JPH11205456A - 時計付き移動無線装置およびその時間制御システム - Google Patents

時計付き移動無線装置およびその時間制御システム

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JPH11205456A
JPH11205456A JP10002204A JP220498A JPH11205456A JP H11205456 A JPH11205456 A JP H11205456A JP 10002204 A JP10002204 A JP 10002204A JP 220498 A JP220498 A JP 220498A JP H11205456 A JPH11205456 A JP H11205456A
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JP
Japan
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clock
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time
time information
mobile radio
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Application number
JP10002204A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Miyata
裕章 宮田
Yoko Yamada
陽子 山田
Hiroko Yonekura
裕子 米倉
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信網から送出される時間情報を時計付き移
動無線装置にて監視し、内部時計を通信網または通信相
手側の情報通信装置の時間情報に合わせる。 【解決手段】 通信網または通信相手側の情報通信装置
から送出されている基準時間情報を、基準時間回線用受
信回路21にて受信し、受信した基準時間情報と内部時
計回路28の内部時間情報を、各々基準時間記憶回路2
2と内部時計記憶回路27に記憶し、両者を任意のタイ
ミングで読み出し、時間比較回路23において比較し、
時間差を算出し、算出した時間差情報と基準時間情報を
内部時間校正回路26に通知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、時計付き移動無線
装置に関し、特に、通信網または通信相手側の情報通信
装置からの時間情報により、時計付き移動無線装置の時
計の時間を制御する時計付き移動無線装置およびその時
間制御システムに係るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、移動無線装置を、本来の音声サー
ビスの他に、例えば、データ通信サービス等に使用する
用途拡大の要求が増大し、音声の他にデータ通信にも好
適な移動無線装置が普及してきている。この場合、情報
通信装置と移動無線装置との間または各移動無線装置間
を、サーバ、クライアント型の構成とした場合、サーバ
が各クライアントから各種の情報を定期的に収集するた
めに、サーバがスケジュール管理をしながらデータ通信
が行われると予想され、また、各移動無線装置に対し
て、時間単位に細分化したサービスおよび料金体系が増
加する等、種々の時間サービスが必要となる。従来、こ
のような時間サービスは、交換機の内部時計またはサー
ビス供給装置側の内部時計等通信網に依存していたが、
今後は、通信網と、時計を内蔵した時計付き移動無線装
置との間で時間を合わせることにより、正確な時間サー
ビスを行うことがが要求されると予想される。
【0003】従来、時計付き移動無線装置における時計
の時間校正は、時間がずれているときや時間を正確に合
わせようとするときに、音声時報サービスを呼び出し、
音声時報サービスからの基準時間情報を聞くことで、時
計付き移動無線装置の時間校正を行っていた。そのため
に、時間の誤差に気が付くまで時間校正を行わない可能
性もあった。また、基準時間に校正されていたとして
も、サーバ等通信相手時間に合せることができない可能
性もあった。従来、上記の時間校正の手段として、特開
平8−237340号公報における時計付き電話装置で
は、電話から自動的に音声時報サービスを呼び出し、音
声時報サービスからの時刻を知らせる音声と時報音を含
む時間情報を受信してから、音声を認識しこの認識結果
から基準時間を判別し、時報音から時間校正タイミング
を得ることで時間の校正を行っている。しかし、この手
段では時間校正を行う毎に通信回線を占有してしまうと
共に、通話等により回線を使用している間は時間校正が
行えず、また、サーバ等の通信相手の時間に合せられな
いという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
課題は、時計付き移動無線装置において、通信回線を占
有することなく、また必要時には即時、内部時計を基準
時間に合わせることで自動的に内部時計の校正を行うこ
とができるようにすることである。また、本発明の他の
課題は、複数の時計付き移動無線装置間が見かけ上同期
しているように運用できるようにすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の基本的な特徴は、時計付き移動無線装置に
対して、通信網または通信相手側の情報通信装置から、
通信回線とは別の回線を介して基準時間情報を送出し、
時計付き移動無線装置に、上記基準時間情報を受信する
ための受信回路、および、内部時計と上記基準時間情報
とを比較する比較回路を設けたことである。本発明の実
施にあたっては、上記比較回路として、内部時計と基準
時間情報との時間差を、強制的または任意のサンプリン
グ時間で監視し、時間差が許容範囲を越えたときその旨
を出力する回路を用い、この出力により上記内部時計の
校正を行うことにより、上記時間差を、一定の範囲以内
に抑えることができる。また、時計付き移動無線装置が
待ち受け状態の時は内部時計を基準時間に合わせ、通信
中は内部時計を通信相手側の情報通信装置の基準時間に
合わせられるようにすることができる。
【0006】本発明による解決手段をより具体的に述べ
れば、通信網に、基準時間生成回路と、基準時間回線、
例えば、特定の周波数帯に、基準時間情報を送出するた
めの送信回路とを設け、時計付き移動無線装置におい
て、上記基準時間情報回線から基準時間情報を基準時間
受信回路にて受信し、受信した基準時間情報と内部時計
回路の内部時間情報との時間差を算出し、算出した時間
差情報と基準時間情報を内部時間校正回路に通知し、時
間差情報が内部時間校正回路にあらかじめ設定した許容
時間範囲を超えたとき、内部時間校正回路は内部時計回
路の内部時間情報を基準時間情報に合わせることによ
り、自動的および強制的に内部時計の校正が行えるとと
もに、時間差を一定の範囲に抑えることが可能となる。
【0007】ここで、上記、受信した基準時間情報と内
部時計回路の内部時間情報との時間差を算出は、任意の
サンプリング時間で、内部時間情報と基準時間情報と
を、強制的にメモリに記憶し、時間比較回路にて任意の
サンプリング時間で、または、強制的にメモリに記憶さ
れた内部時間情報と基準時間情報を読み出して、時間差
を算出する等、種々の方法で実現可能である。また、本
発明によれば、基準時間情報の送信回線として、特定の
周波数帯を用いる他に、空いている制御回線、ページャ
の空き回線、赤外線インタフェース回線を利用してもよ
く、この場合にも、自動的および強制的に内部時計の校
正が行えるとともに、時間差を一定の範囲に抑えること
が可能である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、本発明による通信回線と
基準時間情報回線の周波数帯が異なる場合の実施例につ
いて説明する。図1は、通信回線と基準時間情報回線の
周波数帯が異なる場合のシステム構成の概要を示す。交
換機(2)は、情報通信装置(8)から時計付き移動無
線装置(7a)に対して通信回線の要求があった場合、
通信用送受信機(5)と回線接続を行い、通信用アンテ
ナ(6)を通して時計付き移動無線装置(7a)との通
信を可能とする。
【0009】基準時間情報は、基準時間発生装置(1)
にて生成され、フレーム情報、強制時間校正指示情報、
フレームチェック情報を付加して、交換機(2)に対し
て送出する。交換機(2)では基準時間情報を基準時間
送信機(3)に転送する。基準時間送信機(3)では、
基準時間情報を電波に変換し、基準時間用アンテナ
(4)から、図1(b)に示す、フレーム情報(4
1)、基準時間時刻情報(42)、強制時間校正指示情
報(43)およびフレームチェック情報(44)からな
る基準時間情報(40)として、時計付き移動無線装置
(7a〜7c)に一斉放送する。時計付き移動無線装置
(7a〜7c)では、基準時間情報40を受信すること
により内部時計の時間校正を行う。
【0010】図2は、時計付き移動無線装置の構成図の
概要を示す。時計付き移動無線装置(7)は通信用アン
テナ(10)と基準時間情報受信用アンテナ(20)を
備える。基準時間情報受信用アンテナ(20)は、特定
周波数帯域信号の受信専用であるから、構成簡単で安価
なものが使用できる。図2において、通信回線における
受信データは、通信用アンテナ(10)を介して受信さ
れ、通信回線用送受信回路(11)によって受信データ
を音声またはデータに変換され、ハンドセット(12)
に送られる。また、ハンドセット(12)から入ってき
た音声またはデータは、通信回線用送受信回路(11)
にて送信データに変換し、通信用アンテナ(10)を介
して送信する。
【0011】図3Aおよび図3Bは、時間制御の動作フ
ローを示す。次に、本発明の特徴である、基準時間情報
の受信およびそれに基づく、内部時間校正について、図
2ならびに図3Aおよび図3Bを用いて説明する。基準
時間情報は、基準時間用アンテナ(20)を介して基準
時間回線用受信回路(21)にて受信される(ステップ
F1)。基準時間回線用受信回路(21)では、受信し
た電波を電気信号に変換し、図1に示したフレーム情報
(41)、基準時間情報(42)、強制時間校正指示情
報(43)およびフレームチェック情報(44)を抽出
するとともに、フレームチェック情報(44)から誤り
検出を行うことで、基準時間情報の正常性の確認を行う
(ステップF2)。
【0012】基準時間情報が正しい場合、基準時間情報
を基準時間記憶回路(22)と内部時計回路(28)に
対して送出する。また、基準時間情報受信中という表示
信号を表示回路(30)に対して送出する(ステップF
3)。誤りを検出した場合、基準時間情報が正しくない
ため、基準時間記憶回路(22)と内部時計回路(2
8)への送出は行わずに、基準時間記憶回路(22)と
内部時計回路(28)に対して基準時間未受信という信
号送出を行う(ステップF4)。また、基準時間情報受
信中という表示信号を表示回路(30)に対して送出を
行わない。また、基準時間回線用受信回路(21)に
て、受信した強制時間校正指示情報にて、強制時間校正
を行うための校正開始指示を受信した場合(ステップF
5)、時間校正スイッチ回路(29)に対して校正開始
指示信号を送出する(ステップF6)。基準時間記憶回
路(22)では、基準時間回線用受信回路(21)から
送られてくる基準時間情報を、比較時間設定回路(2
4)からのタイミング信号に合わせて記憶する(ステッ
プF7)。
【0013】基準時間情報を記憶する時の例として、基
準時間情報が「時、分、秒」と送られてきた場合、
「時」を記憶する領域、「分」を記憶する領域、「秒」
を記憶する領域に分けて記憶する。すなわち、基準時間
情報が、19時31分12秒であれば、「時」を記憶す
る領域に「19」、「分」を記憶する領域に「31」、
「秒」を記憶する領域に「12」と記憶する。また、基
準時間回線用受信回路(21)から送られてくる基準時
間未受信という信号を記憶した場合、時間比較回路(2
3)に対して、時間比較禁止信号を送出する(ステップ
F8)。内部時間記憶回路(27)では、内部時計回路
(28)から送られてくる内部時間情報を比較時間設定
回路(24)からのタイミング信号に合わせて記憶する
(ステップF9)。内部時計情報を記憶するときの例と
して、内部時計情報が「時、分、秒」で校正されている
場合、「時」を記憶する領域、「分」を記憶する領域、
「秒」を記憶する領域に分けて記憶する。すなわち、内
部時計情報が19時31分11秒であれば、「時」を記
憶する領域に「19」、「分」を記憶する領域に「3
1」、「秒」を記憶する領域に「11」と記憶する。
【0014】比較時間設定回路(24)では、内部時間
情報と基準時間情報を比較するためのタイミング信号
を、基準時間回線用受信回路(21)にて抽出したフレ
ーム情報(41)に同期したカウンタ回路によって生成
し、基準時間記憶回路(22)と内部時間記憶回路(2
7)に対して送出する。比較時間の設定は外部から任意
に設定可能とする。時間比較回路(23)では、基準時
間記憶回路(22)に記憶された基準時間情報と内部時
間記憶回路(27)に記憶された内部時間情報を読み込
み比較を行う。時間比較を行うときの例として、「時、
分、秒」の時間情報を比較する場合、「時」に比較は2
4進数にて、「分、秒」では60進数にて、基準時間情
報から内部時間情報の引き算を行い、時間の差分を求め
る(ステップF10)。
【0015】すなわち、基準時間情報が19時31分1
2秒、内部時間情報が19時31分11秒であれば、ま
ず、「時」の比較では、19−19=0、「分」の比較
では、31−31=0、「秒」の比較では12−11=
1となり、内部時間は、基準時間に対して1秒遅れてい
るという時間の差分情報+1を求める。また、基準時間
記憶回路(22)から時間比較禁止信号を受信した場
合、時間差分情報を0に設定する(ステップF11)。
【0016】その時間差分情報を内部時間校正回路(2
6)および表示回路(30)に対し、比較時間設定回路
(24)からのタイミング信号に合わせて送出する。内
部時間校正回路(26)では、時間比較回路(23)か
ら送られてくる時間差分情報を読み込む。読み込んだ時
間差分情報と、許容時間設定回路(25)にて設定され
た許容時間内であるか、許容時間を越えているかを判定
する(ステップF12)。例えば、許容時間が±5秒以
内と設定されている場合、時間差分情報が+1秒であれ
ば許容時間内であるため、内部時計回路(28)に対し
て時間校正信号を送出せず現状の時間のままとする。ま
た、時間差分情報が+6秒であれば、許容時間を越えて
いるため、内部時計回路(28)に対して時間校正信号
を送出する(ステップF13)。
【0017】また、許容時間設定回路(24)にて許容
時間を0と設定した場合、誤差がでるとすぐに、内部時
計回路(28)に対して時間校正信号を送出するととも
に、基準時間未受信中であっても、時間比較回路(2
3)にて時間差分情報が0と設定されるため、基準時間
回線用受信回路(21)からの基準時間情報未受信情
報、または、基準時間記憶回路(22)からの時間比較
禁止信号を受信しなくても、誤って時間校正を行わない
ようにできる。許容時間設定回路(25)では、内部時
間校正回路(26)において、内部時計の内部時間情報
と基準時間情報の時間差分情報から、内部時計回路(2
8)の時間校正を行うための判定許容時間範囲の設定を
外部から任意に設定可能とする。
【0018】内部時計回路(28)では、時計付き移動
無線装置(7)の動作基準となる内部時計を管理する。
そのため、内部時計の時間の正確さを求めるために、内
部時計情報を内部時間記憶回路(27)に対して送出す
る。また、内部時間校正回路(26)から送られてくる
時間校正信号を受信すると、基準時間回線用受信回路
(21)から送られてくる基準時間情報を受信し、内部
時計を基準時間に合わせることで、内部時間の校正を行
う(ステップF14)。
【0019】また、時間校正スイッチ回路(29)から
の時間校正信号を受信した場合、強制的に内部時計を基
準時間に合わせることを可能とする。ただし、基準時間
回線用受信回路(21)から、基準時間情報未受信とい
う信号を受信した場合、基準時間情報が正確でないた
め、時間校正スイッチ回路(29)からの時間校正信号
を受信しても、強制的に内部時計を基準時間に合わせる
ことはしない。そして、内部時計を表示回路(30)に
表示するための内部時計情報を常に送信する(ステップ
F15)。また、表示回路(30)への内部時計情報を
送出するタイミングは、比較時間設定回路(24)から
のタイミング信号に合わせて送出してもよい。ただし、
この場合、内部時計が変化してもタイミング信号を受信
するまでは内部時計の変化前の値を保持しているため、
多少の時間差がでる可能性がある。
【0020】時間校正スイッチ回路(29)では、内部
時間情報と基準時間情報の時間差に関係なく外部からの
時間校正スイッチにより強制的に内部時計の時間校正を
行うことを可能とする。また、時間校正スイッチを押し
ている間、内部時計回路(28)は基準時間情報受信中
は、内部時計を基準時間情報に合わせるため、時間校正
スイッチに固定機構を設けることで、基準時間受信中
は、内部時計を常に基準時間に合わせることを可能とす
る。また、基準時間回線用受信回路(21)から送られ
てくる校正開始指示信号を受信すると、時間校正スイッ
チが押されていなくても、基準時間発生装置(1)また
は情報通信装置(8)から、強制的に内部時計の時間校
正を行うことを可能とする。表示回路(30)では、内
部時計回路(28)からの内部時計の表示、基準時間回
線用受信回路(21)からの基準時間情報受信中表示信
号による表示、時間比較回路(23)からの時間差分情
報による時間差の表示を行う。これらの表示は、一度に
全て表示したり個別に表示したりすることを外部からの
設定により可能とする。
【0021】次に、本発明による情報集計機能を持つ情
報通信装置と、各時計付き移動無線装置間におけるスケ
ジュール管理方式の実施例について説明する。図1に示
すように、情報通信装置(8)に情報集計機能を持た
せ、各時計付き移動無線装置(7a〜7c)からのデー
タ収集を規則的に行うために、先ず、情報通信装置
(8)は、時計付き移動無線装置(7a)に対して基準
時間情報Tにデータ報告時間情報t1を付加して送信、時
計付き移動無線装置(7b)に対して基準時間情報Tに
データ報告時間情報t2を付加して送信、そして時計付き
移動無線装置(7b)に対して基準時間情報Tにデータ
報告時間情報t3を付加して送信する。各時計付き移動無
線装置(7a)ないし(7c)は、図2に示す基準時間
回線用受信回路(21)にて基準時間情報Tとデータ報
告時間情報(t1ないしt3を抽出し、図3に示すフローチ
ャートにしたがって時間校正を行うとともに、データ報
告時間情報(t1〜t3)にあわせて、収集データ等のデー
タを情報通信装置(8)に対して送信する。例えば、情
報通信装置(8)から時計付き移動無線装置(7a)に
対して、基準時間情報「9時42分31秒」とデータ報
告時間情報「10時0分0秒」、時計付き移動無線装置
(7b)に対して基準時間情報「9時42分31秒」と
データ報告時間情報「10時0分1秒」、そして時計付
き移動無線装置(7b)に対して基準時間情報「9時4
2分31秒」とデータ報告時間情報「10時0分2秒」
と送信することで、「10時0分0秒」になると時計付
き移動無線装置(7a)は情報通信装置(8)に対して
収集データ等を送信し、「10時0分1秒」になると時
計付き移動無線装置(7b)は情報通信装置(8)に対
して収集データ等を送信し、「10時0分2秒」になる
と時計付き移動無線装置(7c)は情報通信装置(8)
に対して収集データ等を送信することで、情報通信装置
(8)は各時計付き移動無線装置(7a)ないし(7
c)から送られてくる収集データ等を規則的に受信でき
るとともに、受信した時間でどの時計付き移動無線装置
(7a)ないし(7c)が送信したかが分かるため、情
報通信装置(8)における情報集計機能を自動的かつ効
率的に行うことを可能とする。
【0022】次に、本発明による世界各国の時間情報を
持つ情報通信装置から、指定された国の時間情報を時計
付き移動無線装置に対して時間を通知するための時間通
知方式の実施例について説明する。
【0023】図1に示すように、情報通信装置(8)に
世界各国の時間情報を持たせ、各時計付き移動無線装置
(7a)ないし(7c)から、情報通信装置(8)に対
して国番号および各都市に対応した記号または番号を指
定することにより、情報通信装置(8)は指定された国
の時間情報を各時計付き移動無線装置(7a)ないし
(7c)に対して送信する。例えば、アメリカ国のニュ
ーヨーク市の時間を知りたい場合、アメリカ国の国番号
「1」、ニューヨーク市の都市記号「NY]と決められ
ていると、時計付き移動無線装置(7a)は、情報通信
装置(8)に対して1、N、Yと送信することにより、
情報通信装置(8)は時計付き移動無線装置(7a)に
対してアメリカ国のニューヨーク市の時間情報を送信す
る。時計付き移動無線装置(7a)は、図2に示す基準
時間回線用受信回路(21)にてアメリカ国のニューヨ
ーク市の時間情報を抽出し、表示回路(30)にて時間
情報と国番号「1」および都市記号「NY]の表示を行
うことで、情報通信装置(8)から時計付き移動無線装
置(7a)ないし(7c)に対して指定された国の時間
情報を通知することを可能とする。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、各時計付き移動無線装
置に対して、通信網から、通信回線とは異なる回線、例
えば、特定の周波数帯、または、制御用回線等の空き回
線を利用して基準時間情報を送信し、各時計付き移動無
線装置と通信網または通信相手側の情報通信装置との
間、および各時計付き移動無線装置間の時間を合わせる
ことができる。また、時計付き移動無線装置で、基準時
間情報と内部時間情報の時間差があらかじめ設定してお
いた許容範囲以内であれば時間校正を行わないようにす
ることで、時間校正のための処理を低減することができ
ると共に、時間差を一定の範囲以内に抑えることができ
る。
【0025】また、通信網または通信相手側の情報通信
装置から強制的に時間校正を行うことにより、複数の時
計付き移動無線装置と、サーバとの間において見かけ上
時間が同期しているようにできるため、サーバにおいて
スケジュール管理をせずにデータ通信等の運用を可能と
することができる。さらに、国番号および各都市に対応
した記号または番号を指定することにより、指定された
国の時間情報を表示することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】通信回線と基準時間回線の周波数帯が異なる場
合のシステム構成を示した図。
【図2】時計付き移動無線装置の構成を示した図。
【図3A】本発明による実施例の動作(前半)を示すフ
ローチャート図。
【図3B】本発明による実施例の動作(後半)を示すフ
ローチャート図。
【符号の説明】
1…基準時間発生装置、2…交換機、3…基準時間送信
機、4…基準時間用アンテナ、5…通信用送受信機、6
…通信用アンテナ、7、7a〜7c…時計付き移動無線
装置、8…情報通信装置、10…通信用アンテナ、11
…通信回線用送受信回路、12…ハンドセット、20…
基準時間用アンテナ、21…基準時間回線用受信回路、
22…基準時間記憶回路、23…時間比較回路、24…
比較時間設定回路、25…許容時間設定回路、26…内
部時間校正回路、27…内部時間記憶回路、28…内部
時計回路、29…時間校正スイッチ回路、30…表示回
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04M 1/00 H04B 7/26 109J

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】時計付き移動無線装置であって、通信網ま
    たは通信相手側の情報通信装置から、特定の回線に送ら
    れてくる基準時間情報を受信し、受信した基準時間情報
    と、前記時計による内部時間情報とを比較し、比較結果
    に応じて内部時間情報を校正することを特徴とする時計
    付き移動無線装置。
  2. 【請求項2】時計付き移動無線装置であって、通信網ま
    たは通信相手側の情報通信装置から、特定の回線に送ら
    れてくる基準時間情報を受信し、受信した基準時間情報
    と、前記時計による内部時間情報とを比較して時間差情
    報を得て、この時間差情報があらかじめ設定しておいた
    許容時間範囲を越えたとき、前記内部時間情報を校正す
    ることを特徴とする時計付き移動無線装置。
  3. 【請求項3】時計付き移動無線装置であって、通信網ま
    たは通信相手側の情報通信装置から、制御用回線の空き
    時間を利用して当該制御用回線に送られてくる基準時間
    情報を受信し、受信した基準時間情報と、前記時計によ
    る内部時間情報とを比較し、比較結果に応じて内部時間
    情報を校正することを特徴とする時計付き移動無線装
    置。
  4. 【請求項4】ページャ機能を有する時計付き移動無線装
    置であって、通信網または通信相手側の情報通信装置か
    らページャの空き回線に送られてくる、任意の認識番号
    を含む基準時間情報を受信し、受信した基準時間情報と
    内部時間情報を比較し、比較結果に応じて、内部時間情
    報を校正することを特徴とする時計付き移動無線装置。
  5. 【請求項5】時計付き移動無線装置であって、標準時間
    供給装置または標準時間供給機能を備えた情報通信装置
    から赤外線インタフェースを利用して送られてくる基準
    時間情報を受信し、受信した基準時間情報と、前記時計
    による内部時間情報とを比較し、比較結果に応じて、前
    記内部時間情報を校正することを特徴とする時計付き移
    動無線装置。
  6. 【請求項6】請求項1または請求項5のいずれかに記載
    の時計付き移動無線装置において、時間校正ボタン等を
    操作した時点に受信した基準時間情報に対して校正動作
    を行うことを特徴とする時計付き移動無線装置。
  7. 【請求項7】基準時間発生装置から、複数の、時計付き
    移動無線装置に対して基準時間情報を定期的に通知する
    ことにより、前記複数の、時計付き移動無線装置の前記
    時計による内部時間を校正することを特徴とする時計付
    き移動無線装置の時間制御システム。
  8. 【請求項8】時計付き移動無線装置において、待ち受け
    状態中は基準時間発生装置から定期的に通知される基準
    時間情報に対して、また、通信中は通信相手側の情報通
    信装置から通知される基準時間情報に対して、それぞ
    れ、前記時計による内部時間を校正することを特徴とす
    る時計付き移動無線装置の時間制御システム。
  9. 【請求項9】情報通信装置が、複数の、時計付き移動無
    線装置に対して、あらかじめ基準時間情報とデータ報告
    時間情報を通知し、当該通知を受信した前記複数の、時
    計付き移動無線装置は、前記時計による内部時間情報を
    校正し、データ報告時間に、前記情報通信装置に対して
    データを送信することを特徴とする時計付き移動無線装
    置の時間制御システム。
  10. 【請求項10】時計付き移動無線装置から、世界各国の
    時間情報を持つ情報通信装置に対して、あらかじめ決め
    られた国番号と各都市に対応した記号または番号を指定
    すると、当該情報通信装置は、指定された国および都市
    の時間情報を、前記時計付き移動無線装置に通知するこ
    とを特徴とする時計付き移動無線装置の時間制御システ
    ム。
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