JPH11203389A - 郵便情報読取装置 - Google Patents

郵便情報読取装置

Info

Publication number
JPH11203389A
JPH11203389A JP10003530A JP353098A JPH11203389A JP H11203389 A JPH11203389 A JP H11203389A JP 10003530 A JP10003530 A JP 10003530A JP 353098 A JP353098 A JP 353098A JP H11203389 A JPH11203389 A JP H11203389A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reading
postal
postal information
information
mail
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10003530A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Sano
秀樹 佐野
Isao Hachiman
伊佐雄 八幡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba TEC Corp filed Critical Toshiba TEC Corp
Priority to JP10003530A priority Critical patent/JPH11203389A/ja
Publication of JPH11203389A publication Critical patent/JPH11203389A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sorting Of Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 二次元方向に展開された郵便物の郵便情報を
安価なCCDを用いて読み取りを可能にする。 【解決手段】 データが二次元方向に展開された郵便情
報が表示された郵便物6を押える読取窓16が一面に設
けられた筐体12と、受光素子を一次元に配列した光電
変換装置22を有し筐体12の内部に読取窓16に沿っ
て副走査方向に移動自在に設けられ郵便情報を光学的に
読み取る読取光学系14とを備える。これにより、郵便
物6の郵便情報が表示された部分に読取窓16を対向さ
せ、読取光学系14を副走査方向に移動させることによ
り、主走査方向のスキャン及び副走査方向の移動により
情報を得る方式の郵便情報を読取光学系14により1ラ
イン毎に読み取ることを可能にする。これに伴い、読取
光学系に安価なライン型のCCDを組み込むことを可能
にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、郵便物の表面に表
示された郵便情報を読み取る郵便情報読取装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、郵便物の表面に表示された郵便番
号、住所表示データ等の郵便情報を画像読取装置により
読み取り、郵便物を配達地域別に機械的に区分し、郵便
配達業務を合理化することが行われている。
【0003】近来は、不特定多数の個人や団体を対象に
発送されるダイレクトメールも多く、郵便物の量は飛躍
的に増加している。このようなことから、新規に規格化
された表示方法により、郵便情報を郵便物に表示するこ
とが計画されている。この新規に規格化された郵便情報
は、所定桁数のバーコードを主走査方向に並べることに
より生成され、主走査方向のスキャンにより得られるバ
ー幅、バーピッチ、バー間のスペース等の情報の他に、
主走査方向と直交する副走査方向のスキャンにより得ら
れるバーの長さや位置の情報により郵便情報の内容を表
す方式によるものである。そして、郵便局サイドでの郵
便業務の合理化を一層促進するために、郵便情報を差出
人サイドで表示することも可能になってきている。
【0004】一方、従来市場に出回っている画像読取装
置としては、原稿等の画像面を下に向けて透明な原稿台
の上に置き、この原稿台に沿って読取光学系をスキャン
することにより原稿画像を下面側から読み取るようにし
たフラットベッドタイプ(原稿固定型)の画像読取装
置、原稿等を搬送させる過程でその原稿等の画像を読取
光学系により下面側から読み取るようにした原稿移動型
の画像読取装置がある。また、商品に表示されたバーコ
ードを読み取るバーコードスキャナがある。このバーコ
ードスキャナには定置型とハンディ型とがある。
【0005】しかし、原稿固定型及び原稿移動型の画像
読取装置は、二次元配置の画像を読み取ることができる
が、郵便物に表示された情報のうち郵便情報のみを読み
取るというように、指定の領域の情報のみを読み取るこ
とはできない。
【0006】また、バーコードスキャナによる読取対象
としている商品に表示されている従来のバーコードは、
UPC(Universal Product Code)、JAN(Japanese
Article Number )、UPCを基礎として制定されたE
AN(EuroPean Article Number )で、バーの配列方向
にスキャンすることによりデータを読み取る方式であ
る。このようなバーコードは、バーの配列方向に沿って
一次元方向にスキャンすることで画像を読み取るので、
従来の画像読取装置やバーコードスキャナは新規に規格
化された表示方式の郵便情報を読み取るものではない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、主走査方向及
び副走査方向のスキャンにより情報を得る方式の郵便情
報を読み取るようにした郵便情報読取装置の開発が要望
されている。この場合、郵便物は厚さが一定せず小包の
ように高さの高いものもあるので、厚さ高さが異なる全
ての郵便物の郵便情報を読取対象にすると、装置が非常
に大掛かりとなってしまう。また、郵便物の表面におけ
る郵便情報の位置も一定とは限らない。差出人サイドに
よる郵便情報の表示を可能にすると、郵便情報の表示位
置が益々一定になりにくいことが予想されるので、読取
光学系の走査領域の所定の位置に郵便情報を正確に位置
させる作業が面倒となり、読み取りエラーも生じ易い。
さらに、差出人サイドによる郵便情報の表示を認める
と、規格に合わない郵便情報も含まれることが予想さ
れ、この場合には郵便業務に支障をきたしてしまう。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
データが二次元方向に展開された郵便情報が表示された
郵便物を押える読取窓が一面に設けられた筐体と、受光
素子を一次元に配列した光電変換装置を有し前記筐体の
内部に前記読取窓に沿って副走査方向に移動自在に設け
られ前記郵便情報を光学的に読み取る読取光学系とを備
える。
【0009】したがって、郵便物の郵便情報が表示され
た部分に読取窓を対向させ、読取光学系を副走査方向に
移動させることにより、主走査方向のスキャン及び副走
査方向の移動により情報を得る方式の郵便情報を読取光
学系により読み取ることが可能になる。これにより、小
包を含むサイズの異なる各種の郵便物の郵便情報を読み
取ることが可能となる。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、読取窓には郵便情報の位置を指定する読取
枠を有する透光性の板が設けられている。
【0011】したがって、郵便物の表面における郵便情
報の位置が一定でない場合でも、郵便情報を読取枠の中
にセットすることにより、郵便物に表示された種々の情
報の中から郵便情報のみを正確に読み取ることが可能と
なる。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、筐体の一面にはこの筐体の内部を通
して読取窓の内側を観察する観察部が設けられている。
【0013】したがって、郵便情報が読取窓の一定位置
に位置しているか否かの状態を観察窓から容易に観察す
ることが可能となる。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項1,2又は
3記載の発明において、読取光学系により読み取られる
郵便情報が規格に合致するか否かを検査する検査機能を
備える。
【0015】したがって、郵便情報が判読できない場合
に、検査結果により理由を知ることが可能である。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を図面に基
づいて説明する。まず、郵便情報読取装置の主要な構成
を図1に基づいて説明する。この郵便情報読取装置1
は、本体2とスキャナユニット3とよりなる。本体2は
電源ユニット8を含むとともにスキャナユニット3を載
置状態で支持するスキャナユニット支持台5を固定的に
備え、さらに、この本体2には郵便物6を支える昇降自
在のスタンド7が設けられている。スキャナユニット支
持台5は本体2の上部の複数個所に形成されたボス9に
螺子10(図2参照)により固定されている。本体2に
は後述する読取窓と一致するスキャナユニット支持台5
の下面にスタンド7を圧接する圧接手段11が設けられ
ている。
【0017】スキャナユニット3の筐体12には、キャ
リッジ13に搭載された読取光学系14と、キャリッジ
13を矢印方向に案内するガイド(図示せず)と、キャ
リッジ13を矢印方向に駆動する駆動機構(図示せず)
と、回路が形成された基板15とが設けられている。読
取光学系14は、筐体12の下面に設けられた透光性の
板16a(図4参照)により形成された読取窓16を介
して郵便物6を照明する蛍光灯17と、郵便物6からの
反射光を偏向する複数のミラー18,19,20と、ミ
ラー20からの反射光を集光するレンズ21と、光電変
換素子であるCCD22とよりなる。CCD22を保持
するCCD基板23はフレキシブルなケーブル24を介
して基板15に接続されている。また、筐体12の前面
には、キャリッジ13が仮想線で示すように基板15側
に移動したときに透明な読取窓16を介して郵便物6の
状態を見ることが可能な観察部であるクリアカバー25
が設けられている。なお、読取窓16の上面の端部に
は、読取画像を2値化するときの閾値を決定するための
基準白板26が設けられている。CCD22は、多数の
受光素子を一次元に配列してなり、一定の一次元領域の
画像を読み取るものである。
【0018】図2に示すように、スキャナユニット3は
電源ユニット8のスキャナユニット支持台5に分離可能
に支持されている。このスキャナユニット支持台5に
は、前記読取窓16を嵌合させるための四角形の読取開
口部27と、この読取開口部27の後方に配置された複
数の開口部28と、後部両側の隅部に配置された円孔2
9とが形成されている。そして、スキャナユニット支持
台5の両側には読取開口部27と開口部28との間に配
置された係止突部(上部にテーパーを有するスタッド)
30が立設されている。これらの係止突部30と係止し
合う係止孔31は、図3に示すように、スキャナユニッ
ト3の筐体12の底面に形成されている。このような係
止突部30と係止孔31とは、本体2とスキャナユニッ
ト3とを分離可能に連結する連結部として機能する。
【0019】なお、読取窓16はスキャナユニット支持
台5の読取開口部27(図2参照)に嵌合するように筐
体12の下面から部分的に突出されているので、筐体1
2を机上面等に載置したときに全体を平らに維持して置
くことができるように、筐体12の読取窓16の後部側
の底面には四角の平坦な突部32と、後部両側の隅部に
は円形の突部33とが形成されている。これらの突部3
2,33は、筐体12をスキャナユニット支持台5に載
置するときに、開口部28又は円孔29に嵌合されるよ
うに位置が定められている(図2参照)。
【0020】さらに、図2に示すように、スキャナユニ
ット支持台5の両側と奥側の三辺には、スキャナユニッ
ト3の筐体12の周縁を囲む屈曲片34が形成され、ス
キャナユニット支持台5の前縁には筐体12の前縁を保
持する屈曲片35が形成されている。左右及び後部の屈
曲片34は鉛直方向に向けて屈曲されているが、前側の
屈曲片35は手前方向に向かうに従い上方に向けて傾斜
され、図1に示すように、郵便部6をスキャナユニット
支持台5の下面とスタンド7の上面との間に導くガイド
としての機能を有している。
【0021】図4、図5に示すように、読取窓16は透
明な板16aにより形成され、この板16aの下面に
は、郵便物6の表面に表示された郵便情報6aを定位置
にセットするための読取枠36と、この読取枠36の長
手方向の中心位置を示すセンターマーク36aとが形成
されている。また、板16aの下面には、黒マーカ37
が形成されている。この黒マーカ37の意味については
後述する。
【0022】図1に郵便物6を読取窓16に圧接する圧
接手段11を示したが、その具体的な構造を図6に基づ
いて説明する。スタンド7は一枚の金属板をプレス加工
することにより下面開口の箱形の形状に形成されてい
る。圧接手段11は、スタンド7の下面中央に植設した
軸38を昇降自在に案内するガイドである軸受39と、
スタンド7の四辺の内面を案内するガイドであるガイド
枠40と、スタンド7を上方に押し上げる押上機構41
とにより形成されている。
【0023】この押上機構41は、スタンド7の内面の
四隅付近を支える複数のローラ42,43と、これらの
ローラ42,43を分担して回転自在に支持する上下方
向に変位自在の複数のローラ支持部材44,45と、ロ
ーラ42,43が上方に変位する方向にローラ支持部材
44,45を付勢するスプリング46と、ローラ支持部
材44,45を連動可能に連結するギヤ47,48とに
より形成されている。
【0024】一方のローラ支持部材44は、支軸44a
を中心に回動自在に支持されたアーム44bと、支軸4
4aと同一軸心上でギヤ47と一体に回動可能なアーム
44cと、これらのアーム44b,44cを結合する連
結軸44dとにより形成されている。同様に、他方のロ
ーラ支持部材45は、支軸45aを中心に回動自在に支
持されたアーム45bと、支軸45aと同一軸心上でギ
ヤ48と一体に回動可能なアーム45cと、これらのア
ーム45b,45cを結合する連結軸45dとにより形
成されている。スプリング46は特定のアーム44bと
ばね掛け板49との間に張設され、このスプリング46
によりローラ支持部材44は支軸44aを中心にローラ
42側が上方に変位する方向に付勢されているが、ギヤ
47,48同士が噛合されているので、他方のローラ支
持部材45も支軸45aを中心にローラ43側が上方に
変位する方向に付勢されている。
【0025】このように、複数のローラ支持部材44,
45は連動するため変位量が等しく、この変位量が等し
いローラ支持部材44,45により支持されたローラ4
2,43でスタンド7の下面の四隅付近を支えることに
より、スタンド7の水平度を高めるた状態で、図1に示
すように郵便物6を読取窓16に圧接することができる
ように構成されている。
【0026】なお、郵便物6を載置するスタンド7は上
面が比較的広いので、上面全体の平面度の精度を維持す
ることは製造上困難であるが、郵便情報が表示された部
分を支える部分に、図7に示すような膨出面7aを形成
することにより、郵便情報が表示された部分を均一に読
取窓36(図4参照)に圧接することができる。
【0027】図2に示すように、スキャナユニット3本
体2のスキャナユニット支持台5に対して着脱自在に支
持され、スキャナユニット3はこれを把持するために支
点軸50を中心に回動するハンドル51を備えている。
この場合、スキャナユニット3の重心位置と、支点軸5
0の中心とは、二つの係止突部30の中心を通る鉛直面
上に位置するように構成されている(図1参照)。すな
わち、ハンドル51を把持してスキャナユニット3を持
ち上げたときに、スキャナユニット3を水平状態に維持
し、スキャナユニット3をスキャナユニット支持台5か
ら分離するとき、スキャナユニット3を支持台5に装着
するときに、鉛直方向の中心線に沿って係止突部30と
係止孔31との嵌合、離脱を円滑に行うことができるよ
うに構成されている。なお、スキャナユニット3は係止
孔31を係止突部30に嵌合するだけで電源ユニット8
に装着することができるので、クランプ操作を不要にす
ることができる。
【0028】ところで、スタンド7の昇降移動高さは、
定形サイズの郵便物6の最大許容厚さに相当する1cm
に多少のマージンを加えた値に設定されている。したが
って、スタンド7の許容昇降高さ以下の厚さの郵便物6
の場合は、図1、図8に示すように、スキャナユニット
支持台5にスキャナユニット3を装着し、郵便情報6a
をスキャナユニット支持台5の屈曲片35により読取窓
16の下に導き、この状態で読取光学系14を移動させ
ながら郵便情報6aを読み取るが、厚い郵便物6の場合
には、スキャナユニット支持台5から分離したスキャナ
ユニット3を、図9に示すように郵便物6の上において
郵便情報を読み取る。この読み取りについては後述す
る。
【0029】本実施の形態における郵便情報読取装置1
は本体2を備えているが、本体2を省略しスキャナユニ
ット3のみで構成してもよい。このように構成した場合
でも、郵便物6を机上等に置き、その郵便物6の郵便情
報6aが表示された部分に読取窓16が位置するように
郵便物6の上にスキャナユニット3を置き、読取光学系
14を移動することにより、小包でもそれ以外の郵便物
6でも郵便情報6aを読み取ることができる。
【0030】さらに、図2に示すように、スキャナユニ
ット3の筐体12の上部には、表示器52が設けられて
いる。本実施の形態における郵便情報読取装置1は、単
に郵便情報(バーコード)6aの読み取りを行うだけで
なく、その郵便情報6aが規格に合致しているか否かの
検査機能を備えている。これに伴い表示器52は郵便情
報6aの解読だけでなく検査結果も表示する。そのため
に、読取開始時に操作するスタートスイッチ53の他
に、検査が不合格の場合に不合格となった表示項目を切
り替える項目スイッチ54、検査結果の詳細を切り替え
る詳細スイッチ55が表示器52の近傍に配置されてい
る。
【0031】さらに、本体2内の電源ユニット8とスキ
ャナユニット3の給電部(図示せず)とは、図8に示す
ように、ケーブルCにより接続されている。ここで、ス
キャナユニット3の回路構成を図10に基づいて説明す
る。まず、CPU56、このCPU56が実行するプロ
グラム等の固定データが書き込まれたROM57、ワー
クデータ等の可変データを更新自在に書き込むRAM5
8、読み取ったイメージデータを格納するイメージRA
M59がバスライン60により接続されている。
【0032】また、前記キャリッジ13を駆動するステ
ッピングモータ61の動作を制御するモータ制御回路6
2、表示器52の動作を制御する表示制御回路63、ス
タートスイッチ53、項目スイッチ54、詳細スイッチ
55に接続されたスイッチ制御回路64、エラー等の警
告を発するブザー65を制御するブザー制御回路66、
キャリッジ13がホームポジションに位置する状態を検
知するホームポジションセンサ67が接続されたセンサ
回路68、基板15(図1参照)に設けられ読取光学系
14を制御する読取光学系ユニット制御回路69等がバ
スライン60を介してCPU56に接続されている。
【0033】この読取光学系ユニット制御回路69に
は、CCD22が接続されたCCD制御回路70、蛍光
灯17の動作を制御する蛍光灯制御回路71、ヒータ7
2及びサーミスタ73が接続されたヒータ制御回路74
が接続されている。
【0034】ところで、郵便情報6aは、1桁のスター
トコード、7桁の郵便番号、13桁の住所表示番号、1
桁のチェックデジット、1桁のストップコードによって
生成されている。住所表示番号は住所により一定ではな
いので、次のように規定されている。すなわち、13桁
を越える場合には、13桁までの住所表示番号をカスタ
マバーコードに変換し、それ以上は含めない。但し、下
記に示すような制御コード+数字コードで表される英字
の制御コードが13桁目に当たる場合は、この制御コー
ドに該当するカスタマバーコードまでを含める。13桁
に満たない場合は、13桁になるまで、下記に示すよう
な制御コード“CC4”に該当するカスタマバーコード
で埋める。キャラクタ及びコードとカスタマバーコード
との関係は次の通りである。
【0035】図11は、0〜9のキャラクタと、カスタ
マバーコードと、バーの種類との関係を示す説明図であ
る。図12は、−(ハイフン)のキャラクタと、カスタ
マバーコードと、バーの種類との関係を示す説明図であ
る。図13は、英字用制御コード(CC1〜CC3)の
コードと、カスタマバーコードと、バーの種類との関係
を示す説明図である。図14は、予備用制御コード(C
C4〜CC8)のコードと、カスタマバーコードと、バ
ーの種類との関係を示す説明図である。図15は、スタ
ートコード及びストップコードと、カスタマバーコード
と、バーの種類との関係を示す説明図である。図16
は、英字のA〜Jのキャラクタと、カスタマバーコード
と、バーの種類との関係を示す説明図である。これは英
字用制御コードCC1と数字との組合せにより表され
る。図17は、英字のK〜Tのキャラクタと、カスタマ
バーコードと、バーの種類との関係を示す説明図であ
る。これは英字用制御コードCC2と数字との組合せに
より表される。図18は、英字のU〜Zのキャラクタ
と、カスタマバーコードと、バーの種類との関係を示す
説明図である。これは英字用制御コードCC3と数字と
の組合せにより表される。図11〜図18に示すよう
に、カスタマバーコードの種類は、最も長いロングバ
ー、このロングバーよりやや短いセミロングバー、短い
タイミングバーであり、セミロングバーは上側に配列さ
れるセミロングバー(上)と、下側に配列されるセミロ
ングバー(下)とに分類され、1〜4で分類される4種
類である。
【0036】これらのロングバー、タイミングバーの長
さ、バーのピッチ、バーの幅、隣接するバーの間のバー
スペースは、一定の比率に定められているが、ポイント
の大きさによって基準寸法及び許容範囲が定められてい
る。
【0037】郵便情報(バーコード)6aの検査項目
は、コントラスト・チェック、サイズ・チェック、線幅
チェック、スタート/ストップコード・チェック、キャ
ラクタ・チェック、桁数チェック、チェックデジット・
チェック、フォーマット・チェックで、それぞれの項目
について、検査基準が定められている。
【0038】このようなカスタマバーコードにより生成
された郵便情報6aは、図8に示すように、郵便物6の
表面に表示される。表示の仕方は、郵便情報6aが印刷
されたラベルを郵便物6に貼付し、又は、郵便物6の表
面に郵便情報6aを直接印刷することにより行う。図
1、図8に示すように、スキャナユニット支持台5にス
キャナユニット3を装着した状態で郵便物6の郵便情報
6aを読み取る場合は、郵便物6をスキャナユニット支
持台5の屈曲片35により読取窓16の下に導き、この
状態で読取光学系14を移動させながら郵便情報6aを
読み取るが、スタンド7が郵便物6の厚さに応じて下降
し、郵便物6が圧接手段11により読取窓16に圧接さ
れるので、読取光学系14のレンズ21の焦点位置を読
取窓16(板16aの下面)に定めておくことにより、
郵便物6の厚さに変化があっても、画像を精緻に読み取
ることができる。
【0039】この場合、スタンド7は昇降自在に案内さ
れて1cm以上下降させることができるため、相当の厚
さの郵便物6をスタンド7と読取窓16との間に挿入し
て郵便情報6aを読み取ることができる。さらに、スタ
ンド7を押し上げる押上機構41は、スタンド7の内面
の四隅付近を支える複数のローラ42,43と、これら
のローラ42,43を分担して回転自在に支持する上下
方向に変位自在の複数のローラ支持部材44,45と、
ローラ42,43が上方に変位する方向にローラ支持部
材44,45を付勢するスプリング46と、ローラ支持
部材44,45を連動可能に連結するギヤ47,48と
により形成されているので、一方のローラ支持部材44
がギヤ47とともに回動すると、このギヤ48が他方の
ローラ支持部材45とともに回動する。これにより二つ
のローラ支持部材44,45の変位量を等しくし、この
変位量が等しいローラ支持部材44,45により支持さ
れたローラ42,43でスタンド7の下面の四隅付近を
支えることにより、スタンド7の水平度を高めることが
できる。したがって、郵便物6を均一に読取窓16に接
触させ、郵便情報6aの表示領域の全域を合焦点位置に
位置させて郵便情報6aを精緻に読み取ることができ
る。さらに、スタンド7を昇降させるときにローラ4
2,43がスタンド7の平面方向に移動するが、スタン
ド7を支えるローラ42,43の回転によりスタンド7
の昇降動作を円滑にすることができる。
【0040】また、1cm以上の厚い郵便物6の郵便情
報6a、或いは小包等の郵便物(図示せず)に表示され
た郵便情報を読み取る場合は、スタンド7と読取窓16
との間に挿入することができないので、ハンドル51を
把持してスキャナユニット3を本体2から外し、郵便情
報6aの上に読取窓16の読取枠36が位置するよう
に、郵便物6の上にスキャナユニット3を置き(図9参
照)、郵便情報6aを読み取る。
【0041】図8、図9に示す何れの使用形態において
も、読取前はキャリッジ13が基板15方向のホームポ
ジションに位置するため、読取枠36(図4、図5参
照)の下に郵便情報6aが位置するか否かをクリアカバ
ー25を通して見ることができる。したがって、郵便物
6に対する郵便情報6aの位置が一定でない場合でも、
郵便情報6aを読取枠36の中にセットすることによ
り、郵便物6に表示された種々の情報の中から郵便情報
6aのみを正確に読み取ることができる。この場合、郵
便情報6aの中心付近をセンターマーク36aに合わせ
ると、読取枠36の両端と郵便情報6aの両端との間に
略等しい間隔を開けることが容易になされ、郵便情報6
aが読取枠36の両端にかかることによる読取エラーを
防止することができる。また、光量の多いところで郵便
情報6aを読み取ることができ、読取精度がよくなる。
【0042】上述したように、読取光学系14を移動さ
せる場合、手動で移動させるようにしてもよい。この場
合も手動により読取光学系14を副走査方向に移動させ
る過程で、郵便情報6aを1ライン毎に読み取ることが
できる。これにより、従来の原稿読取装置のように、ラ
イン型のCCDを用いても画像を読み取ることができ
る。読取光学系14をステッピングモータ61により副
走査方向に移動させる構成では、郵便情報6aの副走査
方向の長さをステッピングモータ61の回転角(駆動ス
テップ数)に対応させて正確に認識することができる。
【0043】次に、郵便情報6aの読取処理の制御につ
いて述べる。まず、図19のフローチャートを参照して
イニシャル時の処理について説明する。キャリッジ13
は通常ホームポジションに位置する。この状態はホーム
ポジションセンサ67の検出信号をCPU56で監視す
ることにより認識できる。スタートスイッチ53を操作
するとステッピングモータ61が正転するため、キャリ
ッジ13が読取枠36に向けて移動する。すなわち、読
取光学系14が移動開始する(S11)。このキャリッ
ジ13の移動によりHP(ホームポジション)センサ6
7がoffになるのを待つ(S12)。HPセンサ67
がoffになったら黒マーカ37を検出するまで移動し
たステップ数をカウントする(S13)。読取光学系1
4が黒マーカ37を検出(読み取り)したことを認識す
ると(S14のyes)、その時点までのステップ数X
をRAM58の所定の場所に格納する(S15)。ステ
ップ数をカウントしながら(S16)キャリッジ13が
移動し、読取枠36を検出したとき(S17のYES)
に、黒マーカ37の検出開始時から読取枠36の後縁を
検出した時点までのステップ数Aをカウントし、前回カ
ウントしたステップ数XにAを加算し(S18)、この
加算値X+AをRAM58の所定の場所に格納する(S
19)。
【0044】これにより、図20に示すように、キャリ
ッジ13のホームポジションから黒マーカ37の読取開
始までの距離がXステップ、黒マーカ37の読取開始か
らキャリッジ13が読取枠36の後縁に到達するまでの
距離がAステップとして決定される。また、読取光学系
14が読取枠36の後縁を検出する位置から前縁を検出
する位置するまでの距離がBステップとして予め定めら
れている。これらのX+A及びBは、個々のスキャナユ
ニット3の固定値として設定される。
【0045】実際に郵便情報6aを読み取るときの読取
光学系14の移動処理は、図21のフローチャートで示
すように、スタートスイッチ53を操作して、キャリッ
ジ13を読取光学系14とともにホームポジションから
A+Xステップだけ移動させる(S21)。このA+X
ステップはイニシャル時にメモリに格納したデータであ
るので、キャリッジ13は読取光学系14が読取枠36
の後縁を読み取る位置に位置するまで移動したことにな
る。この時点で郵便情報6aの読み取りを開始し(S2
2)、この時点からキャリッジ13がさらにBステップ
数だけ移動した時点で読み取り終了する(S23)。図
21にはその後の処理を図示しないが、キャリッジ13
をホームポジションに戻す処理に移行する。このような
処理は、前述した図8及び図9に示す何れの使用形態に
おいても同様である。
【0046】このような郵便情報6aの読取結果を表示
器52に呼び出して表示することができる。また、図示
しない操作部により検査モードを設定した場合には、郵
便情報6aの読み取りの結果、規格に合っているか否か
の検査結果が表示器52に表示される。不合格の場合に
はその旨の表示がなされる。この場合、項目スイッチ5
4を押すことにより、不合格になった項目を切り替える
ことができる。不合格になった項目が1項目の場合に
は、項目スイッチ54を押したときにブザー65が鳴動
する。さらに、不合格と判定されたときに、詳細スイッ
チ55を押すと検査結果の詳細を切り替えることができ
るが、詳細がない場合に詳細スイッチ55を押すとブザ
ー65が鳴動する。なお、検査処理は、ROM57に書
き込まれた検査プログラムをCPU56が実行すること
により行われる。
【0047】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、データが二次元
方向に展開された郵便情報が表示された郵便物を押える
読取窓が一面に設けられた筐体と、受光素子を一次元に
配列した光電変換装置を有し前記筐体の内部に前記読取
窓に沿って副走査方向に移動自在に設けられ前記郵便情
報を光学的に読み取る読取光学系とを備えるので、郵便
物の郵便情報が表示された部分に読取窓を対向させ、読
取光学系を副走査方向に移動させることにより、主走査
方向のスキャン及び副走査方向の移動により情報を得る
方式の郵便情報を読取光学系により読み取ることが可能
になる。これにより、小包を含むサイズの異なる各種の
郵便物の郵便情報を読み取ることができる。さらに、読
取光学系を副走査方向に移動させて郵便情報を1ライン
毎に読み取ることができるため、読取光学系に安価なラ
イン型のCCDを組み込んでも郵便情報を読み取ること
ができる。
【0048】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、読取窓には郵便情報の位置を指定する読取
枠を有する透光性の板が設けられているので、郵便物の
表面における郵便情報の位置が一定でない場合でも、郵
便情報を読取枠の中にセットすることにより、郵便物に
表示された種々の情報の中から郵便情報のみを正確に読
み取ることができる。
【0049】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、筐体の一面にはこの筐体の内部を通
して読取窓の内側を観察する観察部が設けられているの
で、郵便情報と読取窓との位置関係を観察窓から観察
し、読取窓の定位置に郵便情報を正確に位置させること
ができ、これにより、郵便情報の読取精度を向上させる
ことができる。
【0050】請求項4記載の発明は、請求項1,2又は
3記載の発明において、読取光学系により読み取られる
郵便情報が規格に合致するか否かを検査する検査機能を
備えるので、郵便情報が判読できない場合に、検査結果
により理由を知ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における郵便情報読取装
置の縦断左側面図である。
【図2】電源ユニットとスキャナユニットとの分離構造
を示す斜視図である。
【図3】スキャナユニットの底面を示す斜視図である。
【図4】読取窓を下方から見た斜視図である。
【図5】郵便情報と読取枠との関係を示す側面図であ
る。
【図6】圧接手段の構造を示す斜視図である。
【図7】スタンドの変形例を示す縦断左側面図である。
【図8】薄い郵便物の郵便情報を読み取る使用形態を示
す斜視図である。
【図9】厚い郵便物の郵便情報を読み取る使用形態を示
す斜視図である。
【図10】スキャナユニットの電気的ブロック図であ
る。
【図11】0〜9のキャラクタと、カスタマバーコード
と、バーの種類との関係を示す説明図である。
【図12】−(ハイフン)のキャラクタと、カスタマバ
ーコードと、バーの種類との関係を示す説明図である。
【図13】英字用制御コードのコードと、カスタマバー
コードと、バーの種類との関係を示す説明図である。
【図14】予備用制御コードのコードと、カスタマバー
コードと、バーの種類との関係を示す説明図である。
【図15】スタートコード及びストップコードと、カス
タマバーコードと、バーの種類との関係を示す説明図で
ある。
【図16】英字のA〜Jのキャラクタと、カスタマバー
コードと、バーの種類との関係を示す説明図である。
【図17】英字のK〜Tのキャラクタと、カスタマバー
コードと、バーの種類との関係を示す説明図である。
【図18】英字のU〜Zのキャラクタと、カスタマバー
コードと、バーの種類との関係を示す説明図である。
【図19】イニシャル時の処理を示すフローチャートで
ある。
【図20】読取光学系の移動距離とステップ数との関係
を示す説明図である。
【図21】郵便情報を読み取るときの読取光学系の移動
処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
6 郵便物 6a 郵便情報 12 筐体 14 読取光学系 16 読取窓 16a 透光性の板 25 観察部 36 読取枠

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データが二次元方向に展開された郵便情
    報が表示された郵便物を押える読取窓が一面に設けられ
    た筐体と、受光素子を一次元に配列した光電変換装置を
    有し前記筐体の内部に前記読取窓に沿って副走査方向に
    移動自在に設けられ前記郵便情報を光学的に読み取る読
    取光学系とを備えることを特徴とする郵便情報読取装
    置。
  2. 【請求項2】 読取窓には郵便情報の位置を指定する読
    取枠を有する透光性の板が設けられている請求項1記載
    の郵便情報読取装置。
  3. 【請求項3】 筐体の一面にはこの筐体の内部を通して
    読取窓の内側を観察する観察部が設けられている請求項
    1又は2記載の郵便情報読取装置。
  4. 【請求項4】 読取光学系により読み取られる郵便情報
    が規格に合致するか否かを検査する検査機能を備える請
    求項1,2又は3記載の郵便情報読取装置。
JP10003530A 1998-01-09 1998-01-09 郵便情報読取装置 Pending JPH11203389A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10003530A JPH11203389A (ja) 1998-01-09 1998-01-09 郵便情報読取装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10003530A JPH11203389A (ja) 1998-01-09 1998-01-09 郵便情報読取装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11203389A true JPH11203389A (ja) 1999-07-30

Family

ID=11559955

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10003530A Pending JPH11203389A (ja) 1998-01-09 1998-01-09 郵便情報読取装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11203389A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009083016A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Disco Abrasive Syst Ltd 切削装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009083016A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Disco Abrasive Syst Ltd 切削装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6714324B1 (en) Film scanner
JPH09326004A (ja) データシンボル読み取り装置
US3673416A (en) Hand held photo-optical reader for printed documents
EP1453294B1 (en) Device with scanning feature and method
JPH11203389A (ja) 郵便情報読取装置
JP7342530B2 (ja) プリンタ
JPH11195083A (ja) 郵便情報読取装置
JPH11203384A (ja) 郵便情報読取装置
CN103578202B (zh) 扫描光码
JPH11203380A (ja) 郵便情報読取装置
JPS5841542B2 (ja) 光学式文字読取装置
JPH11203388A (ja) 郵便情報読取装置
JP2000259760A (ja) バーコード読取装置
JP2004252599A (ja) イメージリーダシステム、記録媒体、画像読み取り装置並びにpos端末の画像処理方法
JP3887129B2 (ja) バーコード読取装置
JPH11203386A (ja) 郵便情報読取装置
US5747787A (en) Data symbol reading device
JP2001014420A (ja) 郵便バーコード印刷品質検査機
JP4946699B2 (ja) 画像読取装置
JP2009044459A (ja) イメージスキャナ装置
JPH05142672A (ja) 画像読み取り装置における原稿カセツト,原稿カセツト供給装置及び原稿カセツト搬送装置
JP2006318009A (ja) プリント注文受付装置
CN214281459U (zh) 一种高效型彩色扫描装置
JPH11203387A (ja) 郵便情報読取装置
CN218830073U (zh) 扫描设备及图像形成装置