JPH11203885A - 記憶装置 - Google Patents

記憶装置

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JPH11203885A
JPH11203885A JP320698A JP320698A JPH11203885A JP H11203885 A JPH11203885 A JP H11203885A JP 320698 A JP320698 A JP 320698A JP 320698 A JP320698 A JP 320698A JP H11203885 A JPH11203885 A JP H11203885A
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JP
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sector
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flash memory
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JP320698A
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Takayuki Tamura
隆之 田村
Kunihiro Katayama
国弘 片山
Takashi Totsuka
隆 戸塚
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】フラッシュメモリなどを用いた外部記憶装置に
おいて、データバッファ容量の削減と書き込みの高速化
を図る。 【解決手段】ホストコンピュータが一つのセクタ書き込
みを行った場合、書き込むセクタのデータ213をデー
タバッファに受け入れ、第1のフラッシュメモリ22に
データ213で書き換えるべきセクタ222を含むブロッ
クA221が存在する場合には、第2のフラッシュメモリ23
の未使用ブロックB231を消去し、ブロックA221の書
き換えられないセクタ221のデータと、ホストコンピュ
ータが書き込んだデータバッファのセクタのデータ213
を、ブロックB231に書き込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のセクタから
構成されるブロック単位にデータの消去や書き込みを行
う半導体メモリを用いた記憶装置において、そのデータ
の消去や書き込みを高速に行う技術に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年の携帯型情報処理端末などの小型コ
ンピュータの小型軽量化、低消費電力化に適した外部記
憶装置として、磁気ディスクのような駆動系を必要とし
ない不揮発性半導体メモリを用いた低消費電力、薄型の
外部記憶装置が実用化されている。
【0003】また、このような不揮発性半導体メモリを
用いた外部記憶装置としては、フラッシュメモリを用い
た外部記憶装置が知られている。
【0004】ここで、フラッシュメモリでは、データを
書き込む場合には、複数のメモリセルからなるブロック
単位に行う必要がある。また、書き込みの前に、書き込
みを行うブロックを消去する必要がある。このため、パ
ーソナルコンピュータ(PC)などのホストコンピュータ
から、フラッシュメモリを用いた外部記憶装置にデータ
を書き込む場合には、次の手順を経る必要がある。
【0005】すなわち、まず、ホストコンピュータは、
書き込むデータを一時的にデータバッファに格納する。
一方、外部記憶装置は、ホストコンピュータが書き込む
データを格納するためのメモリセルを含むブロックを消
去する。そして、ブロックの消去が完了した後に、デー
タバッファに一時的に格納されたデータを消去したブロ
ックに転送し、データの書き込みを行う。
【0006】なお、このような外部記憶装置としては、
特開平6−4399号公報に記載された装置などが知ら
れている。
【0007】さて、一般的に、ホストコンピュータが外
部装置にデータを書き込む場合には、所定データ長のデ
ータの集合であるアクセス単位領域単位に行う。このア
クセス単位領域はセクタと呼ばれるが、このセクタの大
きさと、フラッシュメモリのブロックの大きさは、必ず
しも一致しない。
【0008】このため、たとえば、フラッシュメモリの
1ブロックに2セクタが記憶される外部記憶装置におい
て、ホストコンピュータが一つのセクタデータの書き込
みを行う場合には、ホストコンピュータが書き込むセク
タを含むブロックの消去によって、消去するブロックの
2つのセクタの内の、ホストコンピュータが書き込むセ
クタでない方のセクタの有効なデータが失われないよう
にするために、次のような手順により書き込みを行う必
要があった。
【0009】すなわち、ホストコンピュータは、書き込
むセクタのデータを一時的にデータバッファに格納す
る。一方、外部記憶装置は、ホストコンピュータが書き
込むデータを格納するためのメモリセルを含むブロック
の2つのセクタの内の、ホストコンピュータが書き込む
セクタでない方のセクタのデータを一時的に退避させ
る。そして、外部記憶装置は、ブロックを消去し、消去
が完了した後に、データバッファに一時的に格納された
セクタのデータと、一時的に退避したセクタのデータを
を消去したブロックに転送し、データの書き込みを行
う。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、フラ
ッシュメモリのブロックに複数のセクタを記憶する場合
には、一つのブロックに一つのセクタを記憶する場合に
比べ、書き込みの際の手順が多くなり、書き込み処理に
要する時間が増加する。
【0011】また、フラッシュメモリのブロックに複数
のセクタを記憶する場合には、外部記憶装置に、セクタ
のデータを一時的に退避するためのデータバッファを設
ける必要が生じる。そして、このデータバッファの大き
さは、一つのブロックに記憶するセクタの数が多くなる
につれて一時的に退避するセクタ数が増加するために、
ブロックに記憶するセクタ数の増加に伴い大容量化す
る。
【0012】そこで、本発明は、複数のアクセス単位領
域を記憶するブロックを一つの消去単位とするフラッシ
ュメモリを用いた記憶装置において、書き込み処理を、
記憶装置のデータバッファを大容量化することなく可能
とすることを課題とする。また、このような記憶装置に
おいて、書き込み処理を高速化することを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記課題達成のために、
本発明は、複数のアクセス単位領域のデータを記憶する
ブロックを複数有し、ブロック単位にデータの消去及び
書き込みを行う半導体メモリを複数有する記憶装置にお
いて、ホスト装置から特定のアクセス単位領域にデータ
を書き込むことを指示された場合に、当該アクセス単位
領域のデータを半導体メモリに書き込む方法であって、
前記複数の半導体メモリのうちの、前記特定のアクセス
単位領域のデータを記憶しているブロックを有する半導
体メモリを除く半導体メモリ中の未使用のブロックを選
定するステップと、選定したブロックを消去するステッ
プと、前記特定のアクセス単位領域を記憶しているブロ
ック中の前記特定のアクセス単位領域を除くアクセス単
位領域のデータを読み出し、前記特定のアクセス単位領
域に書き込むデータと共に、消去したブロックに書き込
むステップとを有することを特徴とする記憶装置におけ
る書き込み方法を提供する。
【0014】このような書き込み方法によれば、消去す
るブロックと、書き換え前のアクセス単位領域が記憶さ
れているブロックが存在するブロックが異なるため、消
去によって、書き換え前のアクセス単位領域が記憶され
ているブロックの他のアクセス単位領域が消去されるこ
とがない。したがって、この他のアクセス単位領域を一
時退避するためのデータバッファを不要とすることがで
きる。また、一時退避する手順が不要となるため、書き
込み処理を高速に行うことができる。なお、消去するブ
ロックが属する半導体メモリと、書き換え前のアクセス
単位領域が記憶されているブロックが存在する半導体メ
モリとは異なる半導体メモリであるので、ブロック間の
データの転送の手順を高速に、この転送のためのデータ
バッファを設けることなしに実現するように構成するこ
ともできる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る記憶装置の一
実施形態について説明する。
【0016】まず、第1の実施形態について説明する。
【0017】図1に、本実施形態に係る記憶装置の構成
をコンピュータの外部記憶装置への適用を例にとり示
す。
【0018】図中、2が外部記憶装置でありホストコン
ピュータ1の外部記憶装置である。ホストコンピュータ
1は、記憶装置に対してデータの格納や読み出しを行う
装置であり、たとえばパーソナルコンピュータである。
【0019】外部記憶装置2は、不揮発性半導体メモリ
としてフラッシュメモリを用いていることからフラッシ
ュカードと呼ばれる。
【0020】この、フラッシュカード2は、ホストコン
ピュータ1と、アドレスバス101、データバス10
2、リード信号103、ライト信号104そして割り込
み要求信号105によって接続される。
【0021】フラッシュカード2中において、21は、
ホストコンピュータ1やフラッシュメモリとのインタフ
ェースを司り、マイクロコントローラ24の指示に従っ
て、ホストコンピュータ1やフラッシュメモリ間のデー
タ転送を行うコントローラである。
【0022】また、22、23は、ホストコンピュータ
が書き込むセクタのデータを格納するためのフラッシュ
メモリであり、それぞれ第1のフラッシュメモリ、第2
のフラッシュメモリと呼ぶ。本実施形態では、第1およ
び第2のフラッシュメモリは、二つのセクタを一つのブ
ロックに記憶するものとする。つまり、フラッシュメモ
リの消去は、二つのセクタを同時に消去し、フラッシュ
メモリへの書き込みは、二つのセクタへ同時に書き込む
ことにより行われる。
【0023】次に、24は、マイクロコントローラであ
り、ホストコンピュータ1が書き込むコマンドの制御や
フラッシュメモリの管理、そしてフラッシュメモリとデ
ータバッファ間やホストコンピュータとデータバッファ
間のデータ転送を制御する。
【0024】ここで、マイクロコントローラ24は、ア
ドレスバス301、データバス302、リード信号30
3ライト信号304を用いて、コントローラ21に指示
を与える。305は、割り込み要求信号であり、コント
ローラ21は、ホストコンピュータ1からコマンドを受
け取ったとき、ホストコンピュータ1とデータバッファ
間のデータ転送が終了したとき、そしてフラッシュメモ
リとデータバッファ間のデータ転送が終了したときに、
割り込み要求信号305をアサートする。
【0025】さて、第1のフラッシュメモリ22は、デ
ータバス201、リード信号202、ライト信号20
3、コマンド・データ・イネーブル信号204、シリア
ルクロック信号205によって、コントローラ21と接
続される。
【0026】また、第2のフラッシュメモリ23は、デ
ータバス201、リード信号206、ライト信号20
7、コマンド・データ・イネーブル信号208、シリア
ルクロック信号209によって、コントローラ21と接
続される。
【0027】次に、図2に、コントローラ21の内部構
成を示す。
【0028】図示するように、コントローラ21は、ホ
ストコンピュータインタフェース部211、フラッシュ
メモリコントロール部212そしてデーバッファ213
から構成されている。データバッファ213は、一つの
セクタデータを格納できる容量を持つ。
【0029】次に、図3に、コントローラ21のホスト
コンピュータインタフェース部211の内部構成を示
す。
【0030】図示するように、ホストコンピュータイン
タフェース部11は、ステータスレジスタ2117、コ
マンド格納部2116、ホスト間セクタデータ転送制御
部2115などを有する。
【0031】次に、図4に、コントローラ21のフラッ
シュメモリコントロール部212の内部構成を示す。
【0032】図示するように、フラッシュメモリコント
ロール部212は、フラッシュ間データ読み出し部21
25、フラッシュ間データ書き込み部2126、フラッ
シュアドレス設定部2127、フラッシュコマンド設定
部2128などを有する。
【0033】以下、このようなフラッシュカード2の動
作について説明する。
【0034】図1においてホストコンピュータ1がフラ
ッシュカード2に対してセクタデータの読み出しおよび
書き込みを行う場合、ホストコンピュータ1は、ホスト
コントローラ21のホストコンピュータインタフェース
部211のコマンド格納部2116(図3参照)に、書
き込むセクタデータのアドレス、書き込むセクタ数、そ
してセクタデータを書き込むことを示すコマンドを、ア
ドレスバス101、データバス102そしてライト信号
104を使用して、コマンド格納部2116が内部に有
するセクタアドレスレジスタ、セクタ数レジスタ、コマ
ンドレジスタに書き込む。すなわち、ホストコンピュー
タ1は、アドレスバス101によって、これらレジスタ
を選択しながら書き込みを行う。ここでは、ホストコン
ピュータ1が、セクタ数として1、コマンドとしてセク
タデータの書き込みを示すコマンドを書き込んだとす
る。
【0035】さて、コマンド格納部2116は、ホスト
コンピュータ1がコマンドレジスタにコマンドを書き込
んだことを検出すると、マイクロコントローラ24に対
する割り込み要求信号2119をアサートする。割り込
み要求信号2119はOR回路211Cから信号211
4を通って、図2のOR回路214からマイクロコント
ローラ24の割り込み要求信号305として出力される
(図1参照)。これと同時に、図3のコマンド格納部2
116は信号211Bをアサートすることで、ステータ
スレジスタ2117をビジー状態に設定する。
【0036】図1のマイクロコントローラ24は、割り
込み要求信号305を受け付けると、コントローラ21
のホストコンピュータインタフェース部211のコマン
ド格納部2116内のレジスタを読み出す(図3参照)。
コマンド格納部2116は、リード信号303がアサー
トされている間、アドレスバス301で指定されたレジ
スタの内容を内部データバス219に出力する。内部デ
ータバス219は、図2の入出力回路218を通って、
マイクロコントローラ24に接続されている(図1参
照)。
【0037】図1のマイクロコントローラ24は、コマ
ンド格納部2116から読み出した内容から、ホストコ
ンピュータ1が一つのセクタデータを書き込むことを検
出すると、ホストコンピュータ1が書き込むセクタデー
タを格納するフラッシュメモリ内のブロックの消去をコ
ントローラ21に指示するなどして、フラッシュメモリ
内のブロックの消去を制御する。フラッシュメモリのブ
ロックの消去の動作については、後に図5から図7を用
いて説明する。
【0038】次いで、図1のマイクロコントローラ24
は、コントローラ21のホストコンピュータインタフェ
ース部211のホスト間セクタデータ転送制御部211
5(図3参照)に、ホストコンピュータ1から一つのセク
タデータを書き込む転送が存在することを設定する。そ
の後、図1のマイクロコントローラ24は、レディ信号
307が立ち上がると、ホストコンピュータ1に対しデ
ータ転送の準備が整ったことを示すために、コントロー
ラ21のホストコンピュータインタフェース部211の
ステータスレジスタ2117をレディ状態に設定する。
これらのマイクロコントローラ24による設定は、アド
レスバス301、データバス302そしてライト信号3
04を使用することによって行われる。
【0039】一方、図1の、ホストコンピュータ1は、
ステータスレジスタ2117がレディ状態になったこと
を検出すると、フラッシュカード2に対し、セクタデー
タの書き込みを開始する。データバス102のバス幅が
16ビットで、一つのセクタが512バイトで構成され
ている場合、ホストコンピュータ1は、16ビットの書
き込みを256回行う。
【0040】これを受けた、コントローラ21のホスト
コンピュータインタフェース部211のホスト間セクタ
データ転送制御部2115(図3参照)は、セクタデータ
の書き込みであることを、アドレスバス101とライト
信号104によって検出し、図2のデータバッファ21
3に対するアドレス2111およびライト信号2113
を生成する。ホストコンピュータ1が書き込むデータ
は、データバス102から内部データバス219を通っ
てデータバッファ213に転送される。
【0041】ホストコンピュータ1による一つのセクタ
データの書き込みが終了すると、ホスト間セクタデータ
転送制御部2115(図3参照)は、信号2118をアサ
ートし、ステータスレジスタ2117をビジー状態に設
定する。また、ホスト間セクタデータ転送制御部211
5は、割り込み要求信号211Aをアサートすることに
より、割り込み要求信号305をアサートする。
【0042】図1のマイクロコントローラ24は、割り
込み要求信号305を検出すると、データバッファ21
3に格納されたセクタデータをフラッシュメモリに転送
するための指示をコントローラ21に与えるなどして、
データバッファ213とフラッシュメモリ間のデータ転
送を制御する。このデータバッファ213とフラッシュ
メモリ間のデータ転送については、後に図5から図7を
用いて説明にする。
【0043】また、マイクロコントローラ24は、ホス
トコンピュータ1が指定したセクタのアドレスとこのセ
クタのアドレスがフラッシュメモリ内のどこのアドレス
に対応しているかを示しているアドレス変換テーブルを
更新する。アドレス変換テーブルはフラッシュメモリ内
に格納されるので、フラッシュカード2の電源が断たれ
た場合でも保持しつづけることが可能である。
【0044】以上の動作によって、ホストコンピュータ
1による一つのセクタデータの書き込みが終了した後、
マイクロコントローラ24は、ステータスレジスタ21
17をレディ状態に設定し、ホストコンピュータ1から
の次のコマンドを待つ。
【0045】次に、ホストコンピュータ1がフラッシュ
カード2からセクタデータの読み出しを行う場合、ホス
トコンピュータ1は、コントローラ21のホストコンピ
ュータインタフェース部211のコマンド格納部211
6(図3参照)内のセクタアドレスレジスタ、セクタ数レ
ジスタおよびコマンドレジスタに、読み出すセクタのア
ドレス、セクタ数そしてセクタデータを読み出すことを
示すコマンドを書き込む。ホストコンピュータ1による
コマンドレジスタへの書き込みにより、コマンド格納部
2116は、書き込みの場合と同様に割り込み要求信号
305を生成し、さらに信号211Bを使用してステー
タスレジスタ2117をビジー状態に設定する。
【0046】図1のマイクロコントローラ24は、割り
込み要求信号305を受け付けると、コマンド格納部2
116内のレジスタを読み出し、ホストコンピュータ1
が一つのセクタデータを読み出すことを検出する。次い
で、マイクロコントローラ24は、ホストコンピュータ
1が書き込んだセクタアドレスがフラッシュメモリ内の
どこのアドレスに対応しているかをアドレス変換テーブ
ルから導き出す。フラッシュメモリのアドレスが判明し
た後、マイクロコントローラ24は、コントローラ21
のフラッシュメモリコントロール部212(図2参照)に
フラッシュメモリのアドレスを設定し、さらにフラッシ
ュメモリから読み出すことを示すコマンドを設定する。
【0047】マイクロコントローラ24によるフラッシ
ュメモリの選択は、図4のフラッシュアドレス設定部2
127を介して行われる。図1のマイクロコントローラ
24は、アドレスバス301によって、図4のフラッシ
ュアドレス設定部2127の選択と、第1のフラッシュ
メモリ22に対するアドレスであるか第2のフラッシュ
メモリ23に対するアドレスであるかの選択とをアドレ
スバス301によって同時に行う。また、フラッシュメ
モリのアドレスは、データバス301から内部データバ
ス219を通って、データバス201に出力され、フラ
ッシュメモリに送られる。同様に、マイクロコントロー
ラ24によるフラッシュメモリのコマンドの設定は図4
のフラッシュコマンド設定部2128を介して行われ、
フラッシュアコマンド設定部2128の選択と、第1の
フラッシュメモリ22に対するコマンドであるか第2の
フラッシュメモリ23に対するコマンドであるかの選択
はアドレスバス301によって同時に行う。
【0048】その後、マイクロコントローラ24は、の
フラッシュメモリコントロール部212のフラッシュ間
データ読み出し部2125(図4参照)にフラッシュメ
モリから一つのセクタを読み出す動作を行うことを設定
する。第1のフラッシュメモリ22からデータを読み出
し、データバッファ213に格納する場合、フラッシュ
間データ読み出し部2125は、リード信号202をア
サートする。第1のフラッシュメモリ22は、リード信
号202がアサートされ続けている間、フラッシュ間デ
ータ読み出し部2125が生成するシリアルクロック信
号205の立ち上がりのタイミングで順次データをデー
タバス201に出力する。データバス201のバス幅が
16ビットである場合、フラッシュ間データ読み出し部
2125はシリアルクロック信号205に256個のパ
ルスを生成することになる。
【0049】また、第1のフラッシュメモリ22から読
み出したデータは、内部データバス219に出力され、
フラッシュ間データ読み出し部2125は第1のフラッ
シュメモリ22から読み出したデータに同期して、図2
のデータバッファ213のアドレス2121およびライ
ト信号2123を生成し、データバッファ213に書き
込む。
【0050】なお、第2のフラッシュメモリ23からデ
ータを読み出し、データバッファ213に格納する場
合、フラッシュ間データ読み出し部2125は、リード
信号202に代えて203をアサートする。その他の動
作は、第1のフラッシュメモリ22からデータを読み出
す場合と同様である。
【0051】さて、第1もしくは第2のフラッシュメモリ
からの読み出しが終了すると、フラッシュ間データ読み
出し部2125は、割り込み要求信号2124をアサー
トする。割り込み要求信号2124のアサートにより、
マイクロコントローラ24への割り込み要求信号305
がアサートされる。図1のマイクロコントローラ24
は、割り込み要求信号305を受け付けると、コントロ
ーラ21のホストコンピュータインタフェース部211
のホスト間セクタデータ転送制御部2115(図3参
照)に、ホストコンピュータ1が一つのセクタデータの
読み出しを行うことを設定し、その後、ステータスレジ
スタをレディ状態に設定する。
【0052】ホストコンピュータ1は、ステータスレジ
スタ2117がレディ状態になったことを検出すると、
フラッシュカード2に対し、セクタデータの読み出しを
開始する。データバス102のバス幅が16ビットで、
一つのセクタが512バイトで構成されている場合、ホ
ストコンピュータ1は、16ビットの読み出しを256
回行う。
【0053】ホスト間セクタデータ転送制御部2115
は、セクタデータの読み出しであることを、アドレスバ
ス101とリード信号103によって検出し、データバ
ッファ213に対するアドレス2111およびリード信
号2112を生成する。ホストコンピュータ1が読み出
すデータは、データバッファ213から内部データバス
219を通ってデータバス102に転送される。以上の
動作により、ホストコンピュータ1による一つのセクタ
データの読み出しが終了する。
【0054】以下、前述したように、セクタデータ書き
込みの際の、フラッシュメモリのブロックの消去の動作
と、データバッファ213とフラッシュメモリ間のデー
タ転送の動作について図5から図8を用いて説明する。
【0055】ここで、図5から図7は、各動作のタイミ
ングを示したものである。また、図5から図7のタイミ
ングは、図8に示すように、まず、第1のフラッシュメ
モリ22のセクタ221とセクタ222から成るブロッ
クAの、ホストコンピュータ1によって書き換えられな
いセクタ221のD0−0からD0−511の512バ
イトのデータをデータパス2を通して第2のフラッシュ
メモリ23の未使用のブロックBのセクタ231に転送
し、その後、ホストコンピュータ1が書き込んだデータ
バッファ213のデータをデータパス3を通して第2の
フラッシュメモリ23のブロックBのセクタ232に転
送する場合について示したものである。ここで、データ
パス1は、データバス102から内部データバス219
を通るデータパスである。データパス2は、データバス
201を通るデータパスである。また、データパス3
は、内部データバス219からデータバス201を通る
データパスである。
【0056】まず、ブロックの消去を行う場合について
説明する。
【0057】この場合、マイクロコントローラ24はア
ドレス変換テーブルを参照し、ホストコンピュータ1に
よって書き換えられるセクタ221を記憶していないフ
ラッシュメモリの未使用のブロックの一つを選択する。
図8の場合には、第2のフラッシュメモリ23のブロック
Bが選択される。そして、図5のステップS0におい
て、マイクロコントローラ24は、アドレスバス301
にアドレス0を、データバス302にデータ0を出力
し、ライト信号304によって書き込みを行う。アドレ
ス0は、コントローラ21のフラッシュメモリコントロ
ール部212のフラッシュアドレス設定部2127(図
4参照)に対し、第2のフラッシュメモリ23にアドレ
スを書き込む動作を選択したことを示している。データ
0は、第2のフラッシュメモリ23内の消去するブロッ
クのアドレスを示しており、図8におけるセクタ231
とセクタ232から成るブロックBのアドレスである。
【0058】これを受けたフラッシュメモリコントロー
ル部212では、出力回路212B(図4参照)によっ
て、データバス302のデータを内部データバス219
からデータバス201に出力する。また、フラッシュア
ドレス設定部2127は、マイクロコントローラ24か
らのアドレスバス301とライト信号304から、第2
のフラッシュメモリ23へのライト信号207を生成す
る。
【0059】次いで、ステップS1において、マイクロ
コントローラ24は、アドレスバス301にアドレス1
を、データバス302にデータ1を出力し、ライト信号
304によって書き込みを行う。アドレス1は、コント
ローラ21のフラッシュメモリコントロール部212の
フラッシュコマンド設定部2128(図4参照)に対
し、第2のフラッシュメモリ23にコマンドを書き込む
動作を選択したことを示している。データ1は、フラッ
シュメモリに対する消去コマンドを示しており、データ
バス201に出力される。
【0060】これを受けたフラッシュコマンド設定部2
128は、マイクロコントローラ24からのアドレスバ
ス301とライト信号304から、第2のフラッシュメ
モリ23へのライト信号207およびコマンド・データ
・イネーブル信号208を生成する。コマンド・データ
・イネーブル信号208がアサートされているときのラ
イト信号を使用したフラッシュメモリに対する書き込み
は、コマンドの書き込みであることを示している。第2
のフラッシュメモリ23に消去コマンドであるデータ0
が書き込まれると、第2のフラッシュメモリ23のレデ
ィ信号307(図1参照)がネゲートされ、第2のフラッ
シュメモリ23がビジー状態であることをマイクロコン
トローラ24に知らせる。レディ信号307は、第2の
フラッシュメモリ23が消去動作中である場合、および
データの書き込み動作中である場合に、第2のフラッシ
ュメモリ23によってネゲートされる。
【0061】時間T1において、前述したように、レデ
ィ信号307が立ち上がったことにより、マイクロコン
トローラ24は、第2のフラッシュメモリ23の消去動
作が終了したことを知る。
【0062】次に、データバッファ213とフラッシュ
メモリ間のデータ転送の動作について説明する。
【0063】第2のフラッシュメモリ23の消去および
ホストコンピュータ1による一つのセクタデータのデー
タバッファ213に対する書き込みが完了すると、マイ
クロコントローラ24は、ステップS2の動作を行う。
【0064】ステップS2で、マイクロコントローラ2
4は、第1のフラッシュメモリ22から読み出すブロッ
クのアドレスを設定する。アドレスバス301のアドレ
ス2は、コントローラ21のフラッシュメモリコントロ
ール部211のフラッシュアドレス設定部2127(図4
参照)に対し、第1のフラッシュメモリ22にアドレス
を書き込む動作を選択したことを示している。データバ
ス302のデータ2は、第1のフラッシュメモリ22か
ら読み出すブロックのアドレスを示しており、図8にお
けるセクタ221とセクタ222から成るブロックAの
アドレスである。
【0065】一方、これらを受けたフラッシュアドレス
設定部2127は、マイクロコントローラ24からのア
ドレスバス301とライト信号304から、第1のフラ
ッシュメモリ22へのライト信号203を生成する。
【0066】次いで、ステップS3では、マイクロコン
トローラ24は、第1のフラッシュメモリ22に対し、
図8のセクタ221から512バイトのデータを読み出
すコマンドを設定している。アドレスバス301のアド
レス3は、フラッシュコマンド設定部2128(図4参
照)に対し、第1のフラッシュメモリ22にコマンドを
書き込む動作を選択したことを示している。データバス
302のデータ3は、フラッシュメモリのブロックのは
じめの512バイトの読み出しを行うコマンドを示して
おり、データバス201に出力される。
【0067】これを受けたフラッシュコマンド設定部2
128は、マイクロコントローラ24からのアドレスバ
ス301とライト信号304から、第1のフラッシュメ
モリ22へのライト信号203およびコマンド・データ
・イネーブル信号204を生成する。
【0068】ステップS4は、マイクロコントローラ2
4が、第2のフラッシュメモリ23にデータを書き込む
ブロックのアドレスを設定している。第2のフラッシュ
メモリ23のデータ書き込むブロックのアドレスは、図
8におけるセクタ231とセクタ232から成るブロッ
クBのアドレスである。また、ステップS4の動作は、
ステップS0の動作と同一である。
【0069】ステップS5は、マイクロコントローラ2
4が、第2のフラッシュメモリ23に対し、データを書
き込むコマンドを設定している。ステップS5のタイミ
ングは、ステップS1と同一であるが、第2のフラッシ
ュメモリ23に書き込むコマンドがデータ4となる。デ
ータ4は、フラッシュメモリに対する書き込みコマンド
を示しており、一つのブロック全体にデータを新たに書
き込むコマンドである。
【0070】次に、図6のステップS6において、マイ
クロコントローラ24は、フラッシュ間データ書き込み
部2126(図4参照)に、第2のフラッシュメモリ23
に対し、第1のフラッシュメモリ22から512バイト
のデータを転送した後に、データバッファ213から5
12バイトのデータを転送することを設定する。アドレ
スバス301のアドレス4は、フラッシュ間データ書き
込み部2126を選択している。データバス302のデ
ータ5は、第2のフラッシュメモリ23に対し、第1の
フラッシュメモリ22から512バイトのデータを転送
した後に、データバッファ213から512バイトのデ
ータを転送することを示している。
【0071】このマイクロコントローラ24からの設定
に従って、フラッシュ間データ書き込み部2126は、
フラッシュ間データ読み出し部2125に対し、信号2
129をアサートする。信号2129がアサートされて
いる間、フラッシュ間データ読み出し部2125は、信
号212Aで指定されたフラッシュメモリに対し、51
2バイトの読み出しを行う。信号212Aは、1(HI
GH)のとき第1のフラッシュメモリ22を選択してお
り、0(LOW)のとき第2のフラッシュメモリ23を
選択している。
【0072】ステップ7は、第1のフラッシュメモリ2
2に対する512バイトの読み出しと、第2のフラッシ
ュメモリ23への512バイトのデータ転送である。フ
ラッシュ間データ読み出し部2125は、第1のフラッ
シュメモリ22に対するリード信号202をアサート
し、256個のパルスをシリアルクロック信号205に
出力する。第1のフラッシュメモリ22は、シリアルク
ロック信号205の立ち上がりに対し、データD0−1
からD0−511を順次データバス201に出力する。
ここで、データD0−1からD0−511は、それぞれ
1バイトのデータである。また、信号2129がアサー
トされているときのフラッシュメモリに対する読み出し
では、フラッシュ間データ読み出し部2125は、フラ
ッシュメモリから読み出したデータをデータバッファ2
13に書き込まないので、データバッファ213へのラ
イト信号2122を生成しない。
【0073】ステップ7において、フラッシュ間データ
読み出し部2125が行う第1のフラッシュメモリ22
に対する読み出しと同時に、フラッシュ間データ書き込
み部2126は、コマンド・データ・イネーブル信号2
08をアサートし、256個のパルスをシリアルクロッ
ク信号209に出力する。第2のフラッシュメモリ23
は、コマンド・データ・イネーブル信号208をアサー
トされている間に、シリアルクロック信号209の立ち
上がりでデータバス201上のデータを取り込む。フラ
ッシュ間データ書き込み部2126は、第1のフラッシ
ュメモリ22から第2のフラッシュメモリ23への51
2バイトのデータ転送が終了すると、信号2129をネ
ゲートする。
【0074】ステップ8では、データバッファ213か
ら読み出したデータを第2のフラッシュメモリ23に転
送している。フラッシュ間データ書き込み部2126
は、データバッファ213に対するアドレス2121お
よびリード信号2122を生成する。データバッファ2
13は、アドレス2121に対するデータを内部データ
バス219に出力する。内部データバス219のデータ
は、出力回路212Bを通ってデータバス201に出力
される。これと同時に、フラッシュ間データ書き込み部
2126は、第2のフラッシュメモリ23に対するシリ
アルクロック信号209を生成する。第2のフラッシュ
メモリ23は、シリアルクロック信号209の立ち上が
りでデータバス201上のデータを取り込む。データバ
ッファ213から第2のフラッシュメモリ23への51
2バイトのデータ転送が終了すると、フラッシュ間デー
タ書き込み部2126は、割り込み要求信号2124を
アサートする。割り込み要求信号2124は、OR回路
214を通って、マイクロコントローラ24への割り込
み要求信号305となる。
【0075】マイクロコントローラ24は、割り込み要
求信号305を受け付けると、アドレス5に対し、デー
タ6を書き込み、割り込み要求信号305をネゲートさ
せる。(ステップ9) その後、ステップ10では、マイクロコントローラ24
は、第2のフラッシュメモリ23に対し、ステップ7お
よびステップ8で転送した1024バイトのデータを書
き込むためのコマンドを設定している。アドレスバス3
01のアドレス1は、フラッシュコマンド設定部212
8に対し、第2のフラッシュメモリ23にコマンドを書
き込む動作を選択したことを示している。データバス3
02のデータ7は、フラッシュメモリに対する書き込み
コマンドを示しており、データバス201に出力され
る。フラッシュコマンド設定部2128は、マイクロコ
ントローラ24からのアドレスバス301とライト信号
304から、第2のフラッシュメモリ23へのライト信
号207およびコマンド・データ・イネーブル信号20
8を生成する。第2のフラッシュメモリ23は、書き込
みコマンドが設定されたことにより、レディ信号307
をネゲートし、マイクロコントローラ24に対し、第2
のフラッシュメモリ23がビジー状態であることを知ら
せる。
【0076】時間T2において、レディ信号307が立
ち上がることにより、マイクロコントローラ24は、第
2のフラッシュメモリ23の書き込み動作が終了したこ
とを知り、これにより、ホストコンピュータ1が書き込
んだ一つのセクタデータのフラッシュメモリに対する書
き込みが終了する。なお、この際に、マイクロコントロ
ーラは、アドレス変換テーブルを行った転送や書き込み
に整合するように更新する。具体的には、図8の第1のフ
ラッシュメモリ22のブロックAのセクタ221に記録
されていたセクタに対応するフラッシュメモリアドレス
を第2のフラッシュメモリ23のブロックBのセクタ23
1のアドレスに更新し、第1のフラッシュメモリ22の
ブロックAのセクタ222に記録されていたセクタに対
応するフラッシュメモリアドレスを第2のフラッシュメ
モリ23のブロックBのセクタ232のアドレスに更新
する。
【0077】以上、本発明に係る外部記憶装置の第1実
施形態について説明した。
【0078】以下、本発明の第2の実施形態について説
明する。
【0079】図9に、本第2実施形態に係る外部記憶装
置の構成を示す。
【0080】本第2実施形態に係る外部記憶装置も第1実
施形態同様フラッシュカードである。
【0081】本第2実施形態に係るフラッシュカードが
第1実施形態に係るフラッシュカードと異なる点は、第
1のフラッシュメモリ22がデータバス223によって
コントローラ21に接続され、第2のフラッシュメモリ
23がデータバス233によってコントローラ21に接
続されている点である。
【0082】本第2実施形態では、第1のフラッシュメ
モリ22および第2のフラッシュメモリ23が、それぞ
れ別個のデータバスによってコントローラ21に接続さ
れているため、コントローラ21は、第1のフラッシュ
メモリ22からデータバス223を通って読み出したデ
ータをデータバス233に出力することにより、第1の
フラッシュメモリ22から第2のフラッシュメモリ23
へのデータ転送を行う。同様に、第2のフラッシュメモ
リ23から第1のフラッシュメモリ22へのデータ転送
も行われる。
【0083】以上、本発明の実施形態について説明し
た。
【0084】なお、以上の実施形態では、一つのブロッ
クが二つのセクタで構成されている場合について説明し
たが、一つのブロックが二つ以上の複数のセクタを記憶
している場合にも同様に適用することができ、この場合
は、ブロックの書き換えられるセクタではないセクタの
全てを、他方のフラッシュメモリの未使用ブロックに、
データバッファに格納した書き換え後のセクタと共に転
送し、書き込むようにする。この場合も、データバッフ
ァの容量には、一つのセクタを格納する容量だけでり足
りる。
【0085】また、以上の実施形態では、フラッシュメ
モリが2つの場合について説明したが、これは3つ以上
のフラッシュメモリを用いるようにしてもよい。この場
合は、データバッファに格納した書き換え後のセクタ
と、書き換えられるセクタを含むブロックの書き換える
セクタを除く全セクタを書き込むブロックを、書き換え
られるセクタを含むブロックを含むフラッシュメモリで
はない任意のフラッシュメモリの未使用ブロックのなか
から選択するようにすればよい。または、あらかじめ、
複数のフラッシュメモリを2つグループにグループ分け
しておき、データバッファに格納した書き換え後のセク
タと、書き換えられるセクタを含むブロックの書き換え
るセクタを除く全セクタを書き込むブロックを、書き換
えられるセクタを含むブロックを持つフラッシュメモリ
とは異なるグループに属する任意のフラッシュメモリの
未使用ブロックのなかから選択するようにしてもよい。
これら場合も、データバッファの容量には、一つのセク
タを格納する容量だけでり足りる。
【0086】また、以上の実施形態では、第1のフラッ
シュメモリのセクタを書き換える場合について説明した
が、第2のフラッシュメモリのセクタを書き換える場合
も同様であり、第2のフラッシュメモリのブロックの書
き換えられるセクタではないセクタの全てを、第1のフ
ラッシュメモリの未使用ブロックに、データバッファに
格納した書き換え後のセクタと共に転送し、書き込むよ
うにする。
【0087】また、以上の実施形態では、ブロックの先
頭のセクタが書き換えられる場合について説明したが、
ブロックの先頭ではないセクタが書き換えられる場合も
同様である。この場合は、データバッファに格納された
書き換え後のセクタと、書き換えられるセクタを含むブ
ロックの書き換えるセクタを除く各セクタの、他方のフ
ラッシュメモリの未詳ブロックへの書き込みの順序を、
元のブロック中のセクタの並びと同じ並びで書き込みが
行われるように変更してもよい。しかし、フラッシュメ
モリの内のセクタのアドレスは、アドレス変換テーブル
によって管理するので、実際は、任意の順序で書き込み
を行ってかまわない。すなわち、先述した実施形態と同
じ順序でもかまわない。
【0088】また、本実施形態では、ホストコンピュー
タの外部記憶装置に適用する場合について説明したが、
本実施形態は各種装置の記憶装置に、セクタに代えて当
該装置のアクセス単位領域を対象とすることにより同様
に適用することができる。
【0089】以上、本実施形態によれば、フラッシュメ
モリなどの不揮発性半導体メモリを用いたの外部記憶装
置において、第1のフラッシュメモリと第2のフラッシ
ュメモリ間のデータ転送を可能とすることにより、フラ
ッシュメモリ内の書き換えられないデータを一時的に格
納するためのデータバッファが不要となる。これによ
り、外部記憶装置は、ホストコンピュータが書き込むま
たは読み出すセクタデータのためのデータバッファのみ
を内蔵するだけでよいので、データバッファの削減が可
能となり、低価格な外部記憶装置を実現できる。
【0090】さらに、フラッシュメモリ内の書き換えら
れないデータを一時的に格納するための処理が不要とな
り、高速なホストコンピュータによる書き込みが実現で
きる。
【0091】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、複数の
アクセス単位領域を記憶するブロックを一つの消去単位
とするフラッシュメモリを用いた記憶装置において、書
き込み処理を、記憶装置のデータバッファを大容量化す
ることなく可能とすることをができる。また、このよう
な記憶装置において、書き込み処理を高速化することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る外部記憶装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係るコントローラの構
成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係るホストコンピュー
タインタフェース部の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係るフラッシュメモリ
コントロール部の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第1実施形態に係る外部記憶装置の動
作タイミングを示すタイミングチャートである。
【図6】本発明の第1実施形態に係る外部記憶装置の動
作タイミングを示すタイミングチャートである。
【図7】本発明の第1実施形態に係る外部記憶装置の動
作タイミングを示すタイミングチャートである。
【図8】本発明の第1実施形態に係る外部記憶装置の書
き込み処理の概要を示す図である。
【図9】本発明の第2実施形態に係る外部記憶装置の構
成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…ホストコンピュータ、2…フラッシュカード(外部
記憶装置)、21…コントローラ、22…第1のフラッ
シュメモリ、23…第2のフラッシュメモリ、24…マ
イクロコントローラ、211…ホストコンピュータイン
タフェース部、212、フラッシュメモリコントロール
部、213…データバッファ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のアクセス単位領域のデータを記憶す
    るブロックを複数有し、ブロック単位にデータの消去及
    び書き込みを行う半導体メモリを複数有する記憶装置に
    おいて、ホスト装置から特定のアクセス単位領域にデー
    タを書き込むことを指示された場合に、当該アクセス単
    位領域のデータを半導体メモリに書き込む方法であっ
    て、 前記複数の半導体メモリのうちの、前記特定のアクセス
    単位領域のデータを記憶しているブロックを有する半導
    体メモリを除く半導体メモリ中の未使用のブロックを選
    定するステップと、 選定したブロックを消去するステップと、 前記特定のアクセス単位領域を記憶しているブロック中
    の前記特定のアクセス単位領域を除くアクセス単位領域
    のデータを読み出し、前記特定のアクセス単位領域に書
    き込むデータと共に、消去したブロックに書き込むステ
    ップとを有することを特徴とする記憶装置における書き
    込み方法。
  2. 【請求項2】ホスト装置からセクタ単位にデータの書き
    込みが行われる記憶装置であって、 複数のセクタのデータを記憶するブロックを複数有し、
    ブロック単位にデータの消去及び書き込みを行う、複数
    の半導体メモリと、 ホスト装置から特定のセクタにデータを書き込むことを
    指示された場合に、前記特定のセクタに書き込むデータ
    を一時的に格納するデータバッファと、 ホスト装置から特定のセクタにデータを書き込むことを
    指示された場合に、前記複数の半導体メモリのうちの、
    前記特定のセクタのデータを記憶しているブロックを有
    する半導体メモリを除く半導体メモリ中の未使用のブロ
    ックを選定する手段と、 選定したブロックを消去する手段と、 前記特定のセクタを記憶しているブロック中の前記特定
    のセクタを除くセクタのデータと、前記データバッファ
    に格納された特定のセクタに書き込むデータとを読み出
    し、消去したブロックに書き込む手段とを有することを
    特徴とする記憶装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の記憶装置であって、 前記複数のフラッシュメモリのデータバスは共通化され
    ており、前記特定のセクタを記憶しているブロック中の
    前記特定のセクタを除くセクタのデータの読み出しと、
    読み出したセクタのデータの消去したブロックへの書き
    込みは、前記データバスを介して、前記特定のセクタを
    記憶している半導体メモリのから消去したブロックを含
    む半導体メモリへデータを直接転送することにより行う
    ことを特徴とする記憶装置。
  4. 【請求項4】請求項2記載の記憶装置であって、 前記複数の半導体メモリは2つのグループにグループ分
    けされており、 前記未使用ブロックは、前記特定のセクタのデータを記
    憶しているブロックを有する半導体メモリと異なるグル
    ープに属する半導体メモリ中から選定すくことを特徴と
    する記憶装置。
  5. 【請求項5】ホスト装置からセクタ単位にデータの書き
    込みが行われる記憶装置であって、 複数のセクタのデータを記憶するブロックを複数有し、
    ブロック単位にデータの消去及び書き込みを行う、複数
    の半導体メモリと、 記憶装置に記憶されたセクタのセクタアドレスを、当該
    セクタアドレスのセクタが記憶されている物理アドレス
    と対応づけて管理するアドレス変換手段と、 ホスト装置から特定のセクタにデータを書き込むことを
    指示された場合に、前記特定のセクタに書き込むデータ
    を一時的に格納するデータバッファと、 ホスト装置から特定のセクタにデータを書き込むことを
    指示された場合に、前記複数の半導体メモリのうちの、
    前記アドレス変換手段が前記特定のセクタのセクタアド
    レスに対応づけて管理している物理アドレスが示す半導
    体メモリを除く半導体メモリ中の未使用のブロックを選
    定する手段と、 選定したブロックを消去する手段と、 前記アドレス変換手段が前記特定のセクタのセクタアド
    レスに対応づけて管理している物理アドレスが示す半導
    体メモリのブロック中の、前記アドレス変換手段が前記
    特定のセクタのセクタアドレスに対応づけて管理してい
    る物理アドレスが示すセクタを除くセクタのデータと、
    前記データバッファに格納されている特定のセクタに書
    き込むデータとを読み出し、消去したブロックに書き込
    む手段とを有し、 前記アドレス変換手段は、消去したブロックに書き込ん
    だ各セクタのセクタアドレスに対応づける物理アドレス
    を、各セクタのデータを書き込んだ物理アドレスに更新
    することを特徴とする記憶装置。
  6. 【請求項6】請求項2、3または4記載の記憶装置であ
    って、 前記半導体メモリはフラッシュメモリであることを特徴
    とする記憶装置。
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