JPH11201341A - 耐圧ホース - Google Patents

耐圧ホース

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JPH11201341A
JPH11201341A JP10018254A JP1825498A JPH11201341A JP H11201341 A JPH11201341 A JP H11201341A JP 10018254 A JP10018254 A JP 10018254A JP 1825498 A JP1825498 A JP 1825498A JP H11201341 A JPH11201341 A JP H11201341A
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JP
Japan
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hose
reinforcing
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tube
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Isamu Nishida
勇 西田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐圧ホースの耐圧性や折れにくさを保ちなが
ら、可撓性を向上させること。また、床面や、ホースに
対する摩擦を低減して、作業性を良くすること。 【解決手段】 軟質合成樹脂からなる内層チューブ1
と、内層チューブ1の外周に螺旋状に巻き付けた硬質合
成樹脂からなる補強線材2と、補強線材2の外周に非接
着状態で被覆するモノフィラメント4をクロス状に編ん
だ補強外層3とからなり、上記補強線材2の螺旋ピッチ
間において、内層チューブ1の外周が外側に膨らんだ部
分1aを備えている。ホース内部が高圧になると、内層
チューブ1の部分1aが、さらに外側に膨らんで、補強
外層3に接して補強される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、可撓性があっ
て、潰れにくく、折れにくい耐圧ホースに関する。
【0002】
【従来の技術】可撓性があって、折れにくい耐圧ホース
として、図4に示すようなホースhがある。このホース
hは、ポリアミド樹脂製の内層チューブ11の外側に、
ポリエステル繊維を編み込んで形成したブレード12を
積層した補強層13を設け、その外側に軟質塩化ビニル
の外層14を接着固定したものである。このホースh
は、上記補強層13や、外層14を設けることによっ
て、耐圧性を高めている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなホースh
は、耐圧性や折れにくさは満足しているが、可撓性ある
いは柔軟性は充分ではない。その理由は次のとおりであ
る。ホースhの耐圧性や折れにくさを得るために、ブレ
ード12を二重、三重に積層している。そのため、補強
層13の剛性が高くなり、ホースhは、当然、曲りにく
くなる。外層14は、軟質樹脂製でも、延びにくいブレ
ード12に接着固定され、一体化しているので、ホース
h全体の剛性が高くなり、十分な可撓性あるいは柔軟性
を得ることは難しかった。かりに、柔軟性を向上させる
ために、内層チューブ11や外層チューブ14の肉厚を
薄くすれば、その分折れやすくなってしまう。また、ホ
ースhは外層チューブ14が軟質樹脂製のため、対床面
や、ホース同士間の摩擦が大きくて、滑りにくい。その
ため、長いホースを引き回して作業する場合や、リール
に巻き取る場合の作業性が悪い。この発明の課題は、耐
圧ホースの耐圧性や折れにくさを保ちながら、可撓性を
向上させることである。さらに、床面や、ホースに対す
る摩擦を低減して、作業性を良くすることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、軟質合成樹
脂からなる内層チューブと、この内層チューブの外周に
螺旋状に巻き付けた硬質合成樹脂からなる補強線材と、
この補強線材の外周に非接着状態で被覆するモノフィラ
メントをクロス状に編んだ補強外層とからなり、上記補
強線材の螺旋ピッチ間において、内層チューブの外周が
外側に膨らんだ状態を維持していることを特徴とする。
上記のように、内層チューブが、補強線材のピッチ間で
外側に膨らんで、たるんだようになっているので、さら
に柔軟性が大きくなる。また、ホース内部が高圧になる
と、内層チューブが、補強線材のピッチ間でさらに外側
に膨らんで、補強外層に接する。したがって、内層チュ
ーブは、補強外層によって補強され、高圧に耐えること
ができる。
【0005】
【発明の実施の形態】図1〜図3に示す実施例の耐圧ホ
ースHは、内層チューブ1の外周に螺旋状に補強線材2
を巻き付け、さらに外側に、補強外層3を設けている。
上記内層チューブ1は、軟質樹脂製で、柔軟性および伸
縮性を備えている。そして、補強線材2のピッチ間にお
いて、内層チューブ1は、少し外側に膨らんだたるみを
持っている。また、補強線材2は、硬質樹脂製であり、
内層チューブに固定されている。さらに、補強外層3
は、モノフィラメント4をクロス状に編んで形成し、補
強線材2とは非接着状態である。そして、このモノフィ
ラメント4は、合成樹脂製で、ある程度の剛性と引っ張
り強度とを備えたものである。
【0006】補強外層3の内周面は、非接着状態で補強
線材2と接触しているので、補強外層3の内面と補強線
材2との間には滑りが生じる。通常、補強外層3の内周
面は、内層チューブ1とは接触していないで、補強線材
2だけと接触している。そのため、接触面積が小さく、
補強外層3と補強線材2との間の滑り性は良い。その結
果、耐圧ホースHの可撓性が高くなる。また、クロス状
に編んだモノフィラメント4間も互いに滑り易くなって
いるので、耐圧ホースHが曲ると、その編み目がずれる
ことにより、補強外層3が耐圧ホースHの曲がりに沿っ
て曲ることができる。つまり、補強外層3が耐圧ホース
Hの可撓性を妨げることはない。さらに、上記内層チュ
ーブ1は、補強線材2のピッチ間のたるみによって、柔
軟性が高くなるので、耐圧ホースHは、このようなたる
みのない場合と比べて、より柔軟性が高まる。このよう
な耐圧ホースHは、補強線材2および補強外層3のおか
げで、折れにくさという点で優れている。さらに、螺旋
状の補強線材2を備えたことで、押し潰されにくくなっ
た。
【0007】この耐圧ホースH内が高圧になった場合に
は、図2に示すように補強線材2のピッチ間に対応する
内層チューブの部分1aが延びて、外側に膨らむ。この
とき、内層チューブ1は、補強線材2のピッチ間におい
て、初めからたるんでいるので、内部が高圧になって外
側に膨らむと、膨らんだ部分1aは、すぐに補強外層3
に接触する。この補強外層3は、内層チューブ1に比べ
て、格段の剛性と引っ張り強度とを備えている。そのた
め、この補強外層3が内層チューブ1を外側から押える
ことで、高耐圧性が得られる。補強線材2のピッチ間の
部分1aは、伸び易く、そのままでは、伸び過ぎて破裂
するなど耐圧性が不十分な部分であるが、伸び過ぎる前
に補強外層3に接触し、耐圧性が付与される。しかも、
通常では、内層チューブ1と補強外層3との間には、中
空部があるため、同じ内外径で中空部のないホースと比
べて、軽くなるとともに可撓性が高い。
【0008】また、この耐圧ホースHは、モノフィラメ
ント4をクロス状にして構成した補強外層3や、補強線
材2を備えているため、内面に中空部があっても外形断
面は真円を保つことになる。耐圧ホースHの断面が変形
して、床面や、ホース同士との接触面積が大きくなるよ
うなことはない。そのうえ、上記補強外層3は、断面の
直径が数100μmのモノフィラメント4によって構成
されている。そして、複数のモノフィラメント4をクロ
ス状にして構成しているので、補強外層3の外周面、す
なわち耐圧ホースHの外周面は、図3に示すように、凹
凸になっている。このため、床面や、ホース同士の接触
が点接触となり、滑り性の良いホースとなる。上記のよ
うに、補強線材2と補強外層3とによって、耐圧性を向
上させることができるので、内層チューブ1の肉厚を従
来のものよりも、薄くすることができる。内層チューブ
1の肉厚を薄くすれば、その分耐圧ホースHの軽量化が
できるとともに、柔軟性も向上する。
【0009】なお、この実施例では、樹脂製のモノフィ
ラメント4を用いたが、材質は樹脂に限らず、FRP線
や、炭素繊維等を用いることもできる。特に、剛性や引
っ張り強度の高いフィラメントを用いれば、折れにくさ
や、耐圧性を得られる。また、モノフィラメントの外径
や、断面形状、クロスの編み方なども、使用圧力や、内
層チューブ径などに応じて選択すれば良い。つまり、要
求される性能や、コストなどを考慮して、最適な材質や
形状を選ぶことになる。
【0010】
【発明の効果】この発明の耐圧ホースは、補強線材と補
強外層とによって、十分な折れにくさと、耐圧性とを備
えている。ホース内部が高圧になると、内層チューブ
が、補強線材のピッチ間で外側に膨らんで、補強外層に
接するので、補強外層によって補強され、高圧に耐える
ことができる。また、補強線材を備えたことにより、押
し潰されにくいホースとなる。このため、内層チューブ
の肉厚を従来よりも薄くすることができ、折れにくさや
耐圧性を保ったままで、可撓性および柔軟性を向上させ
るとともに軽量化することができる。特に、補強外層を
補強線材に接着していないので、ホースが曲ると補強外
層と補強線材との間に滑りが生じる。したがって、可撓
性が向上する。さらに、内層チューブが、補強線材のピ
ッチ間で外側に膨らんで、たるんだようになっているの
で、より柔軟性が向上する。また、補強外層をクロス状
に編んだモノフィラメントで構成したので、外周面に凹
凸ができ、ホースの滑り性が向上する。したがって、ホ
ースを床面で引っ張ったり、リールに巻き取ったりする
場合にも作業性が良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の耐圧ホースの構成を表わす部分断面
図である。
【図2】本実施例の断面図で内部が高圧になった状態を
表わした図である。
【図3】図1のIII−III線断面図である。
【図4】従来例の断面図である。
【符号の説明】
H 耐圧ホース 1 内層チューブ 2 補強線材 3 補強外層 4 モノフィラメント

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軟質合成樹脂からなる内層チューブと、
    この内層チューブの外周に螺旋状に巻き付けた硬質合成
    樹脂からなる補強線材と、この補強線材の外周に非接着
    状態で被覆するモノフィラメントをクロス状に編んだ補
    強外層とからなり、上記補強線材の螺旋ピッチ間におい
    て、内層チューブの外周が外側に膨らんだ状態を維持し
    ていることを特徴とする耐圧ホース。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003004175A (ja) * 2001-06-21 2003-01-08 Kuraray Plast Co Ltd キンク防止耐圧フレキシブルホース
JP2006194430A (ja) * 2004-12-17 2006-07-27 Kanaflex Corporation 耐圧ホース
JP2007205503A (ja) * 2006-02-03 2007-08-16 Kuraray Plast Co Ltd 断熱二重管

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JP2003004175A (ja) * 2001-06-21 2003-01-08 Kuraray Plast Co Ltd キンク防止耐圧フレキシブルホース
JP2006194430A (ja) * 2004-12-17 2006-07-27 Kanaflex Corporation 耐圧ホース
JP2007205503A (ja) * 2006-02-03 2007-08-16 Kuraray Plast Co Ltd 断熱二重管

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