JPH11197793A - 半凝固金属の製造装置 - Google Patents

半凝固金属の製造装置

Info

Publication number
JPH11197793A
JPH11197793A JP885798A JP885798A JPH11197793A JP H11197793 A JPH11197793 A JP H11197793A JP 885798 A JP885798 A JP 885798A JP 885798 A JP885798 A JP 885798A JP H11197793 A JPH11197793 A JP H11197793A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooling
molten metal
temperature
cooling member
metal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP885798A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuya Sakamoto
一也 坂本
Norimasa Hamazoe
宣正 浜添
Kenji Owada
賢治 大和田
Atsushi Suzuki
篤 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP885798A priority Critical patent/JPH11197793A/ja
Priority to DE69922162T priority patent/DE69922162T2/de
Priority to PCT/JP1999/000163 priority patent/WO1999036209A1/ja
Priority to EP99900355A priority patent/EP1050353B1/en
Priority to AT99900355T priority patent/ATE283130T1/de
Publication of JPH11197793A publication Critical patent/JPH11197793A/ja
Priority to US09/600,623 priority patent/US6681836B1/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】金属溶湯から所望のスラリーを効率的かつ経済
的に製造することを可能にする。 【解決手段】溶湯12を保持するるつぼ14と、この溶
湯12を所定温度に冷却する冷却部材16と、この冷却
部材16の内部に前記溶湯12の温度以下に維持された
第1液体金属18および冷却部材の表面に付着する凝固
物を除去するために、凝固物の液化温度よりも高温の第
2液体金属32を供給する冷却機構20と、該溶湯12
を撹拌させるための電磁撹拌機構22とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶融金属から所定
のスラリーを得るための半凝固金属の製造装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般的に、アルミニウムやマグネシウ
ム、またはそれぞれの合金等の溶融金属を使用し、成形
用に1ショット分の半凝固金属、すなわち、スラリーを
製造する作業が行われている。スラリーを使用した成形
作業では、特に成形品の表面精度に優れる等の利点があ
ることが知られている。この種のスラリーを製造するた
めに、例えば、チクソキャスト法およびレオキャスト法
が広く採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
チクソキャスト法では、専用のビレットおよび再加熱装
置が必要となっている。このため、材料コストおよび設
備コストが相当に高騰するとともに、製造作業全体が煩
雑であるという問題が指摘されている。
【0004】一方、上記のレオキャスト法は、連続バッ
チ方式によって大量製造を行うものであり、その冷却
は、水冷された冷却部に溶湯を接触させながら排出する
ことにより行われている。このため、スラリーの温度が
冷却の始めと終わりとでは異なってしまい、前記スラリ
ーの温度管理が精密に遂行されないという問題がある。
【0005】また、成形機内で冷却、加熱および撹拌に
よりスラリーを製造する方法も知られているが、サイク
ルタイムが長くなるとともに、特にショット重量が増大
するという不具合が生じている。
【0006】本発明は、この種の問題を解決するもので
あり、所望のスラリーを効率的かつ経済的に製造するこ
とが可能な半凝固金属の製造装置を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、本発明に係る半凝固金属の製造装置では、断熱性
るつぼ内に溶融金属が供給された後、この溶融金属中に
冷却部材が浸漬されるとともに、前記冷却部材の内部に
所定温度の冷却媒体が供給された状態で、前記溶融金属
が撹拌される。このため、冷却の指向性を可及的に阻止
するとともに、溶融金属を迅速かつ確実にスラリー化す
ることができる。しかも、冷却媒体の温度管理を行うこ
とにより、半凝固金属を再加熱する必要がなく、所望の
半凝固金属を効率的に得ることが可能になる。
【0008】その際、断熱性るつぼ内の溶融金属の温度
が第1検出手段により検出される一方、冷却媒体の温度
が第2検出手段により検出される。従って、半凝固金属
の温度管理が簡単かつ高精度に遂行されるとともに、溶
融金属の冷却速度が相当に速くなる。
【0009】また、本発明では、冷却機構が、冷却媒体
を冷却部材内に供給する第1供給手段の他に、冷却部材
の表面に付着する凝固物を除去するために前記凝固物の
液化温度よりも高温の加熱媒体を前記冷却部材内に供給
する第2供給手段を備えている。これにより、冷却部材
の表面に凝固層が肉厚に付着することがなく、次回のシ
ョット時に断熱性るつぼ内の溶融金属中に凝固物が酸化
物として混入したり、冷却条件の変化や溶湯量のばらつ
きの原因となることを阻止することができる。このた
め、高品質な半凝固金属を確実に得るとともに、冷却条
件の安定化を図ることが可能になる。なお、加熱媒体の
温度は、第3検出手段から得られる情報に基づいて有効
に管理されている。
【0010】さらに、第1および第2供給手段は、第1
および第2循環路を介して第1および第2貯留槽から冷
却部材の内部に冷却媒体および加熱媒体を循環してい
る。従って、冷却部材を所望の温度に高精度に管理する
とともに、この冷却部材から凝固物を確実に除去するこ
とが可能になる。
【0011】さらにまた、冷却媒体および加熱媒体が溶
融金属であるため、水やオイルに比べて供給タイミング
の自由度が格段に向上する。しかも、相当な高温まで昇
温することができるため、種々の異なる半凝固金属を製
造する際に、冷却部材に付着した凝固物を容易かつ確実
に除去することが可能になる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態に係る
半凝固金属の製造装置10の一部断面概略説明図であ
る。
【0013】製造装置10は、所定量(1ショット分)
の溶融金属からなる溶湯12を保持する断熱性るつぼ1
4と、このるつぼ14内の前記溶湯12を所定温度に冷
却するコイル状の冷却部材16と、前記冷却部材16の
内部に該溶湯12の温度以下に維持された冷却媒体であ
る第1液体金属18を供給する冷却機構20と、前記冷
却部材16を介して前記溶湯12を撹拌させるための電
磁撹拌機構(駆動機構)22とを備える。
【0014】るつぼ14は、例えば、窒化珪素で構成さ
れており、このつるぼ14が昇降台24上に配置される
とともに、前記るつぼ14の外周に加熱用ヒータ26が
装着されている。昇降台24は、図示しない駆動手段を
介して昇降自在であり、必要に応じて回転可能に構成さ
れている。昇降台24の近傍には、電磁撹拌機構22を
構成するコイル部28がるつぼ14を周回して配置され
ている。
【0015】冷却機構20は、溶湯12を所定温度に冷
却するための第1液体金属18を冷却部材16内に供給
する第1供給手段30と、前記冷却部材16の表面に付
着する凝固物を除去するために、前記凝固物の液化温度
よりも高温の加熱媒体である第2液体金属32を該冷却
部材16内に供給する第2供給手段34とを備える。こ
こで、溶湯12はアルミニウム、その合金、マグネシウ
ム、またはその合金等の溶融金属であり、第1および第
2液体金属18、32は錫または錫合金である。
【0016】第1供給手段30は、第1液体金属18が
貯留される第1貯留槽36と、前記第1貯留槽36内の
前記第1液体金属18を保温する第1加熱炉(第1加熱
部)38と、該第1液体金属18との間で熱交換を行う
ことにより、前記第1液体金属18を冷却するための熱
交換機40と、前記第1液体金属18を前記冷却部材1
6の内部を通って循環させる第1循環路42とを備え
る。
【0017】熱交換機40は、内部に冷却水が供給され
る熱交換コイル44を備えており、この熱交換コイル4
4が第1貯留槽36内の第1液体金属18中に浸漬され
ている。第1加熱炉38は、第1貯留槽36を周回して
配置される。第1循環路42は、SUS製のパイプから
構成されており、第1貯留槽36の下端部側にその入口
側の端部42aが接続されるとともに、その出口側の端
部42bが前記第1貯留槽36の上方から第1液体金属
18中に所定の高さ位置まで浸漬されている。第1循環
路42は、図2に示すように、冷却部材16の一部を構
成しており、端部42a側に第1電磁ポンプ46が配設
されている(図1参照)。
【0018】第2供給手段34は、第2液体金属32が
貯留される第2貯留槽48と、この第2貯留槽48内の
前記第2液体金属32を加熱する第2加熱炉(第2加熱
部)50と、前記第2液体金属32を冷却部材16の内
部を通って循環させる第2循環路52とを備える。
【0019】第2加熱炉50は、第2貯留槽48を周回
して配設されており、第2循環路52は、その入口側の
端部52aが前記ダイに貯留槽48の下部側に連接され
るとともに、その出口側の端部52bが前記第2貯留槽
48の上方から第2液体金属32中に所定の位置まで浸
漬されている。第2循環路52には、端部52a側に近
接して第2電磁ポンプ54が設けられており、その途上
で第1循環路42に接合されて冷却部材16の一部を構
成している(図2参照)。
【0020】第1および第2循環路42、52の接合部
分には、支持具56を介して溶湯測温用の第1熱電対
(第1検出手段)58が装着され、この第1熱電対58
は、るつぼ14内の溶湯12の温度を検出する。第1供
給手段30を構成する第1貯留槽36には、第1液体金
属18の温度を検出する第2熱電対(第2検出手段)6
0が配設される一方、第2供給手段34を構成する第2
貯留槽48には、第2液体金属32の温度を検出する第
3熱電対(第3検出手段)62が配設される。
【0021】このように構成される製造装置10の動作
について、以下に説明する。
【0022】先ず、図3Aに示すように、溶湯材料とし
て、例えば、アルミニウム合金(AC2B)の溶湯12
が、図示しない溶湯保持炉で650℃の温度に保持され
ており、給湯器64が前記溶湯12を1ショット分、例
えば、20kgだけ汲み出してるつぼ14内に給湯す
る。このるつぼ14にはヒータ26が装着されており、
このヒータ26を介して前記るつぼ14内の溶湯12の
温度が一定に維持されている。
【0023】次いで、図3Bに示すように、るつぼ14
を載置している昇降台24が上昇し、前記るつぼ14内
の溶湯12中に冷却部材16が浸漬される。この冷却部
材16は、内径が20mmのSUS製パイプであり、全
長が700mmのコイル状に構成されている。
【0024】一方、冷却機構20では、図1に示すよう
に、第1供給手段30を構成する第1貯留槽36内に、
第1液体金属18が250℃に保持されて100リット
ルだけ貯留されるとともに、第2供給手段34を構成す
る第2貯留槽48内に、第2液体金属32が600℃に
保持されて40リットルだけ貯留されている。第1およ
び第2液体金属18、32の温度は、それぞれ第2およ
び第3熱電対60、62により検出され、この第2熱電
対60の検出結果に基づいて熱交換機40および第1加
熱炉38が駆動されることにより、前記第1液体金属1
8の温度が一定に保持される。また、第3熱電対62の
検出結果に基づいて第2加熱炉50が駆動されることに
より、第2液体金属32の温度が一定に保持されてい
る。
【0025】そこで、第1電磁ポンプ46が駆動され、
第1貯留槽36内の第1液体金属18が、20リットル
/分の流量で第1循環路42を介して冷却部材16の内
部に導入された後、この第1液体金属18が端部42b
から前記第1貯留槽36内に戻される(図3C参照)。
これにより、るつぼ14内の溶湯12は、比較的低温の
第1液体金属18が内部を通って循環される冷却部材1
6を介し冷却される。その際、電磁撹拌機構22を構成
するコイル部28が駆動され、るつぼ14内の溶湯12
が撹拌される。
【0026】るつぼ14内の溶湯12の温度が第1熱電
対58により検出されており、この検出温度が、予め設
定された半凝固温度に至るまで溶湯12の冷却および撹
拌が行われる。従って、るつぼ14内には、冷却の指向
性を有しない、全体的に均一かつ良好にスラリー化した
半凝固金属66が製造されることになる(図1および図
3C参照)。
【0027】次に、第1電磁ポンプ46の駆動が停止さ
れるとともに、第2電磁ポンプ54が駆動される。この
ため、図3Dに示すように、第2貯留槽48内の第2液
体金属32が、20リットル/分の流量で第2循環路5
2を介して冷却部材16の内部に供給される。ここで、
第2液体金属32は、溶湯12に用いられているアルミ
ニウム合金の液化温度よりも高温に保持されており、冷
却部材16の表面にアルミニウム凝固物が付着していて
も、このアルミニウム凝固物を再溶解して確実に除去す
ることができる。その後、第2電磁ポンプ54の駆動が
停止されるとともに、昇降台24が下降されてるつぼ1
4が冷却部材16から離間する。
【0028】これにより、るつぼ14内には、所望の半
凝固金属66が得られることになる。その際、第1およ
び第2液体金属18、32は、第1および第2電磁ポン
プ46、54により20リットル/分の流量で冷却部材
16に供給されるため、るつぼ14内の溶湯12が65
0℃から570℃のスラリー温度まで約1分で冷却され
る一方、この冷却部材16の表面にアルミニウム凝固物
が付着することを有効に阻止することができる。
【0029】この場合、本実施形態では、るつぼ14内
の溶湯12中に冷却部材16が浸漬された状態で、この
冷却部材16の内部に所定の冷却温度に維持された第1
液体金属18が循環供給されて前記溶湯12を冷却する
とともに、電磁撹拌機構22が駆動されて該溶湯12が
撹拌される。このため、溶湯12の冷却に指向性が発生
することがなく、全体的に均一かつ確実にスラリー化し
た半凝固金属66を得ることができる。
【0030】しかも、第1および第2熱電対58、60
を介して溶湯12および第1液体金属18の温度を検出
し、前記第1液体金属18の温度管理を行っている。こ
れにより、半凝固金属66を再加熱する必要がなく、高
品質な半凝固金属66を効率的に得ることが可能になる
という効果が得られる。特に、半凝固金属66の温度管
理が簡単かつ正確に行われるとともに、溶湯12の冷却
速度を向上させて前記半凝固金属66を一挙に迅速に製
造し得るという利点がある。
【0031】さらに、本実施形態では、半凝固金属66
が製造された後、溶湯材料(例えば、アルミニウム合
金)の液化温度よりも高温の第2液体金属32を冷却部
材16の内部に供給する第2供給手段34が設けられて
いる。すなわち、溶湯12の冷却および撹拌を行った冷
却部材16の表面には、この溶湯12が凝固したアルミ
ニウム凝固物が付着して凝固層が設けられるおそれがあ
る。この凝固層が肉厚であると、次回のショット時にる
つぼ14内の溶湯12中にアルミニウム凝固物が酸化し
て混入し、または、この溶湯12の冷却条件の変化や溶
湯量のばらつきの原因となるおそれがある。 そこで、
本実施形態では、第2循環路52に比較的高温の第2液
体金属32が供給されるため、冷却部材16の表面に付
着したアルミニウム凝固物が再溶解されてこの表面から
確実に除去される。これにより、高品質な半凝固金属6
6を効率的に得ることが可能になるとともに、冷却条件
の安定化を図ることができる。
【0032】なお、本実施形態では、冷却部材16が第
1および第2循環路42、52を一体的に接合したコイ
ル状に設定されているが、るつぼ14の容量や形状等に
対応して、板状等、種々の形状に設定することができ
る。すなわち、表面積が大きくなるような最適形状に設
定すればよい。
【0033】また、溶湯12を撹拌するために電磁撹拌
機構22を用いているが、これに代替して機械的撹拌構
造を採用することができる。例えば、るつぼ14自体を
回転させ、あるいは、このるつぼ14の回転とともに該
るつぼ14を水平方向に移動させることにより、溶湯1
2を撹拌してもよい。さらに、冷却部材16自体を回
転、あるいは、水平方向に移動自在に構成してもよい。
【0034】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る半凝固金属
の製造装置では、断熱性るつぼ内の溶湯金属中に冷却部
材が浸漬されるとともに、この冷却部材の内部に冷却媒
体が供給された状態で、前記溶融金属が撹拌される。こ
のため、溶融金属の冷却に指向性が発生することがな
く、前記溶融金属を迅速かつ確実にスラリー化すること
ができる。しかも、冷却媒体の温度管理を行うことによ
り、所望の半凝固金属を効率的かつ高精度に得ることが
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る半凝固金属の製造装置
の一部断面概略説明図である。
【図2】前記製造装置を構成する冷却部材の拡大説明図
である。
【図3】図3Aは、るつぼに溶湯を給湯する際の説明図
であり、図3Bは、前記るつぼを上昇させて溶湯内に冷
却部材を浸漬させる際の説明図であり、図3Cは、前記
冷却部材に第1液体金属を供給して前記溶湯の冷却およ
び撹拌を行う際の説明図であり、図3Dは、半凝固金属
が製造された後、前記冷却部材に第2液体金属を供給す
る際の説明図である。
【符号の説明】
10…製造装置 12…溶湯 14…るつぼ 16…冷却部材 18、32…液体金属 20…冷却機構 22…電磁撹拌機構 26…ヒータ 30、34…供給手段 36、48…貯留
槽 38、50…加熱炉 40…熱交換機 42、52…循環路 46、54…電磁
ポンプ 58、60、62…熱電対 66…半凝固金属
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 篤 埼玉県狭山市新狭山1−10−1 ホンダエ ンジニアリング株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定量の溶融金属を保持する断熱性るつぼ
    と、 前記断熱性るつぼ内の前記溶融金属を所定温度に冷却す
    る冷却部材と、 前記冷却部材の内部に、該溶融金属の温度以下に維持さ
    れた冷却媒体を供給する冷却機構と、 前記冷却部材を介して前記溶融金属を撹拌させるため
    に、該冷却部材と該溶融金属を相対的に移動させる駆動
    機構と、 を備えることを特徴とする半凝固金属の製造装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の製造装置において、前記断
    熱性るつぼ内の前記溶融金属の温度を検出する第1検出
    手段と、 前記冷却媒体の温度を検出する第2検出手段と、 を備えることを特徴とする半凝固金属の製造装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の製造装置において、前記冷
    却機構は、前記冷却媒体を前記冷却部材内に供給する第
    1供給手段と、 前記冷却部材の表面に付着する凝固物を除去するため
    に、前記凝固物の液化温度よりも高温の加熱媒体を前記
    冷却部材内に供給する第2供給手段と、 を備えることを特徴とする半凝固金属の製造装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の製造装置において、前記加
    熱媒体の温度を検出する第3検出手段を備えることを特
    徴とする半凝固金属の製造装置。
  5. 【請求項5】請求項3記載の製造装置において、前記第
    1供給手段は、前記冷却媒体が貯留される第1貯留槽
    と、 前記第1貯留槽内の前記冷却媒体を保温する第1加熱部
    と、 前記冷却媒体との間で熱交換を行うことにより該冷却媒
    体を冷却するための熱交換機と、 前記冷却媒体を前記冷却部材の内部を通って前記第1貯
    留槽内に循環させる第1循環路と、 を備えることを特徴とする半凝固金属の製造装置。
  6. 【請求項6】請求項3記載の製造装置において、前記第
    2供給手段は、前記加熱媒体が貯留される第2貯留槽
    と、 前記第2貯留槽内の前記加熱媒体を加熱する第2加熱部
    と、 前記加熱媒体を前記冷却部材の内部を通って前記第2貯
    留槽内に循環させる第2循環路と、 を備えることを特徴とする半凝固金属の製造装置。
  7. 【請求項7】請求項3記載の製造装置において、前記冷
    却媒体および前記加熱媒体は、溶融金属であることを特
    徴とする半凝固金属の製造装置。
JP885798A 1998-01-20 1998-01-20 半凝固金属の製造装置 Pending JPH11197793A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP885798A JPH11197793A (ja) 1998-01-20 1998-01-20 半凝固金属の製造装置
DE69922162T DE69922162T2 (de) 1998-01-20 1999-01-19 Verfahren und vorrichtung zur herstellung halbfester metalle
PCT/JP1999/000163 WO1999036209A1 (fr) 1998-01-20 1999-01-19 Procede et appareil pour la fabrication de metaux semi-solidifies
EP99900355A EP1050353B1 (en) 1998-01-20 1999-01-19 Method and apparatus for manufacturing semi-solidified metal
AT99900355T ATE283130T1 (de) 1998-01-20 1999-01-19 Verfahren und vorrichtung zur herstellung halbfester metalle
US09/600,623 US6681836B1 (en) 1998-01-20 1999-10-15 Method and apparatus for manufacturing semi-solidified metal

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP885798A JPH11197793A (ja) 1998-01-20 1998-01-20 半凝固金属の製造装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11197793A true JPH11197793A (ja) 1999-07-27

Family

ID=11704402

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP885798A Pending JPH11197793A (ja) 1998-01-20 1998-01-20 半凝固金属の製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11197793A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003534920A (ja) * 2000-06-01 2003-11-25 エイ・イー・エム・ピー・コーポレーション チキソトロピ金属スラリを磁気的に攪拌する方法及び装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003534920A (ja) * 2000-06-01 2003-11-25 エイ・イー・エム・ピー・コーポレーション チキソトロピ金属スラリを磁気的に攪拌する方法及び装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3211754B2 (ja) 半溶融成形用金属の製造装置
CN100566890C (zh) 一种半固态合金浆料的制备和流变成型的设备
US7169350B2 (en) Method and apparatus for making a thixotropic metal slurry
CN103147117A (zh) 一种高温合金的定向凝固装置及其使用方法
JP2011527946A (ja) 中空インゴットの半連続鋳造方法および装置
US6681836B1 (en) Method and apparatus for manufacturing semi-solidified metal
CN105772663A (zh) 一种耦合搅拌技术制备均质铸锭的装置及方法
JPH11197793A (ja) 半凝固金属の製造装置
CN101954475B (zh) 一种具有锡锅搅拌装置的液态金属冷却定向凝固设备
CN100574939C (zh) 一种半固态合金浆料的制备与成型装置
CN101130207A (zh) 一种半固态金属浆料的制备和流变成型的设备
CN107401922A (zh) 铝合金半固态触变成形中的坯料加热装置
JPH11197814A (ja) 半凝固金属の製造方法
JP2013507255A (ja) 溶融金属供給スパウト構造物を加熱するコントロールピン及びスパウトシステム
CN206356563U (zh) 一种压铸合金双炉熔炼装置
CN107957193A (zh) 一种用于连续制备铝合金半固态浆料的自动控温型保温炉
JP2000274951A (ja) コールドクルーシブル誘導溶解装置及びその出湯方法
JPH09327755A (ja) 半溶融成形用金属の製造供給方法および装置
EP3108984B1 (en) Automated bi-casting
JP3926018B2 (ja) 半凝固金属の製造方法および装置
JP4122308B2 (ja) 金属スラリー製造装置および鋳塊製造装置
JP3536491B2 (ja) 半溶融金属スラリの温度管理方法および温度管理装置
KR100283550B1 (ko) 반고체 형상 금속의 제조장치
SU1034833A1 (ru) Способ получени отливок радиально-направленным затвердеванием
JP2725639B2 (ja) レビテーション溶解法