JPH11207047A - 人形玩具 - Google Patents
人形玩具Info
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- JPH11207047A JPH11207047A JP1149598A JP1149598A JPH11207047A JP H11207047 A JPH11207047 A JP H11207047A JP 1149598 A JP1149598 A JP 1149598A JP 1149598 A JP1149598 A JP 1149598A JP H11207047 A JPH11207047 A JP H11207047A
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- Japan
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- turned
- doll toy
- hands
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- driving
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 意味のある言葉を発生しながらその言葉の意
味に対応した動作を行うことで、乳幼児が母親に話しか
けているような様子を表現する人形玩具を提供する。 【解決手段】 人形玩具10は、複数種類の動作を行う
可動部として、上下方向に回動可能な両手13L,13
R及び左右に回動可能な頭部11を有する。玩具の内部
には、両手及び頭部を複数種類の動作毎に異なる動きを
するように駆動する駆動機構と、各動作に対応した意味
を持つ複数種類の言葉を発生できる音声発生手段と、駆
動機構の始動時に両手及び頭部に行わせる動作を識別す
ると共にその動作に対応した音声を発生させる制御手段
とを備えている。
味に対応した動作を行うことで、乳幼児が母親に話しか
けているような様子を表現する人形玩具を提供する。 【解決手段】 人形玩具10は、複数種類の動作を行う
可動部として、上下方向に回動可能な両手13L,13
R及び左右に回動可能な頭部11を有する。玩具の内部
には、両手及び頭部を複数種類の動作毎に異なる動きを
するように駆動する駆動機構と、各動作に対応した意味
を持つ複数種類の言葉を発生できる音声発生手段と、駆
動機構の始動時に両手及び頭部に行わせる動作を識別す
ると共にその動作に対応した音声を発生させる制御手段
とを備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乳幼児が言葉を発
声しながら動作するごとく、意味のある音声を発しなが
らその音声に対応した動作を行う人形玩具に関する。
声しながら動作するごとく、意味のある音声を発しなが
らその音声に対応した動作を行う人形玩具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、音声を発したり何らかの動作を行
ったりする人形玩具が提供されているが、それらは、単
に既存の音声発生装置を組み込んだもの、機械的に手足
を動かすもの、或いは泣き声のような音を出しながら手
足を動かすという程度のものであった。
ったりする人形玩具が提供されているが、それらは、単
に既存の音声発生装置を組み込んだもの、機械的に手足
を動かすもの、或いは泣き声のような音を出しながら手
足を動かすという程度のものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、泣き声や擬
音のような繰り返し音でなく、意味のある言葉を発生し
ながらその言葉の意味に対応した動作を行うことで、乳
幼児が母親に話しかけているような様子を表現する人形
玩具を提供することを目的とする。
音のような繰り返し音でなく、意味のある言葉を発生し
ながらその言葉の意味に対応した動作を行うことで、乳
幼児が母親に話しかけているような様子を表現する人形
玩具を提供することを目的とする。
【0004】もう1つの目的は、発生できる言葉の種類
が複数あって、発生した言葉の種類毎に異なる複数種類
の動作を行うために、各動作毎に異なる手段でなく、全
動作を1つの機構で実現できる人形玩具を提供すること
である。
が複数あって、発生した言葉の種類毎に異なる複数種類
の動作を行うために、各動作毎に異なる手段でなく、全
動作を1つの機構で実現できる人形玩具を提供すること
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の人形玩具は、複
数種類の動作を行う可動部と、該可動部を前記複数種類
の動作毎に異なる動きをするように駆動する駆動機構
と、前記複数種類の動作に各々対応した意味を持つ複数
種類の音声を発生できる音声発生手段と、前記駆動機構
により前記可動部を駆動して行わせる動作に対応した音
声を前記音声発生手段から発生させる制御手段とを備え
たことを特徴とする。
数種類の動作を行う可動部と、該可動部を前記複数種類
の動作毎に異なる動きをするように駆動する駆動機構
と、前記複数種類の動作に各々対応した意味を持つ複数
種類の音声を発生できる音声発生手段と、前記駆動機構
により前記可動部を駆動して行わせる動作に対応した音
声を前記音声発生手段から発生させる制御手段とを備え
たことを特徴とする。
【0006】上記構成によれば、音声発生手段から意味
のある音声を発生する一方、駆動機構により、その音声
の意味に対応した動作を可動部に行わせることができ、
これにより、乳幼児が母親に話しかけているような様子
が表現される。
のある音声を発生する一方、駆動機構により、その音声
の意味に対応した動作を可動部に行わせることができ、
これにより、乳幼児が母親に話しかけているような様子
が表現される。
【0007】本発明の具体的態様では、複数種類の音声
は、前記可動部の異なる動作毎にそれぞれ対応した意味
を持つ言葉である。また、駆動機構は、その始動時には
オフになっているが、駆動機構の始動後オンとなり、そ
れぞれ所定時間後にオフとなる2つのスイッチを含み、
制御手段は、駆動機構の始動後、上記2つのスイッチの
どちらが先にオンとなったか、そして一方のスイッチが
オンとなった後一定時間内に他方のスイッチがオンとな
ったか否かにより、複数種類の動作を識別することがで
きる。
は、前記可動部の異なる動作毎にそれぞれ対応した意味
を持つ言葉である。また、駆動機構は、その始動時には
オフになっているが、駆動機構の始動後オンとなり、そ
れぞれ所定時間後にオフとなる2つのスイッチを含み、
制御手段は、駆動機構の始動後、上記2つのスイッチの
どちらが先にオンとなったか、そして一方のスイッチが
オンとなった後一定時間内に他方のスイッチがオンとな
ったか否かにより、複数種類の動作を識別することがで
きる。
【0008】より具体的な態様では、可動部は、上下方
向に回動可能な両手及び左右に回動可能な頭部であり、
駆動機構は、1つの駆動源から両手を回動させる動力と
頭部を回動させる動力とを取り出すように構成される。
この態様では、1つの駆動源から両手を回動させる動力
と頭部を回動させる動力とを取り出す手段として、駆動
源からの駆動力を両手を回動させる回転力及び頭部を回
動させる回転力に変換する2つの円盤と、所定位置に設
けた2つのスイッチをそれぞれ所定の時間間隔でオン・
オフさせる2つのカム板とを一体に結合した複合カム部
材が用いられる。
向に回動可能な両手及び左右に回動可能な頭部であり、
駆動機構は、1つの駆動源から両手を回動させる動力と
頭部を回動させる動力とを取り出すように構成される。
この態様では、1つの駆動源から両手を回動させる動力
と頭部を回動させる動力とを取り出す手段として、駆動
源からの駆動力を両手を回動させる回転力及び頭部を回
動させる回転力に変換する2つの円盤と、所定位置に設
けた2つのスイッチをそれぞれ所定の時間間隔でオン・
オフさせる2つのカム板とを一体に結合した複合カム部
材が用いられる。
【0009】人形玩具の形状は、通常、愛らしい乳幼児
形状であるが、子犬、子猫などの動物形状であってもよ
い。人形玩具の可動部は、両手、頭部の他、両足を胴部
に対し回動可能に取付け、駆動機構で作動させるように
してもよい。
形状であるが、子犬、子猫などの動物形状であってもよ
い。人形玩具の可動部は、両手、頭部の他、両足を胴部
に対し回動可能に取付け、駆動機構で作動させるように
してもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施例である
女児形状の人形玩具10の斜視図で、その外装の一部を
切り欠いて内部に収納された駆動制御ユニット20の一
部が見える状態である。図2は、駆動制御ユニット20
の斜視図である。
女児形状の人形玩具10の斜視図で、その外装の一部を
切り欠いて内部に収納された駆動制御ユニット20の一
部が見える状態である。図2は、駆動制御ユニット20
の斜視図である。
【0011】人形玩具10は、頭部11及び左右の手
(腕部を含む)13L,13Rを後述の駆動機構によっ
て駆動される可動部とし、両足15L,15Rは非可動
部とした玩具体から成る。頭部11は左右方向に、両手
13L,13Rは上下方向に、それぞれ回動可能であ
る。
(腕部を含む)13L,13Rを後述の駆動機構によっ
て駆動される可動部とし、両足15L,15Rは非可動
部とした玩具体から成る。頭部11は左右方向に、両手
13L,13Rは上下方向に、それぞれ回動可能であ
る。
【0012】駆動制御ユニット20は、頭部11及び両
手13L,13Rに後述の複数種類の動作ごとに異なる
動きをさせる駆動機構と、それらの各動作に対応した意
味を持つ音声を発生する音声発生手段と、駆動機構によ
る頭部11及び/又は両手13L,13Rの駆動と対応
した音声発生動作を制御する制御手段とを含んでいる。
駆動制御ユニット20の構成及び動作については、後で
詳細に説明する。
手13L,13Rに後述の複数種類の動作ごとに異なる
動きをさせる駆動機構と、それらの各動作に対応した意
味を持つ音声を発生する音声発生手段と、駆動機構によ
る頭部11及び/又は両手13L,13Rの駆動と対応
した音声発生動作を制御する制御手段とを含んでいる。
駆動制御ユニット20の構成及び動作については、後で
詳細に説明する。
【0013】駆動制御ユニット20は、図2に示すよう
に、人形の頭部11を回動させるための首板21を上方
に突出させ、且つ、両手を回動させるための腕部材22
L,22Rを回動可能に前方へ突出させた略矩形のハウ
ジングを有する。このハウジングは、前側(人形の正面
側)に位置する前部ハウジング30と、後側(人形の背
面側)に位置する後部ハウジング32とから成る。
に、人形の頭部11を回動させるための首板21を上方
に突出させ、且つ、両手を回動させるための腕部材22
L,22Rを回動可能に前方へ突出させた略矩形のハウ
ジングを有する。このハウジングは、前側(人形の正面
側)に位置する前部ハウジング30と、後側(人形の背
面側)に位置する後部ハウジング32とから成る。
【0014】上記首板21は、後部ハウジング32の上
端中央から上方に突出した軸33(図3)を支点とし
て、左右に回動自在に取り付けられている。後部ハウジ
ング32の背面には、駆動機構の動力源であるモータ4
0(図3)を収納したモータボックス34と、電源であ
る乾電池80(図15)を収納した電池ボックス35と
が設けられ、電池ボックス35には、電源スイッチSW
1(図15)が外部からオン・オフ操作可能に取り付け
られている。
端中央から上方に突出した軸33(図3)を支点とし
て、左右に回動自在に取り付けられている。後部ハウジ
ング32の背面には、駆動機構の動力源であるモータ4
0(図3)を収納したモータボックス34と、電源であ
る乾電池80(図15)を収納した電池ボックス35と
が設けられ、電池ボックス35には、電源スイッチSW
1(図15)が外部からオン・オフ操作可能に取り付け
られている。
【0015】前部ハウジング30は、上記首板21を回
動させる機構を収納するため、中央上部30aが半円筒
状に形成されると共に、その左右上端部から前方に突き
出た円筒状両袖部31L,31Rを有する。上記の各腕
部材22L,22Rが、それぞれ各袖部31L,31R
を貫通し、各腕部材の先端には、手13L,13Rの中
に位置するキャップ23を装着している。
動させる機構を収納するため、中央上部30aが半円筒
状に形成されると共に、その左右上端部から前方に突き
出た円筒状両袖部31L,31Rを有する。上記の各腕
部材22L,22Rが、それぞれ各袖部31L,31R
を貫通し、各腕部材の先端には、手13L,13Rの中
に位置するキャップ23を装着している。
【0016】前部ハウジング30の適当な部位(例え
ば、人形の胸の位置)には、後述のように駆動機構の作
動を開始するための押ボタンスイッチSW2が配置さ
れ、その外側を覆う人形玩具10の服の胸の位置に飾り
12(図1)を付けることにより、外からスイッチSW
2の位置がわかるようにしてある。前部ハウジング30
の正面には、上記のような音声発生手段として内蔵した
スピーカ82(図15)から音声を前方に放出するため
の孔を多数設けた音声出力部36が配置されている。
ば、人形の胸の位置)には、後述のように駆動機構の作
動を開始するための押ボタンスイッチSW2が配置さ
れ、その外側を覆う人形玩具10の服の胸の位置に飾り
12(図1)を付けることにより、外からスイッチSW
2の位置がわかるようにしてある。前部ハウジング30
の正面には、上記のような音声発生手段として内蔵した
スピーカ82(図15)から音声を前方に放出するため
の孔を多数設けた音声出力部36が配置されている。
【0017】駆動制御ユニット20のハウジング内に
は、上記のような駆動機構及び音声発生手段の他、制御
手段としてCPU81(図15)を中心とする電子回路
を配置した回路基板が収納され、更に後述のように、駆
動機構の始動後、CPU81が複数種類の動作を識別す
るための2つのリーフスイッチSW3及びSW4が配置
されている。
は、上記のような駆動機構及び音声発生手段の他、制御
手段としてCPU81(図15)を中心とする電子回路
を配置した回路基板が収納され、更に後述のように、駆
動機構の始動後、CPU81が複数種類の動作を識別す
るための2つのリーフスイッチSW3及びSW4が配置
されている。
【0018】図3は、図2において前部ハウジング30
を取り除いて、後部ハウジング32内に収納されている
駆動機構の構成を示す斜視図であり、左腕部材22L
は、その基部以外を省略してある。
を取り除いて、後部ハウジング32内に収納されている
駆動機構の構成を示す斜視図であり、左腕部材22L
は、その基部以外を省略してある。
【0019】上記駆動機構は、次のような歯車列を有す
る。それは、図4に示すように、モータ40の回転出力
軸に装着されたピニオン41と噛み合う下位の二段歯車
42と、その小径部43と噛み合う下位の二段歯車44
と、その小径部45と噛み合う更に下位の二段歯車46
と、その小径部47と噛み合う横の大径歯車48と、こ
の歯車48と同軸で一体に回転する小径歯車49とで構
成されている。この小径歯車49は、図3に示す複合カ
ム部材50の歯車54と噛み合っているので、モータ4
0の回転出力が減速され、複合カム部材50を比較的遅
い速度で、図3において反時計回りに回転駆動する。
る。それは、図4に示すように、モータ40の回転出力
軸に装着されたピニオン41と噛み合う下位の二段歯車
42と、その小径部43と噛み合う下位の二段歯車44
と、その小径部45と噛み合う更に下位の二段歯車46
と、その小径部47と噛み合う横の大径歯車48と、こ
の歯車48と同軸で一体に回転する小径歯車49とで構
成されている。この小径歯車49は、図3に示す複合カ
ム部材50の歯車54と噛み合っているので、モータ4
0の回転出力が減速され、複合カム部材50を比較的遅
い速度で、図3において反時計回りに回転駆動する。
【0020】複合カム部材50は、駆動源であるモータ
40から、左右の腕部材22L,22Rを回動させるた
めの動力と首板21を左右に回動させるための動力とを
取り出す機能を有する。その構造については、後で詳細
に説明する。
40から、左右の腕部材22L,22Rを回動させるた
めの動力と首板21を左右に回動させるための動力とを
取り出す機能を有する。その構造については、後で詳細
に説明する。
【0021】複合カム部材50の背面側には、略T字形
の駆動部材60が上下方向に往復動可能に配置され、そ
の上端部の左右には、一対の扇形歯車70L,70Rが
上下方向に揺動可能に配置されている。
の駆動部材60が上下方向に往復動可能に配置され、そ
の上端部の左右には、一対の扇形歯車70L,70Rが
上下方向に揺動可能に配置されている。
【0022】駆動部材60は、後部ハウジング32の内
面の上部及び下部に設けた突起37と複合カム部材50
の回転中心軸とが緩く入る3つの長孔61を有し(図4
及び図5)、中央の長孔と下部の長孔との間に、後述の
ように複合カム部材50の背面に設けたカム溝56(図
5〜図7)に対して移動可能に嵌合する凸軸62を備え
ているので、複合カム部材50の回転により、駆動部材
60が突起36に沿って上下に一定の距離範囲で往復動
可能である。この駆動部材60の上部から左右に突出し
た部分63L,63Rは、下記のように各扇形歯車70
L,70Rを揺動させるための軸ピン72を入れる軸受
部となっている。
面の上部及び下部に設けた突起37と複合カム部材50
の回転中心軸とが緩く入る3つの長孔61を有し(図4
及び図5)、中央の長孔と下部の長孔との間に、後述の
ように複合カム部材50の背面に設けたカム溝56(図
5〜図7)に対して移動可能に嵌合する凸軸62を備え
ているので、複合カム部材50の回転により、駆動部材
60が突起36に沿って上下に一定の距離範囲で往復動
可能である。この駆動部材60の上部から左右に突出し
た部分63L,63Rは、下記のように各扇形歯車70
L,70Rを揺動させるための軸ピン72を入れる軸受
部となっている。
【0023】各扇形歯車70L,70Rは、各々の中央
部に設けた凸軸71を支点として後部ハウジング32の
内面上で回動自在に取り付けられると共に、扇形の中心
部分から背面側に突出した軸ピン72が上記駆動部材6
0の左右の軸受部63L,63Rに嵌合しており、駆動
部材60の上下動と連動して各扇形歯車70L,70R
が、各々の凸軸71を中心として一定範囲で上下に揺動
する。各扇形歯車70L,70Rの歯部は、それぞれ各
腕部材22L,22Rの基部に固着した歯車24とそれ
ぞれ噛み合っているので、扇形歯車70L,70Rの揺
動により、腕部材22L,22Rが回動する。
部に設けた凸軸71を支点として後部ハウジング32の
内面上で回動自在に取り付けられると共に、扇形の中心
部分から背面側に突出した軸ピン72が上記駆動部材6
0の左右の軸受部63L,63Rに嵌合しており、駆動
部材60の上下動と連動して各扇形歯車70L,70R
が、各々の凸軸71を中心として一定範囲で上下に揺動
する。各扇形歯車70L,70Rの歯部は、それぞれ各
腕部材22L,22Rの基部に固着した歯車24とそれ
ぞれ噛み合っているので、扇形歯車70L,70Rの揺
動により、腕部材22L,22Rが回動する。
【0024】次に、複合カム部材50について詳細に説
明する。
明する。
【0025】複合カム部材50は、図5に示すように、
正面側から順に、正面の環状壁の一部を歯車とした第1
の円盤51、第1のリーフスイッチSW3をオン・オフ
させる第1のカム板52、第2のリーフスイッチSW4
をオン・オフさせる第2のカム板53、前記歯車列の小
径歯車49と噛み合う歯車54、及び背面側に曲線状の
カム溝56を形成した第2の円盤55を、同軸状に一体
に重ね合わせた円柱形状体から成る。
正面側から順に、正面の環状壁の一部を歯車とした第1
の円盤51、第1のリーフスイッチSW3をオン・オフ
させる第1のカム板52、第2のリーフスイッチSW4
をオン・オフさせる第2のカム板53、前記歯車列の小
径歯車49と噛み合う歯車54、及び背面側に曲線状の
カム溝56を形成した第2の円盤55を、同軸状に一体
に重ね合わせた円柱形状体から成る。
【0026】第1の円盤51は、その円周の約四分の1
にわたる歯車部51Gを有し、この歯車部51Gは、人
形玩具10が後述の3種類の動作のうち第2の動作をす
るとき、首板21を回動させる連動機構の小径歯車57
(図5)と噛み合う。
にわたる歯車部51Gを有し、この歯車部51Gは、人
形玩具10が後述の3種類の動作のうち第2の動作をす
るとき、首板21を回動させる連動機構の小径歯車57
(図5)と噛み合う。
【0027】第1のカム板52は、これが一回転する間
に第1のリーフスイッチSW3を3回オン状態にするた
め、外周上に所定の間隔をとって3つのカム山52a,
52b,52cを有する。
に第1のリーフスイッチSW3を3回オン状態にするた
め、外周上に所定の間隔をとって3つのカム山52a,
52b,52cを有する。
【0028】第2のカム板53は、これが一回転する間
に第2のリーフスイッチSW4を3回オン状態にするた
め、外周上に所定の間隔をとって3つのカム山53a,
53b,53cを有する。
に第2のリーフスイッチSW4を3回オン状態にするた
め、外周上に所定の間隔をとって3つのカム山53a,
53b,53cを有する。
【0029】第2の円盤55の背面側に形成されたカム
溝56は、この円盤55が一回転する間にカム溝56に
沿って移動する凸軸62を介して駆動部材60を上下動
させることにより、人形玩具10に後述の3種類の動作
を行わせる曲線形状に設定されている。
溝56は、この円盤55が一回転する間にカム溝56に
沿って移動する凸軸62を介して駆動部材60を上下動
させることにより、人形玩具10に後述の3種類の動作
を行わせる曲線形状に設定されている。
【0030】図6は、複合カム部材50の構成要素であ
る上記円板状部材51〜55の形状とそれらの位置関係
を示す正面図、図7は、その背面図である。
る上記円板状部材51〜55の形状とそれらの位置関係
を示す正面図、図7は、その背面図である。
【0031】後述のように電源スイッチSW1がオンと
なったとき、複合カム部材50が図6の位置にある場合
には、人形玩具10は、後述の3種類の動作のうち第1
の動作から開始する。このとき、正面側から見て、第1
の円盤51の歯車部51Gは右下の位置にある。第1の
カム板52は、第1のリーフスイッチSW3をオフ状態
としているが、第1のカム山52aがSW3の上方に近
接している。第2のカム板53は、第2のリーフスイッ
チSW4をオフ状態としているが、第1のカム山53a
がSW4の上方に近接している。
なったとき、複合カム部材50が図6の位置にある場合
には、人形玩具10は、後述の3種類の動作のうち第1
の動作から開始する。このとき、正面側から見て、第1
の円盤51の歯車部51Gは右下の位置にある。第1の
カム板52は、第1のリーフスイッチSW3をオフ状態
としているが、第1のカム山52aがSW3の上方に近
接している。第2のカム板53は、第2のリーフスイッ
チSW4をオフ状態としているが、第1のカム山53a
がSW4の上方に近接している。
【0032】第2の円盤55のカム溝56の全体形状と
人形玩具が行う3種類の動作との関係では、図7に示す
ように、カム溝56の略V字状の部分が第1の動作(1)
に対応し、円弧状の部分が第2の動作(2) に対応し、両
側が外に開いたV字状の部分が第3の動作(3) に対応し
ている。
人形玩具が行う3種類の動作との関係では、図7に示す
ように、カム溝56の略V字状の部分が第1の動作(1)
に対応し、円弧状の部分が第2の動作(2) に対応し、両
側が外に開いたV字状の部分が第3の動作(3) に対応し
ている。
【0033】上記のように構成された複合カム部材50
の正面側には、首板21を回動させる連動機構として、
下端に第1の円盤51の歯車部51Gと噛み合う小径歯
車57を固着し、上端には偏心ピン58Pを突設した小
径円板58を固着した軸部材59が上下方向に配置さ
れ、前部ハウジング30の半円筒状部分30aの内側に
回転自在に取り付けられている。この軸部材59の上端
の円板58に突設した偏心ピン58Pは、上記首板21
の基部を成す略扇形基板25の円弧部分の底面に設けた
溝26に嵌合している。略扇形基板25は、その中心部
の底面に、前述のように後部ハウジング32の上端中央
から突出した軸33が嵌合する円筒部27を有し、この
円筒部27を後部ハウジング32の突出軸33に嵌込む
ことにより、首板21が軸33を支点として左右に回動
可能に支持されている。
の正面側には、首板21を回動させる連動機構として、
下端に第1の円盤51の歯車部51Gと噛み合う小径歯
車57を固着し、上端には偏心ピン58Pを突設した小
径円板58を固着した軸部材59が上下方向に配置さ
れ、前部ハウジング30の半円筒状部分30aの内側に
回転自在に取り付けられている。この軸部材59の上端
の円板58に突設した偏心ピン58Pは、上記首板21
の基部を成す略扇形基板25の円弧部分の底面に設けた
溝26に嵌合している。略扇形基板25は、その中心部
の底面に、前述のように後部ハウジング32の上端中央
から突出した軸33が嵌合する円筒部27を有し、この
円筒部27を後部ハウジング32の突出軸33に嵌込む
ことにより、首板21が軸33を支点として左右に回動
可能に支持されている。
【0034】従って、複合カム部材50の回転により、
正面側の第1の円盤51の歯車部分51Gが小径歯車5
7と噛み合う時、軸部材58の上端の偏心ピン58Pが
回動し、略扇形基板25を介して首板21を左右に揺動
させる。
正面側の第1の円盤51の歯車部分51Gが小径歯車5
7と噛み合う時、軸部材58の上端の偏心ピン58Pが
回動し、略扇形基板25を介して首板21を左右に揺動
させる。
【0035】複合カム部材50が図6の位置にあると
き、図8に示すように、2つのリーフスイッチSW3,
SW4は共にオフで、駆動部材60及び左右の扇形歯車
70L,70Rはそれぞれ中間位置にあり、両手13
L,13Rは前方に下がった状態で停止している。ま
た、図9に示すように、第1の円盤51の歯車部51G
は、軸部材59の下端の小径歯車57と噛み合っていな
いので、頭部11は顔を正面に向けて停止している。
き、図8に示すように、2つのリーフスイッチSW3,
SW4は共にオフで、駆動部材60及び左右の扇形歯車
70L,70Rはそれぞれ中間位置にあり、両手13
L,13Rは前方に下がった状態で停止している。ま
た、図9に示すように、第1の円盤51の歯車部51G
は、軸部材59の下端の小径歯車57と噛み合っていな
いので、頭部11は顔を正面に向けて停止している。
【0036】この状態で駆動機構が作動を開始すると、
複合カム部材50は反時計方向に回転駆動される。それ
に伴い、カム溝56に沿って移動する凸軸62が押し下
げられるので、駆動部材60が下降し、左右の扇形歯車
70L,70Rをそれぞれ上方に回動させる。これによ
り、両手13L,13Rがそれぞれ持ち上げられる。ま
た、第1,第2のカム板52,53の反時計方向回転に
伴い、各カム板のカム山52a,53aがそれぞれ対応
するリーフスイッチSW3,SW4の位置に来た時、そ
のスイッチをオンにする。どちらのスイッチが先にオン
となるかは、カム板52,53のカム山52a,53a
の位置によって決められるが、後述のとおり、スイッチ
SW3,SW4の一方がオンとなった後一定時間(例え
ば 0.6秒間)以内に他方のスイッチがオンとなるよう
に、各カム山52a,53aの位置を設定する必要があ
る。
複合カム部材50は反時計方向に回転駆動される。それ
に伴い、カム溝56に沿って移動する凸軸62が押し下
げられるので、駆動部材60が下降し、左右の扇形歯車
70L,70Rをそれぞれ上方に回動させる。これによ
り、両手13L,13Rがそれぞれ持ち上げられる。ま
た、第1,第2のカム板52,53の反時計方向回転に
伴い、各カム板のカム山52a,53aがそれぞれ対応
するリーフスイッチSW3,SW4の位置に来た時、そ
のスイッチをオンにする。どちらのスイッチが先にオン
となるかは、カム板52,53のカム山52a,53a
の位置によって決められるが、後述のとおり、スイッチ
SW3,SW4の一方がオンとなった後一定時間(例え
ば 0.6秒間)以内に他方のスイッチがオンとなるよう
に、各カム山52a,53aの位置を設定する必要があ
る。
【0037】上記のように2つのスイッチSW3,SW
4が共にオンとなったとき、人形玩具10は、図10に
示すように両手13L,13Rを顔の前まで持ってくる
第1の動作(後述の「いないいないばー」)を行う。図
10の位置で第2のリーフスイッチSW4はオフとな
り、この時、人形玩具10は後述の音声1を発生する。
その後、複合カム部材50の回転に伴い、カム溝56に
沿って移動する凸軸62が押し上げられるので、駆動部
材60が上昇し、左右の扇形歯車70L,70Rをそれ
ぞれ下方に回動させる。これにより、両手13L,13
Rが下降し、後述のようにSW3,SW4が共にオフと
なった時点でモータ40が停止するので、両手の動きも
止まる。
4が共にオンとなったとき、人形玩具10は、図10に
示すように両手13L,13Rを顔の前まで持ってくる
第1の動作(後述の「いないいないばー」)を行う。図
10の位置で第2のリーフスイッチSW4はオフとな
り、この時、人形玩具10は後述の音声1を発生する。
その後、複合カム部材50の回転に伴い、カム溝56に
沿って移動する凸軸62が押し上げられるので、駆動部
材60が上昇し、左右の扇形歯車70L,70Rをそれ
ぞれ下方に回動させる。これにより、両手13L,13
Rが下降し、後述のようにSW3,SW4が共にオフと
なった時点でモータ40が停止するので、両手の動きも
止まる。
【0038】この状態から再び複合カム部材50が反時
計方向の回転を開始すると、図11に示すように、第1
の円盤51の歯車部51Gが上方位置に来た時点で、歯
車部51Gが軸部材59の下端の小径歯車57と噛み合
い、図12及び図13に示すように、頭部11を左右に
回動させる第2の動作(後述の「ママどこ?」)を行
う。このとき、凸軸62はカム溝56の円弧状の部分に
位置しているので、駆動部材60は移動せず、両手13
L,13Rは停止している。
計方向の回転を開始すると、図11に示すように、第1
の円盤51の歯車部51Gが上方位置に来た時点で、歯
車部51Gが軸部材59の下端の小径歯車57と噛み合
い、図12及び図13に示すように、頭部11を左右に
回動させる第2の動作(後述の「ママどこ?」)を行
う。このとき、凸軸62はカム溝56の円弧状の部分に
位置しているので、駆動部材60は移動せず、両手13
L,13Rは停止している。
【0039】また、複合カム部材50の反時計方向回転
に伴い、図11に示すように、第1のカム板52の第2
カム山52bが第1のリーフスイッチSW3の位置に来
た時、SW3がオンとなり、その後一定時間(例えば
0.6秒間)経過した時点で、人形玩具10は後述の音声
2を発生する。更に、第2のカム板53の第2カム山5
3bが第2のリーフスイッチSW4の位置に来た時、S
W4がオンとなり、この時も、人形玩具10は音声2を
発生する。その後、回転する第1の円盤51の歯車部5
1Gが軸部材59の下端の小径歯車57と噛み合わなく
なった時、頭部11の回動が停止し、SW3,SW4が
共にオフとなった時点でモータ40も停止する。
に伴い、図11に示すように、第1のカム板52の第2
カム山52bが第1のリーフスイッチSW3の位置に来
た時、SW3がオンとなり、その後一定時間(例えば
0.6秒間)経過した時点で、人形玩具10は後述の音声
2を発生する。更に、第2のカム板53の第2カム山5
3bが第2のリーフスイッチSW4の位置に来た時、S
W4がオンとなり、この時も、人形玩具10は音声2を
発生する。その後、回転する第1の円盤51の歯車部5
1Gが軸部材59の下端の小径歯車57と噛み合わなく
なった時、頭部11の回動が停止し、SW3,SW4が
共にオフとなった時点でモータ40も停止する。
【0040】この状態から再び複合カム部材50が反時
計方向の回転を開始すると、カム溝56に沿って移動す
る凸軸62が押し上げられるので、駆動部材60が上昇
し、左右の扇形歯車70L,70Rを回動させて、両手
13L,13Rを、図14に示すように外側に最も開く
位置まで移動させ、その後、凸軸62が押し下げられる
ので、駆動部材60が下降し、左右の扇形歯車70L,
70Rを回動させて、両手13L,13Rを初めの位置
まで移動させる。このような両手の開閉動をもう1回
(つまり2回繰り返し)行うことにより、人形玩具10
は、第3の動作(後述の「ママだっこ」)を行う。この
とき、第1の円盤51の歯車部51Gは、軸部材59の
下端の小径歯車57と噛み合っていないので、頭部11
は停止している。
計方向の回転を開始すると、カム溝56に沿って移動す
る凸軸62が押し上げられるので、駆動部材60が上昇
し、左右の扇形歯車70L,70Rを回動させて、両手
13L,13Rを、図14に示すように外側に最も開く
位置まで移動させ、その後、凸軸62が押し下げられる
ので、駆動部材60が下降し、左右の扇形歯車70L,
70Rを回動させて、両手13L,13Rを初めの位置
まで移動させる。このような両手の開閉動をもう1回
(つまり2回繰り返し)行うことにより、人形玩具10
は、第3の動作(後述の「ママだっこ」)を行う。この
とき、第1の円盤51の歯車部51Gは、軸部材59の
下端の小径歯車57と噛み合っていないので、頭部11
は停止している。
【0041】また、複合カム部材50の反時計方向回転
に伴い、図14に示すように、第2のカム板53の第3
カム山53cが第2のリーフスイッチSW4の位置に来
た時、SW4がオンとなり、その後一定時間(例えば
0.6秒間)経過した時点で、人形玩具10は後述の音声
3を発生する。更に、第1のカム板52の第3カム山5
2cが第1のリーフスイッチSW3の位置に来た時、S
W3がオンとなり、この時も、人形玩具10は音声3を
発生する。その後、SW3,SW4が共にオフとなった
時点でモータ40が停止するので、両手の動きも止ま
る。
に伴い、図14に示すように、第2のカム板53の第3
カム山53cが第2のリーフスイッチSW4の位置に来
た時、SW4がオンとなり、その後一定時間(例えば
0.6秒間)経過した時点で、人形玩具10は後述の音声
3を発生する。更に、第1のカム板52の第3カム山5
2cが第1のリーフスイッチSW3の位置に来た時、S
W3がオンとなり、この時も、人形玩具10は音声3を
発生する。その後、SW3,SW4が共にオフとなった
時点でモータ40が停止するので、両手の動きも止ま
る。
【0042】かくして、複合カム部材50は図6の位置
に戻り、人形玩具10は、図8に示す初期状態となる。
に戻り、人形玩具10は、図8に示す初期状態となる。
【0043】図15は、人形玩具10に用いられている
電気回路部の構成を示す回路図である。この電気回路部
は、制御手段としてのCPU81を中心として構成さ
れ、このCPU81への入力部として、電源である電池
80と電源スイッチSW1を含む電源回路83、押ボタ
ンスイッチSW2、複合カム部材50の第1のカム板5
2の回転によりオン・オフする第1のリーフスイッチS
W3、及び第2のカム板53の回転によりオン・オフす
る第2のリーフスイッチSW4を接続する一方、CPU
81から出力される制御信号により制御される被制御部
として、前記モータ40を駆動するための駆動信号を出
力するモータ駆動回路84と、スピーカ82を駆動する
ためのスピーカ駆動回路85とを接続し、これらの駆動
回路84,85、CPU81及び入力部に上記電源回路
83から必要な電圧を供給する。
電気回路部の構成を示す回路図である。この電気回路部
は、制御手段としてのCPU81を中心として構成さ
れ、このCPU81への入力部として、電源である電池
80と電源スイッチSW1を含む電源回路83、押ボタ
ンスイッチSW2、複合カム部材50の第1のカム板5
2の回転によりオン・オフする第1のリーフスイッチS
W3、及び第2のカム板53の回転によりオン・オフす
る第2のリーフスイッチSW4を接続する一方、CPU
81から出力される制御信号により制御される被制御部
として、前記モータ40を駆動するための駆動信号を出
力するモータ駆動回路84と、スピーカ82を駆動する
ためのスピーカ駆動回路85とを接続し、これらの駆動
回路84,85、CPU81及び入力部に上記電源回路
83から必要な電圧を供給する。
【0044】CPU81は、上記駆動機構の始動後、2
つのリーフスイッチSW3,SW4のどちらが先にオン
となったか、そして一方のスイッチがオンとなった後一
定時間内に他方のスイッチがオンとなったか否かによ
り、次の3種類の動作を識別する。
つのリーフスイッチSW3,SW4のどちらが先にオン
となったか、そして一方のスイッチがオンとなった後一
定時間内に他方のスイッチがオンとなったか否かによ
り、次の3種類の動作を識別する。
【0045】(1) "Peek-a-Boo"(いないいないばー)…
第1の動作 これは、図1の人形の両手13L,13Rを下から上、
そして上から下へと回動させることにより、顔を両手で
1回隠すような動きをしながら、スピーカ82から"Pee
k-a-Boo"という言葉(音声1)を発生する動作である。
この時、頭部11は回動しない。
第1の動作 これは、図1の人形の両手13L,13Rを下から上、
そして上から下へと回動させることにより、顔を両手で
1回隠すような動きをしながら、スピーカ82から"Pee
k-a-Boo"という言葉(音声1)を発生する動作である。
この時、頭部11は回動しない。
【0046】(2) "Where is Mammy ?"(ママどこ?)…
第2の動作 これは、頭部11を左右に1回ずつ回動させることによ
り、幼児が母親を捜すような動きをしながら、スピーカ
82から"Where is Mammy ?"という言葉(音声2)を発
生する動作である。この時、手13L,13Rは回動し
ない。
第2の動作 これは、頭部11を左右に1回ずつ回動させることによ
り、幼児が母親を捜すような動きをしながら、スピーカ
82から"Where is Mammy ?"という言葉(音声2)を発
生する動作である。この時、手13L,13Rは回動し
ない。
【0047】(3) "Hold me Mammy" (ママだっこ)…第
3の動作 これは、両手13L,13Rを外側に向かって2回回動
させることにより、幼児が母親にだっこしたがっている
ような動きをしながら、スピーカ82から"Hold me Mam
my" という言葉(音声3)を発生する動作である。この
時、頭部11は回動しない。
3の動作 これは、両手13L,13Rを外側に向かって2回回動
させることにより、幼児が母親にだっこしたがっている
ような動きをしながら、スピーカ82から"Hold me Mam
my" という言葉(音声3)を発生する動作である。この
時、頭部11は回動しない。
【0048】CPU81は、スイッチSW2〜SW4の
オン・オフに応じて上記3つの動作を実行するための制
御信号を発生すると共に上記3種類の音声その他必要な
音声を発生するためのプログラム及びデータを、内蔵メ
モリ(記憶部)に格納している。
オン・オフに応じて上記3つの動作を実行するための制
御信号を発生すると共に上記3種類の音声その他必要な
音声を発生するためのプログラム及びデータを、内蔵メ
モリ(記憶部)に格納している。
【0049】次に、図16〜図19のフローチャート及
び図20のタイムチャートを参照して、CPU81の動
作を説明する。
び図20のタイムチャートを参照して、CPU81の動
作を説明する。
【0050】初めに、人が電源スイッチSW1をスライ
ドさせて電源オンにすると(ST1)、CPU81は、
人形玩具10が動作可能になったことを知らせる初期音
声として、例えば "Mammy"という音声(或いは前記3種
類の音声のどれかでもよい)をスピーカ82から発生さ
せた(ST2)後、2つのリーフスイッチSW3,SW
4が共にオフになっているか否かを判定し(ST3)、
“No”であれば、モータ40を駆動し(ST4)、前
記駆動機構の複合カム部材50を回転させる。そして、
上記ST3の判定に戻り、2つのリーフスイッチSW
3,SW4が共にオフになるまで待機し、判定結果が
“Yes”になると、モータ40を停止させる(ST
5)。なお、最初の電源オン(ST1)時にはモータ4
0は停止しているので、ST3の判定で“Yes”であ
れば、ST5ではモータ40をそのまま停止させてお
く。以上の動作は、人形玩具10の動作を2つのリーフ
スイッチSW3,SW4が共にオフの状態から開始させ
るためである。
ドさせて電源オンにすると(ST1)、CPU81は、
人形玩具10が動作可能になったことを知らせる初期音
声として、例えば "Mammy"という音声(或いは前記3種
類の音声のどれかでもよい)をスピーカ82から発生さ
せた(ST2)後、2つのリーフスイッチSW3,SW
4が共にオフになっているか否かを判定し(ST3)、
“No”であれば、モータ40を駆動し(ST4)、前
記駆動機構の複合カム部材50を回転させる。そして、
上記ST3の判定に戻り、2つのリーフスイッチSW
3,SW4が共にオフになるまで待機し、判定結果が
“Yes”になると、モータ40を停止させる(ST
5)。なお、最初の電源オン(ST1)時にはモータ4
0は停止しているので、ST3の判定で“Yes”であ
れば、ST5ではモータ40をそのまま停止させてお
く。以上の動作は、人形玩具10の動作を2つのリーフ
スイッチSW3,SW4が共にオフの状態から開始させ
るためである。
【0051】次に、CPU81は、押ボタンスイッチS
W2がオンかどうかを判定し(ST6)、“Yes”の
とき、すなわち人がSW2をオンにしたとき(図20に
おいて時刻t0 ,t5 又はt10)、モータ40を駆動す
るモータ駆動信号を出力し(ST7)、駆動機構を作動
させる。そして、第1のリーフスイッチSW3がオンと
なったか否かを判定し(ST8)、“Yes”のとき、
後述のST12(図17)以降のステップに移行する。
一方、ST8の判定で“No”であれば、第2のリーフ
スイッチSW4がオンとなったか否かを判定し(ST
9)、“Yes”のとき、後述のST30(図19)以
降のステップに移行する。一方、ST9の判定でも“N
o”であれば、上記ST7の始動時から所定時間(実施
例の場合、15秒間)経過したかどうかを判定し(ST
10)、“No”であれば上記ST8の判定に戻って上
記判定動作を繰り返す。そして所定時間が経過すると、
モータ40を停止させ(ST11)、上記ST6に戻る
(SW2がオンになるまで待機する)。これは、所定時
間以内に2つのリーフスイッチSW3及びSW4のどち
らもオンにならない場合は、人形の可動部に何らかの負
荷がかかって駆動機構の作動が妨げられているとみなし
て、それ以降の駆動をやめることにより、可動部或いは
駆動機構を保護するためである。
W2がオンかどうかを判定し(ST6)、“Yes”の
とき、すなわち人がSW2をオンにしたとき(図20に
おいて時刻t0 ,t5 又はt10)、モータ40を駆動す
るモータ駆動信号を出力し(ST7)、駆動機構を作動
させる。そして、第1のリーフスイッチSW3がオンと
なったか否かを判定し(ST8)、“Yes”のとき、
後述のST12(図17)以降のステップに移行する。
一方、ST8の判定で“No”であれば、第2のリーフ
スイッチSW4がオンとなったか否かを判定し(ST
9)、“Yes”のとき、後述のST30(図19)以
降のステップに移行する。一方、ST9の判定でも“N
o”であれば、上記ST7の始動時から所定時間(実施
例の場合、15秒間)経過したかどうかを判定し(ST
10)、“No”であれば上記ST8の判定に戻って上
記判定動作を繰り返す。そして所定時間が経過すると、
モータ40を停止させ(ST11)、上記ST6に戻る
(SW2がオンになるまで待機する)。これは、所定時
間以内に2つのリーフスイッチSW3及びSW4のどち
らもオンにならない場合は、人形の可動部に何らかの負
荷がかかって駆動機構の作動が妨げられているとみなし
て、それ以降の駆動をやめることにより、可動部或いは
駆動機構を保護するためである。
【0052】次に、上記ST8の判定で“Yes”、す
なわち第1のリーフスイッチSW3が先にオンとなった
とき(図20の時刻t1 )は、図17に示すように、次
に第2のリーフスイッチSW4がオンとなったか否かを
判定し(ST12)、“No”であれば、SW3がオン
となった時から所定時間(例えば 0.6秒間)経過したか
どうかを判定し(ST13)、“No”であれば上記S
T12の判定に戻る。そして所定時間以内にSW4がオ
ンとなったとき(時刻t2 )は、次のST14に移行す
る。一方、ST13の判定で“Yes”、すなわち所定
時間が経過したときは、後述のST20以降のステップ
(図18)に移行する。
なわち第1のリーフスイッチSW3が先にオンとなった
とき(図20の時刻t1 )は、図17に示すように、次
に第2のリーフスイッチSW4がオンとなったか否かを
判定し(ST12)、“No”であれば、SW3がオン
となった時から所定時間(例えば 0.6秒間)経過したか
どうかを判定し(ST13)、“No”であれば上記S
T12の判定に戻る。そして所定時間以内にSW4がオ
ンとなったとき(時刻t2 )は、次のST14に移行す
る。一方、ST13の判定で“Yes”、すなわち所定
時間が経過したときは、後述のST20以降のステップ
(図18)に移行する。
【0053】図20(A)に示すように、SW3(或い
はSW4)が先にオンとなったとき(時刻t1 )から所
定時間内にSW4(或いはSW3)がオンとなったとき
(時刻t2 )は、その後SW4がオフとなったかどうか
を判定し(ST14)、“No”であれば、上記ST7
の始動時から所定時間(実施例の場合、15秒間)経過
したかどうかを判定し(ST15)、“No”であれば
上記ST14の判定に戻る。そして、所定時間経過前に
SW4がオフとなったとき(時刻t3 )、前述の動作
(1) に対応した音声1("Peek-a-Boo"という言葉)を発
生する(ST16)。このとき、人形玩具10は、前述
のように複合カム部材50の回転に伴って両手13L,
13Rを下から上、そして上から下へと回動させること
により、「いないいないばー」の動作を行う。
はSW4)が先にオンとなったとき(時刻t1 )から所
定時間内にSW4(或いはSW3)がオンとなったとき
(時刻t2 )は、その後SW4がオフとなったかどうか
を判定し(ST14)、“No”であれば、上記ST7
の始動時から所定時間(実施例の場合、15秒間)経過
したかどうかを判定し(ST15)、“No”であれば
上記ST14の判定に戻る。そして、所定時間経過前に
SW4がオフとなったとき(時刻t3 )、前述の動作
(1) に対応した音声1("Peek-a-Boo"という言葉)を発
生する(ST16)。このとき、人形玩具10は、前述
のように複合カム部材50の回転に伴って両手13L,
13Rを下から上、そして上から下へと回動させること
により、「いないいないばー」の動作を行う。
【0054】CPU81は、音声1の発生後、2つのリ
ーフスイッチSW3,SW4が共にオフになったか否か
を判定し(ST17)、“No”であれば、所定時間
(実施例の場合、15秒間)経過したかどうかを判定し
(ST18)、“No”であれば上記ST17の判定に
戻る。そして、所定時間経過前にSW3もオフとなった
とき(時刻t4 )、或いは、上記ST15又はST18
の判定で“Yes”すなわち所定時間が経過したとき、
モータ40を停止させ(ST19)、図16のST6に
戻る(SW2がオンになるまで待機する)。これも、所
定時間(例えば15秒間)以内に2つのリーフスイッチ
SW3及びSW4のどちらもオンにならない場合、駆動
をやめて可動部或いは駆動機構を保護するためである。
ーフスイッチSW3,SW4が共にオフになったか否か
を判定し(ST17)、“No”であれば、所定時間
(実施例の場合、15秒間)経過したかどうかを判定し
(ST18)、“No”であれば上記ST17の判定に
戻る。そして、所定時間経過前にSW3もオフとなった
とき(時刻t4 )、或いは、上記ST15又はST18
の判定で“Yes”すなわち所定時間が経過したとき、
モータ40を停止させ(ST19)、図16のST6に
戻る(SW2がオンになるまで待機する)。これも、所
定時間(例えば15秒間)以内に2つのリーフスイッチ
SW3及びSW4のどちらもオンにならない場合、駆動
をやめて可動部或いは駆動機構を保護するためである。
【0055】次に、上記ST13の判定で“Yes”、
すなわちSW3がオンとなった状態で所定時間(例えば
0.6秒間)が経過したときは、図20(B)のようにS
W3がオンとなった時(時刻t6 )から所定時間経過し
た時点(時刻t7 )で、前述の動作(2) に対応した音声
2("Where is Mammy ?"という言葉)を発生する(図1
8のST20)。このとき、人形玩具10は、前述のよ
うに複合カム部材50の回転に伴って頭部11を左右に
1回ずつ回動させることにより、「ママどこ?」の動作
を行う。
すなわちSW3がオンとなった状態で所定時間(例えば
0.6秒間)が経過したときは、図20(B)のようにS
W3がオンとなった時(時刻t6 )から所定時間経過し
た時点(時刻t7 )で、前述の動作(2) に対応した音声
2("Where is Mammy ?"という言葉)を発生する(図1
8のST20)。このとき、人形玩具10は、前述のよ
うに複合カム部材50の回転に伴って頭部11を左右に
1回ずつ回動させることにより、「ママどこ?」の動作
を行う。
【0056】図18に示すように、CPU81は、音声
2の発生後、SW4もオンとなったかどうかを判定し
(ST21)、“No”であれば、上記ST7の始動時
から所定時間(実施例の場合、15秒間)経過したかど
うかを判定し(ST22)、“No”であれば上記ST
21の判定に戻る。そして、所定時間経過前にSW4が
オンとなったとき(図20(B)の時刻t8 )、再度、
音声2("Where is Mammy ?")を発生する(ST2
3)。その後、2つのリーフスイッチSW3,SW4が
共にオフになったか否かを判定し(ST24)、“N
o”であれば、所定時間(実施例の場合、15秒間)経
過したかどうかを判定し(ST25)、“No”であれ
ば上記ST24の判定に戻る。そして、所定時間経過前
にSW3,SW4が共にオフとなったとき(時刻t
9 )、或いは、上記ST22又はST25の判定で“Y
es”すなわち所定時間が経過したとき、モータ40を
停止させ(ST26)、図16のST6に戻る(SW2
がオンになるまで待機する)。これも、所定時間(例え
ば15秒間)以内にSW3,SW4が共にオンにならな
い場合、駆動をやめて可動部或いは駆動機構を保護する
ためである。
2の発生後、SW4もオンとなったかどうかを判定し
(ST21)、“No”であれば、上記ST7の始動時
から所定時間(実施例の場合、15秒間)経過したかど
うかを判定し(ST22)、“No”であれば上記ST
21の判定に戻る。そして、所定時間経過前にSW4が
オンとなったとき(図20(B)の時刻t8 )、再度、
音声2("Where is Mammy ?")を発生する(ST2
3)。その後、2つのリーフスイッチSW3,SW4が
共にオフになったか否かを判定し(ST24)、“N
o”であれば、所定時間(実施例の場合、15秒間)経
過したかどうかを判定し(ST25)、“No”であれ
ば上記ST24の判定に戻る。そして、所定時間経過前
にSW3,SW4が共にオフとなったとき(時刻t
9 )、或いは、上記ST22又はST25の判定で“Y
es”すなわち所定時間が経過したとき、モータ40を
停止させ(ST26)、図16のST6に戻る(SW2
がオンになるまで待機する)。これも、所定時間(例え
ば15秒間)以内にSW3,SW4が共にオンにならな
い場合、駆動をやめて可動部或いは駆動機構を保護する
ためである。
【0057】次に、図16のST9の判定で“Ye
s”、すなわち第2のリーフスイッチSW4が先にオン
となったとき(これは、前述のように複合カム部材50
の2つのカム板52,53の形状で決定される)は、図
19に示すように、次に第1のリーフスイッチSW3が
オンとなったか否かを判定し(ST30)、“No”で
あれば、SW4がオンとなった時から所定時間(例えば
0.6秒間)経過したかどうかを判定し(ST31)、
“No”であれば上記ST30の判定に戻る。そして、
所定時間以内にSW3がオンとなったとき、前記ST1
4以下のステップ(図17)に移行する。これは、図2
0(A)において破線で示すように、SW4を先に時刻
t1 でオンとし、その後所定時間内の時刻t2 でSW3
をオンにする複合カム部材50の場合でも、前述の動作
(1) に対応した音声1("Peek-a-Boo"という言葉)を発
生するということである。
s”、すなわち第2のリーフスイッチSW4が先にオン
となったとき(これは、前述のように複合カム部材50
の2つのカム板52,53の形状で決定される)は、図
19に示すように、次に第1のリーフスイッチSW3が
オンとなったか否かを判定し(ST30)、“No”で
あれば、SW4がオンとなった時から所定時間(例えば
0.6秒間)経過したかどうかを判定し(ST31)、
“No”であれば上記ST30の判定に戻る。そして、
所定時間以内にSW3がオンとなったとき、前記ST1
4以下のステップ(図17)に移行する。これは、図2
0(A)において破線で示すように、SW4を先に時刻
t1 でオンとし、その後所定時間内の時刻t2 でSW3
をオンにする複合カム部材50の場合でも、前述の動作
(1) に対応した音声1("Peek-a-Boo"という言葉)を発
生するということである。
【0058】つまり、CPU81は、2つのリーフスイ
ッチSW3とSW4のどちらかが先にオンして所定時間
内に他のスイッチがオンしたとき、前述の動作(1) を行
いながら音声1を発生するようにプログラムされてい
る。
ッチSW3とSW4のどちらかが先にオンして所定時間
内に他のスイッチがオンしたとき、前述の動作(1) を行
いながら音声1を発生するようにプログラムされてい
る。
【0059】一方、ST31の判定で“Yes”、すな
わち所定時間が経過したときは、次に図20(C)のよ
うにSW4がオンとなった時(時刻t11)から所定時間
経過した時点(時刻t12)で、前述の動作(3) に対応し
た音声3("Hold me Mammy"という言葉)を発生する
(ST32)。このとき、人形玩具10は、前述のよう
に複合カム部材50の回転に伴って両手13L,13R
を外側に向かって2回回動させることにより、「ママだ
っこ」の動作を行う。
わち所定時間が経過したときは、次に図20(C)のよ
うにSW4がオンとなった時(時刻t11)から所定時間
経過した時点(時刻t12)で、前述の動作(3) に対応し
た音声3("Hold me Mammy"という言葉)を発生する
(ST32)。このとき、人形玩具10は、前述のよう
に複合カム部材50の回転に伴って両手13L,13R
を外側に向かって2回回動させることにより、「ママだ
っこ」の動作を行う。
【0060】CPU81は、音声3の発生後、SW3も
オンとなったかどうかを判定し(ST33)、“No”
であれば、上記ST7の始動時から所定時間(実施例の
場合、15秒間)経過したかどうかを判定し(ST3
4)、“No”であれば上記ST33の判定に戻る。そ
して、所定時間経過前にSW3がオンとなったとき(図
20の時刻t13)、再度、音声3("Hold me Mammy" )
を発生する(ST35)。その後、2つのリーフスイッ
チSW3,SW4が共にオフになったか否かを判定し
(ST36)、“No”であれば、所定時間(実施例の
場合、15秒間)経過したかどうかを判定し(ST3
7)、“No”であれば上記ST36の判定に戻る。そ
して、所定時間経過前にSW3,SW4が共にオフとな
ったとき(時刻t14)、或いは、上記ST34又はST
37の判定で“Yes”すなわち所定時間が経過したと
き、モータ40を停止させ(ST38)、図16のST
6に戻る(SW2がオンになるまで待機する)。これ
も、所定時間(例えば15秒間)以内にSW3,SW4
が共にオンにならない場合、駆動をやめることにより可
動部或いは駆動機構を保護するためである。
オンとなったかどうかを判定し(ST33)、“No”
であれば、上記ST7の始動時から所定時間(実施例の
場合、15秒間)経過したかどうかを判定し(ST3
4)、“No”であれば上記ST33の判定に戻る。そ
して、所定時間経過前にSW3がオンとなったとき(図
20の時刻t13)、再度、音声3("Hold me Mammy" )
を発生する(ST35)。その後、2つのリーフスイッ
チSW3,SW4が共にオフになったか否かを判定し
(ST36)、“No”であれば、所定時間(実施例の
場合、15秒間)経過したかどうかを判定し(ST3
7)、“No”であれば上記ST36の判定に戻る。そ
して、所定時間経過前にSW3,SW4が共にオフとな
ったとき(時刻t14)、或いは、上記ST34又はST
37の判定で“Yes”すなわち所定時間が経過したと
き、モータ40を停止させ(ST38)、図16のST
6に戻る(SW2がオンになるまで待機する)。これ
も、所定時間(例えば15秒間)以内にSW3,SW4
が共にオンにならない場合、駆動をやめることにより可
動部或いは駆動機構を保護するためである。
【0061】以上のように、図1の人形玩具10は、電
源スイッチSW1をオンにすると、2つのスイッチSW
3,SW4が共にオフの状態で待機する。この状態で、
人が胸の飾り12を押してスイッチSW2をオンにする
と、駆動機構が作動を開始するが、待機時に複合カム部
材50がどの位置で停止していたかにより、駆動機構の
始動後2つのスイッチSW3とSW4のどちらが先にオ
ンとなるか、そして、一方のスイッチがオンとなった後
一定時間内に他方のスイッチがオンとなるかどうかで、
人形玩具10の動作と発生する音声が決定される。かく
して、人形玩具10は、3種類の動作のいずれかを行う
と共に、その動作に対応した意味を持つ音声を発生する
ことができる。その動作と音声は、幼児が手や頭を動か
しながら母親に話かけているようなものであり、見る者
に可愛いらしさを与えることができる。
源スイッチSW1をオンにすると、2つのスイッチSW
3,SW4が共にオフの状態で待機する。この状態で、
人が胸の飾り12を押してスイッチSW2をオンにする
と、駆動機構が作動を開始するが、待機時に複合カム部
材50がどの位置で停止していたかにより、駆動機構の
始動後2つのスイッチSW3とSW4のどちらが先にオ
ンとなるか、そして、一方のスイッチがオンとなった後
一定時間内に他方のスイッチがオンとなるかどうかで、
人形玩具10の動作と発生する音声が決定される。かく
して、人形玩具10は、3種類の動作のいずれかを行う
と共に、その動作に対応した意味を持つ音声を発生する
ことができる。その動作と音声は、幼児が手や頭を動か
しながら母親に話かけているようなものであり、見る者
に可愛いらしさを与えることができる。
【0062】以上、図示の実施例について説明したが、
本発明は上記の実施例に限定されず、種々の設計変更、
新たな構成の付加なども本発明の要旨を逸脱しない限
り、本発明の範囲に含まれる。例えば、実施例では人形
の両手と頭部を可動部としているが、両足その他、体の
部分を可動部としてもよい。その可動部の種類に応じ
て、駆動機構等の構成が決定される。また、音声の種類
又は内容も、動作の種類に応じて任意に設定できる。
本発明は上記の実施例に限定されず、種々の設計変更、
新たな構成の付加なども本発明の要旨を逸脱しない限
り、本発明の範囲に含まれる。例えば、実施例では人形
の両手と頭部を可動部としているが、両足その他、体の
部分を可動部としてもよい。その可動部の種類に応じ
て、駆動機構等の構成が決定される。また、音声の種類
又は内容も、動作の種類に応じて任意に設定できる。
【図1】本発明の実施例の人形玩具の外観を示す斜視
図。
図。
【図2】上記人形玩具の内部に収納されている駆動制御
ユニットを示す斜視図。
ユニットを示す斜視図。
【図3】図2の駆動制御ユニットの前部ハウジングを取
り除いた斜視図。
り除いた斜視図。
【図4】上記駆動制御ユニットに収納された歯車列の斜
視図。
視図。
【図5】上記駆動制御ユニットに収納された駆動機構の
主要部を分解して示す斜視図。
主要部を分解して示す斜視図。
【図6】図5の駆動機構に含まれる複合カム部材の正面
図。
図。
【図7】上記複合カム部材の背面図。
【図8】上記人形玩具が待機状態にある時の両手とその
駆動部の状態を示す部分正面図。
駆動部の状態を示す部分正面図。
【図9】上記人形玩具が待機状態にある時の頭部とその
駆動部の状態を示す部分斜視図。
駆動部の状態を示す部分斜視図。
【図10】上記人形玩具が第1の動作を行う時の両手と
その駆動部の状態を示す部分正面図。
その駆動部の状態を示す部分正面図。
【図11】上記人形玩具が第2の動作を行う時の両手と
その駆動部の状態を示す部分正面図。
その駆動部の状態を示す部分正面図。
【図12】上記人形玩具が第2の動作を行う時の頭部と
その駆動部の状態を示す部分斜視図。
その駆動部の状態を示す部分斜視図。
【図13】上記人形玩具が第2の動作を行う時、図12
と異なる位置にある頭部とその駆動部の状態を示す部分
斜視図。
と異なる位置にある頭部とその駆動部の状態を示す部分
斜視図。
【図14】上記人形玩具が第3の動作を行う時の両手と
その駆動部の状態を示す部分正面図。
その駆動部の状態を示す部分正面図。
【図15】上記人形玩具の電気回路部の構成を示す回路
図。
図。
【図16】上記人形玩具の制御手段の動作を示すフロー
チャート。
チャート。
【図17】図16から分岐した動作手順を示すフローチ
ャート。
ャート。
【図18】図17から分岐した動作手順を示すフローチ
ャート。
ャート。
【図19】図16から分岐した別の動作手順を示すフロ
ーチャート。
ーチャート。
【図20】上記複合カム部材の回転によりオン・オフす
る2つのスイッチの状態変化を示すタイムチャート。
る2つのスイッチの状態変化を示すタイムチャート。
10…人形玩具、11…頭部、12…飾り、13L,1
3R…手、15L,15R…足、20…駆動制御ユニッ
ト、21…首板、22L,22R…腕部材、23…キャ
ップ、24…歯車、25…略扇形基板、30…前部ハウ
ジング、31L,31R…袖部、32…後部ハウジン
グ、33…突出軸、34…モータボックス、35…電池
ボックス、36…音声出力部、40…モータ、50…複
合カム部材、51…第1の円盤、52…第1のカム板、
53…第2のカム板、54…歯車、55…第2の円盤、
56…カム溝、58P…偏心ピン、59…軸部材、60
…駆動部材、61…長孔、62…凸軸、63L,63R
…軸受部、70L,70R…扇形歯車、72…軸ピン、
80…電池、81…CPU、82…スピーカ、83…電
源回路、84…モータ駆動回路、85…スピーカ駆動回
路、SW1…電源スイッチ、SW2…押ボタンスイッ
チ、SW3,SW4…リーフスイッチ。
3R…手、15L,15R…足、20…駆動制御ユニッ
ト、21…首板、22L,22R…腕部材、23…キャ
ップ、24…歯車、25…略扇形基板、30…前部ハウ
ジング、31L,31R…袖部、32…後部ハウジン
グ、33…突出軸、34…モータボックス、35…電池
ボックス、36…音声出力部、40…モータ、50…複
合カム部材、51…第1の円盤、52…第1のカム板、
53…第2のカム板、54…歯車、55…第2の円盤、
56…カム溝、58P…偏心ピン、59…軸部材、60
…駆動部材、61…長孔、62…凸軸、63L,63R
…軸受部、70L,70R…扇形歯車、72…軸ピン、
80…電池、81…CPU、82…スピーカ、83…電
源回路、84…モータ駆動回路、85…スピーカ駆動回
路、SW1…電源スイッチ、SW2…押ボタンスイッ
チ、SW3,SW4…リーフスイッチ。
Claims (5)
- 【請求項1】複数種類の動作を行う可動部と、該可動部
を前記複数種類の動作毎に異なる動きをするように駆動
する駆動機構と、前記複数種類の動作に各々対応した意
味を持つ複数種類の音声を発生できる音声発生手段と、
前記駆動機構により前記可動部を駆動して行わせる動作
に対応した音声を前記音声発生手段から発生させる制御
手段とを備えたことを特徴とする人形玩具。 - 【請求項2】請求項1記載の人形玩具において、前記複
数種類の音声は、前記可動部の異なる動作毎にそれぞれ
対応した意味を持つ言葉であることを特徴とする人形玩
具。 - 【請求項3】請求項1又は2記載の人形玩具において、
前記駆動機構は、その始動時にはオフになっているが、
該駆動機構の始動後オンとなり、それぞれ所定時間後に
オフとなる2つのスイッチを含み、前記制御手段は、前
記駆動機構の始動後、前記2つのスイッチのどちらが先
にオンとなったか、そして一方のスイッチがオンとなっ
た後一定時間内に他方のスイッチがオンとなったか否か
により、前記複数種類の動作を識別することを特徴とす
る人形玩具。 - 【請求項4】請求項1乃至3のいずれか記載の人形玩具
において、前記可動部は、上下方向に回動可能な両手及
び左右に回動可能な頭部であり、前記駆動機構は、1つ
の駆動源から前記両手を回動させる動力と前記頭部を回
動させる動力とを取り出すように構成されていることを
特徴とする人形玩具。 - 【請求項5】請求項4記載の人形玩具において、前記1
つの駆動源から前記両手を回動させる動力と前記頭部を
回動させる動力とを取り出す手段として、前記駆動源か
らの駆動力を前記両手を回動させる回転力及び前記頭部
を回動させる回転力に変換する2つの円盤と、所定位置
に設けた2つのスイッチをそれぞれ所定の時間間隔でオ
ン・オフさせる2つのカム板とを一体に結合した複合カ
ム部材を備えていることを特徴とする人形玩具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1149598A JPH11207047A (ja) | 1998-01-23 | 1998-01-23 | 人形玩具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1149598A JPH11207047A (ja) | 1998-01-23 | 1998-01-23 | 人形玩具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11207047A true JPH11207047A (ja) | 1999-08-03 |
Family
ID=11779625
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1149598A Pending JPH11207047A (ja) | 1998-01-23 | 1998-01-23 | 人形玩具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11207047A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010042911A3 (en) * | 2008-10-10 | 2010-07-15 | Mattel, Inc. | Doll with dress that transforms to wings |
CN112717430A (zh) * | 2016-03-23 | 2021-04-30 | 株式会社万代 | 形象物以及形象物的制造方法 |
US11235253B2 (en) | 2019-01-29 | 2022-02-01 | Lorelei Charlotte, LLC | Doll |
-
1998
- 1998-01-23 JP JP1149598A patent/JPH11207047A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010042911A3 (en) * | 2008-10-10 | 2010-07-15 | Mattel, Inc. | Doll with dress that transforms to wings |
US9168462B2 (en) | 2008-10-10 | 2015-10-27 | Mattel, Inc. | Doll with dress that transforms to wings |
CN112717430A (zh) * | 2016-03-23 | 2021-04-30 | 株式会社万代 | 形象物以及形象物的制造方法 |
CN112717430B (zh) * | 2016-03-23 | 2023-11-07 | 株式会社万代 | 形象物以及形象物的制造方法 |
US11235253B2 (en) | 2019-01-29 | 2022-02-01 | Lorelei Charlotte, LLC | Doll |
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