JPH1120460A - 車両用冷凍装置 - Google Patents

車両用冷凍装置

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JPH1120460A
JPH1120460A JP18926997A JP18926997A JPH1120460A JP H1120460 A JPH1120460 A JP H1120460A JP 18926997 A JP18926997 A JP 18926997A JP 18926997 A JP18926997 A JP 18926997A JP H1120460 A JPH1120460 A JP H1120460A
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JP
Japan
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evaporator
refrigerator
condenser
house
vehicle
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JP18926997A
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Tsutomu Ishikawa
努 石川
Kunio Miyazaki
邦夫 宮▲崎▼
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Bosch Corp
Original Assignee
Zexel Corp
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Publication date
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  • Removal Of Water From Condensation And Defrosting (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 架装が容易で且つ迅速にできる車両用冷凍装
置を提供する。 【解決手段】 本発明による車両用冷凍装置1は、冷凍
サイクルを構成する主要機器のうち、コンデンサを除
く、エバポレータ19、エバポレータ用ファン25、コ
ンデンサ15、コンデンサ用ファン23とをエバポレー
タハウス29に予め取り付けた一体の冷凍機ユニット9
としているので、冷蔵庫3への架装は、このエバポレー
タハウスを基体とする冷凍機ユニット9を冷蔵庫3の開
口部27に装着するだけで、容易に且つ迅速に冷蔵庫3
に架装できる。しかも、エバポレータ19及びエバポレ
ータファン25は、冷蔵庫の内壁から突設しない構成で
あるから、冷蔵庫内の庫内容積を減じることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の冷蔵庫に架
装して冷蔵庫内を冷却する車両用冷凍装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の車両用冷凍装置として、
特開平9ー99773号公報には、車両の収納庫(冷蔵
庫)内に蒸発器(エバポレータ)を取付け、冷凍庫の外
側に凝縮器(コンデンサ)を取り付けて、凝縮器を収納
庫の前面に突設させた構成の車両用冷凍装置が開示され
ている。これらの凝縮器と蒸発器とはそれぞれ突設した
収納庫の部分にボルトとナットとによりそれぞれ取り付
けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た公報に開示の冷凍装置では、凝縮器と蒸発器とを収納
庫の前方に突設させているので、収納庫内の庫内容積を
減じることを防止できるものの、凝縮器や蒸発器を別
途、収納庫に取り付ける構成であるから、取付け作業が
煩雑であり、装着に手間がかかるという問題がある。特
に、収納庫の内側では蒸発器等の取付け作業を行ない外
側では凝縮器等を取り付けるとともに、その他の冷凍サ
イクルを構成する機器を別途に取付ける必要があり、装
着作業が煩雑になる。また、収納庫内側に装着する蒸発
機等は、外側に突設された狭いスペースに取付け作業を
することになるので、装着作業がし難く、装着に時間を
要するという問題点がある。
【0004】そこで、本発明の目的は、架装が容易で且
つ迅速にできる車両用冷凍装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、エバポレータと、エバポ
レータ用ファンと、コンデンサとコンデンサ用ファンと
を備え、車両の冷蔵庫内を冷却する車両用冷凍装置にお
いて、エバポレータハウスの内側にエバポレータとエバ
ポレータ用ファンとを取付け、エバポレータハウスの外
側にコンデンサ及びコンデンサ用ファンとを取付けて一
体の冷凍機ユニットにするとともに、この冷凍機ユニッ
トを車両用冷蔵庫の開口部に取り付けた際に前記エバポ
レータとエバポレータ用ファンとが前記冷蔵庫の内壁面
より外側に位置することを特徴とするものである。
【0006】この請求項1に記載の発明では、冷凍サイ
クルを構成する主要機器のうち、コンデンサを除く、エ
バポレータ、エバポレータ用ファン、コンデンサ、コン
デンサ用ファンとをエバポレータハウスに予め取り付け
た一体の冷凍機ユニットとしているので、冷蔵庫への架
装は、このエバポレータハウスを基体とする冷凍機ユニ
ットを冷蔵庫の開口部に装着するだけで、容易に且つ迅
速にできる。しかも、エバポレータ及びエバポレータフ
ァンは、冷蔵庫の内壁から突設しない構成であるから、
冷蔵庫内の庫内容積を減じることがない。この場合、冷
蔵庫内側に配置するエバポレータ等は、窪んだ狭いスペ
ースに取り付けるが、これらは冷蔵庫外で予めユニット
として組み付けるので、取付けが容易にできる。
【0007】尚、ユニット化する冷凍サイクルの機器に
は、レシーバタンク、アキュムレータ、リレーボックス
等の冷凍サイクルの補助的機器をも全て含むことが望ま
しい。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記コンデンサ用ファンのモータを前
記エバポレータハウスに取り付けたことを特徴とするも
のである。
【0009】この請求項2に記載の発明では、コンデン
サ用ファンは、エバポレータハウスに固定しているか
ら、安定性が良く且つコンデンサの通風を阻害しないた
め、コンデンサの通風効率を向上させることができる。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の発明において、エバポレータハウスは、外側に
設けたコンデンサ及びコンデンサ用ファン等の機器を覆
うカバ−を備え、このカバ−には、走行方向の前面と、
上部とに通風穴が形成されているとともに、上部の通風
穴の真下に排水穴が形成されていることを特徴とするも
のである。
【0011】この請求項3に記載の発明では、コンデン
サを通風により熱交換するため、カバ−における走行方
向の前面と、上部とに通風用の穴を形成しているが、上
部の穴から、雪等が入り込むと、カバ−内を落下して、
排水穴から排出される。したがって、カバ−内に水が溜
まることを防止する。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3
のいずれかに記載の発明において、前記エバポレータハ
ウスは、冷蔵庫の開口部に取付け可能な固定手段とを備
え、この固定手段は、エバポレータハウスの左右の両側
縁部をボルト・ナット止めにより、前記ユニットを冷蔵
庫に架装することを特徴とするものである。
【0013】この請求項4に記載の発明では、冷蔵庫の
開口部にユニットの左右両側縁部をボルト・ナット止め
により固定するだけで簡易且つ迅速に架装できる。しか
も、取付け箇所は左右の両側縁部に限られているので、
取付け姿勢が楽であり、作業が容易である。
【0014】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4
のいずれかに記載の発明において、前記エバポレータ
は、通風方向と交差する方向に凹所を備え、この凹所に
ヒータが配置されていることを特徴とするものである。
【0015】この請求項5に記載の発明では、エバポレ
ータは、その凹所に冷蔵庫内を加温するヒータを備える
ので、冷蔵庫内を冷却するほか、加温する場合のヒータ
用のスペースを別途必要とせず、加温機能を合わせ持っ
た冷凍機ユニットをコンパクトに構成できる。
【0016】請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5
のいずれかに記載の発明において、前記冷凍機ユニット
は、エバポレータハウスの下端部においてエバポレータ
ハウスの内側から外側に延出するドレン管を備え、この
ドレン管を樹脂材料で形成したことを特徴とするもので
ある。
【0017】この請求項6に記載の発明では、外気側に
延出するドレン管を熱伝導が低い樹脂材料で形成してい
るので、外気熱がドレン管を伝熱して庫内冷却効率が低
下するいわゆるヒートブリッジを防止し、庫内の冷却効
率を高めることができる。
【0018】請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6
のいずれかに記載の発明において、前記コンデンサを車
両の走行方向に対して直交させて配置したことを特徴と
するものである。
【0019】この請求項7に記載の発明では、コンデン
サを直立させているので、従来の斜めにした場合に比較
してユニットの幅を小さくでき、ユニットのコンパクト
化を図ることができる。
【0020】請求項8に記載の発明は、請求項1乃至7
のいずれかに記載の発明において、前記エバポレータハ
ウスには、エバポレータ、コンデンサ、エバポレータ用
ファン及びコンデンサ用ファンとが任意の数取付け可能
であり、それぞれの取付け数に対応する取付け位置に予
め取付け部が形成されていることを特徴とするものであ
る。
【0021】この請求項8に記載の発明では、各冷蔵車
両の仕様に応じて、例えば、2個のエバポレータ用ファ
ンを取付ける場合や3個のエバポレータファンを取り付
ける場合等に対応して、それぞの場合の取付け位置に予
め取付けナットを設けているので、各種の仕様に対応し
たユニットを容易に組み立てることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に、添付図面の図1乃至図1
5を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1に示すように、本発明の実施の形態にかかる冷凍車
両1は冷蔵庫(本実施の形態では温蔵機能をも有する)
3を荷台7に備えており、冷凍機ユニット9は冷蔵庫3
にキャビン11側に突設して配置されている。
【0023】ここで、冷凍機が構成する冷凍サイクルに
ついて説明する。図4に示すように、冷凍サイクルは、
コンプレッサ13、コンデンサ15、ドライヤ16、減
圧弁17、エバポレータ19、レシーバタンク20、ア
キュムレータ21とで冷凍サイクルを形成しており、冷
媒はこの順序で流れて、エバポレータを冷却するように
なっている。尚、コンプレッサ13の出口側からエバポ
レータ19にバイパスするホットガス配管65を備え、
ソレノイドバルブ14の開閉によりエバポレータ19の
霜取りをおこなえるようになっている。更に、コンデン
サ15には、コンデンサ用ファン23、エバポレータ1
9にはエバポレータ用ファン25が設けられており、そ
れぞれ送風して熱交換をするようになっている。
【0024】本実施の形態にかかる冷凍機ユニット9
は、上述の冷凍サイクルを構成する冷凍機器のうちコン
プレッサ13を除いた、全てを一体のユニット化した構
成とし冷蔵庫に架装するものである。尚、コンプレッサ
13は、車両のエンジンに連動して駆動するため、車両
の荷台7又はキャビン11に取付けられる。
【0025】図2及び図3に示すように、冷凍機ユニッ
ト9は、冷蔵庫3におけるキャビン11側の前方に架装
されており、冷蔵庫3の架装位置には予め開口部27が
形成されている。冷凍機ユニット9は、エバポレータハ
ウス29の凹状に形成した内側にエバポレータ19及び
エバポレータ用ファン25を収納している。このよう
に、エバポレータハウス29の凹状部分にエバポレータ
19とそのファン25を収納しているので、冷凍機ユニ
ット9を架装した際に、これらが冷蔵庫3の内壁3aよ
りも外側に位置しており、冷蔵庫3内の収納容積を狭め
ることがない。
【0026】エバポレータハウス29は、断熱材ででき
ており、アルミ板間に発泡樹脂を封入して断熱を付与し
ている。また、エバポレータ用ファン25はエバポレー
タの上に配置しており、エバポレータ19を下方から上
方に向けて通過して熱交換した風を上方から冷蔵庫内に
吹き出すようになっている。
【0027】エバポレータハウス29の外側には、コン
デンサ15及びコンデンサ用ファン23が取付けられ
て、これらはキャビン側に突設されている。コンデンサ
15は、本実施の形態では、高効率コンデンサを用いて
おり、送風方向Aに対して略直角に配置し、突設スペー
スを小さくして、冷凍機ユニットの小型化が図られてい
る。更に、エバポレータハウス29には、コンデンサ1
5及びコンデンサ用ファン23を覆うカバ−31が取付
けられている。このカバ−31には、図5及び図15、
図16に示すように、キャビン11側の正面部と上部と
に送風口33、35が形成されており、車両の進行方向
から受けた風をコンデンサに通過させた後、上方に排出
して熱交換を行っている。上部の送風口35及び正面の
送風口35には、網37が設けられており、雪等がカバ
−内に浸入するのを防止する。更に、カバ−31の下部
には、上部の送風口35の真下に対応する位置に排出穴
39が形成されており、雪等が上部の送風口35から網
を通って落下してきた場合に、雪等をカバ−内に溜めず
に排出する。尚、下部の排出穴39には網が設けられて
おらず、雪等が引っ掛からずに容易に排出できるように
なている。
【0028】図6を参照して、冷凍機ユニット9の構成
を更に詳述する。本実施の形態では、2個のエバポレー
タ用ファン25が並列に配置されており、各ファン25
はそれぞれ1対のシロッコファンを備えている。一対の
シロッコファンには1個のモータ41の軸が共有されて
いる。
【0029】一方、エバポレータハウス29の外側に取
付けられているコンデンサ15は、並列に2個配置され
ており、各コンデンサ15に対応して2個のコンデンサ
用ファン23がエバポレータハウス29に固定されてい
る。コンデンサ用ファン23をエバポレータハウス29
に取り付けることによって、安定して固定できる。ま
た、モータ等が通風の邪魔にならず、熱交換効率が良
い。
【0030】エバポレータハウス29には、上述した冷
凍サイクルの主要機器の他、アキュムレータ21、ドラ
イヤ16、レシーバタンク20、減圧弁17、リレーボ
ックス43やヒューズボックス45等を取付けており、
コンプレッサ13を除く殆どの冷凍機器が冷凍機ユニッ
ト9に纏められている。このようにコンプレッサ13を
除く殆どの冷凍機器を纏めてユニット化することで、一
体ユニット9をそのまま取付け固定するだけで容易に且
つ短時間で車両への架装ができる。また、各機器が纏め
られているので、メンテナンスも容易である。
【0031】更に、本実施の形態では、図7乃至図9に
示すように、冷凍機ユニット9は、車両によって、要求
される容量や能力に応じて、コンデンサ15やエバポレ
ータ用ファン25等の取付け個数を変えられるようにな
っている。即ち、図7には、3個のエバポレータ用ファ
ン25a、25b、25cと、3個のコンデンサ用ファ
ン23a、23b、23cとが取付け固定されており、
図8には、2個のエバポレータ用ファン25a、25b
と、1個のコンデンサ15及び1個のコンデンサ用ファ
ン23とが取付け固定されており、図9には、3個のエ
バポレータ用ファン25a、25b、25cと、2個の
コンデンサ用ファン23a、23bとが取付け固定され
ている。これらの種々の仕様に対応させて、エバポレー
タハウスには、それぞれの場合にエバポレータ用ファン
25やコンデンサ用ファン23を取り付ける位置に予め
ナットとボルト用穴が形成されており、取り付け個数に
対応したいずれの取付け位置でも取付けられるようにな
っている。従って、エバポレータハウス29を種々の仕
様に用いることができ、仕様に応じた冷凍機器の取付け
も容易にできる。
【0032】次に、冷凍機ユニット9と冷蔵庫3との架
装について説明する。図10に冷凍機ユニットを架装し
た冷蔵庫の内側を示すように、本実施の形態では、エバ
ポレータハウスの周縁部29bは全体として矩形を形成
しており、その左右の両側縁部30a,30bのそれぞ
れ、3ヶ所の上中下の部分40、合計6ヵ所で冷蔵庫の
開口部27にボルト47にて固定されている。即ち、冷
凍機ユニット9は、左右の両側縁部30a,30bにお
いて、ボルト47により庫内から固定するだけで、容易
に架装することができる。また、架装時には、左右の3
ヵ所づつでボルト締めをおこなうだけであり、上下の両
側縁部におけるボルト締めがないから作業姿勢も楽であ
り、架装作業が容易である。
【0033】尚、図10において、符号49は庫内側カ
バ−であり、符号51は庫内空気の取り入れ口、符号5
3は庫内空気の吹き出し口である。また、ボルト47の
周囲はパテ55により庫内雰囲気の漏れを防止してい
る。
【0034】ボルト47によるエバポレータハウス29
と冷蔵庫の開口部27の周囲27aとの固定は、図11
に示すように、冷蔵庫の外側に設けたアングル57を介
して庫内側からボルト47を挿通してエバポレータハウ
ス29に連結固定している。連結固定はこれに限らず、
種々変形可能であり、例えば、図12に示すように、エ
バポレータハウス29が位置する冷蔵庫の外側からボル
ト47とを挿通して庫内側をナット50にて締め付け固
定するものであってもよい。また、図13に示すよう
に、エバポレータハウス29の端面にボルト47の頭を
固定しておき、庫内側からナット50で締めつけ固定す
るものであってもよい。更に、図14に示すように、エ
バポレータハウス29の端面にナット50を固定してお
き、庫内側からボルトの先を挿通して固定するものであ
ってもよい。
【0035】図17は、エバポレータハウス29の庫内
側に配置したエバポレータ19の配置状態を示してい
る。図5も合わせて参照するが、エバポレータハウス2
9の内側において、その下部は下方ほど庫内側に傾斜し
ており、エバポレータ19の下にはドレンパン61が設
けられている。ドイレンパン61はエバポレータ19に
沿って、冷蔵庫内の左右に延出しており、その左右位置
夫々にドレンパン61内の水を排出するドレン管63が
設けられている。ドレン管63は、本実施の形態では、
熱伝導率の低い樹脂材料で形成されており、冷蔵庫内と
冷蔵庫外との断熱が図れており、特に、冷蔵庫の内外で
温度差が高い場合に、外熱の導入を防止し、いわゆるヒ
ートブリッジの発生による冷蔵効率の低下を防止してい
る。
【0036】エバポレータ19は、多数の積層したフィ
ン62に冷媒管64を挿通して構成しており、各フィン
62は、その下端62aがエバポレータハウス29の傾
斜面29a側を下にして傾斜されている。このように、
エバポレータハウスの傾斜面29a側を下にして傾斜さ
せているので、フィン62に結露した水は、フィン62
の下端62aに沿って傾斜して流れた後、エバポレータ
ハウスの傾斜面29a側に案内されて、ドレンパン61
に排出される。従って、エバポレータ19の各フィンか
らドレンパン61への直接落下するのを防止し、落下す
る水が跳ねるのを防止でいる。
【0037】また、エバポレータ19の各フィン62の
下端62aは、上述のように、エバポレータハウスの傾
斜面29a側を下にした形状としているので、エバポレ
ータ19の上端部では、下側に延出する分、凹んだ凹部
64を形成している。この凹部64には、ヒータコア9
0が設置されており、庫内を加温する場合には、このヒ
ータコア90に温水を通水させる構成になっている。
【0038】ヒータコア90は、送風方向Bに交差させ
て配置して所定の熱交換面積を必要とするため、所定の
面積を有するスペースを必要とするが、本実施の形態で
は、エバポレータ19の凹部に配置しているので、別途
ヒーター用のスペースを必要としないので、装置の小型
化を図ることができる。
【0039】尚、本実施の形態では、エバポレータハウ
スの傾斜面29a及びドレンパン61にはデフロスト時
のホットガス配管65が配置されており、霜取り時に、
高温冷媒を通過させて、エバポレータハウスの傾斜面に
おける結露水の凍結やドレンパン内の水の凍結を解かす
ようになっている。
【0040】次に、本実施の形態における作用を説明す
る。冷凍機ユニット9の製造は、冷凍サイクルを形成す
る主要機器のうち、コンデンサを除く、エバポレータ1
9、エバポレータ用ファン25、コンデンサ15、コン
デンサ用ファン23等の冷凍機器をエバポレータハウス
に取り付け、一体のユニットを構成する。かかるユニッ
トは工場の出荷段階で容易に製造することができる。
【0041】次に、冷蔵庫への架装は、冷凍機ユニット
のカバ−31を外した状態で、エバポレータハウス29
を冷蔵庫の開口部27にボルト・ナット止めする。この
架装時には、上述したように、エバポレータハウス29
の両側をボルト固定するだけで容易に装着できる。そし
て、装着後、エバポレータハウス29にカバ−31を取
り付ける。
【0042】本発明は上述した実施例に限定されず、本
発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。
【0043】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、コンプ
レッサを除く冷凍サイクルの主要機器をエバポレータハ
ウスに取り付けて一体のユニットとしているので、容易
に且つ迅速に車両の冷蔵庫に架装できる。しかも、エバ
ポレータ及びエバポレータファンは、冷蔵庫の内壁から
突設しない構成であるから、冷蔵庫内の庫内容積を減じ
ることがない。
【0044】請求項2に記載の発明によれば、コンデン
サ用ファンは、エバポレータハウスに固定しているか
ら、安定性が良く且つコンデンサの通風を阻害しないた
め、コンデンサの通風効率を向上させることができる。
【0045】請求項3に記載の発明によれば、カバ−に
は走行方向の前面及び上部に通風用の穴を有するほか、
上部穴の真下に排水穴を形成しているから、カバ−内に
水が溜まることを防止できる。
【0046】請求項4に記載の発明によれば、ユニット
の左右両側縁部を冷蔵庫の開口部にボルト・ナット止め
により固定する構成であるから、ユニットの架装が簡易
且つ迅速に架装でき、更に、取付け姿勢を楽にできる。
【0047】請求項5に記載の発明によれば、その凹所
にヒータを備えるので、冷蔵庫内を冷却するほか、加温
するヒータコア用のスペースを別途必要とせず、ユニッ
トをコンパクトに構成できる。
【0048】請求項6に記載の発明によれば、ドレン管
を樹脂材料で形成しているので、ヒートブリッジを防止
し、庫内の冷却効率を高めることができる。
【0049】請求項7に記載の発明によれば、コンデン
サを直立させているので、従来の斜めにした場合に比較
してユニットの幅を小さくできる。従って、ユニットの
コンパクト化を図ることができる。
【0050】請求項8に記載の発明によれば、各冷蔵車
両の仕様に応じた冷凍機器の取付けが容易にでき、ユニ
ットの組み立てが容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる車両用冷凍装置の
架装状態を示す概略図である。
【図2】架装状態における冷凍機ユニットの概略的構成
を示す断面図である。
【図3】架装前の状態における冷凍機ユニットの概略的
構成を示す断面図である。
【図4】冷凍機サイクルの回路図である。
【図5】図2における冷凍機ユニットの詳しい構成を示
した縦断面図である。
【図6】図2における冷凍機ユニットの詳しい構成を示
した横断面図である。
【図7】冷凍機ユニットの他の仕様状態を示す横断面図
である。
【図8】冷凍機ユニットの他の仕様状態を示す横断面図
である。
【図9】冷凍機ユニットの他の仕様状態を示す横断面図
である。
【図10】冷凍機ユニットの架装状態を示す庫内側から
見た正面図である。
【図11】冷凍機ユニットと冷蔵庫との固定部を示す断
面図である。
【図12】冷凍機ユニットと冷蔵庫との固定部の変形例
を示す断面図である。
【図13】冷凍機ユニットと冷蔵庫との固定部の他の変
形例を示す断面図である。
【図14】冷凍機ユニットと冷蔵庫との固定部の他の変
形例を示す断面図である。
【図15】カバ−の横断面図である。
【図16】カバ−の平面図である。
【図17】冷凍機ユニットの庫内側を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 冷凍車両 3 冷蔵庫 9 冷凍機ユニット 15 コンデンサ 19 エバポレータ 23 コンデンサ用ファン 25 エバポレータ用ファン 27 開口部 29 エバポレータハウス 31 カバ− 39 排水穴 63 ドレン管 64 凹部 65 ホットガス配管 90 ヒータコア

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エバポレータと、エバポレータ用ファン
    と、コンデンサとコンデンサ用ファンとを備え、車両の
    冷蔵庫内を冷却する車両用冷凍装置において、エバポレ
    ータハウスの内側にエバポレータとエバポレータ用ファ
    ンとを取付け、エバポレータハウスの外側にコンデンサ
    及びコンデンサ用ファンとを取付けて一体の冷凍機ユニ
    ットにするとともに、この冷凍機ユニットを車両用冷蔵
    庫の開口部に取り付けた際に前記エバポレータとエバポ
    レータ用ファンとが前記冷蔵庫の内壁面より外側に位置
    することを特徴とする車両用冷凍装置。
  2. 【請求項2】 前記コンデンサ用ファンのモータを前記
    エバポレータハウスに取り付けたことを特徴とする請求
    項1に記載の車両用冷凍装置。
  3. 【請求項3】 エバポレータハウスは、外側に設けたコ
    ンデンサ及びコンデンサ用ファン等の機器を覆うカバ−
    を備え、このカバ−には、走行方向の前面と、上部とに
    通風穴が形成されているとともに、上部の通風穴の真下
    に排水穴が形成されていることを特徴とする請求項1又
    は2に記載の車両用冷凍装置。
  4. 【請求項4】 前記エバポレータハウスは、冷蔵庫の開
    口部に取付け可能な固定手段とを備え、この固定手段
    は、エバポレータハウスの左右の両側縁部をボルト・ナ
    ット止めにより、前記ユニットを冷蔵庫に架装すること
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の車
    両用冷凍装置。
  5. 【請求項5】 前記エバポレータは、通風方向と交差す
    る方向に凹所を備え、この凹所にヒータが配置されてい
    ることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記
    載の車両用冷凍装置。
  6. 【請求項6】 前記冷凍機ユニットは、エバポレータハ
    ウスの下端部においてエバポレータハウスの内側から外
    側に延出するドレン管を備え、このドレン管を樹脂材料
    で形成したことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか
    1項に記載の車両用冷凍装置。
  7. 【請求項7】 前記コンデンサを車両の走行方向に対し
    て直交させて配置したことを特徴とする請求項1乃至6
    のいずれか1項に記載の車両用冷凍装置。
  8. 【請求項8】 前記エバポレータハウスには、エバポレ
    ータ、コンデンサ、エバポレータ用ファン及びコンデン
    サ用ファンとが任意の数取付け可能であり、それぞれの
    取付け数に対応する取付け位置に予め取付け部が形成さ
    れていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1
    項に記載の車両用冷凍装置。
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