JPH11198074A - ストッカーロボットの制御装置 - Google Patents

ストッカーロボットの制御装置

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JPH11198074A
JPH11198074A JP10006131A JP613198A JPH11198074A JP H11198074 A JPH11198074 A JP H11198074A JP 10006131 A JP10006131 A JP 10006131A JP 613198 A JP613198 A JP 613198A JP H11198074 A JPH11198074 A JP H11198074A
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JP10006131A
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Mutsumi Yamamoto
睦 山本
Yasunari Kawashima
康成 川島
Toshiyuki Muto
敏之 武藤
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 前後工程の動作状況に応じて各工程の動作が
停滞しないようにストッカーロボットの動作を制御でき
るようにする。 【解決手段】 ライン構成された複数工程の各工程を経
たワークを必要に応じてストッカーに一時的にストック
しつつ次工程に搬送するストッカーロボットの制御装置
を前提とし、前後工程の動作状況を認識し、ストッカー
ロボットの動作パターンを、ワークを前工程から後工
程に移載する、ワークを前工程からストッカーに移載
する、ワークをストッカーから後工程に移載する、と
いう3種類の動作パターンに分け、認識した前後工程の
動作状況に応じて各工程の動作が停滞しないようにスト
ッカーロボットの動作を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ライン構成された
複数工程の各工程を経たワークを必要に応じてストッカ
ーに一時的にストックしつつ次工程に搬送するストッカ
ーロボットの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ライン構成された生産ラインにお
いて、加工やアッセンブリのための処理時間が異なる工
程間でワークを移載するために、ワークをストッカーに
一時的にストックしつつ次工程に搬送するストッカーロ
ボットが広く用いられている。つまり、生産ラインにお
いて各工程の処理時間(タクトタイム)が異なる場合に
は生産ライン上のワーク移送量を調整する必要が生ずる
ため、ワーク移送量を調整するためにワークをストッカ
ーに一時的に保留(ストック)して各工程間の処理能力
の相違を吸収し、各工程で生産作業を継続することがで
きるようにする、というのがストッカーロボットであ
る。このようなストッカーロボットが用いられる生産ラ
インとしては、ガラスやフィルム基板上に加工したり加
工した基板をアッセンブルしたりという処理を実行する
液晶の生産ラインや、半導体、電気製品等の生産ライン
がある。例えば、特開平9−124107号公報には、
ガラス基板をワークとするストッカーロボットとこのス
トッカーロボットによるストッカーへのガラス基板のス
トック動作とが開示されている。
【0003】一方、ストッカーロボットの制御に関して
は、特開平6−271022号公報に、生産ラインの効
率化のためのストッカーロボットの制御方法が開示され
ている。この公報に開示されたストッカーロボットの制
御方法は、下流工程においてワークの受け入れが可能か
どうかを判断し、ワーク受入不可能な場合には処理が終
了したワークを一時的に待避させてストッカー内に収容
しつつ各工程の処理を続行し、下流工程においてワーク
受入態勢が整った場合にはストッカー内のワークを下流
工程に流す、というものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記各
公報には、各工程の状況に応じたストッカーロボットの
制御やストッカーのストック棚を効率良く利用する手立
てに関しては考慮されていない。このため、ストッカー
のストック容量を多目に設定しなければならず、これに
よってストッカーの占有面積が増大してスペース効率が
低下してしまうという問題がある。特に、生産物が多品
種でその種類によって各工程の処理時間が変化するよう
な場合には、各工程時間差の最大値に基づいてストック
量を設定する必要があるため、時によっては必要以上の
ストックが溜まってしまうような場合があり、ワークを
生産ラインに投入してから完成するまでに要するリード
タイムが長くなってしまうという問題もある。
【0005】本発明の目的は、前後工程の動作状況に応
じて各工程の動作が停滞しないようにストッカーロボッ
トの動作を制御できるようにすることである。
【0006】本発明の別の目的は、ストッカーのストッ
ク容量を多目に設定することなく、前工程内にある全て
のワークをストッカーに収納できるようにすることであ
る。
【0007】本発明のさらに別の目的は、ストッカーの
ストック棚の利用効率を向上させることである。
【0008】本発明のさらに別の目的は、ストック動作
のエラー停止率を低減することである。
【0009】本発明のさらに別の目的は、ストック動作
のエラー停止率が高いストック棚に対するアクセスを禁
止し、動作の信頼性を向上させることである。
【0010】本発明のさらに別の目的は、ライン上の不
良ワークを適切に自動廃棄し、ストック棚を有効利用で
きるようにすることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のストッカ
ーロボットの制御装置の発明は、ライン構成された複数
工程の各工程を経たワークを必要に応じてストッカーに
一時的にストックしつつ次工程に搬送するストッカーロ
ボットの制御装置において、前後工程の動作状況を認識
する動作状況認識手段と、ストッカーロボットの動作パ
ターンを ワークを前工程から後工程に移載する ワークを前工程からストッカーに移載する ワークをストッカーから後工程に移載する という3種類の動作パターンに分け、動作状況認識手段
に認識された前後工程の動作状況に応じて各工程の動作
が停滞しないようにストッカーロボットの動作を制御す
る動作制御手段とを備える。
【0012】したがって、動作状況認識手段によって前
後工程の動作状況が認識され、認識された動作状況に応
じてストッカーロボットの動作が3種類の動作パターン
から選択されて制御され、これによって各工程の動作が
停滞なく行われる。
【0013】請求項2記載のストッカーロボットの制御
装置の発明は、ライン構成された複数工程の各工程を経
たワークを必要に応じてストッカーに一時的にストック
しつつ次工程に搬送するストッカーロボットの制御装置
において、前後工程の動作状況を認識する動作状況認識
手段と、ストッカー内のワークの収納状況を認識する収
納状況認識手段と、ストッカーロボットの動作パターン
を ワークを前工程から後工程に移載する ワークを前工程からストッカーに移載する ワークをストッカーから後工程に移載する という3種類の動作パターンに分け、動作状況認識手段
に認識された前後工程の動作状況及び収納状況認識手段
に認識されたストッカー内のワークの有無に応じて各工
程の動作が停滞しないようにストッカーロボットの動作
を制御する動作制御手段とを備える。
【0014】したがって、動作状況認識手段によって前
後工程の動作状況が認識され、収納状況認識手段によっ
てストッカー内のワークの収納状況が認識され、認識さ
れた動作状況及び収納状況に応じてストッカーロボット
の動作が3種類の動作パターンから選択されて制御さ
れ、これによって各工程の動作が停滞なく行われる。
【0015】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載のストッカーロボットの制御装置において、各工程内
の処理途中ワーク数を検知する手段をさらに備え、前工
程内の加工途中ワークの全てをストッカーに収納できる
ようにライン先頭に対するワークの投入を動作制御する
投入動作制御手段に動作制御信号を付与し、常にストッ
カーの最大収納量を超えないようにする。
【0016】したがって、各工程の処理途中ワークス数
が検知され、検知された処理途中ワーク数に応じてライ
ン先頭に対するワークの投入が制御される。このため、
ストッカーのストック容量を増大させることなく、スト
ッカーの最大収納量のオーバーフローが防止される。こ
れにより、各工程内にある全てのワーク、あるいは、工
程時間の管理を必要とする工程に入るワークを確実にス
トッカーに収納することができ、ラインの停滞等により
ライン内に長時間留まると不良ワークとなってしまうよ
うなワーク、例えば、フィルム基板であっても、工程時
間の管理をすることでワーク不良を防止することができ
る。なお、フィルム基板は、基板洗浄機の水の中の滞留
時間に制限があり、プリベイク装置や配向ベイク装置の
ベイク時間の許容時間幅が限られているため、ライン内
に長時間留まると不良ワークとなってしまう。
【0017】請求項4記載の発明は、請求項1記載のス
トッカーロボットの制御装置において、ストッカーの各
ストック棚毎のストッカーロボットによるワーク移載動
作所要時間を記録するメモリテーブルと、前工程から各
ストック棚へのワーク移載動作所用時間をメモリテーブ
ルに記録する記録手段とを備え、ストッカーロボットが
前工程からストッカーにワークを移載する動作を行うと
きにワークを収納するストック棚の順番をメモリテーブ
ルを参照してワーク移載動作所用時間が短い順となるよ
うに制御する。
【0018】したがって、前工程から各ストック棚への
ワーク移載時にメモリテーブルが参照され、ワーク移載
動作所用時間が短い順となるようにワークを収納するス
トック棚の順番が決定される。これにより、ストッカー
のストック棚に対するワークの収納動作効率、つまり、
ストック棚利用効率が向上する。
【0019】請求項5記載の発明は、請求項1記載のス
トッカーロボットの制御装置において、ストッカーの各
ストック棚毎のストッカーロボットによるワーク移載動
作所要時間を記録するメモリテーブルと、前工程から各
ストック棚へのワーク移載動作所用時間を計測する計測
手段と、その計測値に基づいてストック棚毎のワーク移
載動作所用時間の平均値を演算する演算手段と、その演
算結果に基づいてストック棚毎のワーク移載動作平均所
用時間をメモリテーブルに記録する記録手段とを備え、
ストッカーロボットが前工程からストッカーにワークを
移載する動作を行うときにワークを収納するストック棚
の順番をメモリテーブルを参照してワーク移載動作所用
時間が短い順となるように制御する。
【0020】したがって、前工程から各ストック棚への
ワーク移載動作所用時間が計測手段に計測され、演算手
段はその計測値に基づいてストック棚毎のワーク移載動
作所用時間の平均値を演算し、記録手段はその演算結果
に基づいてストック棚毎のワーク移載動作平均所用時間
をメモリテーブルに記録する。その後、前工程から各ス
トック棚へのワーク移載時にメモリテーブルが参照さ
れ、ワーク移載動作所用時間が短い順となるようにワー
クを収納するストック棚の順番が決定される。これによ
り、ストッカーのストック棚に対するワークの収納動作
効率、つまり、ストック棚の利用効率が向上する。
【0021】請求項6記載の発明は、請求項1記載のス
トッカーロボットの制御装置において、ストッカーの各
ストック棚毎のストッカーロボットによるワーク移載動
作所要時間を記録するメモリテーブルと、各ストック棚
から後工程へのワーク移載動作所用時間をメモリテーブ
ルに記録する記録手段とを備え、ストッカーロボットが
ストッカーから後工程にワークを移載する動作を行うと
きにワークを取り出すストック棚の順番をメモリテーブ
ルを参照してワーク移載動作所用時間が短い順となるよ
うに制御する。
【0022】したがって、各ストック棚から後工程への
ワーク移載時にメモリテーブルが参照され、ワーク移載
動作所用時間が短い順となるようにワークを取り出すス
トック棚の順番が決定される。これにより、ストッカー
のストック棚からのワークの取出し動作効率、つまり、
ストック棚の利用効率が向上する。
【0023】請求項7記載の発明は、請求項1記載のス
トッカーロボットの制御装置において、ストッカーの各
ストック棚毎のストッカーロボットによるワーク移載動
作所要時間を記録するメモリテーブルと、各ストック棚
から後工程へのワーク移載動作所用時間を計測する計測
手段と、その計測値に基づいてストック棚毎のワーク移
載動作所用時間の平均値を演算する演算手段と、その演
算結果に基づいてストック棚毎のワーク移載動作平均所
用時間をメモリテーブルに記録する記録手段とを備え、
ストッカーロボットがストッカーから後工程にワークを
移載する動作を行うときにワークを取り出すストック棚
の順番をメモリテーブルを参照してワーク移載動作所用
時間が短い順となるように制御する。
【0024】したがって、各ストック棚から後工程への
ワーク移載動作所用時間が計測手段に計測され、演算手
段はその計測値に基づいてストック棚毎のワーク移載動
作所用時間の平均値を演算し、記録手段はその演算結果
に基づいてストック棚毎のワーク移載動作平均所用時間
をメモリテーブルに記録する。その後、各ストック棚か
ら後工程へのワーク移載時にメモリテーブルが参照さ
れ、ワーク移載動作所用時間が短い順となるようにワー
クを取り出すストック棚の順番が決定される。これによ
り、ストッカーのストック棚からのワークの取出し動作
効率、つまり、ストック棚の利用効率が向上する。
【0025】請求項8記載の発明は、請求項1又は2記
載のストッカーロボットの制御装置において、ストッカ
ーの各ストック棚毎のストッカーロボットによるワーク
移載動作成功率を記録するメモリテーブルと、前工程か
ら各ストック棚へのワーク移載動作成功率を計測しメモ
リに記録する手段と、各ストック棚から後工程へのワー
ク移載動作成功率を計測しメモリに記録する手段と、メ
モリの記録内容に基づいて前工程から各ストック棚を経
て後工程に至る連続ワーク移載動作成功率を演算する手
段と、その演算結果に基づいて各ストック棚毎の連続ワ
ーク移載動作成功率をメモリテーブルに記録する記録手
段とを備え、ワーク移載動作が実施される毎にメモリテ
ーブルの連続ワーク移載動作成功率を更新し、その成功
率が高い順にストック棚に対するワークの出し入れを実
行するようにした。
【0026】したがって、前工程から各ストック棚、各
ストック棚から後工程へのワーク移載動作成功率が計測
されてメモリに記録され、演算手段はメモリの記録内容
に基づいて前工程から各ストック棚を経て後工程に至る
連続ワーク移載動作成功率を演算し、記録手段はその演
算結果に基づいて各ストック棚毎の連続ワーク移載動作
成功率をメモリテーブルに記録する。その後、ワーク移
載動作が実施される毎にメモリテーブルの連続ワーク移
載動作成功率が更新され、その成功率が高い順にストッ
ク棚に対するワークの出し入れが実行される。これによ
り、ストック動作のエラー停止率が低減する。
【0027】請求項9記載の発明は、請求項1又は2記
載のストッカーロボットの制御装置において、ストッカ
ーの各ストック棚毎のストッカーロボットによるワーク
移載動作成功率を記録するメモリテーブルと、前工程か
ら各ストック棚へのワーク移載動作成功率を計測しメモ
リに記録する手段と、各ストック棚から後工程へのワー
ク移載動作成功率を計測しメモリに記録する手段と、メ
モリの記録内容に基づいて前工程から各ストック棚を経
て後工程に至る連続ワーク移載動作成功率を演算する手
段と、その演算結果に基づいて各ストック棚毎の連続ワ
ーク移載動作成功率をメモリテーブルに記録する記録手
段とを備え、連続ワーク移載動作成功率が所定の閾値を
下回ったストック棚についてはその使用を中止するよう
にした。
【0028】したがって、前工程から各ストック棚、各
ストック棚から後工程へのワーク移載動作成功率が計測
されてメモリに記録され、演算手段はメモリの記録内容
に基づいて前工程から各ストック棚を経て後工程に至る
連続ワーク移載動作成功率を演算し、記録手段はその演
算結果に基づいて各ストック棚毎の連続ワーク移載動作
成功率をメモリテーブルに記録する。その後、メモリテ
ーブルを参照し、連続ワーク移載動作成功率が所定の閾
値を下回ったストック棚についてはその使用が中止され
る。これにより、ストック動作のエラー停止率が低減す
る。
【0029】請求項10記載の発明は、請求項1又は2
記載のストッカーロボットの制御装置において、ライン
構成された複数工程の各工程において工程不良を示すマ
ークをワークに記録する手段と、ストッカーロボットに
設けられたマークを読み取る手段とを備え、マークが読
み取られたワークについてはこのワークを不良ワーク捨
て場に廃棄するようにした。
【0030】したがって、各工程において工程不良が生
じたワークについてはマークが記録され、ストッカーロ
ボットにおいてマークが読み取られたワークについては
ワーク捨て場に廃棄される。これにより、ライン上の不
良ワークが適切に自動廃棄され、ストック棚が有効利用
される。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明の第一の実施の形態を図1
ないし図3に基づいて説明する。本実施の形態は、フィ
ルム基板1をワークとする液晶表示装置用の生産ライン
2の一部への適用例である。この生産ライン2では、配
向ベイク装置3とラビング装置4との間に一台のストッ
カーロボット5aが配設され、プレカット装置6と中間
洗浄機7との間にもう一台のストッカーロボット5bが
配設されている。また、図1に示すように、ある生産ラ
インの一部である生産ライン2を全体的に見ると、ロー
ダ装置8、基板洗浄機9、配向印刷機10、プリベイク
装置11、配向ベイク装置3、一台目のストッカーロボ
ット5a、ラビング装置4、搬送ロボット12、USク
リーナ13、搬送ロボット14、プレカット装置6、も
う一台のストッカーロボット5b、及び中間洗浄機7が
順に配設されている。
【0032】次いで、図2に示すように、二つのストッ
カーロボット5a,5b(以下、特に断らない限り、ス
トッカーロボット5と略称する)は、生産ライン2上を
流れるフィルム基板1をハンド15で把持し、把持した
フィルム基板1を二つのストッカー16のうちのいずれ
か一方の所定の各ストック棚17に移載してストックす
る動作と、各ストック棚17にストックされたフィルム
基板1を取出して再び生産ライン2上に流す動作とを実
行する。ストッカーロボット5にこのような動作を実行
させるのは、図示しない制御装置である。つまり、制御
装置は、CPUとメモリとからなるマイクロコンピュー
タ構成を備え、その動作プログラムに基づく処理によっ
てストッカーロボット5が内蔵する図示しない各アクチ
ュエータのドライバに駆動制御信号を付与する。この場
合、マイクロコンピュータは、ストッカーロボット5の
動作パターンを、 フィルム基板1を前工程から後工程に移載する フィルム基板1を前工程からストッカー16に移載す
る フィルム基板1をストッカー16から後工程に移載す
る という3種類の動作パターンに分け、各工程の動作が停
滞しないようにストッカーロボット5の動作を制御す
る。ここに、動作制御手段の機能が実行される。制御装
置は、又、生産ライン2の全体を監視しており、生産ラ
イン2上における各種のイベントを認識する。つまり、
前後工程の動作状況を認識する動作状況認識手段の機能
を実行する。
【0033】図3は、ストッカーロボット5の動作制御
処理のフローチャートである。まず、ストッカーロボッ
ト5の制御装置が備えるマイクロコンピュータは、生産
ライン2における前工程の動作状況の読み取りと後工程
の動作状況の読み取りとを実行し、各動作状況を認識す
る(動作状況認識手段)。この時、生産ライン2が正常
に流れている場合には、前工程から後工程又はストッカ
ー16へのフィルム基板1の移載が可能であり、後工程
ではフィルム基板1の移載要求があると判定されるはず
なので、駆動制御手段は、フィルム基板1を前工程から
後工程に移載するようにストッカーロボット5を駆動制
御するという動作パターン(の動作パターン)を選択
し、これを実行する。これにより、そのような動作パタ
ーンでストッカーロボット5が動作し、フィルム基板1
はストッカー16にストックされることなく前工程から
後工程に移載される。その後、制御装置のマイクロコン
ピュータは作業完了信号を出力し、続いて、ライン稼動
が終了かどうかを判定する。
【0034】これに対し、前工程から後工程又はストッ
カー16へのフィルム基板1の移載は可能であるが、後
工程が何らかのトラブルで停滞し、後工程においてフィ
ルム基板1の移載要求がないと動作要求認識手段が認識
した場合には、動作制御手段は、フィルム基板1を前工
程からストッカー16に移載するようにストッカーロボ
ット5を駆動制御するという動作パターン(の動作パ
ターン)を選択し、これを実行する。これにより、その
ような動作パターンでストッカーロボット5が動作し、
フィルム基板1は前工程からストッカー16に移載され
る。その後、制御装置のマイクロコンピュータは作業完
了信号を出力し、続いて、ライン稼動が終了かどうかを
判定する。
【0035】また、前工程から後工程又はストッカー1
6へのフィルム基板1の移載が何らかのトラブルによっ
て不可能であるにも拘わらず、後工程ではフィルム基板
1の移載要求があると動作要求認識手段が認識した場合
には、動作制御手段は、フィルム基板1をストッカー1
6から後工程に移載するようにストッカーロボット5を
駆動制御するという動作パターン(の動作パターン)
を選択し、これを実行する。これにより、そのような動
作パターンでストッカーロボット5が動作し、フィルム
基板1はストッカー16から後工程に移載される。その
後、制御装置のマイクロコンピュータは作業完了信号を
出力し、続いて、ライン稼動が終了かどうかを判定す
る。
【0036】さらに、前工程から後工程又はストッカー
16へのフィルム基板1の移載が何らかのトラブルによ
って不可能であって、なおかつ、後工程が何らかのトラ
ブルで停滞し、後工程においてフィルム基板1の移載要
求がないと動作要求認識手段が認識した場合には、動作
制御手段は、ストッカーロボット5を標準待機位置に移
動させるようにストッカーロボット5を駆動制御する。
その後、制御装置のマイクロコンピュータは作業完了信
号を出力し、続いて、ライン稼動が終了かどうかを判定
する。
【0037】このように、本実施の形態によれば、動作
状況認識手段によって前後工程の動作状況が認識され、
認識された動作状況に応じてストッカーロボット5の動
作が3種類の動作パターンから選択されて制御され、こ
れによって各工程の動作が停滞なく行われる。しかも、
ストッカーロボット5の動作は3種類の動作パターンか
ら選択されるので、その制御が容易である。
【0038】本発明の第二の実施の形態を図4に基づい
て説明する。第一の実施の形態と同一部分は同一符号で
示し説明も省略する。本実施の形態では、ストッカーロ
ボット5の制御装置が備えるマイクロコンピュータは、
ストッカー16内の各ストック棚17における在庫状況
をも検出して認識する。
【0039】図4は、ストッカーロボット5の動作制御
処理のフローチャートである。まず、ストッカーロボッ
ト5の制御装置が備えるマイクロコンピュータは、生産
ライン2における前工程の動作状況の読み取りと後工程
の動作状況の読み取りを実行し、各動作状況を認識する
(動作状況認識手段)。制御装置のマイクロコンピュー
タは、又、ストッカー16内の各ストック棚17におけ
る在庫状況の読み取りを実行し、ストッカー16内のフ
ィルム基板1の収納状況を認識する(収納状況認識手
段)。この時、生産ライン2が正常に流れている場合に
は、前工程から後工程又はストッカー16へのフィルム
基板1の移載が可能であり、後工程ではフィルム基板1
の移載要求があると判定されるはずなので、駆動制御手
段は、収納状況認識手段がストッカー16に在庫無しと
認識することを条件に、フィルム基板1を前工程から後
工程に移載するようにストッカーロボット5を駆動制御
するという動作パターン(の動作パターン)を選択
し、これを実行する。これにより、そのような動作パタ
ーンでストッカーロボット5が動作し、フィルム基板1
はストッカー16にストックされることなく前工程から
後工程に移載される。その後、制御装置のマイクロコン
ピュータは作業完了信号を出力し、続いて、ライン稼動
が終了かどうかを判定する。
【0040】一方、前工程から後工程又はストッカー1
6へのフィルム基板1の移載が可能であり、後工程では
フィルム基板1の移載要求があると動作状況認識手段が
認識した場合であって、収納状況認識手段がストッカー
16に在庫ありと認識した場合には、動作制御手段は、
フィルム基板1を前工程からストッカー16に移載する
ようにストッカーロボット5を駆動制御するという動作
パターン(の動作パターン)を選択し、これを実行す
る。これにより、そのような動作パターンでストッカー
ロボット5が動作し、フィルム基板1は前工程からスト
ッカー16に移載される。続いて、動作制御手段は、フ
ィルム基板1を古い順、つまり、早くストックされた順
にストッカー16から後工程に移載するようにストッカ
ーロボット5を駆動制御するという動作パターン(の
動作パターン)を選択し、これを実行する。これによ
り、そのような動作パターンでストッカーロボット5が
動作し、フィルム基板1はストッカー16から後工程に
移載される。その後、制御装置のマイクロコンピュータ
は作業完了信号を出力し、続いて、ライン稼動が終了か
どうかを判定する。
【0041】これに対し、前工程から後工程又はストッ
カー16へのフィルム基板1の移載は可能であるが、後
工程が何らかのトラブルで停滞し、後工程においてフィ
ルム基板1の移載要求がないと動作要求認識手段が認識
した場合と、前工程から後工程又はストッカー16への
フィルム基板1の移載が何らかのトラブルによって不可
能であるにも拘わらず、後工程ではフィルム基板1の移
載要求があると動作要求認識手段が認識した場合と、工
程から後工程又はストッカー16へのフィルム基板1の
移載が何らかのトラブルによって不可能であって、なお
かつ、後工程が何らかのトラブルで停滞し、後工程にお
いてフィルム基板1の移載要求がないと動作要求認識手
段が認識した場合には、第一の実施の形態と同一の処理
が実行される。
【0042】このように、本実施の形態によれば、動作
状況認識手段によって前後工程の動作状況が認識され、
収納状況認識手段によってストッカー内のワークの収納
状況が認識され、認識された動作状況及び収納状況に応
じてストッカーロボット5の動作が3種類の動作パター
ンから選択されて制御され、これによって各工程の動作
が停滞なく行われる。この場合、フィルム基板1の生産
順序を変えることなく、ストッカー16を利用して効率
良くフィルム基板1を生産することができる。
【0043】本発明の第三の実施の形態を図5及び図6
に基づいて説明する。第一の実施の形態と同一部分は同
一符号で示し説明も省略する。本実施の形態では、スト
ッカーロボット5の制御装置が備えるマイクロコンピュ
ータは、生産ライン2の先頭に位置するローダ装置8に
フィルム基板1の投入の可否を制御する信号を付与す
る。また、そのマイクロコンピュータは、ストッカー1
6内の各ストック棚17における在庫状況や、生産ライ
ン2の各工程内における処理中のフィルム基板1の数量
をも検出して認識する。生産ライン2の各工程内におけ
る処理中のフィルム基板1の数量の検出は、各工程装置
を制御する図示しないシーケンサにおいて検出された処
理中のフィルム基板1の数量データをストッカーロボッ
ト5を制御する制御装置が備えるマイクロコンピュータ
で集計することによりなされる。
【0044】図6は、ストッカーロボット5の動作制御
処理のフローチャートである。まず、制御装置が備える
マイクロコンピュータは、生産ライン2における前工程
の動作状況の読み取りと後工程の動作状況の読み取りを
実行し、各動作状況を認識する(動作状況認識手段)
他、ストッカー16内の各ストック棚17における在庫
状況の読み取りを実行してストッカー16内のフィルム
基板1の収納状況を認識し、加工途中のフィルム基板1
の数量を検知して認識する。そして、制御装置のマイク
ロコンピュータは、フィルム基板1がストッカー16内
の最大収納量を超えるかどうかを演算処理によって求
め、その結果に応じて投入可信号又は投入不可信号を発
生し生産ライン2の先頭に位置するローダ装置8に向け
て出力する。ここで、そのマイクロコンピュータが投入
不可信号を発生し出力した場合、ローダ装置8は、生産
ライン2へのフィルム基板1の投入を停止する。そし
て、前工程から後工程又はストッカー16へのフィルム
基板1の移載は可能であるが、後工程が何らかのトラブ
ルで停滞し、後工程においてフィルム基板1の移載要求
がないと動作要求認識手段が認識した場合には、動作制
御手段は、ストッカー16の収納容量に余裕があるとの
認識を前提として、フィルム基板1を前工程からストッ
カー16に移載するようにストッカーロボット5を駆動
制御するという動作パターン(の動作パターン)を選
択し、これを実行する。その後、制御装置のマイクロコ
ンピュータは作業完了信号を出力し、続いて、ライン稼
動が終了かどうかを判定する。これに対し、ストッカー
16の収納容量に余裕がないとの認識がなされた場合に
は、制御装置のマイクロコンピュータは作業完了信号を
出力し、続いて、ライン稼動が終了かどうかを判定す
る。
【0045】したがって、本実施の形態によれば、各工
程内にある全てのフィルム基板1、あるいは、工程時間
の管理を必要とする工程に入るフィルム基板1を確実に
ストッカー16に収納することができ、したがって、生
産ライン2の停滞等により生産ライン2内に長時間留ま
ると不良品となってしまうフィルム基板1であっても、
工程時間の管理をすることで不良品の発生を防止するこ
とができる。
【0046】なお、その他の処理に関しては、第一の実
施の形態と同様であるので、その説明は省略する。
【0047】図7は、変形例を示すストッカーロボット
5の動作制御処理のフローチャートである。この変形例
は、第二の実施の形態におけるストッカーロボット5の
制御装置への第三の実施の形態の適用例である。つま
り、制御装置が備えるマイクロコンピュータは、生産ラ
イン2における前工程の動作状況の読み取りと後工程の
動作状況の読み取りを実行し、各動作状況を認識する
(動作状況認識手段)他、ストッカー16内の各ストッ
ク棚17における在庫状況の読み取りを実行してストッ
カー16内のフィルム基板1の収納状況を認識し、加工
途中のフィルム基板1の数量を検知して認識する。そし
て、制御装置のマイクロコンピュータは、フィルム基板
1がストッカー16内の最大収納量を超えるかどうかを
演算処理によって求め、その結果に応じて投入可信号又
は投入不可信号を発生し生産ライン2の先頭に位置する
ローダ装置8に向けて出力する。ここで、そのマイクロ
コンピュータが投入不可信号を発生し出力した場合、ロ
ーダ装置8は、生産ライン2へのフィルム基板1の投入
を停止する。
【0048】ここで、第二の実施の形態においては、前
工程から後工程又はストッカー16へのフィルム基板1
の移載が可能であり、後工程ではフィルム基板1の移載
要求があると動作状況認識手段が認識した場合であっ
て、収納状況認識手段がストッカー16に在庫ありと認
識した場合に、特有の駆動制御を実行する。つまり、動
作制御手段は、フィルム基板1を前工程からストッカー
16に移載するようにストッカーロボット5を駆動制御
するという動作パターン(の動作パターン)を選択し
てこれを実行し、続いて、フィルム基板1を古い順、つ
まり、早くストックされた順にストッカー16から後工
程に移載するようにストッカーロボット5を駆動制御す
るという動作パターン(の動作パターン)を選択して
これを実行する。この際、図7に示す変形例では、スト
ッカー16の収納容量に余裕があるとの認識があった場
合にのみの動作パターンを選択し、これを実行する。
【0049】本発明の第四の実施の形態を図8ないし図
12に基づいて説明する。本実施の形態では、図8
(a),(b),(c),(d)に示すように、ストッ
カーロボット5の制御装置には、ストッカー16の各ス
トック棚17の棚位置番号毎に対応させてメモリテーブ
ル、つまり、収納時間メモリテーブル21と取出し時間
メモリテーブル22とが設けられている。ストッカーロ
ボット5の制御装置が備えるマイクロコンピュータは、
前工程から各ストック棚17へのフィルム基板1の収納
時間と各ストック棚17から後工程へのフィルム基板1
の取出し時間とを計測し、フィルム基板1の収納時間を
収納時間メモリテーブル21に格納し、フィルム基板1
の取出し時間を取出し時間メモリテーブル22に格納す
る。ここに、記録手段の機能が実行される。
【0050】本実施の形態では、四種類のストッカーロ
ボット5の動作制御処理が選択的に実行される。各種類
の動作制御処理を図9ないし図12にそれぞれ示す。こ
れらの動作制御処理は、基本的には第一の実施の形態の
動作処理と共通している。図9ないし図12に示す動作
制御処理に共通する処理として、まず、ストッカーロボ
ット5の制御装置が備えるマイクロコンピュータは、生
産ライン2における前工程の動作状況の読み取りと後工
程の動作状況の読み取りとを実行して各動作状況を認識
する(動作状況認識手段)際、ストッカー16における
使用中のストック棚17、つまり、フィルム基板1が収
納されているストック棚17の位置を読み込む。
【0051】図9及び図10には、前工程から後工程又
はストッカー16へのフィルム基板1の移載は可能であ
るが、後工程が何らかのトラブルで停滞し、後工程にお
いてフィルム基板1の移載要求がないと動作要求認識手
段が認識した場合の処理を例示する。このような場合、
動作制御手段は、フィルム基板1を前工程からストッカ
ー16に移載するようにストッカーロボット5を駆動制
御するという動作パターン(の動作パターン)を選択
し、これを実行することに関しては第一の実施の形態と
変わりがない。
【0052】この際、図9に示す例では、の動作パタ
ーンの実行に先立ち、ストッカー16の空きストック棚
17の棚位置番号の読み込みを行う。これは、既に読み
込んであるストッカー16における使用中のストック棚
17の位置の情報に基づいて認識される。ストッカー1
6の空きストック棚17の棚位置番号が読み込まれた
ら、収納時間メモリテーブル21を参照し、空きストッ
ク棚17のうちの最短時間のストック棚17を選択し、
そのストック棚17に対してフィルム基板1を移載する
ようにストッカーロボット5を駆動制御する。したがっ
て、図9に示す例では、ストック棚17の利用順序をス
トッカーロボット5の移載動作時間が短い順序にするこ
とができ、したがって、前工程の待ち時間が少ない効率
良いストック動作を行うことができる。
【0053】一方、図10に示す例でも、の動作パタ
ーンの実行に先立ち、ストッカー16の空きストック棚
17の棚位置番号の読み込みを行う。これは、既に読み
込んであるストッカー16における使用中のストック棚
17の位置の情報に基づいて認識される。ストッカー1
6の空きストック棚17の棚位置番号が読み込まれた
ら、収納時間メモリテーブル21を参照し、空きストッ
ク棚17のうちの最短時間のストック棚17を選択し、
続いて前工程からそのストック棚17に対するフィルム
基板1の収納動作時間を定義する時間tを0にして時間
の計測を開始し(計測手段)、その後、そのストック棚
17に対してフィルム基板1を移載するようにストッカ
ーロボット5を駆動制御する。そして、フィルム基板1
の移載動作が終了したら、時間tのカウントアップを停
止し、動作処理時間Xを求める。動作処理時間Xが求め
られたら、収納時間メモリテーブル21に格納されてい
る対応するストック棚17の棚位置番号の値を参照して
平均化処理演算を行い、そのストック棚17に対するフ
ィルム基板1の収納動作時間の平均値を求める(演算手
段)。そして、求めた平均値をもって、収納時間メモリ
テーブル21を更新処理する。このように、図10に例
示する処理では、前工程からストッカー16に対するフ
ィルム基板1の移載動作が発生する度に各ストック棚1
7毎のフィルム基板1の移載動作時間を実測して収納時
間メモリテーブル21を更新するため、実際の稼動状況
を反映して常に動作時間が短い安定動作を行うことがで
きるストック棚17の順にフィルム基板1のストック動
作を行うことができる。
【0054】図11及び図12には、前工程から後工程
又はストッカー16へのフィルム基板1の移載が何らか
のトラブルによって不可能であるにも拘わらず、後工程
ではフィルム基板1の移載要求があると動作要求認識手
段が認識した場合の処理を例示する。このような場合、
動作制御手段は、フィルム基板1をストッカー16から
後工程に移載するようにストッカーロボット5を駆動制
御するという動作パターン(の動作パターン)を選択
し、これを実行することに関しては第一の実施の形態と
変わりがない。
【0055】この際、図11に示す例では、の動作パ
ターンの実行に先立ち、ストッカー16の空きストック
棚17の棚位置番号の読み込みを行う。これは、既に読
み込んであるストッカー16における使用中のストック
棚17の位置の情報に基づいて認識される。ストッカー
16の空きストック棚17の棚位置番号が読み込まれた
ら、取出し時間メモリテーブル22を参照し、空きスト
ック棚17のうちの最短時間のストック棚17を選択
し、そのストック棚17から後工程にフィルム基板1を
移載するようにストッカーロボット5を駆動制御する。
したがって、図11に示す例では、ストック棚17の利
用順序をストッカーロボット5の移載動作時間が短い順
序にすることができ、したがって、前工程の待ち時間が
少ない効率良いストック動作を行うことができる。
【0056】一方、図12に示す例でも、の動作パタ
ーンの実行に先立ち、ストッカー16の空きストック棚
17の棚位置番号の読み込みを行う。これは、既に読み
込んであるストッカー16における使用中のストック棚
17の位置の情報に基づいて認識される。ストッカー1
6の空きストック棚17の棚位置番号が読み込まれた
ら、取出し時間メモリテーブル22を参照し、空きスト
ック棚17のうちの最短時間のストック棚17を選択
し、続いてそのストック棚17から後工程へのフィルム
基板1の取出し動作時間を定義する時間tを0にして時
間の計測を開始し(計測手段)、その後、そのストック
棚17から後工程にフィルム基板1を移載するようにス
トッカーロボット5を駆動制御する。そして、フィルム
基板1の移載動作が終了したら、時間tのカウントアッ
プを停止し、動作処理時間Xを求める。動作処理時間X
が求められたら、取出し時間メモリテーブル22に格納
されている対応するストック棚17の棚位置番号の値を
参照して平均化処理演算を行い、そのストック棚17に
対するフィルム基板1の取出し動作時間の平均値を求め
る(演算手段)。そして、求めた平均値をもって、取出
し時間メモリテーブル22を更新処理する。このよう
に、図12に例示する処理では、ストッカー16から後
工程へのフィルム基板1の移載動作が発生する度に各ス
トック棚17毎のフィルム基板1の移載動作時間を実測
して取出し時間メモリテーブル22を更新するため、実
際の稼動状況を反映して常に動作時間が短い安定動作を
行うことができるストック棚17の順にフィルム基板1
の取出し動作を行うことができる。
【0057】なお、本実施の形態では、図9ないし図1
2に四種類の動作制御処理を例示したが、これらは任意
に組み合わされていても良い。
【0058】本発明の第五の実施形態を図13ないし図
17に基づいて説明する。本実施の形態では、図13
(a),(b),(c),(d),(e)に示すよう
に、ストッカーロボット5の制御装置には、ストッカー
16の各ストック棚17の棚位置番号毎に対応させてメ
モリテーブル、つまり、収納成功率メモリテーブル31
と取出し成功率メモリテーブル32と連続動作成功率メ
モリテーブル33とが設けられている。ストッカーロボ
ット5の制御装置が備えるマイクロコンピュータは、前
工程から各ストック棚17へのフィルム基板1の収納動
作成功率を計測して収納成功率メモリテーブル31に格
納し、各ストック棚17から後工程へのフィルム基板1
の取出し動作成功率を計測して取出し成功率メモリテー
ブル32に格納し、それらの収納動作成功率及び取出し
動作成功率に基づいて前工程から各ストック棚17、各
ストック棚17から後工程への連続した一連の動作の成
功率を演算し、その演算結果に基づいてフィルム基板1
の収納及び取出しの連続動作成功率を連続動作成功率メ
モリテーブル33に格納する。ここに、記録手段の機能
が実行される。
【0059】本実施の形態では、四種類のストッカーロ
ボット5の動作制御処理が選択的に実行される。各種類
の動作制御処理を図14ないし図17にそれぞれ示す。
図14及び図16に示す動作制御処理は、基本的には第
一の実施の形態の動作処理と共通しており、図15及び
図17に示す動作制御処理は、基本的には第二の実施の
形態の動作処理と共通している。図14ないし図17に
示す動作制御処理に共通する処理として、まず、ストッ
カーロボット5の制御装置が備えるマイクロコンピュー
タは、生産ライン2における前工程の動作状況の読み取
りと後工程の動作状況の読み取りとを実行して各動作状
況を認識する(動作状況認識手段)際、ストッカー16
における使用中のストック棚17、つまり、フィルム基
板1が収納されているストック棚17の位置と、連続動
作成功率メモリテーブル33に格納されている各ストッ
ク棚17毎の連続動作成功率とを読み込む。
【0060】図14ないし図17には、ロボット動作
、ロボット動作又はロボット動作の完了後、作業
完了信号が出力された後に、使用されたストック棚17
の収納及び取出し成功率が読み込まれ、記録手段はその
読み込み値に基づいて連続動作成功率を演算して連続動
作成功率メモリテーブル33に格納する。また、前工程
から後工程又はストッカー16へのフィルム基板1の移
載は可能であるが、後工程が何らかのトラブルで停滞
し、後工程においてフィルム基板1の移載要求がないと
動作要求認識手段が認識した場合には、ロボット動作
が実行されるが、ロボット動作に先立ち、予め認識さ
れている空いているストック棚17のうち収納動作成功
率が高いものを収納成功率メモリテーブル31から判定
し、その成功率を読み込んだ後に、ロボット動作を実
行して対応するストック棚17にフィルム基板1を収納
する。そして、その動作結果に基づいて収納成功率を再
計算し、収納成功率メモリテーブル31の収納成功率を
更新する。このような動作は、の動作パターンが実行
される場合、つまり、前工程から後工程又はストッカー
16へのフィルム基板1の移載が何らかのトラブルによ
って不可能であるにも拘わらず、後工程ではフィルム基
板1の移載要求があると動作要求認識手段が認識した場
合にも同様に行われる。したがって、本実施の形態にお
いては、フィルム基板1の収納動作と取出し動作との連
続動作成功率が高い順序でストッカー棚17が用いられ
るため、常に、エラー停止率が低く、稼働率が高いフィ
ルム基板1の収納及び取出し動作を実行することができ
る。
【0061】次いで、図15及び図17に示す動作制御
処理は、前述したように、基本的には第二の実施の形態
の動作処理と共通している。したがって、前工程から後
工程又はストッカー16へのフィルム基板1の移載が可
能であり、後工程ではフィルム基板1の移載要求がある
と動作状況認識手段が認識した場合であって、収納状況
認識手段がストッカー16に在庫ありと認識した場合に
は、動作制御手段は、フィルム基板1を前工程からスト
ッカー16に移載するようにストッカーロボット5を駆
動制御するという動作パターン(の動作パターン)を
選択し、これを実行する。このようなの動作パターン
の実行時においても、ロボット動作に先立ち、予め認
識されている空いているストック棚17のうち収納動作
成功率が高いものを収納成功率メモリテーブル31から
判定し、その成功率を読み込んだ後に、ロボット動作
を実行して対応するストック棚17にフィルム基板1を
収納し、その動作結果に基づいて収納成功率を再計算
し、収納成功率メモリテーブル31の収納成功率を更新
する、という処理が実行される。これにより、そのよう
な動作パターンでストッカーロボット5が動作し、フィ
ルム基板1は前工程からストッカー16に移載される。
続いて、動作制御手段は、フィルム基板1を古い順、つ
まり、早くストックされた順にストッカー16から後工
程に移載するようにストッカーロボット5を駆動制御す
るという動作パターン(の動作パターン)を選択し、
これを実行する。このようなの動作パターンの実行時
においても、の動作パターンの実行時と同様の処理が
なされる。これにより、そのような動作パターンでスト
ッカーロボット5が動作し、フィルム基板1はストッカ
ー16から後工程に移載される。その後、制御装置のマ
イクロコンピュータは作業完了信号を出力し、続いて、
ライン稼動が終了かどうかを判定する。したがって、フ
ィルム基板1の生産順序を変えることなく、ストッカー
16を利用して効率良くフィルム基板1を生産すること
ができるという第二の実施の形態と同様の作用効果が奏
され、なおかつ、フィルム基板1の収納動作と取出し動
作との連続動作成功率が高い順序でストッカー棚17が
用いられるため、常に、エラー停止率が低く、稼働率が
高いフィルム基板1の収納及び取出し動作を実行するこ
とができる。
【0062】次いで、図16及び図17に示す動作制御
処理では、ロボット動作、ロボット動作又はロボッ
ト動作の完了後の処理、つまり、使用されたストック
棚17の収納及び取出し成功率の読み込みとその読み込
み値に基づく連続動作成功率の演算及びその演算結果の
連続動作成功率メモリテーブル33への格納に引き続
き、特有の処理が実行される。つまり、連続動作成功率
メモリテーブル33に格納された連続動作成功率の値
と、制御装置のマイクロコンピュータがメモリに記憶し
ている所定の閾値とが比較され、連続動作成功率の値が
その閾値よりも低ければ、マイクロコンピュータのメモ
リにそのストック棚17を使用禁止にすべきことを書き
込む。したがって、ストッカーロボット5の動作制御に
際し、メモリに書き込まれた使用禁止のストック棚17
情報が読み込まれ、いずれの場合であっても、そのスト
ック棚17が使用されないようにストッカーロボット5
が動作制御される。
【0063】なお、本実施の形態では、図14ないし図
17に四種類の動作制御処理を例示したが、これらは任
意に組み合わされていても良い。
【0064】本発明の第六の実施の形態を図18ないし
図20に基づいて説明する。本実施の形態では、生産ラ
イン2の各所においてフィルム基板1の良否を判定する
図示しない判定装置が設けられている。そして、基板洗
浄機9から配向印刷機10にフィルム基板1が搬送され
る過程と、ストッカーロボット5aによって配向ベイク
装置3からラビング装置4にフィルム基板1が移載され
る過程と、ラビング装置4から搬送ロボット12によっ
てフィルム基板1が搬送される過程と、ストッカーロボ
ット5bによってプレカット装置6から中間洗浄機7に
フィルム基板1が移載される過程とにおいて、不良と判
定されたフィルム基板1にマークを付するレーザマーカ
41が配設されている。さらに、レーザマーカ41によ
ってフィルム基板1に付されたマークを読み取るマーカ
センサ42が各ストッカーロボット5a,5bに備えられ
ている。
【0065】図19と図20とには、ストッカーロボッ
ト5の二種類の動作制御処理をそれぞれ示す。図19に
示す処理は、第一の実施の形態の動作制御処理と基本的
に共通し、図20に示す処理は、第二の実施の形態の動
作制御処理と基本的に共通する。つまり、図19又は図
20に示す処理では、前工程から後工程又はストッカー
16へのフィルム基板1の移載の可否を判定する処理
と、後工程でのフィルム基板1の移載要求の有無を判定
する処理との間で、ワーク検査処理、つまり、対象とな
るフィルム基板1のマークのマーカセンサ42による検
出が実行されたかどうかが判定される。フィルム基板1
のマークが検出された場合、そのフィルム基板1は不良
品であるので、ストッカーロボット5によって不良品と
なったフィルム基板1をストッカー16に隣接する不良
ワーク捨て場に廃棄する動作制御処理が実行される。し
たがって、本実施の形態では、生産ライン2上の不良ワ
ークを人手によらずに自動廃棄することができ、これに
より、ストック棚17を有効利用することが可能とな
る。
【0066】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、前述のように構
成したので、前後工程の動作状況に応じてストック動作
を適切に制御することができ、したがって、ストッカー
ロボットの上下流でのワークの停滞を少なくしてライン
稼動効率を向上させることができる。また、ストッカー
ロボットの動作プログラムを3動作パターンに構造化す
ることができるので動作プログラムがシンプルになって
その作成の容易化を図ることができ、動作確認も行いや
すいプログラム構成を実現することができる。
【0067】請求項2記載の発明は、前述のように構成
したので、前後工程の動作状況及びストッカー内のワー
クの収納状況に応じてストック動作を適切に制御するこ
とができ、したがって、ストッカーロボットの上下流で
のワークの停滞を少なくしてライン稼動効率を向上させ
ることができる。特に、ストッカー内のワークの収納状
況に応じてストック動作を適切に制御するため、ワーク
の生産順序を変えることなくライン稼働効率を向上させ
ることができる。また、ストッカーロボットの動作プロ
グラムを3動作パターンに構造化することができるので
動作プログラムがシンプルになってその作成の容易化を
図ることができ、動作確認も行いやすいプログラム構成
を実現することができる。
【0068】請求項3記載の発明は、前述のように構成
したので、各工程内にある全てのワーク、あるいは、工
程時間の管理を必要とする工程に入るワークを確実にス
トッカーに収納することができ、したがって、ラインの
停滞等によりライン内に長時間留まると不良ワークとな
ってしまうようなワーク、例えば、フィルム基板であっ
ても、工程時間の管理をすることでワーク不良を防止す
ることができる。
【0069】請求項4記載の発明は、前述のように構成
したので、ストック棚の利用順序をストッカーロボット
の移載動作時間が短い順序にすることができ、したがっ
て、前工程の待ち時間が少ない効率良いストック動作を
行うことができる。
【0070】請求項5記載の発明は、前述のように構成
したので、ストック棚へのワークの移載順序をストッカ
ーロボットの移載動作時間が短い順序にすることがで
き、したがって、前工程の待ち時間が少ない効率良いス
トック動作を行うことができる。この場合、前工程から
ストッカーに対するワーク移載動作が発生する度に各棚
毎のワーク移載動作時間を実測して更新するため、実際
の稼動状況を反映して常に動作時間が短い安定動作を行
うことができるストック棚の順にワークストック動作を
行うことができる。
【0071】請求項6記載の発明は、前述のように構成
したので、ストック棚からのワークの取出し順序をスト
ッカーロボットの移載動作時間が短い順序にすることが
でき、したがって、後工程の待ち時間が少ない効率良い
ストック動作を行うことができる。
【0072】請求項7記載の発明は、前述のように構成
したので、ストック棚からのワークの取出し順序をスト
ッカーロボットの移載動作時間が短い順序にすることが
でき、したがって、後工程の待ち時間が少ない効率良い
ストック動作を行うことができる。この場合、ストッカ
ーから後工程へのワーク移載動作が発生する度に各棚毎
のワーク移載動作時間を実測して更新するため、実際の
稼動状況を反映して常に動作時間が短い安定動作を行う
ことができるストック棚の順にワーク取出し動作を行う
ことができる。
【0073】請求項8記載の発明は、前述のように構成
したので、ワークの収納動作と取出し動作との連続動作
成功率が高い順序でストッカー棚が用いられるため、常
に、エラー停止率が低く、稼働率が高いワークストック
及び取出し動作を実行することができる。
【0074】請求項9記載の発明は、前述のように構成
したので、ワークの収納動作と取出し動作との連続動作
成功率が所定の水準に達しないストック棚の使用を自動
的に中止し、動作の信頼性を向上させることができる。
【0075】請求項10記載の発明は、前述のように構
成したので、ライン上の不良ワークを人手によらず自動
廃棄することができ、したがって、ストック棚を有効利
用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態を示す生産ラインの
一部の概略平面図である。
【図2】ストッカーロボットの斜視図である。
【図3】ストッカーロボットの動作制御処理のフローチ
ャートである。
【図4】本発明の第二の実施の形態を示すストッカーロ
ボットの動作制御処理のフローチャートである。
【図5】本発明の第三の実施の形態を示す生産ラインの
一部の概略平面図である。
【図6】ストッカーロボットの動作制御処理のフローチ
ャートである。
【図7】変形例を示すストッカーロボットの動作制御処
理のフローチャートである。
【図8】本発明の第四の実施の形態を示すストック棚と
各ストック棚毎の棚番号と収納時間メモリテーブルと取
出し時間メモリテーブルとのそれぞれの対応関係を示す
模式図である。
【図9】ストッカーロボットの動作制御処理のフローチ
ャートである。
【図10】ストッカーロボットの別の動作制御処理のフ
ローチャートである。
【図11】ストッカーロボットのさらに別の動作制御処
理のフローチャートである。
【図12】ストッカーロボットのさらに別の動作制御処
理のフローチャートである。
【図13】本発明の第五の実施の形態を示すストック棚
と各ストック棚毎の棚番号と収納成功率メモリテーブル
と取出し成功率メモリテーブルと連続動作成功率メモリ
テーブルとのそれぞれの対応関係を示す模式図である。
【図14】ストッカーロボットの動作制御処理のフロー
チャートである。
【図15】ストッカーロボットの別の動作制御処理のフ
ローチャートである。
【図16】ストッカーロボットのさらに別の動作制御処
理のフローチャートである。
【図17】ストッカーロボットのさらに別の動作制御処
理のフローチャートである。
【図18】本発明の第六の実施の形態を示す生産ライン
の一部の概略平面図である。
【図19】ストッカーロボットの動作制御処理のフロー
チャートである。
【図20】ストッカーロボットの別の動作制御処理のフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1 ワーク(フィルム基板) 5 ストッカーロボット 16 ストッカー 17 ストック棚 21 メモリテーブル(収納時間メモリテーブル) 22 メモリテーブル(取出し時間メモリテーブル) 31 メモリ(収納成功率メモリテーブル) 32 メモリ(取出し成功率メモリテーブル) 33 メモリテーブル(連続動作成功率メモリテーブ
ル)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ライン構成された複数工程の各工程を経
    たワークを必要に応じてストッカーに一時的にストック
    しつつ次工程に搬送するストッカーロボットの制御装置
    において、 前後工程の動作状況を認識する動作状況認識手段と、 前記ストッカーロボットの動作パターンを 前記ワークを前工程から後工程に移載する 前記ワークを前工程から前記ストッカーに移載する 前記ワークを前記ストッカーから後工程に移載する という3種類の動作パターンに分け、前記動作状況認識
    手段に認識された前後工程の動作状況に応じて各工程の
    動作が停滞しないように前記ストッカーロボットの動作
    を制御する動作制御手段と、を備えることを特徴とする
    ストッカーロボットの制御装置。
  2. 【請求項2】 ライン構成された複数工程の各工程を経
    たワークを必要に応じてストッカーに一時的にストック
    しつつ次工程に搬送するストッカーロボットの制御装置
    において、 前後工程の動作状況を認識する動作状況認識手段と、 前記ストッカー内の前記ワークの収納状況を認識する収
    納状況認識手段と、 前記ストッカーロボットの動作パターンを 前記ワークを前工程から後工程に移載する 前記ワークを前工程から前記ストッカーに移載する 前記ワークを前記ストッカーから後工程に移載する という3種類の動作パターンに分け、前記動作状況認識
    手段に認識された前後工程の動作状況及び前記収納状況
    認識手段に認識された前記ストッカー内の前記ワークの
    有無に応じて各工程の動作が停滞しないように前記スト
    ッカーロボットの動作を制御する動作制御手段と、を備
    えることを特徴とするストッカーロボットの制御装置。
  3. 【請求項3】 各工程内の処理途中ワーク数を検知する
    手段をさらに備え、前工程内の加工途中ワークの全てを
    ストッカーに収納できるようにライン先頭に対する前記
    ワークの投入を動作制御する投入動作制御手段に動作制
    御信号を付与し、常に前記ストッカーの最大収納量を超
    えないようにすることを特徴とする請求項1又は2記載
    のストッカーロボットの制御装置。
  4. 【請求項4】 ストッカーの各ストック棚毎のストッカ
    ーロボットによるワーク移載動作所要時間を記録するメ
    モリテーブルと、前工程から前記各ストック棚へのワー
    ク移載動作所用時間を前記メモリテーブルに記録する記
    録手段とを備え、前記ストッカーロボットが前工程から
    前記ストッカーにワークを移載する動作を行うときに前
    記ワークを収納する前記ストック棚の順番を前記メモリ
    テーブルを参照してワーク移載動作所用時間が短い順と
    なるように制御することを特徴とする請求項1記載のス
    トッカーロボットの制御装置。
  5. 【請求項5】 ストッカーの各ストック棚毎のストッカ
    ーロボットによるワーク移載動作所要時間を記録するメ
    モリテーブルと、前工程から前記各ストック棚へのワー
    ク移載動作所用時間を計測する計測手段と、その計測値
    に基づいて前記ストック棚毎のワーク移載動作所用時間
    の平均値を演算する演算手段と、その演算結果に基づい
    て前記ストック棚毎のワーク移載動作平均所用時間を前
    記メモリテーブルに記録する記録手段とを備え、前記ス
    トッカーロボットが前工程から前記ストッカーにワーク
    を移載する動作を行うときに前記ワークを収納する前記
    ストック棚の順番を前記メモリテーブルを参照してワー
    ク移載動作所用時間が短い順となるように制御すること
    を特徴とする請求項1記載のストッカーロボットの制御
    装置。
  6. 【請求項6】 ストッカーの各ストック棚毎のストッカ
    ーロボットによるワーク移載動作所要時間を記録するメ
    モリテーブルと、前記各ストック棚から後工程へのワー
    ク移載動作所用時間を前記メモリテーブルに記録する記
    録手段とを備え、前記ストッカーロボットが前記ストッ
    カーから後工程にワークを移載する動作を行うときに前
    記ワークを取り出す前記ストック棚の順番を前記メモリ
    テーブルを参照してワーク移載動作所用時間が短い順と
    なるように制御することを特徴とする請求項1記載のス
    トッカーロボットの制御装置。
  7. 【請求項7】 ストッカーの各ストック棚毎のストッカ
    ーロボットによるワーク移載動作所要時間を記録するメ
    モリテーブルと、前記各ストック棚から後工程へのワー
    ク移載動作所用時間を計測する計測手段と、その計測値
    に基づいて前記ストック棚毎のワーク移載動作所用時間
    の平均値を演算する演算手段と、その演算結果に基づい
    て前記ストック棚毎のワーク移載動作平均所用時間を前
    記メモリテーブルに記録する記録手段とを備え、前記ス
    トッカーロボットが前記ストッカーから後工程にワーク
    を移載する動作を行うときに前記ワークを取り出す前記
    ストック棚の順番を前記メモリテーブルを参照してワー
    ク移載動作所用時間が短い順となるように制御すること
    を特徴とする請求項1記載のストッカーロボットの制御
    装置。
  8. 【請求項8】 ストッカーの各ストック棚毎のストッカ
    ーロボットによるワーク移載動作成功率を記録するメモ
    リテーブルと、前工程から前記各ストック棚へのワーク
    移載動作成功率を計測しメモリに記録する手段と、前記
    各ストック棚から後工程へのワーク移載動作成功率を計
    測し前記メモリに記録する手段と、前記メモリの記録内
    容に基づいて前工程から前記各ストック棚を経て後工程
    に至る連続ワーク移載動作成功率を演算する手段と、そ
    の演算結果に基づいて前記各ストック棚毎の連続ワーク
    移載動作成功率を前記メモリテーブルに記録する記録手
    段とを備え、ワーク移載動作が実施される毎に前記メモ
    リテーブルの連続ワーク移載動作成功率を更新し、その
    成功率が高い順に前記ストック棚に対するワークの出し
    入れを実行するようにしたことを特徴とする請求項1又
    は2記載のストッカーロボットの制御装置。
  9. 【請求項9】 ストッカーの各ストック棚毎のストッカ
    ーロボットによるワーク移載動作成功率を記録するメモ
    リテーブルと、前工程から前記各ストック棚へのワーク
    移載動作成功率を計測しメモリに記録する手段と、前記
    各ストック棚から後工程へのワーク移載動作成功率を計
    測し前記メモリに記録する手段と、前記メモリの記録内
    容に基づいて前工程から前記各ストック棚を経て後工程
    に至る連続ワーク移載動作成功率を演算する手段と、そ
    の演算結果に基づいて前記各ストック棚毎の連続ワーク
    移載動作成功率を前記メモリテーブルに記録する記録手
    段とを備え、連続ワーク移載動作成功率が所定の閾値を
    下回った前記ストック棚についてはその使用を中止する
    ようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載のスト
    ッカーロボットの制御装置。
  10. 【請求項10】 ライン構成された複数工程の各工程に
    おいて工程不良を示すマークをワークに記録する手段
    と、前記ストッカーロボットに設けられた前記マークを
    読み取る手段とを備え、前記マークが読み取られた前記
    ワークについてはこのワークを不良ワーク捨て場に廃棄
    するようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載の
    ストッカーロボットの制御装置。
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