JPH11198057A - 電動工具 - Google Patents
電動工具Info
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- JPH11198057A JPH11198057A JP10001276A JP127698A JPH11198057A JP H11198057 A JPH11198057 A JP H11198057A JP 10001276 A JP10001276 A JP 10001276A JP 127698 A JP127698 A JP 127698A JP H11198057 A JPH11198057 A JP H11198057A
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Abstract
ことにより、ヘッド64等の交換時期を知ることができ
る電動圧着工具を提供する。 【解決手段】 電源スイッチ1が所定時間以上連続して
ONになった場合に1回の圧着作業が実行されたことを
検出し、この圧着作業の実行回数をカウントしてEEP
ROM45に記憶させる。
Description
駆動するモータの動力により圧着端子を圧着する電動圧
着工具等のような電動工具に関する。
圧着工具の一例を図5に示す。この電動圧着工具は、作
業者がレバー61を指で操作することにより、電池パッ
ク62内のバッテリによって本体63内のモータを回転
駆動させて油圧シリンダを作動させ、ヘッド64にセッ
トした図示しない圧着端子をこの油圧シリンダで押圧し
て圧着作業を行う。このような電動圧着工具は、圧着端
子の圧着を行うたびにヘッド64が疲労するので、ある
程度の圧着回数を経るごとに新しい部品に交換する必要
が生じる。
圧着工具は、ヘッド64の交換時期を知ることができな
かったので、疲労した部品を使い続けてヘッド64が破
損したり圧着不良を生じるおそれがあるという問題があ
った。また、この圧着不良を発見して、ユーザが工具の
故障であると誤った判断をするおそれがあるという問題
も生じていた。
ず、作業を繰り返し実行すると消耗部品の交換や新品へ
の取り替えの必要が生じる電動工具一般に共通するもの
である。
のであり、作業回数をカウントして記憶することによ
り、消耗部品の交換時期を知ることができる電動工具を
提供することを目的としている。
動力を用いて作業を繰り返し実行する電動工具におい
て、1回の作業が実行されたことを検出する作業検出手
段と、この作業検出手段が検出した作業の実行回数をカ
ウントするカウント手段と、このカウント手段がカウン
トしたカウント値を記憶する記憶手段とを備えたことを
特徴とする。
回数を検出してカウントし記憶することができるので、
この記憶したカウント値を読み出せば、消耗部品の交換
時期や電動工具の寿命等を知ることができるようにな
る。
を用いる場合には、この機械式カウンタにカウント値が
保持されるので、記憶手段を兼用することになる。ま
た、カウント手段としてマイクロコンピュータやカウン
タIC等を用いる場合にも、電源が供給されている限り
メモリやレジスタにカウント値が保持されるので、これ
らが記憶手段を兼用することになる。しかし、電源が遮
断されるおそれがある場合には、このカウント値をEE
PROM等の不揮発性の記憶手段に記憶させる必要が生
じる。
ータによって作業を繰り返し実行する電動工具におい
て、1回の作業が実行されたことを検出する作業検出回
路と、この作業検出回路が検出した作業の実行回数をカ
ウントするカウンタと、このカウンタがカウントしたカ
ウント値を不揮性発記憶する不揮発性半導体メモリとを
備えたことを特徴とする。
回数を検出してカウントし不揮発性半導体メモリに記憶
することができるので、この記憶したカウント値を読み
出せば、消耗部品の交換時期や電動工具の寿命等を知る
ことができるようになる。しかも、このカウント値は、
電動工具からバッテリが外されたり、不揮発性半導体メ
モリ自身が電動工具から取り外されることにより電源の
供給が断たれた場合にも、その値を保持することができ
る。なお、不揮発性半導体メモリとしては、EEPRO
Mやフラッシュメモリ等がある。
モータの電源スイッチが所定時間以上連続してONにな
った場合に1回の作業が実行されたことを検出するもの
であることを特徴とする。
け駆動するとは限らず、作業の前後に何度もモータを短
時間だけ駆動させるような場合がある。このため、モー
タの電源スイッチがONになる度にカウントを行ったの
では、正確な作業回数をカウントすることができない。
しかし、上記請求項3の発明によれば、電源スイッチが
所定時間以上連続してONになった場合に1回の作業が
実行されたことを検出するので、モータを短時間駆動し
ただけではカウントは行われず、作業回数を正確にカウ
ントすることができる。なお、電源スイッチが所定時間
連続してONとなれば、それ以降も連続してON状態が
続いても、1回の作業回数としてカウントする。
モータに流れる電流を調べて1回の作業が実行されたこ
とを検出するものであることを特徴とする。
れる度にカウントすることはできない。そこで、上記請
求項4の発明によれば、モータに流れる電流を調べて1
回の作業が実行されたことを検出するので、モータが短
時間駆動されてわずかな電流が流れただけではカウント
を行わないようにし、作業回数を正確にカウントするこ
とができる。モータに流れる電流は、例えば所定値以上
のものが所定時間以上流れた場合や、その後電流が所定
値以下に低下した場合に、1回の作業が実行されたとし
て検出することができる。また、この電流の軌跡をさら
に詳細に検討したり、この電流の積分値が所定値以上に
なると1回の作業が実行されたとして検出することも可
能である。
図面を参照して説明する。
のであって、図1は電動圧着工具のカウンタ基板の回路
構成を示すブロック図、図2は電動圧着工具の回路構成
を示す回路ブロック図、図3はマイクロコンピュータの
カウント動作を示すフローチャート、図4はマイクロコ
ンピュータのカウント値表示動作を示す図である。
の電動圧着工具について説明する。この電動圧着工具
は、作業者が図5のレバー61を指で操作することによ
り、図2に示す電源スイッチ1がONとなり、モータ2
がバッテリ3に接続されて回転駆動し圧着作業が行われ
るようになっている。また、この電動圧着工具は、カウ
ンタ基板4を備えている。カウンタ基板4は、端子BA
T+,BAT−がバッテリ3の正負極に接続され、これ
によって電源の供給を受けるようになっている。しか
も、このカウンタ基板4は、端子M+が電源スイッチ1
を介してバッテリ3の正極に接続され、この電源スイッ
チ1のON/OFFを検出できるようになっている。さ
らに、このカウンタ基板4は、端子SOと端子BAT−
との間にブザー5を接続していて、アラーム音を発する
ことができるようになっている。
に、マイクロコンピュータ41を備えている。マイクロ
コンピュータ41は、端子BAT+,BAT−間に接続
されたバッテリ3から3端子レギュレータ42を介して
電源の供給を受けるようになっている。また、この電源
電圧が低下した場合には、リセットIC43によって動
作を停止できるようになっている。このカウンタ基板4
には、操作スイッチ44とEEPROM45と5個のL
ED46…も接続配置されている。操作スイッチ44
は、マイクロコンピュータ41の操作入力を行うスイッ
チであり、後に説明するカウント値を読み出して表示さ
せる操作等を行うために用いられる。EEPROM45
は、マイクロコンピュータ41がデータの書き込みと読
み出しを行うことができる不揮発性半導体メモリであ
り、このカウント値を不揮発性記憶するために用いられ
る。5個のLED46は、マイクロコンピュータ41に
制御されて点灯する発光ダイオードであり、このカウン
ト値を表示するために用いられる。
動作を図3のフローチャートに基づいて説明する。まず
最初のステップ(以下「S」という)で、端子M+の電
圧を検査することにより電源スイッチ1がONになった
かどうかを判定し(S1)、この電源スイッチ1がON
になるまで待機する。そして、作業者が圧着作業を開始
して電源スイッチ1がONになると、マイクロコンピュ
ータ41内のタイマの計時を開始させて(S2)、この
タイマの計時が所定時間に達し計時を終了したかどうか
を判定する(S3)。圧着作業は、通常5〜10秒程度
の時間を要するので、この所定時間は、3〜7秒の間の
機種に応じた適当な秒数に設定しておく。また、このタ
イマの計時が終了していない場合には、電源スイッチ1
がOFFに戻ったかどうかを判定し(S4)、電源スイ
ッチ1がONのままであればS3とS4の処理を繰り返
す。ここで、タイマの計時が終了する前に電源スイッチ
1がOFFに戻ると、圧着作業が実行されたとは判断で
きないので、再度S1の処理に戻って、再び電源スイッ
チ1がONになるまで待機する。作業者は、圧着作業を
行う前にモータ2を繰り返し寸動させてヘッド64に圧
着端子を挟む操作を行うことがあるため、このS4から
S1に戻る処理によって、短時間だけ電源スイッチ1が
ONになってもカウントを行わないようにすることがで
きる。
と判断された場合には、EEPROM45に記憶された
カウント値を読み出し、このカウント値をカウントアッ
プ(インクリメント)して再度EEPROM45に書き
戻す(S5)。電源スイッチ1が所定時間以上連続して
ONであれば、圧着作業が確実に実行されたと判断する
ことができるので、圧着作業の実行回数をカウントする
カウント値を1回分増加させる。また、バッテリ3が交
換等のために取り外されたり、カウンタ基板4が保守作
業等のために取り外されて電源が断たれても、このカウ
ント値は、EEPROM45に記憶されるので、内容を
保持することができる。EEPROM45には、電動圧
着工具の製造時から累積的にカウントされるカウント値
や途中の操作によってリセット可能なカウント値等、複
数のカウント値を記憶することができる。この場合、S
5の処理では、これらのカウント値が全てカウントアッ
プされる。
と、このカウント値が1000回を超えたかどうかを判
定し(S6)、1000回を超えた場合にはブザー5に
アラーム音を発生させ(S7)、また、1000回以下
の場合にはそのまま、電源スイッチ1がOFFに戻った
かどうかを判定する(S8)。電動圧着工具のヘッド6
4は、圧着作業を1000回程度行う度に交換する必要
があるため、このヘッド64の交換を促すためにアラー
ム音が発せられる。なお、このブザー5は、電源スイッ
チ1がONの間にのみ、このアラーム音を発するように
しておく。ここで、アラーム音を発するかどうかを判定
するためのカウント値は、ヘッド64の交換後にリセッ
トできるようなものを用いる。S8の処理で1回の圧着
作業が完了し電源スイッチ1がOFFに戻るまで待機す
ると、S1の処理に復帰する。従って、本実施形態の電
動圧着工具は、圧着作業が1回確実に実行される度に、
EEPROM45に記憶されたカウント値をカウントア
ップする。
値表示動作を図4に基づいて説明する。このマイクロコ
ンピュータ41は、操作スイッチ44が押されると、E
EPROM45からカウント値を読み出して、このカウ
ント値を5個のLED46で表示するようになってい
る。即ち、下位D1〜D4の4個のLED46は、点灯/
非点灯の組み合わせによって16進数の1桁(0〜1
5)の数値を表し、これを5回表示切り替えすることに
よって5桁の数値を表す。また、最上位D5のLED4
6は、表示の切り替えごとに毎回必ず点灯し、カウント
値の表示中であることを表す。従って、これらのLED
46は、5桁の16進数を表示できるので、最大で10
48575回(FFFFFHEX)までのカウント値を表
示できる。例えば、図4の場合、下位D1〜D4の4個の
LED46が5回の表示切り替えにより16進数の5D
384HEXを1桁目から5桁目まで順に表示することに
より、カウント値が381,828回であることを示
す。なお、EEPROM45に記憶されたカウント値が
複数種類ある場合には、操作スイッチ44の操作方法に
応じて、これらをそれぞれ別個に表示できるようにする
ことができる。
着工具は、圧着作業の実行回数を正確に検出してカウン
トしEEPROM45に記憶すると共に、このカウント
値をLED46に表示させることができる。また、この
カウント値が1000回を超えると、ブザー5がアラー
ム音を発するので、ヘッド64の交換時期を知ることが
できるようになる。ヘッド64を交換した場合には、E
EPROM45に記憶されたカウント値を0にリセット
してブザー5のアラーム音も停止させる必要がある。例
えば操作スイッチ44を2秒以上押し続ければ、マイク
ロコンピュータ41が、カウント値の表示に代えて、こ
のカウント値のリセット処理を行うようにすることがで
きる。さらに、電動圧着工具の製造時から累積的にカウ
ントされたカウント値を表示させれば、この電動圧着工
具自体の寿命も判断することができる。
のタイマが計時する所定時間は、電動圧着工具の機種に
応じて、例えばカウンタ基板4に接続配置された図示し
ないディップスイッチ等によって設定できるようにする
ことが好ましい。また、この所定時間は、操作スイッチ
44の操作によって設定できるようにしてもよい。
が所定時間以上ONとなった場合に1回の圧着作業が実
行されたことを検出したが、本発明はこれに限らず、電
圧や電流を調べることにより圧着作業の実行を検出する
こともできる。例えば、電源スイッチ1がONとなって
モータ2に所定以上の電圧が所定時間以上印加された場
合に圧着作業の実行を検出するようにしてもよい。ま
た、モータ2に流れる電流を調べる場合には、例えば、
この電流が8A以上になると検出の準備を行い、14A
以上の電流が2秒以上連続して流れると圧着作業の実行
を検出するようにしたり、この後に、電流が12A以下
に低下して圧着作業が確実に完了した場合に検出を行う
こともできる。さらに、モータ2の回転駆動によって伸
縮するシリンダ等の動作に基づいて機械的に検出するこ
とも可能である。
ュータ41を用いて圧着作業の実行回数をカウントした
が、カウンタICを用いたり、機械式カウンタ等を用い
てカウントすることも可能である。しかも、カウント値
を不揮発性記憶する必要がなければ、マイクロコンピュ
ータ41のRAM上やカウンタICのレジスタ上にこの
カウント値を記憶させておいてもよい。機械式カウンタ
を用いる場合には、カウント値がそのまま機械的に不揮
発性記憶される。カウント値を電気的に不揮発性記憶さ
せるには、上記実施形態のようにEEPROM45を用
いる他、フラッシュメモリ等の他の不揮発性半導体メモ
リを用いたり、ハードディスクや光磁気ディスク等の他
の不揮発性メモリを用いることもできる。
いたハンディタイプの電動圧着工具について説明した
が、本発明はこれに限らず、外部電源を用いる据え置き
型等の電動圧着工具にも同様に実施可能である。
について説明したが、本発明はこれに限らず、作業を繰
り返し実行すると消耗部品の交換や新品への取り替えの
必要が生じる電動工具一般にも同様に実施可能である。
の電動工具によれば、作業の実行回数をカウントして記
憶するので、このカウント値を読み出すことにより消耗
部品の交換時期や電動工具の寿命等を知ることができる
ようになる。従って、消耗部品が交換時期や電動工具の
寿命を過ぎても引き続き使用されることにより部品の破
損や作業不良が発生するのを防止することができるよう
になる。
圧着工具のカウンタ基板の回路構成を示すブロック図で
ある。
圧着工具の回路構成を示す回路ブロック図である。
クロコンピュータのカウント動作を示すフローチャート
である。
クロコンピュータのカウント値表示動作を示す図であ
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 電動動力を用いて作業を繰り返し実行す
る電動工具において、1回の作業が実行されたことを検
出する作業検出手段と、 この作業検出手段が検出した作業の実行回数をカウント
するカウント手段と、 このカウント手段がカウントしたカウント値を記憶する
記憶手段とを備えたことを特徴とする電動工具。 - 【請求項2】 バッテリで駆動するモータによって作業
を繰り返し実行する電動工具において、 1回の作業が実行されたことを検出する作業検出回路
と、 この作業検出回路が検出した作業の実行回数をカウント
するカウンタと、 このカウンタがカウントしたカウント値を不揮性発記憶
する不揮発性半導体メモリとを備えたことを特徴とする
電動工具。 - 【請求項3】 前記作業検出回路が、モータの電源スイ
ッチが所定時間以上連続してONになった場合に1回の
作業が実行されたことを検出するものであることを特徴
とする請求項2に記載の電動工具。 - 【請求項4】 前記作業検出回路が、モータに流れる電
流を調べて1回の作業が実行されたことを検出するもの
であることを特徴とする請求項2に記載の電動工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10001276A JPH11198057A (ja) | 1998-01-07 | 1998-01-07 | 電動工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10001276A JPH11198057A (ja) | 1998-01-07 | 1998-01-07 | 電動工具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11198057A true JPH11198057A (ja) | 1999-07-27 |
Family
ID=11496944
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10001276A Pending JPH11198057A (ja) | 1998-01-07 | 1998-01-07 | 電動工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11198057A (ja) |
Cited By (4)
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