JPH11206118A - 同期整流回路およびフォワード型コンバータ電源 - Google Patents

同期整流回路およびフォワード型コンバータ電源

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JPH11206118A
JPH11206118A JP865998A JP865998A JPH11206118A JP H11206118 A JPH11206118 A JP H11206118A JP 865998 A JP865998 A JP 865998A JP 865998 A JP865998 A JP 865998A JP H11206118 A JPH11206118 A JP H11206118A
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terminal
fet
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timing
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JP865998A
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Hiroshi Noda
寛 野田
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無効電流をなくし、電源効率を高くする。 【解決手段】 同期整流回路101は、整流用FET5
と、転流用FET6と、モノステーブルマルチバイブレ
ータIC19によりFET6を駆動する駆動手段110
と、FET3のターンオンとFET6のターンオフのタ
イミングずれ量を検知しFET6がFET3のターンオ
ンの直前にターンオフするように駆動手段110を制御
する制御手段とを有する。制御手段は、FET3のスイ
ッチングタイミングを検知する第1の検知部111と、
FET3のターンオンに同期して駆動手段110にトリ
ガパルスを与えFET6をターンオンさせる第1の制御
信号生成部112と、FET6のターンオフタイミング
を検知する第2の検知部113と、検知された上記のタ
イミングずれ量に応じた制御信号を駆動手段110に与
えFET6のオン期間長を制御する第2の制御信号生成
部114とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フォワード型コン
バータ電源、およびフォワード型コンバータ電源等のス
イッチング電源に用いられる同期整流回路に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】スイッチング電源の一種であるスイッチ
ング方式DC/DCコンバータ電源には、フォワード型
とフリーホイール型があり、前者をフォワード型コンバ
ータ電源、後者をフリーホイール型コンバータ電源と称
する。スイッチング方式DC/DCコンバータ電源は、
変換トランス(以下、主トランスと称する)を備え、1
次側(直流電圧が供給される側)と2次側(負荷に接続
する側)とを絶縁している。フォワード型コンバータ電
源は、数10[W]クラスのスイッチング電源に最も頻
繁に用いられる。
【0003】図4は従来のフォワード型コンバータ電源
の構成を示す回路図である。図4のフォワード型コンバ
ータ電源は、直流電圧の入力端子1と、主トランス2
と、外部のコントロールIC201により駆動され、主
トランスの1次巻線2aをスイッチングする主スイッチ
FET3と、主トランスの2次巻線2bに生成されたス
イッチング電圧を整流する同期整流回路103と、整流
電圧を平滑化する平滑回路102とを備えている。平滑
回路102は、チョークコイル7とコンデンサ8とを有
し、平滑化した電力を負荷接続端子9から負荷側に供給
する。同期整流回路103は、ゲート電極が2次巻線2
bのホット端子(図中の黒丸印側の端子)に接続され、
ソース電極がグランドに接続され、ドレイン電極が2次
巻線2bのコールド端子(図中の無印側の端子)に接続
された整流用FET5と、ゲート電極が2次巻線2bの
コールド端子に接続され、ソース電極がグランドに接続
され、ドレイン電極が2次巻線2bのホット端子に接続
された転流用FET45とを有する。整流用FET5お
よび転流用FET45には、pチャネルFETよりもオ
ン抵抗が低いnチャネルFETが用いられる。なお、整
流用FET5および転流用FET45のシンボル中にあ
るダイオードは、ソースに接続しているp型基板とn型
のドレインとによる寄生ダイオードを示す。整流用FE
T5は、主スイッチFET3がオンしているときにオン
するFETであり、平滑回路102のチョークコイル7
(負荷側)にエネルギーを伝送して負荷に電力を供給す
る整流動作をするために設けられたものである。また、
転流用FET45は、主スイッチFET3がオフしてい
るときにオンするFETであり、チョークコイル7に蓄
えられたエネルギーにより負荷に電力を供給する転流動
作をするために設けられたものである。
【0004】このように、フォワード型コンバータ電源
は、整流用FET5と転流用FET45とを交互にオン
させ、主スイッチFET3がオンしているときに主トラ
ンス2の1次側から2次側にエネルギーを伝送するもの
である。なお、フリーホイール型コンバータ電源は、転
流用FETを設けずに、主スイッチFET3がオフして
いるときに、整流用FETをオンさせ、主トランスの1
次側から2次側にエネルギーを伝送するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の同期整流回路103においては、2次巻線2bの極性
が反転し、ホット端子がコールド端子よりも高電位にな
ったときに、転流用FET45が瞬時にターンオフでき
ず、転流期間(転流動作の期間)が終わり整流期間(整
流動作の期間)に移行した瞬間に、2次巻線2b→転流
用FET45→整流用FET5(またはその内部寄生ダ
イオード)という経路で無効電流が流れてしまうという
問題があった。上記の無効電流は、数[ナノ秒]から数
10[ナノ秒]持続し、電流値も数[A]から10
[A]にも達するため、電源効率を悪化させるばかりで
なく、ノイズを発生させる。上記のFETのスイッチン
グ遅延は、主にゲート容量を充放電するのに時間がかか
ることによるものである。
【0006】またもし仮に、転流期間の終了前の早い時
期に転流用FET45をターンオフさせると、残された
転流期間において、転流用FET45の内部寄生ダイオ
ードがオンし、転流動作が継続される。この内部寄生ダ
イオードは、pnダイオードであるから逆回復時間が極
めて長く、転流期間が終わり整流期間に移行した瞬間に
瞬時にターンオフできず、2次巻線2b→転流用FET
45の内部寄生ダイオード→整流用FET5(またはそ
の内部寄生ダイオード)という経路で、上記と同様の無
効電流が流れてしまう。
【0007】本発明はこのような従来の課題を解決する
ためになされたものであり、無効電流をなくし、電源効
率を上げることができる同期整流回路を提供することを
目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の同期整流回路は、主トランスの1次側に印
加する電圧を主スイッチによりスイッチングするスイッ
チング電源に用いられ、前記主トランスの2次側に誘起
された電圧を整流する同期整流回路において、ゲート電
極を前記主トランスの2次側ホット端子に接続し、ソー
ス電極をグランドに接続し、ドレイン電極を前記主トラ
ンスの2次側コールド端子に接続した整流用FETと、
ソース電極をグランドに接続し、ドレイン電極を前記主
トランスの2次側ホット端子に接続した転流用FET
と、前記転流用FETのゲート電極を駆動する駆動手段
と、前記主スイッチのターンオンタイミングに対する前
記転流用FETのターンオフタイミングのずれ量を検知
し、前記転流用FETが前記主スイッチのターンオンの
直前にターンオフするように前記駆動手段を制御する制
御手段とを有することを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】実施の形態1 図1は本発明の実施の形態1のフォワード型コンバータ
電源の構成を示す回路図である。図1のフォワード型コ
ンバータ電源は、外部から直流電圧が入力される電圧入
力端子1と、主トランス2と、主スイッチFET3と、
本発明の同期整流回路101と、平滑回路102と、負
荷接続端子9とを有する。
【0010】主トランス2は、1次巻線2aと2次巻線
2bとを有する。1次巻線2aのホット端子(図中の黒
丸印側の端子)は、電圧入力端子1に接続されている。
なお、以下の説明において、1次巻線2aのホット端子
を1次側ホット端子2a−h1次巻線2aのコールド端
子(図中の無印側の端子)を1次側コールド端子2a−
c、2次巻線2bのホット端子(図中の黒丸印側の端
子)を2次側ホット端子2b−h、2次巻線2bのコー
ルド端子(図中の無印側の端子)を2次側コールド端子
2b−cと称する。また、主スイッチFET3は、ゲー
ト電極Aが外部に設けられたコントロールIC201に
接続され、ドレイン電極が主トランス2の1次巻線2a
のコールド端子に接続され、ソース電極がグランドに接
続されたnMOSFETである。なお、主スイッチFE
T3のシンボル中にあるダイオードは、ソースに接続し
ているp型基板とn型のドレインとによる寄生ダイオー
ドを示す。コントロールIC201は、主スイッチFE
T3のゲート電極Aを駆動し、主スイッチFET3をス
イッチング動作させる。主スイッチFET3は、直流電
圧が印加された1次巻線2aをスイッチングすることに
より(1次側コールド端子をグランドに接続し、またグ
ランドから開放することにより)、2次巻線2bにスイ
ッチング電圧を誘起させる。
【0011】同期整流回路101は、主トランスの2次
巻線2bに誘起されたスイッチング電圧を整流するもの
であり、整流用FET5と、転流用FET6と、制御手
段と、駆動手段110とを有する。整流用FET5は、
ゲート電極Mが主トランス2の2次側ホット端子2b−
hに接続され、ソース電極がグランドに接続され、ドレ
イン電極が2次側コールド端子2b−cに接続されたn
MOSFETである。また、転流用FET6は、ソース
電極がグランドに接続され、ドレイン電極が2次側ホッ
ト端子2b−hに接続されたnMOSFETである。な
お、整流用FET5および転流用FET6のシンボル中
にあるダイオードは、ソースに接続しているp型基板と
n型のドレインとによる寄生ダイオードを示す。
【0012】制御手段は、主スイッチFET3のターン
オフタイミング、および主スイッチFET3のターンオ
ンタイミングに対する転流用FET6のターンオフタイ
ミングのずれ量を検知し、転流用FET6が、主スイッ
チFET3のターンオフをトリガとしてターンオンし、
主スイッチFET3のターンオンの直前にターンオフす
るように駆動手段を制御するものであり、第1検知部1
11と、第1の制御信号生成部112と、第2の検知部
113と、第2の制御信号生成部114とを有する。
【0013】第1の検知部111は、スイッチFET3
のスイッチングタイミングを検知し、このタイミングを
示す第1の検知信号を生成するものであり、ここではパ
ルストランス10である。パルストランス10は、1次
巻線10aと、2次巻線10bとを有し、図中のノード
Cに第1の検知信号を生成する。パルストランス10の
1次巻線10aのホット端子は主スイッチFET3のゲ
ート電極Aに接続され、1次巻線10aおよび2次巻線
10bのコールド端子はグランドに接続され、2次巻線
10bのホット端子はノードCに接続されている。
【0014】第1の制御信号生成部112は、第1の検
知信号に基づいて、転流用FET6をターンオンさせる
ための第1の制御信号を図中のノードDに生成するもの
である。第1の制御信号生成部は、ここでは、ノードC
とDの間に設けられたコンデンサ25と、ノードDとグ
ランドとの間に設けられた抵抗26とにより構成される
CR微分回路である。
【0015】第2の検知部113は、転流用FET6の
ターンオフタイミングを検知し、このタイミングを示す
第2の検知信号を図中のノードHに生成するものであ
り、ここでは、ダイオード21と、抵抗22,24と、
pnp型バイポーラトランジスタ23とを有する。ダイ
オード21のアノード電極はノードK(バッファ20の
出力端子)に接続され、カソード電極は転流用FET6
のゲート電極Gに接続されている。また、抵抗22は、
ノードKとゲート電極Gとの間に設けられている。ま
た、pnpトランジスタ23のベース電極はノードKに
接続され、エミッタ電極はゲート電極Gに接続され、コ
レクタ電極はノードHに接続されるとともに抵抗24を
介してグランドに接続されている。
【0016】第2の制御信号生成部114は、第1およ
び第2の検知信号に基づいて、転流用FET6のオン期
間を調整するための第2の制御信号を図中の内部ノード
Eに生成するものであり、インバータ11と、npn型
バイポーラトランジスタ12と、抵抗13,15〜17
と、コンデンサ14,18とを有する。抵抗13は、図
中のノードIと第2の検知信号が生成されるノードHと
の間に設けられている。また、インバータ11(ずれ検
知信号生成回路)は、ノードCに接続する入力端子と、
図中のノードIに接続されたオープンコレクタ型の出力
端子とを備え、第1の検知信号がLowレベルのときノ
ードIを開放し、第1の検知信号がHighレベルのと
きノードIをグランドに接続することにより、主スイッ
チFET3のターンオンタイミングに対する転流用FE
T6のターンオフタイミングのずれ量に応じたずれ検知
信号をノードIに生成する。すなわち、インバータ11
は、第1の検知信号がLowレベルのときには(主スイ
ッチFET3がオフであるときには)、第2の検知信号
をノードIに伝送し、第1の検知信号がHighレベル
に変化すると(主スイッチFET3がターンオンする
と)、ノードIを強制的にグランド電位にする。なお、
ずれ検知信号生成回路は、インバータ11ではなく、オ
ープンコレクタ型のエミッタ接地npn型バイポーラト
ランジスタでも良い。また、npnトランジスタ12の
ベース電極は、ずれ検知信号が生成されるノードIに接
続され、エミッタ電極はグランドに接続され、コレクタ
電極はノードJに接続されている。また、コンデンサ1
4はノードJとグランドの間に設けられており、抵抗1
5はノードJとノードLとの間に設けられている。ま
た、抵抗16は正電源VDDとノードLとの間に設けら
れており、抵抗17はノードLと第2の制御信号が生成
されるノードEとの間に設けられており、コンデンサ1
8はノードEとグランドの間に設けられている。
【0017】駆動手段110は、制御手段から入力され
た第1および第2の制御信号に従って、転流用FET6
のゲート電極Gを駆動するものであり、モノステーブル
マルチバイブレータIC(モノマルチIC)19と、バ
ッファ20とを有する。
【0018】モノマルチIC19は、ディスチャージ端
子19aと、パルス幅制御端子19bと、トリガ入力端
子19cと、パルスの出力端子19dとを備え、トリガ
入力端子19cが所定のトリガレベルになると(トリガ
入力端子19cに所定のトリガパルスが入力される
と)、ディスチャージ端子19aを開放するとともにパ
ルスの出力を開始し、パルス幅制御端子19bが所定の
スレッシュホールドレベルに上昇変化すると、パルスの
出力を停止するとともに、ディスチャージ端子19aを
グランド電位にする。すなわち、モノマルチIC19
は、トリガ入力端子19cが上記のトリガレベルに変化
してからパルス幅制御端子19bが上記のスレッシュホ
ールドレベルに変化するまでの間、出力端子19dにパ
ルスを出力する。ディスチャージ端子19aおよびパル
ス幅制御端子19bは第2の制御信号が生成されるノー
ドEに接続されており、トリガ入力端子19cは第1の
制御信号が生成されるノードDに接続されており、また
出力端子19dはノードFに接続されている。モノマル
チIC19によりノードFに出力させるパルスを転流用
パルスと称し、またノードFに生成される信号を転流用
パルス信号と称する。上記のトリガレベルは、ここでは
負の電圧レベルであり、第1の制御信号の負パルスが上
記のトリガパルスとなる。モノマルチIC19として
は、例えばTI社製のTLC555を用いる。なお、モ
ノマルチIC19は、パルス幅を可変できるモノステー
ブルマルチバイブレータ回路であれば良い。また、バッ
ファ20の入力端子はノードFに接続され、バッファ2
0の出力端子はノードKに接続されている。このバッフ
ァ20は、第2の検知部のダイオード21および抵抗2
2を介して転流用FET6のゲート電極Gを駆動する。
【0019】平滑回路102は、同期整流回路101に
より整流された電圧を平滑化するものであり、チョーク
コイル7と、コンデンサ8とを有する。チョークコイル
7は、主トランス2の2次巻線2bのホット端子と負荷
接続端子9との間に設けられている。また、コンデンサ
8は、負荷接続端子9とグランドとの間に設けられてい
る。
【0020】次に、図1に示す実施の形態1のフォワー
ド型コンバータ電源の動作を説明する。図2は図1のフ
ォワード型コンバータ電源における各部の動作波形図で
ある。図2において、(A)は主スイッチFET3のゲ
ート電極A、(B)は主スイッチFET3のドレイン電
極B(巻線2aのコールド端子)、(G)は転流用FE
Tのゲート電極Gの各電圧波形である。また、(C)は
ノードCの電圧波形(第1の検知信号)(D)はノード
Dの電圧波形(第1の制御信号)、(E)はノードEの
電圧波形(第2の制御信号)、(F)はノードFの電圧
波形(転流スイッチパルス)、(H)はノードHの電圧
波形(第2の検知信号)、(I)はノードIの電圧波形
(ずれ検知信号)、(J)はノードJの電圧波形(コン
デンサ14の端子間電圧波形)である。
【0021】主スイッチFET3のゲート電極Aは、コ
ントロールIC201によりHighレベル(以下、単
にHighと表記する)およびLowレベル(以下、単
Lowと表記する)に交互に駆動される(図2(A)参
照)。ゲート電極AがLowからHighに変化する
と、主スイッチFET3はターンオンし、またゲート電
極AがHighからLowに変化すると、主スイッチF
ET3はターンオフする。主スイッチFET3のスイッ
チングには、数10[ナノ秒]の時間がかかり、ゲート
電極Aの電圧波形の立ち上がりおよび立ち下がりが傾斜
する。主スイッチFET3がオンしているときは、主ト
ランス2の1次側コールド端子2a−cはグランド(G
ND)電位となり、また主スイッチFET3はオフして
いるときは、1次側コールド端子2a−cは、直流電圧
が印加されている1次側ホット端子2a−hよりも高電
位になる(図2(B)参照)。主スイッチFET3がオ
ンしている期間(1次側コールド端子2a−cが1次側
ホット端子2a−hよりも低電位となる期間)が整流期
間であり、また主スイッチFET3がオフしている期間
(1次側コールド端子2a−cが1次側ホット端子2a
−hよりも高電位となる期間)が転流期間である。整流
期間においては、主トランス2の2次側ホット端子2b
−hは2次側コールド端子2b−cよりも高電位にな
り、また転流期間においては、2次側ホット端子2b−
hは2次側コールド端子2b−cよりも低電位になる。
【0022】転流期間から整流期間に変化し、2次側ホ
ット端子2b−hが2次側コールド端子2b−cよりも
高電位になると、2次側コールド端子2b−cは整流用
FET5の内部寄生ダイオードによりグランド電位付近
の負電位にクランプされ、2次側ホット端子2b−hは
正電位となるので、整流用FET5はターンオンする。
従って、整流期間においては、2次側ホット端子2b−
h→チョークコイル7→負荷接続端子9→図示しない負
荷→グランド→整流用FET5→2次側コールド端子2
b−cという経路で電流が流れ、チョークコイル7にエ
ネルギーが蓄積される。
【0023】一方、整流期間から転流期間に変化し、2
次側ホット端子2b−hが2次側コールド端子2b−c
よりも低電位になると、整流用FET5のゲート電極M
(2次側ホット端子2b−h)の電位は転流用FET6
の内部寄生ダイオードによるクランプレベルであるグラ
ンド電位付近の負電位まで降下するので、整流用FET
5はターンオフし、転流用FET6は制御手段および駆
動手段によりターンオンし、またチョークコイル7の極
性が反転する。従って、転流期間においては、整流用F
ET5はオフ、転流用FET6はオンであり、チョーク
コイル7に蓄積されたエネルギーにより、チョークコイ
ル7→負荷接続端子9→図示しない負荷→グランド→転
流用FET6→チョークコイル7という経路で電流が流
れる。
【0024】本発明の同期整流回路101は、制御手段
および駆動手段により転流用FET6のゲート電極Gを
駆動し、整流期間の終了直前(転流期間の開始直前)に
転流用FET6をターンオンさせることにより、転流期
間から整流期間に変化したときに、2次巻線2bと転流
用FET6と整流用FET5からなるループに無効電流
が流れないようにしたことを特徴とするものである。
【0025】以下に、同期整流回路101の制御手段
(第1の検知部111、第1の制御信号生成部112、
第2の検知部113、第2の制御信号生成部114)お
よび駆動手段110の動作を詳細に説明する。まず、主
スイッチFET3のゲート電極AがHighであり、主
スイッチFET3がオンしている整流期間においては、
パルストランス10は、ノードCの第1の検知信号をH
ighに保持する(図2(C)参照)。ノードCがHi
ghなので、ノードD(モノマルチIC19のトリガ入
力端子19c)は、抵抗26によりグランド電位に保持
されている(図2(D)参照)。モノマルチIC19
は、ノードF(パルス出力端子19d)をLowレベル
に保持し(図2(F)参照)、またノードE(ディスチ
ャージ端子19a)をグランド電位に保持する(図2
(E)参照)。ノードFがLowなので、バッファ20
は、ノードKをLow(グランド電位)に保持し、抵抗
22を介して整流FET6のゲート電極Gをグランド電
位に保持する(図2(G)参照)。従って、整流期間に
おいては、整流FET6はオフしている。ノードKと整
流FET6のゲート電極Gが同電位なので、トランジス
タ23はオフしており、ノードHの第2の検知信号は抵
抗24によりグランド電位になっている(図2(H)参
照)。また、ノードCがHighなので、インバータ1
1はノードIをグランド電位に保持する(図2(I)参
照)。ノードIがグランド電位なので、トランジスタ1
2はオフしている。
【0026】次に、主スイッチFET3のゲート電極A
がHighからLowに変化し、整流期間から転流期間
に変化すると、パルストランス10はノードCの第1の
検知信号を、HighからLow(GND電位)に変化
させる(図2(C)参照)。ノードCの第1の検知信号
がLowに変化すると、インバータ11は、グランド電
位に保持していたノードIを開放する(図2(I)参
照)。また、コンデンサ25および抵抗26からなるC
R微分回路は、ノードDの第1の制御信号をGND電位
から負電位に変化させ、ノードDに負パルスを生成する
(図2(D)参照)。この負パルスは、モノマルチIC
19のトリガパルスとなるものであり、トリガ入力端子
19cに入力される。
【0027】トリガ入力端子19cにトリガパルスが入
力されると、モノマルチIC19は、出力端子19dに
転流用パルスを出力し、ノードFの転流用パルス信号を
LowからHighに変化させ(図2(F)参照)、ま
たGND電位に固定していたディスチャージ端子19a
を開放する。ディスチャージ端子19aの開放により、
抵抗17からの電流によるコンデンサ18の充電が開始
され、ノードEの第2の制御信号がグランド電位から上
昇を開始する(図2(E)参照)。なお、モノマルチI
C19は、パルス幅制御端子19bの電位(ノードEの
電位)が所定のスレッシュホールドレベルに上昇するま
で、転流用パルスの出力を継続する。
【0028】ノードFがHighに変化すると、バッフ
ァ20は、ダイオード21を介して転流用FETのゲー
ト電極GをLowからHighに変化させ(図2(G)
参照)、これにより転流用FET6はターンオンする。
転流用FET6のターンオフには数10[ナノ秒]の時
間がかかり、ゲート電極Gの電圧波形の立ち上がりが傾
斜する。
【0029】次に、転流期間においては、ノードFがH
ighである間は、転流用FET6はオンしており、ま
たノードEの第2の制御信号が三角波状に上昇していく
(図2(E)参照)。コンデンサ18は、正電源VDD
から抵抗16および17を介して供給される電流と、コ
ンデンサ14から抵抗15および16を介して供給され
る電流とにより充電される。このとき、正電源VDDは
定電源なので正電源VDDから供給される電流は一定で
あるが、コンデンサ14から供給される電流は、コンデ
ンサ18の充電が開始される直前のノードJの電位(コ
ンデンサ14の端子間電圧)により変化する。すなわ
ち、モノマルチIC19にトリガパルスが入力され、コ
ンデンサ18の充電が開始される直前のコンデンサ14
の端子間電圧が大きいほど、ノードEの電位上昇速度
(コンデンサ18の充電速度)は速くなる。
【0030】ノードEの電位(パルス幅制御端子19b
の電位)が所定のスレッシュホールドレベルまで上昇す
ると、モノマルチIC19は、パルスの出力を停止し、
ノードFの転流用パルス信号をHighからLowに変
化させ(図2(F)参照)、またディスチャージ端子1
9aをグランド電位に固定し、コンデンサ18を放電さ
せる。これにより、ノードEの第2の制御信号はグラン
ド電位となる。モノマルチIC19の出力パルス幅は、
トリガパルスが入力されてからノードEがスレッシュホ
ールドレベルに達するまでの期間に等しく、ノードEの
電位上昇速度に依存する。ノードEの電位上昇速度は、
上述したようにトリガパルスの入力直前のコンデンサ1
4の端子間電圧に依存する。従って、モノマルチIC1
9の出力パルス幅は、トリガパルスの入力直前のコンデ
ンサ14の端子間電圧に依存する。
【0031】ノードFがLowに変化すると、バッファ
20はノードKをHighからLowに変化させ、抵抗
22を介して転流用FET6のゲート電極GをHigh
からLowに変化させる(図2(G)参照)。これによ
り転流用FET6はターンオフする。転流用FET6の
ターンオフには数10[ナノ秒]の時間がかかり、ゲー
ト電極Gの電圧波形の立ち下がりが傾斜する。この転流
用FET6のターンオフ期間に、ゲート電極Gから抵抗
22に電流が流れ、抵抗22の端子間に電圧降下が生
じ、トランジスタ23が瞬間的にターンオンし、トラン
ジスタ23を介して抵抗24にスパイク状の電流が流
れ、これによりノードHの第2の検知信号にスパイク状
の正電圧が生成される(図2(H)参照)。この第2の
制御信号の正電圧は、ノードCがLowであり、インバ
ータ11がノードIを開放している期間にのみノードI
に伝達される。トランジスタ12は、ノードIが正電位
となる期間オンし、コンデンサ14の電荷の一部を放電
させ、コンデンサC14の端子間電圧(ノードJの電
位)を降下させる。
【0032】次に、主スイッチFET3のゲート電極A
がLowからHighに変化し、転流期間から整流期間
に変化すると、パルストランス10は、ノードCの第1
の検知信号をLowからHighに変化させる(図2
(C)参照)。ノードCの第1の検知信号がHighに
変化すると、インバータ11は開放していたノードIを
強制的にグランド電位にする(図2(I)参照)。ま
た、コンデンサ25および抵抗26からなるCR微分回
路は、ノードDの第1の制御信号をGND電位から正電
位に変化させ、ノードDに正パルスを生成する(図2
(D)参照)。なお、この正パルスは、モノマルチIC
19のトリガパルスとはならない。
【0033】以下に、同期整流回路101の制御手段に
よる転流用FET6のターンオフタイミングの調整動作
について説明する。まず、ノードJの電位(コンデンサ
14の端子間電圧)をVDDレベルにしてトリガパルス
を入力したときに、モノマルチIC19の出力パルス幅
が転流期間よりも短くなるように、抵抗16,17、お
よびコンデンサ18の値を設定しておく。
【0034】図2の期間T1においては、転流期間中に
転流用FET6がターンオフし、転流期間の終了よりも
前に、ノードHが正電位となる期間が終了している。こ
の場合は、ノードHの第2の検知信号の全正電位期間に
おいて、ノードIが正電位となり、トランジスタ12が
オンし、コンデンサ14が放電する。また、図2の期間
T3においては、転流用FET6のターンオフタイミン
グが転流期間の終了時期と一致し、整流期間の開始とと
もにノードHが正電位となる。この場合は、ノードHの
第2の検知信号の全正電位期間において、ノードIはグ
ランド電位となり、トランジスタ12はオンせず、コン
デンサ14は放電しない。また、図2の期間T2におい
ては、転流期間中における上記の期間T1よりも遅い時
期に転流用FET6がターンオフし、ノードHの第2の
検知信号の正電位期間が、転流期間の終了時期と重なり
合っている。この場合は、転流期間の終了時よりも前の
ノードHの部分的な正電位期間において、ノードIが正
電位となり、トランジスタ12がオンし、コンデンサ1
4が放電する。トランジスタ12のオン期間は上記の期
間T1におけるそれよりも短く、コンデンサ14の放電
によるノードJの電位降下は上記の期間T1におけるそ
れよりも小さくなる。
【0035】転流用FET6のターンオフタイミングを
決めるノードFの転流用パルスの幅は、上述したよう
に、転流期間の開始時のノードJの電位(コンデンサ1
4の端子間電圧)により決まるので、コンデンサ14の
容量値を、例えば、図2(H)の第2の検知信号の正電
位頂部Pが転流期間の終了時期と一致するときに、転流
期間の開始時のノードJの電位が一定値を保つように設
定する。これにより、制御手段は、期間T1およびT2
のように、正電位頂部Pが転流期間の終了時よりも前に
あるときには転流用パルスの幅を長くし、また期間T1
のように、正電位頂部Pが転流期間の終了時よりもあと
にあるときには転流用パルスの幅を短くする。すなわ
ち、制御手段は、正電位頂部Pが転流期間の終了時期と
一致し、転流用FET6が転流期間の終了直前(主スイ
ッチFET3のターンオン直前)にターンオフするよう
に、転流用パルスの幅を制御する。
【0036】また、制御手段は、ゲート電極の電位変化
を検知することにより、主スイッチFET3の実際のタ
ーンオンタイミングおよび転流用FET6の実際のター
ンオフタイミングに基づいて、転流用パルスの幅を制御
する構成なので、FETのスイッチング遅延時間のバラ
ツキを吸収し、主スイッチFET3のターンオフ直前
に、また内部寄生ダイオードをオンさせることなく、確
実に転流用FET6をターンオフさせることができる。
従って、転流期間から整流期間に変化したときに、2次
側ホット端子2b−h→転流用FET6→整流用FET
5→2次側コールド端子2b−cという経路で無効電流
が流れることはなく、電源効率を高くすることができ
る。
【0037】このように実施の形態1によれば、転流用
FET6のゲート電極Gを駆動する駆動手段110と、
駆動手段110を制御する制御手段とを設け、制御手段
により、主スイッチFET3のターンオンタイミングに
対する転流用FET6のターンオフタイミングのずれ量
を検知し、転流用FET6が主スイッチFET3のター
ンオンの直前にターンオフするように駆動手段110を
制御するようにしたことにより、無効電流が流れること
はなく、電源効率を高くすることができる。
【0038】実施の形態2 上記実施の形態1では、転流用FET6のゲート電極G
とノードK(バッファ20の出力端子)との間に、ダイ
オード21および抵抗22を設けて第2の検知部を構成
したが、ゲート電極GとノードKとの間にカレントトラ
ンスを設けて第2の検知部を構成しても良い。カレント
トランスは、1次巻線を1ターンあるいは数ターンにす
ることにより1次巻線の端子間を短絡と見なせるように
したトランスである。
【0039】この実施の形態2のフォワード型コンバー
タ電源は、図1の実施の形態1のフォワード型コンバー
タ電源において、同期整流回路101の第2の検知部1
13を、カレントトランスを用いて構成した第2の検知
部115としたものである。図3は本発明の実施の形態
2における第2の検知部115の構成を示す回路図であ
る。第2の検知部115は、図1の第2の検知部113
と同様に転流用FET6のターンオフタイミングを検知
し、このタイミングを示す第2の検知信号をノードHに
生成するものであり、カレントトランス30と、ダイオ
ード31と、抵抗32とを有する。
【0040】カレントトランス30は、端子間を短絡と
見なせる1次巻線30aと、2次巻線30bとを有す
る。1次巻線30aのホット端子はノードKに接続さ
れ、1次巻線30aのコールド端子は転流用FET6の
ゲート電極Gに接続され、2次巻線30bのホット端子
はグランドに接続され、2次巻線30bのコールド端子
はダイオード31のアノード電極に接続されている。ま
た、ダイオード31のカソード電極は、ノードHに接続
されるとともに、抵抗32を介してグランドに接続され
ている。
【0041】実施の形態2におけるノードK,G,Hの
電圧波形は、図2に示すものと同じである。第2の検知
部115において、バッファ20によりノードKがHi
ghからLowに変化したときに、2次巻線30bのコ
ールド端子が正電位となり、ダイオード31がオンし、
抵抗32に電流が流れ、ノードHにスパイク状の正電圧
が発生する(図2(H)参照)。また、ノードKがHi
ghからLowに変化したときには、2次巻線30bの
コールド端子が負電位となるので、ダイオード31はオ
ンせず、抵抗32には電流が流れない。すなわち、第2
の検知部115は、上記実施の形態1の第2の検知部1
13と同様に、転流用FET6のゲート電圧GがHig
hからLowに変化したときにのみ、ノードHの第2の
検知信号にスパイク状の正電圧を発生させる。
【0042】このように実施の形態2によれば、転流用
FET6のゲート電極Gを駆動する駆動手段110と、
駆動手段110を制御する制御手段とを設け、制御手段
の第2の検知部115をカレントトランス30を用いて
構成し、上記実施の形態同様に、制御手段により、主ス
イッチFET3のターンオンタイミングに対する転流用
FET6のターンオフタイミングのずれ量を検知し、転
流用FET6が主スイッチFET3のターンオンの直前
にターンオフするように駆動手段110を制御するよう
にしたことにより、無効電流が流れることはなく、電源
効率を高くすることができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、転流用FETのゲ
ート電極を駆動する駆動手段と、この駆動手段を制御す
る制御手段とを設け、制御手段により、主スイッチのタ
ーンオンタイミングに対する転流用FETのターンオフ
タイミングのずれ量を検知し、転流用FETが主スイッ
チのターンオンの直前にターンオフするように駆動手段
を制御するようにしたことにより、無効電流が流れるこ
とはなく、電源効率を高くすることができるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のフォワード型コンバー
タ電源の構成を示す回路図である。
【図2】本発明の実施の形態1のフォワード型コンバー
タ電源における各部の動作波形図である。
【図3】本発明の実施の形態2のフォワード型コンバー
タ電源における第2の検知部の構成を示す回路図であ
る。
【図4】従来のフォワード型コンバータ電源の構成を示
す回路図である。
【符号の説明】
2 主トランス、 3 主スイッチFET、 5 整流
用FET、 6 転流用FET、 7 チョークコイ
ル、 8,14,18,25 コンデンサ、 9負荷接
続端子、 10 パルストランス、 11 インバー
タ、 12 npnトランジスタ、 13,15,1
6,17,22,24,26,32 抵抗、19 モノ
マルチIC、 20 バッファ、 21,31 ダイオ
ード、 23 pnpトランジスタ、 101 同期整
流回路、 102 平滑回路、 110 駆動手段、
111 第1の検知部、 112 第1の制御信号生成
部、113,115 第2の検知部、 114 第2の
制御信号生成部。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主トランスの1次側に印加する電圧を主
    スイッチによりスイッチングするスイッチング電源に用
    いられ、前記主トランスの2次側に誘起された電圧を整
    流する同期整流回路において、 ゲート電極を前記主トランスの2次側ホット端子に接続
    し、ソース電極をグランドに接続し、ドレイン電極を前
    記主トランスの2次側コールド端子に接続した整流用F
    ETと、 ソース電極をグランドに接続し、ドレイン電極を前記主
    トランスの2次側ホット端子に接続した転流用FET
    と、 前記転流用FETのゲート電極を駆動する駆動手段と、 前記主スイッチのターンオンタイミングに対する前記転
    流用FETのターンオフタイミングのずれ量を検知し、
    前記転流用FETが前記主スイッチのターンオンの直前
    にターンオフするように前記駆動手段を制御する制御手
    段とを有することを特徴とする同期整流回路。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、さらに、 前記主スイッチのターンオフタイミングを検知し、前記
    主スイッチのターンオフをトリガとして前記転流用FE
    Tがターンオンするように前記駆動手段を制御すること
    を特徴とする請求項1記載の同期整流回路。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、 前記主スイッチのスイッチングタイミングを検知し、こ
    のタイミングを示す第1の検知信号を生成する第1の検
    知部と、 前記転流用FETのターンオフタイミングを検知し、こ
    のタイミングを示す第2の検知信号を生成する第2の検
    知部と、 前記第1の検知信号に基づいて、前記転流用FETをタ
    ーンオンさせるための第1の制御信号を生成する第1の
    制御信号生成部と、 前記第1および第2の検知信号に基づいて、前記転流用
    FETのオン期間を調整するための第2の制御信号を生
    成する第2の制御信号生成部とを有し、 前記駆動手段は、前記転流用FETを、前記第1の制御
    信号により決まるタイミングでターンオンさせ、前記第
    2の制御信号により決まる時間だけオンさせたあとにタ
    ーンオフさせることを特徴とする請求項2記載の同期整
    流回路。
  4. 【請求項4】 前記駆動手段は、 前記第1の制御信号が入力されるトリガ入力端子と、前
    記第2の制御信号が入力されるパルス幅制御端子と、パ
    ルスの出力端子とを備え、前記トリガ入力端子が所定の
    トリガレベルに変化してから前記パルス幅制御端子が所
    定のスレッシュホールドレベルに変化するまでの間、パ
    ルスを出力するモノステーブルマルチバイブレータ回路
    と、 前記モノステーブルマルチバイブレータ回路から入力さ
    れる前記パルスに従って、前記転流用FETのゲート電
    極を駆動するバッファ回路とを有することを特徴とする
    請求項3記載の同期整流回路。
  5. 【請求項5】 前記主スイッチは、前記主トランスの1
    次側に直列に設けられ、ゲート電極が外部から駆動され
    るFETであり、 前記第1の検知信号は、前記主スイッチFETがオフの
    とき第1のレベルとなり、オンのとき第2のレベルとな
    る信号であり、 前記モノステーブルマルチバイブレータ回路は、さらに
    前記パルス幅制御端子に接続するディスチャージ端子を
    備え、前記トリガ入力端子が前記トリガレベルになると
    前記ディスチャージ端子を開放し、前記パルス幅制御端
    子が前記スレッシュホールドレベルになると前記ディス
    チャージ端子をグランド電位にするものであり、 前記第2の制御信号生成部は、 第1の内部ノードと前記第2の検知信号が入力される入
    力端子との間に設けられた第1の抵抗と、 前記第1の検知信号が第1のレベルのとき前記第1の内
    部ノードを開放し、前記第1の検知信号が第2のレベル
    のとき前記第1の内部ノードをグランドに接続すること
    により、前記主スイッチのターンオンタイミングに対す
    る前記転流用FETのターンオフタイミングのずれ量に
    応じたずれ検知信号を前記第1の内部ノードに生成する
    ずれ検知信号生成回路と、 ベース電極が前記第1の内部ノードに接続され、エミッ
    タ電極がグランドに接続され、コレクタ電極が第2の内
    部ノードに接続された第1のバイポーラトランジスタ
    と、 前記第2の内部ノードとグランドの間に設けられた第1
    のコンデンサと、 第3の内部ノードと前記第2の内部ノードとの間に設け
    られた第2の抵抗と、 正電源と前記第3の内部ノードとの間に設けられた第3
    の抵抗と、 前記第3の内部ノードと前記パルス幅制御端子との間に
    設けられた第4の抵抗と、 前記パルス幅制御端子とグランドとの間に設けられた第
    2のコンデンサとを有し、 前記第2の検知部は、 アノード電極が前記バッファの出力端子に接続され、カ
    ソード電極が前記転流用FETのゲート電極に接続され
    たダイオードと、 前記バッファの出力端子と前記転流用FETのゲート電
    極の間に設けられた第5の抵抗と、 第6の抵抗と、 ベース電極が前記バッファの出力端子に接続され、エミ
    ッタ電極が前記転流用FETのゲート電極に接続され、
    コレクタ電極が前記第2の抵抗を介してグランドに接続
    されているとともに前記第2の検知信号の出力端子とな
    る第2のバイポーラトランジスタとを有することを特徴
    とする請求項4記載の同期整流回路。
  6. 【請求項6】 前記主スイッチは、前記主トランスの1
    次側に直列に設けられ、ゲート電極が外部から駆動され
    るFETであり、 前記第1の検知信号は、前記主スイッチFETがオフの
    とき第1のレベルとなり、オンのとき第2のレベルとな
    る信号であり、 前記モノステーブルマルチバイブレータ回路は、さらに
    前記パルス幅制御端子に接続するディスチャージ端子を
    備え、前記トリガ入力端子が前記トリガレベルになると
    前記ディスチャージ端子を開放し、前記パルス幅制御端
    子が前記スレッシュホールドレベルになると前記ディス
    チャージ端子をグランド電位にするものであり、 前記第2の制御信号生成部は、 第1の内部ノードと前記第2の検知信号が入力される入
    力端子との間に設けられた第1の抵抗と、 前記第1の検知信号が第1のレベルのとき前記第1の内
    部ノードを開放し、前記第1の検知信号が第2のレベル
    のとき前記第1の内部ノードをグランドに接続すること
    により、前記主スイッチのターンオンタイミングに対す
    る前記転流用FETのターンオフタイミングのずれ量に
    応じたずれ検知信号を前記第1の内部ノードに生成する
    ずれ検知信号生成回路と、 ベース電極が前記第1の内部ノードに接続され、エミッ
    タ電極がグランドに接続され、コレクタ電極が第2の内
    部ノードに接続された第1のバイポーラトランジスタ
    と、 前記第2の内部ノードとグランドの間に設けられた第1
    のコンデンサと、 第3の内部ノードと前記第2の内部ノードとの間に設け
    られた第2の抵抗と、 正電源と前記第3の内部ノードとの間に設けられた第3
    の抵抗と、 前記第3の内部ノードと前記パルス幅制御端子との間に
    設けられた第4の抵抗と、 前記パルス幅制御端子とグランドとの間に設けられた第
    2のコンデンサとを有し、 前記第2の検知部は、 1次側ホット端子が前記バッファの出力端子に接続さ
    れ、1次側コールド端子が前記転流用FETのゲート電
    極に接続され、2次側ホット端子がグランドに接続され
    たカレントトランスと、 第5の抵抗と、 アノード電極が前記カレントトランスの2次側コールド
    端子に接続され、カソード電極が前記第5の抵抗を介し
    てグランドに接続されるとともに前記第2の検知信号の
    出力端子となるダイオードとを有することを特徴とする
    請求項4記載の同期整流回路。
  7. 【請求項7】 前記第1の検知部は、1次側ホット端子
    が前記主スイッチFETのゲート電極に接続され、1次
    側および2次側のコールド端子がグランドに接続され、
    2次側ホット端子が前記第1の検知信号の出力端子とな
    るパルストランスであることを特徴とする請求項5また
    は6に記載の同期整流回路。
  8. 【請求項8】 前記第1の制御信号生成部は、前記検知
    信号を微分し、この微分信号を前記第1の制御信号とす
    るCR微分回路であることを特徴とする請求項5または
    6に記載の同期整流回路。
  9. 【請求項9】 1次側ホット端子に直流電圧が入力され
    る主トランスと、 前記主トランスの1次側コールド端子とグランドとの間
    をスイッチングする主スイッチと、 前記主トランスの2次側に誘起された電圧を整流する同
    期整流回路と、 前記同期整流回路により整流された電圧を平滑化する平
    滑回路とを備え、 前記同期整流回路が、 ゲート電極を前記主トランスの2次側ホット端子に接続
    し、ソース電極をグランドに接続し、ドレイン電極を前
    記主トランスの2次側コールド端子に接続した整流用F
    ETと、 ソース電極をグランドに接続し、ドレイン電極を前記主
    トランスの2次側ホット端子に接続した転流用FET
    と、 前記転流用FETのゲート電極を駆動する駆動手段と、 前記主スイッチのターンオンタイミングに対する前記転
    流用FETのターンオフタイミングのずれ量を検知し、
    前記転流用FETが前記主スイッチのターンオンの直前
    にターンオフするように前記駆動手段を制御する制御手
    段とを有することを特徴とするフォワード型コンバータ
    電源。
  10. 【請求項10】 前記制御手段は、 さらに、前記主スイッチのターンオフタイミングを検知
    し、前記主スイッチのターンオフをトリガとして前記転
    流用FETがターンオンするように前記駆動手段を制御
    するものであり、 前記主スイッチのスイッチングタイミングを検知し、こ
    のタイミングを示す第1の検知信号を生成する第1の検
    知部と、 前記転流用FETのターンオフタイミングを検知し、こ
    のタイミングを示す第2の検知信号を生成する第2の検
    知部と、 前記第1の検知信号に基づいて、前記転流用FETをタ
    ーンオンさせるための第1の制御信号を生成する第1の
    制御信号生成部と、 前記第1および第2の検知信号に基づいて、前記転流用
    FETのオン期間を調整するための第2の制御信号を生
    成する第2の制御信号生成部とを有し、 前記駆動手段は、前記転流用FETを、前記第1の制御
    信号により決まるタイミングでターンオンさせ、前記第
    2の制御信号により決まる時間だけオンさせたあとにタ
    ーンオフさせることを特徴とする請求項9記載のフォワ
    ード型コンバータ電源。
  11. 【請求項11】 前記主スイッチが、前記主トランスの
    1次側に直列に設けられ、ゲート電極が外部から駆動さ
    れるFETであり、 前記平滑回路が、 負荷に接続するための負荷接続端子と前記主トランジス
    タの2次側ホット端子との間に設けられたチョークコイ
    ルと、 前記負荷接続端子とグランドとの間に設けられたコンデ
    ンサとを有することを特徴とする請求項9または10に
    記載のフォワード型コンバータ電源。
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