JPH11203055A - ディスクアレイ装置 - Google Patents

ディスクアレイ装置

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Publication number
JPH11203055A
JPH11203055A JP10002951A JP295198A JPH11203055A JP H11203055 A JPH11203055 A JP H11203055A JP 10002951 A JP10002951 A JP 10002951A JP 295198 A JP295198 A JP 295198A JP H11203055 A JPH11203055 A JP H11203055A
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JP
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stripe
area
data
stripe area
areas
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Withdrawn
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JP10002951A
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English (en)
Inventor
Mitsuo Goto
三男 後藤
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH11203055A publication Critical patent/JPH11203055A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データサイズに応じて最適なストライプでデ
ータを管理するとともに運用中にストライプ領域を変更
できるディスクアレイ装置を提供すること。 【解決手段】 データ領域24に複数サイズで設定され
たストライプ領域24a,24b,24cを分割管理す
るストライプ領域管理情報4を格納するストライプ領域
管理情報格納手段5と、前記ストライプ領域管理情報4
に基づいて論理ブロック番号から物理ストライプ番号を
割り出す論理ブロック変換手段6と、前記各ストライプ
領域24a,24b,24cの割り振りの妥当性および
書込みデータへのアクセスサイズに基づく適性を判定す
るストライプ領域判定手段12と、この判定結果に基づ
く前記各ストライプ領域24a,24b,24cの再割
り振りおよび前記書込みデータの最適なストライプ領域
24a,24b,24cへの移動を行うストライプ領域
再構成手段13とを有すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディスクアレイ装置
に係り、特に、予め記憶装置のデータ領域に設定した複
数のストライプサイズの領域をアクセスサイズに基づい
て最適な状態に再構成するのに好適なディスクアレイ装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、記憶装置の性能を改善するこ
とを目的として、複数のハードディスクドライブ(以
下、「ディスク」という)を並列のインタフェースを介
して接続することによりアクセス時間の短い大容量のデ
ィスクサブシステムを構築するディスクアレイ装置が開
発されている。
【0003】このようなディスクアレイ装置によれば、
データを各ディスクに分散して記録するので並列に高速
アクセスが可能となるし、パリティディスクを設けてお
けば、1台のディスクが壊れてもパリティ情報によりデ
ータを復旧するも可能となり、故障ディスクを新しいデ
ィスクに活線挿抜することにより故障ディスクのデータ
を復旧することも可能である。
【0004】また、非常用のスペアディスクを装備して
おけば、1台のディスクが故障してもスペアディスク上
に故障ディスクのデータを生成し故障ディスクをシステ
ムから切り離すことができる。
【0005】そして、従来のディスクアレイ装置におい
ては、前記各ディスクを並列にアクセスするために、前
記各ディスクのデータの記録領域をストライプ単位で管
理、すなわち、連続するアドレスの記憶場所に対応する
セグメント単位で管理している。
【0006】このため、図8に示すように、大容量の読
込みや書込み処理命令を複数のディスクの並列アクセス
で高速処理することができたり、あるいは、図9に示す
ように、複数のアプリケーションからの別々の読込みや
書込み処理命令を各ディスクに振り分けて並列に高速処
理することができるようになっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のディス
クアレイ装置においては、通常、ディスクサブシステム
を構成した後に、各ディスクのストライプサイズを使用
頻度等に応じて当初設定した値から変更されることはほ
とんどなかった。このため、ストライプサイズが各ディ
スクへのアクセスサイズに対して必ずしも最適な状態と
いえない場合があった。
【0008】すなわち、各ディスクへのアクセス傾向
は、アプリケーションの種類、データサイズ、クライア
ント数および使用頻度等によって大きく異なっており、
最初に設定したストライプサイズが最適である可能性は
むしろ低く、運用中のディスクアクセスの効率が悪い場
合も多かった。
【0009】ところが、従来のディスクアレイ装置で
は、通常RAIDを構成した場合に、ストライプサイズ
は一定の値で動作されており、ホスト側のCPUから与
えられた論理ブロックアドレスを物理ディスクに割り振
る際に、ディスク台数とRAIDレベルとストライプの
深さによりディスク番号とストライプ番号とを求めて物
理ディスクに記録するようになっていた。
【0010】このため、例えば64KBのストライプ領
域に16KBのアクセスサイズのものがアクセスされる
傾向にあるとしても、この傾向に応じて前記各ディスク
のストライプ領域を変更することはなく、データ処理が
必ずしも効率良く行われていなかった。
【0011】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たもので、通常アクセスされるデータサイズに応じて最
適なストライプでデータを管理するとともに運用中に動
的にストライプ領域を変更できるディスクアレイ装置を
提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明に係る請求項1に記載のディスクアレイ装置の特
徴は、各記憶装置内のデータ領域に複数のサイズで設定
されたストライプ領域を分割して管理するためのストラ
イプ領域管理情報を格納するストライプ領域管理情報格
納手段と、前記ストライプ領域管理情報に基づいて論理
ブロック番号から前記記憶装置の前記各ストライプ領域
中の物理ストライプ番号を割り出すための論理ブロック
変換手段と、前記各ストライプ領域の割り振り状態の妥
当性を判定するとともに所定のストライプ領域中の書込
みデータにアクセスするアクセスサイズに基づく前記ス
トライプ領域の適性を判定するストライプ領域判定手段
と、このストライプ領域判定手段による判定結果に基づ
いて前記データ領域における前記各ストライプ領域の再
割り振りを行うとともに前記書込みデータを最適なスト
ライプ領域へ移動するストライプ領域再構成手段とを有
する点にある。そして、このような構成を採用したこと
により、複数のサイズのストライプ領域の割り振りの割
合を運用中に動的に変更できるとともに、ストライプ領
域に書込まれたデータをアクセスサイズに応じて他のス
トライプ領域に移動することができるため、通常アクセ
スされるデータサイズにとって最適なストライプ領域で
データを管理することが可能となる。
【0013】また、請求項2に記載のディスクアレイ装
置の特徴は、請求項1において、ストライプ領域判定手
段がアクセス頻度の高いストライプ領域の残容量が少な
くなったことを認定した場合に、ストライプ領域再構成
手段がアクセス頻度が低く残容量に余裕のあるストライ
プ領域を減少させてアクセス頻度が高く残容量の少なく
なったストライプ領域を拡大するように前記各ストライ
プ領域を再割り振りする点にある。そして、このような
構成を採用したことにより、アクセス頻度および残容量
に応じて記憶装置のデータ領域を適切に分割して管理す
ることができて効率的にデータを処理することができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
乃至図7を参照して説明する。
【0015】本実施形態のディスクアレイ装置1は、図
1に示すように、複数の記憶装置の例としてディスク#
0,#1,#2から構成されるディスク群2と、これら
各ディスク#0,#1,#2の論理ドライブを管理する
論理ドライブ管理手段3と、前記各ディスク#0,#
1,#2内の後述するデータ領域24を複数のストライ
プサイズの領域24a,24b,24cとして分割して
管理するためのストライプ領域管理情報4を格納してい
るストライプ領域管理情報格納手段5と、前記ストライ
プ領域管理情報4に基づいて論理ブロック番号(アドレ
ス)から前記ディスク#0,#1,#2のストライプ領
域24a,24b,24c中の物理ストライプ番号を割
り出すための論理ブロック変換手段6と、前記ディスク
群2の各ディスク#0,#1,#2のうちからどのディ
スク#0,#1,#2のストライプ領域24a,24
b,24cにアクセスするかの割り振りを行うディスク
記録領域割振手段7と、前記各ディスク#0,#1,#
2の各ストライプ領域24a,24b,24cにアクセ
スされる毎にそのアクセスサイズに関するアクセスカウ
ンタ8を更新(インクリメント)するアクセスカウンタ
更新手段9と、ホストシステム10からのアクセス傾向
と前記ディスク#0,#1,#2の残容量とに基づく各
ストライプ領域24a,24b,24cの割り振り状態
の妥当性および所定のストライプ領域24a,24b,
24c中の書込みデータにアクセスするアクセスサイズ
に基づく前記ストライプ領域24a,24b,24cの
適性を判定するストライプ領域判定手段12と、このス
トライプ領域判定手段12による判定結果に基づいて前
記ディスク#0,#1,#2の各ストライプ領域24
a,24b,24cの再割り振りを行うとともに前記書
込みデータを最適なストライプ領域24a,24b,2
4cへ移動するストライプ領域再構成手段13と、新た
に設定したストライプ領域24a,24b,24c等の
アレイパラメータを不揮発性メモリ上に記録するための
アレイパラメータ格納手段14と、ホストシステム10
およびディスクアレイ装置1間の仲介を行うホストシス
テムインタフェース15と、ディスク群2へのアクセス
の仲介を行うディスクインタフェース16と、前記各手
段の動作全般を統一的に制御するCPUの機能を備えた
制御手段17とから構成されている。
【0016】これらの各手段は、図2に示すように、デ
ィスクアレイ制御システム19を構成しており、このデ
ィスクアレイ制御システム19には、ディスクアレイ制
御ファームウェア20が構成されている。
【0017】また、このディスクアレイ制御ファームウ
ェア20には、各ディスク#0,#1,#2へのアクセ
スの割り振りを主目的とするアレイ管理処理を行うアレ
イ管理処理ソフトウェア21と、周期的に起動されてス
トライプ判定処理からストライプ領域再構成までの一連
の処理を行うストライプ判定再構成処理ソフトウェア2
2とが構成されている。このディスクアレイ制御ファー
ムウェア20は、前記制御手段17により制御されるよ
うになっている。
【0018】つぎに、本実施形態における前記各手段に
ついてより具体的に説明する。
【0019】前記ディスク群2の各ディスク#0,#
1,#2は、不揮発でランダムにアドレスが設定できて
書き換え可能な大容量記憶装置であって、例えば、磁気
ディスク、光ディスクおよび半導体ディスク等が相当す
る。
【0020】また、前記各ディスク#0,#1,#2
は、図3に示すように、ディスク#0,#1,#2の管
理情報を記憶しておくシステム領域23と、予め複数の
ストライプサイズ単位に分割して設定されたデータ領域
24と、各ディスク#0,#1,#2のストライプ領域
24a,24b,24cの構成を変更する際にデータ操
作を行うワーク領域25とを有している。
【0021】前記データ領域24には、図3に示す例の
ように、8KBのストライプサイズ領域および16KB
のストライプサイズ領域ならびに64KBのストライプ
サイズ領域が、それぞれ予めアクセス頻度の傾向に基づ
いて所定の占有範囲に分割されて設定されている。これ
らの占有範囲は、実際のアクセス頻度に応じて動的に変
更できるようになっている。
【0022】なお、ストライプ領域24a,24b,2
4cのサイズは、これらのサイズに限定されず、種々の
サイズに設定してよい。
【0023】前記論理ドライブ管理手段3は、論理ドラ
イブを構成するディスク番号およびデータの記録領域ブ
ロック番号等の相関情報や、各ディスク#0,#1,#
2の容量および性能等のアレイパラメータたる状態情報
を論理ドライブ番号ごとに管理情報として整理して管理
するようになっている。
【0024】前記ストライプ領域管理情報格納手段5
は、揮発性または不揮発性のメモリであって、前記各デ
ィスク#0,#1,#2のデータ領域24を分割して管
理するために、どの大きさのストライプサイズの領域2
4a,24b,24cがどの程度の占有範囲(割合)に
設定されているか等の前記ストライプ領域24a,24
b,24cの位置やサイズ、論理ブロック変換情報等を
含むストライプ領域管理情報4を格納している。このス
トライプ領域管理情報4は、ホストシステム10から要
求された論理ブロック番号とストライプ領域24a,2
4b,24c中のデータとをリンクさせる情報であり、
論理ブロック番号から算出した論理ストライプ番号とス
トライプ領域24a,24b,24c中の物理ストライ
プ番号とをリンクさせる情報である。
【0025】そして、ホストシステム10のCPU(図
示せず)からアクセス指令があった場合には、前記スト
ライプ領域管理情報格納手段5に格納されている前記ス
トライプ領域管理情報4を参照して、前記アクセスのデ
ータサイズに最適なストライプ領域24a,24b,2
4cにアクセスできるようになっている。
【0026】前記論理ブロック変換手段6は、ハッシュ
法等により前記ストライプ領域管理情報4に基づいて論
理ブロック番号から前記ディスク#0,#1,#2のス
トライプ領域24a,24b,24c中のストライプ番
号を割り出す、すなわち、ディスク#0,#1,#2上
のアドレスを求めるためのものである。本実施形態で
は、ホストシステム10から要求された論理ブロック番
号について、前記ストライプ領域管理情報4を参照し、
既にストライプ領域24a,24b,24c中のデータ
として存在しているか否かを確認するようになってい
る。
【0027】前記ディスク記録領域割振手段7は、ディ
スク#0,#1,#2へのアクセスを制御するもので、
ディスク台数、RAIDレベル、ストライプサイズ等に
よって論理アドレスから物理アドレスに変換し、各ディ
スク#0,#1,#2へのコマンドを割り振るものであ
る。
【0028】前記アクセスカウンタ更新手段9は、スト
ライプサイズ別にアクセス回数を記録するためのアクセ
スカウンタ8に連結されており、前記ディスク#0,#
1,#2に記録されていないデータを一旦Defaul
tのストライプ領域24a,24b,24cに書込ん
で、その後のアクセスサイズによって前記アクセスカウ
ンタ8を更新するようになっている。前記アクセスカウ
ンタ8を参照することにより、ホストシステム10から
各ディスク#0,#1,#2へのアクセス傾向を把握す
ることができるようになっている。
【0029】前記ストライプ領域判定手段12は、スト
ライプ変更判定起動命令を出力するストライプ変更判定
起動手段27に接続されており、この起動命令を契機と
してホストシステム10からの各ストライプ領域24
a,24b,24cに対するアクセス傾向と前記ディス
ク#0,#1,#2の残容量とに基づいて各ストライプ
領域24a,24b,24cの割り振り状態の妥当性を
判定するとともに、書込みデータの記録されている前記
ストライプ領域24a,24b,24cの適性を判定す
るようになっている。
【0030】すなわち、前記ストライプ領域判定手段1
2は、各ディスク#0,#1,#2のデータ領域24に
割り振られた複数のストライプ領域24a,24b,2
4cの残容量とアクセス頻度とを比較して、各ストライ
プ領域24a,24b,24cの占有範囲の割り振り状
態が妥当か否かを判定するようになっている。
【0031】また、前記ストライプ領域判定手段12
は、所定のストライプ領域24a,24b,24cに書
込まれた書込みデータに対するホストシステム10から
の各アクセスサイズのアクセス頻度を前記アクセスカウ
ンタ8により求めて、前記アクセス頻度の最も多いアク
セスサイズに相当するストライプサイズの領域を最適な
ストライプ領域24a,24b,24cとして判定する
ようになっている。
【0032】この書込みデータに関する最適なストライ
プ領域24a,24b,24cの判定について、図4を
参照しつつより具体的に説明する。
【0033】図4は、所定のディスク#0,#1,#2
の64KBストライプ領域24c(DEefaultの
ストライプ領域24c)に40KB、4KB、12KB
および50KBの書込みサイズでそれぞれ書込みされた
データについて、8KB、16KBおよび64KBのい
ずれかのサイズでアクセスされた回数を示したものであ
る。
【0034】この図4に示すように、例えば、40KB
の書込みデータには、64KBでアクセスされた回数が
5回、16KBでアクセスされた回数が25回、8KB
でアクセス回数が0回となっていることから、16KB
でアクセスされる傾向が強いことが認識できる。このた
め、前記ストライプ領域判定手段12は、前記40KB
の書込みデータについて、64KBのストライプ領域2
4cに記録しておくよりも16KBのストライプ領域2
4bに記録する方が適当であると判断することとなる。
【0035】そして、この判定結果を受けて、後述のご
とく前記ストライプ領域再構成手段13が前記書込みデ
ータを64KBのストライプ領域24cから16KBの
ストライプ領域24bへ移動するようになっている。
【0036】同様に、4KBの書込みデータには、64
KBでアクセスされた回数が3回、16KBでアクセス
された回数が0回、8KBでアクセス回数が10回とな
っていることから、8KBでアクセスされる傾向が強い
ことがわかる。このため、前記ストライプ領域判定手段
12が前記4KBの書込みデータを64KBのストライ
プ領域24cから8KBのストライプ領域24aに移動
するようにした方が良いと判定するようになっている。
【0037】また、12KBおよび50KBの書込みデ
ータについても同様にしてアクセス傾向を判断し、12
KBの書込みデータについては16KBでのアクセスが
3回と最も多かったので、この16KBのストライプ領
域24bに移動させるようにし、また、50KBの書込
みデータについては64KBのアクセス回数が20回と
アクセス傾向が最も強くなっているため、そのまま64
KBのストライプ領域24cに残すべきとの判定を行う
ようになっている。
【0038】前記ストライプ領域再構成手段13は、前
記ストライプ領域判定手段12の判定結果に基づいてス
トライプサイズの再割り振りを行うとともに前記書込み
データをアクセスサイズに基づいて認定された最適なス
トライプ領域24a,24b,24cへ移動させるよう
になっている。
【0039】例えば、所定のディスク#0,#1,#2
のストライプ領域24a,24b,24cに対するアク
セス頻度が高くその領域の残容量も少なくなっている場
合には、このストライプ領域24a,24b,24cを
拡大し、他のストライプ領域24a,24b,24cの
うちのアクセス頻度の低い領域であって残容量に余裕の
ある領域を減少させるようになっている。
【0040】また、前記ストライプ領域判定手段12の
判定結果により、前記書込みデータの記録されているス
トライプ領域24a,24b,24cが適当でなく、他
のアクセス頻度の大きいストライプ領域24a,24
b,24cに移動すべきとの結果を得た場合には、前記
ストライプ領域再構成手段13が、前記書込みデータを
最適なストライプ領域24a,24b,24cへ移動す
るようになっている。
【0041】このように、アクセス頻度の少ないストラ
イプ領域24a,24b,24cをアクセス頻度の多い
ストライプ領域24a,24b,24cに割り振り、ま
た、書込みデータを最適なストライプ領域24a,24
b,24cに移動することで迅速かつ効率的な処理を行
うようになっている。
【0042】そして、このストライプ領域再構成手段1
3によりストライプ領域24a,24b,24cの占有
範囲が変更されたり、前記書込みデータの記録領域が変
更された場合には、前記ストライプ領域管理情報格納手
段5が前記ストライプ領域管理情報4の内容を更新する
ようになっている。
【0043】前記アレイパラメータ格納手段14は、新
たに設定したアレイパラメータを不揮発性メモリ上に記
録するようになっている。
【0044】前記制御手段17は、前述した各手段の動
作が円滑に行われるように制御するものであり、例え
ば、ホストシステム10からアクセスがあった場合に前
記ストライプ領域管理情報4に基づいて処理したり、あ
るいは、前記ストライプ領域24a,24b,24cの
判定処理におけるアクセスカウンタ8の初期化からスト
ライプ領域24a,24b,24cの妥当性および適性
の判定、さらにこの判定結果に基づくストライプ領域2
4a,24b,24cの再構成処理までの各手段による
一連の動作を制御するようになっている。
【0045】また、前記ホストシステムインタフェース
15は、ホストシステム10とディスクアレイ装置1と
の間における電圧や電流、作動タイミング等の相違を調
整するようになっており、ソフト的にはホストシステム
10からのコマンド発行、完了等を制御するもので、前
記ディスクインターフェース14は、前記制御手段17
と前記ディスク群2との間における作動タイミング等の
相違を調整するもので、ソフト的にはSCSI BUS
28の制御を行い、ディスク#0,#1,#2とインタ
フェースするようになっている。
【0046】前記ディスクインタフェース16とディス
ク群2との間には、前記制御手段17から前記ディスク
群2へ出力された信号が通るSCSI BUS28が配
設されている。
【0047】つぎに、本発明の実施形態によるストライ
プ領域24a,24b,24cの判定処理について図5
乃至図7を参照しつつ説明する。
【0048】本実施形態は、前記各ディスク#0,#
1,#2のデータ領域24を複数のストライプサイズの
領域24a,24b,24cに分割して形成し、アクセ
スサイズにより最適な領域を使用するようになってい
る。
【0049】そして、この最初に設定した各ストライプ
サイズの分割の割合が妥当であるか否かの判断およびそ
の修正は、主として前記ストライプ領域判定手段12お
よび前記ストライプ領域再構成手段13が行う。
【0050】図5乃至図7に示すように、前記ストライ
プ領域判定処理は、図5の初期化処理と、図6の運用中
の読込みおよび書込み処理と、図7のWrite Ba
ck処理とに大きく分けられる。
【0051】まず、図5の初期化処理について説明す
る。
【0052】この初期化処理おいて、ステップSTa1
では、新規アレイの作成やストライプ領域管理情報4の
初期化その他の初期化処理が行われる。このストライプ
領域管理情報4の初期化処理は、サポートするストライ
プサイズの領域24a,24b,24cを予めディスク
#0,#1,#2内に構成するために行われる処理であ
る。
【0053】つぎに、ステップSTa2に進行し、前記
各ディスク#0,#1,#2のデータ領域24を各スト
ライプサイズの領域24a,24b,24cに均等に分
割して、これに基づくストライプ領域管理情報4を生成
する。例えば、サポートするストライプサイズが、8K
B、16KB、64KBの3種類だった場合には、前記
データ領域24を3等分して8KBストライプ用の領
域、16KBストライプ用の領域、64KBストライプ
用の領域と割り振るようにする。
【0054】つぎに、ステップSTa3に進行し、前記
アクセスカウンタ8を初期化する。これは、前記各スト
ライプ領域24a,24b,24cに関してサイズ別に
アクセス頻度を見るためである。
【0055】以上の処理により図5の初期化処理を終了
する。
【0056】つぎに、図6の運用中の読込みおよび書込
み処理について説明する。
【0057】この運用中の読込みおよび書込み処理にお
いて、ステップSTb1では、ホストシステム10から
アクセス要求を認識すると、ステップSTb2に進行す
る。
【0058】ステップSTb2では、そのホストシステ
ム10からのアクセスデータが既存のデータか否かを判
断する。すなわち、アクセスデータをディスク#0,#
1,#2に書込む前にストライプ領域管理情報4を参照
して、以前に書込まれているアクセスデータであるか否
かを判定する。
【0059】これは、ディスク#0,#1,#2上に記
録されていないデータは、後述するように、一旦Def
aultのストライプ領域24a,24b,24cに書
込まれて、その後のアクセスサイズによって前記アクセ
スカウンタ8を更新する必要があるためである。
【0060】そして、以前に書込まれたことのないデー
タである場合には、NOの方向、つまりステップSTb
3に進行し、一方、以前に書込まれたことのあるデータ
である場合にはYESの方向、つまりステップSTb5
に進行する。
【0061】なお、既存のデータであるか否かを判定す
るに当って、前記論理ブロック変換手段6が前記ストラ
イプ領域管理情報4中の論理ブロック変換情報を参照
し、ホストシステム10から要求された論理ブロック番
号に基づく論理ストライプ番号を算出し、さらにストラ
イプ領域24a,24b,24c中の物理ストライプ番
号中のデータを算出するようになっている。
【0062】つぎに、ステップSTb3に進行した場合
には、Defaultのストライプ領域24a,24
b,24cにアクセスデータを一旦格納し、ステップS
Tb4に進行してストライプ領域管理情報4を生成し、
ステップSTb6に進行する。
【0063】一方、ステップSTb5に進行した場合、
つまり、アクセスデータが既存のデータであった場合に
は、前記ストライプ領域判定手段12が、前記アクセス
データのサイズにより最適なストライプサイズを割り出
して、前記アクセスカウンタ更新手段9により該当する
アクセスカウンタ8をインクリメントし、ステップST
b6に進行する。
【0064】つぎに、ステップSTb6では、前記制御
手段17が読込みおよび書込み処理を実行し、読込みお
よび書込み処理を終了する。
【0065】つぎに、図7のWrite Back処理
について説明する。
【0066】このWrite Back処理において、
ステップSTc1では、前記制御手段17が通常のWr
ite Back処理を実行する。これは、キャッシュ
バッファに存在する書込みデータをディスク#0,#
1,#2に書込む処理である。通常の運用中における書
込み機能は、キャッシュバッファに転送して処理を終了
するが、Write Back処理タスクは周期的に起
動されて、キャッシュバッファに保存されている書込み
すべきデータを探してディスク#0,#1,#2に書込
むようになっている。
【0067】つぎに、ステップSTc2に進行して、前
記ストライプ領域判定手段12が、前記ディスク#0,
#1,#2のデータ領域24における各ストライプ領域
24a,24b,24cの割り振りは妥当であるか否か
を判断し、妥当でないと判断した場合にはステップST
c3に進行し、妥当であると判断した場合にはステップ
STc4に進行する。
【0068】この各ストライプ領域24a,24b,2
4cの割り振り状態が妥当であるか否かの判定では、例
えば、あるサイズのストライプ領域24a,24b,2
4cの残容量が少なくなってきたがアクセス頻度が高い
場合であって、他のサイズのストライプ領域24a,2
4b,24cはアクセス頻度も低く残容量に余裕がある
場合に、前述のアクセス頻度の高いストライプ領域24
a,24b,24cを拡大し、アクセス頻度に低い他の
ストライプ領域24a,24b,24cを減少させるべ
きとの判定を行う。
【0069】そして、これを受けてステップSTc3に
進行した場合、つまり、各ストライプ領域24a,24
b,24cの割り振り状態が妥当でないと判断した場合
には、前記ストライプ領域再構成手段13が、アクセス
頻度の少ないストライプ領域24a,24b,24cを
減少させた分の領域をアクセス頻度の多いストライプ領
域24a,24b,24cに割り振ってステップSTc
4に進行する。
【0070】つぎに、この再割り振りが終了するか、ま
たは、各ストライプ領域24a,24b,24cの割り
振り状態が妥当であると判断した場合には、ステップS
Tc4に進行する。
【0071】ステップSTc4では、前記ストライプ領
域判定手段12が、前記アクセスカウンタ8を参照し、
アクセス頻度の多いストライプサイズを求めてステップ
STc5に進行する。
【0072】ステップSTc5では、前記ストライプ領
域判定手段12が、最もアクセス頻度の大きいストライ
プサイズを前記書込みデータにとって最適なストライプ
サイズと判定する。そして、この判定結果を受けて、前
記ストライプ領域再構成手段13が、最適なストライプ
領域24a,24b,24cに書込みデータを移動しス
テップSTc6に進行する。
【0073】ステップSTc6では、前記ストライプ領
域管理情報格納手段5が、再割り振りされたストライプ
領域24a,24b,24cに基づく新たなデータ領域
24の分割状態や最適なストライプサイズの領域24
a,24b,24cに移動された新たなストライプ領域
24a,24b,24cの状態に基づいて、前記ストラ
イプ領域管理情報4を更新する。
【0074】以上の処理によりストライプ領域判定およ
びストライプ領域再構成処理を終了する。
【0075】したがって、本発明の実施形態によれば、
複数のサイズのストライプ領域24a,24b,24c
の割り振りの割合をアクセス頻度や残容量に応じて運用
中に最適な状態に変更できるとともに、ストライプ領域
24a,24b,24cに書込まれたデータをアクセス
サイズに応じて最適なストライプ領域24a,24b,
24cに移動することができる。
【0076】このため、通常アクセスされるデータサイ
ズにとって最適なストライプ領域24a,24b,24
cでデータを管理することができる。
【0077】なお、本発明は前記実施の形態のものに限
定されるものではなく、必要に応じて種々変更すること
が可能である。
【0078】
【発明の効果】以上述べたように本発明に係るディスク
アレイ装置によれば、複数のサイズのストライプ領域の
割り振りの割合をアクセス頻度や残容量等に応じて運用
中に動的に変更できるとともに、ストライプ領域に書込
まれたデータをアクセスサイズに応じて他のストライプ
領域に移動することができるため、通常アクセスされる
データサイズにとって最適なストライプ領域でデータを
管理することができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るディスクアレイ装置の実施形態
を示すブロック図
【図2】 本発明に係るディスクアレイ装置の実施形態
における内部論理構成を示す説明図
【図3】 本実施形態における記憶装置の構成を示す説
明図
【図4】 本実施形態におけるストライプ領域判定手段
によるストライプ領域判定処理を示す説明図
【図5】 本実施形態によるストライプ領域判定処理に
おける初期化処理を示すフローチャート図
【図6】 本実施形態によるストライプ領域判定処理に
おける運用中の読込みおよび書込み処理を示すフローチ
ャート図
【図7】 本実施形態によるストライプ領域判定処理に
おけるWriteBack処理を示すフローチャート図
【図8】 従来のディスクアレイ装置における大容量の
読込みおよび書込み命令に対する処理を示す説明図
【図9】 従来のディスクアレイ装置における複数の読
込みおよび書込み命令に対する処理を示す説明図
【符号の説明】
1 ディスクアレイ装置 2 ディスク群 3 論理ドライブ管理手段 5 ストライプ領域管理情報格納手段 6 論理ブロック変換手段 7 ディスク記録領域割振手段 12 ストライプ領域判定手段 13 ストライプ領域再構成手段 17 制御手段 19 ディスクアレイ制御システム 20 ディスクアレイ制御ファームウェア 27 ストライプ変更判定起動手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の記憶装置を有しこれらの記憶装置
    に並列にアクセスして処理を行うディスクアレイ装置で
    あって、 前記各記憶装置内のデータ領域に複数のサイズで設定さ
    れたストライプ領域を分割して管理するためのストライ
    プ領域管理情報を格納するストライプ領域管理情報格納
    手段と、 前記ストライプ領域管理情報に基づいて論理ブロック番
    号から前記記憶装置の前記各ストライプ領域中の物理ス
    トライプ番号を割り出すための論理ブロック変換手段
    と、 前記各ストライプ領域の割り振り状態の妥当性を判定す
    るとともに所定のストライプ領域中の書込みデータにア
    クセスするアクセスサイズに基づく前記ストライプ領域
    の適性を判定するストライプ領域判定手段と、 このストライプ領域判定手段による判定結果に基づいて
    前記データ領域における前記各ストライプ領域の再割り
    振りを行うとともに前記書込みデータを最適なストライ
    プ領域へ移動するストライプ領域再構成手段とを有する
    ことを特徴とするディスクアレイ装置。
  2. 【請求項2】 前記ストライプ領域判定手段がアクセス
    頻度の高いストライプ領域の残容量が少なくなったこと
    を認定した場合に、前記ストライプ領域再構成手段がア
    クセス頻度が低く残容量に余裕のあるストライプ領域を
    減少させてアクセス頻度が高く残容量の少なくなったス
    トライプ領域を拡大するように前記ストライプ領域を再
    割り振りすることを特徴とする請求項1に記載のディス
    クアレイ装置。
JP10002951A 1998-01-09 1998-01-09 ディスクアレイ装置 Withdrawn JPH11203055A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6829678B1 (en) * 2000-07-18 2004-12-07 International Business Machines Corporation System for determining the order and frequency in which space is allocated on individual storage devices
JP2009163773A (ja) * 2003-04-26 2009-07-23 Internatl Business Mach Corp <Ibm> Raidストレージ・システム用にメモリを構成すること
JP2009211584A (ja) * 2008-03-06 2009-09-17 Nec Corp ファイルシステム制御装置

Cited By (5)

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