JPH1119852A - 作業指示・支援システム - Google Patents

作業指示・支援システム

Info

Publication number
JPH1119852A
JPH1119852A JP17699797A JP17699797A JPH1119852A JP H1119852 A JPH1119852 A JP H1119852A JP 17699797 A JP17699797 A JP 17699797A JP 17699797 A JP17699797 A JP 17699797A JP H1119852 A JPH1119852 A JP H1119852A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
time
instruction
worker
division position
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP17699797A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirofumi Tarumi
宏文 垂水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to JP17699797A priority Critical patent/JPH1119852A/ja
Publication of JPH1119852A publication Critical patent/JPH1119852A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Landscapes

  • Automatic Assembly (AREA)
  • Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)
  • Control By Computers (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業の遅れに対して作業ラインの複数の作業
者間の作業分割位置を変更し、その結果を遅滞なく作業
分担変更のあった各作業者に個別に報知し、分担変更を
スムーズに行なえるようにする。 【解決手段】 作業指示・支援情報データベース2に要
素作業名、作業順序および要素作業基準時間を格納した
作業要素基準テーブルを備え、作業者の作業開始および
終了を検出する作業開始・終了検出センサ12、13か
ら得られる実作業時間と要素作業基準時間から算出され
る作業基準時間とから、作業遅れ時間を検出し、各作業
者の作業遅れ時間の割合と作業要素基準テーブルとから
各作業者間の作業分割位置を決定して表示器10、11
により作業者に報知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、作業対象物に複
数の作業者が順次作業を加えて所定の作業を行なう作業
ラインにおいて、作業者間の実際の作業時間がバランス
するように作業分担を変更して各作業者に作業指示・支
援を行なう作業指示・支援システムに関し、特に多品種
の作業対象物を同一の作業ラインで処理する多品種作業
対象物の作業ラインにも適した作業指示・支援システム
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の作業ラインの作業指示・
支援システムには、各作業者に対して個別に、作業を分
割して要素に分けた作業要素開始のタイミングにその作
業要素についての作業指示・支援情報を、画像、音声、
文字等で作業者に報知する作業指示・支援システムが知
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の作業指示・支援システムにおいては、作業対
象物の設計変更、品質の変化、作業者自身の未熟等の要
因により、いずれかの作業者に作業遅れが生じるように
なった場合、作業者間の作業分担を変更して作業時間の
ばらつきを減らし、負荷の最適化を行なうことまでは配
慮されておらず、作業分担を固定したままのシステムで
あったので、作業長等が別途実態を把握して調整しなけ
ればならなかった。
【0004】この発明は、従来の作業指示・支援システ
ムにおける上述のような問題点に着目してなされたもの
であり、作業の遅れに対して作業ラインの複数の作業者
間の作業分割位置を変更し、その結果を遅滞なく作業分
割位置変更のあった各作業者に個別に報知し、分担変更
をスムーズに行なえるようにした作業指示・支援システ
ムを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、作業対象物に複数の作業者が
順次作業を加えて所定の作業を行なう作業ラインの各作
業者に作業指示・支援を行なう作業指示・支援システム
において、上記所定の作業を分割可能な要素作業に分解
してこれらの要素作業毎にその要素作業名、作業順序お
よび要素作業基準時間を格納した作業要素基準テーブル
と、上記要素作業の少なくとも一つを分担する各作業者
の作業開始および終了を検出する作業開始・終了検出セ
ンサと、上記作業開始・終了検出センサで検出される作
業開始時刻と作業終了時刻とから実作業時間を算出し、
上記実作業時間とこれに対応する上記要素作業基準時間
から算出される作業基準時間とから、作業遅れ時間を検
出し、各作業者の上記作業遅れ時間の割合と上記作業指
示・支援情報データベースとから各作業者間の作業分割
位置を決定する作業指示・支援装置と、上記作業分割位
置を各作業者に報知する報知手段とを具備することを特
徴とする。
【0006】請求項2の発明は、作業対象物に複数の作
業者が順次作業を加えて所定の作業を行なう作業ライン
の各作業者に作業指示・支援を行なう作業指示・支援シ
ステムにおいて、上記所定の作業を分割可能な要素作業
に分解してこれらの要素作業毎にその要素作業名、作業
順序および要素作業基準時間を格納した作業要素基準テ
ーブルと、上記要素作業の少なくとも一つを分担する各
作業者の作業開始および終了を検出する作業開始・終了
検出センサと、上記作業開始・終了検出センサで検出さ
れる作業開始時刻と作業終了時刻とから実作業時間を算
出する実作業時間算出手段と、上記実作業時間とこれに
対応する上記要素作業基準時間から算出される作業基準
時間とから、作業遅れ時間を検出する作業遅れ時間検出
手段と、各作業者の上記作業遅れ時間の割合と上記作業
要素基準テーブルとから各作業者間の作業分割位置を決
定する作業分割位置決定手段と、上記作業分割位置を各
作業者に報知する報知手段とを具備することを特徴とす
る。
【0007】請求項1または2の発明によれば、いずれ
かの作業者に作業遅れが生じてその作業時間が他の作業
者の作業時間より大きくなり、作業ラインの能率が落ち
た場合に、要素作業を前後工程の作業者に振り替えた作
業分割位置を決定し、これを作業分割位置の変更のあっ
た各作業者に報知して分割位置変更に基づく作業分担変
更を指示し、速やかに作業者の負荷をバランスさせる。
【0008】また、請求項3の発明は、請求項2の発明
において、上記作業ラインは複数品種の作業対象物にそ
れぞれ所定の作業を行なう多品種作業対象物の作業ライ
ンであり、上記作業ラインは作業対象物の品種を検出す
る品種検出装置を具備し、上記作業要素基準テーブルは
品種に対応して複数有し、品種検出装置により検出され
た品種に対応する作業要素基準テーブルから作業基準時
間を算出するようにしたことを特徴とする。
【0009】請求項3の発明によれば、多品種生産ライ
ン等、一つの作業ラインに多品種の作業対象物が送られ
てくる作業ラインにおいて、品種毎にそれぞれの作業の
アンバランスに応じて作業分割位置を決定する。
【0010】請求項4の発明は、請求項2または3記載
の発明において、上記作業要素基準テーブルには要素作
業毎に作業支援・指示情報ファイル名を格納し、報知手
段が作業分割位置を各作業者に報知するとき要素作業に
対応する作業支援・指示情報ファイルの内容を報知する
ようにしたことを特徴とする。
【0011】請求項4の発明によれば、作業分割位置の
変更のあった各作業者に対する報知内容が豊富になり、
新たに分担する要素作業の作業要領等をより詳しく分か
りやすく報知することができる。
【0012】請求項5の発明は、請求項2または3記載
の発明において、上記作業要素基準テーブルに、前後の
要素作業との分割の可否を識別する情報を格納し、上記
分割の可否を識別する情報を用いて作業分割位置の決定
を行なうようにしたことを特徴とする。
【0013】請求項5の発明によれば、2人の作業者に
分割すると作業がうまくいかない連続する複数の要素作
業が存在する場合、作業分割位置決定の際この分割は対
象外とされる。
【0014】請求項6の発明は、請求項2または3記載
の発明において、上記作業要素基準テーブルに、基準作
業分割位置情報を格納し、上記基準作業分割位置情報を
用いて初期の作業分割位置の決定を行なうようにしたこ
とを特徴とする。
【0015】請求項6の発明によれば、作業要素基準テ
ーブルに基準作業分割位置情報を格納したことにより、
別途初期基準作業分割位置を設定する必要がない。
【0016】請求項7の発明は、請求項1乃至3のいず
れかに記載の発明において、上記作業遅れ時間に許容値
を設け、上記許容値を越えた作業遅れ時間のみを使用し
て作業分割位置を決定することを特徴とする。
【0017】請求項7の発明によれば、多少の作業遅れ
時間は無視され、あまり効果がないわずかな作業分割位
置変更による切り換え作業が頻繁に起こることはない。
【0018】請求項8の発明は、請求項請求項1乃至3
のいずれかに記載の発明において、上記作業遅れ時間
が、一つの所定の作業についての個々の作業遅れ時間を
所定作業回数分蓄積した平均値であることを特徴とす
る。
【0019】請求項8の発明によれば、不良品混入等の
突発的、例外的要因による作業時間遅れが除外され、無
意味で有害な作業分割位置決定処理が行なわれなくな
る。
【0020】請求項9の発明は、請求項1乃至3のいず
れかに記載の発明において、所定の作業について上記作
業分割位置決定手段が作業分割位置を決定した後は、そ
の所定の作業について、所定作業回数の間、作業遅れ時
間検出を中断ないし検出される作業遅れ時間が縮小され
るようにしたことを特徴とする。
【0021】請求項9の発明によれば、作業環境が変わ
らない通常の作業において、一度変更した後はしばらく
の間、実作業時間の僅かなばらつきによる無意味で有害
な作業分割位置決定処理が行なわれなくなる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に添付の図を参照してこの発
明を実施の形態について詳細に説明する。
【0023】図1はこの発明による作業指示・支援シス
テムの一実施の形態を示すブロック図である。
【0024】図1において、この発明の作業指示・支援
システムは、作業指示・支援装置1、作業指示・支援情
報データデース2、作業ラインの先頭に設けられたバー
コードリーダ(以下、BCRという(品種検出装置))
9、作業ライン上の各作業者(この実施の形態では、2
名の作業者の場合を示す)毎の作業台3、4に配置され
た作業開始・終了検出センサ12、13、および表示器
(報知手段)10、11から構成される。作業開始・終
了検出センサ12、13は、それぞれ開始センサ5(あ
るいは6)および終了センサ7(あるいは8)の組み合
わせて構成される。
【0025】上記作業指示・支援装置1は、種々のデー
タ処理を行なうデータ処理装置であって、作業指示・支
援装置1には、作業指示・支援情報データデース2から
の情報と各作業者の作業開始、終了を検出する開始セン
サ5、6、終了センサ7、8および組み立て作業対象物
の品種を読み取るBCR9からそれぞれの情報が入力さ
れ、作業指示・支援装置1で処理された作業者向け情報
が表示器10、11に出力されて作業者に報知して作業
指示・支援を行なうようになっている。
【0026】上記開始センサ5、6および終了センサ
7、8は、通常、各作業者が一つの作業対象物の組み立
て作業分担を開始するとき、終了したときに押すスイッ
チで構成されるが、その他に、例えば、作業台の所定の
位置に作業対象物が搬送されてきたときこれを光学的手
段等で検出して開始あるいは終了の信号を発するように
構成することもできる。
【0027】上記表示器10、11は、文字情報、動画
を含む画像情報、音声情報等を扱うことのできるCRT
等の表示装置を用いる。
【0028】図2は、図1における作業指示・支援装置
1の作業分割計算処理の概要を示すもので、作業指示・
支援装置1では、図2に示すように、作業開始・終了検
出センサ12、13から得られる作業開始時刻と作業終
了時刻とから作業者1、2の作業遅れ時間を検出し(1
4、15)(図3の作業遅れ時間検出手段25)、各作
業者の作業遅れ時間の割合と、作業指示・支援情報デー
タデース2中の後述する作業要素基準テーブル16(図
5参照)とを基に各作業者間の実作業時間のバランスが
できるだけ取れて、かつ、分割が可能な作業分担の区分
けの位置をで計算して再決定し(作業分割位置決定手
段)(17)、その結果を作業指示・支援情報データデ
ース2中の後述する作業指示・支援情報ファイルから選
択して表示器10、11に報知するためのデータを出力
する(18、19)。作業分担の変わった作業者の表示
器にはその作業者用の作業指示・支援情報が報知され、
作業者はこれを見て新たに加わった組み立て工程を理解
し、あるいは、カットされて隣の作業者に移った工程を
知って変更された作業分担を実行するのである。
【0029】図3は、図1における作業指示・支援装置
1における作業遅れ計算処理のデータフローを示すもの
で、一人の作業者の作業分担分の作業遅れ計算処理のデ
ータフローをより詳細に示している。図3において、2
0は一人の作業者の作業分担分の作業遅れ計算処理用デ
ータ領域を示し、共通データ領域にあるBCR9からの
品番(作業対象物の品種)データ21、作業指示・支援
情報データデース2中の作業対象物の品番データ21の
作業要素基準テーブル16のデータ、および、同じく作
業指示・支援情報データデース2中のこの作業分担に該
当する作業分割位置データ22を作業遅れ計算処理用デ
ータ領域20内に取り入れてこれらのデータから基準作
業時間を取得し(23)、開始センサ5(または6)か
らの開始信号と終了センサ7(または8)からの終了信
号とから作業所要時間(実作業時間)を算出し(実作業
時間算出手段)(24)、作業所要時間を出力するとと
もに、その結果を基準作業時間と比較して遅れ有無の情
報を出力する(作業遅れ時間検出手段)(25)。ま
た、終了センサ7(または8)の終了信号の発生度数は
生産数(作業回数)26として集計される。
【0030】上記のBCR9からの品番(作業対象物の
品種)データ21は、ラインの最初の作業分担(図1の
3)に対しては直接基準作業時間の取得に用いられる
(23)が、第2の作業分担(図1の4)に対しては最
初の作業分担(図1の3)の作業終了信号と同時にこの
品番(作業対象物の品種)データ21が作業遅れ計算処
理用データ領域20内に取り入れられて基準作業時間の
取得(23)に用いられる。ラインに3名以上の作業者
がいる場合も、以下同様に位相をずらして品番(作業対
象物の品種)データ21がそれぞれの作業遅れ計算処理
用データ領域内に取り入れられるようになっている。
【0031】また、この実施の形態では、上記作業所要
時間(実作業時間)の計算(24)を1個の作業対象物
に対して作業分担を実行する毎に計算した結果を直接出
力するのではなく、同一品種の作業対象物数個の作業所
要時間を蓄積し、異常値があった場合はこれを除いた累
積値を出力するようにしてある。そして、この累積値が
「作業基準時間×生産数(異常値発生分を除く)」より
大きい場合に「作業の遅れ有り」とみなす。このように
すると、不良品混入等の突発的、例外的要因による作業
時間遅れが除外され、無意味で有害な作業分割位置決定
処理が行なわれなくなる。
【0032】図4は、図1における作業指示・支援装置
1における作業分割計算処理のデータフローを示すもの
で、各作業分担の作業遅れ計算処理用データ領域から出
力される上記の作業所要時間と遅れ有無の情報とは、図
4に示した作業分割計算処理のデータフローに従って処
理されて、作業分担変更を必要とする場合には、新たな
作業分割位置が算出、決定される。
【0033】すなわち、各作業者の遅れ有無の情報の中
に一つでも「遅れ有り」があれば、遅れの有無判定(2
7)は「有り」と判定し、各作業者の作業所要時間と作
業要素基準テーブル16の対応する作業要素情報(2
8)とから各作業者の作業所要時間に最も近くて作業バ
ランスが取れ、かつ、分割可能な分割点を選択して、新
たな作業分割位置(29)を再決定する(作業分割位置
決定手段)(17)。
【0034】上記作業要素基準テーブル16は作業対象
物の種類毎に準備されている。この作業要素基準テーブ
ル16の内部構成を図5に示す。この作業要素基準テー
ブル16は、所定の作業を分割可能な要素作業に分解し
てこれらの要素作業毎にその要素作業名(作業名)、作
業順序(作業順)、要素作業基準時間(所要時間)、作
業支援・指示情報ファイル名、前後の要素作業との分割
の可否を識別する情報(この作業の前で作業分割可能
か)および基準作業分割位置情報(デフォルト作業分割
位置)のフィールドを持つ。
【0035】作業要素基準テーブル16には、作業要素
毎に作業順(作業順序)16−1、作業名(要素作業
名)16−2、作業支援・指示情報ファイル名16−
3、所要時間(要素作業基準時間)16−4、「この作
業の前で分割可能か」(前後の作業要素との分割の可否
を識別する情報)16−5および「デフォルト作業分割
位置(基準作業分割位置情報)16−6が格納されてい
る。
【0036】図5の作業要素基準テーブル16において
は、作業順序「2」の「組み立て2」は、要素作業基準
時間が「45DM(デシマル分)」で作業順序「1」と
は分割不能、また、作業順序「3」の「検査1」は、作
業順序「2」と分割可能で、作業順序「2」と作業順序
「3」の間が基準作業分割位置であることを示してい
る。この基準作業分割位置を基に初期の作業分割位置の
決定が行なわれる。分割の可否を識別する情報は、作業
分割位置決定手段が作業分割位置を計算する際分割可否
条件として使用される。
【0037】また、上記作業支援・指示情報ファイル名
「Kumitate1 」は、作業指示・支援情報データベース2
中に格納されたファイル名で、ファイル「Kumitate1 」
には要素作業「組み立て1」の作業要領、説明等が文字
情報、動画を含む画像情報、音声情報等が直接あるいは
更に別の対応するサブファイルに記録されている。そし
て、作業分割位置再決定等の際の該当作業者への報知情
報として作業支援・指示情報ファイル(必要に応じて上
記サブファイルを含む)を読み出し、このファイルの内
容を報知手段10、11に出力する。
【0038】図6は、図1における作業指示・支援シス
テムの作業者への支援情報報知のデータフローを示すも
ので、図4の作業分割計算処理で得られた作業分割位置
28と、開始センサ5(または6)の次の組み立て作業
開始信号を待って、その品番データ21から作業情報基
準テーブル16とから作業分割変更を行なった品種の組
み立て作業を開始するのかどうかを判定し、変更を行な
った品種の組み立て作業の開始である場合は、該当する
作業指示・支援情報を報知手段に出力することを決定
(30)する。作業情報基準テーブル16中の該当する
作業支援・指示情報ファイル名からそのファイルを読み
出して、作業指示・支援情報(31)を準備し、作業指
示・支援情報を表示(32)する。
【0039】上述の実施の形態の作業指示・支援システ
ムの動作を図7のフローチャートに従って説明する。図
7は、多品種の組み立て作業対象物がランダムに組み立
てラインに送り込まれてくる場合を示しているフローチ
ャートである。
【0040】作業指示、支援装置1には、作業の進行に
伴い、BCR(品種検出装置)9、開始センサ5、6、
終了センサ7、8から順次データが送られるのである
が、BCR(品種検出装置)9からのデータが検出され
たときは(S1でY)、品種Sを検出して(S2)、こ
の品種Sに対応する作業基準テーブルTables にアクセ
スし(S3)、作業分担W毎の基準作業時間TTswをこ
の作業基準テーブルTables の要素作業基準作業時間
(所要時間)から算出する(S4)。なお、このステッ
プS4は、品種S検出直後に処理することは必ずしも必
要でなく、後述する品種Sの組み立て分担作業遅れ判定
ステップ(S9)の直前に実行することもできる。ま
た、ステップS2で再び同一品種を検出したときはステ
ップS3,S4を繰り返す必要はない。
【0041】ステップ1においてBCR信号でない(S
1でN)の場合はステップ5に移る。作業開始・終了検
出センサ12(または13)が分担作業開始・終了時刻
を検出する(S5でY)とそれより実作業時間Tを計算
し、該当する品種S、作業分担W、作業回数nの実作業
時間Tswn としてメモリに記録する(S6)。また、作
業回数カウンタnswに1を加え(S7)、その結果該当
する品種S、作業分担Wの作業回数nswが所定回数N
(ここでは5回とする)に達したら(Y)ステップ9へ
移り、達していなければ(N)ステップ1へ戻る(S
8)。
【0042】ステップ9(S9)ではステップ4で計算
した品種S、作業分担Wの基準作業時間TTswと実作業
時間Tswn の平均値とを比較し、実作業時間Tswn の方
が大きい場合は「作業遅れ有り」、大きくない場合は
「作業遅れ無し」の情報を作業遅れ有無判定値Kswとし
て記録する。なお、実作業時間Tswn に異常値があれば
これを除去して処理する。
【0043】ステップ9終了後は、その品種Sの全ての
作業分担について作業遅れ有無判定値Kswが記録された
か判断し(S10)、未記録があれば(N)ステップ1
に戻り、全部の記録がそろっていれば(Y)ステップ1
1に移る。作業遅れ有無判定値Kswの中に「作業遅れ有
り」の有無を調べ(S11)、作業遅れ有りがあれば
(Y)実作業時間Tswn の平均値、基準作業時間T
sw、作業要素基準テーブル16の要素作業基準作業時
間、作業分割可否情報を使って作業分担間のバランスを
取り、作業ライン全体の生産性が上がるよう作業分割位
置を再決定する(S12)。作業遅れ有りがなければ
(N)ステップ12、13を飛ばして、分割位置決定処
理なしでこの処理を終了する。
【0044】再決定の結果が再決定前と変わった場合
は、作業指示・支援情報を報知手段10(または11)
に出力する(S13)。
【0045】上述の実施の形態は、組み立て作業につい
て説明したが、この発明は他の製造作業、検査作業その
他の作業にも適用できる。
【0046】また、上述の実施の形態では、実作業時間
算出手段24により作業所要時間(実作業時間)を計算
し、その結果を作業遅れ時間検出手段25に送って基準
作業時間と比較して遅れ有無の情報を出力し、遅れ有り
の情報があるときに作業分割位置決定手段17がその処
理操作をするようにしたが、作業所要時間(実作業時
間)と対応する作業基準時間とから作業遅れ時間検出手
段25が直接作業遅れ時間を算出して作業分割位置決定
手段17に送るようにしてもよい。また、分担作業毎の
実作業時間と基準作業時間との比較に代えて、要素作業
毎の実作業時間と基準作業時間とを比較してこの発明を
実施してもさしつかえない。
【0047】実作業時間を所定作業回数分蓄積する代わ
りに、作業遅れ時間を所定作業回数分蓄積し、その蓄積
した作業遅れ時間の平均値を作業遅れ時間検出手段の作
業遅れ時間として使用しても同様にこの発明を実施でき
る。平均値に代えて中央値等他の手法で統計的に妥当な
作業遅れ時間を算出してもよい。
【0048】報知手段としては、表示装置の他、ランプ
やヘッドフォン等を用いることができる。
【0049】また、比較的少ない作業遅れ時間の発生に
より頻繁に作業分割位置決定が行なわれて、再決定の効
果が少なく、煩わしい場合は、作業遅れ時間の許容値を
設け、この許容値を越えたときのみ作業分割位置決定の
処理が行なわれるようにすることは有効である。
【0050】更にまた、一度作業分割位置決定が行なわ
れた後、同一品種について所定作業回数実作業時間算出
手段の動作を休止させたり、実作業時間に1未満の計数
を掛けて、算出される作業遅れ時間が縮小されるように
するのも頻繁に過ぎる作業分割位置決定動作を抑制し
て、作業能率を上げるのに有効である。
【0051】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、この
発明による作業指示・支援システムによれば、所定の作
業を分割可能な要素作業に分解してこれらの要素作業毎
にその要素作業名、作業順序および要素作業基準時間を
格納した作業指示・支援情報データベースと、上記要素
作業の少なくとも一つを分担する各作業者の作業開始お
よび終了を検出する作業開始・終了検出センサと、上記
作業開始・終了検出センサで検出される作業開始時刻と
作業終了時刻とから実作業時間を算出し、この実作業時
間とこれに対応する上記要素作業基準時間から算出され
る作業基準時間とから、作業遅れ時間を算出し、各作業
者の上記作業遅れ時間の割合と上記作業指示・支援情報
データベースとから各作業者の作業分割位置を決定する
作業指示・支援装置と、上記作業分割位置を各作業者に
報知する報知手段とを具備することにより、作業分担の
平準化が自動的に実現でき、全体の作業能率が上がると
ともに、作業分担を変更する際の作業者の理解が容易に
行なえ、スムーズな作業分担移行ができるという効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による作業指示・支援システムの一実
施の形態を示すブロック図。
【図2】図1における作業指示・支援装置の作業分割計
算処理の概要を示すブロック図。
【図3】図1における作業指示・支援装置の作業遅れ計
算処理のデータフローを示すブロック図。
【図4】図1における作業指示・支援装置の作業分割計
算処理のデータフローを示すブロック図。
【図5】図1の作業指示・支援情報データベースの作業
要素基準テーブルを示す概念図。
【図6】図1における作業指示・支援システムの作業者
への支援情報報知のデータフローを示すブロック図。
【図7】図1における作業指示・支援システムの動作を
説明するフローチャート。
【符号の説明】
2 作業指示・支援情報データデース 3、4 作業台 9 バーコードリーダ(品種検出装置) 10、11 表示器(報知手段) 12、13 作業開始・終了検出センサ 16 作業要素基準テーブル 17 作業分割位置決定手段 24 実作業時間算出手段 25 作業遅れ時間検出手段

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業対象物に複数の作業者が順次作業を
    加えて所定の作業を行なう作業ラインの各作業者に作業
    指示・支援を行なう作業指示・支援システムにおいて、 上記所定の作業を分割可能な要素作業に分解してこれら
    の要素作業毎にその要素作業名、作業順序および要素作
    業基準時間を格納した作業指示・支援情報データベース
    と、 上記要素作業の少なくとも一つを分担する各作業者の作
    業開始および終了を検出する作業開始・終了検出センサ
    と、 上記作業開始・終了検出センサで検出される作業開始時
    刻と作業終了時刻とから実作業時間を算出し、上記実作
    業時間とこれに対応する上記要素作業基準時間から算出
    される作業基準時間とから、作業遅れ時間を検出し、各
    作業者の上記作業遅れ時間の割合と上記作業指示・支援
    情報データベースとから各作業者間の作業分割位置を決
    定する作業指示・支援装置と、 上記作業分割位置を各作業者に報知する報知手段と、 を具備することを特徴とする作業指示・支援システム。
  2. 【請求項2】 作業対象物に複数の作業者が順次作業を
    加えて所定の作業を行なう作業ラインの各作業者に作業
    指示・支援を行なう作業指示・支援システムにおいて、 上記所定の作業を分割可能な要素作業に分解してこれら
    の要素作業毎にその要素作業名、作業順序および要素作
    業基準時間を格納した作業要素基準テーブルと、 上記要素作業の少なくとも一つを分担する各作業者の作
    業開始および終了を検出する作業開始・終了検出センサ
    と、 上記作業開始・終了検出センサで検出される作業開始時
    刻と作業終了時刻とから実作業時間を算出する実作業時
    間算出手段と、 上記実作業時間とこれに対応する上記要素作業基準時間
    から算出される作業基準時間とから、作業遅れ時間を検
    出する作業遅れ時間検出手段と、 各作業者の上記作業遅れ時間の割合と上記作業要素基準
    テーブルとから各作業者間の作業分割位置を決定する作
    業分割位置決定手段と、 上記作業分割位置を各作業者に報知する報知手段と、 を具備することを特徴とする作業指示・支援システム。
  3. 【請求項3】 上記作業ラインは複数品種の作業対象物
    にそれぞれ所定の作業を行なう多品種作業対象物の作業
    ラインであり、 上記作業ラインは作業対象物の品種を検出する品種検出
    装置を具備し、 上記作業要素基準テーブルは品種に対応して複数有し、 品種検出装置により検出された品種に対応する作業要素
    基準テーブルから作業基準時間を算出するようにしたこ
    とを特徴とする請求項2記載の作業指示・支援システ
    ム。
  4. 【請求項4】 上記作業要素基準テーブルには要素作業
    毎に作業支援・指示情報ファイル名を格納し、 報知手段が作業分割位置を各作業者に報知するとき要素
    作業に対応する作業支援・指示情報ファイルの内容を報
    知するようにしたことを特徴とする請求項2または3記
    載の作業指示・支援システム。
  5. 【請求項5】 上記作業要素基準テーブルに、前後の要
    素作業との分割の可否を識別する情報を格納し、 上記分割の可否を識別する情報を用いて作業分割位置の
    決定を行なうようにしたことを特徴とする請求項2また
    は3記載の作業指示・支援システム。
  6. 【請求項6】 上記作業要素基準テーブルに、基準作業
    分割位置情報を格納し、 上記基準作業分割位置情報を用いて初期の作業分割位置
    の決定を行なうようにしたことを特徴とする請求項2ま
    たは3記載の作業指示・支援システム。
  7. 【請求項7】 上記作業遅れ時間に許容値を設け、上記
    許容値を越えた作業遅れ時間のみを使用して作業分割位
    置を決定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれ
    かに記載の作業指示・支援システム。
  8. 【請求項8】 上記作業遅れ時間が、一つの所定の作業
    についての個々の作業遅れ時間を所定作業回数分蓄積し
    た平均値であることを特徴とする請求項1乃至3のいず
    れかに記載の作業指示・支援システム。
  9. 【請求項9】 所定の作業について上記作業分割位置決
    定手段が作業分割位置を決定した後は、その所定の作業
    について、所定作業回数の間、作業遅れ時間検出を中断
    ないし検出される作業遅れ時間が縮小されるようにした
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の作
    業指示・支援システム。
JP17699797A 1997-07-02 1997-07-02 作業指示・支援システム Withdrawn JPH1119852A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17699797A JPH1119852A (ja) 1997-07-02 1997-07-02 作業指示・支援システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17699797A JPH1119852A (ja) 1997-07-02 1997-07-02 作業指示・支援システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1119852A true JPH1119852A (ja) 1999-01-26

Family

ID=16023380

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17699797A Withdrawn JPH1119852A (ja) 1997-07-02 1997-07-02 作業指示・支援システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1119852A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003076847A (ja) * 2001-09-05 2003-03-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 調理作業分担システム及び調理作業分担装置
JP2014081813A (ja) * 2012-10-17 2014-05-08 Kobe Steel Ltd 作業者支援システム、作業者支援方法、及びコンピュータプログラム
WO2015111151A1 (ja) * 2014-01-22 2015-07-30 富士機械製造株式会社 生産システム
JP2015153050A (ja) * 2014-02-13 2015-08-24 富士通株式会社 製造ラインの管理装置及び製造ラインの管理方法並びに製造ラインの管理プログラム
JP6140262B1 (ja) * 2015-12-25 2017-05-31 ファナック株式会社 製造セルの作業の遅れを修正する製造管理装置
JP2018055227A (ja) * 2016-09-27 2018-04-05 村田機械株式会社 管理装置及び管理方法
JP2020197790A (ja) * 2019-05-31 2020-12-10 ファナック株式会社 協働ロボットシステム
CN113147176A (zh) * 2021-04-06 2021-07-23 东莞先知大数据有限公司 丝印环节操作规范检测方法

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003076847A (ja) * 2001-09-05 2003-03-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 調理作業分担システム及び調理作業分担装置
JP2014081813A (ja) * 2012-10-17 2014-05-08 Kobe Steel Ltd 作業者支援システム、作業者支援方法、及びコンピュータプログラム
WO2015111151A1 (ja) * 2014-01-22 2015-07-30 富士機械製造株式会社 生産システム
JPWO2015111151A1 (ja) * 2014-01-22 2017-03-23 富士機械製造株式会社 生産システム
US10216159B2 (en) 2014-01-22 2019-02-26 Fuji Corporation Production system
JP2015153050A (ja) * 2014-02-13 2015-08-24 富士通株式会社 製造ラインの管理装置及び製造ラインの管理方法並びに製造ラインの管理プログラム
JP2017117332A (ja) * 2015-12-25 2017-06-29 ファナック株式会社 製造セルの作業の遅れを修正する製造管理装置
JP6140262B1 (ja) * 2015-12-25 2017-05-31 ファナック株式会社 製造セルの作業の遅れを修正する製造管理装置
US10281906B2 (en) 2015-12-25 2019-05-07 Fanuc Corporation Manufacturing management apparatus correcting delay in operation of manufacturing cell
JP2018055227A (ja) * 2016-09-27 2018-04-05 村田機械株式会社 管理装置及び管理方法
JP2020197790A (ja) * 2019-05-31 2020-12-10 ファナック株式会社 協働ロボットシステム
US12030188B2 (en) 2019-05-31 2024-07-09 Fanuc Corporation Collaborative robot system
CN113147176A (zh) * 2021-04-06 2021-07-23 东莞先知大数据有限公司 丝印环节操作规范检测方法
CN113147176B (zh) * 2021-04-06 2021-11-02 东莞先知大数据有限公司 丝印环节操作规范检测方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2753142B2 (ja) 半導体装置の生産システムにおける生産管理方法、生産管理装置および製造装置
JPH1119852A (ja) 作業指示・支援システム
JPH07146765A (ja) 表示域レイアウト自動制御方式
JP2697689B2 (ja) 設計原価管理システム
JP2848349B2 (ja) 原価積み上げシミュレーションシステム
JP2000153802A (ja) 生産計画立案装置及び記録媒体
JPH11116012A (ja) 入庫棚指示システム
JPH04104195A (ja) プレゼンテーション装置
JP3106027B2 (ja) 生産計画作成方法
JP2629063B2 (ja) 通信網の状態量の表示方法
JPS63119364A (ja) フアクシミリ装置
JPH07244690A (ja) 情報表示装置及びそれにおけるデータ処理方法
JPH04344982A (ja) 対話形部品配置設計方式
JPS62182932A (ja) ジヨブの実行管理方式
JPH08147194A (ja) データロギング方法
JPH1083485A (ja) 店頭における商品構成決定方法
JPH0435853A (ja) 生産管理装置
JPH0443496A (ja) 警報管理装置
JPH0458334A (ja) メッセージ出力選択方式
JPH02199554A (ja) 会話型/バッチ型のメッセージ出力方式
JPS63305497A (ja) プラント状態表示装置
JPH03257616A (ja) プリント出力制御方式
JPH05334217A (ja) 情報出力制御方式
JPH1078908A (ja) 複数データ形式テーブル管理方式
JPH0573588A (ja) 売上登録方式

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040907