JPH11203409A - 筆記データ入力装置及び記憶媒体 - Google Patents

筆記データ入力装置及び記憶媒体

Info

Publication number
JPH11203409A
JPH11203409A JP604198A JP604198A JPH11203409A JP H11203409 A JPH11203409 A JP H11203409A JP 604198 A JP604198 A JP 604198A JP 604198 A JP604198 A JP 604198A JP H11203409 A JPH11203409 A JP H11203409A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
format
order
tablet
data
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP604198A
Other languages
English (en)
Inventor
Naruhito Tachibana
成仁 橘
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP604198A priority Critical patent/JPH11203409A/ja
Publication of JPH11203409A publication Critical patent/JPH11203409A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、タブレットに設置された用
紙のキャリブレーションマークが指示されることによ
り、タブレットの基準座標の補正処理とフォーマットの
指定処理を同時に行うことが可能な筆記データ入力装置
及び記憶媒体を提供することである。 【解決手段】 CPU2は、タブレット4に設置された
用紙に付されたキャリブレーションマークがボールペン
等によりチェックされると、該チェックにより指示され
タブレット4から入力される座標値のデータに基づい
て、タブレット4の基準座標の補正を行い、各キャリブ
レーションマークの指示順序を判別する。そして、パタ
ーンテーブル8aに基づいて、指示順序がパターンAに
対応する指示順序であると判定された場合には、パター
ンテーブル8aに基づいてパターンAに対応するフォー
マットAを指定して、フォーマットデータファイル8b
からフォーマットAのデータを読み出し、そのフォーマ
ットAのデータに基づいて、用紙のフォーマットに応じ
た入力フィールドの属性等の設定を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タブレットの基準
座標の補正処理と同時に、フォーマットの指定を行うこ
とを可能とする筆記データ入力装置及び記憶媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近時、技術の進歩に伴って電子機器の小
型化が急速に進み、携帯性の優れた電子機器が開発され
ている。例えば、PDA(Personal Digital Assistan
t)と呼ばれる携帯端末装置では、液晶表示画面をかね
たタッチパネルを入力装置として採用し、専用の入力用
ペンによりデータ入力を行うものが主流になっている。
【0003】また、据え置き型のパーソナルコンピュー
タにおいても、キーボードでは入力できず、マウスでは
微細な表現が不可能なデザインの分野や、子供向けにで
きるだけ馴染みやすい入力手段を求める教育の分野で
は、タブレットと呼ばれる座標検出入力装置が利用され
ており、やはりこのタブレットにおいても専用の入力用
ペンによりデータ入力を行う。
【0004】このような、筆記データや座標データを解
析してデータ入力を行う装置の新たな利用形態として以
下のような筆記データ入力装置が開発されている。
【0005】この筆記データ入力装置は、まず、あらか
じめフォーマットが登録されている記入用紙が、感圧、
静電誘導、または、磁気共鳴等の手段を用いて筆跡を感
知する入力パッド上に設置され、記入用紙上のキャリブ
レーションマークがチェックされると、まず、そのチェ
ックされたキャリブレーションマークの位置に応じてタ
ブレットの基準座標の補正処理(キャリブレーション処
理)を行い、次いで、記入用紙に対応するフォーマット
を読み出すために、フォーマットの指定を行う。そし
て、入力用ペン等により文字等が記入用紙上に記入され
ると、入力パッドにおいて感知した筆記データをデジタ
ルの文字コードデータに変換して電子的なデータとして
取得する。
【0006】上述したフォーマットの指定は、フォーマ
ットの種類を示すID番号を10keyによって入力す
る方法、選択スイッチによりフォーマットの種類を選択
する方法、あるいは、フォーマットの種類を示すバーコ
ードなどが記入用紙に付加されている場合にはコードリ
ーダー機器によってそのバーコードを読み取る方法など
により行われている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の方法において、ID番号を10keyにより入
力する場合では、ユーザーがID番号の入力を間違う可
能性があり、また、選択スイッチにより選択する場合で
は、ユーザーがフォーマットの種類を完全に把握してい
ないと選択スイッチを押すことができない。さらに、バ
ーコードなどをコードリーダー機器によって読み取る場
合では、ユーザーがコードリーダー機器を操作するため
に入力用ペンなどから手を一旦離さなければならない。
【0008】このように、従来の方法では、設置された
記入用紙に対応するフォーマットの指定時において、適
切なフォーマットの種類の選択ができず、誤ったフォー
マットを読み出してしまったり、その入力作業などが繁
雑であるという問題があった。
【0009】また、上述したように、記入用紙上のキャ
リブレーションマークがチェックされる際に、そのチェ
ックされたキャリブレーションマークの位置に応じてタ
ブレットの基準座標の補正処理のみが行われるため、前
記フォーマットの指定処理は該補正処理と別々に行われ
て、効率的でないという問題があった。
【0010】本発明の課題は、タブレットに設置された
用紙のキャリブレーションマークが指示されることによ
り、タブレットの基準座標の補正処理とフォーマットの
指定処理を同時に行うことが可能な筆記データ処理装置
及び記憶媒体を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
複数のキャリブレーションマークが設けられた記入用紙
がタブレット上に設置され、該記入用紙上に設けられた
入力フィールドに入力された筆記データを解析して文字
認識を行うことによって、各種データ入力を行う筆記デ
ータ入力装置において、前記記入用紙の入力フィールド
を定義するフォーマットデータを複数記憶するフォーマ
ットデータ記憶手段と、前記複数のキャリブレーション
マークに対する指示順序を、該指示順序のパターン毎に
前記フォーマットデータ記憶手段に記憶されたフォーマ
ットデータのフォーマット名と対応づけて記憶する指示
順序記憶手段と、前記複数のキャリブレーションマーク
に対する指示がなされた際に、その指示された位置の座
標を検出するとともに、各キャリブレーションマークの
指示順序を検出する検出手段と、前記検出手段により検
出されたキャリブレーションマークの位置の座標に基づ
いてタブレットの基準座標を補正するとともに、該検出
手段により検出された各キャリブレーションマークの指
示順序に基づいて、該指示順序のパターンに対応するフ
ォーマット名を前記指示順序記憶手段から指定し、その
フォーマット名に対応するフォーマットデータを前記フ
ォーマットデータ記憶手段から読み出す制御手段と、を
備えたことを特徴としている。
【0012】請求項1記載の発明の筆記データ入力装置
によれば、複数のキャリブレーションマークが設けられ
た記入用紙がタブレット上に設置され、該記入用紙上に
設けられた入力フィールドに入力された筆記データを解
析して文字認識を行うことによって、各種データ入力を
行う筆記データ入力装置において、フォーマットデータ
記憶手段により前記記入用紙の入力フィールドを定義す
るフォーマットデータが複数記憶され、指示順序記憶手
段により前記複数のキャリブレーションマークに対する
指示順序が、該指示順序のパターン毎に前記フォーマッ
トデータ記憶手段に記憶されたフォーマットデータのフ
ォーマット名と対応づけて記憶され、検出手段により、
前記複数のキャリブレーションマークに対する指示がな
された際に、その指示された位置の座標が検出されると
ともに、各キャリブレーションマークの指示順序が検出
され、制御手段により、検出されたキャリブレーション
マークの位置の座標に基づいてタブレットの基準座標が
補正されるとともに、検出された各キャリブレーション
マークの指示順序に基づいて、該指示順序のパターンに
対応するフォーマット名が前記指示順序記憶手段から指
定され、そのフォーマット名に対応するフォーマットデ
ータが前記フォーマットデータ記憶手段から読み出され
る。
【0013】したがって、タブレット上に設置された記
入用紙のキャリブレーションマークが指示順序に従って
指示されることにより、記入用紙の位置に応じたタブレ
ットの基準座標の補正処理と、フォーマットの指定処理
を同時に行うため、タブレットの基準座標の補正ととも
に適切なフォーマットの種類の選択を効率的に行うこと
ができ、ユーザーの作業負担を軽減することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図8を参照して本発
明の実施の形態における筆記データ入力装置1について
詳細に説明する。
【0015】まず、構成を説明する。
【0016】図1は、本発明の一実施の形態の筆記デー
タ入力装置1の内部構成を示すブロック図である。ま
た、図2は、筆記データ入力装置1の外観斜視図であ
る。
【0017】図1において、筆記データ入力装置1は、
CPU2、表示装置3、タブレット4、通信制御装置
5、入力装置6、RAM7、記憶装置8、及び記憶媒体
9によって構成されており、記憶媒体9を除く各部はバ
ス10によって接続されている。
【0018】CPU(Central Processing Unit )2
は、記憶装置8に記憶されている当該筆記データ入力装
置1に対応する各種アプリケーションプログラムの中か
ら指定されたアプリケーションプログラム、入力装置6
から入力される各種指示、あるいは、タブレット4から
入力される座標信号に応じた各種データをRAM7内の
ワークメモリエリアに格納し、この入力指示及び入力デ
ータに応じてRAM7内に格納したアプリケーションプ
ログラムに従って各種処理を実行し、その処理結果をR
AM7内のワークメモリエリアに格納するとともに、表
示装置3に表示する。そして、ワークメモリエリアに格
納した処理結果を入力装置6から入力指示される記憶装
置8内の保存先に保存する。
【0019】また、CPU2は、後述するフォーマット
設定処理を実行し、入力用ペン等によってキャリブレー
ションマークがチェックされると、設置された用紙の位
置に応じて該チェックにより指示されタブレット4から
入力される座標値のデータに基づいて、タブレット4の
基準座標の補正を行い、前記指示された各キャリブレー
ションマークの指示順序を判別する。次いで、記憶装置
8内のパターンテーブル8aに基づいて、判別された指
示順序がパターンAに対応する指示順序であると判別さ
れた場合には、パターンテーブル8aに基づいてパター
ンAに対応するフォーマットAを指定して、記憶装置8
内のフォーマットデータファイル8bからフォーマット
Aのデータを読み出し、そのフォーマットAのデータに
基づいて、設置された用紙のフォーマットに応じた入力
フィールドの属性等の設定を行う。
【0020】表示装置3は、図2に示すように、後述す
るタブレット4の上端部に入力装置6と並んで配置され
ており、液晶表示パネル等により構成され、CPU2か
ら入力される表示データを表示する。
【0021】タブレット4は、図2に示すような一定の
面積を持った平面状の入力盤を備えた筆記データ入力装
置1における入力部であり、この入力盤上に所定の用紙
を置いて該用紙に入力用ペン等の筆記具でデータが記入
されると、同時に、入力用ペン等の座標指示器を兼ねた
筆記具で指示された入力盤上の座標を検出してCPU2
に座標信号を出力する。
【0022】また、このタブレット4には、記憶装置8
内に格納されたフォーマットデータファイル8bに定義
された各フォーマットデータに基づいて、筆記データの
入力領域等が設定されている。
【0023】通信制御装置5は、筆記データ入力装置1
と外部の機器とを通信回線を介して接続するための通信
ターミナルであり、筆記データ入力装置1内部の記憶装
置8内に蓄積されたデータを通信回線を介して外部のパ
ソコン等に送信する、あるいは、外部のパソコン内部の
ハードディスク等に蓄積されたデータを受信して筆記デ
ータ入力装置1内部の記憶装置8に記憶する。
【0024】入力装置6は、図2に示すように、タブレ
ット4の上端部に表示装置3と並んで配置されており、
カーソルキー、数字入力キー及び各種機能キー等を備え
たキーボードを備え、キーボードで押下されたキーの押
下信号をCPU2に出力する。
【0025】RAM(Random Access Memory)6は、指
定されたアプリケーションプログラム、入力指示、入力
データ及び処理結果等を格納するワークメモリエリアを
有する。
【0026】記憶装置8は、プログラムやデータ等が予
め記憶されている記憶媒体9を有しており、この記憶媒
体9は磁気的、光学的記録媒体、若しくは半導体メモリ
で構成されている。この記憶媒体9は記憶装置8に固定
的に設けたもの、若しくは着脱自在に装着するものであ
り、この記憶媒体9には当該筆記データ入力装置1に対
応する各種アプリケーションプログラム、フォーマット
設定処理プログラム、タブレット4に対して入力された
筆記データを解析して文字コードに変換する手書き文字
認識エンジン、フォーマット設定処理プログラムにより
処理される図3に示すパターンテーブル8a、図4に示
すフォーマットデータファイル8b、及び各処理プログ
ラムで処理されたデータ等を記憶する。
【0027】このパターンテーブル8aは、図3に示す
ように、A、B、C、Dの各パターン毎にキャリブレー
ションマーク(CALマーク)の指示順序がフォーマッ
ト名と対応させて格納されている。このキャリブレーシ
ョンマークの指示順序は、ユーザーが入力用ペン等によ
り用紙上に印刷されているキャリブレーションマークを
チェックする順序を示すものであり、各指示順序毎に対
応するキャリブレーションマークの用紙上の印刷位置
(左上、左下、右上、右下)が設定されている。また、
フォーマット名は、用紙上のキャリブレーションマーク
が前記各指示順序に従って指示されると、その指示順序
に応じて指定される各用紙のフォーマット(例えば、発
注伝票、出金伝票、見積書等のフォーマット)が設定さ
れている。
【0028】例えば、キャリブレーションマークの指示
順序が、1番目が左上、2番目が左下、3番目が右上、
4番目が右下の場合は、パターンAであり、フォーマッ
トA(例えば、発注伝票のフォーマット)が設定されて
おり、後述するフォーマット設定処理において、この指
定順序でキャリブレーションマークが指示されると、フ
ォーマットAの発注伝票のフォーマットが指定される。
【0029】また、フォーマットデータファイル8b
は、図4に示すように、前記パターンテーブル8aにお
いてパターン毎に設定されたフォーマット名に対応する
各フォーマットデータ(例えば、発注伝票、出金伝票、
見積書等のフォーマットデータ)が格納されている。
【0030】さらに、この記憶媒体9に記憶するプログ
ラム、データ等は、通信回線等を介して接続された他の
機器から通信制御装置5により受信して記憶する構成に
してもよく、更に、通信回線等を介して接続された他の
機器側に上記記憶媒体9を備えた記憶装置を設け、この
記憶媒体9に記憶されているプログラム、データ等を通
信制御装置5によって通信回線を介して使用する構成に
してもよい。
【0031】次に動作を説明する。
【0032】上記CPU2により実行されるフォーマッ
ト設定処理について図5に示すフローチャートに基づい
て説明する。
【0033】なお、本実施の形態において、タブレット
4の入力盤上に設置される用紙には、図6に示すよう
に、キャリブレーションマーク及び該キャリブレーショ
ンマークの指示順序の番号が予め付されている。
【0034】このキャリブレーションマークは、本実施
の形態では、設置される用紙の左上、左下、右上、及び
右下の4箇所に付されており、後述するように、入力用
ペン等で指示されることによって用紙の位置に合わせて
タブレット4の基準座標の補正を行うための基準のマー
クである。また、各キャリブレーションマークには、入
力用ペン等によりユーザーがチェックを行う順番を示す
番号が付与されている。さらに、本実施の形態では、予
め記憶装置8内のパターンテーブル8aに設定する、キ
ャリブレーションマークの指示順序に対応するフォーマ
ットのパターンは4通りとする。
【0035】まず、ユーザーが、図7に示すように、タ
ブレット4の入力盤上に前記用紙を設置し、用紙に付し
てあるキャリブレーションマークを指示順序の番号順に
入力用ペン等によってチェックすると、タブレット4
は、用紙の位置に応じて該チェックにより指示されたキ
ャリブレーションマークの入力盤上における各座標値の
データを検出して、CPU2に対して出力する(ステッ
プS1)。
【0036】CPU2は、タブレット4から入力された
前記座標値のデータに基づいて、タブレット4の基準座
標の補正を行うキャリブレーション処理を実行し(ステ
ップS2)、ステップS1において指示された各キャリ
ブレーションマークに対する指示順序を判別する(ステ
ップS3)。
【0037】そして、CPU2は、記憶装置8に格納さ
れたパターンテーブル8aに基づいて、前記判別された
順序がパターンAに対応するキャリブレーションマーク
の指示順序であるか否かを判定する(ステップS4)。
このパターンAに対応するキャリブレーションマークの
指示順序は、各順番において指示されたキャリブレーシ
ョンマークの用紙における位置がそれぞれ、1番目が左
上、2番目が左下、3番目が右上、4番目が右下となる
場合である。
【0038】ステップS4において、判別された順序が
パターンAに対応する指示順序であると判定された場合
には、CPU2は、パターンテーブル8aに基づいてパ
ターンAに対応するフォーマットにフォーマットAを指
定し、記憶装置8に格納されるフォーマットデータファ
イル8bからフォーマットAのデータを読み出して(ス
テップS5)、ステップS12に移行する。
【0039】また、ステップS4において、判別された
順序がパターンAに対応する指定順序ではないと判定さ
れた場合には、CPU2は、パターンテーブル8aに基
づいて、前記判別された順序がパターンBに対応するキ
ャリブレーションマークの指定順序であるか否かを判定
する(ステップS6)。このパターンBに対応するキャ
リブレーションマークの指示順序は、各順番において指
示されたキャリブレーションマークの用紙における位置
がそれぞれ、1番目が左上、2番目が右上、3番目が左
下、4番目が右下となる場合である。
【0040】ステップS6において、判別された順序が
パターンBに対応する指定順序であると判定された場合
には、CPU2は、パターンテーブル8aに基づいてパ
ターンBに対応するフォーマットにフォーマットBを指
定し、フォーマットデータファイル8bからフォーマッ
トBのデータを読み出して(ステップS7)、ステップ
S12に移行する。
【0041】また、ステップS6において、判別された
順序がパターンBに対応する指定順序ではないと判定さ
れた場合には、CPU2は、パターンテーブル8aに基
づいて、前記判別された順序がパターンCに対応するキ
ャリブレーションマークの指定順序であるか否かを判定
する(ステップS8)。このパターンCに対応するキャ
リブレーションマークの指示順序は、各順番において指
示されたキャリブレーションマークの用紙における位置
がそれぞれ、1番目が左上、2番目が右上、3番目が右
下、4番目が左下となる場合である。
【0042】ステップS8において、判別された順序が
パターンCに対応する指定順序であると判定された場合
には、CPU2は、パターンテーブル8aに基づいてパ
ターンCに対応するフォーマットにフォーマットCを指
定し、フォーマットデータファイル8bからフォーマッ
トCのデータを読み出して(ステップS9)、ステップ
S12に移行する。
【0043】また、ステップS8において、判別された
順序がパターンCに対応する指定順序ではないと判定さ
れた場合には、CPU2は、パターンテーブル8aに基
づいて、前記判別された順序がパターンDに対応するキ
ャリブレーションマークの指定順序であるか否かを判定
する(ステップS10)。このパターンDに対応するキ
ャリブレーションマークの指示順序は、各順番において
指示されたキャリブレーションマークの用紙における位
置がそれぞれ、1番目が左上、2番目が左下、3番目が
右下、4番目が右上となる場合である。
【0044】ステップS10において、判別された順序
がパターンDに対応する指定順序であると判定された場
合には、CPU2は、パターンテーブル8aに基づいて
パターンDに対応するフォーマットにフォーマットDを
指定し、フォーマットデータファイル8bからフォーマ
ットDのデータを読み出して(ステップS11)、ステ
ップS12に移行する。
【0045】そして、ステップS5、S7、S9、及び
S11において読み出した各フォーマットのデータに基
づいて、設置された用紙のフォーマットに応じた各入力
フィールドの属性等の設定を行い(ステップS12)、
本処理を終了する。
【0046】さらに、ステップS10において、判別さ
れた順序がパターンDに対応する指定順序でないと判定
された場合には、CPU2は、設置された用紙のフォー
マットがパターンテーブル8aに登録されていないキャ
リブレーションマークの指定順序のフォーマットである
と判定して、エラーメッセージを表示装置3に表示さ
せ、エラー処理を行い(ステップS13)、本処理を終
了する。
【0047】以上のように、本実施の形態の筆記データ
入力装置1では、CPU2は、フォーマット設定処理に
おいて、タブレット4に設置された用紙に付されたキャ
リブレーションマークが入力用ペン等によりチェックさ
れると、用紙の位置に応じて該チェックにより指示され
タブレット4から入力される座標値のデータに基づい
て、タブレット4の基準座標の補正を行い、前記指示さ
れた各キャリブレーションマークの指示順序を判別す
る。そして、記憶装置8内のパターンテーブル8aに基
づいて、判別された指示順序がパターンAに対応する指
示順序であると判定された場合には、パターンテーブル
8aに基づいてパターンAに対応するフォーマットAを
指定して、記憶装置8内のフォーマットデータファイル
8bからフォーマットAのデータを読み出し、そのフォ
ーマットAのデータに基づいて、設置された用紙のフォ
ーマットに応じた入力フィールドの属性等の設定を行
う。
【0048】したがって、タブレットに設置された記入
用紙のキャリブレーションマークが指示順序に従ってチ
ェックされることにより、記入用紙の位置に応じたタブ
レットの基準座標の補正処理と、フォーマットの指定処
理を同時に行うため、タブレットの基準座標の補正とと
もに適切なフォーマットの種類の選択を効率的に行うこ
とができ、ユーザーの作業負担を軽減することができ
る。
【0049】なお、本実施の形態では、キャリブレーシ
ョンマークが4箇所付されている用紙をタブレットに設
置した場合において、記憶装置8内のパターンテーブル
8aに4通りのフォーマットに対応するキャリブレーシ
ョンマークの指示順序を設定し、フォーマットデータフ
ァイル8bにその4通りのフォーマットのデータを格納
するようにしたが、他の指示順序を設定して、さらに新
たなフォーマットのデータを登録することも可能であ
る。
【0050】また、本実施の形態では、キャリブレーシ
ョンマークが4箇所付されている用紙をタブレットに設
置した場合について説明したが、図8に示すように、用
紙に2箇所以上(n箇所)の任意数のキャリブレーショ
ンマークを付すことにより、記憶装置8内のパターンテ
ーブル8a及びフォーマットデータファイル8bに前記
キャリブレーションマークの数に応じた数のフォーマッ
トを登録することが可能である。
【0051】さらに、本実施の形態では、用紙の左上、
左下、右上、右下の4箇所にキャリブレーションマーク
を付した場合を説明したが、キャリブレーションマーク
を付与する位置は、用紙上の任意の場所でも構わない。
【0052】また、本実施の形態では、記憶装置8内の
パターンテーブル8aに、キャリブレーションマークの
指示順序に対応させてフォーマット名を格納し、フォー
マットデータファイル8bにそのフォーマット名に対応
するフォーマットのデータを格納するようにしたが、記
憶装置8内に前記キャリブレーションマークの指示順序
に対応させて、さらにフォーマット以外の他の情報を登
録し、キャリブレーションマークの指示順序に従った指
示により他の情報を読み出す構成としてもよい。
【0053】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、タブレッ
ト上に設置された記入用紙のキャリブレーションマーク
が指示順序に従って指示されることにより、記入用紙の
位置に応じたタブレットの基準座標の補正処理と、フォ
ーマットの指定処理を同時に行うため、タブレットの基
準座標の補正とともに適切なフォーマットの種類の選択
を効率的に行うことができ、ユーザーの作業負担を軽減
することができる。請求項2記載の発明によれば、タブ
レット上に設置された記入用紙のキャリブレーションマ
ークが指示順序に従って指示されることにより、記入用
紙の位置に応じたタブレットの基準座標の補正処理と、
フォーマットの指定処理を同時に行うことができるプロ
グラムをコンピュータにより実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施の形態の筆記データ入力
装置1の要部構成を示すブロック図である。
【図2】本発明を適用した実施の形態の筆記データ入力
装置1の外観斜視図である。
【図3】図1の記憶装置8内に格納されるパターンテー
ブル8aを示す図である。
【図4】図1の記憶装置8内に格納されるフォーマット
データファイル8bを示す図である。
【図5】本実施の形態において、図1のCPU2により
実行されるフォーマット設定処理を示すフローチャート
である。
【図6】本実施の形態において、図1のタブレット4の
入力盤上に設置される用紙を示す図である。
【図7】図1のタブレット4の入力盤上に図6の用紙を
設置した状態を示す図である。
【図8】2箇所以上(n箇所)の任意数のキャリブレー
ションマークが付されている用紙を示す図である。
【符号の説明】
1 筆記データ入力装置 2 CPU 3 表示装置 4 タブレット 5 通信制御装置 6 入力装置 7 RAM 8 記憶装置 8a パターンテーブル 8b フォーマットデータファイル 9 記憶媒体 10 バス

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のキャリブレーションマークが設けら
    れた記入用紙がタブレット上に設置され、該記入用紙上
    に設けられた入力フィールドに入力された筆記データを
    解析して文字認識を行うことによって、各種データ入力
    を行う筆記データ入力装置において、 前記記入用紙の入力フィールドを定義するフォーマット
    データを複数記憶するフォーマットデータ記憶手段と、 前記複数のキャリブレーションマークに対する指示順序
    を、該指示順序のパターン毎に前記フォーマットデータ
    記憶手段に記憶されたフォーマットデータのフォーマッ
    ト名と対応づけて記憶する指示順序記憶手段と、 前記複数のキャリブレーションマークに対する指示がな
    された際に、その指示された位置の座標を検出するとと
    もに、各キャリブレーションマークの指示順序を検出す
    る検出手段と、 前記検出手段により検出されたキャリブレーションマー
    クの位置の座標に基づいてタブレットの基準座標を補正
    するとともに、該検出手段により検出された各キャリブ
    レーションマークの指示順序に基づいて、該指示順序の
    パターンに対応するフォーマット名を前記指示順序記憶
    手段から指定し、そのフォーマット名に対応するフォー
    マットデータを前記フォーマットデータ記憶手段から読
    み出す制御手段と、 を備えたことを特徴とする筆記データ入力装置。
  2. 【請求項2】複数のキャリブレーションマークが設けら
    れた記入用紙がタブレット上に設置され、該記入用紙上
    に設けられた入力フィールドに入力された筆記データを
    解析して文字認識を行うことによって、各種データ入力
    を行うプログラムを格納した記憶媒体であって、 前記記入用紙の入力フィールドを定義するフォーマット
    データをフォーマットデータ記憶手段に複数記憶するた
    めのコンピュータが実行可能なプログラムコードと、 前記複数のキャリブレーションマークに対する指示順序
    を、該指示順序のパターン毎に前記フォーマットデータ
    記憶手段に記憶されたフォーマットデータのフォーマッ
    ト名と対応づけて指示順序記憶手段に記憶するためのコ
    ンピュータが実行可能なプログラムコードと、 前記複数のキャリブレーションマークに対する指示がな
    された際に、その指示された位置の座標を検出するとと
    もに、各キャリブレーションマークの指示順序を検出す
    るためのコンピュータが実行可能なプログラムコード
    と、 検出されたキャリブレーションマークの位置の座標に基
    づいてタブレットの基準座標を補正するとともに、検出
    された各キャリブレーションマークの指示順序に基づい
    て、該指示順序のパターンに対応するフォーマット名を
    前記指示順序記憶手段から指定し、そのフォーマット名
    に対応するフォーマットデータを前記フォーマットデー
    タ記憶手段から読み出すためのコンピュータが実行可能
    なプログラムコードと、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒
    体。
JP604198A 1998-01-14 1998-01-14 筆記データ入力装置及び記憶媒体 Pending JPH11203409A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP604198A JPH11203409A (ja) 1998-01-14 1998-01-14 筆記データ入力装置及び記憶媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP604198A JPH11203409A (ja) 1998-01-14 1998-01-14 筆記データ入力装置及び記憶媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11203409A true JPH11203409A (ja) 1999-07-30

Family

ID=11627558

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP604198A Pending JPH11203409A (ja) 1998-01-14 1998-01-14 筆記データ入力装置及び記憶媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11203409A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012014237A (ja) * 2010-06-29 2012-01-19 Dainippon Printing Co Ltd 情報処理システム及び表示処理プログラム
EP2793106A2 (en) 2013-04-18 2014-10-22 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Input apparatus
JP2014203159A (ja) * 2013-04-02 2014-10-27 アルプス電気株式会社 入力装置及びそれを用いた電子機器
JP2014238623A (ja) * 2013-06-06 2014-12-18 コニカミノルタ株式会社 手書き入力装置及び制御プログラム並びに制御方法
US9064169B2 (en) 2012-10-26 2015-06-23 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Information management apparatus and non-transitory computer-readable medium
US9239676B2 (en) 2012-10-26 2016-01-19 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Information management apparatus and storage medium storing information management program
US9513800B2 (en) 2013-04-18 2016-12-06 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Information processing apparatus and medium for correcting the start and end time data based on handwriting user input

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012014237A (ja) * 2010-06-29 2012-01-19 Dainippon Printing Co Ltd 情報処理システム及び表示処理プログラム
US9064169B2 (en) 2012-10-26 2015-06-23 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Information management apparatus and non-transitory computer-readable medium
US9239676B2 (en) 2012-10-26 2016-01-19 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Information management apparatus and storage medium storing information management program
JP2014203159A (ja) * 2013-04-02 2014-10-27 アルプス電気株式会社 入力装置及びそれを用いた電子機器
EP2793106A2 (en) 2013-04-18 2014-10-22 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Input apparatus
JP2014211754A (ja) * 2013-04-18 2014-11-13 ブラザー工業株式会社 入力装置
US9195326B2 (en) 2013-04-18 2015-11-24 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Input apparatus
EP2793106A3 (en) * 2013-04-18 2016-07-13 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Input apparatus
US9513800B2 (en) 2013-04-18 2016-12-06 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Information processing apparatus and medium for correcting the start and end time data based on handwriting user input
JP2014238623A (ja) * 2013-06-06 2014-12-18 コニカミノルタ株式会社 手書き入力装置及び制御プログラム並びに制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4787087B2 (ja) 位置検出装置及び情報処理装置
US6791546B2 (en) Information processing apparatus
EP0513694A2 (en) Apparatus and method for inputting data
US20050237310A1 (en) User interface
US20060279533A1 (en) Electronic book reading apparatus
US20030099398A1 (en) Character recognition apparatus and character recognition method
JP2001175375A (ja) 携帯情報端末装置、及び記憶媒体
US6867765B2 (en) Use of a paper pad with uniquely identified pages in a digitizer system
JPH11203409A (ja) 筆記データ入力装置及び記憶媒体
US10474354B2 (en) Writing gesture notification method and electronic system using the same
EP0519713A2 (en) Character input method and apparatus
CA2397151A1 (en) A method and system for form recognition and digitized image processing
JPH0594564A (ja) データ処理システム
JP3799820B2 (ja) データ入力装置及び記憶媒体
JPH11353070A (ja) データ入力装置および記憶媒体
JPH08123600A (ja) 表示画面入力装置
JP2004030235A (ja) 個人認証システム、カード利用明細書および個人認証機能付き電子ペン
CN112083818B (zh) 触摸输入系统、触摸输入装置以及触摸输入辅助工具
JPH0991107A (ja) 用紙フォーマット登録装置
JPH0610423Y2 (ja) コンピユ−タ入力装置
JPH0830379A (ja) 感圧式入力装置
JP3153704B2 (ja) 文字認識装置
JP2000076366A (ja) データ呼び出し装置およびそのプログラム記録媒体
JPH07160420A (ja) 手書き操作型計算機
JP2005528705A (ja) 既知シンボルを使用して手書きシンボルを編集する装置、方法、コンピュータプログラム製品