JPH11197104A - 電子内視鏡装置 - Google Patents

電子内視鏡装置

Info

Publication number
JPH11197104A
JPH11197104A JP10014980A JP1498098A JPH11197104A JP H11197104 A JPH11197104 A JP H11197104A JP 10014980 A JP10014980 A JP 10014980A JP 1498098 A JP1498098 A JP 1498098A JP H11197104 A JPH11197104 A JP H11197104A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
pixel
lines
odd
read
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10014980A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3836593B2 (ja
Inventor
Mitsuru Higuchi
充 樋口
Kazuhiro Yamanaka
一浩 山中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Optical Co Ltd filed Critical Fuji Photo Optical Co Ltd
Priority to JP01498098A priority Critical patent/JP3836593B2/ja
Priority to US09/225,204 priority patent/US6489987B1/en
Publication of JPH11197104A publication Critical patent/JPH11197104A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3836593B2 publication Critical patent/JP3836593B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Endoscopes (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 1回の露光により撮像素子で得られた全画素
を読み出して高画質の静止画を形成し、動画については
動きを忠実に再現できるようにする。 【解決手段】 撮像素子出力時画素混合読出し方式で動
画を形成し、全画素読出し方式で静止画を形成する。即
ち、動画については、スルーラインLを介して画像切替
え回路27から、従来と同様の画素混合読出しのビデオ
信号を出力し、これに基づいて動画を形成する。一方、
静止画においては、1/60秒の期間内の1回の露光で
CCD12にて得られた全画素につき、遮光期間を利用
して、次の期間で奇数ラインの信号を読み出し、更に次
の期間で偶数ラインの信号を読み出す。その後、上記奇
数ラインデータは位相調整の第3メモリ25を介して、
他方の偶数ラインデータは第2メモリ24を介して混合
回路26へ出力し、ここで画素混合信号を形成する。こ
れによれば、静止画では同一露光時の全画素データが用
いられるので高画質となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子内視鏡装置、特
に撮像素子に蓄積される全画素を読み出す全画素読出し
方式を利用して静止画を形成する電子内視鏡装置の構成
に関する。
【0002】
【従来の技術】電子内視鏡装置では、固体撮像素子とし
て例えばCCD(Charge Coupled Device)が用いられ
ており、このCCDにおいては光電変換素子により画素
単位で蓄積される電荷を読み出すことにより、画像信号
(ビデオ信号)が得られるように構成される。そして、
例えば同時式の電子内視鏡装置では、上記CCDの上面
に、画素単位で色フィルタが配置され、これによってカ
ラー画像が得られる。
【0003】図5には、上記の色フィルタの配列状態が
示されており、図示されるように、CCD1の撮像面に
は、例えば偶数ラインにMg(マゼンタ)、Cy(シア
ン)の画素、奇数ラインにG(グリーン)、Ye(イエ
ロー)の画素が配列される。このCCD1では、これら
の色フィルタを介して画素単位の蓄積電荷(画素信号)
が得られることになる。
【0004】そして、従来の色差線順次混合読出し方式
によれば、上下ラインの画素の蓄積電荷が加算混合され
て読み出される。例えば、1回目の露光時に0ラインと
1ラインの混合信号、2ラインと3ラインの混合信号、
…というような奇数(Odd)フィールドのビデオ信号
が読み出され、2回目の露光時に1ラインと2ラインの
混合信号、3ラインと4ラインの混合信号、…というよ
うな偶数(Even)フィールドのビデオ信号が読み出
される。従って、CCD1の2ラインの混合信号がフィ
ールド画像の1ラインの信号となり、1回の露光で奇数
又は偶数の1フィールドのデータが得られることにな
る。
【0005】図6には、上記CCD1から読み出される
信号の動作が示されており、電子内視鏡装置では、図
(A)に示されるように、1/60秒(垂直同期期間)
毎のO(Odd)/E(Even)信号(フィールド信
号)に基づいて奇数フィールドと偶数フィールドを形成
している。このため、図(B)に示されるように、上記
1/60秒の期間中の電子シャッタの蓄積(露光)時間
Tにより信号蓄積が行われ、次の1/60秒の期間で蓄
積混合信号の読出しが行われる。この結果、図(C)に
示されるように、奇数(Odd)フィールド信号、偶数
(Even)フィールド信号が得られることになり、例
えばn−1番目の奇数フィールド信号は、図5の左側に
示した(0+1)ライン,(2+3)ライン,(4+
5)ライン…の混合信号となり、n番目の偶数フィール
ド信号は、図5の右側に示した(1+2)ライン,(3
+4)ライン…の混合信号となる。
【0006】そして、これらの奇数フィールド信号と偶
数フィールド信号は、インターレース走査されて1フレ
ームの画像として形成され、この画像がモニタ上に動画
として表示される。また、内視鏡装置では、操作部にフ
リーズスイッチが配置されており、このフリーズスイッ
チが押されたときには、そのときの静止画が形成、表示
される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記同
時式の電子内視鏡装置においては、上記図6(C)で示
されるように、1フレーム画像を形成するための奇数フ
ィールド画像と偶数フィールド画像との間に、1/60
秒の時間のずれがあり、この間に内視鏡自体のブレや被
観察体の動き等があると、静止画を表示する場合は画質
(解像度、色ずれ等)が低下するという問題があった。
即ち、動画の場合は、上述したCCD1における混合読
み出し方式により、逆に被写体の動き等を忠実に再現す
る方がよいことが多いが、静止画の場合は解像度が低下
してしまう。
【0008】また、電子内視鏡装置では、信号の蓄積時
間を変える電子シャッタ機能が多く採用されており、こ
れによれば、近距離で明るい場所等において蓄積時間を
短くすれば画質の向上を図ることができる。しかし、図
6で示したように、1フレーム画像を形成するための2
回の蓄積(露光)の間には、1/60秒のタイムラグが
あり、静止画においては、蓄積時間を短くした効果が十
分に享受できないという不都合もある。
【0009】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、1回の露光により撮像素子で得ら
れた全画素を読み出して高画質の静止画を形成し、動画
については動きを忠実に再現することができる電子内視
鏡装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明に係る電子内視鏡装置は、複数の色
フィルタが画素単位で配置された撮像素子と、この撮像
素子へ所定期間の画素信号が蓄積されないように照明光
を遮断する遮光手段と、上記撮像素子に蓄積された画素
を上下ライン(水平ライン)間で混合して出力する撮像
素子出力時画素混合読出し方式、及び1回の露光で上記
撮像素子に蓄積された全画素の信号を上記遮光手段で設
定された遮光期間を利用して読み出す全画素読出し方式
の両方式の駆動制御を切り替えながら実行し、この撮像
素子出力時画素混合読出し方式で動画を形成し、他方の
全画素読出し方式で静止画を形成する制御回路と、を備
えてなることを特徴とする。請求項2に係る発明は、1
回の露光により上記撮像素子に蓄積された全画素信号に
つき、最初に奇数又は偶数のいずれかのライン(水平ラ
イン)の画像信号を読み出し、次に残りのラインの画像
信号を読み出すように制御する撮像素子駆動回路と、上
記全画素読出し方式の実行時に、撮像素子から得られた
上記奇数ラインの画像信号及び上記偶数ラインの画像信
号を記憶するメモリと、上記全画素読出し方式の実行時
に、上記メモリ内に先に記憶された所定ラインの画像信
号と他のラインの画像信号との位相を調整するための位
相調整メモリと、上記の各メモリから読み出された同一
露光時の上記奇数ラインと上記偶数ラインの画素信号を
混合して静止画信号を形成する混合回路と、上記撮像素
子から出力された画素混合読出し方式の動画信号を直接
入力し、この動画信号と上記混合回路から出力された静
止画信号をフリーズスイッチの動作に基づいて切り替え
る画像切替え回路と、を含んでなることを特徴とする。
【0011】上記の構成によれば、例えば通常時では撮
像素子出力時画素混合読出し方式が選択されており、従
来と同様に撮像素子から読み出された画素混合信号は直
接、画像切替え回路へ供給され、この画像切替え回路を
介して出力された画素混合信号は、動画についての信号
処理が施される。そして、フリーズスイッチが押された
ときに、全画素読出し方式に切り替えられ、これによっ
て静止画が形成される。
【0012】例えば、所定(1番目とする)の1/60
秒の期間(垂直同期期間)内での露光(露光時間は任
意)により蓄積された電荷は、2番目の期間(1/60
秒)で撮像素子(CCD)の奇数ラインが読み出されて
(転送ラインから読み出す)所定のメモリに記憶され、
3番目(次の露光時)の期間で残りの偶数ラインが読み
出され、これも所定メモリに記憶される。そして、この
偶数ラインを読み出せるようにするために、上記2番目
の期間の光源光が遮光手段により遮蔽される。
【0013】即ち、上記奇数ラインの蓄積電荷を順次読
み出す2番目の期間に、従来のように次の露光の電荷が
蓄積されると、残りの偶数ラインの読み出しができな
い。そのため、本発明では、2番目の期間内での光出力
をなくして、3番目の期間で偶数ラインの蓄積電荷を読
み出す。これにより、1回の露光で得られた撮像素子の
全画素分の信号を読み出すことができる。
【0014】次に、上記のメモリに最初に記憶された例
えば奇数ラインのビデオ信号は、更に位相調整メモリに
格納されて、1/60秒だけ遅延され、その後に、混合
回路により、奇数ラインと偶数ラインのデータとの間で
画素混合処理が行われる。即ち、この画素混合処理は、
結果としては撮像素子からの信号出力時に行われる撮像
素子出力時画素混合読出し方式と同等の信号を形成する
が、1回の露光で得られた情報に基づいて画素混合を行
うという点で、撮像素子出力時画素混合読出し方式と区
別されるものである。
【0015】そして、この画素混合信号により奇数フィ
ールドと偶数フィールドのビデオ信号が形成され、これ
らのビデオ信号に基づいて静止画が表示される。従っ
て、静止画は1回の露光で得られた全画素の信号に基づ
いて形成されることになり、高画質の画像となる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1には、実施形態の一例として
の電子内視鏡装置の回路構成が示されており、この電子
内視鏡装置はスコープ(電子内視鏡)10を、画像処理
回路を有するプロセッサ装置や光源を備えた光源装置
(又はこれらの装置を一体化した装置)に接続する構成
となる。このスコープ10には、その先端部に図5で説
明したものと同様の色フィルタを備えたCCD12が設
けられると共に、光源14の光を先端部まで導くための
ライトガイド15が配設される。また、スコープ10の
操作部には、静止画表示のためのフリーズスイッチ16
が設けられる。
【0017】上記CCD12には、これを駆動するため
のCCD駆動回路18が接続され、この駆動回路18に
はタイミングジュネレータ19、マイコン(マイクロコ
ンピュータ)20が接続され、このマイコン20には上
記フリーズスイッチ16の動作信号が入力される。上記
CCD駆動回路18は、マイコン20の制御に基づきタ
イミング信号を入力し、動画のためのCCD出力時画素
混合読出し方式と、静止画のための全画素読出し方式の
駆動制御をする。
【0018】例えば、この全画素読出し方式の場合は、
1回の露光でCCD12に蓄積された全画素分の蓄積デ
ータを、奇数ラインと偶数ラインに分けて(時間的にも
ずらして)読み出すための2種類のパルスを上記CCD
駆動回路18から供給し、これに基づいてCCD12か
ら上記奇数ラインの信号と偶数ラインの信号を別々に順
次読み出すための制御を行う。なお、CCD出力時画素
混合読出し方式では1種類の読出しパルスを各ラインに
与えている。
【0019】また、上記CCD12の出力信号を入力す
るA/D変換器22が設けられ、このA/D変換器22
の後段には、全画素読出しのために、上記奇数ラインの
画像データを記憶する第1メモリ23、偶数ラインの画
像データを記憶する第2メモリ24、上記第1メモリ2
3のデータをそのまま記憶し、読出しのタイミングを1
/60秒だけ遅らせるための位相調整用の第3メモリ2
5、静止画用混合回路26が設けられる。即ち、CCD
12で得られた全画素信号は、奇数ラインのデータ(ビ
デオ信号)と偶数ラインのデータに分けられた状態で、
それぞれのメモリ23,24に一旦格納されるが、第1
メモリ23の奇数ラインデータは1/60秒遅らせるこ
とにより、第2メモリ24に格納された偶数ラインデー
タと同一位相とする。
【0020】これにより、両方の画像データが同時に読
み出せることになり、次段の混合回路26では、第3メ
モリ25の奇数ラインの画素データと第2メモリ24の
偶数ラインの画素データを加算混合(静止画用画素混合
処理)することができる。従って、静止画の場合は、こ
の混合回路26で従来の色差線順次混合読出し方式と同
等の画素混合信号が形成される。
【0021】図2には、上述したCCD12から混合回
路26までの回路で形成される静止画データの内容が示
されている。図(A)に示されるように、CCD12で
は、走査線数に対応して、0ラインからNラインまで水
平ラインが設けられ、この水平ラインの画素データを転
送ラインに転送して読み出すように構成される。そし
て、上記CCD12の奇数ライン(1,3,5…ライ
ン)のデータが図(B)の第1メモリ23(及び第3メ
モリ25)に格納され、偶数ライン(2,4,6…ライ
ン)のデータが図(C)の第2メモリ24に格納され
る。
【0022】これらメモリ25,24のデータは、上述
したように混合回路26によって、図(B)と図(C)
のライン同士で画素混合が行われ、図(D)に示される
ように、0ライン+1ライン,2ライン+3ライン,4
ライン+5ライン…の加算演算データが奇数(Odd)
フィールドデータとして出力される。また、図(C)の
読出しラインを下側に1ラインずらした状態で(図示C
1 の位置から読み出す)、図(B)とライン同士で画素
混合が行われ、図(E)に示されるように、1ライン+
2ライン,3ライン+4ライン,5ライン+6ライン…
の加算演算データが偶数(Even)フィールドデータ
として出力される。なお、当該例ではCCD12のライ
ンの奇数をODD、偶数をEVEN、インターレース走
査の対象となるフィールドの奇数をOdd、偶数をEv
enとして区別する。
【0023】図1において、上記混合回路26の後段に
は、動画と静止画を切替える画像切替え回路27が設け
られ、この画像切替え回路27は、上記フリーズスイッ
チ16が押された時、マイコン20の制御によりa端子
からb端子へ切り替える。この画像切替え回路27に
は、DVP(デジタルビデオプロセッサ)29が接続さ
れており、このDVP29では、従来と同様の画素混合
読出し方式でのカラー信号処理が施され、例えば色差信
号や輝度信号が形成され、像位置の制御、拡大処理等も
行われる。なお、図示していないが、その他にも自動利
得制御やガンマ処理回路等が適当な位置に配置される。
【0024】このDVP29の後段には、奇数フィール
ドデータを記憶する第4メモリ30、偶数フィールドデ
ータを記憶する第5メモリ31、切替え回路32及びD
/A変換器33が設けられる。即ち、上記の第4メモリ
30には、図2(D)のデータが色差信号等に変換され
た奇数(Odd)フィールドデータが記憶され、第5メ
モリ31には、図2(E)のデータが色差信号等に変換
された偶数(Even)フィールドデータが記憶され
る。
【0025】一方、上記スコープ10に配設されたライ
トガイド15に光を供給する光源部(又は光源装置)に
は、上記光源14とライトガイド15の入射端との間
に、絞り35及び遮光板36が配置される。この遮光板
36は、例えば半円状板を回転させる構成とされ、この
遮光板36の回転駆動のために、駆動回路38が接続さ
れている。当該例では、この遮光板36は、1/60秒
毎のサイクルのフィールドO/E信号において、上記フ
リーズスイッチ16が押された後の所定の1/60秒間
だけ光を遮断する。
【0026】また、上記絞り35には絞り制御回路3
9、上記ランプ14にはランプ駆動回路40が接続され
ており、この絞り制御回路39は上記DVP29で得ら
れる輝度信号に基づいて絞り35を駆動し、光源14の
出力光量を調整するようになっている。
【0027】当該例は以上の構成からなり、その作用を
図3及び図4(各図はQ点で時間的に一致する)を参照
しながら説明する。図3(B)に示されるように、フィ
ールドO(Odd)/E(Even)信号として、従来
と同様に、1/60秒で1フィールド画像を形成するタ
イミング信号が用いられる。まず、通常状態では動画処
理、即ちCCD出力時画素混合読出し方式を実行するよ
うに設定されており、上記図1の遮光板36は光を遮断
しない位置に配置され、光源14からの光はライトガイ
ド15を介して先端部から被観察体内へ照射される。
【0028】この光照射により、先端部のCCD12で
は被観察体内の像が捉えられ、CCD12には、像光に
対応した電荷が蓄積される。この蓄積電荷は、CCD駆
動回路18からの駆動パルスにより水平ライン間の画素
が加算されて読み出され、図5で説明した画素混合信号
が出力される。そして、このCCD12の出力信号は、
A/D変換器22からスルーラインLを介して画像切替
え回路27へ供給される。このとき、画像切替え回路2
7はマイコン20により端子a側へ切り替えられてお
り、CCD出力信号はDVP29へ供給される。このD
VP29の後の動作は、従来と同様であり、第4メモリ
30に格納された奇数フィールド信号と第5メモリ31
に格納された偶数フィールド信号に基づいて動画がモニ
タに表示される。
【0029】一方、スコープ10のフリーズスイッチ1
6が押し操作されたときは、マイコン20により、上記
画素混合読出し方式から静止画のための全画素読出し方
式に切り替えられる。例えば、図3(A)に示されるよ
うに、フリーズスイッチ16によるトリガーTr1(又は
Tr2)が与えられたとすると、図3(C)に示されるよ
うに、次のO/E信号の立上がり時(t1 )から1/6
0秒間だけ、上記遮光板36が光路を塞ぐことになり、
その間、光が遮断される[図3(D)]。従って、全画
素が読み出される画像データは、遮光された期間より一
つ前の1/60秒の期間の露光LでCCD12で蓄積さ
れた電荷となる。この電荷は、図3(G)の電子シャッ
タパルスg1 で得られたものであり、この全画素の電荷
(データ)がCCD駆動回路18によって読み出され
る。
【0030】即ち、図3(E)が図2(B)で示した奇
数ラインの読出しパルスP1 、図3(F)が図2(C)
で示した偶数ラインの読出しパルスP2 であり、図示の
ようにt2 時のパルスをなくした読出しパルスP1 及び
t1 時のパルスをなくした読出しパルスP2 により、C
CD12から奇数(ODD)ラインデータと偶数(EV
EN)ラインデータが順に読み出される。従って、奇数
ラインの読出しは、上記の遮光期間(t1 〜t2 )に行
われ、偶数ラインの読出しは次の期間(t2 〜t3 )の
間に行われる。なお、図3(G)に示されるように、電
子シャッタパルスにおいても上記t1 からt2 の間には
存在しない。
【0031】そして、上記奇数ラインデータはマイコン
20の制御に基づき、図4(B)のように第1メモリ2
3へ書き込まれ、偶数ラインデータは図4(C)のよう
に第2メモリ24へ書き込まれる。次に、図4(D),
(E)に示されるように、第1メモリ23の奇数ライン
データ及び第2メモリ24の偶数ラインデータが2回ず
つ読み出され、奇数ラインデータについては、1/60
秒の位相調整をするために第3メモリ25へ格納され
る。従って、図4の(E)と(F)から理解されるよう
に、奇数ラインと偶数ラインのデータは同一位相(タイ
ミング)に揃うことになる。
【0032】このようにして上記メモリ25,24から
読み出された各データは、混合回路26により画素混合
されるが、当該例ではこれを可能とするために、図4
(G)のように、第1メモリ23と第2メモリ24を書
込み禁止とする。そして、これと同一期間に画素混合変
換が行われ[図4(H)]、まず図2(D)に示した、
0ライン+1ライン,2ライン+3ライン,4ライン+
5ライン…の加算データが出力され、これが奇数(Od
d)フィールドデータとして第4メモリ30に記憶され
る[図4(I)]。次に、図2(E)に示した、1ライ
ン+2ライン,3ライン+4ライン,5ライン+6ライ
ン…の加算データが出力され、これが偶数(Even)
フィールドデータとして第5メモリ31に記憶される。
【0033】そうして、これらの奇数フィールドデータ
と偶数フィールドデータが読み出されると同時に、切替
え回路32は図4(K),(L)のように、各フィール
ドデータが交互に出力されるように第4メモリ30と第
5メモリ31を選択する。これらフィールドデータは、
D/A変換器33を介してモニタへ出力され、このモニ
タにインターレース走査により画像表示される。この結
果、静止画については、同一露光時に得られた全画素デ
ータに基づいて画像表示されることになり、高画質の画
像が得られることになる。従って、1/60秒間に内視
鏡自体のブレ、或いは被観察体に動きがあったとして
も、その影響が小さい鮮明な静止画の観察が可能とな
る。
【0034】ところで、上記実施形態例では、上述した
ように、被観察体内の明るさに応じて電子シャッタ機能
を用いることが可能であるが、本発明によれば、この電
子シャッタ機能の効果を更に高めることになる。即ち、
従来の方式では、2回の露光で得られたビデオ信号に基
づいて画像が形成されるので、2回の露光間において動
き、ブレがあると、それが画質に影響する。しかし、本
発明では、1回の露光で得られたビデオ信号に基づいて
静止画を形成するので、この1回の露光時間の中で信号
蓄積時間を短くした効果が直接的に現れ、画質向上が顕
著に現れるという利点がある。
【0035】また、当該例では、静止画を形成する全画
素読出しのための期間を1フレーム形成期間(1/30
秒であるが、これは数フレームの期間としてもよい)と
し、その後迅速に上記画像切替え回路27によって動画
信号の方へ切り替える構成となっているので、画面の明
るさを一定にする絞り制御が良好に働くという利点があ
る。即ち、上記の絞り制御回路39では、DVP29で
形成された輝度信号に基づいて光量調整をしており、長
い期間の静止画動作の後に動画に戻した場合は、遠い過
去のデータに基づいて光量制御を行うことになり、ハレ
ーションが生じたり、逆に暗い画面となったりする。し
かし、当該例では、1フレームの期間の後、速やかに動
画信号へ切り替えることから、上記のような問題がなく
なり、安定した明るさの画像を得ることができるという
利点がある。
【0036】更に、本発明は、上記CCD12の構造や
クロック周波数を変えることなく、全画素を読み出すと
いう利点もある。即ち、従来においては、2倍の転送周
波数を用いて、1/60秒の期間内に全画素を順次(奇
数ライン、偶数ラインの区別なく)読み出すことも提案
されている。しかし、この場合は上記CCD1の転送ラ
イン(垂直CCD)の構造を倍の密度で形成しなければ
ならないため構成が複雑となり、しかもクロック周波数
が倍となる等の不都合がある。本発明では、このような
構成を採ることなく、全画素を読み出せるという利点が
ある。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
撮像素子に蓄積された画素を上下ライン間で混合して出
力する撮像素子出力時画素混合読出し方式により動画を
形成し、所定の期間だけ照明光を遮断する遮光手段を用
いながら、1回の露光で上記撮像素子に蓄積された全画
素の信号を読み出す全画素読出し方式により静止画を形
成するようにしたので、動画については動きを忠実に再
現した滑らかな画像、一方静止画についてはブレのない
高画質の画像を得ることができる。
【0038】また、静止画においては、電子シャッタに
より蓄積時間を短くした効果を得ることが可能となり、
更にはCCDの構造やクロック周波数を変えることな
く、全画素読出しを行うことができるという利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例に係る電子内視鏡装置の回
路構成を示すブロック図である。
【図2】図1のCCDから混合回路までの間で読み出さ
れる画像データを示す図である。
【図3】実施形態例における静止画形成動作を示す説明
図である。
【図4】実施形態例における静止画形成動作を示し、図
3の続きを示す説明図である。
【図5】従来のCCDにおける色フィルタの構成及び画
素混合読出しを説明する図である。
【図6】従来のCCDでの動作を示す説明図である。
【符号の説明】
1,12 … CCD、10 … スコープ、16 …
フリーズスイッチ、18 … CCD駆動回路、20
… マイコン、23 … 第1メモリ、 24 …
第2メモリ、25 … 位相調整(第3)メモリ、26
… 混合回路、27 … 画像切替え回路、30,3
1 … メモリ、36 … 遮光板、38 … 遮光板
駆動回路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の色フィルタが画素単位で配置され
    た撮像素子と、 この撮像素子へ所定期間の画素信号が蓄積されないよう
    に照明光を遮断する遮光手段と、 上記撮像素子に蓄積された画素を上下ライン間で混合し
    て出力する撮像素子出力時画素混合読出し方式、及び1
    回の露光で上記撮像素子に蓄積された全画素の信号を上
    記遮光手段で設定された遮光期間を利用して読み出す全
    画素読出し方式の両方式の駆動制御を切り替えながら実
    行し、この撮像素子出力時画素混合読出し方式で動画を
    形成し、他方の全画素読出し方式で静止画を形成する制
    御回路と、を備えてなる電子内視鏡装置。
  2. 【請求項2】 1回の露光により上記撮像素子に蓄積さ
    れた全画素信号につき、最初に奇数又は偶数のいずれか
    のラインの画像信号を読み出し、次に残りのラインの画
    像信号を読み出すように制御する撮像素子駆動回路と、 上記全画素読出し方式の実行時に、撮像素子から得られ
    た上記奇数ラインの画像信号及び上記偶数ラインの画像
    信号を記憶するメモリと、 上記全画素読出し方式の実行時に、上記メモリ内に先に
    記憶された所定ラインの画像信号と他のラインの画像信
    号との位相を調整するための位相調整メモリと、 上記の各メモリから読み出された同一露光時の上記奇数
    ラインと上記偶数ラインの画素信号を混合して静止画信
    号を形成する混合回路と、 上記撮像素子から出力された画素混合読出し方式の動画
    信号を直接入力し、この動画信号と上記混合回路から出
    力された静止画信号をフリーズスイッチの動作に基づい
    て切り替える画像切替え回路と、を含んでなることを特
    徴とする上記請求項1記載の電子内視鏡装置。
JP01498098A 1998-01-09 1998-01-09 電子内視鏡装置 Expired - Fee Related JP3836593B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01498098A JP3836593B2 (ja) 1998-01-09 1998-01-09 電子内視鏡装置
US09/225,204 US6489987B1 (en) 1998-01-09 1999-01-04 Electronic endoscope apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01498098A JP3836593B2 (ja) 1998-01-09 1998-01-09 電子内視鏡装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11197104A true JPH11197104A (ja) 1999-07-27
JP3836593B2 JP3836593B2 (ja) 2006-10-25

Family

ID=11876126

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP01498098A Expired - Fee Related JP3836593B2 (ja) 1998-01-09 1998-01-09 電子内視鏡装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3836593B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103153163A (zh) * 2010-10-06 2013-06-12 Hoya株式会社 用于电子内窥镜的处理器和电子内窥镜设备
US9289113B2 (en) 2010-10-26 2016-03-22 Hoya Corporation Processor for electronic endoscope and electronic endoscope apparatus

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103153163A (zh) * 2010-10-06 2013-06-12 Hoya株式会社 用于电子内窥镜的处理器和电子内窥镜设备
US9332890B2 (en) 2010-10-06 2016-05-10 Hoya Corporation Processor for electronic endoscope and electronic endoscope apparatus
US9289113B2 (en) 2010-10-26 2016-03-22 Hoya Corporation Processor for electronic endoscope and electronic endoscope apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP3836593B2 (ja) 2006-10-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3448169B2 (ja) 全画素読出し式電子内視鏡装置
JPH11244232A (ja) 電子内視鏡光量制御装置
JP3494569B2 (ja) 電子内視鏡装置
JP3836593B2 (ja) 電子内視鏡装置
JP3493127B2 (ja) 電子内視鏡光量制御装置
JP3380459B2 (ja) 電子内視鏡装置
JP3380458B2 (ja) 電子内視鏡装置
JP3403588B2 (ja) 全画素読出し式電子内視鏡装置
JP3398551B2 (ja) 全画素読出し式電子内視鏡装置
JPH11244229A (ja) 電子内視鏡装置
JP4162288B2 (ja) 電子内視鏡光量制御装置
JP3425511B2 (ja) 全画素読出し式電子内視鏡装置
JP3678906B2 (ja) 電子内視鏡露光制御装置
JP3984357B2 (ja) 遮光期間を設定する電子内視鏡光源装置
JP3378788B2 (ja) 電子内視鏡装置
JPH0990244A (ja) 電子内視鏡装置
JP3678911B2 (ja) 電子内視鏡装置
JP3378790B2 (ja) 電子内視鏡装置
JP3527859B2 (ja) 電子内視鏡装置
JP3420929B2 (ja) 電子内視鏡光量制御装置
JP3420930B2 (ja) 電子内視鏡の信号処理回路
JP3420931B2 (ja) 電子内視鏡の信号処理回路
JPH11276432A (ja) 遮光期間を設定する電子内視鏡装置
JP3621840B2 (ja) 電子内視鏡装置
JP3370861B2 (ja) 全画素読出し式電子内視鏡装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060616

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060727

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090804

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100804

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100804

Year of fee payment: 4

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100804

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110804

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110804

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120804

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120804

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130804

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees