JPH11200245A - 抗菌シート及び衛生用品 - Google Patents
抗菌シート及び衛生用品Info
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- JPH11200245A JPH11200245A JP10002334A JP233498A JPH11200245A JP H11200245 A JPH11200245 A JP H11200245A JP 10002334 A JP10002334 A JP 10002334A JP 233498 A JP233498 A JP 233498A JP H11200245 A JPH11200245 A JP H11200245A
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Abstract
に抗菌性を発揮し、しかも皮膚への刺激性が少ない抗菌
シートの提供。該抗菌シートを少なくとも体液接触面な
いし着用面に有する衛生用品の提供。 【解決手段】ロジンアミン化物を含む植物由来水溶性抽
出物を抗菌剤として有することを特徴とする抗菌シー
ト。ロジンアミン化物を含む植物由来水溶性抽出物がグ
ラビア印刷により繊維シートに塗布されてなる抗菌シー
ト。該抗菌シートを少なくとも身体接触面側表面に有す
る、例えばおしめシート、パンティシート、生理用ナプ
キン、マスク、汗とりパット、母乳パット、おねしょシ
ート、失禁パット、医療用シーツ又はオムツ等の衛生用
品。
Description
ート及びそれを表面に有する衛生用品、特に汗とりパッ
ト、生理用ナプキン、パンティシート等の体液吸収材に
関する。より詳細には、本発明はアビエチン酸若しくは
ピマール酸のアミン塩で代表されるロジンアミン化物を
含有する植物に由来する水溶性抽出物を含有する抗菌シ
ート、及びそれを有する衛生用品に関する。
尿その他の体液を吸収するために用いられる衛生用品に
関して、吸水性、漏れ防止、蒸れ防止及び着用感等の向
上を目指して種々研究がなされている。
して販売されるため高温多湿条件下に長期間曝される機
会も多く、またそれらは経済的な観点等から遮蔽効果の
ない包材等で包装されるのが一般的であるため、衛生用
品そのもの自身が長期に亘って抗菌性を維持発揮するも
のであることが好ましい。また、衛生用品は使用時に体
液を吸収して細菌繁殖に好適な条件下に置かれるため、
体液が腐敗して悪臭を発生したり、種々の感染症をもた
らす原因となり得る。
る刺激性が強いため、皮膚に直接しかも長時間接触させ
ることによって皮膚のかぶれが問題となる。
への安全性の高い抗菌剤として各種の植物抽出物を用い
る提案がなされており、その一種として松脂の抽出物で
あるロジンが注目されている。
に経時安定性が悪く、高温或いは多湿下では抗菌活性が
落ちるため、前述するような店頭等の高温多湿条件下で
放置され得、かつ一般に隠蔽効果のない包材で包装され
る製品への適用は困難であった。また、ロジンは水不溶
性であるため、例えば特開平5−15467号公報に記
載されているウエットワイパー類等のように50%以上
ものエタノールを含有する溶液状態で紙等の基布に含浸
させることはできても、これらの繊維層に乾燥状態で経
時安定的に担持・保持させることは困難であり、そのた
め従来ロジンを利用して安定した抗菌性能をもつ布若し
くは紙製品、特に吸湿・吸水を目的とする製品を調製す
ることは不可能であった。
維層への歩留りがよく高温多湿条件下でも持続的に抗菌
性を発揮し、しかも皮膚への刺激性が少ない抗菌シート
を提供することを目的とする。また、本発明は、かかる
抗菌シートを少なくとも体液接触面ないし着用面に有す
る、例えば汗とりパット、生理用ナプキン、パンティシ
ート等の衛生用品を提供することを目的とする。
優れた抗菌性を有するにもかかわらず繊維に含有させる
ことが難しい植物抽出物、すなわちロジンの歩留りを向
上させる方法について検討を重ねていたところ、ロジン
をアミン化して水溶性物質とし、該水溶性物質を繊維シ
ートに加工することによって当該目的が達成でき、これ
によりロジンアミン化物の抗菌性が種々の温度、湿度条
件下で長期にわたり有意に維持されることを見出した。
本発明は、かかる知見に基づくものである。
様からなる抗菌シートである。
溶性抽出物を抗菌剤として有する抗菌シート。
エチルアミン、アビエチン酸アミン及びピマール酸アミ
ンからなる群から選択されるいずれか少なくとも一方で
ある(1)記載の抗菌シート。
ン化物を5〜20重量%の範囲で含有することを特徴と
する(1)または(2)記載の抗菌シート。
溶性抽出物がグラビア印刷により繊維シートに塗布され
てなる(1)乃至(3)のいずれかに記載の抗菌シー
ト。
溶性抽出物を版深10〜60ミクロンで含有する請求項
4記載の抗菌シート。
くとも5週間、抗菌性を維持することを特徴とする
(1)乃至(5)のいずれかに記載の抗菌シート。
カス属及びカンジダ属に属する細菌に対して抗菌性を有
するものである(1)乃至(6)のいずれかに記載の抗
菌シート。
ずれかに記載の抗菌シートを少なくとも身体接触面側表
面に有することを特徴とする衛生用品である。かかる衛
生用品としては、おしめシート、パンティシート、生理
用ナプキン、マスク、汗とりパットー、失禁パット、お
ねしょシート、母乳パット、医療用シーツ及びオムツか
らなる群から選択される使い捨て衛生用品を挙げること
ができる。
発育を阻止する作用、すなわち静菌作用をも含む概念で
ある。
してロジンアミン化物を含む植物由来水溶性抽出物を含
むことを特徴とする。
む植物由来水溶性抽出物は、マツの根から得られる松脂
成分を蒸留してテレピン油成分を除去して得られるロジ
ンを、更に化学処理して部分的にアミン塩化し、生成さ
れたロジンアミン化物を含む固形物を更に水で抽出して
水溶性成分を取得することによって調製される。
されず、当業界で一般に用いられる方法を採用すること
ができる。アミン塩としても特に制限されず、モノアミ
ンの他、モノエタノールアミン塩、ジエタノールアミン
塩、トリエタノールアミン塩などの有機アミン塩等を広
く挙げることができる。
り好適には、温度約40℃程度の温水で1〜2昼夜撹拌
抽出する方法が例示できる。
しては、松に含まれる樹脂酸を精製したものを広く用い
ることができ、ガムロジン、ウッドロジン、トール油ロ
ジンの別を問わないが、好ましくは、伐採後10数年経
過した松の根株をチップ状にして溶剤抽出して、さらに
蒸留してテレピン油を除去して得られるウッドロジンで
ある。
ヒドロアビエチルアミン、アビエチン酸アミン、ピマー
ル酸アミン等が挙げられる。これらは単独で用いられて
も2種以上を組み合わせて用いることもできる。
に含まれる上記ロジン化合物の割合は、特に制限されな
いが、通常0.5〜90重量%、好ましくは1〜50重
量%、より好ましくは5〜20重量%である。なお、か
かる水溶性抽出物は全体として水溶性を呈するものであ
れば、アビエチン酸、ピマール酸等のそれ自身水不溶性
を示すものを一部含有していてもよい。
ン化物を含有する植物由来水溶性抽出物を抗菌剤として
繊維シートに含有させたものである。
限はないが、織物、編物、不織布(非収束状のフィラメ
ント群や短繊維群から構成される不織布を含む。)又は
紙等のパルプ製品等から構成される、フィルム状もしく
はシート状成形物が含まれる。
は、特に制限はなく任意の繊維を用いることができる
が、具体的には例えば、ポリエステル繊維、ポリアミド
繊維、アクリル繊維、ポリプロピレン、ポリエチレン/
ポリエステル複合繊維、ポリエチレン/ポリプロピレン
複合繊維等の合成繊維、綿、羊毛、麻などの天然繊維、
或いはレーヨン繊維、アセテート繊維等の半合成繊維、
及び各種繊維の混紡品、混繊品を挙げることができる。
好ましくは、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエス
テル、ポリエチレンテレフタレート、エチレン酢酸ビニ
ル等の合成繊維若しくはそれらの複合繊維が例示され、
具体的には、ポリエチレン/ポリエステル(ポリエチレ
ンテレフタレートを包含する。)複合繊維、ポリエチレ
ン/ポリプロピレン複合繊維、エチレン酢酸ビニル/ポ
リプロピレン複合繊維等である。
によって特に制限されず、異形断面繊維、多孔性繊維、
多孔吸水繊維等で代表されるような各種構造を有するも
のであってもよい。
種構成成分から構成される単層シート乃至フィルムであ
っても、各々任意の異なる成分からなるシート乃至フィ
ルムの複層体であってもよい。
ば、その形状に特に制限はなく、例えばメッシュ状、浮
きだし模様(エンボス模様)等の形状を呈していても良
い。
ていればよく、従って、この目的を達成できる方法であ
れば抗菌剤の付着加工方法は特に限定されず、従来公知
の印刷法、含浸法、スプレー法、パッド法、コーティン
グ法等の各種方法が広く採用される。より具体的には、
繊維シートをロジンアミン化物を含む水溶性抽出溶液で
浸漬、噴霧、パッティング又はコーティング等のいずれ
かの方法で処理した後、必要に応じて脱液し、次いで乾
燥する方法が挙げられる。
が、基本的には、例えば図1に示すように、ロジンアミ
ン化物を含む植物由来水溶性抽出物を含有する溶液5中
に浸かっているロール2によって、該植物由来水溶性抽
出物をローラー表面に付着させ、これをロール3にかみ
合わせることによって矢印方向に進行する繊維シート1
上にロール4とロール3を圧着させて水溶性抽出物を塗
布する方法である。
刷する繊維シートの材質や適用用途などに応じて適宜選
択することができるが、好適には、抗菌性の強さ及びそ
の持続性の観点から、前述するロジンアミン化物を含む
植物由来水溶性抽出物が、繊維シートに版深10〜60
ミクロン、好ましくは12〜52ミクロン、より好まし
くは版深20〜30ミクロンで含有される条件で行われ
ることが好ましい。
する抗菌シートによれば、少なくとも大腸菌、黄色ブド
ウ球菌及びカンジダ菌の3菌種に対して、40℃、40
℃で湿度75%、50℃、50℃で湿度60℃といった
種々の条件下で放置された場合でも、少なくとも5週
間、抗菌性を維持することができる。
溶性抽出物の量は、抗菌シートの使用目的、使用箇所等
によって種々異なるが、ロジンアミン化物の量として、
通常0.1〜5重量%、好ましくは0.7〜3重量%、よ
り好ましくは1〜2重量%である。
する限度において、植物由来水溶性抽出物の塗布態様は
特に限定されず、繊維シート全体に塗布されていてもよ
いし、また点状、波線状、かすり状等、断続的に塗布さ
れていてもよい。これは、グラビア印刷法において、表
面に点状、波線状等の模様に応じた凹凸を有するロール
3を採用することによって達成できる(図1)。
効果を損なわないことを限度に、前述する水溶性抽出物
のほかに、既存の殺菌剤、消臭剤等を併用して含めるこ
ともできる。
施例からも明らかなように、例えば40℃、75%湿度
といった夏場の高温多湿下にあっても、少なくとも5週
間にわたり抗菌性を維持することができる。このこと
は、本発明の抗菌シート及び該シートを含有する製品
は、高温及び/又は多湿条件下で保存・放置される場合
でも、安定した抗菌性を長期に亘って持続的に保持する
ことを示す。
などのグラム陰性通性嫌気性桿菌、スタフィロコッカス
属に属する菌、特にスタフィロコッカス・アウレウス
(Staphylococcus aureus)などのグラム陽性球菌通性
嫌気性菌、カンジダ属菌に属する菌、特にカンジダ・ア
ルビカンス(Candida Albicans)等の病原性真菌に対し
て優れた抗菌性を有する。
の肌に当たる側に使用することによって腐敗菌、細菌、
化膿菌の増殖を抑制するので、経血等の体液の腐敗を抑
制して悪臭の発生を防止し、また細菌による感染及び化
膿を防止することができる。
ンアミン化物を含有する本発明の抗菌シートは、皮膚に
対する刺激性も低く人体への安全性が高いものである。
は、高温高湿下で流通保存される可能性があり、また細
菌増殖に適した環境において抗菌性並びに抗刺激性等を
要求される衛生用品、例えばおしめシート、パンティシ
ート、生理用ナプキン、マスク、汗とりパット(わき当
てシート)、絆創膏、おねしょシート、母乳パット、失
禁パット、絆創膏、医療用シーツ(例えば、疾患者用デ
ィスポーザブルシート)またはおむつ等の衛生用品、特
に使い捨ての衛生用品の表面シートとして有用である。
ートを有する衛生用品を提供するものである。
少なくとも体液接触面、言い換えれば身体接触面側表面
に有していればよい。
もの、経血、血、汗、尿等を吸収する各種の衛生用品が
挙げられるが、好ましくは使い捨ての衛生用品であり、
具体的にはおしめ、パンティシート、生理用ナプキン、
失禁パット、医療用シーツ等の使い捨ての体液吸収材で
ある。
とも身体への着用面側に上記抗菌シートを配してなるも
のであればよく、他の部分は従来公知の構造を採用する
ことができる。簡便な構造の一例として、表面シートと
して本発明の抗菌シート、裏面シートとして不透水性合
成樹脂シート及び表面シートと裏面シートの間に吸収体
を介在させて含有する衛生用品を挙げることができる。
に詳細に説明するが、本発明は当該実施例に何ら限定さ
れるものではない。
有する植物由来水溶性抽出物14重量%(ロジンアミン
化物が1.1重量%となるように)を、目付35g/m2
のコットン不織布に、印刷スピード50m/分で、版深
20ミクロンの版を用いてグラビア印刷を行った。得ら
れたシートを50℃で約8秒間乾燥させて、本発明の抗
菌シートを調製した。
衛生加工協議会の抗菌防臭加工評価試験マニュアルの
「菌数測定法」に従って評価した。同協議会の認定マー
クであるSEKマークの取得基準は、菌数増減値差>
1.6とされている。
ぞれ1白金耳接種し、37℃で24時間培養した。次い
で得られたコロニーから1コロニーを、振盪培養用培地
に移植し、37℃で6時間振盪培養した。得られた培養
ブロスを100倍に希釈して、黄色ブドウ球菌と大腸菌
については1〜5×105細胞/ml、カンジダ菌につ
いては1〜10×103細胞/mlとなるように調整し
て、菌液とした。次いで、約10〜20ml容量のバイ
ヤル瓶に試験布を入れ、菌液0.2mlを接種し、これ
を37℃で18時間培養した。バイヤル瓶に滅菌生理食
塩水20mlを入れ、上下に30回程度振り、菌液を生
理食塩水中に溶出させた。生理食塩水中に溶出させた菌
数を測定し、下記の計算式により菌数の増減比、増減値
及び増減値差を算出した。
用して同様に試験を行った。
生菌数並びに菌数増減値差を表1に示す。
ドウ球菌、大腸菌、カンジダ菌のいずれに対しても菌数
増減値差>1.6であり、更に菌の増殖が抑制されてい
ることから、優れた抗菌性を示すことが分かった。
れぞれ40℃/湿度75%、40℃/湿度0%、50℃
/湿度60%、50℃/湿度0%の条件下に5週間放置
して、その後実施例1記載の「菌数測定法」に従って、
これらの抗菌シートの抗菌性を評価した。
た抗菌シートの抗菌性を表3に示す。
抗菌シートの抗菌性を表4に示す。
た抗菌シートの抗菌性を表5に示す。
抗菌シートの抗菌性を表6に示す。
は、少なくとも黄色ブドウ球菌、大腸菌及びカンジダ菌
の3種類の細菌の発育・増殖を抑制し、優れた抗菌性を
発揮することが分かった。また、本発明の抗菌シートの
当該抗菌作用は、種々の温度、湿度条件下で放置した場
合であっても、少なくとも5週間は維持されることが分
かった。このことは、本発明の抗菌シートを有する製品
は、流通経路等において高温及び/又は多湿条件下に放
置された場合であっても、経時的に安定した抗菌性を保
持することを意味する。
れを窓に貼付して日光に当てた。日光曝露4週間後、実
施例1記載の「菌数測定法」に従って、大腸菌及び黄色
ブドウ球菌について該抗菌シートの抗菌性を評価した。
トは日光曝露下でも安定した抗菌性を示した。このこと
から該抗菌シートを有する製品は、日光曝露下に放置し
た場合であっても、経時的に安定した抗菌性を保持する
ことが分かる実験例3 皮膚一次刺激性試験 実施例1に記載の方法に従って抗菌シートを作成し、該
抗菌シートの皮膚に対する安全性を下記に示す24時間
クローズドパッチテスト(n=21)を用いて評価し
た。なお、本発明において皮膚刺激性試験及びその判定
方法は、試験サンプルの皮膚への貼付時間を除いて、
「衣料による皮膚刺激障害」(「生活衛生」29-1,p2
〜15,須貝哲朗,1985)の文献を参考にして、それに準
じて行った。
いて上腕に貼付する。
る。
反応を判定する。
を剥離してから60分後、24時間後の判定のうち、反
応程度の高い方を被験者の皮膚反応程度として、その程
度に対して表8記載の判定基準に従って評点を与える。
この評点の総和を被験者数で除した商を百分率で表現
し、これを皮膚刺激指数とする。
は、上記文献によると、 10.0未満 安全品 10.0〜30.0 許容品 30.0〜60.0 要改良品 60.0以上 皮膚障害発生の大きい危険品 と定められている。
本発明の抗菌シートの皮膚刺激指数は2.4であり、皮
膚に対して刺激が少なく安全であると認められた。
ートに塗布する態様を示す図である。
溶液
Claims (9)
- 【請求項1】ロジンアミン化物を含む植物由来水溶性抽
出物を抗菌剤として有することを特徴とする抗菌シー
ト。 - 【請求項2】ロジンアミン化物が、デヒドロアビエチル
アミン、アビエチン酸アミン及びピマール酸アミンから
なる群から選択されるいずれか少なくとも一方である請
求項1記載の抗菌シート。 - 【請求項3】植物由来水溶性抽出物がロジンアミン化物
を5〜20重量%の範囲で含有することを特徴とする請
求項1または2記載の抗菌シート。 - 【請求項4】ロジンアミン化物を含む植物由来水溶性抽
出物がグラビア印刷により繊維シートに塗布されてなる
請求項1乃至3のいずれかに記載の抗菌シート。 - 【請求項5】ロジンアミン化物を含む植物由来水溶性抽
出物を版深10〜60ミクロンで含有する請求項4記載
の抗菌シート。 - 【請求項6】40℃、湿度75%の条件下で少なくとも
5週間、抗菌性を維持することを特徴とする請求項1乃
至5のいずれかに記載の抗菌シート。 - 【請求項7】少なくとも大腸菌、スタフィロコッカス属
及びカンジダ属に属する菌に対して抗菌性を有するもの
である請求項1乃至6のいずれかに記載の抗菌シート。 - 【請求項8】請求項1乃至7のいずれかに記載の抗菌シ
ートを少なくとも身体接触面側表面に有することを特徴
とする衛生用品。 - 【請求項9】おしめシート、パンティシート、生理用ナ
プキン、マスク、汗とりパット、母乳パット、おねしょ
シート、失禁パット、医療用シーツ及びオムツからなる
群から選択される使い捨て衛生用品である請求項8記載
の衛生用品。
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-
1998
- 1998-01-08 JP JP00233498A patent/JP3252192B2/ja not_active Expired - Lifetime
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