの送受を行うことが可能である。その場合に、
データ管理装置12から加工装置13へのCAMデータ
の送出を、記憶媒体を介して行うようにしてもよい。
【0053】図8は立体物製造システム1Aの入力端末
11の制御部25における処理動作を示すフローチャー
ト、図9は立体物製造システム1Aのデータ管理装置1
2の制御部43における処理動作を示すフローチャー
ト、図10はステップ#405の加工装置選択処理の例
を示すフローチャートである。
【0054】図8において、操作部23からユーザー情
報DUFが入力され(#301)、また、立体物の大き
さ及び加工精度が入力される(#302)。ステップ#
303以降は図4のステップ#102以降と同様であ
る。
【0055】なお、加工精度として、例えば、仕上げ加
工方法、仕上げ加工刃物の種類、仕上がりの表面粗さ、
形状データDTRの分解能などを指定するようにしても
よい。指定された加工精度に応じて、3次元測定部21
における測定の分解能を設定するようにしてもよい。
【0056】図9のステップ#405において、上述の
ステップ#302で入力された大きさ及び加工精度に応
じて加工装置13が選択される。同じ性能の加工装置1
3が複数台設置されているので、1台が加工中であれば
空いている他の1台が選択される。空いている加工装置
13がなければ、時間待ちのために、ステップ#407
及び408をスキップする(#406)。
【0057】ステップ#407においては、選択された
加工装置13に応じたデータ処理が行われる。例えば、
加工装置13において加工される材料の大きさに合わせ
て形状データDTRのサイズが調整される。また、加工
精度に応じて解像度変換が行われる。なお、ステップ#
407のデータ処理は、各加工装置13の内部で行うよ
うにしてもよい。他のステップについては図5と同様で
ある。
【0058】図10において、指定された大きさ及び加
工精度に応じて、加工装置13の種類を選択する(#4
21)。例えば、「性能1」の加工装置13が選択され
ると、その加工装置13が加工中でなければそれを選択
し(#422,423)、加工中であって他に同じ性能
の装置があれば、その装置について同様に加工中かどう
かを判断する(#424)。加工中であって他に同じ性
能の装置がなければ、フラグをたてるなどして時間待ち
の指示が行われる(#425)。この指示を受けて、ス
テップ#406の処理が行われる。なお、図10では
「性能1」についてのみ示したが、「性能2」「性能
3」などについても同様である。
【0059】上述の立体物製造システム1Aによると、
性能の異なる装置を含む複数台の加工装置13が設置さ
れ、ユーザーの指定した大きさ及び精度に応じて加工装
置13が選択される。ユーザーは、好みに応じて、立体
物の大きさ、精度などを指定することができる。また、
多数の加工装置13を一箇所の加工工場FAで稼動さ
せ、効率的に立体物を製造することができる。彩色など
のための職人を加工工場FAに集中的に配属しておけば
よいから、完成度の高い立体物を効率的に低価格で製造
することができる。
【0060】上述の実施形態において、各加工装置13
を統合して制御する制御センターを別途設けてもよい。
一箇所の加工工場FAにデータ管理装置12及び加工装
置13を設置したが、複数箇所にそれらを設置してもよ
い。その他、入力端末11、データ管理装置12、加工
装置13、及び立体物製造システム1,1Aの全体又は
各部の構成、機能、処理内容、処理順序、動作タイミン
グなどは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することがで
きる。
【0061】
【発明の効果】本発明によると、入力端末の小型化が可
能であり、設置スペースの確保が容易である。入力端末
を低価格とすることができるので、入力端末を多数設置
するのが困難ではない。材料の加工を一箇所で行うこと
が可能であるので、材料を各地に供給する必要がない。
立体物の完成度を上げるための彩色などを、加工工場に
配属した職人によって容易に効率的に行うことができ
る。
【0062】請求項2の発明によると、データ管理装置
への形状データなどの入力を、ネットワークを介してオ
ンラインで即時に行うことができ、データの収集が容易
且つ迅速である。
【0063】請求項3の発明によると、データの入力を
記憶媒体を介しても行うことができるので、多数のデー
タを記憶媒体に記憶しておいて運搬し、バッチ処理によ
って効率的にデータの入力を行うことが可能である。
【0064】請求項4の発明によると、多数の加工装置
を一箇所の加工工場で稼働させ、効率的に立体物を製造
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る立体物製造システムを機能的に示
すブロック図である。
【図2】入力端末の構成を示すブロック図である。
【図3】データ管理装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図4】入力端末の制御部における処理動作を示すフロ
ーチャートである。
【図5】データ管理装置の制御部における処理動作を示
すフローチャートである。
【図6】データ処理の例を示すフローチャートである。
【図7】本発明に係る他の実施形態の立体物製造システ
ムを機能的に示すブロック図である。
【図8】入力端末の制御部における処理動作の他の例を
示すフローチャートである。
【図9】データ管理装置の制御部における処理動作の他
の例を示すフローチャートである。
【図10】加工装置選択処理の例を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
1,1A 立体物製造システム 11 入力端末 12 データ管理装置 13 加工装置 14 画像表示端末 21 3次元測定部(3次元計測装置) 31,32 記憶媒体 NW ネットワーク DTR 形状データ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対象物の立体形状を計測して形状データを
    出力する3次元計測装置と、 形状データに基づいて材料を加工する加工装置と、 複数の3次元計測装置から入力される形状データを蓄積
    し、蓄積したそれぞれの形状データを前記加工装置に送
    出するデータ管理装置と、 を有することを特徴とする立体物製造システム。
  2. 【請求項2】前記3次元計測装置と前記データ管理装置
    とは、ネットワークを介して接続されており、 前記データ管理装置には、前記ネットワークを介して前
    記形状データが入力される、 請求項1記載の立体物製造システム。
  3. 【請求項3】前記3次元計測装置は、計測した形状デー
    タを記憶媒体に出力し、 前記データ管理装置には、前記記憶媒体を介して前記形
    状データが入力される、 請求項1記載の立体物製造システム。
  4. 【請求項4】前記加工装置が複数設けられており、 前記データ管理装置は、複数の加工装置のうちの1つを
    選択して形状データを送出する、 請求項1記載の立体物製造システム。
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