JPH11202673A - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JPH11202673A
JPH11202673A JP277298A JP277298A JPH11202673A JP H11202673 A JPH11202673 A JP H11202673A JP 277298 A JP277298 A JP 277298A JP 277298 A JP277298 A JP 277298A JP H11202673 A JPH11202673 A JP H11202673A
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JP
Japan
Prior art keywords
heater
recording material
roller
fixing device
temperature
Prior art date
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Pending
Application number
JP277298A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Suzuki
貴志 鈴木
Junji Shirakawa
順司 白川
Masayuki Sonoya
正幸 相野谷
Yoshitaka Fujinuma
善隆 藤沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Koki Co Ltd filed Critical Hitachi Koki Co Ltd
Priority to JP277298A priority Critical patent/JPH11202673A/ja
Publication of JPH11202673A publication Critical patent/JPH11202673A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Control Of Resistance Heating (AREA)
  • Fixing For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】加熱ローラの記録材搬送領域に温度検出器との
摺擦による局部的な摩耗が発生せず、長期間使用するこ
とが可能な定着装置を提供する。 【解決手段】記録材(6)のローラ回転軸(1a)方向と平行
をなす辺の長さ(L)の相違に基づき配光特性を異ならせ
て設けられた複数本のヒータ(3,4)と、ローラの記録材
搬送領域外側においてローラ表面に接触させて設けられ
た温度検出手段(5)と、幅変更信号出力手段(7)の出力に
基づき複数本のヒータの内、1本のヒータを選択するヒ
ータ選択手段(8)と、温度検出手段の出力値と比較する
ための基準値を各ヒータに対応させて設定し、温度検出
手段の出力値をヒータ選択手段によって選択されたヒー
タに対応する基準値と比較し、この比較結果に基づきヒ
ータの通電時間を制御する制御手段(9)とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トナー像を記録材
に定着させる定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知の電子写真プロセスを用いて紙やO
HPシート等の記録材上にトナー像を記録形成するレー
ザプリンタや複写機等の画像形成装置においては、トナ
ー像を記録材に定着させる定着装置を備えているのが一
般的であり、定着装置の構成形態としては、加熱ローラ
と加圧ローラとによりトナー像を保持した記録材を加熱
加圧しながら挟持搬送し、トナー像を記録材に定着させ
る、いわゆる熱ローラ方式の定着装置が普及している。
【0003】通常、加熱ローラ側には、加熱ローラの表
面温度を一定に維持するためにサーミスタ等を用いた温
度検出手段が加熱ローラ表面に接触させて設けられてお
り、温度検出手段の出力値と、予め設定された基準値と
を比較し、この比較結果に基づき加熱ローラを構成する
ヒータの通電時間を制御するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の定着
装置においては、温度検出手段が、加熱ローラの記録材
搬送領域内に設けられているのが一般的であった。この
ため、加熱ローラの表面層が温度検出手段との摺擦によ
り局部的に摩耗してしまうという欠点があった。
【0005】また、定着工程の際に加熱ローラ表面に付
着した微小トナーが、加熱ローラと温度検出手段との間
に蓄積し、加熱ローラの摩耗をさらに加速させ、その部
位において摩耗により段差が生じ定着不良を招いてしま
うという欠点があった。
【0006】さらに、加熱ローラと温度検出手段との間
に蓄積したトナーがトナー塊となって記録材上に落下付
着し、このトナー塊が記録材上にそのまま定着されるこ
とにより不良印刷物を生じさせてしまうという欠点があ
った。
【0007】このため、信頼性維持の観点から比較的短
い周期で加熱ローラと温度検出手段を交換しなければな
らなかった。
【0008】上記の欠点を解消するための構成として、
温度検出手段を加熱ローラ表面に対し非接触で設ける事
も考えられるが、定着装置内部の環境温度や加熱ローラ
と温度検出器との間隙管理が難しく現実的でない。
【0009】本発明の目的は、加熱ローラの記録材搬送
領域に温度検出器との摺擦による局部的な摩耗が発生せ
ず、長期間使用することが可能な定着装置を提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は、トナー像を
記録材に定着させる定着装置において、回転可能に軸支
されたローラと、前記ローラの回転軸方向に沿って支持
され、少なくとも前記記録材のローラ回転軸方向と平行
をなす辺の長さの相違に基づき、予め配光特性を異なら
せて設けられた複数本のヒータと、前記ローラの記録材
搬送領域外側においてローラ表面に接触させて設けら
れ、前記ローラの表面温度を検出する温度検出手段と、
記録材の前記辺の長さの変更に伴い記録材の幅が変更さ
れた旨の信号を出力する幅変更信号出力手段と、該幅変
更信号出力手段の出力に基づき前記複数本のヒータの
内、1本のヒータを選択するヒータ選択手段と、前記温
度検出手段の出力値と比較するための基準値を各ヒータ
に対応させて設定し、前記温度検出手段の出力値を前記
ヒータ選択手段によって選択されたヒータに対応する基
準値と比較し、この比較結果に基づきヒータの通電時間
を制御する制御手段とを有することにより達成される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照しながら説明する。図1において、1は加熱ローラ、
2は加圧ローラ、3,4はヒータランプ、5は温度検出
器である。加熱ローラ1は円筒状の芯金ローラの内部に
ヒータランプ3,4を備え、表面層としてPFA(パー
フロロアルコキシ)樹脂等の離型性樹脂層を有し、外径
60mmで構成されている。温度検出器5は図3および
図5に示すように加熱ローラ1の記録材搬送領域よりも
外側に設けられている。
【0012】温度検出器5は図2に示すようにシリコン
スポンジ等の弾性体5aと、加熱ローラ1の表面温度を
検出する感温素子5bと、加熱ローラ1の表面に接触す
るポリイミドフィルム等の耐熱樹脂シート5cとから構
成され、板バネ14によって加熱ローラ1に圧接されて
いる。
【0013】図7に本発明の定着装置の概略回路を示
す。加熱ローラ1の回転軸1a方向に沿って設けられた
ヒータランプ3,4は、少なくとも記録材6のローラ回
転軸方向と平行をなす辺の長さLの相違に基づき、予め
配光特性を異ならせて設けられおり、最大幅を含む幅広
記録材用のヒータランプ3は図4に示すようにヒータ中
央部分の発光比率が高い配光特性を有し、最小幅を含む
幅狭記録材用のヒータランプ4は図6に示すようにヒー
タ中央部分の発光比率が低い配光特性を有するように設
けられている。
【0014】温度検出器5は、加熱ローラ1の記録材搬
送領域の外側においてローラ表面に接触させて設けられ
ている。記録材6の前記辺の長さLが変更されると幅変
更信号出力手段7から幅変更信号が出力され、幅変更信
号に基づきヒータ選択手段8はヒータランプ3かヒータ
ランプ4のいずれかのヒータランプを選択する。
【0015】制御手段9は、温度検出器5の出力値と各
ヒータランプ3,4に対応させて予め設定された基準値
とを比較する比較手段10,11と、比較手段10,11
での比較結果に基づきヒータランプ3,4の通電時間を
制御するヒータドライバ12,13を含んでいる。
【0016】図3は、使用可能な記録材の内、最大幅の
記録材に定着を行う場合の加熱ローラ1の温度分布を示
す。最大幅の記録材に定着を行う場合は、先に述べたヒ
ータ選択手段8により加熱ローラ1に設けられた2本の
ヒータランプ3,4の内、点灯させるヒータランプとし
てヒータランプ3が選択される。
【0017】温度検出器5を記録材搬送領域の外側に設
けると、加熱ローラ1の記録材搬送領域が温度検出器5
の設置部よりも温度低下速度が速く、温度検出器5の設
置部よりも記録材搬送領域の温度が低い状態で定着さ
れ、定着性が悪くなる場合がある。そこで、ヒータラン
プ3の巻線を、記録材搬送領域の中央部分で密巻きとし
てヒータランプ3中央部の発熱量を端部よりも多くした
り、あるいは加熱ローラ1の記録材搬送領域に相当する
部分の内面に黒色塗料を塗り熱吸収性を良くするなどの
工夫をすることにより、定着性を低下させることなく温
度検出器5を記録材搬送領域の外側に配設することがで
きるようになり、温度検出器5の表面にトナーが付着し
にくく、加熱ローラ1表面は摩耗しにくくなる。
【0018】具体的には図4のようになる。即ち、加熱
ローラ1の有効面長は340mm、配光特性は中央部を
1としたとき、中央部の両側を0.75とした。本構成
によれば、加熱ローラ1表面が温度検出器5との摺擦に
より摩耗した(約10μm/30万枚)が、定着不良等
の不具合は発生しなかった。
【0019】なお、上記実施例において、温度検出器5
は最大幅の記録材の記録材端部から約5mm外側に離れ
た部位に設けた。上記実施例においては温度検出器5の
配設位置が最大幅の記録材端部から遠ざかるほど温度検
出の時定数は大きくなり、結果として温度検出部と搬送
領域の温度分布は大きくなる。
【0020】実験の結果、良好な温度分布を維持するた
めには温度検出器5の配設位置は、最大幅の記録材端部
から10mm以内が良好であることを確認した。また、
本発明の効果を著しく得るには加熱ローラ1の長手方向
の熱伝導と、記録材への熱供給のバランスから、印刷速
度は200mm/秒以上が望ましい。
【0021】図5は、使用可能な記録材の内、最小幅の
記録材を用いて定着を行った場合の加熱ローラ1の温度
分布を示す。最小幅の記録材に定着を行う場合は、図示
しないヒータランプ選択手段により加熱ローラ1に設け
られた2本のヒータランプ3,4の内、点灯させるヒー
タランプとしてヒータランプ4が選択される。ヒータラ
ンプ4は中央部分の発光密度を低くし、有効発光長を最
小記録材幅とほぼ同じ長さに設定する。具体的には図6
に示すようにヒータランプ4の配光特性は、中央部を1
とすると、中央部の両側を1.25とした。
【0022】本実施例において定着推奨温度(加熱ロー
ラ温度分布:170〜190℃)を得るためには、加熱
ローラ1の制御温度を最大幅の記録材を定着した場合に
比べると、約20℃高めれば良いことも実験の結果判明
した。
【0023】なお、本実施例においては、温度検出器5
にシリコンスポンジ等の弾性体と、温度を検出する感温
素子と、加熱ローラに接触する耐熱樹脂シートとからな
るものを用いたが、他の接触式温度検出器を用いても同
等の効果が得られることは言うまでもない。また、ヒー
タランプを2本用いた構成を実施例として記載したが、
記録材のサイズに合わせて2本以上用いても同等の効果
が得られる。
【0024】また、使用する記録材の幅が変更された場
合には、記録材の送り込みに先立ち、加熱ローラと加圧
ローラを接触させたままの状態で所定時間、表面温度が
安定するまで回転させてもよい。
【0025】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、加熱
ローラの記録材搬送領域に温度検出器との摺擦による局
部的な摩耗が発生せず、長期間使用することが可能な定
着装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の定着装置の一実施例を示す側面図。
【図2】温度検出器の構成を説明するための側面図。
【図3】幅広の記録材を用いる場合の加熱ローラの温度
分布図。
【図4】幅広記録材定着時に用いるヒータランプの説明
図。
【図5】幅狭の記録材を用いる場合の加熱ローラの温度
分布図。
【図6】幅狭記録材定着時に用いるヒータランプの説明
図。
【図7】本発明の定着装置の概略回路図。
【符号の説明】
1…加熱ローラ、2…加圧ローラ、3,4…ヒータラン
プ、5…温度検出器、5a…弾性体、5b…感温素子、
5c…耐熱樹脂シート、6…記録材、7…幅変更信号出
力手段、8…ヒータ選択手段、9…制御手段、10,1
1…比較手段、12,13…ヒータドライバ、14…板
バネ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤沼 善隆 茨城県ひたちなか市武田1060番地 日立工 機株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トナー像を記録材に定着させる定着装置に
    おいて、 回転可能に軸支されたローラと、 前記ローラの回転軸方向に沿って支持され、少なくとも
    前記記録材のローラ回転軸方向と平行をなす辺の長さの
    相違に基づき、予め配光特性を異ならせて設けられた複
    数本のヒータと、 前記ローラの記録材搬送領域外側においてローラ表面に
    接触させて設けられ、前記ローラの表面温度を検出する
    温度検出手段と、 記録材の前記辺の長さの変更に伴い記録材の幅が変更さ
    れた旨の信号を出力する幅変更信号出力手段と、 該幅変更信号出力手段の出力に基づき前記複数本のヒー
    タの内、1本のヒータを選択するヒータ選択手段と、 前記温度検出手段の出力値と比較するための基準値を各
    ヒータに対応させて設定し、前記温度検出手段の出力値
    を前記ヒータ選択手段によって選択されたヒータに対応
    する基準値と比較し、この比較結果に基づきヒータの通
    電時間を制御する制御手段とを有することを特徴とする
    定着装置。
  2. 【請求項2】前記ローラの制御温度を、記録材の幅が狭
    くなるほど高い温度に設定したことを特徴とする請求項
    1記載の定着装置。
  3. 【請求項3】幅広記録材用のヒータはヒータ中央部分の
    発光比率が高い配光特性を有し、幅狭記録材用のヒータ
    はヒータ中央部分の発光比率が低い配光特性を有するこ
    とを特徴とする請求項1記載の定着装置。
JP277298A 1998-01-09 1998-01-09 定着装置 Pending JPH11202673A (ja)

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JP277298A JPH11202673A (ja) 1998-01-09 1998-01-09 定着装置

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JP277298A JPH11202673A (ja) 1998-01-09 1998-01-09 定着装置

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JPH11202673A true JPH11202673A (ja) 1999-07-30

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ID=11538638

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JP277298A Pending JPH11202673A (ja) 1998-01-09 1998-01-09 定着装置

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JP (1) JPH11202673A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102411382A (zh) * 2011-09-30 2012-04-11 中国兵器工业集团第二一四研究所苏州研发中心 防温度过冲的温控电路

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102411382A (zh) * 2011-09-30 2012-04-11 中国兵器工业集团第二一四研究所苏州研发中心 防温度过冲的温控电路

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