JPH11202394A - 操作釦の配設構造 - Google Patents

操作釦の配設構造

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Publication number
JPH11202394A
JPH11202394A JP2270698A JP2270698A JPH11202394A JP H11202394 A JPH11202394 A JP H11202394A JP 2270698 A JP2270698 A JP 2270698A JP 2270698 A JP2270698 A JP 2270698A JP H11202394 A JPH11202394 A JP H11202394A
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JP
Japan
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operation button
case
operation buttons
buttons
band plate
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JP2270698A
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English (en)
Inventor
Yasuhiko Endo
安彦 遠藤
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Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Publication date
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  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 近接して配置される少なくとも二つの操作釦
が少なくとも二組設けられる場合に、これら操作釦の部
品点数を削減し、かつ、簡単に正規の位置に組み付けで
きるようにすること。 【解決手段】 操作釦22と24は帯板部32により連
設され、操作釦26と28は帯板部33により連設され
ている。ケース35にはそれぞれ操作釦22,24,2
6,28を収容する操作釦用孔36が貫通形成され、ま
た、ケース35の裏面に帯板部32,33を収容するた
めの帯板部用凹部37,38が形成されている。操作釦
22、24,26,28には凸部44,46,60,6
2が形成され、帯板部32,33には幅広部48,5
0,64,66が形成されている。ケースには前記凸部
と幅広部を収容する凹部52,54,56,58,6
8,70,72,74が形成され、操作釦が正規の箇所
にのみ組み付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は操作釦の配設構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、カメラの上面には、赤目軽減、
フラッシュ、オートフォーカス、タイマ用のモード釦な
どのような各種の操作釦が設けられている。また、これ
ら操作釦の表面には、それらの動作の内容を表すように
文字や図柄が施されている。従来、このような複数の操
作釦は、それぞれ単品で制作され、また、単品毎に個別
にケースに組み込まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そのため、従来の操作
釦の配設構造では、部品点数が多く、組み立ても面倒で
ある不具合があった。特に、操作釦の表面に図柄や文字
が施されたものでは、操作釦を間違った箇所に組み込ん
だ場合、その文字や図柄と違った内容の動作がなされて
しまうため、再度分解して組み立て直さなければなら
ず、組み立てがより面倒であった。本発明は前記事情に
鑑み案出されたものであって、本発明の目的は、近接し
て配置される少なくとも二つの操作釦が少なくとも二組
設けられる場合に、これら操作釦の部品点数を削減し、
かつ、簡単に正規の位置に組み付けできるようにした操
作釦の配設構造を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、押圧操作可能にケースに組み込まれ、かつ、
近接して配置される少なくとも二つの操作釦が少なくと
も二組設けられた操作釦の配設構造であって、各組の二
つの操作釦はそれぞれ操作釦が押圧される方向に個別に
変位できる状態で帯板部で連設され、前記ケースに二組
の各操作釦と帯板部を収容する収容部が設けられ、前記
収容部は、ケースの表面から裏面に貫通しケースの表面
に操作釦を露出させた状態で収容する操作釦用孔と、ケ
ースの裏面側で前記帯板部を収容する帯板部用凹部とで
構成され、前記操作釦と収容部とにわたり位置決め手段
が設けられ、前記位置決め手段は、二組の各操作釦をそ
れぞれ予め決められた一つの前記操作釦用孔に組み込む
ことが可能で、かつ、二組の各操作釦が前記予め決めら
れた一つの操作釦用孔以外の操作釦用孔に位置した場合
には各操作釦を組み込むことができないように構成され
ていることを特徴とする。また、本発明は、前記位置決
め手段が、各操作釦の周囲に突設された凸部と、ケース
に形成され前記各凸部を収容する凸部用凹部と、前記帯
板部に幅広に形成された幅広部と、前記帯板部用凹部箇
所に形成され前記幅広部を収容する幅広部用凹部とで構
成され、前記凸部、凸部用凹部、幅広部、幅広部用凹部
は、二組の各操作釦をそれぞれ予め決められた一つの前
記操作釦用孔に組み込む場合に、前記凸部が凸部用凹部
に挿入されると共に前記幅広部が幅広部用凹部に挿入さ
れ、かつ、二組の各操作釦が前記予め決められた一つの
操作釦用孔以外の操作釦用孔に位置した場合には、前記
凸部が凸部用凹部に入らず、または、前記幅広部が幅広
部用凹部に入らないような寸法で形成されていることを
特徴とする。また、本発明は、前記位置決め手段が、各
操作釦の周囲に突設された凸部と、ケースに形成され前
記各凸部を収容する凸部用凹部と、幅が次第に大きくな
るようにテーパ状に形成された帯板部と、この帯板部に
対応した形状でケースに形成された帯板部用凹部とで構
成され、二組の各操作釦をそれぞれ予め決められた一つ
の前記操作釦用孔に組み込む場合に、前記凸部が凸部用
凹部に挿入されると共に前記帯板部が帯板部用凹部に挿
入され、かつ、二組の各操作釦が前記予め決められた一
つの操作釦用孔以外の操作釦用孔に位置した場合には、
前記凸部が凸部用凹部に入らず、または、前記帯板部が
帯板部用凹部に入らないような寸法で形成されているこ
とを特徴とする。また、本発明は、前記位置決め手段
が、各操作釦の周囲に突設された凸部と、ケースに形成
され前記各凸部を収容する凸部用凹部とで構成され、二
組の各操作釦をそれぞれ予め決められた一つの前記操作
釦用孔に組み込む場合に、前記凸部が凸部用凹部に挿入
され、かつ、二組の各操作釦が前記予め決められた一つ
の操作釦用孔以外の操作釦用孔に位置した場合には、前
記凸部が凸部用凹部に入らないような位置に形成されて
いることを特徴とする。また、本発明は、前記操作釦が
平面視円形を呈し、前記帯板部は操作釦の直径よりも小
さい寸法の幅で細長状に形成されていることを特徴とす
る。
【0005】また、本発明は、前記ケースの裏面側に、
操作釦をケースの裏面側から表面側に向かって付勢する
弾性部材が配設されていることを特徴とする。また、本
発明は、前記各組の二つの操作釦が、単一の弾性部材に
よりそれぞれ付勢されていることを特徴とする。また、
本発明は、前記弾性部材の部分がケースの裏面側に固定
されることを特徴とする。また、本発明は、前記凸部が
凸部用凹部の端部に係止し、帯板部が帯板部用凹部の端
部に係止することで、ケースの裏側から表側に付勢され
た操作釦の位置が決定されることを特徴とする。また、
本発明は、前記操作釦が操作釦用孔内でケースの表面に
露出する部分には、この操作釦の押圧操作によりなされ
る動作の内容を表す文字や図柄が形成されていることを
特徴とする。また、本発明は、近接して配置される少な
くとも二つの操作釦が少なくとも二組設けられ、各操作
釦がケースの少なくとも四つの組み込み箇所に対して押
圧操作可能に組み込まれる操作釦の配設構造であって、
各組の二つの操作釦は互いに連設され、各組の二つの操
作釦は、前記四つの組み込み箇所のうちの予め決められ
た一つの組み込み箇所に組み込まれ、かつ、他の組み込
み箇所に位置した場合には組み込むことができないよう
に構成されていることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明をカメラの操作釦に
適用した実施の形態について図面を参照して説明する。
図1はカメラの平面図、図2は近接する二つの操作釦部
分の断面図、図3は図2のAA線断面図を示す。図1に
おいて符号12はカメラ、14はカメラボディ、16は
鏡胴、17はレリーズ釦、18はズームレバーを示し、
カメラ12の上面に液晶表示パネル20が設けられ、液
晶表示パネル20の左側に赤目軽減用の操作釦(モード
釦)22とフラッシュ用の操作釦(モード釦)24が配
設され、液晶表示パネル20の右側にオートフォーカス
用の操作釦(モード釦)26とタイマ用の操作釦(モー
ド釦)28が配設されている。
【0007】赤目軽減用の操作釦22とフラッシュ用の
操作釦24は、帯板部32により連設され、オートフォ
ーカス用の操作釦26とタイマ用の操作釦28は、帯板
部33により連設され、したがって、赤目軽減用の操作
釦22とフラッシュ用の操作釦24は一つの部材により
構成され、また、オートフォーカス用の操作釦26とタ
イマ用の操作釦28も一つの部材により構成されてい
る。赤目軽減用の操作釦22とフラッシュ用の操作釦2
4の裏側と、オートフォーカス用の操作釦26とタイマ
用の操作釦28の裏側には、図2に示すように、それぞ
れ弾性部材34が設けられ、弾性部材34により各操作
釦22,24,26,28が突出する方向にそれぞれ個
別に付勢されている。
【0008】前記カメラボディ14の上面には、ケース
(カメラカバー)35が位置しており、ケース35に
は、それぞれ操作釦22,24,26,28を収容する
操作釦用孔36が、ケース35の表面から裏面にわたっ
て貫通形成され、また、ケース35の裏面に前記帯板部
32,33を収容するための帯板部用凹部37,38が
形成され、前記各操作釦22,24,26,28はケー
ス35の裏面から組み込まれ、次に、弾性部材34がケ
ース35の裏面から組み込まれ、本実施の形態では、操
作釦用孔36と帯板部用凹部37,38で収容部39が
構成されている。前記各操作釦22,24,26,28
は円盤状の本体部40と、本体部40の裏面でその周囲
から垂設された環状のスカート部42を備え、本体部4
0の表面にそれらの動作内容を表す文字や図柄が形成さ
れ、前記帯板部32,34によりスカート部42の下端
間が連設されている。
【0009】また、赤目軽減用の操作釦22とフラッシ
ュ用の操作釦24においては、図3に示すように、帯板
部32が設けられた箇所とは反対のスカート部42の箇
所に、それぞれ半径方向の外方に突出する凸部44,4
6が設けられている。前記凸部44の幅は凸部46の幅
よりも小さい寸法で形成されている。また、前記帯板部
32においては、赤目軽減用の操作釦22寄りの箇所
に、幅の広くなった幅広部48が形成され、フラッシュ
用の操作釦24寄りの箇所に、幅のの広くなった幅広部
50が形成されている。前記幅広部48は前記幅広部5
0より短い長さで延在形成されている。
【0010】そして、前記ケース35には、赤目軽減用
の操作釦22が挿入される操作釦用孔36の内壁に凹部
52,54が形成されている。前記凹部52(凸部用凹
部)は凸部44に対応した幅で形成され、また、前記凹
部54(幅広部用凹部)は幅広部48に対応した幅およ
び長さで帯板部用凹部37の箇所に形成され、赤目軽減
用の操作釦22が正規の操作釦用孔36に挿入される際
に、凸部44および幅広部48が凹部52、54に挿入
されるように構成されている。また、フラッシュ用の操
作釦24が挿入される操作釦用孔36の内壁に凹部5
6,58が形成されている。前記凹部56(凸部用凹
部)は凸部46に対応した幅で形成され、また、前記凹
部58(幅広部用凹部)は幅広部50に対応した幅およ
び長さで帯板部用凹部37の箇所に形成され、フラッシ
ュ用の操作釦24が正規の操作釦用孔36に挿入される
際に、凸部46および幅広部50が凹部56、58に挿
入されるように構成されている。
【0011】また、オートフォーカス用の操作釦26と
タイマ用の操作釦28においては、赤目軽減用の操作釦
22とフラッシュ用の操作釦24の場合と同様に、帯板
部33が設けられた箇所とは反対のスカート部42の箇
所に、それぞれ半径方向の外方に突出する凸部60,6
2が設けられている。前記凸部60の幅は凸部62の幅
よりも小さい寸法で形成されている。また、前記帯板部
33においては、オートフォーカス用の操作釦26寄り
の箇所に、幅の広くなった幅広部64が形成され、タイ
マ用の操作釦28寄りの箇所に、幅の広くなった幅広部
66が形成されている。前記幅広部66は前記幅広部6
4より短い長さで延在形成されている。
【0012】そして、前記ケース35には、オートフォ
ーカス用の操作釦26が挿入される操作釦用孔36の内
壁に凹部68,70が形成されている。前記凹部68
(凸部用凹部)は凸部60に対応した幅で形成され、ま
た、前記凹部70(幅広部用凹部)は幅広部64に対応
した幅および長さで帯板部用凹部38の箇所に形成さ
れ、オートフォーカス用の操作釦26が正規の操作釦用
孔36に挿入される際に、凸部60および幅広部64が
凹部68、70に挿入されるように構成されている。ま
た、タイマ用の操作釦28が挿入される操作釦用孔36
の内壁に凹部72,74が形成されている。前記凹部7
2(凸部用凹部)は凸部62に対応した幅で形成され、
また、前記凹部74(幅広部用凹部)は幅広部66に対
応した幅および長さで帯板部用凹部38の箇所に形成さ
れ、タイマ用の操作釦28が正規の操作釦用孔36に挿
入される際に、凸部62および幅広部66が凹部72,
74に挿入されるように構成されている。本実施の形態
では位置決め手段が、上記の凸部44,46,60,6
2、幅広部48,50,64,66、凹部52,54,
56,58,68,70,72,74により構成されて
いる。
【0013】前記弾性部材34は二つ設けられ、一方の
弾性部材34により赤目軽減用の操作釦22とフラッシ
ュ用の操作釦24を付勢し、他方の弾性部材34により
オートフォーカス用の操作釦26とタイマ用の操作釦2
8を付勢している。各弾性部材34は、各操作釦22,
24,26,28のスカート部42の内側で本体部40
の裏面に当接する二つの円柱部3402と、各円柱部3
402の外周上部から斜め下方に突設された脚部340
4と、二つの円柱部3402の互いに対向する脚部34
04間を連結する連結片3406と、連結片3406が
設けられた箇所と反対側の脚部3404箇所に設けられ
た係止片3408を備えている。各弾性部材34は非導
電性材料から形成され、円柱部3402の下面に導電性
部材3410が取着されている。
【0014】図2に示すように、前記係止片3408は
溶着により、または、接着剤などによりケース35の裏
面に固定され、連結片3406がケース35の裏面の係
止壁3502に係止し、各弾性部材34の円柱部340
2が脚部3404によりケース35の表面方向に付勢さ
れ、各操作釦22、24,26、28は、それぞれ凸部
44,46,60,62が凹部52,56,68,72
の奥部に当接し、幅広部48,50,64,66が凹部
54,58,70,74の奥部に当接した状態で、その
突出方向の上限位置が決定されている。そして、所望の
操作釦22、24,26、28を押すと、各操作釦2
2、24,26、28が個別にケース35の裏面方向に
移動し、円柱部3402が移動して導電部材3410が
対応する電気回路の切片に接触し、電気回路を閉として
操作釦22、24,26、28の表面の文字や図柄に対
応した所望の動作がなされ、押圧を解除すると、弾性部
材34により操作釦22、24,26、28が元の位置
に復帰し、導電部材3410が対応する電気回路の切片
から離れるように構成されている。
【0015】このような本実施の形態によれば、ケース
35に四つの操作釦用孔36が貫通形成され、これら操
作釦用孔36に挿入される操作釦が四つあるが、各操作
釦22,24,26,28は予め決められた箇所の一つ
の操作釦用孔36にしか組み込むことができない。図3
を参照して詳細に説明すると、赤目軽減用の操作釦22
とフラッシュ用の操作釦24を反対にして組み込もうと
すると、凸部46が凹部52に入らず、また、幅広部5
0が凹部54に入らず、したがって、赤目軽減用の操作
釦22とフラッシュ用の操作釦24を反対にして組み込
むことができない。同様に、オートフォーカス用の操作
釦26とタイマ用の操作釦28を反対にして組み込もう
とすると、凸部62が凹部68に入らず、また、幅広部
64が凹部74に入らず、したがって、オートフォーカ
ス用の操作釦26とタイマ用の操作釦28を反対にして
組み込むことができない。
【0016】また、赤目軽減用の操作釦22とフラッシ
ュ用の操作釦24を、オートフォーカス用の操作釦26
とタイマ用の操作釦28が組み込まれる箇所に組み込も
うとすると、凸部44,46が凹部68,72に入った
としても幅広部50が凹部74に入らず、また、幅広部
48,50が凹部74,70に入ったとしても凸部46
が凹部68に入らず、赤目軽減用の操作釦22とフラッ
シュ用の操作釦24を、オートフォーカス用の操作釦2
6とタイマ用の操作釦28が組み込まれる箇所に組み込
むことができない。同様に、オートフォーカス用の操作
釦26とタイマ用の操作釦28を、赤目軽減用の操作釦
22とフラッシュ用の操作釦24が組み込まれる箇所に
組み込もうとすると、凸部60,62が凹部52,56
に入ったとしても幅広部64が凹部54に入らず、ま
た、幅広部64,66が凹部58,54に入ったとして
も凸部62が凹部52に入らず、オートフォーカス用の
操作釦26とタイマ用の操作釦28を、赤目軽減用の操
作釦22とフラッシュ用の操作釦24が組み込まれる箇
所に組み込むことができない。
【0017】したがって、操作釦22,24,26,2
8を組み立てる作業者は、これら操作釦22,24,2
6,28を間違った箇所に組み込もうとしても組み込む
ことができず、したがって、組み立ての間違いを未然に
防止でき、組み立てたのち再度分解して組み立て直す手
間がなくなり、組立作業の効率を格段と高めることが可
能となる。また、操作釦が四つあるにも拘わらず、赤目
軽減用の操作釦22とフラッシュ用の操作釦24、およ
びオートフォーカス用の操作釦26とタイマ用の操作釦
28がそれぞれ一つの部材で構成され、合計二つの部材
で足りるので、部品点数を削減でき、この点においてコ
ストを削減し組立作業の効率を高める上で有利となって
いる。また、四つの操作釦22,24,26,28をそ
れぞれ個別の四つの弾性部材で付勢するようにしてもよ
いが、本実施の形態では、四つの操作釦22,24,2
6,28を二つの弾性部材34で付勢するようにしたの
で、部品点数を削減でき、この点においてもコストを削
減し組立作業の効率を高める上で有利となっている。
【0018】次に、図4乃至図6を参照して本発明の別
の実施の形態について説明する。同様な部材箇所に同一
の符号を付して説明すると、図4乃至図6に示す実施の
形態では、位置決め手段の構成が前記実施の形態と異な
っている。図4に示す実施の形態から説明すると、図3
に示す実施の形態では、帯板部32,33の長手方向の
両端にそれぞれ幅広部48,50,64,66を形成し
たが、図4に示す実施の形態では、帯板部32,33の
長手方向の一方の端部のみに幅広部を設けている。すな
わち、赤目軽減用の操作釦22とフラッシュ用の操作釦
24を連設する帯板部32では、フラッシュ用の操作釦
24寄りの帯板部32の箇所のみに幅広部50Aを形成
し、オートフォーカス用の操作釦26とタイマ用の操作
釦28を連設する帯板部33では、オートフォーカス用
の操作釦26寄りの帯板部33の箇所のみに幅広部64
Aを形成し、ケース35の帯板部用凹部37,38にこ
れら幅広部50A、64Aに対応した凹部58A、70
Aを形成している。
【0018】図5に示す実施の形態では、帯板部32,
33をテーパ状に形成し、幅広部を省略した点が図3に
示す実施の形態と異なっている。すなわち、赤目軽減用
の操作釦22とフラッシュ用の操作釦24を連設する帯
板部32では、赤目軽減用の操作釦22側からフラッシ
ュ用の操作釦24側に至るにつれて帯板部32の幅を次
第に大きくなるように形成したものであり、オートフォ
ーカス用の操作釦26とタイマ用の操作釦28を連設す
る帯板部33では、オートフォーカス用の操作釦26側
からタイマ用の操作釦28側に至るにつれて帯板部33
の幅を次第に小さくなるように形成したものである。そ
して、このような帯板部32,33が収容されるケース
35の帯板部用凹部37,38にこれら帯板部32,3
3の端部に対応した形状の凹部54B,58B,70
B,74Bが形成されている。
【0019】図6に示す実施の形態では、凸部を形成す
る箇所を異ならせ、幅広部を省略した点が図3に示す実
施の形態と異なっている。すなわち、赤目軽減用の操作
釦22とフラッシュ用の操作釦24では、凸部44A,
46Aを、オートフォーカス用の操作釦26とタイマ用
の操作釦28が位置する箇所とは反対の箇所に横向きに
形成し、オートフォーカス用の操作釦26とタイマ用の
操作釦28では、凸部60A,62Aを、帯板部33の
延長上からずれた箇所に斜めに形成したものであり、こ
れら凸部44A,46A,60A,62Aは同一の幅長
さで形成されている。また、ケース35側には、これら
の凸部44A,46A,60A,62Aが挿入される凹
部52A,56A,68A,72Aが形成されている。
【0020】以上のような図4乃至図6に示す実施の形
態でも、図3に示す実施の形態と同様な作用効果が発揮
され、その他、凸部の数を操作釦毎に異ならせたりする
など種々の組み合わせが考えられる。また、上記の実施
の形態では、一つの部材に二つの操作釦が形成された場
合について説明したが、一つの部材に三つ以上の操作釦
が形成される場合にも本発明は適用される。また、上記
の実施の形態では、二つの操作釦が二組設けられた場合
について説明したが、三組以上設けられる場合にも本発
明は適用される。また、操作釦はカメラに限らず、本発
明は種々の機器や装置の操作釦に適用される。
【0021】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明は、
近接して配置される少なくとも二つの操作釦が少なくと
も二組設けられ、各操作釦がケースの少なくとも四つの
組み込み箇所に対して押圧操作可能に組み込まれる操作
釦の配設構造であって、各組の二つの操作釦は互いに連
設され、各組の二つの操作釦は、前記四つの組み込み箇
所のうちの予め決められた一つの組み込み箇所に組み込
まれ、かつ、他の組み込み箇所に位置した場合には組み
込むことができないように構成されている。そのため、
操作釦の部品点数を削減し、複数の操作釦を間違うこと
なく正規の位置に簡単に組み付けることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カメラの平面図である。
【図2】近接する二つの操作釦部分の断面図である。
【図3】図2のAA線断面図である。
【図4】図3に対応した別の実施の形態の説明図であ
る。
【図5】図3に対応した別の実施の形態の説明図であ
る。
【図6】図3に対応した別の実施の形態の説明図であ
る。
【符号の説明】
22 赤目軽減用の操作釦 24 フラッシュ用の操作釦 26 オートフォーカス用の操作釦 28 タイマ用の操作釦 32,33 帯板部 34 弾性部材 44,46,60,62 凸部 48,50,64,66 幅広部 52,54,56,58,68,70,72,74 凹

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押圧操作可能にケースに組み込まれ、か
    つ、近接して配置される少なくとも二つの操作釦が少な
    くとも二組設けられた操作釦の配設構造であって、 各組の二つの操作釦はそれぞれ操作釦が押圧される方向
    に個別に変位できる状態で帯板部で連設され、 前記ケースに二組の各操作釦と帯板部を収容する収容部
    が設けられ、 前記収容部は、ケースの表面から裏面に貫通しケースの
    表面に操作釦を露出させた状態で収容する操作釦用孔
    と、ケースの裏面側で前記帯板部を収容する帯板部用凹
    部とで構成され、 前記操作釦と収容部とにわたり位置決め手段が設けら
    れ、 前記位置決め手段は、二組の各操作釦をそれぞれ予め決
    められた一つの前記操作釦用孔に組み込むことが可能
    で、かつ、二組の各操作釦が前記予め決められた一つの
    操作釦用孔以外の操作釦用孔に位置した場合には各操作
    釦を組み込むことができないように構成されている、 ことを特徴とする操作釦の配設構造。
  2. 【請求項2】 前記位置決め手段は、各操作釦の周囲に
    突設された凸部と、ケースに形成され前記各凸部を収容
    する凸部用凹部と、前記帯板部に幅広に形成された幅広
    部と、前記帯板部用凹部箇所に形成され前記幅広部を収
    容する幅広部用凹部とで構成され、前記凸部、凸部用凹
    部、幅広部、幅広部用凹部は、二組の各操作釦をそれぞ
    れ予め決められた一つの前記操作釦用孔に組み込む場合
    に、前記凸部が凸部用凹部に挿入されると共に前記幅広
    部が幅広部用凹部に挿入され、かつ、二組の各操作釦が
    前記予め決められた一つの操作釦用孔以外の操作釦用孔
    に位置した場合には、前記凸部が凸部用凹部に入らず、
    または、前記幅広部が幅広部用凹部に入らないような寸
    法で形成されていることを特徴とする請求項1記載の操
    作釦の配設構造。
  3. 【請求項3】 前記位置決め手段は、各操作釦の周囲に
    突設された凸部と、ケースに形成され前記各凸部を収容
    する凸部用凹部と、幅が次第に大きくなるようにテーパ
    状に形成された帯板部と、この帯板部に対応した形状で
    ケースに形成された帯板部用凹部とで構成され、二組の
    各操作釦をそれぞれ予め決められた一つの前記操作釦用
    孔に組み込む場合に、前記凸部が凸部用凹部に挿入され
    ると共に前記帯板部が帯板部用凹部に挿入され、かつ、
    二組の各操作釦が前記予め決められた一つの操作釦用孔
    以外の操作釦用孔に位置した場合には、前記凸部が凸部
    用凹部に入らず、または、前記帯板部が帯板部用凹部に
    入らないような寸法で形成されていることを特徴とする
    請求項1記載の操作釦の配設構造。
  4. 【請求項4】 前記位置決め手段は、各操作釦の周囲に
    突設された凸部と、ケースに形成され前記各凸部を収容
    する凸部用凹部とで構成され、二組の各操作釦をそれぞ
    れ予め決められた一つの前記操作釦用孔に組み込む場合
    に、前記凸部が凸部用凹部に挿入され、かつ、二組の各
    操作釦が前記予め決められた一つの操作釦用孔以外の操
    作釦用孔に位置した場合には、前記凸部が凸部用凹部に
    入らないような位置に形成されていることを特徴とする
    請求項1記載の操作釦の配設構造。
  5. 【請求項5】 前記操作釦は平面視円形を呈し、前記帯
    板部は操作釦の直径よりも小さい寸法の幅で細長状に形
    成されていることを特徴とする請求項1乃至4に何れか
    1項記載の操作釦の配設構造。
  6. 【請求項6】 前記ケースの裏面側に、操作釦をケース
    の裏面側から表面側に向かって付勢する弾性部材が配設
    されていることを特徴とする請求項1乃至5に何れか1
    項記載の操作釦の配設構造。
  7. 【請求項7】 前記各組の二つの操作釦は、単一の弾性
    部材によりそれぞれ付勢されていることを特徴とする請
    求項6記載の操作釦の配設構造。
  8. 【請求項8】 前記弾性部材の部分はケースの裏面側に
    固定されることを特徴とする請求項6または7記載の操
    作釦の配設構造。
  9. 【請求項9】 前記凸部が凸部用凹部の端部に係止し、
    帯板部が帯板部用凹部の端部に係止することで、ケース
    の裏側から表側に付勢された操作釦の位置が決定される
    ことを特徴とする請求項6、7または8記載の操作釦の
    配設構造。
  10. 【請求項10】 前記操作釦が操作釦用孔内でケースの
    表面に露出する部分には、この操作釦の押圧操作により
    なされる動作の内容を表す文字や図柄が形成されている
    ことを特徴とする請求項1乃至9に何れか1項記載の操
    作釦の配設構造。
  11. 【請求項11】 近接して配置される少なくとも二つの
    操作釦が少なくとも二組設けられ、各操作釦がケースの
    少なくとも四つの組み込み箇所に対して押圧操作可能に
    組み込まれる操作釦の配設構造であって、 各組の二つの操作釦は互いに連設され、 各組の二つの操作釦は、前記四つの組み込み箇所のうち
    の予め決められた一つの組み込み箇所に組み込まれ、か
    つ、他の組み込み箇所に位置した場合には組み込むこと
    ができないように構成されている、 ことを特徴とする操作釦の配設構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008242105A (ja) * 2007-03-28 2008-10-09 Sanyo Electric Co Ltd カメラ機器

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JP2008242105A (ja) * 2007-03-28 2008-10-09 Sanyo Electric Co Ltd カメラ機器

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