JPH11199896A - 水リンス不要な洗浄剤 - Google Patents
水リンス不要な洗浄剤Info
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- JPH11199896A JPH11199896A JP555198A JP555198A JPH11199896A JP H11199896 A JPH11199896 A JP H11199896A JP 555198 A JP555198 A JP 555198A JP 555198 A JP555198 A JP 555198A JP H11199896 A JPH11199896 A JP H11199896A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 塩素系溶剤に匹敵する洗浄力を有し、水リン
ス不要で用いることのできる、シミの残らない、安定な
液体状の優れた洗浄剤を提供する。 【解決手段】 (1)R1 −(OC3 H6 )n −OH
〔式中、R1 は炭素数3〜6のアルキル基、シクロアル
キル基またはフェニル基、nは1〜3の整数を表す〕で
表されるプロピレングリコールエーテル15〜70重量
部、(2)3−メトキシ−1−ブタノール15〜60重
量部、(3)水15〜60重量部からなる水リンス不要
な洗浄剤。
ス不要で用いることのできる、シミの残らない、安定な
液体状の優れた洗浄剤を提供する。 【解決手段】 (1)R1 −(OC3 H6 )n −OH
〔式中、R1 は炭素数3〜6のアルキル基、シクロアル
キル基またはフェニル基、nは1〜3の整数を表す〕で
表されるプロピレングリコールエーテル15〜70重量
部、(2)3−メトキシ−1−ブタノール15〜60重
量部、(3)水15〜60重量部からなる水リンス不要
な洗浄剤。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属、セラミック
ス、ガラス、プラスチック等の脱脂洗浄に用いる洗浄剤
に関するものである。
ス、ガラス、プラスチック等の脱脂洗浄に用いる洗浄剤
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、金属、セラミックス、ガラス、プ
ラスチック等の工業用の脱脂洗浄剤としては、アルカリ
洗浄剤を代表とする水系洗浄剤、及び、1,1,1−ト
リクロロエタンを代表とする不燃性の塩素系洗浄剤が用
いられていた。アルカリ洗浄剤は、ポリオキシエチレン
アルキルフェニルエーテルを代表とする非イオン界面活
性剤、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムを代表と
するアニオン界面活性剤等の界面活性剤、炭酸ナトリウ
ム、ケイ酸ナトリウム、ホウ酸ナトリウム、リン酸ナト
リウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカ
リ塩、トリポリリン酸ナトリウム、エチレンジアミンテ
トラ酢酸塩、ニトリロトリ酢酸塩、グルコン酸塩等のキ
レート剤、ベンゾトリアゾール、アミン類、アルカノー
ルアミン類、亜硝酸ナトリウム等の防錆剤を適宜配合し
た物である。
ラスチック等の工業用の脱脂洗浄剤としては、アルカリ
洗浄剤を代表とする水系洗浄剤、及び、1,1,1−ト
リクロロエタンを代表とする不燃性の塩素系洗浄剤が用
いられていた。アルカリ洗浄剤は、ポリオキシエチレン
アルキルフェニルエーテルを代表とする非イオン界面活
性剤、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムを代表と
するアニオン界面活性剤等の界面活性剤、炭酸ナトリウ
ム、ケイ酸ナトリウム、ホウ酸ナトリウム、リン酸ナト
リウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカ
リ塩、トリポリリン酸ナトリウム、エチレンジアミンテ
トラ酢酸塩、ニトリロトリ酢酸塩、グルコン酸塩等のキ
レート剤、ベンゾトリアゾール、アミン類、アルカノー
ルアミン類、亜硝酸ナトリウム等の防錆剤を適宜配合し
た物である。
【0003】この水系洗浄剤を用いた脱脂洗浄工程は、
通常、洗浄工程、水洗によるリンス工程、熱風等による
乾燥工程からなる。一方、1,1,1−トリクロロエタ
ン等の塩素系溶剤は、洗浄力、浸透性が優れ、切削油、
引き抜き油、プレス油等あらゆる脱脂に適用できるもの
の、大気汚染、オゾン層破壊等の環境問題により、産業
界では、これを代替するための洗浄剤として、炭化水素
系洗浄剤や従来の水系洗浄剤を適用しつつある。
通常、洗浄工程、水洗によるリンス工程、熱風等による
乾燥工程からなる。一方、1,1,1−トリクロロエタ
ン等の塩素系溶剤は、洗浄力、浸透性が優れ、切削油、
引き抜き油、プレス油等あらゆる脱脂に適用できるもの
の、大気汚染、オゾン層破壊等の環境問題により、産業
界では、これを代替するための洗浄剤として、炭化水素
系洗浄剤や従来の水系洗浄剤を適用しつつある。
【0004】しかしながら、炭化水素系洗浄剤では、引
火による爆発、火災の危険がある。また、従来の水系洗
浄剤では、通常、洗浄工程の後、水洗によるリンス工程
が必要で、この工程から多量の排水が出るという問題が
ある。このため、やむを得ず、水リンス工程を省く方式
が試みられているが、洗浄剤の成分が残渣として物品表
面に残り、これが固体異物やシミになり、塗装、溶接、
接着の後工程に影響するという問題が出るため、清浄度
が悪くても構わない場合にのみ可能である。
火による爆発、火災の危険がある。また、従来の水系洗
浄剤では、通常、洗浄工程の後、水洗によるリンス工程
が必要で、この工程から多量の排水が出るという問題が
ある。このため、やむを得ず、水リンス工程を省く方式
が試みられているが、洗浄剤の成分が残渣として物品表
面に残り、これが固体異物やシミになり、塗装、溶接、
接着の後工程に影響するという問題が出るため、清浄度
が悪くても構わない場合にのみ可能である。
【0005】そこで、水リンスしないで用いても、残渣
が少なく、固体異物、シミになり難く、後工程に影響し
ない洗浄剤が求められている。そのような洗浄剤とし
て、特開平8−3592号公報には、2種類のプロピレ
ングリコールアルキルエーテル及び水からなる洗浄剤が
提案され、被洗浄物に付着したまま乾燥しても被洗浄物
に何等悪影響を与えることがないとしている。しかし、
この洗浄剤は、浸透性が劣り、狭い隙間や、穴内の油の
除去には適さず、また、分離した油による再汚染の恐れ
がある。
が少なく、固体異物、シミになり難く、後工程に影響し
ない洗浄剤が求められている。そのような洗浄剤とし
て、特開平8−3592号公報には、2種類のプロピレ
ングリコールアルキルエーテル及び水からなる洗浄剤が
提案され、被洗浄物に付着したまま乾燥しても被洗浄物
に何等悪影響を与えることがないとしている。しかし、
この洗浄剤は、浸透性が劣り、狭い隙間や、穴内の油の
除去には適さず、また、分離した油による再汚染の恐れ
がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、塩素系溶剤
に匹敵する洗浄力を有し、水リンス不要で用いることの
できる、安定な液体状の優れた洗浄剤を提供することを
目的とする。
に匹敵する洗浄力を有し、水リンス不要で用いることの
できる、安定な液体状の優れた洗浄剤を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討
した結果、特定のプロピレングリコールエーテル、3−
メトキシ−1−ブタノール等を組み合わせることにより
前記問題が解決できることを見いだし、本発明を完成す
るに至った。すなわち、本発明は、(a)下記式(1)
で表されるプロピレングリコールエーテル15〜70重
量部、(b)3−メトキシ−1−ブタノール15〜60
重量部、(c)水15〜60重量部を含有する水リンス
不要な洗浄剤、および、さらにこれに、(d)1気圧で
沸点140℃〜240℃の炭化水素0.1〜5重量部を
含む請求項1記載の水リンス不要な洗浄剤に関する。
した結果、特定のプロピレングリコールエーテル、3−
メトキシ−1−ブタノール等を組み合わせることにより
前記問題が解決できることを見いだし、本発明を完成す
るに至った。すなわち、本発明は、(a)下記式(1)
で表されるプロピレングリコールエーテル15〜70重
量部、(b)3−メトキシ−1−ブタノール15〜60
重量部、(c)水15〜60重量部を含有する水リンス
不要な洗浄剤、および、さらにこれに、(d)1気圧で
沸点140℃〜240℃の炭化水素0.1〜5重量部を
含む請求項1記載の水リンス不要な洗浄剤に関する。
【0008】 R1 −(OC3 H6 )n −OH (1) (式中、R1 は炭素数3〜6のアルキル基、シクロアル
キル基、フェニル基のいずれかを示す。nは1〜3の整
数を示す。) 以下、本発明につき詳述する。本発明に使用する上記式
(1)で表されるプロピレングリコールエーテルは、油
を一定量溶解し、洗浄力が優れ、浸透性も優れる。更
に、乾燥後残渣は蒸発して無くなるため、シミが残ら
ず、水リンス不要、すなわちノンリンス洗浄剤の洗浄成
分として最適である。
キル基、フェニル基のいずれかを示す。nは1〜3の整
数を示す。) 以下、本発明につき詳述する。本発明に使用する上記式
(1)で表されるプロピレングリコールエーテルは、油
を一定量溶解し、洗浄力が優れ、浸透性も優れる。更
に、乾燥後残渣は蒸発して無くなるため、シミが残ら
ず、水リンス不要、すなわちノンリンス洗浄剤の洗浄成
分として最適である。
【0009】プロピレングリコールエーテルの具体例と
しては、プロピレングリコールモノn−プロピルエーテ
ル、プロピレングリコールモノイソプロピルエーテル、
プロピレングリコールモノn−ブチルエーテル、プロピ
レングリコールモノt−ブチルエーテル、プロピレング
リコールモノイソブチルエーテル、プロピレングリコー
ルモノペンチルエーテル、プロピレングリコールモノヘ
キシルエーテル、プロピレングリコールモノシクロヘキ
シルエーテル、プロピレングリコールモノフェニルエー
テル、ジプロピレングリコールモノn−プロピルエーテ
ル、ジプロピレングリコールモノイソプロピルエーテ
ル、ジプロピレングリコールモノn−ブチルエーテル、
ジプロピレングリコールモノt−ブチルエーテル、ジプ
ロピレングリコールモノイソブチルエーテル、ジプロピ
レングリコールモノペンチルエーテル、ジプロピレング
リコールモノヘキシルエーテル、ジプロピレングリコー
ルモノシクロヘキシルエーテル、ジプロピレングリコー
ルモノフェニルエーテル、トリプロピレングリコールモ
ノn−プロピルエーテル、トリプロピレングリコールモ
ノイソプロピルエーテル、トリプロピレングリコールモ
ノn−ブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノ
t−ブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノイ
ソブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノペン
チルエーテル、ジプロピレングリコールモノヘキシルエ
ーテル、トリプロピレングリコールモノシクロヘキシル
エーテル、トリプロピレングリコールモノフェニルエー
テル等が挙げられる。
しては、プロピレングリコールモノn−プロピルエーテ
ル、プロピレングリコールモノイソプロピルエーテル、
プロピレングリコールモノn−ブチルエーテル、プロピ
レングリコールモノt−ブチルエーテル、プロピレング
リコールモノイソブチルエーテル、プロピレングリコー
ルモノペンチルエーテル、プロピレングリコールモノヘ
キシルエーテル、プロピレングリコールモノシクロヘキ
シルエーテル、プロピレングリコールモノフェニルエー
テル、ジプロピレングリコールモノn−プロピルエーテ
ル、ジプロピレングリコールモノイソプロピルエーテ
ル、ジプロピレングリコールモノn−ブチルエーテル、
ジプロピレングリコールモノt−ブチルエーテル、ジプ
ロピレングリコールモノイソブチルエーテル、ジプロピ
レングリコールモノペンチルエーテル、ジプロピレング
リコールモノヘキシルエーテル、ジプロピレングリコー
ルモノシクロヘキシルエーテル、ジプロピレングリコー
ルモノフェニルエーテル、トリプロピレングリコールモ
ノn−プロピルエーテル、トリプロピレングリコールモ
ノイソプロピルエーテル、トリプロピレングリコールモ
ノn−ブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノ
t−ブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノイ
ソブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノペン
チルエーテル、ジプロピレングリコールモノヘキシルエ
ーテル、トリプロピレングリコールモノシクロヘキシル
エーテル、トリプロピレングリコールモノフェニルエー
テル等が挙げられる。
【0010】プロピレングリコールエーテルの含有量
は、15〜70重量部が好ましい。15重量部より少な
いと洗浄力が劣り、また70重量部より多くなると乾燥
性が悪くなり好ましくない。(b)3−メトキシ−1−
ブタノールは、上記プロピレングリコールエーテルと水
を、洗浄力を維持しながら相溶化し、均一な洗浄剤とす
るのに必須である。その含有量としては、15〜60重
量部が好ましい。15重量部より少ないと均一になり難
くなり、60重量部より多いと乾燥性が悪くなり好まし
くない。
は、15〜70重量部が好ましい。15重量部より少な
いと洗浄力が劣り、また70重量部より多くなると乾燥
性が悪くなり好ましくない。(b)3−メトキシ−1−
ブタノールは、上記プロピレングリコールエーテルと水
を、洗浄力を維持しながら相溶化し、均一な洗浄剤とす
るのに必須である。その含有量としては、15〜60重
量部が好ましい。15重量部より少ないと均一になり難
くなり、60重量部より多いと乾燥性が悪くなり好まし
くない。
【0011】水(c)の含有量は15〜60重量部が好
ましい。その含有量が15重量部より少なくなると引火
点が出現し易くなり、60重量部より多いと洗浄力が低
下し好ましくない。上記の組み合わせだけでも、十分な
洗浄力を有するが、1気圧で沸点140℃〜240℃の
炭化水素(d)を含有することにより、更に良好な洗浄
力、特に油が混入した場合の洗浄力低下が抑えられる。
この炭化水素の含有量としては0.1〜5重量部が好ま
しい。0.1重量部より少ないと添加効果が少なくな
り、5重量部より多いと洗浄液が均一になり難くなる傾
向がある。
ましい。その含有量が15重量部より少なくなると引火
点が出現し易くなり、60重量部より多いと洗浄力が低
下し好ましくない。上記の組み合わせだけでも、十分な
洗浄力を有するが、1気圧で沸点140℃〜240℃の
炭化水素(d)を含有することにより、更に良好な洗浄
力、特に油が混入した場合の洗浄力低下が抑えられる。
この炭化水素の含有量としては0.1〜5重量部が好ま
しい。0.1重量部より少ないと添加効果が少なくな
り、5重量部より多いと洗浄液が均一になり難くなる傾
向がある。
【0012】炭化水素の具体例としては、ノナン、デカ
ン、ウンデカン、ドデカン、トリデカン、1−ノネン、
1−デセン等が挙げられる。なお、本発明では、ベンゾ
トリアゾール、アミン脂肪酸塩等の金属腐食防止剤、金
属イオン封鎖剤、酸化防止剤等を適宜配合して用いるこ
とも可能である。また、本発明の洗浄剤を実際の洗浄工
程に用いる場合は、水により更に希釈して用いても良
い。
ン、ウンデカン、ドデカン、トリデカン、1−ノネン、
1−デセン等が挙げられる。なお、本発明では、ベンゾ
トリアゾール、アミン脂肪酸塩等の金属腐食防止剤、金
属イオン封鎖剤、酸化防止剤等を適宜配合して用いるこ
とも可能である。また、本発明の洗浄剤を実際の洗浄工
程に用いる場合は、水により更に希釈して用いても良
い。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、実施例により本発明を説明
する。なお、試験法、測定法等は、次の通りである。 (1)浸透脱脂力試験 30メッシュのステンレス金網(60×30mm)に、
金属加工油(商標;ユニカットGH35、日本石油株式
会社製)を含浸させ、100℃で30分加熱した。これ
を、洗浄剤で洗浄し、水リンスを行い乾燥した後、洗浄
前後の付着油分量から下記計算式で脱脂率(%)を計算
した。
する。なお、試験法、測定法等は、次の通りである。 (1)浸透脱脂力試験 30メッシュのステンレス金網(60×30mm)に、
金属加工油(商標;ユニカットGH35、日本石油株式
会社製)を含浸させ、100℃で30分加熱した。これ
を、洗浄剤で洗浄し、水リンスを行い乾燥した後、洗浄
前後の付着油分量から下記計算式で脱脂率(%)を計算
した。
【0014】脱脂率(%)=(洗浄前油分量−洗浄後油
分量)×100÷洗浄前油分量 (2)安定性試験 洗浄剤を30℃、50℃に保ち、洗浄剤有効成分の分
離、沈殿がないか観察した。 (3)蒸発残渣試験 洗浄剤1gを、るつぼに取り、110℃、2時間放置後
の重量を測定し、重量残存率と残渣の外観を評価した。
分量)×100÷洗浄前油分量 (2)安定性試験 洗浄剤を30℃、50℃に保ち、洗浄剤有効成分の分
離、沈殿がないか観察した。 (3)蒸発残渣試験 洗浄剤1gを、るつぼに取り、110℃、2時間放置後
の重量を測定し、重量残存率と残渣の外観を評価した。
【0015】(4)仕上がり性試験 洗浄剤を60℃に昇温させた中に、ステンレス板(5c
m×5cm)を1分浸漬して引き上げた後、100℃で
乾燥し、ステンレス板の外観を評価した。 (5) 引火危険性 JIS−K−2265に従い、クリーブランド開放式で
引火点の測定を行った。
m×5cm)を1分浸漬して引き上げた後、100℃で
乾燥し、ステンレス板の外観を評価した。 (5) 引火危険性 JIS−K−2265に従い、クリーブランド開放式で
引火点の測定を行った。
【0016】
【実施例1〜5、および比較例1〜3】表1に示す組成
で洗浄剤を調製し、試験、評価した。結果を表1に示
す。
で洗浄剤を調製し、試験、評価した。結果を表1に示
す。
【0017】
【表1】
【0018】なお、表中の各成分の数字は重量部を示
す。 また、表中の略号、注釈等は下記の通りである。 a1:ジプロピレングリコールモノn−ブチルエーテル a2:ジプロピレングリコールモノn−プロピルエーテ
ル a3:トリプロピレングリコールモノn−ブチルエーテ
ル 1)脱脂率が1,1,1−トリクロロエタンによる脱脂
と同等である場合;○、劣る場合;× 2)変化がない場合;○、沈殿、分離が見られる場合;
× 3)蒸発残渣が液状で重量残存率0.1wt%以下;
○、蒸発残渣が固体状もしくは重量残存率0.1wt%
以上;× 4)乾燥後テストピース表面にシミが残らない;○、シ
ミが残る;× 5)引火点なし;○、引火点あり;×
す。 また、表中の略号、注釈等は下記の通りである。 a1:ジプロピレングリコールモノn−ブチルエーテル a2:ジプロピレングリコールモノn−プロピルエーテ
ル a3:トリプロピレングリコールモノn−ブチルエーテ
ル 1)脱脂率が1,1,1−トリクロロエタンによる脱脂
と同等である場合;○、劣る場合;× 2)変化がない場合;○、沈殿、分離が見られる場合;
× 3)蒸発残渣が液状で重量残存率0.1wt%以下;
○、蒸発残渣が固体状もしくは重量残存率0.1wt%
以上;× 4)乾燥後テストピース表面にシミが残らない;○、シ
ミが残る;× 5)引火点なし;○、引火点あり;×
【0019】
【発明の効果】本発明の洗浄剤は、塩素系溶剤に匹敵す
る洗浄力を有し、水リンス不要で用いることのできる、
安定な液体状の優れた洗浄剤である。
る洗浄力を有し、水リンス不要で用いることのできる、
安定な液体状の優れた洗浄剤である。
Claims (2)
- 【請求項1】 (a)下記式(1)で表されるプロピレ
ングリコールエーテル15〜70重量部、(b)3−メ
トキシ−1−ブタノール15〜60重量部、(c)水1
5〜60重量部を含有する水リンス不要な洗浄剤。 R1 −(OC3 H6 )n −OH (1) (式中、R1 は炭素数3〜6のアルキル基、シクロアル
キル基、フェニル基のいずれかを示す。nは1〜3の整
数を示す。) - 【請求項2】 さらに、(d)1気圧で沸点140℃〜
240℃の炭化水素0.1〜5重量部を含む請求項1記
載の水リンス不要な洗浄剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP555198A JPH11199896A (ja) | 1998-01-14 | 1998-01-14 | 水リンス不要な洗浄剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP555198A JPH11199896A (ja) | 1998-01-14 | 1998-01-14 | 水リンス不要な洗浄剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11199896A true JPH11199896A (ja) | 1999-07-27 |
Family
ID=11614340
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP555198A Pending JPH11199896A (ja) | 1998-01-14 | 1998-01-14 | 水リンス不要な洗浄剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11199896A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106675875A (zh) * | 2015-11-06 | 2017-05-17 | 蓝思科技股份有限公司 | 一种陶瓷用除蜡清洗剂及其制备方法 |
JP2017222082A (ja) * | 2016-06-15 | 2017-12-21 | Dic株式会社 | インクジェット記録装置用洗浄液及びセット |
-
1998
- 1998-01-14 JP JP555198A patent/JPH11199896A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106675875A (zh) * | 2015-11-06 | 2017-05-17 | 蓝思科技股份有限公司 | 一种陶瓷用除蜡清洗剂及其制备方法 |
CN106675875B (zh) * | 2015-11-06 | 2019-01-22 | 蓝思科技股份有限公司 | 一种陶瓷用除蜡清洗剂及其制备方法 |
JP2017222082A (ja) * | 2016-06-15 | 2017-12-21 | Dic株式会社 | インクジェット記録装置用洗浄液及びセット |
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