JPH11202324A - 液晶表示装置 - Google Patents
液晶表示装置Info
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- JPH11202324A JPH11202324A JP10007972A JP797298A JPH11202324A JP H11202324 A JPH11202324 A JP H11202324A JP 10007972 A JP10007972 A JP 10007972A JP 797298 A JP797298 A JP 797298A JP H11202324 A JPH11202324 A JP H11202324A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 光学系を用いた表示装置に使用する液晶表示
装置の表示画像の画像欠陥を軽減して、画質の向上を可
能にする液晶表示装置を提供する。 【解決手段】 TFT基板2と対向基板3間に液晶層4
を封入して形成される液晶表示装置1の光入射側にある
対向基板3表面に、板厚約2mm程度の合成樹脂製の透
明板80を透明接着材で貼り付け、液晶表示装置1の光
出射側にあるTFT基板2表面に、偏光層71を挟む合
成樹脂製の第1の透明膜72と合成樹脂製の第2の透明
膜73の合計膜厚を約2mm程度として形成される偏光
板70を透明接着材で貼り付ける。
装置の表示画像の画像欠陥を軽減して、画質の向上を可
能にする液晶表示装置を提供する。 【解決手段】 TFT基板2と対向基板3間に液晶層4
を封入して形成される液晶表示装置1の光入射側にある
対向基板3表面に、板厚約2mm程度の合成樹脂製の透
明板80を透明接着材で貼り付け、液晶表示装置1の光
出射側にあるTFT基板2表面に、偏光層71を挟む合
成樹脂製の第1の透明膜72と合成樹脂製の第2の透明
膜73の合計膜厚を約2mm程度として形成される偏光
板70を透明接着材で貼り付ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液晶表示装置に関
し、さらに詳しくは、付着ダストの表示画像への影響を
軽減できる液晶表示装置に関する。
し、さらに詳しくは、付着ダストの表示画像への影響を
軽減できる液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶表示装置は、カメラ一体型V
TR用のビューファインダや投写型表示装置(プロジェ
クタ)用の小型表示装置から、TVモニタ用やパソコン
の表示用等の大型表示装置まで各種の表示装置として盛
んに用いられている。大型表示装置の画像表示は、液晶
表示装置と照明系との構成によるが、小型表示装置によ
る画像表示は、通常液晶表示装置と照明系と光学系とを
用いて、液晶表示装置に表示された小さな画像を拡大し
て表示するものである。この小型表示装置による拡大画
像は、カメラ一体型VTR用のビューファインダ用とし
て使用する際は拡大された虚像であり、プロジェクタ用
として使用する際は拡大された実像である。小型表示装
置としての液晶表示装置は、上述した如く、光学系によ
り拡大表示するため、小面積に多数の画素が集積され
た、高密度化した液晶表示装置となっている。従って、
液晶表示装置の単位画素の面積が小さくなり、この面積
は、大気中に浮遊する微小なダストと同程度となってき
ている。そのため、液晶表示装置の製造工程におけるダ
スト起因の画像欠陥や、液晶表示装置形成後の付着ダス
ト起因での画像欠陥が問題となっている。
TR用のビューファインダや投写型表示装置(プロジェ
クタ)用の小型表示装置から、TVモニタ用やパソコン
の表示用等の大型表示装置まで各種の表示装置として盛
んに用いられている。大型表示装置の画像表示は、液晶
表示装置と照明系との構成によるが、小型表示装置によ
る画像表示は、通常液晶表示装置と照明系と光学系とを
用いて、液晶表示装置に表示された小さな画像を拡大し
て表示するものである。この小型表示装置による拡大画
像は、カメラ一体型VTR用のビューファインダ用とし
て使用する際は拡大された虚像であり、プロジェクタ用
として使用する際は拡大された実像である。小型表示装
置としての液晶表示装置は、上述した如く、光学系によ
り拡大表示するため、小面積に多数の画素が集積され
た、高密度化した液晶表示装置となっている。従って、
液晶表示装置の単位画素の面積が小さくなり、この面積
は、大気中に浮遊する微小なダストと同程度となってき
ている。そのため、液晶表示装置の製造工程におけるダ
スト起因の画像欠陥や、液晶表示装置形成後の付着ダス
ト起因での画像欠陥が問題となっている。
【0003】ここでは、従来のプロジェクタ用として使
用する小型表示装置としての、アクティブマトリクス基
板を用いるアクティブマトリクス型液晶表示装置の一例
を、図6および図7を参照して説明する。まず、アクテ
ィブマトリクス型液晶表示装置1の全体構造は、図6に
示すように、石英ガラス基板等の一方の面に多数の画素
電極やTFT(Thin Film Transist
or)や配向膜等が形成され、他方の面に偏光板10が
貼る付けられたTFT基板2と、ガラス基板等の一方の
面に対向電極や配向膜等が形成された対向基板3と、T
FT基板2の画素電極等の形成されている面と対向基板
3の対向電極等の形成されている面とを対向させた状態
の、TFT基板2と対向基板3間に封入された液晶層4
と、TFT基板2に形成された端子電極に接続したリー
ド部5およびTFT基板2や対向基板3の側壁部を保護
するための外枠部6等で概略構成されている。
用する小型表示装置としての、アクティブマトリクス基
板を用いるアクティブマトリクス型液晶表示装置の一例
を、図6および図7を参照して説明する。まず、アクテ
ィブマトリクス型液晶表示装置1の全体構造は、図6に
示すように、石英ガラス基板等の一方の面に多数の画素
電極やTFT(Thin Film Transist
or)や配向膜等が形成され、他方の面に偏光板10が
貼る付けられたTFT基板2と、ガラス基板等の一方の
面に対向電極や配向膜等が形成された対向基板3と、T
FT基板2の画素電極等の形成されている面と対向基板
3の対向電極等の形成されている面とを対向させた状態
の、TFT基板2と対向基板3間に封入された液晶層4
と、TFT基板2に形成された端子電極に接続したリー
ド部5およびTFT基板2や対向基板3の側壁部を保護
するための外枠部6等で概略構成されている。
【0004】図6のP部の詳細構造は、図7に示すよう
なものである。即ちTFT基板2の石英ガラス基板21
上には、図7に示すように、透明導電膜による画素電極
22に接続した、画像信号のスイッチング用として作動
するTFT23と、画像信号に対応した画素電極22の
電圧を所定期間維持するための付加容量24と、画像信
号用の配線25等が形成され、最上部に液晶層4を一方
向に配向させるための配向膜26が形成されている。ま
た、対向基板3のガラス基板31上には、例えば液晶表
示装置をカラー液晶表示装置とするためのカラーフィル
タ32と、対向電極33と、配向膜34とが形成されて
いる。
なものである。即ちTFT基板2の石英ガラス基板21
上には、図7に示すように、透明導電膜による画素電極
22に接続した、画像信号のスイッチング用として作動
するTFT23と、画像信号に対応した画素電極22の
電圧を所定期間維持するための付加容量24と、画像信
号用の配線25等が形成され、最上部に液晶層4を一方
向に配向させるための配向膜26が形成されている。ま
た、対向基板3のガラス基板31上には、例えば液晶表
示装置をカラー液晶表示装置とするためのカラーフィル
タ32と、対向電極33と、配向膜34とが形成されて
いる。
【0005】次に、上述した液晶表示装置1をプロジェ
クタ用として使用した、プロジェクタ構成を図8を参照
して説明する。液晶表示装置1を用いたプロジェクタの
基本構成は、図8に示すように、ハロゲンランプ51と
リフレクタ52等で構成された光源50と、光源50か
らの熱線および紫外線をカットして、偏光板55や液晶
表示装置1の光劣化や温度上昇を抑止するためのフィル
タ53と、液晶表示装置1の光入射側の偏光板55と、
液晶表示装置1と、投写レンズ56と、スクリーン57
等により概略構成されている。
クタ用として使用した、プロジェクタ構成を図8を参照
して説明する。液晶表示装置1を用いたプロジェクタの
基本構成は、図8に示すように、ハロゲンランプ51と
リフレクタ52等で構成された光源50と、光源50か
らの熱線および紫外線をカットして、偏光板55や液晶
表示装置1の光劣化や温度上昇を抑止するためのフィル
タ53と、液晶表示装置1の光入射側の偏光板55と、
液晶表示装置1と、投写レンズ56と、スクリーン57
等により概略構成されている。
【0006】上述した基本構成のプロジェクタにおいて
は、光源50より放射された光が、熱線および紫外線を
カットするフィルタ53に入って熱線および紫外線がカ
ットされ、その後集光レンズを通って略平行光となり、
更に偏光板55に入った光は偏光されて、液晶表示装置
1に入り、液晶表示装置1の液晶層で表示画像信号に応
じた変調(施光度合の変化)を受けて液晶層を通過し、
その後液晶表示装置1の対向基板に貼り付けられた偏光
板10(図6参照)に入射し、この偏光板10を通過で
きた光が、投写レンズ56により、スクリーン57に投
写される。この様にして、液晶表示装置1の小さな画像
がスクリーン57上に拡大投写されて表示画像となる。
は、光源50より放射された光が、熱線および紫外線を
カットするフィルタ53に入って熱線および紫外線がカ
ットされ、その後集光レンズを通って略平行光となり、
更に偏光板55に入った光は偏光されて、液晶表示装置
1に入り、液晶表示装置1の液晶層で表示画像信号に応
じた変調(施光度合の変化)を受けて液晶層を通過し、
その後液晶表示装置1の対向基板に貼り付けられた偏光
板10(図6参照)に入射し、この偏光板10を通過で
きた光が、投写レンズ56により、スクリーン57に投
写される。この様にして、液晶表示装置1の小さな画像
がスクリーン57上に拡大投写されて表示画像となる。
【0007】上述したプロジェクタにおいては、図9
(a)に示すように、液晶表示装置1の液晶層4の位置
Aの像が、投写レンズ56により、スクリーン57上の
位置A′に、例えば倍率M倍されて結像する関係にある
ため、液晶層4の位置Aに近接した液晶表示装置1の光
出射側、即ちTFT基板2の偏光板10上のダストB
は、スクリーン57の後方の比較的近い位置の結像面S
に、倍率Mより大きい倍率M′倍されてB′に結像する
関係にある。
(a)に示すように、液晶表示装置1の液晶層4の位置
Aの像が、投写レンズ56により、スクリーン57上の
位置A′に、例えば倍率M倍されて結像する関係にある
ため、液晶層4の位置Aに近接した液晶表示装置1の光
出射側、即ちTFT基板2の偏光板10上のダストB
は、スクリーン57の後方の比較的近い位置の結像面S
に、倍率Mより大きい倍率M′倍されてB′に結像する
関係にある。
【0008】ダストBの付着したTFT基板2の偏光板
10表面より出射される光エネルギー分布は図9(b)
に示すようなものであるが、投写レンズ56によるダス
トBの結像する面Sにおいては、図9(c)の破線で示
すような光エネルギー分布になり、又結像していないス
クリーン57上の位置A′においては、図9(c)の実
線のようなエネルギー分布、即ちスクリーン57上の位
置A′におけるダストBの像Cは結像せず、輪郭が多少
不鮮明で、ダストBの像Cの位置に光エネルギーが存在
するような状態の光エネルギー分布となる。従って、ス
クリーン57上の位置A′におけるダストBの像Cは、
輪郭が多少不鮮明で、コントラストが多少低下した画像
となる程度で、明白な画像欠陥となって観察され、画質
の低下となる。なお、図9(c)に示す光エネルギー強
度は、図9(b)に示す光エネルギー強度の1/M2 倍
で、又図9(c)の距離は図9(b)の距離のM倍にな
っている。
10表面より出射される光エネルギー分布は図9(b)
に示すようなものであるが、投写レンズ56によるダス
トBの結像する面Sにおいては、図9(c)の破線で示
すような光エネルギー分布になり、又結像していないス
クリーン57上の位置A′においては、図9(c)の実
線のようなエネルギー分布、即ちスクリーン57上の位
置A′におけるダストBの像Cは結像せず、輪郭が多少
不鮮明で、ダストBの像Cの位置に光エネルギーが存在
するような状態の光エネルギー分布となる。従って、ス
クリーン57上の位置A′におけるダストBの像Cは、
輪郭が多少不鮮明で、コントラストが多少低下した画像
となる程度で、明白な画像欠陥となって観察され、画質
の低下となる。なお、図9(c)に示す光エネルギー強
度は、図9(b)に示す光エネルギー強度の1/M2 倍
で、又図9(c)の距離は図9(b)の距離のM倍にな
っている。
【0009】一方、上述したプロジェクタにおいては、
図10(a)に示すように、液晶層4の位置Aに近接し
た液晶表示装置1の光入射側の表面、即ち対向基板3表
面の位置EのダストDは、集光レンズ54および偏光板
55を通った光により、液晶層4の位置Aに投影像D′
が形成され、この投影像D′が結像面であるスクリーン
57上に拡大投写像となって表示される。
図10(a)に示すように、液晶層4の位置Aに近接し
た液晶表示装置1の光入射側の表面、即ち対向基板3表
面の位置EのダストDは、集光レンズ54および偏光板
55を通った光により、液晶層4の位置Aに投影像D′
が形成され、この投影像D′が結像面であるスクリーン
57上に拡大投写像となって表示される。
【0010】ダストDの付着した対向基板3表面の位置
Eより出射される光エネルギー分布は、図10(b)の
実線に示すようなものであるが、位置Eに近接した液晶
層4の位置Aにおける光エネルギー分布は、図10
(b)の破線のような、輪郭が多少不鮮明で、投影像
D′に光エネルギーが存在するような状態の光エネルギ
ー分布となる。この光エネルギー分布の投影像D′が、
投写レンズ56により、スクリーン57上に拡大され、
結像する。従って、スクリーン57上におけるダストD
の表示像は、投影像D′と相似形の拡大像となり、輪郭
が多少不鮮明で、コントラストが多少低下した画像とな
る程度で、明白な画像欠陥となって観察され、画質の低
下となる。なお、スクリーン57上におけるダストDの
表示像は、図10(b)に示す投影像D′の光エネルギ
ー強度の1/M2 倍で、距離は図10(b)に示す距離
のM倍になっている。
Eより出射される光エネルギー分布は、図10(b)の
実線に示すようなものであるが、位置Eに近接した液晶
層4の位置Aにおける光エネルギー分布は、図10
(b)の破線のような、輪郭が多少不鮮明で、投影像
D′に光エネルギーが存在するような状態の光エネルギ
ー分布となる。この光エネルギー分布の投影像D′が、
投写レンズ56により、スクリーン57上に拡大され、
結像する。従って、スクリーン57上におけるダストD
の表示像は、投影像D′と相似形の拡大像となり、輪郭
が多少不鮮明で、コントラストが多少低下した画像とな
る程度で、明白な画像欠陥となって観察され、画質の低
下となる。なお、スクリーン57上におけるダストDの
表示像は、図10(b)に示す投影像D′の光エネルギ
ー強度の1/M2 倍で、距離は図10(b)に示す距離
のM倍になっている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の光学系を用
いる表示装置である、プロジェクタに使用される液晶表
示装置においては、液晶表示装置の光入射側表面および
光出射側表面における付着ダストが、表示部であるスク
リーン上にコントラストの大きい、明白な画像欠陥とな
って表示され、表示装置の画質を劣化させるという問題
があった。本発明は、上記事情を考慮してなされたもの
であり、その目的は、光学系を用いた表示装置に使用す
る液晶表示装置の表示画像の画像欠陥の影響を軽減し
て、画質の向上を可能にする液晶表示装置を提供するこ
とにある。
いる表示装置である、プロジェクタに使用される液晶表
示装置においては、液晶表示装置の光入射側表面および
光出射側表面における付着ダストが、表示部であるスク
リーン上にコントラストの大きい、明白な画像欠陥とな
って表示され、表示装置の画質を劣化させるという問題
があった。本発明は、上記事情を考慮してなされたもの
であり、その目的は、光学系を用いた表示装置に使用す
る液晶表示装置の表示画像の画像欠陥の影響を軽減し
て、画質の向上を可能にする液晶表示装置を提供するこ
とにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の液晶表示装置
は、上述の課題を解決するために提案するものであり、
光学系を用いた表示装置に用いる液晶表示装置におい
て、液晶表示装置の光入射側表面および光出射側表面の
内、少なくとも一方の表面に所定板厚の合成樹脂製透明
板および偏光層を挟む合成樹脂製透明膜の合計膜厚を所
定膜厚とした偏光板の内、何れか一方を貼り付けたこと
を特徴とするものである。
は、上述の課題を解決するために提案するものであり、
光学系を用いた表示装置に用いる液晶表示装置におい
て、液晶表示装置の光入射側表面および光出射側表面の
内、少なくとも一方の表面に所定板厚の合成樹脂製透明
板および偏光層を挟む合成樹脂製透明膜の合計膜厚を所
定膜厚とした偏光板の内、何れか一方を貼り付けたこと
を特徴とするものである。
【0013】本発明によれば、TFT基板と対向基板間
に液晶層を封入して形成される液晶表示装置の光入射側
表面および光出射側表面に所定板厚の合成樹脂製透明板
又は偏光層を挟む合成樹脂製透明膜の合計膜厚を所定膜
厚とした偏光板を貼り付けることで、光学系を用いた液
晶表示装置による画像表示時に、合成樹脂製透明板表面
又は偏光板表面に付着したダストの投写像は光学系によ
る結像面上に不鮮明な像となって表示されるため、表示
画像への画像欠陥の影響を軽減することができる。ま
た、合成樹脂製透明板表面又は偏光板表面を液晶表示装
置に貼り合わせることで、液晶表示装置の製造工程で発
生した、液晶層の反対側のTFT基板や対向基板表面キ
ズによる表示画像の画像欠陥を低減することができる。
更に、透明板および偏光板の主要材料が合成樹脂製であ
るため、液晶表示装置の重量増加を抑制することができ
る。従って、軽量で、表示画像への画像欠陥の影響を軽
減された、光学系を用いた表示装置に使用する液晶表示
装置の作製が可能となる。
に液晶層を封入して形成される液晶表示装置の光入射側
表面および光出射側表面に所定板厚の合成樹脂製透明板
又は偏光層を挟む合成樹脂製透明膜の合計膜厚を所定膜
厚とした偏光板を貼り付けることで、光学系を用いた液
晶表示装置による画像表示時に、合成樹脂製透明板表面
又は偏光板表面に付着したダストの投写像は光学系によ
る結像面上に不鮮明な像となって表示されるため、表示
画像への画像欠陥の影響を軽減することができる。ま
た、合成樹脂製透明板表面又は偏光板表面を液晶表示装
置に貼り合わせることで、液晶表示装置の製造工程で発
生した、液晶層の反対側のTFT基板や対向基板表面キ
ズによる表示画像の画像欠陥を低減することができる。
更に、透明板および偏光板の主要材料が合成樹脂製であ
るため、液晶表示装置の重量増加を抑制することができ
る。従って、軽量で、表示画像への画像欠陥の影響を軽
減された、光学系を用いた表示装置に使用する液晶表示
装置の作製が可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的実施の形態
例につき、添付図面を参照して説明する。なお従来技術
の説明で参照した図6〜図10中の構成部分と同様の構
成部分には、同一の参照符号を付すものとする。
例につき、添付図面を参照して説明する。なお従来技術
の説明で参照した図6〜図10中の構成部分と同様の構
成部分には、同一の参照符号を付すものとする。
【0015】実施の形態例1 本実施の形態例は、プロジェクタ用として使用する小型
表示装置としての、アクティブマトリクス基板を用いる
アクティブマトリクス型液晶表示装置に本発明を適用し
た例であり、これを従来例の説明に使用した図7および
図8と、図1および図2とを参照して説明する。まず、
アクティブマトリクス型液晶表示装置1の全体構造は、
図1に示すように、石英ガラス基板等の一方の面に多数
の画素電極やTFTや配向膜等が形成されたTFT基板
2と、ガラス基板等の一方の面に対向電極や配向膜等が
形成された対向基板3と、TFT基板2と対向基板3間
に封入された液晶層4と、TFT基板2に形成された端
子電極に接続したリード部5およびTFT基板2や対向
基板3の側壁部を保護するための外枠部6と、本発明の
特徴部分であるTFT基板2に貼り付けられた、偏光層
を挟む合成樹脂製透明膜の合計膜厚を所定膜厚、例えば
2mm程度の膜厚とした偏光板70および対向基板3に
貼り付けられた、所定板厚、例えば2mm程度の板厚の
合成樹脂製透明板80等で概略構成されている。
表示装置としての、アクティブマトリクス基板を用いる
アクティブマトリクス型液晶表示装置に本発明を適用し
た例であり、これを従来例の説明に使用した図7および
図8と、図1および図2とを参照して説明する。まず、
アクティブマトリクス型液晶表示装置1の全体構造は、
図1に示すように、石英ガラス基板等の一方の面に多数
の画素電極やTFTや配向膜等が形成されたTFT基板
2と、ガラス基板等の一方の面に対向電極や配向膜等が
形成された対向基板3と、TFT基板2と対向基板3間
に封入された液晶層4と、TFT基板2に形成された端
子電極に接続したリード部5およびTFT基板2や対向
基板3の側壁部を保護するための外枠部6と、本発明の
特徴部分であるTFT基板2に貼り付けられた、偏光層
を挟む合成樹脂製透明膜の合計膜厚を所定膜厚、例えば
2mm程度の膜厚とした偏光板70および対向基板3に
貼り付けられた、所定板厚、例えば2mm程度の板厚の
合成樹脂製透明板80等で概略構成されている。
【0016】次に、図1のQ部の拡大図である図2を参
照して、本発明の特徴部分であるTFT基板2に貼り付
けられた偏光板70および対向基板3に貼り付けられた
合成樹脂製透明板80を有した液晶表示装置1に関し
て、以下に詳述する。なお、図2のR部は、従来例の説
明で使用した図7と同様なので、説明を省略する。ま
ず、TFT基板2に透明な接着材で貼り付けられた偏光
板70は、図2に示すように、2色性を与える偏光素子
(沃素、染料)を配列、固定させている合成樹脂層、例
えばポリビニルアルコール(PVA)層である偏光層7
1と、偏光層71の両側に透明な接着材で貼り付けられ
た、偏光層71の耐湿性、耐熱性および強度等を保持さ
せるための、合計膜厚が所定膜厚となる合成樹脂製透明
膜、例えばトリアセチルセルロース(TAC)製の、膜
厚約1mm程度の第1の透明膜72、およびTAC製
の、膜厚約1mm程度の第2の透明膜73により概略構
成されている。
照して、本発明の特徴部分であるTFT基板2に貼り付
けられた偏光板70および対向基板3に貼り付けられた
合成樹脂製透明板80を有した液晶表示装置1に関し
て、以下に詳述する。なお、図2のR部は、従来例の説
明で使用した図7と同様なので、説明を省略する。ま
ず、TFT基板2に透明な接着材で貼り付けられた偏光
板70は、図2に示すように、2色性を与える偏光素子
(沃素、染料)を配列、固定させている合成樹脂層、例
えばポリビニルアルコール(PVA)層である偏光層7
1と、偏光層71の両側に透明な接着材で貼り付けられ
た、偏光層71の耐湿性、耐熱性および強度等を保持さ
せるための、合計膜厚が所定膜厚となる合成樹脂製透明
膜、例えばトリアセチルセルロース(TAC)製の、膜
厚約1mm程度の第1の透明膜72、およびTAC製
の、膜厚約1mm程度の第2の透明膜73により概略構
成されている。
【0017】なお、偏光板70の第2の透明膜73表面
には、表面キズ等の発生を抑止するための、クリアハー
ドコート層74や、第2の透明膜73の表面反射を抑止
するための、反射防止膜75等を設けることが望まし
い。また、上述した偏光板70の偏光層71を挟む第1
および第2の透明膜72、73の膜厚としては、耐湿
性、耐熱性および強度等を考慮して、50μm程度以上
あればよく、又後述する付着ダストによる画像欠陥の影
響を低減する目的のためには厚い方がよいが、第1およ
び第2の透明膜72、73を厚くすることは、偏光板7
0の製造上の問題で困難なため、第1および第2の透明
膜72、73の各膜厚としては、50μm〜2mmと
し、第1および第2の透明膜72、73の合計膜厚とし
て1mm〜3mmとすることが望ましい。
には、表面キズ等の発生を抑止するための、クリアハー
ドコート層74や、第2の透明膜73の表面反射を抑止
するための、反射防止膜75等を設けることが望まし
い。また、上述した偏光板70の偏光層71を挟む第1
および第2の透明膜72、73の膜厚としては、耐湿
性、耐熱性および強度等を考慮して、50μm程度以上
あればよく、又後述する付着ダストによる画像欠陥の影
響を低減する目的のためには厚い方がよいが、第1およ
び第2の透明膜72、73を厚くすることは、偏光板7
0の製造上の問題で困難なため、第1および第2の透明
膜72、73の各膜厚としては、50μm〜2mmと
し、第1および第2の透明膜72、73の合計膜厚とし
て1mm〜3mmとすることが望ましい。
【0018】対向基板3に透明な接着材で貼り付けられ
た、所定板厚の合成樹脂製透明板80は、透明な合成樹
脂製、例えばトリアセチルセルロース(TAC)製で、
この透明板80の所定板厚は、例えば約2mm程度とす
る。なお、透明板80表面には、表面キズ等の発生を抑
止するための、透明なクリアハードコート層81や、表
面反射を抑止するための、反射防止膜82等を設けるこ
とが望ましい。また、透明板80の板厚としては、後述
する付着ダストによる画像欠陥の影響を低減する目的の
ためには厚い方がよいが、透明板80の製造の容易さ等
により、1mm〜3mmとすることが望ましい。
た、所定板厚の合成樹脂製透明板80は、透明な合成樹
脂製、例えばトリアセチルセルロース(TAC)製で、
この透明板80の所定板厚は、例えば約2mm程度とす
る。なお、透明板80表面には、表面キズ等の発生を抑
止するための、透明なクリアハードコート層81や、表
面反射を抑止するための、反射防止膜82等を設けるこ
とが望ましい。また、透明板80の板厚としては、後述
する付着ダストによる画像欠陥の影響を低減する目的の
ためには厚い方がよいが、透明板80の製造の容易さ等
により、1mm〜3mmとすることが望ましい。
【0019】上述した液晶表示装置1を用いたプロジェ
クタの構成は、従来の説明で使用した図8に示す構成と
同様であり、液晶表示装置1の透明板80の貼り付けら
れた面は光入射側、即ち偏光板55側となっている。
クタの構成は、従来の説明で使用した図8に示す構成と
同様であり、液晶表示装置1の透明板80の貼り付けら
れた面は光入射側、即ち偏光板55側となっている。
【0020】次に、上述した液晶表示装置1を用い、図
8に示す如き構成のプロジェクタで画像表示する際に、
液晶表示装置1表面に付着する、付着ダストによる画像
欠陥の表示画像への影響を、図3を参照して説明する。
今、プロジェクタで画像表示する際、図3(a)に示す
ように、液晶表示装置1の光出射側の表面に付着したダ
ストFと、液晶表示装置1の光入射側の表面に付着した
ダストGがあるとする。この時、ダストFの付着した液
晶表示装置1の光出射側の表面、即ち厚みが約2mm程
度の偏光板70表面の位置Hより出射される光エネルギ
ー分布は図3(b)に示すようなものであるが、投写レ
ンズ56によるダストFの結像する面は、液晶層4と偏
光板70表面の位置Hとの距離が大きいため、液晶層4
の位置Aが結像するスクリーン57上の位置A′より遥
に後方の位置に結像することになる。
8に示す如き構成のプロジェクタで画像表示する際に、
液晶表示装置1表面に付着する、付着ダストによる画像
欠陥の表示画像への影響を、図3を参照して説明する。
今、プロジェクタで画像表示する際、図3(a)に示す
ように、液晶表示装置1の光出射側の表面に付着したダ
ストFと、液晶表示装置1の光入射側の表面に付着した
ダストGがあるとする。この時、ダストFの付着した液
晶表示装置1の光出射側の表面、即ち厚みが約2mm程
度の偏光板70表面の位置Hより出射される光エネルギ
ー分布は図3(b)に示すようなものであるが、投写レ
ンズ56によるダストFの結像する面は、液晶層4と偏
光板70表面の位置Hとの距離が大きいため、液晶層4
の位置Aが結像するスクリーン57上の位置A′より遥
に後方の位置に結像することになる。
【0021】従って、スクリーン57上の位置A′にお
けるダストFの像Jは、図3(d)のJに示すように、
輪郭がかなり不鮮明で、ダストFの像Jの位置にはかな
りの光エネルギーが存在するような状態の光エネルギー
分布となる。スクリーン57上に表示されたダストFの
像Jが図3(d)のJに示すようなエネルギー分布とな
ると、ダストFの像Jは輪郭がかなり不鮮明で、しかも
コントラストがかなり低下した画像欠陥となるので、こ
の画像欠陥は目立たなくなり、表示画像の画質低下が抑
えられる。なお、図3(d)に示す光エネルギー強度
は、図3(b)に示す光エネルギー強度の1/M2 倍
で、又図3(d)の距離は図3(b)の距離のM倍にな
っている。
けるダストFの像Jは、図3(d)のJに示すように、
輪郭がかなり不鮮明で、ダストFの像Jの位置にはかな
りの光エネルギーが存在するような状態の光エネルギー
分布となる。スクリーン57上に表示されたダストFの
像Jが図3(d)のJに示すようなエネルギー分布とな
ると、ダストFの像Jは輪郭がかなり不鮮明で、しかも
コントラストがかなり低下した画像欠陥となるので、こ
の画像欠陥は目立たなくなり、表示画像の画質低下が抑
えられる。なお、図3(d)に示す光エネルギー強度
は、図3(b)に示す光エネルギー強度の1/M2 倍
で、又図3(d)の距離は図3(b)の距離のM倍にな
っている。
【0022】一方、ダストGの付着した液晶表示装置1
の光入射側の表面、即ち厚みが約2mm程度の透明板8
0表面の位置Iより出射される光エネルギー分布は、図
3(c)の実線に示すようなものであるが、液晶層4の
位置Aにおける光エネルギー分布は、液晶層4と透明板
80表面の位置Iとの距離が大きいため、図3(c)の
破線のようなエネルギー分布、即ちダストGの液晶層4
への投影像G′は輪郭がかなり不鮮明で、投影像G′部
に大きく広がった光エネルギーが存在する状態の光エネ
ルギー分布となる。この光エネルギー分布の投影像G′
が、投写レンズ56により、スクリーン57上に拡大さ
れて結像した表示像となる。スクリーン57上に表示さ
れたダストGの投影像G′の投写像が、図3(d)のK
に示すようなエネルギー分布状態となると、ダストGの
投写像は輪郭がかなり不鮮明で、しかもコントラストも
かなり低下した画像欠陥となるので、この画像欠陥は目
立たなくなり、表示画像の画質低下が抑えられる。
の光入射側の表面、即ち厚みが約2mm程度の透明板8
0表面の位置Iより出射される光エネルギー分布は、図
3(c)の実線に示すようなものであるが、液晶層4の
位置Aにおける光エネルギー分布は、液晶層4と透明板
80表面の位置Iとの距離が大きいため、図3(c)の
破線のようなエネルギー分布、即ちダストGの液晶層4
への投影像G′は輪郭がかなり不鮮明で、投影像G′部
に大きく広がった光エネルギーが存在する状態の光エネ
ルギー分布となる。この光エネルギー分布の投影像G′
が、投写レンズ56により、スクリーン57上に拡大さ
れて結像した表示像となる。スクリーン57上に表示さ
れたダストGの投影像G′の投写像が、図3(d)のK
に示すようなエネルギー分布状態となると、ダストGの
投写像は輪郭がかなり不鮮明で、しかもコントラストも
かなり低下した画像欠陥となるので、この画像欠陥は目
立たなくなり、表示画像の画質低下が抑えられる。
【0023】また、上述した液晶表示装置1は、光入射
側に透明接着材により貼り付けられた透明板80を有す
るために、液晶表示装置1の対向基板3の製造工程で、
対向基板3の対向電極等が形成された面の反対側の面に
発生したキズは、対向基板3のガラスの屈折率と略等し
い屈折率を持つ透明接着材を使用して貼り付けられるこ
とで、透明接着材で埋められ、スクリーン57上の表示
画像の上記キズによる画像欠陥を殆ど目立たないように
することができる。更に、透明板および偏光板の主要材
料が合成樹脂製であるため、液晶表示装置の重量増加を
抑制することができる。
側に透明接着材により貼り付けられた透明板80を有す
るために、液晶表示装置1の対向基板3の製造工程で、
対向基板3の対向電極等が形成された面の反対側の面に
発生したキズは、対向基板3のガラスの屈折率と略等し
い屈折率を持つ透明接着材を使用して貼り付けられるこ
とで、透明接着材で埋められ、スクリーン57上の表示
画像の上記キズによる画像欠陥を殆ど目立たないように
することができる。更に、透明板および偏光板の主要材
料が合成樹脂製であるため、液晶表示装置の重量増加を
抑制することができる。
【0024】実施の形態例2 本実施の形態例は、表示画像の拡大率が小さく、光源の
光量が少ないプロジェクタ用として使用する小型表示装
置としての、アクティブマトリクス基板を用いるアクテ
ィブマトリクス型液晶表示装置に本発明を適用した例
で、これを従来例の説明に使用した図7および図8と、
図4および図5とを参照して説明する。まず、アクティ
ブマトリクス型液晶表示装置1の全体構造は、図4に示
すように、実施の形態例1の液晶表示装置1(図1およ
び図2参照)における所定板厚、例えば2mm程度の板
厚の合成樹脂製透明板80を、偏光層を挟む合成樹脂製
透明膜の合計膜厚を所定膜厚、例えば2mm程度の膜厚
とした偏光板100に置き換えた概略構成となってい
る。
光量が少ないプロジェクタ用として使用する小型表示装
置としての、アクティブマトリクス基板を用いるアクテ
ィブマトリクス型液晶表示装置に本発明を適用した例
で、これを従来例の説明に使用した図7および図8と、
図4および図5とを参照して説明する。まず、アクティ
ブマトリクス型液晶表示装置1の全体構造は、図4に示
すように、実施の形態例1の液晶表示装置1(図1およ
び図2参照)における所定板厚、例えば2mm程度の板
厚の合成樹脂製透明板80を、偏光層を挟む合成樹脂製
透明膜の合計膜厚を所定膜厚、例えば2mm程度の膜厚
とした偏光板100に置き換えた概略構成となってい
る。
【0025】次に、図4のS部の拡大図である図5を参
照して、本発明の特徴部分であるTFT基板2に透明接
着材で貼り付けられた偏光板90、および対向基板3に
透明接着材により貼り付けられた偏光板100とを有し
た液晶表示装置1に関して、以下に詳述する。なお、図
4のT部は、従来例の説明で使用した図7と同様なの
で、説明を省略する。まず、TFT基板2に貼り付けら
れた偏光板90は、図5に示すように、実施の形態例1
で説明した偏光板70と同様で、2色性を与える偏光素
子(沃素、染料)を配列、固定させている合成樹脂層、
例えばポリビニルアルコール(PVA)層である偏光層
91と、偏光層91の両側に透明な接着材で貼り付けら
れた、偏光層91の耐湿性、耐熱性および強度等を保持
させるための、合計膜厚が所定膜厚となる合成樹脂製透
明膜、例えばトリアセチルセルロース(TAC)製の、
膜厚約1mm程度の第1の透明膜92、およびTAC製
の、膜厚約1mmの第2の透明膜93により概略構成さ
れている。なお、偏光板90の第2の透明膜93表面に
は、図5に示すように、表面キズ等の発生を抑止するた
めの、クリアハードコート層94や、第2の透明膜93
の表面反射を抑止するための、反射防止膜95等を設け
ることが望ましい。
照して、本発明の特徴部分であるTFT基板2に透明接
着材で貼り付けられた偏光板90、および対向基板3に
透明接着材により貼り付けられた偏光板100とを有し
た液晶表示装置1に関して、以下に詳述する。なお、図
4のT部は、従来例の説明で使用した図7と同様なの
で、説明を省略する。まず、TFT基板2に貼り付けら
れた偏光板90は、図5に示すように、実施の形態例1
で説明した偏光板70と同様で、2色性を与える偏光素
子(沃素、染料)を配列、固定させている合成樹脂層、
例えばポリビニルアルコール(PVA)層である偏光層
91と、偏光層91の両側に透明な接着材で貼り付けら
れた、偏光層91の耐湿性、耐熱性および強度等を保持
させるための、合計膜厚が所定膜厚となる合成樹脂製透
明膜、例えばトリアセチルセルロース(TAC)製の、
膜厚約1mm程度の第1の透明膜92、およびTAC製
の、膜厚約1mmの第2の透明膜93により概略構成さ
れている。なお、偏光板90の第2の透明膜93表面に
は、図5に示すように、表面キズ等の発生を抑止するた
めの、クリアハードコート層94や、第2の透明膜93
の表面反射を抑止するための、反射防止膜95等を設け
ることが望ましい。
【0026】実施の形態例1の合成樹脂製透明板80の
代わりに、対向基板3に透明接着材により貼り付けられ
た偏光板100は、図5に示すように、実施の形態例1
で説明した偏光板70と同様で、2色性を与える偏光素
子(沃素、染料)を配列、固定させている合成樹脂層、
例えばPVA層である偏光層101と、偏光層101の
両側に透明な接着材で貼り付けられた、偏光層101の
耐湿性、耐熱性および強度等を保持させるための、合計
膜厚が所定膜厚となる合成樹脂製透明膜、例えばTAC
製の、膜厚約1mm程度の第1の透明膜102、および
TAC製の、膜厚約1mmの第2の透明膜103により
概略構成されている。なお、偏光板100の第2の透明
膜103表面には、表面キズ等の発生を抑止するため
の、クリアハードコート層104や、第2の透明膜10
3の表面反射を抑止するための、反射防止膜105等を
設けることが望ましい。
代わりに、対向基板3に透明接着材により貼り付けられ
た偏光板100は、図5に示すように、実施の形態例1
で説明した偏光板70と同様で、2色性を与える偏光素
子(沃素、染料)を配列、固定させている合成樹脂層、
例えばPVA層である偏光層101と、偏光層101の
両側に透明な接着材で貼り付けられた、偏光層101の
耐湿性、耐熱性および強度等を保持させるための、合計
膜厚が所定膜厚となる合成樹脂製透明膜、例えばTAC
製の、膜厚約1mm程度の第1の透明膜102、および
TAC製の、膜厚約1mmの第2の透明膜103により
概略構成されている。なお、偏光板100の第2の透明
膜103表面には、表面キズ等の発生を抑止するため
の、クリアハードコート層104や、第2の透明膜10
3の表面反射を抑止するための、反射防止膜105等を
設けることが望ましい。
【0027】また、上述した偏光板90の偏光層91を
挟む第1および第2の透明膜92、93の膜厚や、偏光
板100の偏光層101を挟む第1および第2の透明膜
102、103の膜厚としては、実施の形態例1の偏光
板70と同様に、50μm〜2mmとし、偏光板90の
第1および第2の透明膜92、93の合計膜厚や、偏光
板100の第1および第2の透明膜102、103の合
計膜厚としては、1mm〜3mmとすることが望まし
い。
挟む第1および第2の透明膜92、93の膜厚や、偏光
板100の偏光層101を挟む第1および第2の透明膜
102、103の膜厚としては、実施の形態例1の偏光
板70と同様に、50μm〜2mmとし、偏光板90の
第1および第2の透明膜92、93の合計膜厚や、偏光
板100の第1および第2の透明膜102、103の合
計膜厚としては、1mm〜3mmとすることが望まし
い。
【0028】上述した液晶表示装置1を用いた、表示画
像の拡大率の小さく、光源の光量が少ないプロジェクタ
の構成は、図8で説明した従来のプロジェクタ構成から
偏光板55を除去した構成となる。この様な従来のプロ
ジェクタから偏光板55を除去した構成を採れるのは、
光源の光量が少ないプロジェクタであるため、偏光板9
0、100が貼り付けられた液晶表示装置1であって
も、液晶表示装置1の温度上昇が少なく、液晶表示装置
1による画像表示動作上で問題が起こらないためであ
る。
像の拡大率の小さく、光源の光量が少ないプロジェクタ
の構成は、図8で説明した従来のプロジェクタ構成から
偏光板55を除去した構成となる。この様な従来のプロ
ジェクタから偏光板55を除去した構成を採れるのは、
光源の光量が少ないプロジェクタであるため、偏光板9
0、100が貼り付けられた液晶表示装置1であって
も、液晶表示装置1の温度上昇が少なく、液晶表示装置
1による画像表示動作上で問題が起こらないためであ
る。
【0029】上述した液晶表示装置の光入射側表面およ
び光出射側表面に付着したダストの、スクリーン57上
への投写像は、実施の形態例1の場合と同様に、ダスト
の投写像は輪郭がかなり不鮮明で、しかもコントラスト
もかなり低下した画像欠陥となるので、このダストによ
る画像欠陥は目立たなくなり、表示画像の画質低下が抑
えられる。
び光出射側表面に付着したダストの、スクリーン57上
への投写像は、実施の形態例1の場合と同様に、ダスト
の投写像は輪郭がかなり不鮮明で、しかもコントラスト
もかなり低下した画像欠陥となるので、このダストによ
る画像欠陥は目立たなくなり、表示画像の画質低下が抑
えられる。
【0030】また、上述した液晶表示装置1は、光入射
側に透明接着材により貼り付けられた偏光板100を有
するために、液晶表示装置1の対向基板3の製造工程
で、対向基板3の対向電極等が形成された面の反対側の
面に発生したキズが、対向基板3のガラスの屈折率と略
等しい屈折率を持つ透明接着材を使用して貼り付けるこ
とにより、対向基板3の上記表面のキズが透明接着材で
埋められ、スクリーン57上の表示画像の上記キズによ
る画像欠陥を殆ど目立たないようにすることができる。
更に、2枚の偏光板の主要材料が合成樹脂製であるた
め、液晶表示装置の重量増加を抑制することができる。
側に透明接着材により貼り付けられた偏光板100を有
するために、液晶表示装置1の対向基板3の製造工程
で、対向基板3の対向電極等が形成された面の反対側の
面に発生したキズが、対向基板3のガラスの屈折率と略
等しい屈折率を持つ透明接着材を使用して貼り付けるこ
とにより、対向基板3の上記表面のキズが透明接着材で
埋められ、スクリーン57上の表示画像の上記キズによ
る画像欠陥を殆ど目立たないようにすることができる。
更に、2枚の偏光板の主要材料が合成樹脂製であるた
め、液晶表示装置の重量増加を抑制することができる。
【0031】以上、本発明を2例の実施の形態例により
説明したが、本発明はこれらの実施の形態例に何ら限定
されるものではない。例えば、本発明の実施の形態例で
は、本発明の液晶表示装置を使用する、光学系を用いた
表示装置としてプロジェクタを採り上げて説明したが、
本発明の液晶表示装置を使用する、光学系を用いた表示
装置はカメラ一体型VTR用等のビューファインダであ
ってもよい。また、本発明の実施の形態例では、液晶表
示装置の光入射側表面と光出射側表面の両面に所定膜厚
の透明板又は所定膜厚の偏光板を貼り付けた液晶表示装
置について説明したが、所定膜厚の透明板又は所定膜厚
の偏光板を液晶表示装置の片側の表面のみに貼り付けた
液晶表示装置であってもよい。
説明したが、本発明はこれらの実施の形態例に何ら限定
されるものではない。例えば、本発明の実施の形態例で
は、本発明の液晶表示装置を使用する、光学系を用いた
表示装置としてプロジェクタを採り上げて説明したが、
本発明の液晶表示装置を使用する、光学系を用いた表示
装置はカメラ一体型VTR用等のビューファインダであ
ってもよい。また、本発明の実施の形態例では、液晶表
示装置の光入射側表面と光出射側表面の両面に所定膜厚
の透明板又は所定膜厚の偏光板を貼り付けた液晶表示装
置について説明したが、所定膜厚の透明板又は所定膜厚
の偏光板を液晶表示装置の片側の表面のみに貼り付けた
液晶表示装置であってもよい。
【0032】更に、本発明の実施の形態例では、偏光素
子(ヨウ素、染料)を配列、固定した合成樹脂層をPV
A層として説明したが、部分ホルマール化ポリビニルア
ルコール系層、エチレン・酢酸共重合体系部分ケンカ層
等の親水性高分子層であってもよい。また、本発明の実
施の形態例では、偏光板の合成樹脂製透明膜や合成樹脂
製の透明板をTACとして説明したが、ポリエステル系
樹脂、ポリエーテルサルホン系樹脂、ポリカーボネート
系樹脂、アクリル系樹脂等を用いてもよい。
子(ヨウ素、染料)を配列、固定した合成樹脂層をPV
A層として説明したが、部分ホルマール化ポリビニルア
ルコール系層、エチレン・酢酸共重合体系部分ケンカ層
等の親水性高分子層であってもよい。また、本発明の実
施の形態例では、偏光板の合成樹脂製透明膜や合成樹脂
製の透明板をTACとして説明したが、ポリエステル系
樹脂、ポリエーテルサルホン系樹脂、ポリカーボネート
系樹脂、アクリル系樹脂等を用いてもよい。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の液晶表示装置は、TFT基板と対向基板間に液晶層を
封入して形成される液晶表示装置の光入射側表面および
光出射側表面に所定板厚の合成樹脂製透明板又は偏光層
を挟む合成樹脂製透明膜の合計膜厚を所定膜厚とした偏
光板を貼り付けることで、光学系を用いた液晶表示装置
による画像表示時に、上述した液晶表示装置の表面に付
着したダストの投写像を、光学系による結像面上に不鮮
明な像として表示させることができ、ダストによる表示
画像への画像欠陥の影響を軽減することができる。ま
た、合成樹脂製透明板又は偏光板表面を液晶表示装置に
貼り合わせることで、液晶表示装置の製造工程で発生し
た、液晶層の反対側のTFT基板や対向基板表面キズに
よる表示画像の画像欠陥を低減することができる。更
に、透明板および偏光板の主要材料が合成樹脂製である
ため、液晶表示装置の重量増加を抑制することができ
る。従って、軽量で、表示画像への画像欠陥の影響を軽
減された、光学系を用いた表示装置に使用する液晶表示
装置の作製が可能となる。
の液晶表示装置は、TFT基板と対向基板間に液晶層を
封入して形成される液晶表示装置の光入射側表面および
光出射側表面に所定板厚の合成樹脂製透明板又は偏光層
を挟む合成樹脂製透明膜の合計膜厚を所定膜厚とした偏
光板を貼り付けることで、光学系を用いた液晶表示装置
による画像表示時に、上述した液晶表示装置の表面に付
着したダストの投写像を、光学系による結像面上に不鮮
明な像として表示させることができ、ダストによる表示
画像への画像欠陥の影響を軽減することができる。ま
た、合成樹脂製透明板又は偏光板表面を液晶表示装置に
貼り合わせることで、液晶表示装置の製造工程で発生し
た、液晶層の反対側のTFT基板や対向基板表面キズに
よる表示画像の画像欠陥を低減することができる。更
に、透明板および偏光板の主要材料が合成樹脂製である
ため、液晶表示装置の重量増加を抑制することができ
る。従って、軽量で、表示画像への画像欠陥の影響を軽
減された、光学系を用いた表示装置に使用する液晶表示
装置の作製が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施の形態例1の液晶表示装
置の概略断面図である。
置の概略断面図である。
【図2】図1のQ部の拡大図である。
【図3】プロジェクタに使用した液晶表示装置の光入射
側表面および光出射側表面のダストの投写像を説明する
図で、(a)は投写レンズによるダストのスクリーン上
への投写像を示す図、(b)は液晶表示装置の光出射側
表面の位置における光エネルギー分布図、(c)は液晶
表示装置の光入射側表面の位置における光エネルギー分
布と、液晶層の位置における光エネルギー分布とを示す
図、(d)はスクリーン上の位置での光エネルギー分布
図である。
側表面および光出射側表面のダストの投写像を説明する
図で、(a)は投写レンズによるダストのスクリーン上
への投写像を示す図、(b)は液晶表示装置の光出射側
表面の位置における光エネルギー分布図、(c)は液晶
表示装置の光入射側表面の位置における光エネルギー分
布と、液晶層の位置における光エネルギー分布とを示す
図、(d)はスクリーン上の位置での光エネルギー分布
図である。
【図4】本発明を適用した実施の形態例2の液晶表示装
置の概略断面図である。
置の概略断面図である。
【図5】図4のS部の拡大図である。
【図6】従来の液晶表示装置の概略断面図である。
【図7】図6のP部の拡大図である。
【図8】従来の液晶表示装置を用いたプロジェクタの概
略構成図である。
略構成図である。
【図9】プロジェクタに使用した従来の液晶表示装置の
光出射側表面のダストの投写像を説明する図で、(a)
は投写レンズによるダストのスクリーン上への投写像を
示す図、(b)は液晶表示装置の光出射側表面の位置に
おける光エネルギー分布図、(c)は投写レンズによる
ダストの結像面における光エネルギー分布と、スクリー
ン上の位置での光エネルギー分布とを示す図である。
光出射側表面のダストの投写像を説明する図で、(a)
は投写レンズによるダストのスクリーン上への投写像を
示す図、(b)は液晶表示装置の光出射側表面の位置に
おける光エネルギー分布図、(c)は投写レンズによる
ダストの結像面における光エネルギー分布と、スクリー
ン上の位置での光エネルギー分布とを示す図である。
【図10】プロジェクタに使用した従来の液晶表示装置
の光入射側表面のダストの投射像を説明する図で、
(a)は集光レンズおよび偏光板を通した光によるダス
トの液晶層への投射像を示す図、(b)は液晶表示装置
の光入射側表面の位置における光エネルギー分布と、液
晶層の位置における光エネルギー分布とを示す図であ
る。
の光入射側表面のダストの投射像を説明する図で、
(a)は集光レンズおよび偏光板を通した光によるダス
トの液晶層への投射像を示す図、(b)は液晶表示装置
の光入射側表面の位置における光エネルギー分布と、液
晶層の位置における光エネルギー分布とを示す図であ
る。
1…液晶表示装置、2…TFT基板、3…対向基板、4
…液晶層、5…リード部、6…外枠部、10…偏光板、
21…石英ガラス基板、22…画素電極、23…TF
T、24…付加容量、25,34…配向膜、31…ガラ
ス基板、32…カラーフィルタ、33…対向電極、50
…光源、51…ハロゲンランプ、52…リフレクタ、5
3…フィルタ、54…集光レンズ、55,70,90,
100…偏光板、56…投写レンズ、57…スクリー
ン、71,91,101…偏光層、72,92,102
…第1の透明膜、73,93,103…第2の透明膜、
74,81,94,104…クリアハードコート層 、
75,82,95,105…反射防止膜、80…透明板
…液晶層、5…リード部、6…外枠部、10…偏光板、
21…石英ガラス基板、22…画素電極、23…TF
T、24…付加容量、25,34…配向膜、31…ガラ
ス基板、32…カラーフィルタ、33…対向電極、50
…光源、51…ハロゲンランプ、52…リフレクタ、5
3…フィルタ、54…集光レンズ、55,70,90,
100…偏光板、56…投写レンズ、57…スクリー
ン、71,91,101…偏光層、72,92,102
…第1の透明膜、73,93,103…第2の透明膜、
74,81,94,104…クリアハードコート層 、
75,82,95,105…反射防止膜、80…透明板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G09F 9/35 320 G09F 9/35 320
Claims (5)
- 【請求項1】 光学系を用いた表示装置に用いる液晶表
示装置において、 液晶表示装置の光入射側表面および光出射側表面の内、
少なくとも一方の表面に所定板厚の合成樹脂製透明板お
よび偏光層を挟む合成樹脂製透明膜の合計膜厚を所定膜
厚とした偏光板の内、何れか一方を貼り付けたことを特
徴とする液晶表示装置。 - 【請求項2】 前記合成樹脂製透明板の所定板厚D
1 は、1mm≦D1 ≦3mmであることを特徴とする、
請求項1に記載の液晶表示装置。 - 【請求項3】 前記偏光板の前記偏光層を挟む前記合成
樹脂製透明膜の合計膜厚としての所定膜厚D2 は、1m
m≦D2 ≦3mmであることを特徴とする、請求項1に
記載の液晶表示装置。 - 【請求項4】 前記液晶表示装置の光入射側表面に所定
板厚の前記合成樹脂製透明板を貼り付け、前記液晶表示
装置の光出射側表面に前記偏光層を挟む前記合成樹脂製
透明膜の合計膜厚を所定膜厚とした前記偏光板を貼り付
けたことを特徴とする、請求項1に記載の液晶表示装
置。 - 【請求項5】 前記液晶表示装置の光入射側表面および
光出射側表面に前記偏光層を挟む前記合成樹脂製透明膜
の合計膜厚を所定膜厚とした前記偏光板を貼り付けたこ
とを特徴とする、請求項1に記載の液晶表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10007972A JPH11202324A (ja) | 1998-01-19 | 1998-01-19 | 液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10007972A JPH11202324A (ja) | 1998-01-19 | 1998-01-19 | 液晶表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11202324A true JPH11202324A (ja) | 1999-07-30 |
Family
ID=11680387
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10007972A Pending JPH11202324A (ja) | 1998-01-19 | 1998-01-19 | 液晶表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11202324A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005234254A (ja) * | 2004-02-20 | 2005-09-02 | Stanley Electric Co Ltd | 液晶表示装置およびその製造方法 |
JP2007206723A (ja) * | 1998-12-04 | 2007-08-16 | Seiko Epson Corp | 電気光学パネル、電気光学パネルモジュール及び投射型表示装置 |
JP2013152465A (ja) * | 2013-02-01 | 2013-08-08 | Japan Display Inc | 液晶表示装置および表示装置 |
CN108027530A (zh) * | 2015-07-29 | 2018-05-11 | 夏普株式会社 | 具有均匀的内嵌式延迟器的阳光下可读的lcd |
-
1998
- 1998-01-19 JP JP10007972A patent/JPH11202324A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007206723A (ja) * | 1998-12-04 | 2007-08-16 | Seiko Epson Corp | 電気光学パネル、電気光学パネルモジュール及び投射型表示装置 |
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JP4614200B2 (ja) * | 2004-02-20 | 2011-01-19 | スタンレー電気株式会社 | ノーマリブラック垂直配向型液晶表示装置およびその製造方法 |
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