JPH11198783A - 車両挙動制御装置 - Google Patents

車両挙動制御装置

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JPH11198783A
JPH11198783A JP837098A JP837098A JPH11198783A JP H11198783 A JPH11198783 A JP H11198783A JP 837098 A JP837098 A JP 837098A JP 837098 A JP837098 A JP 837098A JP H11198783 A JPH11198783 A JP H11198783A
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JP
Japan
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control
vehicle behavior
slip angle
vehicle
control device
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JP837098A
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English (en)
Inventor
Masasugi Kaminaga
眞杉 神永
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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  • Hydraulic Control Valves For Brake Systems (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Regulating Braking Force (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】より確実に車両挙動を安定化できる車両挙動制
御装置を提供したい。 【解決手段】先ず、ステップ101においてヨーレート
r,車速V,車体横滑り角β及び操舵角δf ,δr ,θ
を読み込み、ステップ102に移行し、前輪及び後輪の
タイヤ横滑り角βf 及びβr を演算する。そして、ステ
ップ103に移行し、予め作成しておいた制御マップ上
のタイヤ横滑り角βf ,βr で決まる点(βf ,βr
を探索し、その点(βf ,βr )が、制御ヨーモーメン
トが不要なB線よりも上側にあるか否かをステップ10
4で判定し、この判定が「YES」の場合には、ステッ
プ105に移行し、制御ヨーモーメントDYMの符号を正
とする一方、その判定が「NO」の場合には、ステップ
106に移行し、制御ヨーモーメントDYMの符号を負と
する。ステップ105又は106からステップ107に
移行し、決定された制御ヨーモーメントDYMを制動力制
御装置に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ヨーモーメント
等の制御対象量を制御することにより車両挙動の最適化
を図る車両挙動制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両挙動制御装置としては、例え
ば特開平8−91197号公報に開示されたもの(第1
従来例)が知られている。この公報に開示されたもの
は、車両がドリフトアウト状態にあることを推定する手
段と、スピン状態にあることを推定する手段とを備えて
いる。そして、一方の推定手段がドリフトアウト状態又
はスピン状態のいずれかを推定した場合には、その状態
を解消するような制御が実行されるようになっており、
さらに、両推定手段によってドリフトアウト状態及びス
ピン状態の両方が同時に推定された場合には、スピン状
態を優先的に抑制する、或いは、ドリフトアウト状態に
基づく制御量及びスピン状態に基づく制御量を制御する
と共に後輪の制御量を0にする、というような制御を実
行するようになっていて、これにより車両挙動を安定化
できる、というものであった。
【0003】また、例えば、論文集「AVEC'96 Internat
ional Symposium on Advanced Vehicle Control 」の第
745〜761頁に開示されるように、非線形制御理論
を用いて車両運動性能を向上させることが可能であるこ
と(第2従来例)も知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、上記第1従来
例にあっては、ドリフトアウト状態とスピン状態とが同
時に推定された場合には、例えばスピン状態を優先的に
解消する等の制御を行うようになっていたが、そのよう
な対処では、運転者の実際の操舵状態によっては車両挙
動が最適化されない可能性がある。例えば、車両がいわ
ゆるS字コーナーを走行する際に、最初の左コーナーで
車両がスピン状態になり、そのスピン状態が完全に収束
しないまま次の右コーナーに車両が進入すると、そのと
きの車両挙動は、ドリフトアウト挙動になる。つまり、
実際の車両の走行状態では、車両挙動を動的にとらえた
場合に、一方向の旋回におけるスピン挙動が、他方向の
旋回でのドリフトアウト挙動になってしまうため、上記
第1従来例のような制御内容では、必ずしも車両挙動を
最適化できないのである。
【0005】なお、上記第2従来例を、車両のヨー軸回
りのモーメント(ヨーモーメント)を制御出力とした車
両挙動制御に適用しようとしても、ヨーレート及び車体
横滑り角という二つの制御目標を、ヨーモーメントとい
う一つの制御出力で制御しなければならず、二つの制御
目標を同時に達成することは極めて困難である。
【0006】本発明は、このような従来技術が有する解
決すべき課題に着目してなされたものであって、車両挙
動がドリフトアウト状態である或いはスピン状態である
等の判別を行うことなく、前後輪のタイヤ横滑り角に基
づいて車両のヨー軸回りの運動を直接的に制御すること
により、より確実に車両挙動を安定化できる車両挙動制
御装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明は、前輪及び後輪のそれぞれの
タイヤ横滑り角を検出又は推定するタイヤ横滑り角検出
手段と、車両のヨー軸回りの運動である制御対象量を制
御可能なアクチュエータと、前記タイヤ横滑り角検出手
段が検出又は推定した前輪及び後輪のタイヤ横滑り角に
基づいて前記制御対象量の制御値又はその制御値の符号
を決定する制御値決定手段と、この制御値決定手段が決
定した前記制御対象量の制御値又はその制御値の符号に
基づいて前記アクチュエータを駆動制御するアクチュエ
ータ駆動手段と、を備えた。
【0008】請求項2に係る発明は、上記請求項1に係
る発明である車両挙動制御装置において、前記制御値決
定手段を、前記前輪のタイヤ横滑り角と、前記後輪のタ
イヤ横滑り角と、予め生成し記憶しておいた制御マップ
とに基づいて、前記制御対象量の制御値又はその制御値
の符号を決定するようにした。
【0009】また、請求項3に係る発明は、上記請求項
1に係る発明である車両挙動制御装置において、前記制
御値決定手段を、下記(1)式に従って評価値sを演算
し、その評価値sと、スライディングモード制御則とに
基づいて前記制御対象量の制御値又はその制御値の符号
を決定するようにした。但し、βf は前輪のタイヤ横滑
り角、βr は後輪のタイヤ横滑り角、ζは一定又は可変
の係数である。
【0010】 s=βf −βr ×ζ ……(1) そして、請求項4に係る発明は、上記請求項1〜3に係
る発明である車両挙動制御装置において、前記制御対象
量を、ヨーモーメントとした。
【0011】請求項5に係る発明は、上記請求項1〜4
に係る発明である車両挙動制御装置において、前記アク
チュエータを、ブレーキ装置とした。これに対し、請求
項6に係る発明は、上記請求項1〜4に係る発明である
車両挙動制御装置において、前記アクチュエータを、後
輪を自動的に操舵する装置とした。
【0012】さらに、請求項7に係る発明は、上記請求
項1〜6に係る発明である車両挙動制御装置において、
前記タイヤ横滑り角検出手段を、運転者の操舵に対する
車両挙動の遅れ特性を考慮して前記前輪及び後輪のタイ
ヤ横滑り角を求めるようにした。
【0013】また、請求項8に係る発明は、上記請求項
1〜7に係る発明である車両挙動制御装置において、前
記制御値決定手段を、運転者の操舵に対する車両挙動の
遅れ特性を考慮して前記制御対象量の制御値又はその制
御値の符号を決定するようにした。
【0014】ここで、例えば一般的な車両は定常的な特
性として弱アンダーステア特性を有するため、車両の前
後輪のタイヤ横滑り角と、車体に発生する横加速度との
間には、図2に示すような関係がある。つまり、横加速
度が大きくなると、後輪のコーナンリングフォースは線
形特性を維持していても、前輪のコーナリングフォース
は非線形特性となる。
【0015】そして、図3及び図4は、上記のような弱
アンダーステア特性を示す車両を走行させた際に、その
前輪のタイヤ横滑り角βf と、後輪のタイヤ横滑り角β
r との関係をXY軸にプロットしたものである。
【0016】このうち、図3は車両にドリフトアウト挙
動が生じた場合を示しており、前後輪のタイヤ横滑り角
βf 及びβr の両方が正のとき(第1象限)が右旋回
で、前後輪のタイヤ横滑り角βf 及びβr の両方が負の
とき(第2象限)が左旋回であり、前輪のタイヤ横滑り
角βf は増大するが、後輪のタイヤ横滑り角βr は略一
定値の部分から、ドリフトアウト挙動が現れていること
が判る。
【0017】一方、図4は車両にスピン挙動が生じた場
合を示していて、後輪のタイヤ横滑り角βr は増大する
が、前輪のタイヤ横滑り角βf は略一定値の部分から、
スピン挙動が現れていることが判る。なお、図4の例で
は、左旋回ではスピン挙動が発生していないが、条件が
揃えば左旋回においてもスピン挙動は発生する。
【0018】そして、図5は、図3及び図4を重ね合わ
せたものであって、この図5中にドリフトアウト挙動及
びスピン挙動のいずれも発生していないタイヤ横滑り角
βf及びβr の関係に沿ってA−A' 線を引くと、その
A−A' 線を境に左上側の領域は、右旋回時であればス
ピン挙動が、左旋回時であればドリフトアウト挙動が現
れていることになり、逆に、A−A' 線を境に右下側の
領域は、右旋回時であればドリフトアウト挙動が、左旋
回時であればスピン挙動が現れていることになる。
【0019】さらに、右旋回時のスピン挙動を収束させ
るためには、車体には左回りのヨーモーメントが必要で
あるし、左旋回時のドリフトアウト挙動を収束させるた
めには、車体にはやはり左回りのヨーモーメントが必要
である。
【0020】これに対し、右旋回時のドリフトアウト挙
動を収束させるためには、車体には右回りのヨーモーメ
ントが必要であるし、左旋回時のスピン挙動を収束させ
るためには、車体にはやはり右回りのヨーモーメントが
必要である。
【0021】以上から、前後輪のタイヤ横滑り角βf
びβr に基づけば、車両のヨー軸回りの運動を、どのよ
うに変化させるべきかを直接知ることができるのであ
る。そこで、請求項1に係る発明のように、タイヤ横滑
り角検出手段が前後輪のタイヤ横滑り角を検出又は推定
すると、制御値決定手段において、前後輪のタイヤ横滑
り角に基づき、制御対象量の制御値又はその制御値の符
号(正負)を直接的に決定することができる。そして、
その決定された制御対象量の制御値又はその符号に基づ
いて、アクチュエータ駆動手段がアクチュエータを駆動
制御すれば、車両のヨー軸回りの運動である制御対象量
の値若しくはその符号が制御され、車両のドリフトアウ
ト挙動やスピン挙動が収束に向かうようになる。
【0022】また、図3や図4に示したような特性は、
各車両毎に実験やシミュレーションを行うことにより求
めることができるから、図5のA−A' 線のような境界
線は各車両毎に予め求めることができる。
【0023】そこで、請求項2に係る発明のように、例
えば、図6のA−A' 線のような境界線を含む制御マッ
プを車両毎に予め生成し記憶しておき、前後輪のタイヤ
横滑り角で決まる点が、制御マップ中において、A−
A' 線を挟んでいずれの側にあるかに基づいて制御対象
量の制御値の符号(正負)を決定する、或いは、その点
が、制御マップ中において、A−A' 線からいずれの側
にどれくらい離れているかに基づいて制御対象量の制御
値を決定するから、制御値決定手段において、制御対象
量の制御値又はその制御値の符号(正負)が、前後輪の
タイヤ横滑り角から直接的に求められる。
【0024】一方、請求項3に係る発明は、制御値決定
手段が、上記(1)式から演算することができる評価値
sと、スライディングモード制御則とに基づいて、制御
対象量の制御値又はその符号を直接的に決定するように
なっているから、直接的に制御対象量の制御値又はその
制御値の符号が決定されるようになる。
【0025】また、請求項4に係る発明にあっては、制
御対象量としてヨーモーメントを適用しているが、ヨー
モーメントは、車両のヨー軸回りの加速度(ヨー角加速
度)とヨー軸回りの慣性モーメントとを積算して求めら
れる力であるから、そのヨーモーメントを制御して適宜
増減させれば、車両のヨー軸回りの挙動に直接的に影響
し、車両挙動を制御する上で都合がよい。
【0026】車両の横方向運動は、ヨーレート、車体横
滑り角という二つの自由度を有するため、これらを最適
化するためには二つの制御出力が必要であるが、制御対
象量がヨーモーメントであり、そのヨーモーメントの値
又は符号を最適化する制御を実行するのであるから、車
両運動に則した最適化が可能なのである。
【0027】そして、車両のヨー軸回りの運動は、請求
項5に係る発明のようにブレーキ装置によって制御する
こともできるし、或いは、請求項6に係る発明のように
後輪を操舵する装置によっても制御することができる。
【0028】さらに、請求項7や請求項8に係る発明の
ように、運転者の操舵に対する車両挙動の遅れ特性が考
慮されて、前輪及び後輪のタイヤ横滑り角や、制御対象
量の制御値が求められるようになっていれば、運転者が
急激な操舵を行った場合にも、制御対象量の制御値が極
端に大きくなるようなことが防止される。
【0029】
【発明の効果】このように、本発明にあっては、前後輪
のタイヤ横滑り角に基づいて、制御対象量の制御値又は
その制御値の符号を直接的に決定し、その結果に応じて
アクチュエータを制御するようにしたため、車両挙動が
ドリフトアウト挙動であるか或いはスピン挙動であるか
を判別する必要がなく、車両挙動を安定化できるという
効果が得られる。
【0030】特に、請求項3に係る発明であれば、スラ
イディングモード制御を適用しているため、より簡易な
制御構造で済むという効果もある。さらに、請求項7,
8に係る発明であれば、運転者が急激な操舵を行った場
合にも制御対象量が極端に大きくなるようなことが防止
されるから、車両挙動をより安定化できるという効果が
ある。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の第1の実施の形態
の全体構成を示すブロック図であり、本実施の形態にお
ける車両は、車体横滑り角推定部10と、制御ヨーモー
メント決定部20と、制動力制御装置30と、を備えて
構成されている。なお、制動力制御装置30としては、
例えば公知のABSやTCS装置等に適用されて各車輪
のホイールシリンダ(ブレーキ装置)の圧力を制御する
ホイールシリンダ圧増減装置が採用可能であるから、そ
の具体的な説明は省略する。
【0032】そして、車体横滑り角推定部10及び制御
ヨーモーメント決定部20は、実際にはマイクロコンピ
ュータや必要なインタフェース回路等によって構成され
ていて、車体横滑り角推定部10は、車両に発生してい
るヨーレートを検出するヨーレートセンサ11から供給
される実ヨーレートrと、実ヨーレートrを微分する微
分器12の出力であるヨー角加速度r' と、車両に発生
している横加速度を検出する横加速度センサ13から供
給される横加速度αと、車速を検出する車速センサ14
から供給される車速Vと、前輪及び後輪のそれぞれの操
舵角並びに運転者によるステアリングホイールの操舵角
θとをそれぞれ検出する操舵角センサ群15から供給さ
れる操舵角δf ,δr ,θとに基づいて、所定の演算処
理を実行して、車体の横滑り角βを推定するようになっ
ている。なお、後輪を操舵する機構を備えていない場合
には、常にδr =0として考えればよい。
【0033】また、車体横滑り角推定部10は、下記の
(2)式に従って車体横滑り角βを演算するようになっ
ている。 β=(Mα+2r(aCPf −bCPr )/V −2CPf δf −2CPr δr )/2(CPf +CPr ) ……(2) 但し、Mは車両の質量、βは車体横滑り角、rはヨーレ
ート、αは横加速度、aは車両重心から前輪側車軸まで
の水平距離、bは車両重心から後輪側車軸までの水平距
離、Vは車速、δf は前輪舵角、δr は後輪舵角、CP
f は前輪のコーナリングパワー、CPr は後輪のコーナ
リングパワーとする。前輪舵角δf は、操舵角θと、前
輪操舵系のステアリングギア比Nとから求める(δf
θ/N)こともできる。
【0034】ここで、下記の(3)及び(4)式は、ヨ
ーモーメントを制御出力とした車両の運動モデルであ
る。 MV(β' +r)=Yfl+Yfr+Yrl+Yrr ……(3) Iz r' =a(Yfl+Yfr)−b(Yrl+Yrr)+DYM ……(4) なお、Yfl〜Yrrは各車輪に発生するタイヤ横力(添え
字のflは左前輪を、frは右前輪を、rlは左後輪
を、rrは右後輪をそれぞれ表している。)である。ま
た、Iz は車両のヨー軸回りの慣性であり、従って、上
記(4)式の左辺のIz r' は、車両に発生しているト
ータルのヨーモーメントである。これに対し、上記
(4)式の右辺のDYMは、制御出力として加えられる制
御ヨーモーメント(通常は0)であり、本発明における
制御対象量(ヨーモーメント)の制御値に対応するもの
であって、旋回時の外輪又は内輪のブレーキ力を制御す
ることにより調整可能な力である。
【0035】また、前輪及び後輪それぞれのタイヤ横滑
り角βf ,βr は、下記の(5)式又は(6)式により
求めることができる。 βf =δf −a・r/V−β ……(5) βr =δr +b・r/V−β ……(6) そして、本実施の形態の制御ヨーモーメント決定部20
は、車体横滑り角推定部10から供給される車体横滑り
角β等に基づき、上記(5)式及び(6)式に従って前
後輪のタイヤ横滑り角βf 及びβr を演算し、それら演
算されたタイヤ横滑り角βf 及びβr と、図7に示すよ
うな予め作成し記憶しておいた制御マップとに基づい
て、制御ヨーモーメントDYMの値を決定するようになっ
ている。なお、本実施の形態では、演算されたタイヤ横
滑り角βf 及びβr を図7の制御マップにプロットした
場合の点(βf ,βr )が、制御ヨーモーメントDYM
0のままで構わない基準線Bよりも上側にある場合に
は、左回りの制御ヨーモーメントDYMが必要であると判
断し、その制御ヨーモーメントDYMの符号を正に決定す
る一方、点(βf ,βr )が基準線Bよりも下側にある
場合には、右回りの制御ヨーモーメントDYMが必要であ
ると判断し、その制御ヨーモーメントDYMの符号を負に
決定するようになっている。
【0036】決定された制御ヨーモーメントDYMの符号
は、制動力制御装置30に供給されるようになってお
り、制動力制御装置30は、その制御ヨーモーメントD
YMが正の場合には、現時点の車両挙動にさらに左回りの
制御ヨーモーメントが加わるように例えば旋回内輪又は
外輪のホイールシリンダ圧を所定圧だけ増圧又は減圧す
る一方、制御ヨーモーメントDYMが負の場合には、現時
点の車両挙動にさらに右回りの制御ヨーモーメントが加
わるように例えば旋回内輪又は外輪のホイールシリンダ
圧を所定圧だけ増圧又は減圧するようになっている。
【0037】図8は、制御ヨーモーメント決定部20に
おける処理の概要を示すフローチャートであって、以
下、図8に従って本実施の形態の動作を説明する。先
ず、ステップ101において、ヨーレートr,車速V,
車体横滑り角β及び操舵角δf ,δr ,θを読み込み、
次いでステップ102に移行し、上記(5)式及び
(6)式に従って、前輪及び後輪のタイヤ横滑り角βf
及びβr を演算する。
【0038】そして、ステップ103に移行し、図7に
示したような制御マップ上のタイヤ横滑り角βf ,βr
で決まる点(βf ,βr )を探索し、その点(βf ,β
r )が、図7のB線よりも上側にあるか否かをステップ
104で判定する。なお、例えば制御マップとしては線
Bを記憶し、その線Bと、点(βf ,βr )を通り図7
中上下方向に延びる線(βr 軸に平行な線)との交点
が、点(βf ,βr )よりも上側にあるか否かによっ
て、ステップ104の判定が行える。
【0039】ステップ104の判定が「YES」の場合
には、ステップ105に移行し、制御ヨーモーメントD
YMの符号を正とする一方、ステップ104の判定が「N
O」の場合には、ステップ106に移行し、制御ヨーモ
ーメントDYMの符号を負とする。
【0040】そして、ステップ105又は106からス
テップ107に移行し、決定された制御ヨーモーメント
YMを制動力制御装置30に供給する。ステップ107
の処理を終えたら、今回の図8の処理を終了し、所定時
間経過後に再びステップ101以降の処理を実行する。
【0041】制御ヨーモーメントDYMが供給された制動
力制御装置30は、その制御ヨーモーメントDYMの符号
に基づき、旋回内輪又は外輪のホイールシリンダ圧を直
接的に増加又は減少させる。そして、この制動力制御装
置30によるホイールシリンダ圧の増加又は減少は、図
8の処理に同期して極短い間隔で繰り返し行われる。す
ると、各車輪のホイールシリンダ圧は、その時々の制御
ヨーモーメントDYMの符号に基づいて適宜増圧又は減圧
されるから、車両のドリフトアウト挙動やスピン挙動が
収束し、車両挙動の安定化が図られる。
【0042】しかも、本実施の形態の構成であれば、車
両挙動が、ドリフトアウト挙動であるか、スピン挙動で
あるか、或いはその両方が生じている状態であるか等を
判別することなく、タイヤ横滑り角βf 及びβr と制御
マップとに基づいて、直接且つ連続的に制御ヨーモーメ
ントDYMの符号を決定し、それを制御出力として制動力
制御装置30に出力するようにしているから、車両挙動
を安定的に最適化できるのである。
【0043】つまり、タイヤ横滑り角βf 及びβr から
直接的に制御ヨーモーメントDYMを求めるから、走行状
況や操舵状況に応じて制御則を切り換える必要がなく、
例えば運転者の操舵に対して車両挙動が遅れて追従する
ようなドリフトアウト挙動やスピン挙動が連続して現れ
るような車両挙動であっても、車両挙動の安定化を図る
ことができるのである。
【0044】また、制御マップを用いた判別処理である
ため、その制御マップを車両諸元に従って予め適宜作成
し記憶してさえおけば、高精度に且つ簡易な演算で制御
ヨーモーメントDYMの符号を決定できるという利点があ
る。
【0045】ここで、本実施の形態では、ステップ10
2の処理がタイヤ横滑り角検出手段に対応し、ステップ
103〜106の処理が制御値決定手段に対応し、ブレ
ーキ装置がアクチュエータに対応し、制動力制御装置3
0がアクチュエータ駆動手段に対応する。
【0046】図9及び図10は本発明の第2の実施の形
態を示す図であって、図9は、制御ヨーモーメント決定
部20における処理の概要を示すフローチャートであ
る。なお、全体的な構成は上記第1の実施の形態と同様
であるため、その図示及び説明は省略する。
【0047】即ち、本実施の形態は、いわゆるスライデ
ィングモード制御を適用した点に特徴があるものであ
り、上記(3)及び(4)式で表される車両モデルを前
提としていること等は上記第1の実施の形態と同様であ
る。
【0048】そして、本実施の形態では、上記(1)式
で定義される評価値sを使用することとする。ここに、
上記(1)式を再度示すと、 s=βf −βr ×ζ ……(1) である。なお、係数ζは、線形領域と限界領域(非線形
領域)との連続性を確保するために、線形領域の値を使
用して求められる。例えば、図2を使用して、線形領域
における比率を実験的に定めればよい。
【0049】この(1)式に、上記(5)式及び(6)
式を代入すると、下記の(7)式が得られる。 s=(−1+ζ)β+(ζa+b)r/V−ζδf ……(7) さらに、評価値sに対して、下記の(8)式が満足され
れば、安定なスライディングモード制御則が得られる。
【0050】s' =−Ks* ……(8) 但し、s* は、スライディングモード制御の切り換え面
の特性を決定する原点を通り、符号を変更させることの
ない任意の関数をとりうる切り換え関数であって、以下
に、切り換え関数s* の代表例を示す。
【0051】
【数1】
【0052】上記(9)式は、図10に示すように、評
価値sの原点に近づいた範囲(s=Φ〜−Φ)では線形
特性を有しそれ以外の範囲では評価値sの符号だけを切
り換え関数s* とする例であり、上記(10)式は常に評
価値sの符号だけを切り換え関数s* とする例であり、
上記(11)式は偏差sをそのまま切り換え関数s* とす
る例である。
【0053】さらに、上記(7)式を微分した微分値
s' と、上記(3)及び(4)式とを上記(8)式に代
入すると、下記の(12)式のようなスライディングモー
ド制御則が得られる。
【0054】
【数2】
【0055】……(12) つまり、本実施の形態の制御ヨーモーメント決定部20
は、前輪及び後輪のタイヤ横滑り角βf 及びβr に基づ
き上記(1)式に従って評価値sを演算し、その評価値
sに基づき上記(9),(10)又は(11)式に従って切
り換え関数s*を求め、そして、上記(12)式に従って
制御ヨーモーメントDYMを決定し、その決定された制御
ヨーモーメントDYMを制動力制御装置30に供給するよ
うになっている。
【0056】即ち、図9に示すように、ステップ201
においてヨーレートr,車速V,車体横滑り角β及び操
舵角δf ,δr ,θを読み込み、次いでステップ202
に移行し、上記(5),(6)式に従って、前輪及び後
輪のタイヤ横滑り角βf 及びβr を演算する。
【0057】そして、ステップ203に移行し、上記
(1)式に従って評価値sを演算し、次いでステップ2
04に移行し、例えば上記(9)式に従って切り換え関
数s*を演算する。
【0058】次いで、ステップ205に移行し、タイヤ
横力Yfl〜Yrrと、ステアリングホイールの操舵角θの
一次微分値θ' とを演算し、そして、ステップ206に
移行し、上記(12)式に従って制御ヨーモーメントDYM
を演算し、次いで、ステップ207に移行して決定され
た制御ヨーモーメントDYMを制動力制御装置30に供給
する。ステップ207の処理を終えたら、今回の図9の
処理を終了し、所定時間経過後に再びステップ201以
降の処理を実行する。
【0059】制御ヨーモーメントDYMを供給された制動
力制御装置30における動作は、上記第1の実施の形態
と同様である。但し、本実施の形態では、上記第1の実
施の形態とは異なり、制御ヨーモーメントDYMの符号だ
けではなく、その大きさも制動力制御装置30に供給す
るようになっているから、制動力制御装置30は、正又
は負の一定の大きさの制御ヨーモーメントDYMを発生さ
せるのではなく、任意の大きさの制御ヨーモーメントD
YMが発生するように各車輪のホイールシリンダ圧を制御
することになる。このため、上記第1の実施の形態より
も、よりきめ細かな車両挙動制御が実行されることにな
る。
【0060】そして、本実施の形態にあっても、車両挙
動が、ドリフトアウト挙動であるか、スピン挙動である
か、或いはその両方が生じている状態であるか等を判別
することなく、タイヤ横滑り角βf 及びβr と、スライ
ディングモード制御則とに基づいて、直接且つ連続的に
制御ヨーモーメントDYMを決定し、それを制御出力とし
て制動力制御装置30に出力するようにしているから、
車両挙動を安定的に最適化できる。
【0061】ここで、本実施の形態では、ステップ20
2の処理がタイヤ横滑り角検出手段に対応し、ステップ
203〜206の処理が制御値決定手段に対応し、ブレ
ーキ装置がアクチュエータに対応し、制動力制御装置3
0がアクチュエータ駆動手段に対応する。
【0062】図11は、本発明の第3の実施の形態を示
す図であって、制御ヨーモーメント決定部20における
処理の概要を示すフローチャートである。なお、本実施
の形態は、上記第2の実施の形態と略同様であるため、
同一の処理内容には同じ符号を付し、その重複する説明
は省略する。
【0063】即ち、本実施の形態では、ステップ201
で各値を読み込んだら、ステップ301に移行し、操舵
角θ及び車体横滑り角βに対して、下記の(13),(1
4)式で示されるような遅れ演算を行うようになってい
る。なお、遅れ演算の前後を区別するために、下記の
(13),(14)式では、ステップ201で読み込んだ値
を操舵角θ0 並びに車体横滑り角β0 とし、遅れ演算の
結果を操舵角θ並びに車体横滑り角βとしている。
【0064】 θ=θ0 /(1+T_θ・S) ……(13) β=β0 /(1+T_β・S) ……(14) 但し、T_θ,T_βはフィルタの一次遅れ特性を決定
する時定数、Sはラプラス演算子である。
【0065】そして、ステップ202以降の処理では、
ステップ301で遅れ演算処理が行われた操舵角θ並び
に車体横滑り角βが用いられる。上記(13)式のような
遅れ演算処理が行われた後の操舵角θが、以降の処理で
用いられると、運転者が急激な操舵を行った場合でも制
御ヨーモーメントDYMが瞬間的に極端に大きくなること
が防止されるから、その一次遅れ特性を適宜選定するこ
とにより、より安定した車両挙動制御が行えるのであ
る。
【0066】また、上記(14)式のような遅れ演算処理
が行われた後の車体横滑り角βが、以降の処理で用いら
れると、車両の状態量であるヨーレートと車体横滑り角
とに動的な関係を持たせるように、制御ヨーモーメント
YMを決定することができるようになる。つまり、一般
に横加速度が小さい領域等では、ヨーレートや車体横滑
り角を使用して制御目標を設定することが従来から多く
行われているが、上記(14)式を用いることで、ヨーレ
ートと車体横滑り角との間の動特性に自由度を追加する
ことが可能になり、上記(12)式のスライディングモー
ド制御則を用いた車両挙動制御であっても同様な効果を
得ることが可能となる。
【0067】ここで、本実施の形態にあっては、ステッ
プ301における上記(13)式に従って演算及びステッ
プ202の処理がタイヤ横滑り角検出手段に対応し、ス
テップ301における上記(14)式に従った演算及びス
テップ203〜206の処理が制御値決定手段に対応す
る。
【0068】なお、上記第1の実施の形態では、制御ヨ
ーモーメント決定部20において制御ヨーモーメントD
YMの符号のみを決定するようにしたが、これに限定され
るものではなく、その符号とともに、例えば図7の制御
マップにおいて、タイヤ横滑り角βf ,βr に対応した
点(βr ,βf )と線Bとの間の上下方向距離に対応し
て、制御ヨーモーメントDYM の大きさも決定し制動力
制御装置30に供給するようにしてもよい。
【0069】また、上記第2の実施の形態では、スライ
ディングモード制御則に従って制御ヨーモーメントDYM
を決定し、それを制動力制御装置30に供給するように
しているが、これに限定されるものではなく、スライデ
ィングモード制御に従って演算された制御ヨーモーメン
トDYMの符号のみを、制動力制御装置30に供給するよ
うにしてもよい。
【0070】さらに、上記各実施の形態では、アクチュ
エータとしてブレーキ装置を適用した場合について説明
したが、要はヨー軸回りの運動量を制御できるアクチュ
エータであればよいから、例えば後輪を自動的に操舵す
る装置であってもよい。
【0071】また、上記各実施の形態では、車体横滑り
角βを上記(2)式に従って演算するようにしたが、こ
れに限定されるものではなく、例えば本出願人が先に提
案した特開平8−282521号公報に開示されるよう
な公知の方法に従って車体横滑り角βを求めるようにし
てもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の全体構成を示すブ
ロック図である。
【図2】タイヤ横滑り角と横加速度との一般的な関係を
示す特性図である。
【図3】ドリフトアウトの例を示す特性図である。
【図4】スピンの例を示す特性図である。
【図5】図3と図4とを重ね合わせた特性図である。
【図6】制御マップの例を示す図である。
【図7】第1の実施の形態における制御マップの例を示
す図である。
【図8】第1の実施の形態における処理の概要を示すフ
ローチャートである。
【図9】第2の実施の形態における処理の概要を示すフ
ローチャートである。
【図10】切り換え関数の例を示す図である。
【図11】第3の実施の形態における処理の概要を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
10 車体横滑り角推定部 11 ヨーレートセンサ 12 微分器 13 横加速度センサ 14 車速センサ 15 操舵角センサ 20 制御ヨーモーメント決定部 30 制動力制御装置

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前輪及び後輪のそれぞれのタイヤ横滑り
    角を検出又は推定するタイヤ横滑り角検出手段と、車両
    のヨー軸回りの運動である制御対象量を制御可能なアク
    チュエータと、前記タイヤ横滑り角検出手段が検出又は
    推定した前輪及び後輪のタイヤ横滑り角に基づいて前記
    制御対象量の制御値又はその制御値の符号を決定する制
    御値決定手段と、この制御値決定手段が決定した前記制
    御対象量の制御値又はその制御値の符号に基づいて前記
    アクチュエータを駆動制御するアクチュエータ駆動手段
    と、を備えたことを特徴とする車両挙動制御装置。
  2. 【請求項2】 前記制御値決定手段は、前記前輪のタイ
    ヤ横滑り角と、前記後輪のタイヤ横滑り角と、予め生成
    し記憶しておいた制御マップとに基づいて、前記制御対
    象量の制御値又はその制御値の符号を決定するようにな
    っている請求項1記載の車両挙動制御装置。
  3. 【請求項3】 前記制御値決定手段は、下記式に従って
    評価値sを演算し、その評価値sと、スライディングモ
    ード制御則とに基づいて前記制御対象量の制御値又はそ
    の制御値の符号を決定するようになっている請求項1記
    載の車両挙動制御装置。 s=βf −βr ×ζ 但し、βf は前輪のタイヤ横滑り角、βr は後輪のタイ
    ヤ横滑り角、ζは一定又は可変の係数である。
  4. 【請求項4】 前記制御対象量は、ヨーモーメントであ
    る請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の車両挙動制
    御装置。
  5. 【請求項5】 前記アクチュエータは、ブレーキ装置で
    ある請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の車両挙動
    制御装置。
  6. 【請求項6】 前記アクチュエータは、後輪を自動的に
    操舵する装置である請求項1乃至請求項4のいずれかに
    記載の車両挙動制御装置。
  7. 【請求項7】 前記タイヤ横滑り角検出手段は、運転者
    の操舵に対する車両挙動の遅れ特性を考慮して前記前輪
    及び後輪のタイヤ横滑り角を求めるようになっている請
    求項1乃至請求項6のいずれかに記載の車両挙動制御装
    置。
  8. 【請求項8】 前記制御値決定手段は、運転者の操舵に
    対する車両挙動の遅れ特性を考慮して前記制御対象量の
    制御値又はその制御値の符号を決定するようになってい
    る請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の車両挙動制
    御装置。
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Cited By (4)

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JP2008285066A (ja) * 2007-05-18 2008-11-27 Hitachi Ltd 加加速度情報を用いた車両のヨーモーメント制御装置
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