JPH11199803A - 艶消し電着塗料組成物およびその製造方法 - Google Patents

艶消し電着塗料組成物およびその製造方法

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JPH11199803A
JPH11199803A JP603898A JP603898A JPH11199803A JP H11199803 A JPH11199803 A JP H11199803A JP 603898 A JP603898 A JP 603898A JP 603898 A JP603898 A JP 603898A JP H11199803 A JPH11199803 A JP H11199803A
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matte
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Yusuke Mitsusaka
祐介 三坂
Keisuke Oshima
啓介 大島
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】塗料安定性と光沢安定性および塗膜外観に優れ
る塗膜が得られる艶消し電着塗料組成物およびその製造
方法を提供する。 【解決手段】(a)アセトアセトキシ基を有する水溶性
または水分散型アクリル樹脂、(b)式1の官能基を分
子中に1個以上有する化合物、および 【化1】 (式中、Rは水素または炭素数1から6のアルキル基を
表す)(c)アミノ樹脂からなり、(a)/[(b)+
(c)]の混合比が40/60〜80/20であり、さ
らに(b)/(c)の混合比が1/99〜100/0で
あることを特徴とする艶消し電着塗料組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアルミ建材等に使用
する艶消し電着塗料に関し、詳述すれば塗料安定性に優
れ、ムラ等のない良好な仕上がり外観を提供するアニオ
ン型艶消し電着塗料、およびその製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】電着塗装によって艶消し塗膜を得る方法
としては、シリカ微粉末等の無機顔料を含有させる方法
(例えば、特開昭56ー75596号公報)、ポリエチレンやポ
リプロピレンなどの微粉末を含有させる方法(例えば、
特開昭60ー135466号公報)、電着塗膜を酸性処理液で後
処理する方法(例えば、特開昭52ー137444号公報)等が
提案されている。しかしながら、これらの方法では、艶
消し効果の持続性や艶が一定にならずに艶ムラが生じた
り、後処理方法では工程が多くなり、処理溶液からの引
き上げ時や水洗時に艶ムラが生じ、さらに塗膜性能の面
で副作用が生じる等の欠点がある。
【0003】上記の欠点を克服した電着塗料の艶消し方
法として、例えば3ーメタクリロイルオキシプロピルト
リメトキシシランのような二重結合を有する加水分解性
アルコキシシラン基含有化合物を共重合により導入する
方法(例えば、特公昭62-24519号公報)、ポリマー分子
中のカルボン酸と例えば、3グリシドキシプロピルトリ
メトキシシランのようなエポキシシラン化合物を反応さ
せる方法(例えば、特開平2-269780号公報)等により得
たアクリル樹脂にアミノ樹脂などの硬化剤を配合し、水
分散化したものが開示されている。
【0004】しかしながら、これらの方法で得られたア
クリル樹脂は加水分解性シリル基を有するため、高粘度
となり、保存安定性も悪い等の欠点があった。さらに、
電着塗料にした後も分散粒子内部で反応が進行し、光沢
の変動を引き起こしたり、塗膜の肌荒れや分散粒子の沈
降を引き起こすことがあった。
【0005】また、アルミキレート化合物を添加して艶
を消す方法(特開平3-207773号公報)が提案されている
が、アルミキレート化合物の架橋官能基が加水分解で失
活したり、アクリル樹脂と反応して、艶消し性の消失や
塗膜外観の肌荒れ、分散粒子の沈降を引き起こす欠点が
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】アルコキシシラン基や
アルミキレート化合物などの架橋方法に替わるものとし
てアセトアセトキシ基を用いた艶消し方法(特開平7-29
2297号公報)が提案されている。アセトアセトキシ基含
有するアクリル樹脂を水に中和希釈分散後をアルデヒド
類を用いて予め反応させて微細ゲル粒子を生成するもの
であるが、分散粒子の沈降や塗膜外観の肌荒れなどの問
題がある。
【0007】本発明の目的は、塗料安定性、光沢安定
性、仕上がり外観に優れる艶消し電着塗料組成物、およ
び該塗料を提供し得る低粘度で安定性が良好なアクリル
樹脂とそれを用いた艶消し塗料の製造方法を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は以下の本発明
により達成される。すなわち本発明は、 (a)アセトアセトキシ基を有する水溶性または水分散
型アクリル樹脂 (b)式1の官能基を分子中に1個以上有する化合物
【化3】 (式中、Rは水素または炭素数1から6のアルキル基を
表す) (c)アミノ樹脂からなり、(a)/[(b)+
(c)]の混合比が40/60〜80/20であり、さ
らに(b)/(c)の混合比が1/99〜100/0で
あることを特徴とする艶消し電着塗料組成物と、上記組
成物を混合後、中和剤で中和後に水に分散することを特
徴とする艶消し電着塗料組成物の製造方法である。
【0009】本発明は式1の官能基が電着塗膜の焼き付
け過程においてホルマリンと式2の
【化4】 (式中、Rは水素または炭素数1から6のアルキル基を
表す) 2級アミノ基に分解し、ホルマリンと2級アミノ基がそ
れぞれアクリル樹脂中のアセトアセトキシ基と架橋反応
を起こすことにより、艶消し性を発現させることを見出
したものである。これらの架橋反応は塗膜の焼き付け過
程においてのみ発現し、塗料の分散粒子内では進行しな
いため光沢や沈降性などの安定性に優れ、架橋反応に関
わるアセトアセトキシ基と式1の官能基1個以上有する
化合物が同じ粒子内に存在するために少量で艶消し効果
を発揮する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
【0011】(a)のアセトアセトキシ基を有する水溶
性または水分散性アクリル樹脂は、酸価が好ましくは20
〜150 mgKOH/g、さらに好ましくは30〜100 mgKOH/g
で、水酸基価が好ましくは30〜150 mgKOH/g、さらに好
ましくは40〜100 mgKOH/gのものであり、アセトアセト
キシ基を有し、かつ水溶性または水分散性のアクリル樹
脂であれば特に限定されないが、好ましくは以下の(1)
〜(4)の単量体を共重合して得られるアクリル樹脂が用
いられる。すなわち、(1)アセトアセトキシ基含有不飽
和単量体と、(2)重合性不飽和酸単量体と、(3)ヒドロキ
シル基含有重合性不飽和単量体と、(4)エチレン性不飽
和カルボン酸エステル及び、スチレン、酢酸ビニル、ア
クリロニトリルなどから選ばれるラジカル共重合可能な
単量体とを共重合することにより製造することができ
る。
【0012】(1)のアセトアセトキシ基含有不飽和単量
体としては、アセトアセトキシ基を有する不飽和化合物
であれば特に限定されないが、アセトアセトキシ基が置
換されたアクリル酸エステル、メタクリル酸エステルが
好ましく、例えばアセトアセトキシエチルアクリレー
ト、アセトアセトキシエチルメタクリレート、アセトア
セトキシプロピルアクリレート、アセトアセトキシプロ
ピルアクリレート、アセトアセトキシプロピルメタクリ
レートなどが挙げられる。これらのアセトアセトキシ基
含有不飽和単量体は、1種単独で用いても良いし、2種
以上を組み合わせて用いても良い。
【0013】また、(2)の重合性不飽和酸単量体と、(3)
のヒドロキシル基含有重合性不飽和単量体と、(4)のエ
チレン性不飽和カルボン酸エステル及び、スチレン、酢
酸ビニル、アクリロニトリル等のラジカル共重合可能な
単量体とを共重合した後に、ジケテンやアセトアセチル
エステル等でアセトアセチル化して製造してもよい。
【0014】該化合物(1)は、(a)成分に対して好ま
しくは0.5 〜50重量%、さらに好ましくは1 〜30重量%
となるような範囲で使用される。0.5 重量%以上であれ
ば艶消し効果が十分に得られので好ましく、また50重量
%以内であれば分子量が高くなることによるアクリル共
重合樹脂のゲル化も起こらないので好ましい。
【0015】成分(2)の重合性不飽和酸単量体は、主と
してアクリル樹脂に水分散性、電気泳動性、硬化時の触
媒作用等を付与するものであり、例えばアクリル酸、メ
タクリル酸、クロトン酸、ビニル酢酸、イタコン酸、マ
レイン酸などの重合性不飽和カルボン酸、アシッドホス
ホオキシエチルアクリレート、アシッドホスホオキシエ
チルメタクリレート、アシッドホスホオキシプロピルア
クリレート、アシッドホスホオキシプロピルメタクリレ
ート、アシッドホスホオキシポリオキシエチレングリコ
ールモノアクリレート、アシッドホスホオキシポリオキ
シエチレングリコールモノメタクリレート、アシッドホ
スホオキシポリオキシプロピレンモノアクリレート、ア
シッドホスホオキシポリオキシプロピレンモノメタクリ
レートのような重合性不飽和有機リン酸、ビニルスルホ
ン酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホ
ン酸、p−スチレンスルホン酸のような重合性不飽和有
機スルホン酸などが挙げられる。これらは単独で使用し
てもも2種以上を混合して使用しても良いが、重合性不
飽和カルボン酸が好ましい。
【0016】該化合物は、(a)アクリル樹脂の酸価
が、好ましくは20〜150 mgKOH/g、さらに好ましくは30
〜100 mgKOH/gとなるような範囲で使用される。アクリ
ル樹脂の酸価は、水希釈性や艶消し性が良くなるため20
mgKOH/g以上が好ましく、また耐水性及び耐候性が良好
になるので150 mgKOH/g以内が好ましい。
【0017】また成分(3)のヒドロキシル基含有重合性
不飽和単量体は、主として硬化剤であるメラミン樹脂と
の硬化性を付与するものであり、好ましくは炭素数2以
上の多価アルコールとアクリル酸またはメタクリル酸と
のエステルであり、例えば2−ヒドロキシルエチルアク
リレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、3−
ヒドロキシプロピルアクリレート、3−ヒドロキシプロ
ピルメタクリレート、4−ヒドロキシブチルアクリレー
ト、4−ヒドロキシブチルメタクリレート、1,3−プ
ロパンジオール−2−アクリレート、1,3−プロパン
ジオール−2−メタクリレート等が挙げられる。該化合
物は単独でも2種以上を混合しても用いることができ
る。
【0018】該化合物は共重合樹脂中の水酸基価が、好
ましくは30〜150 mgKOH/g、さらに好ましくは40〜100
mgKOH/gとなるような範囲で使用される。水酸基価が30
mgKOH/g以上であれば、硬化性が十分に得られるため好
ましく、また150 mgKOH/g以内であれば、塗膜の脆化を
防止し耐水性も良好になるので好ましい。
【0019】成分(4)のラジカル共重合可能な単量体
は、主としてアクリル樹脂の骨格を形成する成分であ
り、アクリル酸、メタクリル酸等のアルキルエステル、
または通常のビニル単量体等が好ましく使用される。ア
クリル酸、メタクリル酸等のアルキルエステルの例とし
ては、例えば、メチルアクリレート、メチルメタクリレ
ート、エチルアクリレート、エチルメタクリレート、n-
プロピルアクリレート、n-プロピルメタクリレート、イ
ソプロピルアクリレート、イソプロピルメタクリレー
ト、n-ブチルアクリレート、n-ブチルメタクリレート、
イソブチルアクリレート、イソブチルメタクリレート、
t-ブチルアクリレート、t-ブチルメタクリレート、シク
ロヘキシルアクリレート、シクロヘキシルメタクリレー
ト、ラウリルアクリレート、ラウリルメタクリレート、
ステアリルアクリレート、ステアリルメタクリレート、
2-エチルヘキシルアクリレート、2-エチルヘキシルメタ
クリレートジメチルアミノエチルメタクリレート、メタ
クリロキシプロピルトリメトキシシラン、メチロールア
クリルアミド、メチロールメタクリルアミド、n-ブトキ
シメチルアクリルアミド、n-ブトキシメチルメタクリル
アミド、プロポキシメチルアクリルアミド、プロポキシ
メチルメタクリルアミドなどが挙げられる。またビニル
単量体としては、スチレン、メチルスチレン、ビニルト
ルエン、酢酸ビニル、アクリロニトリル、アクリルアミ
ド、メタクリルアミド等が挙げられるがこれらに限定さ
れない。該単量体は20〜90.9重量%の範囲で使用される
のが好ましく、これらは単独でも2種以上を混合しても
用いることができる。
【0020】(a)アクリル樹脂の好ましい数平均分子
量は 3,000〜70,000である。数平均分子量が 3,000以上
であれば、塗膜耐久性が十分に得られ、また70,000以下
であれば安定性の良い水分散型となりやすく、粘度が適
切で、取り扱い性が良好である。特に艶消し性と塗装安
定性の点で数平均分子量が5,000〜50,000であるのが好
ましい。
【0021】(a)アクリル樹脂は、前記各単量体を溶
液重合、非水分散重合、塊状重合、エマルジョン重合、
懸濁重合等公知の方法で得られるが、特にイソプロピル
アルコール、n-ブチルアルコール、エチルセロソルブ、
ブチルセロソルブ等の親水性有機溶剤を用いた溶液重合
法によって得るのが好ましい。
【0022】アクリル樹脂(a)の使用量は好ましくは
40〜80重量%、さらに好ましくは50〜75重量%
である。アクリル樹脂(a)の使用量が40重量%以上
であれば、塗料の分散安定性が良く、また耐候性、耐薬
品性、塗膜硬度等の塗膜特性も良好であるため好まし
い。一方、80重量%以下であれば、艶消し効果が十分
に得られ、また塗膜の架橋密度が増加して塗膜特性も良
くなるため好ましい。
【0023】式1の官能基を1個以上有する化合物
(b)としては、式1の官能基を1個以上有していれば
特に限定されないが、2個以上有しているものが好まし
く、またメチロール基を有するアミノ樹脂が好ましく使
用される。メチロール基を有するアミノ樹脂は、トリア
ジン環1核当たり2〜6個のメチロール基を有すること
が好ましく、メチロール基以外の官能基は特に限定され
ないが、アルコキシメチロール基が好適に用いられる。
【0024】本発明の式1の官能基を1個以上有する化
合物(b)としては、市販されていものから選択するこ
とができる。メチロール基を有するアミノ樹脂として
は、市販されている多くのメラミン樹脂やベンゾグアナ
ミン樹脂の中から任意に選択することができる。例えば
サイメル370、サイメル771、サイメル272、マ
イコート102(以上、三井サイテック(株)製)ニカ
ラックMX−750、ニカラックMX−002、ニカラ
ックMX−706、ニカラックMX−035(以上、三
和ケミカル(株)製)等のメチロール基を有するアミノ
樹脂が挙げられる。これらは単独でも2種以上を混合し
ても用いることができる。
【0025】(b)の化合物としてのメチロール基含有
アミノ樹脂は、艶消し性の付与の他に塗膜の硬化剤とし
ても作用するが、塗膜外観や艶消し性の調節のために一
般的なアミノ樹脂(c)を併用することもできる。一般
的なアミノ樹脂としてはメラミン樹脂、ベンゾグアナミ
ン樹脂等であり、好ましくはメラミン樹脂である。n−
ブチル化メラミン樹脂、イソブチル化メラミン樹脂等の
アルコキシ基がメトキシ基、エトキシ基、n−ブトキシ
基、i−ブトキシ基、t−ブトキシ基などであるアルコ
キシメチル化メラミン樹脂等が挙げられる。これらの樹
脂は、通常メラミンにホルムアルデヒド、パラホルムア
ルデヒド等のアルデヒドを付加反応または付加縮合反応
させて得られたものに、炭素数1〜4の1価アルコール
でエーテル化して得られる。
【0026】本発明のアミノ樹脂(c)としては、その
樹脂中のメチロール含有量がトリアジン環1核当たり1
個より少ないメラミン樹脂が好ましく、さらに好ましく
は、メチロール含有量が0.5個以下のメラミン樹脂で
ある。メラミン樹脂の中でもホルムアルデヒド、パラホ
ルムアルデヒド等のアルデヒドを付加反応または付加縮
合反応させて得られたものに、炭素数1〜6の1価アル
コールでエーテル化して得られるアルキルエーテル化メ
チロール型メラミン樹脂がより好ましく使用される。
【0027】本発明では、アルキルエーテル基の一部ま
たは全部が炭素数2〜6のアルキルエーテル基であるア
ルキルエーテル化メチロール型メラミンが好適に用いら
れ、炭素数2〜6のアルキルエーテル基がブトキシ基で
あり、該ブトキシ基がアルキルエーテル基の20〜10
0%であるアルキルエーテル化メチロールメラミン樹脂
が艶消し性や艶消し外観の点でより好ましい。使用する
メラミンは1種類に限られるものではなく、混合したメ
ラミン中のブトキシ基の比率が上記に範囲内に入るので
あれば、2種類以上のメラミンを混合してもかまわな
い。
【0028】本発明のアミノ樹脂(c)としては、市販
されている多くのメラミン樹脂やベンゾグアナミン樹脂
の中から任意に選択することができる。例えばサイメル
266、サイメル267、サイメル285、サイメル2
35、サイメル238、サイメル236、マイコート5
06(以上、三井サイテック(株)製)、ニカラックM
X−45、ニカラックSM−651、ニカラックSM−
652、ニカラックSM−653等のアミノ樹脂が挙げ
られる。これらは単独でも2種以上を混合しても用いる
ことができる。
【0029】(a)アセトアセトキシ基を有する水溶性
または水分散型アクリル樹脂と、(b)式1の官能基を
分子中に1個以上含有する化合物、および(c)アミノ
樹脂との配合割合は、固形分を基準とした重量比で、
(a)/[(b)+(c)]が40/60〜80/20
であり、さらに(b)/(c)が1/99〜100/0
である。(a)と[(b)+(c)]の比率で(a)が
40以上であれば水分散性が安定で好ましく、80以下
であれば塗膜の硬度が十分となり好ましい。
【0030】(b)式1の官能基を1個以上有する化合
物と(c)アミノ樹脂の配合割合は、固形分を基準とし
た重量比で1/99 以上であれば艶消し性が得られ、艶消
し度の調整や塗膜性能のために(c)のアミノ樹脂を適
宜配合してもよい。 アクリル樹脂(a)と式1の官能
基を1個以上有する化合物(b)、アミノ樹脂(c)は
通常の方法で混合後、得られた混合物を水分散型(水希
釈性)とするために、アクリル樹脂中のカルボキシル基
の少なくとも一部を塩基性物質、例えば有機アミンある
いは無機塩基で中和する。中和後は、水を徐々に添加し
て、水分散型(水溶性)塗料とする。
【0031】アクリル樹脂(a)を中和希釈分散化後
に、式1の官能基を分子中に1個以上有する化合物
(b)やアミノ樹脂(c)を導入すると分散が不安定に
なったり、塗膜外観に影響を及ぼすので好ましくない。
【0032】塩基性物質としては、モノメチルアミン、
ジメチルアミン、トリメチルアミン、ジエチルアミン、
トリエチルアミン、モノイソプロピルアミン、ジイソプ
ロピルアミン、トリエタノールアミン、ジメチルエタノ
ールアミン、ジエチルエタノールアミン、などの有機ア
ミン、あるいはアンモニアが好適である。このような塩
基性物質による中和率は20〜100 %が適当であるが、特
に30〜95%のとき塗料の分散安定性が良好で、仕上がり
外観の良好な艶消し塗膜となる艶消し電着塗料が得られ
る。
【0033】さらに、所望により、乾きムラ及び水洗性
を改善するための界面活性剤、艶消し補助及び平滑性改
善のための顔料、平滑性及び艶消し改善のためのワック
ス、ラテックス等、塗膜硬度を改善するための硬化触
媒、その他に着色剤、可塑剤、酸性・塩基性物質等を適
宜くわえることができる。また、必要に応じ、他のアク
リル樹脂やメラミン樹脂を、本発明の効果を損なわない
範囲で添加することができる。
【0034】このような本発明の電着塗料組成物は、被
塗物を陽極とし、対極を陰極として電着塗装する。この
際、電着塗料浴中の塗料組成物の固形分濃度は、5〜15
重量%が適当である。5重量%以上であれば、塗装電圧
を低く抑えることができ、一方、15重量%以内であれ
ば、塗装系外への損失が少くて済み経済的である。ま
た、電着塗装は、通常電着塗料浴温度15〜35℃、塗装電
圧50〜300V及び電着時間1〜20分の条件で行うことがで
きる。このような本発明の艶消し電着塗膜の形成方法に
よれば、塗膜の膜厚を 5〜60μmの範囲で、適宜選択し
て調整することができる。
【0035】電着塗装した被塗物は必要により水洗し、
ついで 120〜 200℃で10〜60分間加熱硬化することによ
り、良好な外観と硬度に優れた艶消し電着塗膜が形成さ
れる。
【0036】本発明の艶消し電着塗装方法に適用できる
被塗物は、導電性を有するものであれば特に限定されな
いが、被塗物としてアルミニウム叉はアルミニウム合金
を用いた場合には、平滑性等に優れた均一な艶消し塗膜
が得られ、アルミニウム材のダイスマーク等が目立たな
いおちついた外観と高い硬度を併せ持つ艶消し塗膜を得
ることができる。
【0037】
【作用】本発明の艶消し電着塗料組成物及びその製造方
法においては、アクリル樹脂中のアセトアセトキシ基が
塗膜加熱時に式1の官能基が分解して生成したホルムア
ルデヒドと2級アミノ基とそれぞれ架橋反応を起こすこ
とで艶消し性を発現させる。式1の官能基は塗膜加熱時
に分解して、アセトアセトキシ基と反応し、常温では反
応しないため、塗料安定性や光沢の安定性に優れる。
【0038】本発明の塗膜の硬化剤としてはメチロール
基を有するアミノ樹脂を用いても良いが、一般的なアミ
ノ樹脂を併用しても艶消し性を妨げることなく、むしろ
ブトキシ基を有するアミノ樹脂を用いることにより、艶
消し性や塗膜外観に好都合に作用する。
【0039】アセトアセトキシ基を含むアクリル樹脂と
式1の官能基を1個以上有する化合物及びアミノ樹脂を
混合した後に、中和希釈し、水分散化を行う。これによ
って、アセトアセトキシ基と式1の官能基を同一粒子内
に存在させることで、塗膜形成時に架橋反応が効率良く
進行し、艶消し性を発現できる。
【0040】
【実施例】本発明を以下の具体的実施例により、さらに
詳細に説明する。
【0041】製造例1 (a)アクリル系樹脂の製造例 アクリル樹脂(A−1)の製造 反応容器中にイソプロピルアルコール40重量部及びブチ
ルセロソルブ20重量部を仕込、還流温度まで昇温した。
これにアセトアセトキシエチルメタクリレート(AAE
M)5.0重量部、アクリル酸(AA)7.0 重量部、2−
ヒドロキシルエチルメタクリレート(2HEMA)20重
量部、メチルメタクリレート(MMA)28重量部、n−
ブチルメタクリレート(NBMA)20重量部およびブチ
ルアクリレート(BA)20重量部、アゾビスイソブチロ
ニトリル0.8 重量部からなる混合物を還流温度下で3時
間で滴下した。滴下終了から1時間経過した後、さらに
アゾビスイソブチロニトリル0.8 重量部とイソプロピル
アルコール10重量部を4回に分けて30分置きに添加し、
添加終了後さらに1時間重合を継続し、ブチルセロソル
ブ10重量部で希釈し、アクリル樹脂(A−1)を得た。
【0042】アクリル樹脂(A−2)の製造 反応容器中にイソプロピルアルコール40重量部及びブチ
ルセロソルブ20重量部を仕込、還流温度に昇温した。こ
れに下記表−1に示すモノマー配合に基づき上記製造例
と同様にしてアクリル樹脂(A−2)を得た。
【0043】アクリル樹脂(A−3)の製造(比較例に
使用するアクリル樹脂) 反応容器中にイソプロピルアルコール40重量部及びブチ
ルセロソルブ20重量部を仕込、還流温度に昇温した。こ
れに下記表−1に示すモノマー配合に基づき上記製造例
と同様にしてアクリル樹脂(A−3)を得た。
【0044】
【表1】
【0045】式1の官能基を1個以上有する化合物とし
てメチロール基含有アミノ樹脂を使用した。
【0046】(b)メチロール基含有アミノ樹脂 B−1:[サイメル370、三井サイテック(株)製、
固形分88重量%] B−2:[サイメル771、三井サイテック(株)製、
固形分80重量%] B−3:[サイメル272、三井サイテック(株)製、
固形分80重量%] (c)アミノ樹脂 C−1:[サイメル285、三井サイテック(株)製、
固形分85重量%] メトキシ基/ブトキシ基=71%/29%) C−2:[サイメル235、三井サイテック(株)製、
固形分100重量%] メトキシ基/ブトキシ基=61%/39%] C−3:[サイメル236、三井サイテック(株)製、
固形分100重量%] メトキシ基/ブトキシ基=41%/59%] C−4:[マイコート506、三井サイテック(株)製、
固形分96重量%] メトキシ基/ブトキシ基=5%/95%]
【0047】実施例1 製造例1のアクリル樹脂(A−1)181.6 重量部に、メ
チロール基含有アミノ樹脂(B−1)37.7重量部、アミ
ノ樹脂(C−1)10.1重量部を加え、25℃で30分間撹拌
して混合を行い、トリエチルアミン5.9 重量部を添加
し、さらに25℃で10分間撹拌を続けた後、脱イオン水を
徐々に加えて希釈し、樹脂固形分10%の電着塗料を調製
した。
【0048】この電着塗料を電着槽に入れ、アルマイト
処理後交流着色した6063S アルミニウム板を陽極として
浴温21℃で、所定の電圧(160〜200V)で2.5 分間通電
し、電着塗装を行った。電着終了後、イソプロパノール
2 重量%、ブチルセロソルブ1重量%を含む水洗水にて
洗浄し、室温で10分間風乾した後、180 ℃で30分間加
熱硬化させ、塗膜厚10μmの塗膜を得た。得られた塗
膜の性能評価結果を表−3に示す。
【0049】実施例2〜6 下記表−2に示す配合に基づき、実施例1と同様にして
電着塗料組成物を調製し、実施例1と同様にして塗膜を
作成した。得られた塗膜の性能評価結果を表−3に示
す。
【0050】
【表2】
【0051】
【表3】
【0052】比較例1 製造例3のアクリル樹脂(A−3)181.6 重量部に、メ
チロール基含有アミノ樹脂(B−1)37.7重量部、アミ
ノ樹脂(C−1)10.1重量部を加え、25℃で30分間撹拌
して混合を行い、トリエチルアミン5.9 重量部を添加
し、さらに25℃で10分間撹拌を続けた後、脱イオン水を
徐々に加えて希釈し、樹脂固形分10%の電着塗料を調製
した。
【0053】この電着塗料を電着槽に入れ、アルマイト
処理後交流着色した6063S アルミニウム板を陽極として
浴温21℃で、所定の電圧(160〜200V)で2.5 分間通電
し、電着塗装を行った。電着終了後、これらの塗板をイ
ソプロパノール2 重量%、ブチルセロソルブ1 重量%を
含む水洗水にて洗浄し、室温で10分間風乾した後、18
0 ℃で30分間加熱硬化させ、塗膜厚10μmの塗膜を得
た。得られた塗膜の性能評価結果を表−5に示す。
【0054】比較例2〜4 下記表−4に示す配合に基づき、比較例1と同様にして
電着塗料組成物を調製し、比較例1と同様にして塗膜を
作成した。得られた塗膜の性能評価結果を表−5に示
す。
【0055】比較例5 製造例2の配合に基づき、アクリル樹脂(A−1)181.
6重量部をトリエチルアミン5.9重量部で中和後、25℃で
攪拌混合しながら脱イオン水で希釈し樹脂固形分30%の
樹脂溶液を得た。その後、メチロール基含有アミノ樹脂
(B−2)53.6重量部25℃で攪拌しながら添加し、1時
間攪拌した。その後、脱イオン水で希釈し樹脂固形分10
%の電着塗料調整した。その後、比較例1と同様にして
塗膜を作成した。得られた塗膜の性能評価結果を表−5
に示す。
【0056】
【表4】
【0057】
【表5】
【0058】評価方法及び評価基準 (1)光沢: 60゜鏡面反射による光沢度をJIS K 5400 7.
6に準拠して測定した。 (2)塗膜外観:電着塗膜面を目視により観察し、肌あれ
が目立つか否かをを評価した。 (3)硬度:JIS K 5400 8.4に準拠して鉛筆引っかきテス
トを行った結果である。 (4)付着性:1mm目で10×10個のゴバン目テスト(JIS K
5400準拠)を行い、アルミニウム素地との付着性を、剥
離しない個数/100により表示。 (5)保存安定性:500ml ガラス瓶を乾燥窒素で置換した
後、アクリル樹脂を400g瓶にとり、乾燥窒素ガスでシー
ルした後密閉した。これを50℃で2週間保存後の状態を
目視により観察した。 (6)酸価:JIS K 5407 11.1に準拠して固形分1g中の
酸分を中和するために要した水酸化カリウムのmg数で
表す。 (7)水酸基価:固形分1g当たりの水酸基の量を水酸化
カリウムのmg数で表す。 (8)分子量:東ソー(株)製 高速GPC装置HLC−
8020を用い、数平均分子量を測定した。
【0059】
【発明の効果】本発明の艶消し電着塗料組成物及び製造
法を適用することにより、塗料安定性、光沢安定性、仕
上がり外観に優れる艶消し塗膜を得ることが可能となっ
た。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)アセトアセトキシ基を有する水溶性
    または水分散型アクリル樹脂、(b)式1の官能基を分
    子中に1個以上有する化合物、および 【化1】 (式中、Rは水素または炭素数1から6のアルキル基を
    表す)(c)アミノ樹脂からなり、(a)/[(b)+
    (c)]の混合比が40/60〜80/20であり、さ
    らに(b)/(c)の混合比が1/99〜100/0で
    あることを特徴とする艶消し電着塗料組成物。
  2. 【請求項2】(b)の式1の官能基を分子中に1個以上
    有する化合物が、メチロール基を含有するアミノ樹脂で
    ある請求項1記載の艶消し電着塗料組成物。
  3. 【請求項3】メチロール基を含有するアミノ樹脂が、ト
    リアジン環1核当たり1個以上のメチロール基を有する
    アミノ樹脂である請求項2記載の艶消し電着塗料組成
    物。
  4. 【請求項4】アミノ樹脂(c)がアルキルエーテル化メ
    チロールメラミン樹脂であり、該メラミン樹脂のアルキ
    ルエーテル基の一部または全部が炭素数2〜6のアルキ
    ルエーテルであり、該メラミン樹脂中のメチロール基含
    有量が当トリアジン環1核当たり1個より少ない請求項
    1〜3のいずれか1項記載の艶消し電着塗料組成物。
  5. 【請求項5】(a)アセトアセトキシ基を有する水溶性
    または水分散型アクリル樹脂、(b)式1の官能基を分
    子中に1個以上有する化合物、および 【化2】 (式中、Rは水素または炭素数1から6のアルキル基を
    表す)(c)アミノ樹脂からなり、(a)/[(b)+
    (c)]の混合比が40/60〜80/20であり、さ
    らに(b)/(c)の比率が1/99〜100/0で全
    体を混合後、中和剤で中和後に水に分散することを特徴
    とする電着塗料の製造方法。
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