JPH11206090A - スピンドルモータ - Google Patents

スピンドルモータ

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Publication number
JPH11206090A
JPH11206090A JP251198A JP251198A JPH11206090A JP H11206090 A JPH11206090 A JP H11206090A JP 251198 A JP251198 A JP 251198A JP 251198 A JP251198 A JP 251198A JP H11206090 A JPH11206090 A JP H11206090A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor magnet
spindle motor
stator coil
axial direction
stator
Prior art date
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Pending
Application number
JP251198A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Okano
秀雄 岡野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP251198A priority Critical patent/JPH11206090A/ja
Publication of JPH11206090A publication Critical patent/JPH11206090A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Rotational Drive Of Disk (AREA)
  • Brushless Motors (AREA)
  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】回転子磁石の回転によって発生する磁気吸引力
による磁気振動及び騒音が少なく、かつ渦電流の少ない
効率の良いスピンドルモータを提供すること。 【解決手段】ディスク3を装着する回転体5が軸受9,
11を介して支持部材15に対し回転自在に支持された
スピンドルモータ2において、軸方向と直交面内に配置
された回転子磁石18と、軸方向に沿って前記回転子磁
石18と対向して配置された磁性体からなる励磁板19
とが、ステータコイル23が巻回されたステータコイル
支持部材21,24,25を挟んで前記回転体5に取り
付けられているスピンドルモータ2によって解決され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報機器、音響・
映像機器用スピンドルモータ、特に光ディスク装置や磁
気ディスク装置に最適なディスク用スピンドルモータに
関する。
【0002】
【従来の技術】図3に示すように、従来の情報機器等に
用いられる磁気ディスク装置40は、スピンドルモータ
41によって回動駆動される。該スピンドルモータ41
は、複数のハードディスク43が装着された回転体であ
る略円盤状のハブ45と、該ハブ45の軸線に沿って貫
通形成された挿入部47と、該挿入部47内に同軸挿入
されている第1の転がり軸受49及び第2の転がり軸受
51と、該挿入部47内に挿入された潤滑用グリースの
ベーパ状ダストがモータ外部へ飛散するのを防ぐラビリ
ンスシール52と、該第1の転がり軸受49及び該第2
の転がり軸受51に支持されている軸53と、該軸53
の端部(図中下端)が圧入された支持部材であるフレー
ム55とを含んで構成されている。
【0003】前記フレーム55には、薄板を積層するこ
とで構成されたステータコア57が周方向に所望個数取
り付けられている。そして、該ステータコア57には、
ステータコイル59が巻かれている。また、前記ハブ4
5には、ヨーク61を介して回転子磁石63が前記ステ
ータコア57と対向して取り付けられている。
【0004】前記ステータコイル59が通電されると、
前記ステータコア57と前記磁石63との間に電磁作用
が働く。すると、前記回転子磁石63に回転トルクが発
生する。そして、前記回転子磁石63が取り付けられた
前記ハブ45が前記軸53を中心として回転し、各ハー
ドディスク43を一括して回転駆動するようになってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年、磁気ディスク装
置では、高容量・高記録密度化が進展しており、そこに
使用されるスピンドルモータには非回転同期成分(NR
RO)の振れが小さいことはもちろんのこと、ヘッドの
追従性を高めるためにディスク面の振れを小さくするこ
とが望まれている。
【0006】上記従来のスピンドルモータは、コイル5
9を巻回したステータコア57の外周に空隙を介して、
回転子磁石63を配設したいわゆる周対向モータであ
り、ステータコア57と回転子磁石63が相対的に移動
し回転する構造である。そのため、両者の同軸度が悪い
とモータ回転時に前記回転子磁石63と前記ステータコ
ア57との間で磁気吸引力の時間的変化を生じ、スピン
ドルモータに振動を発生させていた。その結果、騒音が
発生したり、搭載するディスクを加振する等の問題点が
あった。また、前記回転子磁石63が前記ステータコア
57に対して相対的に動くため、前記ステータコア57
に起電力が発生する。その結果、渦電流が発生する。こ
の対策として、前記ステータコア57を薄板とし絶縁処
理を行い積層しているが、十分ではなかった。
【0007】したがって、本発明は上記のような問題点
に着目し、回転子磁石の回転によって発生する磁気吸引
力による磁気振動及び騒音が少なく、かつ渦電流の少な
い効率の良いスピンドルモータを提供することを目的と
している。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、デ
ィスクを装着する回転体が軸受を介して支持部材に対し
回転自在に支持されたスピンドルモータにおいて、軸方
向と直交面内に配置された回転子磁石と、軸方向に沿っ
て前記回転子磁石と対向して配置された磁性体からなる
励磁板とが、ステータコイルが巻回されたステータコイ
ル支持部材を挟んで前記回転体に取り付けられているこ
とを特徴とするスピンドルモータによって解決される。
【0009】本発明の上記構成によれば、支持部材に対
して回転自在な回転体に、軸方向と直交面内に配置され
た回転子磁石と、軸方向に沿って前記回転子磁石と対向
して配置された磁性体からなる励磁板とが、ステータコ
イルが巻回されたステータコイル支持部材を挟んで取り
付けられており、前記回転体が回転すると、前記回転子
磁石と前記励磁板が一体回転し、前記回転子磁石と前記
励磁板の相対位置は常に一定となる。したがって、前記
回転体が回転しているときであっても、前記回転子磁石
と前記励磁板間に生じる磁束は変化せず、磁気吸引は前
記回転子磁石と前記前記ステータコイル支持部材に働く
ものだけになるので、コイルの振動及び騒音が少なくな
る。その結果、搭載するディスクに伝わる振動が少なく
なり、ディスクの振動が小さくなるので、記録密度を向
上させることができる。更に、前記回転体が回転してい
るときであっても、前記回転子磁石により発生して前記
励磁板を通過する磁束は変化しないので、前記励磁板に
は前記回転子磁石の起磁力による渦電流の発生はない。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の一実施形態を詳細に説明する。図1に、本発明の一実
施形態に係る情報機器等に用いられる磁気ディスク装置
1を示す。該磁気ディスク装置1は、スピンドルモータ
2によって回動駆動される。図1に示すように、該スピ
ンドルモータ2は、複数のハードディスク3が装着され
た回転体である略円盤状のハブ5と、該ハブ5の軸線に
沿って貫通形成された挿入部7と、該挿入部7内に同軸
挿入されている第1の転がり軸受9及び第2の転がり軸
受11と、該挿入部7内に挿入された潤滑用グリースの
ベーパ状ダストがモータ外部へ飛散するのを防ぐラビリ
ンスシール12と、前記第1の転がり軸受9及び前記第
2の転がり軸受11に支持されている軸13と、該軸1
3の端部(図中下端)が圧入された支持部材であるフレ
ーム15とを含んで構成されている。
【0011】前記ハブ5には、軸方向と直交面内に配置
された回転子磁石18が取り付けられたマグネットヨー
ク17と、軸方向に沿って前記回転子磁石18と対向し
て配置された磁性体からなる励磁板としてのヨーク19
とが取り付けられている。そして、該回転子磁石18と
前記ヨーク19との間にはステータ組が配置されてい
る。図2に該ステータ組の平面図を示す。図1及び図2
に示すように、該ステータ組は、コイルホルダー21に
プラスチックモールド24を介して支持されたステータ
コイル23と、該ステーターコイル23を巻回したフェ
ライトコアからなるステータコア25と、FPC(フレ
キシブル回路基板)27とによって構成される。そし
て、前記回転子磁石18と前記コア25の内径及び外径
は略同径とされている。なお、ステータコイル支持部材
は、コイルホルダー21と、プラスチックモールド24
と、ステータコア25とからなる。
【0012】前記ステータコイル23が通電されると、
前記コア25と前記回転子磁石18との間に電磁作用が
働く。すると、前記回転子磁石18に回転トルクが発生
する。そして、前記回転子磁石18が取り付けられた前
記ハブ5が前記軸13を中心として回転し、各ハードデ
ィスク3を一括して回転駆動する。
【0013】ここで、前記ヨーク19は、前記ハブ5に
取り付けられているため、前記回転子磁石18と共に回
転し、前記回転子磁石18と前記ヨーク19の相対位置
は常に一定である。したがって、前記ハブ5が回転して
いるときであっても、前記回転子磁石18と前記ヨーク
19間に生じる磁束は変化せず、磁気吸引は前記回転子
磁石18と前記コア25に働くものだけになるので、コ
イル23の振動及び騒音が少なくなる。その結果、搭載
するディスクに伝わる振動が少なくなり、ディスクの振
動が小さくなるので、記録密度を向上させることができ
る。また、本実施形態においては、前記回転子磁石18
と前記コア25の内径及び外径は略同径とされており、
前記コイル23の外周部分に通る磁束がないので、前記
コイル23の振動及び騒音をより少なくすることができ
る。
【0014】更に、前記ハブ5が回転しているときであ
っても、前記回転子磁石18により発生して前記ヨーク
19を通過する磁束は変化しないので、前記ヨーク19
には前記回転子磁石18の起磁力による渦電流の発生は
ない。また、前記コア25は、前記回転子磁石18と相
対回転するため、該コア25には渦電流が発生する。し
かしながら、本実施形態において、前記コア25は、導
電率の低いフェライトコアを使用しているため、渦電流
を少なくすることができる。なお、ステータコア25
は、なくてもよい。ステータコア25がないと、渦電流
の発生をほぼ零にすることができるとともに、振動、騒
音を更に小さくすることができる。しかし、モータの駆
動力が小さくなるため適宜選ぶのがよい。
【0015】次に前記スピンドルモータ2の組立手順を
説明する。 (1) ハブ5にマグネットヨーク17を接着する。 (2) 所定の極数、磁束量となる様に着磁された回転
子磁石18を前記マグネットヨーク17に接着する。 (3) 前記ハブ5に転がり軸受9,11を接着剤を併
用して圧入する。なお、ここまでの工程が済んだものを
ハブ組立と呼ぶ。 (4) ステータコイル23にステータコア25を入れ
てコイルホルダー21にインサートモールドする。 (5) FPC27に前記ステータコイル23を接続す
る。これをステータ組立という。 (6) ステータ組立を軸13に接着固定する。これを
軸組立という。 (7) 前記軸組立の前記軸13の軸受接着部分に接着
剤を塗布した後に、前記ハブ組立を前記軸13に挿入し
前記軸受内輪に予圧治具により予圧をかける。 (8) 接着剤乾燥後に予圧治具を外す。 (9) 前記ヨーク19を前記ハブ5の内径に接着又は
圧入を行う。この時の位置決めは前記マグネットヨーク
17の端面に突き当てて行う。 (10) 前記ラビリンスシール12を前記ハブ5に接
着固定する。 (11) この後、前記フレーム15に前記軸13を圧
入又は接着により固定してスピンドルモータ完成品とな
る。
【0016】なお、本発明のスピンドルモータは、前述
した実施形態に限定されるものではなく、適宜変形、改
良等が可能である。例えば、スピンドルモータにおいて
軸を固定せず、軸が回転する構造としてもよい。また、
軸受は転がり軸受ではなく、動圧軸受等でもよい。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、軸方向と
直交面内に配置された回転子磁石と、軸方向に沿って前
記回転子磁石と対向して配置された磁性体からなる励磁
板とが、ステータコイルが巻回されたステータコイル支
持部材を挟んで前記回転体に取り付けられているので、
前記回転体が回転すると、前記回転子磁石と前記励磁板
が一体回転し、前記回転子磁石と前記励磁板の相対位置
は常に一定である。したがって、前記回転体が回転して
いるときであっても、前記回転子磁石と前記励磁板間に
生じる磁束は変化せず、磁気吸引は前記回転子磁石と前
記ステータコイル支持部材に働くものだけになるので、
コイルの振動及び騒音が少なくなる。その結果、搭載す
るディスクに伝わる振動が少なくなり、ディスクの振動
が小さくなるので、記録密度を向上させることができ
る。更に、前記回転体が回転しているときであっても、
前記回転子磁石により発生して前記励磁板を通過する磁
束は変化しないので、前記励磁板には前記回転子磁石の
起磁力による渦電流の発生はない。したがって、高効率
のスピンドルモータを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るスピンドルモータの
断面図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るステータ組の平面図
である。
【図3】従来のスピンドルモータの断面図である。
【符号の説明】
1 磁気ディスク装置 2 スピンドルモータ 3 ハードディスク 5 ハブ 7 挿入部 9,11 転がり軸受 12 ラビリンスシール 13 軸 15 フレーム 17 マグネットヨーク 19 ヨーク 21 コイルホルダー 23 ステータコイル 25 ステータコア 27 FPC

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクを装着する回転体が軸受を介し
    て支持部材に対し回転自在に支持されたスピンドルモー
    タにおいて、 軸方向と直交面内に配置された回転子磁石と、軸方向に
    沿って前記回転子磁石と対向して配置された磁性体から
    なる励磁板とが、ステータコイルが巻回されたステータ
    コイル支持部材を挟んで前記回転体に取り付けられてい
    ることを特徴とするスピンドルモータ。
JP251198A 1998-01-08 1998-01-08 スピンドルモータ Pending JPH11206090A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP251198A JPH11206090A (ja) 1998-01-08 1998-01-08 スピンドルモータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP251198A JPH11206090A (ja) 1998-01-08 1998-01-08 スピンドルモータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11206090A true JPH11206090A (ja) 1999-07-30

Family

ID=11531404

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP251198A Pending JPH11206090A (ja) 1998-01-08 1998-01-08 スピンドルモータ

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JP (1) JPH11206090A (ja)

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