JPH11198895A - パワーチルト装置のマニュアルバルブ構造 - Google Patents

パワーチルト装置のマニュアルバルブ構造

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JPH11198895A
JPH11198895A JP10015007A JP1500798A JPH11198895A JP H11198895 A JPH11198895 A JP H11198895A JP 10015007 A JP10015007 A JP 10015007A JP 1500798 A JP1500798 A JP 1500798A JP H11198895 A JPH11198895 A JP H11198895A
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oil
manual valve
hydraulic cylinder
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tilt device
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JP10015007A
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Yoshikatsu Uematsu
喜勝 植松
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SOUKI KK
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/04Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
    • F02B61/045Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 船外機のパワーチルト装置において、あまり
必要のない船外機の手動アップ機能をマニュアルバルブ
から廃止することで、油圧回路を複雑化することなく、
また、マニュアルバルブ自体の構造も簡単なものとし
て、装置のコンパクト化やコストダウンを図ると共に、
マニュアルバルブの操作性を向上させる。 【解決手段】 電動モーター14によるオイルポンプ1
6の駆動により、油圧シリンダ13の上油室と下油室の
何れかに選択的にオイルを供給することで、該油圧シリ
ンダ13の伸縮に応じて船外機を船体に対して上下方向
に回動させると共に、電動モーター14等の故障時に
は、オイルポンプ16と油圧シリンダ13を結ぶ油圧回
路の途中に設けられたマニュアルバルブ30からリザー
バータンク15にオイルを戻すことで、手動による船外
機の上下回動操作が可能となるようにした船外機のパワ
ーチルト装置12において、該マニュアルバルブ30
を、油圧シリンダ13の下油室側に通じるオイル通路2
8の途中に配置して、押しボタン30aの操作で開閉さ
れるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動モーターによ
るオイルポンプの駆動で油圧シリンダを伸縮させること
により、人力によらず機械力で船外機を上下方向に回動
するようにしたパワーチルト装置に関し、特に、そのよ
うな船外機のパワーチルト装置において、電動モーター
やオイルポンプ等の故障時に、油圧回路からリザーバー
タンクにオイルを戻すことで、手動による船外機の上下
回動操作を可能とするためのマニュアルバルブの構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】小型船舶に搭載される船外機では、機体
を水中から引き上げたり水中に降ろしたりするようなチ
ルト操作を人力によらず機械力で行うために、船体の後
尾板に固定されたクランプブラケットと、船外機を水平
方向で回動自在に支持するスイベルブラケットとに渡っ
て、電動モーターによるオイルポンプの駆動で伸縮させ
る油圧シリンダの上下両端をそれぞれ軸支させること
で、該油圧シリンダの伸縮に応じて、スイベルブラケッ
トとクランプブラケットの上端同士を回動可能に連結す
る水平方向のチルト軸を回動中心として、船外機を船体
に対して上下方向に回動させるようにした、所謂パワー
チルト装置と言われるものが従来から使用されている。
【0003】そのような船外機のパワーチルト装置で
は、電動モーターやオイルポンプ等の故障時において、
油圧回路からリザーバータンクにオイルを戻すことで、
手動による船外機のアップ・ダウン操作(上下回動操
作)を可能とするために、従来から、図6に示すよう
に、油圧シリンダ13のシリンダ本体20の上下各油室
のそれぞれからメインバルブ32に至る各オイル通路2
8,29の途中に、故障時に手動操作でオイルをリザー
バータンク15に戻すためのマニュアルバルブ40が、
それぞれの連絡通路41,42を介して各オイル通路2
8,29と連通するように、両方のオイル通路28,2
9に渡って設置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来のパワーチルト装置のマニュアルバルブ構造で
は、船外機のアップ操作とダウン操作をそれぞれ手動で
容易に行なうことができるように、図6に示すように、
各オイル通路28,29からの連絡通路41,42をそ
れぞれマニュアルバルブ40に接続して、図7に示すよ
うなマニュアルバルブ40を工具を使って回動操作する
ことにより、油圧シリンダ20の上下各油室に通じるそ
れぞれオイル通路28,29の何れからもオイルをリザ
ーバータンク15に戻すことができるようにしている。
【0005】しかしながら、実際にマニュアルバルブに
より船外機を手動操作する場合について検討してみる
と、電動モーターやオイルポンプ等が故障しても航走時
にはプロペラを必ず水中に入れられるように、マニュア
ルバルブによるダウン機能が船外機では必須のものであ
るのに対して、マニュアルバルブによる船外機のアップ
機能については従来殆ど使用されておらず、そのような
使用頻度の検証のないまま、マニュアルバルブにアップ
機能とダウン機能を共に設けていることで、各オイル通
路からの連絡通路をそれぞれ設けることが必要となっ
て、油圧回路のオイル通路を複雑化することとなる。
【0006】また、マニュアルバルブにアップ機能とダ
ウン機能を共に設けていることで、マニュアルバルブ自
体についても、図7に示すような、バルブの内部にオイ
ル通路が形成され、工具を使って回動操作するような、
構造が複雑で操作が面倒なものとなってしまい、そのよ
うな連絡通路による油圧回路の複雑化やマニュアルバル
ブ自体の構造によって、装置のコンパクト化が阻害され
たり、コストアップを招いたりすると共に、マニュアル
バルブの操作性も悪いものになるという問題が生じてい
る。
【0007】本発明は、上記のような問題の解消を課題
とするものであり、具体的には、船外機のパワーチルト
装置において、あまり必要のない船外機の手動アップ機
能をマニュアルバルブから廃止することで、油圧回路を
複雑化することなく、また、マニュアルバルブ自体の構
造も簡単なものとして、装置のコンパクト化やコストダ
ウンを図ると共に、マニュアルバルブの操作性を向上さ
せることを課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
課題を解決するために、上記の請求項1に記載したよう
に、電動モーターによるオイルポンプの駆動により、油
圧シリンダの上油室と下油室の何れかに選択的にオイル
を供給することで、該油圧シリンダの伸縮に応じて船外
機を船体に対して上下方向に回動させると共に、電動モ
ーター等の故障時には、オイルポンプと油圧シリンダを
結ぶ油圧回路の途中に設けられたマニュアルバルブから
リザーバータンクにオイルを戻すことで、手動による船
外機の上下回動操作が可能となるようにした船外機のパ
ワーチルト装置において、該マニュアルバルブが、油圧
シリンダの下油室側に通じるオイル通路の途中に配置さ
れて、押しボタンの操作で開閉されるように構成されて
いることを特徴とするものである。
【0009】また、上記の請求項1に記載された船外機
のパワーチルト装置において、上記の請求項2に記載し
たように、マニュアルバルブが、油圧シリンダの下端部
の近傍に配置されていることを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明のパワーチルト装置
のマニュアルバルブ構造の実施形態について図面に基づ
いて説明する。
【0011】図1は、本発明のマニュアルバルブ構造を
有するパワーチルト装置が使用されている船外機の一例
を概略的に示すもので、船体(後尾板2)に対して取り
付けられる船外機1は、トップカウル3とアッパーケー
ス4とロアーケース5からなるハウジングに対して、駆
動源となるエンジンがトップカウル3内に収納され、推
進機となるプロペラ6がロアーケース5の後側に装着さ
れているもので、航走中には、操舵ハンドル7により操
舵軸(図示せず)を回動中心として水平方向で回動操作
されるものである。
【0012】船外機1の船体に対する取り付けについて
は、船外機1の操舵軸を水平方向で回動自在に支持する
スイベルブラケット9と、船体の後尾板2に着脱可能に
固定されたクランプブラケット10とが、各ブラケット
9,10の上端同士で水平方向のチルト軸11により回
動自在に連結されていることで、船外機1は、スイベル
ブラケット9に対して水平方向で回動可能に、且つ、チ
ルト軸11を回動軸として上下方向で回動可能に、スイ
ベルブラケット9とクランプブラケット10を介して、
船体に対して着脱可能に取り付けられている。
【0013】そのように各ブラケット9,10を介して
船体の後尾板2に取り付けられる船外機1に対して、船
外機1を水中から引き上げたり水中に降ろしたりするよ
うなチルト操作を人力によらず機械力で行うために、船
外機側のスイベルブラケット9と船体側のクランプブラ
ケット9の間には、電動モーターによるオイルポンプの
駆動で油圧シリンダを伸縮させるようなパワーチルト装
置12が介設されており、該装置12の油圧シリンダの
伸縮に応じて、船外機1が船体に対してチルト軸11を
中心に上下方向に回動されることとなる。
【0014】図2は、上記のようにスイベルブラケット
9とクランプブラケット10の間に組み付けられた状態
のパワーチルト装置12を前方(図1の矢印A方向)か
ら見たもので、パワーチルト装置12は、油圧シリンダ
13と、電動モーター14と、オイルポンプを内蔵する
リザーバータンク15とによって構成されているもので
ある。
【0015】油圧シリンダ13は、その上端(ピストン
ロッドの上端)に形成された上部取付部13aが、スイ
ベルブラケット9の上部に固定された水平方向のシリン
ダ取付軸9aによって回動可能に軸支され、その下端
(シリンダ本体の下端)に形成された下部取付部13b
が、クランプブラケット10の下部に固定された水平方
向のシリンダ取付軸10aによって回動可能に軸支され
ていることで、スイベルブラケット9の上部とクランプ
ブラケット10の下部に渡って取り付けられている。
【0016】そのように各ブラケット9,10に渡って
取り付けられた油圧シリンダ13の下方側部に、オイル
ポンプを内蔵したリザーバータンク15が一体的に付設
されており、リザーバータンク15の上方には電動モー
ター14が直列的に連結されていて、油圧シリンダ13
の側方に電動モーター14とリザーバータンク15を並
列的に配置したパワーチルト装置12の全体が、船体に
船外機を取り付けるための各ブラケット(スイベルブラ
ケット9とクランプブラケット10)の間に組み付けら
れている。
【0017】図3は、パワーチルト装置12における油
圧シリンダ13の下部とリザーバータンク15のそれぞ
れの内部を示すもので、油圧シリンダ13の下部側方に
付設されるリザーバータンク15の内部には、オイルポ
ンプ16が収納されており、図示していないが、オイル
ポンプ16はギヤポンプ構造により形成されていて、電
動モーター14の出力軸17を、カップリング18を介
して、ギヤポンプのドライブ側のギヤに連動させている
ことで、電動モーター14の回転によってオイルポンプ
16が駆動される。
【0018】油圧シリンダ13のシリンダ本体20は、
外筒21と内筒22およびそれらの上端開放部を閉鎖す
る蓋部材23とからなる複筒式のもので、シリンダ本体
20には、上端の蓋部材23を貫通して出入するように
ピストンロッド24が挿入され、ピストンロッド24の
下端には、内筒22の内周壁と摺接してシリンダ本体2
0内の油室を上油室と下油室に区画するピストン25が
固定されている。
【0019】シリンダ本体20には、外筒21の下端近
傍にオイル出入孔26が開設され、その上方にオイル出
入孔27が開設されていて、下方のオイル出入孔26
は、シリンダ本体20内の下油室と連通しており、上方
のオイル出入孔27は、外筒21と内筒22の隙間およ
び内筒22の上端近傍に開設されたオイル出入孔(図示
せず)を介し、シリンダ本体20内の上油室と連通して
いる。
【0020】シリンダ本体20の下方のオイル出入孔2
6は、リザーバータンク15に形成されたオイル通路2
8に接続され、上方のオイル出入孔27は、リザーバー
タンク15に形成されたオイル通路29に接続されてい
て、各オイル通路28,29の一方から供給されるオイ
ルによるシリンダ本体20内の上油室と下油室の圧力差
の変化により、ピストン25が上下動するのに応じて、
ピストンロッド24がシリンダ本体20から出入するこ
とで、油圧シリンダ13は伸縮する。
【0021】上記のような油圧シリンダ13の下部側方
に付設されているリザーバータンク15の下端部分に
は、リザーバータンク15に形成されたオイル通路28
に対して、押しボタン30aの操作で開閉されるマニュ
アルバルブ30を間に設けた状態で、オイル通路28か
らリザーバータンク15内にオイルを戻すためのオイル
戻し通路31が形成されている。
【0022】図4は、上記のようなオイルポンプ16や
マニュアルバルブ30を備えたパワーチルト装置12の
油圧回路を示すもので、油圧シリンダ13の下油室に連
通するオイル通路28と上油室に連通するオイル通路2
9は、それぞれメインバルブ32と各オイル通路33,
34を介して、正逆両回転で使用されるオイルポンプ1
6の各側の吐出口にそれぞれ接続されており、オイルポ
ンプ16の正逆回転の変更によるオイル吐出方向の変更
に応じ、オイルポンプ16からのオイル吐出方向の変更
に応じて自動的に切り換えられるメインバルブ32を介
して、油圧回路を流れるオイルの方向が変えられること
となる。
【0023】そのようなパワーチルト装置12の油圧回
路において、シリンダ本体20の下油室側とメインバル
ブ32を接続するオイル通路28と、リザーバータンク
15へのオイル戻し通路31の間に、図3に示したよう
な構造で、押しボタン30aの操作でオイル通路28の
オイルをリザーバータンク15に戻すためのマニュアル
バルブ30が設置されている。
【0024】このマニュアルバルブ30では、通常は、
図5(A)に示すように、オイル通路28からオイル戻
し通路31に続く油路に設けられたボール弁部が、オイ
ル通路28側の油圧によって閉じられているが、押しボ
タン30aを押すことで、図5(B)に示すように、オ
イル通路28側の油圧に抗してボール弁部が開かれ、そ
れによって、オイル通路28からオイル戻し通路31に
オイルが流れるようになっている。
【0025】パワーチルト装置12の油圧回路には、更
に、シリンダ本体20の下油室側とメインバルブ32の
間のオイル通路28に、温度上昇によるシリンダ本体2
0内のオイル体積変化に対応するためのリリーフバルブ
35が設置され、メインバルブ32とオイルポンプ16
の間のオイル通路34に、ダウンスラスト力の設定やピ
ストンロッド分のオイル補償に対応するためのリリーフ
バルブ36が設置されている。
【0026】なお、各バルブ30,35,36からリザ
ーバータンク15に戻されることで油圧回路から不足し
た分のオイルは、オイルポンプ16が駆動されることに
より、オイルポンプ16の各吸入部に設けられたワンウ
ェイバルブ37,38の何れかを通し、リザーバータン
ク15から油圧回路に再び吸入されて補充されることと
なる。
【0027】上記のような油圧回路を有するパワーチル
ト装置12に設けられている本実施形態のマニュアルバ
ルブ構造によれば、図6に示すような従来のマニュアル
バルブ構造と比べて、オイル通路28,29からの連絡
通路41,42を設けるような必要がないため、パワー
チルト装置12の油圧回路を簡略化することができ、そ
れによって、パワーチルト装置12のコンパクト化を図
ることができる。
【0028】また、マニュアルバルブ30自体について
も、押しボタン30aによりボール弁を開閉するだけの
ものであるため、図7に示すような従来のマニュアルバ
ルブと比べて、構造が簡単なものとなっており、しか
も、工具によってバルブを回動するような面倒な操作を
必要とすることなく、単に、押しボタン30aを指で押
す(および押しボタン30aから指を離す)だけの簡単
な操作で、マニュアルバルブ30を簡単に開閉すること
ができる。
【0029】さらに、本実施形態では、油圧シリンダ1
3の下端部の近傍(リザーバータンク15の下端部分)
にマニュアルバルブ30が配置されていることで、油圧
シリンダ13の下油室に連通するオイル出入孔26から
オイル通路28とオイル戻し通路31を通ってリザーバ
ータンク15に至る経路を、できるだけ短く簡単なもの
にすることができる。
【0030】以上、本発明のパワーチルト装置のマニュ
アルバルブ構造の一実施形態について説明したが、本発
明は、上記のような実施形態に限定されるものではな
く、例えば、図8に示すように、上記の実施形態に示し
たようなパワーチルト装置12とはタイプの異なるパワ
ーチルト装置に対しても適用可能なものである。(な
お、図8に示すような実施形態においても、マニュアル
バルブ30自体の構造は上記の実施形態に示したものと
格別相違するものではないので、それについての説明は
省略する。)
【0031】図8に示したパワーチルト装置では、油圧
シリンダ13に対して、回転軸の方向が油圧シリンダ1
3の軸線方向と直交するような横向きの状態にされた電
動モーター14が、オイルポンプ16を内蔵するリザー
バータンク15を間に置いた状態で、油圧シリンダ13
の下方側部に一体的に付設されている。
【0032】このようなパワーチルト装置によれば、各
ブラケット9,10の幅を油圧シリンダ13の幅に応じ
た最小のものとしても、各ブラケット9,10が電動モ
ーター14やリザーバータンク15と干渉することがな
く、そのため、パワーチルト装置の設置による各ブラケ
ット9,10の大型化を回避することができる。
【0033】また、各ブラケット9,10に対して油圧
シリンダ13が中央の位置で取り付けられていること
で、油圧シリンダ13をオフセット状態で取り付けたと
きの強度的な不利を解消するために各ブラケット9,1
0を補強するということが不必要となるため、各ブラケ
ット9,10を補強することによる大型重量化を回避す
ることができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したような本発明のパワーチル
ト装置のマニュアルバルブ構造によれば、あまり必要の
ない船外機の手動アップ機能をマニュアルバルブから廃
止することで、油圧回路を複雑化することなくマニュア
ルバルブを設置することができ、しかも、マニュアルバ
ルブ自体を押しボタン式の簡単な簡単な構造にすること
ができて、装置のコンパクト化やコストダウンを図るこ
とができると共に、マニュアルバルブの操作性も向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマニュアルバルブ構造を有するパワー
チルト装置が使用される船外機の概略を示す説明図。
【図2】本発明のマニュアルバルブ構造の一実施形態に
係るパワーチルト装置について、スイベルブラケットと
クランプブラケットの間に組み付けられた状態を示す、
図1の矢印A方向から見た前面図。
【図3】図2に示したパワーチルト装置における油圧シ
リンダの下部とリザーバータンクのそれぞれの内部を示
す一部断面前面図。
【図4】図3に示したパワーチルト装置の油圧回路を示
す回路図。
【図5】図3に示したパワーチルト装置のマニュアルバ
ルブについて、(A)バルブ閉の状態、および(B)バ
ルブ開の状態をそれぞれ示す断面図。
【図6】従来のマニュアルバルブ構造を有するパワーチ
ルト装置の油圧回路を示す回路図。
【図7】図6に示したパワーチルト装置の油圧回路に設
置されている従来のマニュアルバルブの構造を示す断面
図。
【図8】本発明のマニュアルバルブ構造の他の実施形態
に係るパワーチルト装置について、スイベルブラケット
とクランプブラケットの間に組み付けられた状態を示
す、図1の矢印A方向から見た前面図。
【符号の説明】
1 船外機 12 パワーチルト装置 13 油圧シリンダ 14 電動モーター 15 リザーバータンク 16 オイルポンプ 28 (油圧シリンダの下油室側に通じる)オイル
通路 30 マニュアルバルブ 30a (マニュアルバルブの)押しボタン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動モーターによるオイルポンプの駆動
    により、油圧シリンダの上油室と下油室の何れかに選択
    的にオイルを供給することで、該油圧シリンダの伸縮に
    応じて船外機を船体に対して上下方向に回動させると共
    に、電動モーター等の故障時には、オイルポンプと油圧
    シリンダを結ぶ油圧回路の途中に設けられたマニュアル
    バルブからリザーバータンクにオイルを戻すことで、手
    動による船外機の上下回動操作が可能となるようにした
    船外機のパワーチルト装置において、該マニュアルバル
    ブが、油圧シリンダの下油室側に通じるオイル通路の途
    中に配置されて、押しボタンの操作で開閉されるように
    構成されていることを特徴とするパワーチルト装置のマ
    ニュアルバルブ構造。
  2. 【請求項2】 マニュアルバルブが、油圧シリンダの下
    端部の近傍に配置されていることを特徴とする請求項1
    に記載のパワーチルト装置のマニュアルバルブ構造。
JP10015007A 1998-01-09 1998-01-09 パワーチルト装置のマニュアルバルブ構造 Pending JPH11198895A (ja)

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JP10015007A JPH11198895A (ja) 1998-01-09 1998-01-09 パワーチルト装置のマニュアルバルブ構造
EP99100443A EP0928739B1 (en) 1998-01-09 1999-01-11 Power tilt apparatus for monting an outboard engine on a boat
US09/228,436 US6139380A (en) 1998-01-09 1999-01-11 Compact power tilt and trim unit for marine drive
DE69920063T DE69920063T2 (de) 1998-01-09 1999-01-11 Motorische Neigungsvorrichtung, um einen Außenbordmotor an einem Boot zu monti eren

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002240788A (ja) * 2001-02-13 2002-08-28 Showa Corp 船舶推進機用チルト装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002240788A (ja) * 2001-02-13 2002-08-28 Showa Corp 船舶推進機用チルト装置

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