JPH11200817A - 水素分離型火力発電システム - Google Patents
水素分離型火力発電システムInfo
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- JPH11200817A JPH11200817A JP52798A JP52798A JPH11200817A JP H11200817 A JPH11200817 A JP H11200817A JP 52798 A JP52798 A JP 52798A JP 52798 A JP52798 A JP 52798A JP H11200817 A JPH11200817 A JP H11200817A
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- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E20/00—Combustion technologies with mitigation potential
- Y02E20/16—Combined cycle power plant [CCPP], or combined cycle gas turbine [CCGT]
Landscapes
- Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
Abstract
る膨大な量のCO2を効率良く、かつ経済的に回収す
る。 【解決手段】 天然ガスを改質して水素と二酸化炭素等
とから成る改質ガスにする改質手段と改質ガスから水素
を分離する水素分離手段とを一体化して天然ガスの改質
と水素の分離とを並行して行う改質分離装置4と、水素
を燃料として発電を行う水素発電手段5と、水素が分離
された残りの改質ガスを酸素により燃焼して発電を行う
二酸化炭素発電手段6とを備える。
Description
然ガス(以下「LNG」と表記する)を用いる火力発電
所のガスタービンから排出される燃焼排ガス中の二酸化
炭素を回収する火力発電システムに関する。更に詳述す
ると、本発明は天然ガスを改質して水素を分離すること
により残りの改質ガスから二酸化炭素を回収する水素分
離型火力発電システムに関する。
よる地球の温暖化現象が世界的な問題となっており、全
世界的にその削減が求められている。日本において発生
するCO2 の約3割は火力発電所からのもので、電気事
業としても今後CO2 による地球温暖化問題については
有効な対応が迫られている。
は膨大な量にのぼり、これを環境保全の点からも効率的
かつ経済的に回収する方式についての報告は従来ほとん
どされていない。従来一般的なCO2 の回収方法として
は、化学吸収法や物理吸着法、膜分離法、水酸化カルシ
ウムによる沈澱法などが挙げられる。例えば、ゼオライ
ト系吸着剤を用い、その圧力によるガス吸着率の差異を
利用して特定のガスを分離する圧力変動CO2 分離装置
の採用よってCO2 を全量回収することが考えられる。
の方法は比較的小規模の装置においてCO2 を取除く場
合のもので、火力発電所から排出される膨大な燃焼ガス
中の数%のCO2 を回収し、固定化するには経済的観点
から必ずしも現実的でない。すなわち、排ガス中の低濃
度のCO2 を回収するためには、大規模なCO2 回収装
置を付加する必要があるので、所要動力の上昇による送
電電力量の減少と発電コストの大幅な上昇を伴ってしま
う。
動CO2分離装置(PSA CO2 )を用いて回収する
場合、吸着作業を繰返して濃度を高めなければならない
ことから、設備費が増大し、経済的に見てかなり難しい
ものとなる。
は、化石燃料の燃焼排ガスからCO 2 を分離回収するも
のであるため、技術的には可能であっても経済的な不利
益が大きくなってしまう。
力発電所から排出される膨大な量のCO2 を効率良く、
かつ経済的に回収する火力発電システムを提供すること
を目的とする。
め、請求項1の水素分離型火力発電システムは、天然ガ
スを改質して水素と二酸化炭素等とから成る改質ガスに
する改質手段と改質ガスから水素を分離する水素分離手
段とを一体化して天然ガスの改質と水素の分離とを並行
して行う改質分離装置と、水素を燃料として発電を行う
水素発電手段と、水素が分離された残りの改質ガスを酸
素により燃焼して発電を行う二酸化炭素発電手段とを備
えるようにしている。
が分離された残りの改質ガスを酸素により燃焼して発電
を行っているので、その排ガスをCO2 とH2 Oにする
ことができる。このため、H2 Oを除去するだけでCO
2 の回収を容易に行うことができるようになる。そし
て、天然ガスを改質せずにそのまま燃焼させたときに発
生する膨大な量の排ガス中からCO2 を回収する必要が
無くなるので、CO2 を高効率かつ低コストで容易に回
収できるようになる。また、水素発電手段の他に二酸化
炭素発電手段によっても発電を行うことができるので、
熱損失を抑えることができる。
しているので、天然ガスの改質と並行して改質ガス中の
水素を水素分離手段により改質反応系の外に出すことが
できる。このため、改質反応が促進されるので、改質温
度を従来の850〜950℃から450〜500℃に下
げることができる。これにより、改質手段と水素分離手
段との間で改質ガスを冷却する必要が無くなって熱損失
を抑えることができると共に設備の簡易化を図ることが
できる。
ステムでは、水素発電手段は、改質分離装置と一体化す
ると共に水素を燃焼させる水素燃焼器と、この水素燃焼
器からの燃焼ガスにより作動するガスタービンと、この
ガスタービンの作動により発電を行う発電機とを備える
ようにしている。
一体化させていると共に、改質手段と水素分離手段とを
一体化して改質反応を促進させて改質温度を従来よりも
下げているので、天然ガスの改質に要する熱を水素の燃
焼から直接得ることができる。これにより、改質手段を
加熱する熱源を別個に設ける必要がないので、熱損失を
抑えることができると共に設備の簡易化を図ることがで
きる。しかも、これら改質分離装置及び水素燃焼器を水
素分離型火力発電システムの一要素として扱うことがで
きる。
テムは、ガスタービンからの排ガスの顕熱を回収する排
熱回収ボイラと、排熱回収ボイラで排ガスと熱交換を行
うことにより発電を行う複合発電手段とを備えるように
している。したがって、水素を燃焼してガスタービンを
作動させると共にその排ガスの顕熱により複合発電手段
を作動させるので、複合発電を行うことができ熱損失を
抑えることができる。
ステムは、ガスタービンからの排ガスの顕熱を回収する
排熱回収ボイラと、排熱回収ボイラで排ガスと熱交換を
行うことによりガスタービンの作動流体の一部となる水
蒸気を発生させる作動水蒸気発生手段とを備えるように
している。したがって、ガスタービンでの作動流体の一
部となる水蒸気を発生させる熱源を別個に設ける必要が
ないので、熱損失を抑えることができると共に設備の簡
易化を図ることができる。
テムでは、水素発電手段は、水素を燃焼させる水素燃焼
器と、この水素燃焼器からの燃焼ガスにより作動するガ
スタービンと、このガスタービンの作動により発電を行
う発電機とを備える一方、ガスタービンからの排ガスの
顕熱を回収する排熱回収ボイラを備えて、尚かつ改質分
離装置は排熱回収ボイラに組み込まれているようにして
いる。
ラに組み込んでいると共に、改質手段と水素分離手段と
を一体化して改質反応を促進させて改質温度を従来より
も下げているので、天然ガスの改質に要する熱をガスタ
ービンの排ガスから直接得ることができる。これによ
り、改質手段を加熱する熱源を別個に設ける必要がない
ので、熱損失を抑えることができると共に設備の簡易化
を図ることができる。
テムは、排熱回収ボイラで排ガスと熱交換を行うことに
より発電を行う複合発電手段を備えるようにしている。
したがって、水素を燃焼してガスタービンを作動させる
と共にその排ガスの顕熱により複合発電手段を作動させ
るので、複合発電を行うことができ熱損失を抑えること
ができる。
ステムは、排熱回収ボイラで排ガスと熱交換を行うこと
によりガスタービンの作動流体の一部となる水蒸気を発
生させる作動水蒸気発生手段を備えるようにしている。
したがって、ガスタービンでの作動流体の一部となる水
蒸気を発生させる熱源を別個に設ける必要がないので、
熱損失を抑えることができると共に設備の簡易化を図る
ことができる。
テムは、排熱回収ボイラで排ガスと熱交換を行うことに
より天然ガスの改質に使用する水蒸気を発生させる改質
水蒸気発生手段を備えるようにしている。したがって、
天然ガスの改質に使用する水蒸気を発生させる熱源を別
個に設ける必要がないので、熱損失を抑えることができ
ると共に設備の簡易化を図ることができる。
実施形態に基づいて詳細に説明する。この水素分離型火
力発電システム1は、図1に示すように天然ガス(以
下、「NG」と表記する)を改質して水素と二酸化炭素
等とから成る改質ガスにする改質手段2と改質ガスから
水素を分離する水素分離手段3とを一体化して天然ガス
の改質と水素の分離とを並行して行う改質分離装置4
と、水素を燃料として発電を行う水素発電手段5と、水
素が分離された残りの改質ガスを酸素により燃焼して発
電を行う二酸化炭素発電手段6とを備えている。二酸化
炭素発電手段6では水素が分離された残りの改質ガスを
酸素により燃焼して発電を行っているので、その排ガス
をCO2 とH2 Oにすることができる。これにより、天
然ガスを改質せずにそのまま燃焼させたときに発生する
膨大な量の排ガス中からCO2 を回収する必要が無くな
るので、CO2 を高効率かつ低コストで容易に回収でき
るようになる。
分離膜から成る管形状としている。この水素分離手段3
は、無機多孔質のセラミック製の管の表面上に薄い緻密
なセラミック層を焼結して形成されて、例えば多孔質セ
ラミック管またはパラジウムの薄膜管あるいはストロン
チウムやセシウム等の水素イオンを透過するプロトン導
電物質で形成されている。そして、水素分離手段3の外
部を流通する改質ガスの水素が水素分離膜を透過して水
素分離手段3の内側に入り込む。また、水素分離手段3
の上流側からは窒素を流し込む。この窒素は水素分離手
段3の内部に溜まった水素を下流側に押し流して改質ガ
スから水素を引き込むいわゆる掃引ガス(sweep gas )
となる。よって、水素分離手段3の内部に高濃度の水素
が溜まることはないので、水素を分離する効率を常に良
好なものに維持できる。
管7が設けられている。改質手段2は、ニッケルベース
の粒状物であり受熱管7と水素分離手段3との間に充填
されている。よって、改質分離装置4の上流側から受熱
管7の内側かつ水素分離手段3の外側にNG及び水蒸気
を送り込むことにより、これらの気体は改質手段2によ
って一酸化炭素,水素,二酸化炭素,水蒸気,メタンに
改質される。そして、この改質ガスのうち、水素が水素
分離膜を透過して水素分離手段3の内側で流通する。ま
た、受熱管7の内側の水素分離手段3の外側には水素以
外の改質ガスが流通する。さらに、本実施形態では、改
質手段2の好ましい改質温度及び水素分離手段3の好ま
しい分離温度がいずれも約500℃となるようにしてい
る。但し、この温度に限られないのは勿論であるが、水
素の劣化を防止するために700℃以下とすることが望
ましい。
離手段3の他に、図3及び図4に示すように多数の受熱
管7の全体の周囲を覆う胴体8と、改質手段2の上流側
に設けられて受熱管7が開口するNG供給室9と、NG
供給室9に連結されたNG供給管10と、NG供給室9
を貫通する水素分離手段3の上流側に設けられて水素分
離手段3が開口する掃引ガス供給室50と、掃引ガス供
給室50に連結された掃引ガス供給管51と、改質手段
2の下流側に設けられて受熱管7が開口する非透過ガス
排出室11と、非透過ガス排出室11に連結された非透
過ガス排出管12と、非透過ガス排出室11を貫通する
水素分離手段3の下流側に設けられて水素分離手段3が
開口する水素排出管13とを備えている。
NG及び水蒸気は全て改質手段2に送り込まれて改質さ
れて改質ガスとなる。改質ガスの水素は水素分離手段3
で分離されてその内側に流れ込む。また、掃引ガス供給
管51から導入された掃引ガスである窒素は、掃引ガス
供給室50を経て水素分離手段3に送り込まれて内部の
水素を下流側に押し流して大部分を水素排出管13に送
り込む。水素を除いた改質ガスは、非透過ガス排出室1
1を経て非透過ガス排出管12から排出される。
化すると共に水素を燃焼させる水素燃焼器14と、この
水素燃焼器14からの燃焼ガスにより作動するガスター
ビン15と、このガスタービン15の作動により発電を
行う発電機16とを備えるようにしている。
50の上流側に隣接して設けられた第1燃焼室17と、
第1燃焼室17に開口した第1水素燃焼ノズル18と、
第1水素燃焼ノズル18に連結された空気供給管19
と、一部の水素分離手段3の下流部が受熱管7の内部で
Uターンして上流側に突出して第1水素燃焼ノズル18
に連結する水素流通管20と、胴体8の内部で受熱管7
の外部の空間(以下、胴体内空間21という)と第1燃
焼室17とを連結する上流側連通管22と、胴体内空間
21と水素排出管13とを連結する下流側連通管23
と、水素排出管13からの水素及び掃引ガスと燃焼ガス
を噴き出す第2水素燃焼ノズル24と、第2水素燃焼ノ
ズル24から噴き出す水素及び掃引ガスと燃焼ガスが燃
焼する第2燃焼室25とを備えている。
水素分離手段3からの水素が第1水素燃焼ノズル18に
供給される。そして、第1水素燃焼ノズル18からは空
気供給管19からの空気と水素流通管20からの水素及
び窒素とが別個に噴き出す。この空気は高温であるため
第1燃焼室17で水素が混合して燃焼する。この燃焼ガ
スは上流側連通管22を経て胴体内空間21で受熱管7
を加熱する。そして、胴体内空間21を流通した燃焼ガ
ス及び掃引ガスは下流側連通管23により水素排出管1
3に送り込まれる。水素排出管13からの水素及び掃引
ガスと燃焼ガスは第2水素燃焼ノズル24から噴き出し
て第2燃焼室25で燃焼する。
との間に改質分離装置4を配置することにより水素燃焼
器14と改質分離装置4とが一体化しているので、NG
の改質に要する熱を水素の燃焼から直接得ることができ
る。これにより、改質分離装置4を加熱して作動温度
(例えば500℃)に維持するための熱源を別個に設け
る必要がないので、熱損失を抑えることができると共に
設備の簡易化を図ることができる。
に水素が分離された残りの改質ガスに酸素を加えて燃焼
させる後置燃焼器43と、この後置燃焼器43からの燃
焼ガスにより作動して発電機16を作動させる二酸化炭
素タービン44とを備えている。このため、水素が分離
された残りの改質ガス、即ち一酸化炭素,二酸化炭素,
水蒸気,メタンに酸素を加えて後置燃焼器43で燃焼さ
せるので、その排ガスをCO2 とH2 Oにすることがで
きる。これにより、天然ガスをそのまま燃焼させたとき
に発生する膨大な量の排ガス中からCO2 を回収する必
要が無くなるので、CO2 を容易かつ低コストで高効率
に回収できるようになる。また、後置燃焼器43からの
燃焼ガスにより二酸化炭素タービン44を作動させて複
合発電を行うことができるので、熱損失を抑えることが
できる。
は、LNGが導入されるLNG−CO2 熱交換器26
と、LNG−CO2 熱交換器26からのNGが導入され
るNG−CO2 熱交換器27と、ガスタービン15から
の排ガスの顕熱を回収する排熱回収ボイラ28と、排熱
回収ボイラ28からの排ガスが導入される復水器29
と、復水器29からの排ガスが排出される煙突30と、
復水器29で再生されたH 2 OをNGの改質用の水蒸気
にする改質水蒸気発生手段45と、ガスタービン15の
駆動軸31の回転により駆動される空気圧縮機32と、
排熱回収ボイラ28からの蒸気を利用する複合発電手段
33とを備えている。
再生されたH2 Oを排熱回収ボイラ28で排ガスと熱交
換を行うことによりNGの改質に使用する水蒸気を発生
させる。この改質水蒸気発生手段45は、排熱回収ボイ
ラ28及びNG−CO2 熱交換器27とこれらの内部を
通過する管路とから成る。そして、復水器29で再生さ
れたH2 Oは送水器39により排熱回収ボイラ28の下
流部に送り込まれて排ガスと熱交換して加熱される。こ
のH2 OはLNG−CO2 熱交換器26からのNGと混
合してNG−CO2 熱交換器27で加熱される。さら
に、これらH2 OとNGは排熱回収ボイラ28の中流部
に送り込まれて排ガスと熱交換して加熱される。これに
より、これらH2 OはNGの改質用の水蒸気となる。
からの蒸気により作動する蒸気タービン34と、蒸気タ
ービン34からの蒸気を液化する復水器35と、復水器
35からの水を送り出す送水器37と、送水器37から
の水を脱気する脱気器36と、脱気器36からの水を排
熱回収ボイラ28に導入する送水器38とを備えてい
る。このため、複数のタービン15,44,34により
複合発電を行うことができるので、熱損失を抑えること
ができる。
LNGを燃焼させて発電を行う工程を以下に説明する。
されたLNGは、LNG−CO2 熱交換器26に導入さ
れて本システム1から排出されるCO2 と熱交換して加
熱されてNGとなる。一方、排熱回収ボイラ28により
排出された排ガスからH2 Oを復水器29で再生する。
そして、このH2 Oを送水器39で送り出して排熱回収
ボイラ28の下流部で排ガスと熱交換して加熱した後、
LNG−CO2 熱交換器26からのNGと混合してい
る。
換器27に導入されて二酸化炭素タービン44からの排
ガスと熱交換して加熱される。さらに、このNGとH2
Oは、排熱回収ボイラ28の中流部で排ガスと熱交換し
て加熱される。このNGとH 2 Oが、改質分離装置4の
NG供給管10を通してNG供給室9に供給される。本
実施形態では、このときのNGとH2 Oの温度を約50
0℃となるようにしている。これにより、改質分離装置
4での改質及び分離を高効率に行うことができる。
受熱管7の内部に入り込んで改質手段2に触れる。これ
により、NGとH2 Oが一酸化炭素,水素,二酸化炭
素,水蒸気,メタンに改質される。この改質ガスのう
ち、水素は水素分離手段3により分離されて水素分離手
段3の内部に送り込まれる。
掃引ガスは、掃引ガス供給室50から水素分離手段3に
送り込まれて内部の水素を下流側に押し流して大部分を
水素排出管13に送り込む。水素排出管13に送り込ま
れた水素は第2水素燃焼ノズル24に送られる。
分離された水素は、水素流通管20を経て第1水素燃焼
ノズル18に供給される。一方、ガスタービン15の作
動により空気圧縮機32が作動して圧縮空気を生成す
る。この圧縮空気は空気供給管19を経て第1水素燃焼
ノズル18に供給される。よって、第1水素燃焼ノズル
18から第1燃焼室17に水素及び掃引ガスと圧縮空気
とが別個に噴き出して混合して燃焼する。この燃焼ガス
は上流側連通管22により胴体内空間21に案内されて
受熱管7を外部から加熱する。これにより、NGとH2
Oの改質に必要な温度(例えば500℃)に改質分離装
置4を維持することができる。
内空間21から下流側連通管23を経て水素排出管13
に供給される。そして、水素と燃焼ガス及び掃引ガスが
混合して第2水素燃焼ノズル24から第2燃焼室25に
噴出して燃焼する。この燃焼による燃焼ガスはガスター
ビン15に供給される。これにより、ガスタービン15
が作動して発電機16で発電される。ガスタービン15
からの排ガスは排熱回収ボイラ28に送られて各種の熱
交換により放熱される。排熱回収ボイラ28から送り出
された排ガスは復水器29でH2 Oの一部を復水する。
そして、復水したH2 Oの一部以外の成分、即ちH
2 O,窒素,酸素が煙突30から排出される。
改質ガスは、非透過ガス排出室11から非透過ガス排出
管12を経て後置燃焼室7に供給される。後置燃焼室7
では酸素を加えて改質ガス中のメタンを燃焼させる。こ
の燃焼ガスは二酸化炭素タービン44に供給される。こ
れにより、二酸化炭素ガスタービン15が作動して発電
機16で発電が行われる。二酸化炭素ガスタービン15
からの排ガスはNG−CO2 熱交換器27に送り込まれ
てNG及びH2 Oと熱交換して放熱される。さらに、N
G−CO2 熱交換器27からの排ガスは冷却器40でH
2 Oを分離して二酸化炭素になる。この二酸化炭素がL
NG−CO2 熱交換器26に送り込まれてLNGと熱交
換して液化二酸化炭素となる。これにより、本発電シス
テム1の稼働により生じた二酸化炭素を回収することが
できる。
イラ28で排ガスと熱交換して生成された高温かつ高圧
の蒸気が蒸気タービン34に送り込まれる。これによ
り、蒸気タービン34が作動して発電機16により発電
が行われる。そして、蒸気タービン34からの蒸気が復
水器35に送り込まれる。この蒸気は復水器35で液体
になり送水器37で脱気器36に送り込まれる。そし
て、脱気が行われてから送水器38により排熱回収ボイ
ラ28の中流部で排ガスと熱交換される。その後、さら
に排熱回収ボイラ28の上流部で排ガスと熱交換されて
再び高圧かつ高温の蒸気となる。このように、複合発電
手段33ではH2 Oが排熱を熱源にして液体と気体とに
繰り返し変態して蒸気タービン34を作動させて発電を
行う。
火力発電システム1によれば、二酸化炭素発電手段6で
は水素が分離された残りの改質ガスを酸素により燃焼し
て発電を行っているので、その排ガスをCO2 とH2 O
にすることができる。これにより、天然ガスを改質せず
にそのまま燃焼させたときに発生する膨大な量の排ガス
中からCO2 を回収する必要が無くなるので、CO2 を
高効率かつ低コストで容易に回収できるようになる。し
かも、後置燃焼器43からの燃焼ガスにより二酸化炭素
ガスタービン15を作動させるので、複合発電を行うこ
とができる。これにより、熱損失を抑えることができ
る。
改質手段2と水素分離手段3とを一体化しているので、
改質手段2と水素分離手段3との間で改質ガスを冷却す
る必要が無く熱損失を抑えることができると共に設備の
簡易化を図ることができる。
は、改質分離装置4を水素燃焼器14と一体化させてい
るので、NGの改質に要する熱を水素燃焼から直接得る
ことができる。これにより、改質手段2を加熱する熱源
を別個に設ける必要がないので、熱損失を抑えることが
できると共に設備の簡易化を図ることができる。しか
も、これら改質分離装置4及び水素燃焼器14を水素分
離型火力発電システム1の一要素として扱うことができ
る。このため、既存の水素分離型火力発電システム1に
改質分離装置4を取り付ける際に改質分離装置4及び水
素燃焼器14を一まとめにして設置できるので、設置作
業を容易に行うことができる。
ステム1では、複合発電手段33を備えているので、複
数のタービン15,44,34により複合発電を行うこ
とができる。これにより、熱損失を抑えることができ
る。
1では、排熱回収ボイラ28で熱交換して得られた水蒸
気をNGに混合してその改質に使用しているので、NG
の改質に使用する水蒸気を発生させる熱源を別個に設け
る必要がなく、熱損失を抑えることができると共に設備
の簡易化を図ることができる。
施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発
明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能で
ある。例えば、図1に示す水素分離型火力発電システム
1では改質分離装置4を水素燃焼器14と一体化して水
素の燃焼の熱を改質に使用しているが、これには限られ
ず図5に示すように改質分離装置4を排熱回収ボイラ2
8に組み込んで排ガスの熱を改質に使用するようにして
も良い。この改質分離装置4は、図7に示すようにNG
を改質して水素と二酸化炭素等にする改質手段2と、改
質したガスより水素を分離する水素分離手段3とを一体
化して形成されている。改質手段2及び水素分離手段3
の構成は上述した図2に示すものと同様としている。す
なわち、水素分離手段3は水素分離膜から成る管形状と
している。そして、この水素分離手段3の周囲に金属製
の受熱管7を設けている。さらに、改質手段2はニッケ
ルベースの粒状物であり受熱管7と水素分離手段3との
間に充填している。
ものと同様に、二酸化炭素発電手段6では水素が分離さ
れた残りの改質ガスを酸素により燃焼して発電を行って
いるので、その排ガスをCO2 とH2 Oにすることがで
きる。これにより、天然ガスを改質せずにそのまま燃焼
させたときに発生する膨大な量の排ガス中からCO2を
回収する必要が無くなるので、CO2 を高効率かつ低コ
ストで容易に回収できるようになる。しかも、改質手段
2と水素分離手段3とを一体化しているので、改質手段
2と水素分離手段3との間で改質ガスを冷却する必要が
無く熱損失を抑えることができると共に設備の簡易化を
図ることができる。
及び水素分離手段3の他に、図6に示すように改質手段
2の上流側に設けられて受熱管7が開口するNG供給室
9と、NG供給室9に連結されたNG供給管10と、N
G供給室9を貫通する水素分離手段3の上流側に設けら
れて水素分離手段3が開口する掃引ガス供給室50と、
掃引ガス供給室50に連結された掃引ガス供給管51
と、改質手段2の下流側に設けられて受熱管7が開口す
る非透過ガス排出室11と、非透過ガス排出室11に連
結された非透過ガス排出管12と、非透過ガス排出室1
1を貫通する水素分離手段3の下流側に設けられて水素
分離手段3が開口する水素排出室41と、水素排出室4
1に連結された水素排出管42とを備えている。このた
め、NG供給管10から導入されたNG及び水蒸気は全
て改質手段2に送り込まれる。そして、改質手段2を透
過して得られた水素及び掃引ガスは、水素分離手段3と
水素排出室41と水素排出管42とを経て水素燃焼器1
4に送り込まれる。一方、水素を除いた改質ガスは非透
過ガス排出室11と非透過ガス排出管12とを経て後置
燃焼器43に送り込まれる。
の上流部に組み込まれている。そして、排熱回収ボイラ
28に送り込まれた排ガスが受熱管7の周囲を流通す
る。これにより、排ガスとNGとの間で熱交換が行われ
るので、排ガスは放熱されるのに対しNGは加熱されて
改質される。したがって、改質手段2を加熱する熱源を
別個に設ける必要がないので、熱損失を抑えることがで
きると共に設備の簡易化を図ることができる。
では、改質分離装置4と排熱回収ボイラ28の他に、水
素分離手段3から供給される水素を燃焼させる水素燃焼
器14と、この水素燃焼器14からの燃焼ガスにより作
動するガスタービン15と、このガスタービン15の作
動により発電を行う発電機16と、水素が分離された残
りの改質ガスを酸素により燃焼して発電を行う二酸化炭
素発電手段6とを備えている。これらガスタービン1
5、発電機16、二酸化炭素発電手段6は上述した図1
に示す水素分離型火力発電システム1に使用したものと
同様である。また、水素燃焼器14は改質分離装置4か
らの水素と空気圧縮機32からの圧縮空気とを燃焼させ
るものであり、形状等が特に限定されるものではなく既
知のまたは新規のものを使用することができる。
1は、LNGが導入されるLNG−CO2 熱交換器26
と、LNG−CO2 熱交換器26からのNGが導入され
るNG−CO2 熱交換器27と、ガスタービン15から
の排ガスの顕熱を回収する排熱回収ボイラ28と、排熱
回収ボイラ28からの排ガスが導入される復水器29
と、復水器29からの排ガスが排出される煙突30と、
復水器29で再生されたH2 OをNGの改質用の水蒸気
にする改質水蒸気発生手段45と、ガスタービン15の
駆動軸31の回転により駆動される空気圧縮機32と、
排熱回収ボイラ28からの蒸気を利用する複合発電手段
33とを備えている。これらの各部は上述した図1に示
す水素分離型火力発電システム1に使用したものと同様
である。
テム1では、複合発電手段33を備えているので、複数
のタービン15,44,34により複合発電を行うこと
ができる。これにより、熱損失を抑えることができる。
また、この水素分離型火力発電システム1では、排熱回
収ボイラ28で熱交換して得られた水蒸気をNGに混合
してその改質に使用しているので、NGの改質に使用す
る水蒸気を発生させる熱源を別個に設ける必要がなく、
熱損失を抑えることができると共に設備の簡易化を図る
ことができる。
収ボイラ28に複合発電手段33を設けているが、これ
には限られず図8及び図9に示すように排熱回収ボイラ
28で排ガスと熱交換を行うことによりガスタービン1
5の作動流体の一部となる水蒸気を発生させる作動水蒸
気発生手段46を設けても良い。この作動水蒸気発生手
段46は、排熱回収ボイラ28とその内部を通過する管
路とから成る。そして、復水器29で再生されたH2 O
を送水器47で脱気器48に送り込む。このH 2 Oを送
水器49により排熱回収ボイラ28の下流部に送り込ん
で排ガスと熱交換を行う。加熱されたH2 Oの一部はN
Gと混合してNG−CO2 熱交換器27に送り込む。ま
た、残りのH2 Oは排熱回収ボイラ28の中流部で更に
熱交換して加熱して水素燃焼器14に供給される。よっ
て、この水蒸気がガスタービン15での作動流体の一部
となるので、ガスタービン15の回転数を増加させて熱
損失を抑えることができる。また、ガスタービン15で
の作動流体の一部となる水蒸気を発生させる熱源を別個
に設ける必要がないので、熱損失を抑えることができる
と共に設備の簡易化を図ることができる。
14と一体化した水素分離型火力発電システム1を示
し、一方、図9は改質分離装置4を排熱回収ボイラ28
に組み込んだ水素分離型火力発電システム1を示してい
る。
イラ28に複合発電手段33または作動水蒸気発生手段
46のいずれか一方のみを設けているが、これには限ら
れず両方を設けても良い。
の請求項1の水素分離型火力発電システムは、天然ガス
を改質して水素と二酸化炭素等とから成る改質ガスにす
る改質手段と改質ガスから水素を分離する水素分離手段
とを一体化して天然ガスの改質と水素の分離とを並行し
て行う改質分離装置と、水素を燃料として発電を行う水
素発電手段と、水素が分離された残りの改質ガスを酸素
により燃焼して発電を行う二酸化炭素発電手段とを備え
るようにしているので、二酸化炭素発電手段の排ガスを
CO2 とH2 OにしてH2 Oを除去するだけでCO2 の
回収を容易に行うことができる。そして、天然ガスを改
質せずにそのまま燃焼させたときに発生する膨大な量の
排ガス中からCO2 を回収する必要が無くなるので、C
O2 を高効率かつ低コストで容易に回収できるようにな
る。また、水素発電手段の他に二酸化炭素発電手段によ
っても発電を行うことができるので、熱損失を抑えるこ
とができる。
しているので、改質手段と水素分離手段との間で改質ガ
スを冷却する必要が無く熱損失を抑えることができると
共に設備の簡易化を図ることができる。
ステムでは、水素発電手段は、改質分離装置と一体化す
ると共に水素を燃焼させる水素燃焼器と、この水素燃焼
器からの燃焼ガスにより作動するガスタービンと、この
ガスタービンの作動により発電を行う発電機とを備える
ようにしているので、天然ガスの改質に要する熱を水素
の燃焼から直接得ることができる。これにより、改質手
段を加熱する熱源を別個に設ける必要がないので、熱損
失を抑えることができると共に設備の簡易化を図ること
ができる。
器を水素分離型火力発電システムの一要素として扱うこ
とができる。このため、既存の水素分離型火力発電シス
テムに改質分離装置を取り付ける際に改質分離装置及び
水素燃焼器を一まとめにして設置できるので、設置作業
を容易に行うことができる。
テムは、ガスタービンからの排ガスの顕熱を回収する排
熱回収ボイラと、排熱回収ボイラで排ガスと熱交換を行
うことにより発電を行う複合発電手段とを備えるように
しているので、水素を燃焼してガスタービンを作動させ
ると共にその排ガスの排熱により複合発電手段を作動さ
せることができる。これにより、熱損失を抑えることが
できる。
ステムは、ガスタービンからの排ガスの顕熱を回収する
排熱回収ボイラと、排熱回収ボイラで排ガスと熱交換を
行うことによりガスタービンの作動流体の一部となる水
蒸気を発生させる作動水蒸気発生手段とを備えるように
しているので、ガスタービンの作動流体の一部となる水
蒸気を発生させる熱源を別個に設ける必要がなく、熱損
失を抑えることができると共に設備の簡易化を図ること
ができる。
テムでは、水素発電手段は、水素を燃焼させる水素燃焼
器と、この水素燃焼器からの燃焼ガスにより作動するガ
スタービンと、このガスタービンの作動により発電を行
う発電機とを備える一方、ガスタービンからの排ガスの
顕熱を回収する排熱回収ボイラを備えて、尚かつ改質分
離装置は排熱回収ボイラに組み込まれているようにして
いるので、天然ガスの改質に要する熱をガスタービンの
排ガスから直接得ることができる。これにより、改質手
段を加熱する熱源を別個に設ける必要がないので、熱損
失を抑えることができると共に設備の簡易化を図ること
ができる。
テムは、排熱回収ボイラで排ガスと熱交換を行うことに
より発電を行う複合発電手段を備えるようにしているの
で、水素を燃焼してガスタービンを作動させると共にそ
の排ガスの排熱により複合発電手段を作動させる。これ
により、熱損失を抑えることができる。
ステムは、排熱回収ボイラで排ガスと熱交換を行うこと
によりガスタービンの作動流体の一部となる水蒸気を発
生させる作動水蒸気発生手段を備えるようにしているの
で、ガスタービンの作動流体の一部となる水蒸気を発生
させる熱源を別個に設ける必要がなく、熱損失を抑える
ことができると共に設備の簡易化を図ることができる。
テムは、排熱回収ボイラで排ガスと熱交換を行うことに
より天然ガスの改質に使用する水蒸気を発生させる改質
水蒸気発生手段を備えるようにしているので、天然ガス
の改質に使用する水蒸気を発生させる熱源を別個に設け
る必要がない。これにより、熱損失を抑えることができ
ると共に設備の簡易化を図ることができる。
施形態を示す概念図である。
する改質分離装置に使用する改質手段及び水素分離手段
を示す斜視図である。
る。
態を示す概念図である。
する改質分離装置を示す斜視図である。
素分離手段を示す斜視図である。
態を示す概念図である。
施形態を示す概念図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 天然ガスを改質して水素と二酸化炭素等
とから成る改質ガスにする改質手段と前記改質ガスから
水素を分離する水素分離手段とを一体化して天然ガスの
改質と水素の分離とを並行して行う改質分離装置と、前
記水素を燃料として発電を行う水素発電手段と、前記水
素が分離された残りの改質ガスを酸素により燃焼して発
電を行う二酸化炭素発電手段とを備えることを特徴とす
る水素分離型火力発電システム。 - 【請求項2】 前記水素発電手段は、前記改質分離装置
と一体化すると共に前記水素を燃焼させる水素燃焼器
と、この水素燃焼器からの燃焼ガスにより作動するガス
タービンと、このガスタービンの作動により発電を行う
発電機とを備えることを特徴とする請求項1記載の水素
分離型火力発電システム。 - 【請求項3】 前記ガスタービンからの排ガスの顕熱を
回収する排熱回収ボイラと、前記排熱回収ボイラで前記
排ガスと熱交換を行うことにより発電を行う複合発電手
段とを備えることを特徴とする請求項2記載の水素分離
型火力発電システム。 - 【請求項4】 前記ガスタービンからの排ガスの顕熱を
回収する排熱回収ボイラと、前記排熱回収ボイラで前記
排ガスと熱交換を行うことにより前記ガスタービンの作
動流体の一部となる水蒸気を発生させる作動水蒸気発生
手段とを備えることを特徴とする請求項2または請求項
3記載の水素分離型火力発電システム。 - 【請求項5】 前記水素発電手段は、前記水素を燃焼さ
せる水素燃焼器と、この水素燃焼器からの燃焼ガスによ
り作動するガスタービンと、このガスタービンの作動に
より発電を行う発電機とを備える一方、前記ガスタービ
ンからの排ガスの顕熱を回収する排熱回収ボイラを備え
て、尚かつ前記改質分離装置は前記排熱回収ボイラに組
み込まれていることを特徴とする請求項1記載の水素分
離型火力発電システム。 - 【請求項6】 前記排熱回収ボイラで前記排ガスと熱交
換を行うことにより発電を行う複合発電手段を備えるこ
とを特徴とする請求項5記載の水素分離型火力発電シス
テム。 - 【請求項7】 前記排熱回収ボイラで前記排ガスと熱交
換を行うことにより前記ガスタービンの作動流体の一部
となる水蒸気を発生させる作動水蒸気発生手段を備える
ことを特徴とする請求項5または請求項6記載の水素分
離型火力発電システム。 - 【請求項8】 前記排熱回収ボイラで前記排ガスと熱交
換を行うことにより前記天然ガスの改質に使用する水蒸
気を発生させる改質水蒸気発生手段を備えることを特徴
とする請求項2から請求項7のいずれか記載の水素分離
型火力発電システム。
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- 1998-01-05 JP JP00052798A patent/JP3940481B2/ja not_active Expired - Fee Related
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