JPH1119805A - ガイドブッシュ - Google Patents
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- JPH1119805A JPH1119805A JP19041797A JP19041797A JPH1119805A JP H1119805 A JPH1119805 A JP H1119805A JP 19041797 A JP19041797 A JP 19041797A JP 19041797 A JP19041797 A JP 19041797A JP H1119805 A JPH1119805 A JP H1119805A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 材料とガイドブッシュとの間に発生する事故
の影響を極力低減するとともに、長尺材料を高精度に軸
支しながら摩擦力を低減し、しかも、長尺材料の焼き付
きや折損が発生しても重大な事故に至ることの少ない実
用的なガイドブッシュの構造を提供する。 【解決手段】 本体部11においては、挿通孔11aの
一端に、挿通孔11aよりも縮径した断面円形の軸支孔
11bが連続して形成されている。締付部材12は、本
体部11に設けられた突出部11gに嵌合するように形
成されたテーパー孔12aを備えている。締付部材13
は、本体部11のテーパー孔11cに嵌合するように形
成されたテーパー状の外周面13bを備えた突出部13
aを中央部に備え、この突出部13aの内側には、突出
部13aの先端部において開口する断面円形の軸支孔1
3cが形成されている。
の影響を極力低減するとともに、長尺材料を高精度に軸
支しながら摩擦力を低減し、しかも、長尺材料の焼き付
きや折損が発生しても重大な事故に至ることの少ない実
用的なガイドブッシュの構造を提供する。 【解決手段】 本体部11においては、挿通孔11aの
一端に、挿通孔11aよりも縮径した断面円形の軸支孔
11bが連続して形成されている。締付部材12は、本
体部11に設けられた突出部11gに嵌合するように形
成されたテーパー孔12aを備えている。締付部材13
は、本体部11のテーパー孔11cに嵌合するように形
成されたテーパー状の外周面13bを備えた突出部13
aを中央部に備え、この突出部13aの内側には、突出
部13aの先端部において開口する断面円形の軸支孔1
3cが形成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はガイドブッシュに係
り、特に、自動旋盤などの工作機械において長尺材料を
加工する際に長尺材料を軸支するためのガイドブッシュ
の構造に関するものである。
り、特に、自動旋盤などの工作機械において長尺材料を
加工する際に長尺材料を軸支するためのガイドブッシュ
の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動旋盤において線材などの長尺
材料を適宜に加工する場合には、長尺材料をチャックな
どの主軸取付部によって保持するとともに、長尺材料の
先端部をガイドブッシュによって軸支し、主軸取付部に
よって長尺材料を高速回転させながら、ガイドブッシュ
によって軸支された長尺材料の先端部に工具を当てて切
削加工を行う方法が用いられている。切削加工は、主軸
取付部とともに長尺材料をガイドブッシュ側に適宜に送
りながら行われる。
材料を適宜に加工する場合には、長尺材料をチャックな
どの主軸取付部によって保持するとともに、長尺材料の
先端部をガイドブッシュによって軸支し、主軸取付部に
よって長尺材料を高速回転させながら、ガイドブッシュ
によって軸支された長尺材料の先端部に工具を当てて切
削加工を行う方法が用いられている。切削加工は、主軸
取付部とともに長尺材料をガイドブッシュ側に適宜に送
りながら行われる。
【0003】長尺材料を軸支するガイドブッシュの構造
としては、公知のコレットチャックなどのように、把持
機能及び把持径の調整機能を備えた構造が多く採用され
ている。ガイドブッシュの把持内面は、長尺材料の外面
を滑り軸受けによって軸支するものであり、ガイドブッ
シュと長尺材料との焼き付きを防止するために、工具と
長尺材料とが接触する加工部に供給される冷却オイルが
ガイドブッシュと長尺材料との摺接部にも供給される。
としては、公知のコレットチャックなどのように、把持
機能及び把持径の調整機能を備えた構造が多く採用され
ている。ガイドブッシュの把持内面は、長尺材料の外面
を滑り軸受けによって軸支するものであり、ガイドブッ
シュと長尺材料との焼き付きを防止するために、工具と
長尺材料とが接触する加工部に供給される冷却オイルが
ガイドブッシュと長尺材料との摺接部にも供給される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ガイドブッ
シュについては、長尺材料の位置ずれを防止するために
なるべく長尺材料の外径に近い把持内径を構成する必要
がある反面、主軸によって高速回転される長尺材料との
焼き付きを防止したり、長尺材料の外径のばらつきに対
応するために、長尺材料の外径よりもある程度の余裕を
以て把持内径を大きく設定することが必要となる。
シュについては、長尺材料の位置ずれを防止するために
なるべく長尺材料の外径に近い把持内径を構成する必要
がある反面、主軸によって高速回転される長尺材料との
焼き付きを防止したり、長尺材料の外径のばらつきに対
応するために、長尺材料の外径よりもある程度の余裕を
以て把持内径を大きく設定することが必要となる。
【0005】従来、ガイドブッシュの軸支構造について
は種々の方法が考案されてきたが、ガイドブッシュと長
尺材料との摺接面における摩擦力の低減と、長尺材料の
位置精度とはトレードオフの関係にあり、近年、材料の
加工精度の要求が高まってきていることもあり、両者を
ともに十分に満足させるガイドブッシュはほとんど存在
しない。さらに、軸支部における摩擦力を低減しながら
軸支精度を向上させるには、複雑な軸受け構造と軸受部
の高い寸法精度が必要となり、ガイドブッシュの価格が
増大するという問題点もある。
は種々の方法が考案されてきたが、ガイドブッシュと長
尺材料との摺接面における摩擦力の低減と、長尺材料の
位置精度とはトレードオフの関係にあり、近年、材料の
加工精度の要求が高まってきていることもあり、両者を
ともに十分に満足させるガイドブッシュはほとんど存在
しない。さらに、軸支部における摩擦力を低減しながら
軸支精度を向上させるには、複雑な軸受け構造と軸受部
の高い寸法精度が必要となり、ガイドブッシュの価格が
増大するという問題点もある。
【0006】また、加工精度を高めるためには、ガイド
ブッシュの把持内径を小さくするとともに、長尺材料そ
のものの外径精度を高くしてガイドブッシュにおける長
尺材料の焼き付きや折損を防止する必要があるが、長尺
材料の外径精度を高くすると材料コストが増大し、製品
単価も上昇してしまう。
ブッシュの把持内径を小さくするとともに、長尺材料そ
のものの外径精度を高くしてガイドブッシュにおける長
尺材料の焼き付きや折損を防止する必要があるが、長尺
材料の外径精度を高くすると材料コストが増大し、製品
単価も上昇してしまう。
【0007】さらに、ガイドブッシュは工具などによる
加工位置にきわめて近く配置されているため、加工時に
長尺材料の先端部が工具から応力を受けると、長尺材料
がガイドブッシュの軸支部に押し付けられて回転方向の
傷付きが発生するという問題点もある。
加工位置にきわめて近く配置されているため、加工時に
長尺材料の先端部が工具から応力を受けると、長尺材料
がガイドブッシュの軸支部に押し付けられて回転方向の
傷付きが発生するという問題点もある。
【0008】そこで本発明は上記問題点を解決するもの
であり、その課題は、材料とガイドブッシュとの間に発
生する事故の影響を極力低減するとともに、長尺材料を
高精度に軸支しながら摩擦力を低減し、しかも、長尺材
料の焼き付きや折損が発生しても重大な事故に至ること
の少ない実用的なガイドブッシュの構造を提供すること
にある。
であり、その課題は、材料とガイドブッシュとの間に発
生する事故の影響を極力低減するとともに、長尺材料を
高精度に軸支しながら摩擦力を低減し、しかも、長尺材
料の焼き付きや折損が発生しても重大な事故に至ること
の少ない実用的なガイドブッシュの構造を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明が講じた手段は、円柱状の長尺材料を加工する
際に、該長尺材料を軸支するためのガイドブッシュにお
いて、前記長尺材料を軸支するための軸孔を備えた軸支
部材と、該軸支部材を着脱可能に固定するための固定装
置とを備えていることを特徴とする。
に本発明が講じた手段は、円柱状の長尺材料を加工する
際に、該長尺材料を軸支するためのガイドブッシュにお
いて、前記長尺材料を軸支するための軸孔を備えた軸支
部材と、該軸支部材を着脱可能に固定するための固定装
置とを備えていることを特徴とする。
【0010】この手段によれば、長尺材料を直接軸支す
る軸支部材を固定装置によって着脱可能に固定するよう
にしていることにより、長尺材料とガイドブッシュとの
焼き付きなどが発生しても、軸支部材とは別部材である
ために固定装置が大きな損傷を受けることは少なくな
り、しかも、損傷した軸支部材は容易に交換することが
できるので、事故に容易に対応することのできるガイド
ブッシュを提供できる。
る軸支部材を固定装置によって着脱可能に固定するよう
にしていることにより、長尺材料とガイドブッシュとの
焼き付きなどが発生しても、軸支部材とは別部材である
ために固定装置が大きな損傷を受けることは少なくな
り、しかも、損傷した軸支部材は容易に交換することが
できるので、事故に容易に対応することのできるガイド
ブッシュを提供できる。
【0011】ここで、前記長尺材料を余裕を以て挿通さ
せることの可能な挿通孔と、該挿通孔の両端において前
記挿通孔に連通するとともに外部に開口し、前記軸支部
材を着脱可能に固定する一対の部材固定部と、前記挿通
孔の内部に加圧流体を供給する流体供給手段とを備えて
いることが好ましい。
せることの可能な挿通孔と、該挿通孔の両端において前
記挿通孔に連通するとともに外部に開口し、前記軸支部
材を着脱可能に固定する一対の部材固定部と、前記挿通
孔の内部に加圧流体を供給する流体供給手段とを備えて
いることが好ましい。
【0012】この手段によれば、挿通孔の両側に軸支部
材を固定する部材固定部を設け、挿通孔に加圧流体を供
給するようにしたので、挿通孔の両側に固定された軸支
部材と長尺材料との間に強制的に流体が供給されるた
め、焼き付き、傷付きなどの発生確率を低減することが
できる。
材を固定する部材固定部を設け、挿通孔に加圧流体を供
給するようにしたので、挿通孔の両側に固定された軸支
部材と長尺材料との間に強制的に流体が供給されるた
め、焼き付き、傷付きなどの発生確率を低減することが
できる。
【0013】また、前記軸支部材はセラミックス材によ
り形成されていることが好ましい。
り形成されていることが好ましい。
【0014】この手段によれば、軸支部材をセラミック
ス材とすることにより、形状精度が高いとともに、高い
硬度、高い耐熱性などを満足する軸支部材を容易かつ安
価に成形することができる。
ス材とすることにより、形状精度が高いとともに、高い
硬度、高い耐熱性などを満足する軸支部材を容易かつ安
価に成形することができる。
【0015】さらに、前記固定装置は、前記挿通孔を有
する本体部と、該本体部の両側に接続される締付部材と
を有し、前記本体部に対する前記締付部材の接続状態に
より前記部材固定部の前記軸支部材に対する締付固定力
を調整可能に構成されていることが望ましい。
する本体部と、該本体部の両側に接続される締付部材と
を有し、前記本体部に対する前記締付部材の接続状態に
より前記部材固定部の前記軸支部材に対する締付固定力
を調整可能に構成されていることが望ましい。
【0016】この手段によれば、本体部の両側に締付部
材を接続し、その接続状態によって部材固定部の固定力
を調整できるので、軸支部材の交換や締付固定力の調整
を容易に行うことができる。
材を接続し、その接続状態によって部材固定部の固定力
を調整できるので、軸支部材の交換や締付固定力の調整
を容易に行うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照して本発明
に係るガイドブッシュの実施形態について説明する。
に係るガイドブッシュの実施形態について説明する。
【0018】(第1実施形態)図1乃至図3は、本発明
に係る第1実施形態のガイドブッシュの構造及び使用態
様を示すものである。図1は本実施形態のガイドブッシ
ュの全体構造を示すものである。このガイドブッシュ
は、固定装置10と、この固定装置10の内部に固定さ
れる軸支部材20とから構成される。固定装置10は全
体として略円柱形状を備えた硬質金属製の組立体であ
り、内部に軸線方向に伸びる断面円形の挿通孔11aを
備えた本体部11と、本体部11の両端部に嵌合するよ
うに形成された締付部材12,13とから構成されてい
る。
に係る第1実施形態のガイドブッシュの構造及び使用態
様を示すものである。図1は本実施形態のガイドブッシ
ュの全体構造を示すものである。このガイドブッシュ
は、固定装置10と、この固定装置10の内部に固定さ
れる軸支部材20とから構成される。固定装置10は全
体として略円柱形状を備えた硬質金属製の組立体であ
り、内部に軸線方向に伸びる断面円形の挿通孔11aを
備えた本体部11と、本体部11の両端部に嵌合するよ
うに形成された締付部材12,13とから構成されてい
る。
【0019】本体部11においては、挿通孔11aの一
端に、挿通孔11aよりも縮径した断面円形の軸支孔1
1bが連続して形成され、この軸支孔11bが外部に開
口している。この軸支孔11bは、本体部11の軸線方
向に突出するとともに、その外周面11hが突出方向に
向かって次第に縮径するテーパー面に形成された突出部
11gの内側に形成されている。また、挿通孔11aの
他端には、挿通孔11aから外側に向かって次第に拡径
するように形成されたテーパー孔11cが連続して形成
され、このテーパー孔11cが外部に開口している。
端に、挿通孔11aよりも縮径した断面円形の軸支孔1
1bが連続して形成され、この軸支孔11bが外部に開
口している。この軸支孔11bは、本体部11の軸線方
向に突出するとともに、その外周面11hが突出方向に
向かって次第に縮径するテーパー面に形成された突出部
11gの内側に形成されている。また、挿通孔11aの
他端には、挿通孔11aから外側に向かって次第に拡径
するように形成されたテーパー孔11cが連続して形成
され、このテーパー孔11cが外部に開口している。
【0020】また、本体部11の外周部には、それぞれ
複数のネジ孔11d,11eが形成されているととも
に、挿通孔11aに連通するオイル供給孔11fが形成
されている。ネジ孔11d,11e及びオイル供給孔1
1fは、いずれも本体部11の端面の外周寄りに開口し
ている。
複数のネジ孔11d,11eが形成されているととも
に、挿通孔11aに連通するオイル供給孔11fが形成
されている。ネジ孔11d,11e及びオイル供給孔1
1fは、いずれも本体部11の端面の外周寄りに開口し
ている。
【0021】締付部材12は、その中央部に上記突出部
11gに嵌合するように形成されたテーパー孔12aを
備えている。また、テーパー孔12aの周囲には、ボル
ト21を収容し、挿通させるための段付きのボルト取付
孔12bが複数設けられ、さらに、前記オイル供給孔1
1fに連通する供給孔12cも形成されている。供給孔
12cの図示左端の開口部にはオイル供給管を取り付け
るためのネジ部12dが形成され、また、供給孔12c
の図示右端の開口部に形成されたサライ部にシールリン
グ12eが収容されている。
11gに嵌合するように形成されたテーパー孔12aを
備えている。また、テーパー孔12aの周囲には、ボル
ト21を収容し、挿通させるための段付きのボルト取付
孔12bが複数設けられ、さらに、前記オイル供給孔1
1fに連通する供給孔12cも形成されている。供給孔
12cの図示左端の開口部にはオイル供給管を取り付け
るためのネジ部12dが形成され、また、供給孔12c
の図示右端の開口部に形成されたサライ部にシールリン
グ12eが収容されている。
【0022】締付部材13は、上記のテーパー孔11c
に嵌合するように形成されたテーパー状の外周面13b
を備えた突出部13aを中央部に備えている。この突出
部13aの内側には、突出部13aの先端部において開
口する断面円形の軸支孔13cが形成され、この軸支孔
13cは加工時の都合で形成された大径孔13dを経て
小径孔13eに連通し、さらに外方に向けて次第に拡径
するように形成されたテーパー孔13fに連通してい
る。なお、この締付部材13にも、締付部材12と同様
のボルト取付孔13gが複数形成されている。
に嵌合するように形成されたテーパー状の外周面13b
を備えた突出部13aを中央部に備えている。この突出
部13aの内側には、突出部13aの先端部において開
口する断面円形の軸支孔13cが形成され、この軸支孔
13cは加工時の都合で形成された大径孔13dを経て
小径孔13eに連通し、さらに外方に向けて次第に拡径
するように形成されたテーパー孔13fに連通してい
る。なお、この締付部材13にも、締付部材12と同様
のボルト取付孔13gが複数形成されている。
【0023】軸支孔11b及び軸支孔13cには、セラ
ミックス製のスリーブ形状(円筒形状)の軸支部材20
が収容される。この軸支部材20は、ジルコニアなどの
セラミックであって、硬質かつ細かな粒度の粉体を焼き
固めたものである。軸支部材20には軸孔20aが形成
されており、この軸孔20aに後述する線材を挿通して
軸支するように構成されている。軸支部材20の材質と
してはセラミックスが好ましいが、その他の材料、たと
えば、超鋼合金などを用いることができる。
ミックス製のスリーブ形状(円筒形状)の軸支部材20
が収容される。この軸支部材20は、ジルコニアなどの
セラミックであって、硬質かつ細かな粒度の粉体を焼き
固めたものである。軸支部材20には軸孔20aが形成
されており、この軸孔20aに後述する線材を挿通して
軸支するように構成されている。軸支部材20の材質と
してはセラミックスが好ましいが、その他の材料、たと
えば、超鋼合金などを用いることができる。
【0024】軸支部材20を軸支孔11b,13cに収
容した後、本体部11に締付部材12と13をそれぞれ
複数のボルト21,22によって取付け、ボルト21,
22を本体部11にネジ込んでいくことによって、本体
部11の突出部11gの外周面11hを締付部材12の
テーパー孔12aによって締め付け、また、締付部材1
3の突出部13aの外周面13bを本体部11のテーパ
ー孔11cによって締め付けていく。これらの締付作用
により、軸支孔11b,13c内に収容されている軸支
部材20は軸支孔の内面によって間接的に締め付けら
れ、固定される。
容した後、本体部11に締付部材12と13をそれぞれ
複数のボルト21,22によって取付け、ボルト21,
22を本体部11にネジ込んでいくことによって、本体
部11の突出部11gの外周面11hを締付部材12の
テーパー孔12aによって締め付け、また、締付部材1
3の突出部13aの外周面13bを本体部11のテーパ
ー孔11cによって締め付けていく。これらの締付作用
により、軸支孔11b,13c内に収容されている軸支
部材20は軸支孔の内面によって間接的に締め付けら
れ、固定される。
【0025】図2は、上記ガイドブッシュの使用態様の
例を示すものである。このガイドブッシュは、自動旋盤
の加工部近傍において設けられた支持部1によって取付
固定される。この支持部1によって固定されたガイドブ
ッシュの傍らには工具2が出没自在に配置されている。
一方、ガイドブッシュと同軸に主軸が配置され、この主
軸に取り付けられたチャック部材3に被加工物である金
属製の線材4が把持されている。チャック部材3と支持
部1とは相対的にそれらの軸線方向に移動可能に形成さ
れている。
例を示すものである。このガイドブッシュは、自動旋盤
の加工部近傍において設けられた支持部1によって取付
固定される。この支持部1によって固定されたガイドブ
ッシュの傍らには工具2が出没自在に配置されている。
一方、ガイドブッシュと同軸に主軸が配置され、この主
軸に取り付けられたチャック部材3に被加工物である金
属製の線材4が把持されている。チャック部材3と支持
部1とは相対的にそれらの軸線方向に移動可能に形成さ
れている。
【0026】自動旋盤によって線材4を加工する際に
は、予め設定されたプログラムに基づいて、主軸を高速
回転(5000〜7000rpm)させながら、支持部
1に向けて送りつつ、線材4の先端部に工具2を繰り出
して切削加工を行う。所望の部品が加工されると工具2
によって部品と線材4とを切り離し、再び同様にして次
の部品の加工を行う。
は、予め設定されたプログラムに基づいて、主軸を高速
回転(5000〜7000rpm)させながら、支持部
1に向けて送りつつ、線材4の先端部に工具2を繰り出
して切削加工を行う。所望の部品が加工されると工具2
によって部品と線材4とを切り離し、再び同様にして次
の部品の加工を行う。
【0027】ここで、線材4は、ガイドブッシュの固定
装置10に把持固定された一対の軸支部材20,20の
軸孔20aに挿通されている。軸孔20aの内径は、線
材4の外径よりも僅かに大きく形成されている。内径と
外径の差は、直径2ミリの線材の場合、たとえば数μm
程度である。図1に詳細に示したガイドブッシュ内には
直径2ミリのステンレス鋼からなる線材4に対応した軸
支部材20を描いてある。線材4の外径が異なる場合、
内径の異なる軸支部材20に交換するだけで容易に対応
することができる。
装置10に把持固定された一対の軸支部材20,20の
軸孔20aに挿通されている。軸孔20aの内径は、線
材4の外径よりも僅かに大きく形成されている。内径と
外径の差は、直径2ミリの線材の場合、たとえば数μm
程度である。図1に詳細に示したガイドブッシュ内には
直径2ミリのステンレス鋼からなる線材4に対応した軸
支部材20を描いてある。線材4の外径が異なる場合、
内径の異なる軸支部材20に交換するだけで容易に対応
することができる。
【0028】供給孔12cには、供給チューブ5が接続
され、図示しない油圧装置から所定の圧力でオイルが供
給される。このオイルはオイル供給孔11fを通過して
挿通孔11aの内部に供給され、挿通孔11aの内部を
所定の圧力に保持する。図2に示す状態で、挿通孔11
aの内部に供給されたオイルは、挿通孔11aの両側に
形成された線材4と軸支部材20の軸孔20aの内面と
の間の僅かな隙間からガイドブッシュの両端外へと出る
が、線材4の外径と軸孔20aの内径との間には上述の
ようにきわめて僅かな差しか存在しないため、きわめて
僅かな量のオイルしか外部には漏れない。
され、図示しない油圧装置から所定の圧力でオイルが供
給される。このオイルはオイル供給孔11fを通過して
挿通孔11aの内部に供給され、挿通孔11aの内部を
所定の圧力に保持する。図2に示す状態で、挿通孔11
aの内部に供給されたオイルは、挿通孔11aの両側に
形成された線材4と軸支部材20の軸孔20aの内面と
の間の僅かな隙間からガイドブッシュの両端外へと出る
が、線材4の外径と軸孔20aの内径との間には上述の
ようにきわめて僅かな差しか存在しないため、きわめて
僅かな量のオイルしか外部には漏れない。
【0029】このように、挿通孔11a内にオイルが供
給されていることによって、線材4は軸支部材20の軸
孔20a内において、内側から強制的に供給されるオイ
ルによって潤滑されていることとなり、高速回転してい
る線材4の周面と軸支部材20との間には常に薄い油膜
が介在している。
給されていることによって、線材4は軸支部材20の軸
孔20a内において、内側から強制的に供給されるオイ
ルによって潤滑されていることとなり、高速回転してい
る線材4の周面と軸支部材20との間には常に薄い油膜
が介在している。
【0030】軸支部材20の軸孔20a内の線材4の位
置精度は、主として、軸孔20aの内径精度によって決
定されるが、上述のようにオイルが所定圧力で供給さ
れ、この軸孔20a内の隙間を通ってのみ外部へと出ら
れるようになっているので、オイルの供給圧力を高める
ことによって、オイルによる線材4の軸受け効果を高め
ることができ、線材4の位置精度を高め、芯ずれを低減
することが可能である。
置精度は、主として、軸孔20aの内径精度によって決
定されるが、上述のようにオイルが所定圧力で供給さ
れ、この軸孔20a内の隙間を通ってのみ外部へと出ら
れるようになっているので、オイルの供給圧力を高める
ことによって、オイルによる線材4の軸受け効果を高め
ることができ、線材4の位置精度を高め、芯ずれを低減
することが可能である。
【0031】この実施形態においては、軸支部材20の
軸孔20aの内径を従来よりも線材4の外径に近づけて
も、オイルが内側から強制的に軸孔20a内に供給され
るため、焼き付きが発生しにくくなっている。また、同
様の理由により、線材4と軸支部材20との摺接面にオ
イル切れが発生しにくくなるため、線材4の外周面に傷
が付きにくくなっている。このような構成は、工具2か
ら受ける加工時の応力に起因する傷付きなどに対しても
有効である。
軸孔20aの内径を従来よりも線材4の外径に近づけて
も、オイルが内側から強制的に軸孔20a内に供給され
るため、焼き付きが発生しにくくなっている。また、同
様の理由により、線材4と軸支部材20との摺接面にオ
イル切れが発生しにくくなるため、線材4の外周面に傷
が付きにくくなっている。このような構成は、工具2か
ら受ける加工時の応力に起因する傷付きなどに対しても
有効である。
【0032】また、焼き付きや傷の発生は、線材4の外
径が規定の値よりも大きくなっている場合にも発生す
る。この場合にも、本実施形態ではオイルを内部(挿通
孔11a)から強制的に供給しているため、焼き付きの
危険性を低減できる。
径が規定の値よりも大きくなっている場合にも発生す
る。この場合にも、本実施形態ではオイルを内部(挿通
孔11a)から強制的に供給しているため、焼き付きの
危険性を低減できる。
【0033】仮に線材4の外径の大きな部分が存在して
も、図示右側の軸支部材20を通過する際に焼き付きな
どの事故が発生するので、図示左側の加工部に隣接した
軸支部材20において焼き付きが発生した場合に較べ
て、工具2による加工圧が加わっていない分だけ被害を
軽くすることができる。万一、図示右側の軸支部材20
と線材4との間に焼き付きが発生しても、締付部材13
を取り外すことによって容易に焼き付き部分を開放する
ことができる。
も、図示右側の軸支部材20を通過する際に焼き付きな
どの事故が発生するので、図示左側の加工部に隣接した
軸支部材20において焼き付きが発生した場合に較べ
て、工具2による加工圧が加わっていない分だけ被害を
軽くすることができる。万一、図示右側の軸支部材20
と線材4との間に焼き付きが発生しても、締付部材13
を取り外すことによって容易に焼き付き部分を開放する
ことができる。
【0034】焼き付きなどの事故が発生しても、本実施
形態においては軸支部材20を交換するだけで簡単に復
旧することができる。万一、焼き付きによる軸支孔の損
傷が発生しても、締付部材13の側の軸支孔13bが損
傷を受けた場合には、締付部材13のみを交換するだけ
で容易に復旧することができる。
形態においては軸支部材20を交換するだけで簡単に復
旧することができる。万一、焼き付きによる軸支孔の損
傷が発生しても、締付部材13の側の軸支孔13bが損
傷を受けた場合には、締付部材13のみを交換するだけ
で容易に復旧することができる。
【0035】焼き付きなどの事故が発生する最も確率の
高い従来の状況は、線材4の外径のばらつきに起因して
発生する場合であって、新たな線材4をチャック部材4
に把持させ、線材4の先端をガイドブッシュに挿入させ
るときである。このとき、線材4の外径が規定よりも大
きい場合、ガイドブッシュの軸支部に線材4が挿入され
た瞬間に主軸が自動的に回転を始めると、忽ちのうちに
焼き付きが発生する。
高い従来の状況は、線材4の外径のばらつきに起因して
発生する場合であって、新たな線材4をチャック部材4
に把持させ、線材4の先端をガイドブッシュに挿入させ
るときである。このとき、線材4の外径が規定よりも大
きい場合、ガイドブッシュの軸支部に線材4が挿入され
た瞬間に主軸が自動的に回転を始めると、忽ちのうちに
焼き付きが発生する。
【0036】しかしながら、本実施形態では、図3に示
すように、新たな線材4をチャック部材3に把持させ、
ガイドブッシュの締付部材13のテーパー孔13fから
ガイドブッシュ内に線材4を挿入し、図示右側の軸支部
材20に挿通させた時点で線材4が規定よりも大きな外
径を備えていると、当該軸支部材20に完全に挿通する
ことが困難であり、しかも、この状態でさらに図示左側
の軸支部材20にも線材4を挿通させることはほとんど
不可能であるため、主軸が回転を始める前に異常を感知
して焼き付きを未然に防止することができる。
すように、新たな線材4をチャック部材3に把持させ、
ガイドブッシュの締付部材13のテーパー孔13fから
ガイドブッシュ内に線材4を挿入し、図示右側の軸支部
材20に挿通させた時点で線材4が規定よりも大きな外
径を備えていると、当該軸支部材20に完全に挿通する
ことが困難であり、しかも、この状態でさらに図示左側
の軸支部材20にも線材4を挿通させることはほとんど
不可能であるため、主軸が回転を始める前に異常を感知
して焼き付きを未然に防止することができる。
【0037】(第2実施形態)次に、図4を参照して本
発明に係るガイドブッシュの第2実施形態について説明
する。この実施形態は、通常のチャック部材の一つとし
てよく使用されるコレットチャック30を固定装置とし
て用い、コレットチャック30の把持片31aの先端部
に軸支部材20を把持させたものである。この軸支部材
20は、軸線方向に伸びる軸孔20aを備えた、セラミ
ックス製のスリーブ形状(円筒形状)に成形されたもの
であり、ジルコニアなどのセラミックであって、硬質か
つ細かな粒度の粉体を焼き固めたものである。
発明に係るガイドブッシュの第2実施形態について説明
する。この実施形態は、通常のチャック部材の一つとし
てよく使用されるコレットチャック30を固定装置とし
て用い、コレットチャック30の把持片31aの先端部
に軸支部材20を把持させたものである。この軸支部材
20は、軸線方向に伸びる軸孔20aを備えた、セラミ
ックス製のスリーブ形状(円筒形状)に成形されたもの
であり、ジルコニアなどのセラミックであって、硬質か
つ細かな粒度の粉体を焼き固めたものである。
【0038】コレットチャック30は、上記の把持片3
1aを複数(通常は3乃至4個)備えた内側部材31
と、この内側部材31を収容する円筒形状に形成され、
把持片31aに形成されたテーパー面31bに当接する
テーパー面32aを備えた外側部材32と、外側部材3
2を内側部材31に対して軸線方向に移動させるための
調整部材33とから構成されている。調整部材33は内
側部材31の基部において螺合するとともに、その端面
が外側部材32の端面に当接している。
1aを複数(通常は3乃至4個)備えた内側部材31
と、この内側部材31を収容する円筒形状に形成され、
把持片31aに形成されたテーパー面31bに当接する
テーパー面32aを備えた外側部材32と、外側部材3
2を内側部材31に対して軸線方向に移動させるための
調整部材33とから構成されている。調整部材33は内
側部材31の基部において螺合するとともに、その端面
が外側部材32の端面に当接している。
【0039】軸支部材20が把持片31aの先端部に挿
入配置された後、調整部材33をネジ入れることによっ
て外側部材32を図示左側に移動させ、テーパー面32
aによってテーパー面31bを押圧することによって把
持片31aが内側に絞られることにより、軸支部材20
が締め付けられ、完全に固定される。この状態で、線材
4を軸支部材20に挿通して線材4を把持する図示しな
いチャック部材を有する主軸を回転させ、工具2によっ
て加工する。
入配置された後、調整部材33をネジ入れることによっ
て外側部材32を図示左側に移動させ、テーパー面32
aによってテーパー面31bを押圧することによって把
持片31aが内側に絞られることにより、軸支部材20
が締め付けられ、完全に固定される。この状態で、線材
4を軸支部材20に挿通して線材4を把持する図示しな
いチャック部材を有する主軸を回転させ、工具2によっ
て加工する。
【0040】この実施形態では、ガイドブッシュがコレ
ットチャック30と軸支部材20とから構成されてお
り、仮に焼き付きなどの事故が発生しても、コレットチ
ャック30が軸支部材20を締付固定しているので、コ
レットチャック30が損傷を受けることはほとんどな
い。また、事故が発生しても軸支部材20を交換するだ
けで容易に対応することができるという効果を奏する。
さらに、線材の外径が変わっても、予め軸孔20aの内
径を変えた複数種類の軸支部材を用意しておけば交換す
ることによって容易に対処することができる。
ットチャック30と軸支部材20とから構成されてお
り、仮に焼き付きなどの事故が発生しても、コレットチ
ャック30が軸支部材20を締付固定しているので、コ
レットチャック30が損傷を受けることはほとんどな
い。また、事故が発生しても軸支部材20を交換するだ
けで容易に対応することができるという効果を奏する。
さらに、線材の外径が変わっても、予め軸孔20aの内
径を変えた複数種類の軸支部材を用意しておけば交換す
ることによって容易に対処することができる。
【0041】上記各実施形態においては、軸支部材20
を締付により発生する摩擦力によって固定しているた
め、軸支部材20と線材4との焼き付きなどの事故が発
生しても、軸支部材の締付固定力を調整しておくことに
より、過大な応力を軸支部材の締付固定部分の滑りによ
って逃がすことができるので、上述の固定装置10,3
0に対する被害を低減することができる。
を締付により発生する摩擦力によって固定しているた
め、軸支部材20と線材4との焼き付きなどの事故が発
生しても、軸支部材の締付固定力を調整しておくことに
より、過大な応力を軸支部材の締付固定部分の滑りによ
って逃がすことができるので、上述の固定装置10,3
0に対する被害を低減することができる。
【0042】特に、上記の第1実施形態においては、軸
支孔11b,13cの外側を締め付けることによって軸
支部材20を軸支孔11b,13cの内周面によって均
等に締め付けることができるので、締付固定力を大きく
しても、コレットチャックの把持片などのような構造よ
りも、事故の際の耐久性を高めることができる。
支孔11b,13cの外側を締め付けることによって軸
支部材20を軸支孔11b,13cの内周面によって均
等に締め付けることができるので、締付固定力を大きく
しても、コレットチャックの把持片などのような構造よ
りも、事故の際の耐久性を高めることができる。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、長尺材料を直接軸支す
る軸支部材を固定装置によって着脱可能に固定するよう
にしていることにより、長尺材料とガイドブッシュとの
焼き付きなどが発生しても、軸支部材とは別部材である
ために固定装置が大きな損傷を受けることは少なくな
り、しかも、損傷した軸支部材は容易に交換することが
できるので、事故に容易に対応することのできるガイド
ブッシュを提供できる。
る軸支部材を固定装置によって着脱可能に固定するよう
にしていることにより、長尺材料とガイドブッシュとの
焼き付きなどが発生しても、軸支部材とは別部材である
ために固定装置が大きな損傷を受けることは少なくな
り、しかも、損傷した軸支部材は容易に交換することが
できるので、事故に容易に対応することのできるガイド
ブッシュを提供できる。
【0044】また、挿通孔の両端に軸支部材を固定し、
挿通孔の内部に加圧流体を供給することによって、軸支
部材と長尺材料との間に強制的に流体が供給されるた
め、回転摩擦を低減して、焼き付きや傷の発生を防止す
ることができるとともに、長尺材料の回転数を高めるこ
とが可能になることから生産性を向上できる。
挿通孔の内部に加圧流体を供給することによって、軸支
部材と長尺材料との間に強制的に流体が供給されるた
め、回転摩擦を低減して、焼き付きや傷の発生を防止す
ることができるとともに、長尺材料の回転数を高めるこ
とが可能になることから生産性を向上できる。
【図1】本発明に係るガイドブッシュの第1実施形態を
示す縦断面図である。
示す縦断面図である。
【図2】第1実施形態の使用状況を示す概略説明図であ
る。
る。
【図3】第1実施形態の使用時において、新たな線材を
ガイドブッシュに挿通させる際の状況を示す概略説明図
である。
ガイドブッシュに挿通させる際の状況を示す概略説明図
である。
【図4】本発明に係るガイドブッシュの第2実施形態を
示す縦断面図である。
示す縦断面図である。
10 固定装置 11 本体部 11a 挿通孔 11b,13c 軸支孔 11f オイル供給孔 12,13 締付部材 20 軸支部材 20a 軸孔
Claims (4)
- 【請求項1】 長尺材料を加工する際に、該長尺材料を
軸支するためのガイドブッシュにおいて、前記長尺材料
を軸支するための軸孔を備えた軸支部材と、該軸支部材
を着脱可能に固定するための固定装置とを備えているこ
とを特徴とするガイドブッシュ。 - 【請求項2】 請求項1において、前記長尺材料を余裕
を以て挿通させることの可能な挿通孔と、該挿通孔の両
端において前記挿通孔に連通するとともに外部に開口
し、前記軸支部材を着脱可能に固定する一対の部材固定
部と、前記挿通孔の内部に加圧流体を供給する流体供給
手段とを備えていることを特徴とするガイドブッシュ。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2において、前記軸
支部材はセラミックス材により形成されていることを特
徴とするガイドブッシュ。 - 【請求項4】 請求項2において、前記固定装置は、前
記挿通孔を有する本体部と、該本体部の両側に接続され
る締付部材とを有し、前記本体部に対する前記締付部材
の接続状態により前記部材固定部の前記軸支部材に対す
る締付固定力を調整可能に構成されていることを特徴と
するガイドブッシュ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19041797A JP3364578B2 (ja) | 1997-07-01 | 1997-07-01 | ガイドブッシュを用いた加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19041797A JP3364578B2 (ja) | 1997-07-01 | 1997-07-01 | ガイドブッシュを用いた加工方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1119805A true JPH1119805A (ja) | 1999-01-26 |
JP3364578B2 JP3364578B2 (ja) | 2003-01-08 |
Family
ID=16257797
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19041797A Expired - Fee Related JP3364578B2 (ja) | 1997-07-01 | 1997-07-01 | ガイドブッシュを用いた加工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3364578B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011194501A (ja) * | 2010-03-18 | 2011-10-06 | Citizen Holdings Co Ltd | 工作機械 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101527229B1 (ko) * | 2009-10-09 | 2015-06-08 | 두산인프라코어 주식회사 | 선삭가공용 가이드 부싱장치 |
-
1997
- 1997-07-01 JP JP19041797A patent/JP3364578B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011194501A (ja) * | 2010-03-18 | 2011-10-06 | Citizen Holdings Co Ltd | 工作機械 |
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Publication number | Publication date |
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JP3364578B2 (ja) | 2003-01-08 |
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Date | Code | Title | Description |
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R250 | Receipt of annual fees |
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