JPH0990244A - 電子内視鏡装置 - Google Patents

電子内視鏡装置

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JPH0990244A
JPH0990244A JP7264865A JP26486595A JPH0990244A JP H0990244 A JPH0990244 A JP H0990244A JP 7264865 A JP7264865 A JP 7264865A JP 26486595 A JP26486595 A JP 26486595A JP H0990244 A JPH0990244 A JP H0990244A
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JP
Japan
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signal
ccd
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electronic endoscope
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JP7264865A
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English (en)
Inventor
Shigeo Suzuki
茂夫 鈴木
Fujio Okada
藤夫 岡田
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Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮像素子の構造を複雑にすることなく、また
クロック周波数を高くすることなく、画質の向上を図
り、かつ有効利用できるようにする。 【解決手段】 CCD14において1/60秒の期間内
の1回の露光で得られた画像信号につき、次の期間で奇
数ラインの画像信号を読み出し、更に次の期間で偶数ラ
インの画像信号を読み出す高画質の第1方式と、順次行
われる露光に対応して奇数フィールド信号と偶数フィー
ルド信号とを交互に読み出す第2方式とを設け、この第
1方式を第1CCD駆動回路24Aで、第2方式を第2
CCD駆動回路24Bで実行し、例えば第1方式を静止
画に用い、第2方式を動画に用いる。また、第1方式の
画像形成では、画像信号を読み出す所定期間において、
CCD14へ新たな信号蓄積が行われないように入射光
を遮断するシャッタ19を光源装置等に設ける。このよ
うにして、高画質の第1方式と従来からの第2方式とを
使い分けることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子内視鏡装置、特
に全画素を読み出して1フレームの画像を形成する装置
の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】電子内視鏡装置等において、撮像素子と
して例えばCCD(Charge Coupled Device)が用いら
れており、このCCDでは光電変換素子により画素単位
で蓄積される電荷を読み出すことにより、画像信号(ビ
デオ信号)が得られることになる。また、このCCDの
上面には、画素単位で色フィルタが配置されており、こ
れによってカラー画像を得ることが可能となっている。
【0003】図7には、上記CCDの色フィルタの配列
状態が示されており、図示されるように、CCD1の撮
像面には例えばMg(マゼンタ)、G(グリーン)、C
y(シアン)、Ye(イエロー)が画素単位で配列され
ている。従って、これらの色フィルタを透過した光によ
り、CCD1では蓄積電荷が得られることになる。そし
て、上から順番にライン数の番号を付したとすると、従
来の色差線順次混合読出し方式によれば、上下画素の蓄
積電荷が混合されて読み出され、ライン1とライン2の
混合信号、ライン3とライン4の混合信号、…が第1
(奇数)フィールドのビデオ信号、ライン2とライン3
の混合信号、ライン4とライン5の混合信号、…が第2
(偶数)フィールドのビデオ信号として読み出される。
【0004】図8には、上記CCD1における信号の読
出し状態が示されており、図示されるように、信号の蓄
積及び読出しは1/60秒(垂直同期期間)毎に行われ
る。そして、蓄積混合信号の読出しは、図(B)に示さ
れるように、次の1/60秒の間で行われることにな
り、この結果、(ライン1+ライン2),(ライン3+
ライン4),(ライン5+ライン6)…の混合信号から
なる第1フィールドのビデオ信号、(ライン2+ライン
3),(ライン4+ライン5),(ライン6+ライン
7)…の混合信号からなる第2フィールドのビデオ信号
が1/60秒毎に得られることになる。
【0005】図9には、CCD1の内部構成が示されて
おり、このCCD1はインターライン型となっている。
図示されるように、画素毎に光電変換素子2が整列配置
され、この光電変換素子2の配列の1列毎に隣接して画
素毎の蓄積電荷を転送する垂直CCD3が配置される。
また、この垂直CCD3に接続して水平CCD4が配置
され、この水平CCD4には、転送された電荷を電圧に
変換するための出力アンプ5が接続される。
【0006】そして、この場合には、図示の光電変換素
子2内に示した丸(○)記号が上記のMgフィルタを介
して得られる蓄積電荷、三角(△)記号がGフィルタを
介して得られる蓄積電荷、四角(□)記号がCyフィル
タを介して得られる蓄積電荷、掛け(×)記号がYeフ
ィルタを介して得られる蓄積電荷に対応することにな
る。
【0007】従って、図9の構成では、図(A)に示さ
れるように、上記の画素の蓄積電荷が1/60秒の期間
において蓄積されると、次の1/60秒の期間内で図
(B)に示されるように、各光電変換素子2から蓄積電
荷が垂直CCD3へ転送されることになり、このとき、
上述のようにライン1とライン2の電荷量が加算され
る。また、同一期間内に、上記垂直CCD3の蓄積電荷
は、水平CCD4へ順次移され、出力アンプ5を介して
外部へ出力される。この結果、図9(B)では第1フィ
ールドの情報が1/60秒の期間で読み出されることに
なる。
【0008】また、上記の図8(B)における上記第1
フィールド情報の読出しの期間では、同時に次のビデオ
信号のために、上記光電変換素子2による蓄積を行って
おり、この蓄積電荷は次の1/60秒の期間で、図9
(C)に示されるように、ビデオ信号が第2フィールド
情報として読み出される。このようにして、モニタ上に
は、例えば上記第1フィールド情報と第2フィールド情
報に基づいてインターレース走査することにより、被観
察体内の画像が表示される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記電
子内視鏡装置においては、上述したように、垂直方向で
隣接するライン同士の画素信号を加算することからモア
レ現象が生じやすく、また上記の第1フィールド情報と
第2フィールド情報との間に、1/60秒の時間のずれ
があり、この間に被観察体等に動きがあると、画質が低
下するという問題がある。
【0010】一方、従来においては、画素信号を加算し
て読み出すのではなく、1/60秒の期間内に全画素
を、ライン1、ライン2、ライン3…というように、順
次読み出すことも提案されている。しかし、この場合は
上記垂直CCD3の構造を倍の密度で形成しなければな
らないため、構成が複雑となり、しかもクロック周波数
が倍となるし、1画素毎に電荷をクリアーにするための
リセットパルスのタイミング合せも煩雑となる。また、
クロック周波数が倍となるために、ノイズ放射も多くな
るという問題がある。
【0011】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、撮像素子の構造を複雑にすること
なく、またクロック周波数を高くすることなく、画質の
向上を図るようにすると共に、画質が向上した画像を有
効に利用することができる電子内視鏡装置を提供するこ
とにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1請求項記載に係る電子内視鏡装置は、1回の露
光で上記撮像素子において画素毎に得られた画像信号に
つき、最初に奇数又は偶数のいずれかのラインの画像信
号を読み出し、次に残りのラインの画像信号を読み出す
ように制御する高解像度の第1方式のための第1の撮像
素子駆動回路と、順次行われる露光に対応して上記撮像
素子から奇数フィールドの画像信号と偶数フィールドの
画像信号とを交互に読み出すように制御する第2方式の
ための第2の撮像素子駆動回路と、上記の第1方式にお
いて画像信号を読み出す際の所定の時間に、撮像素子へ
画素信号が蓄積されないように入射光を遮断する光遮断
手段と、上記撮像素子から上記2方式の駆動により得ら
れた2種類の画像信号を記憶するメモリと、このメモリ
内の画像信号を混合して1フレームの画像を形成する画
像形成回路と、上記第1方式と第2方式とを切替え選択
するための操作手段と、この操作部からの方式切替え信
号に基づいて各回路の制御を切替え制御する制御部と、
を含んでなることを特徴とする。上記において、第1方
式の奇数ライン信号及び偶数ライン信号は、第2方式の
場合と同様に、奇数フィールド信号及び偶数フィールド
信号として用いられるものであるが、両者のビデオ信号
を区別するために異なる表現とした。第2請求項記載の
発明は、電子内視鏡の操作部に設けられたフリーズ釦の
操作により、上記第1方式と第2方式の選択切替えを行
い、静止画を形成するときに上記第1方式を実行するよ
うにしたことを特徴とする。
【0013】作用 上記本発明の構成によれば、例えばフリーズ釦を押した
とき、第1方式へ移行し、フリーズ動作が解除されたと
き、即ち通常の観察時には従来の方式と同様の第2方式
へ移行させることができる。また、他の操作釦等の操作
により、第1方式と第2方式との切替えを実行すること
もでき、更には、フリーズ時にのみ第1方式へ移行する
選択切替え方式と、他の方式とを選択可能に構成するこ
ともできる。
【0014】そして、上記第1方式が選択されたとき
は、例えば1/60秒の期間(従来の1フィールドのビ
デオ信号を得るための期間)内での露光(露光時間は任
意)により蓄積された電荷は、まず次の1/60秒の期
間で奇数ラインが読み出され、更に次の1/60秒の期
間で偶数ラインが読み出されることになる。ここで、従
来と同様の第2方式においては、上記奇数ラインの蓄積
電荷を垂直CCDへ転送した後、順次読み出している間
に、次の露光による電荷の蓄積が開始されるが、第1方
式では、この期間内での露光をなくすために、例えば光
源光をシャッタで遮断することとしている。即ち、この
光源光の遮断により、上記偶数ラインの蓄積電荷が読出
し可能となり、これによって、撮像素子で設けられてい
る全画素分の信号が読み出される。
【0015】そして、上記奇数ライン及び偶数ラインの
ビデオ信号は、混合されて1フレームの画像として形成
され、フリーズ動作時では静止画として利用される。従
って、第1方式の画像形成によれば、1/60秒の期間
内の1回の露光で1フレームのビデオ信号を形成してお
り、また異なる色フィルタの2画素の信号を混合しない
ので、画質の向上が図れることになる。
【0016】また、第2方式が選択されたときは、従来
と同様に、順次行われる露光に対応して、撮像素子から
奇数フィールドの画像信号と偶数フィールドの画像信号
とが交互に読み出されることになり、これによって1フ
レームのビデオ信号が形成される。このように、第1方
式と第2方式とを選択可能とすれば、操作者は各種の状
況に応じて必要な方式の画像を観察できるという利点が
ある。
【0017】
【発明の実施の形態】図1〜図6には、実施形態例に係
る電子内視鏡装置の説明図が示され、図1は回路構成を
示し、図2は当該装置の構造を示している。図2におい
て、電子内視鏡装置はスコープとしての電子内視鏡1
0、カメラコントロールユニット(CCU)11及び光
源装置12から構成され、上記電子内視鏡10の先端部
には上記図7及び図9で説明したものと同様のCCD1
4が配置される。即ち、図6に示されるように、画素を
構成する光電変換素子2、この光電変換素子2の列の隣
に配置され、蓄積電荷を転送する垂直CCD3、この垂
直CCD3に接続された水平CCD4、この水平CCD
4の出力側に接続された出力アンプ5が設けられる。
【0018】この電子内視鏡10では、その操作部にフ
リーズ釦に連動するフリーズスイッチ15が設けられて
おり、このフリーズスイッチ15と上記CCD14とは
コネクタ17を介して上記CCU11へ接続される。ま
た、上記電子内視鏡10内には、先端部までライトガイ
ド16が配設されており、このライトガイド16は上記
コネクタ17ともう一方のコネクタ18を介して光源装
置12へ接続される。そして、この光源装置12内に
は、シャッタ19、シャッタ駆動回路20、光源ランプ
21及び光源電源部22が設けられる。
【0019】図1において、上記CCD14には切替え
回路23を介して第1方式の制御を行う第1CCD駆動
回路24A及び第2方式の制御を行う第2CCD駆動回
路24Bが接続される。即ち、この第1CCD駆動回路
24Aは、1/60秒の期間毎に上記CCD14から奇
数ラインのビデオ信号と偶数ラインのビデオ信号を分け
て読み出す制御をし、第2CCD駆動回路24Bは従来
の図8の場合と同様に、混合信号の奇数フィールド信号
と偶数フィールド信号とを1/60秒毎に交互に読み出
す制御をする。
【0020】一方、CCD14の後段には、必要なビデ
オ信号を抽出するためのCDS(Correlated Double Sa
mpling−相関二重サンプリング)回路25、各信号のレ
ベル差を調整するためのAGC(Automatic Gain Contr
ol−自動利得制御)回路26、A/D変換器27が設け
られ、またこれらの回路を統轄制御するCPU28が設
けられる。更に、上記フリーズスイッチ15には、方式
切替え回路としても機能するフリーズ制御回路29(詳
細は後述する)が設けられる。
【0021】そして、上記A/D変換器27の後段に、
切替え回路32を介して第1メモリ33及び第2メモリ
34が設けられており、この切替え回路32の切替え動
作によって該当するビデオ信号が各メモリ33,34へ
供給される。即ち、上記第1メモリ33は第1方式のと
き奇数ラインのビデオ信号を記憶し、第2方式のときは
混合信号の奇数フィールドのビデオ信号を記憶し、他方
の第2メモリ34は第1方式のとき偶数ラインのビデオ
信号を記憶し、第2方式のときは混合信号の偶数フィー
ルドのビデオ信号を記憶する。
【0022】上記のメモリ33,34の後段には、両方
のビデオ信号を混合し、1フレームのビデオ信号とする
混合(MIX)回路35が接続され、この混合回路35
には、デジタル信号処理回路36、D/A変換器37,
38が接続される。このデジタル信号処理回路36で
は、モニタ上に表示するための必要な信号処理を実行
し、色差信号(C信号)と輝度信号(Y信号)を形成し
ており、後段のD/A変換器37からはC信号、D/A
変換器38からはY信号が出力される。
【0023】なお、図1に示されるように、各種の設定
を行う操作部39が設けられており、この操作部39で
は、第1方式と第2方式の組合せモードが選択できる。
即ち、当該例では、フリーズ画像(静止画)及び通常の
観察画像が共に第1方式となる組合せ、フリーズ画像及
び観察画像が共に第2方式となる組合せ、フリーズ画像
が第1方式で観察画像が第2方式となる組合せを選択で
きるようになっている。
【0024】図3には、上記フリーズ制御回路29の内
部構成が示されており、このフリーズ制御回路29はカ
ウンタ40、アンド回路41、D−フリップフロップ4
2,43が図示のように接続されている。即ち、フリー
ズスイッチ15からのパルスをPB とすると、このパル
スPB [図5(A)]が上記カウンタ40ではR(リセ
ット)端子に入力されることにより、カウントは0とな
り、この後にC(カウント)端子に入力される垂直同期
信号VD [図5(B)]の数を5回までカウントする。
【0025】そして、この5個の上記VD 信号をカウン
トすると、カウンタ40からアンド回路41へ、例えば
High信号が出力される。アンド回路41では、パルスP
B (High信号)が入力されてアンド条件を満たしたと
き、High信号をD−フリップフロップ42へ供給する。
このようにして、次段のD−フリップフロップ43から
は出力状態がHighからLow へ又はLow からHighへ変る切
替え信号[図5(C)]が出力される。
【0026】当該例は以上の構成からなり、その作用を
図4〜図6を参照しながら説明する。例えば、上述の操
作部39で、フリーズ画像及び通常の観察画像が共に第
2方式となる組合せが選択されたとすると、観察(撮
影)時には、光源装置12の光源ランプ21から出力さ
れた光が、ライトガイド16を介して電子内視鏡10の
先端部から被観察体内へ照射される。従って、この被観
察体内の像光がCCD14に入射される。ここでは、図
1の切替え回路23によって第2CCD駆動回路24B
が選択されており、CCD14では図8の動作によって
画素対応の光電変換素子に電荷が蓄積される。
【0027】この結果、CCD14からは(ライン1+
ライン2),(ライン3+ライン4)…の混合信号から
なる第1フィールドのビデオ信号、(ライン2+ライン
3),(ライン4+ライン5)…の混合信号からなる第
2フィールドのビデオ信号が1/60秒毎に得られる。
その後は、図1の構成回路により、従来の動作と同様に
して所定の信号処理が施され、最終的には、D/A変換
器37,38から出力される色差信号と輝度信号によっ
てモニタ上に被観察体内の画像(動画)が表示される。
【0028】上記の被観察体内画像の観察の途中で、電
子内視鏡10のフリーズスイッチ15が押された場合に
は、上記の第1フィールド信号と第2フィールド信号と
に基づいて、静止画処理が行われ、モニタには静止画が
表示される。
【0029】次に、フリーズ画像及び通常の観察画像が
共に第1方式となる組合せが選択されたとすると、上記
切替え回路23は第1CCD駆動回路24Aを選択する
ことになり、CPU28によってシャッタ駆動回路20
が動作状態とされる。そうすると、上記光源ランプ21
からはシャッタ19の開時に出力された光が、ライトガ
イド16を介して被観察体内へ照射される。図4には、
このときのCCD14での動作状態が示されており、上
記の蓄積電荷は、図4(A)のように、従来において1
フィールドのビデオ信号を得る場合と同様に、例えば1
/60秒の期間内で抽出されるように制御される。
【0030】図6には、上記CCD14内での電荷の読
出し状態が示されており、上記の1/60秒の期間内に
は、図6(A)に示されるように、画素毎の光電変換素
子2に電荷が蓄積される。この蓄積電荷は、被観察体内
からの像光により、電子シャッタ速度等に基づいて得ら
れるものである。そして、次の1/60秒の期間では、
図2のシャッタ19がシャッタ駆動回路20によって閉
状態とされ、図4(C)の100に示されるように、C
CD14への入射光が遮断されることになり、CCD1
4の電荷蓄積は行われない。
【0031】また、この期間では図4(B)に示される
ように、CCD14の奇数ライン、即ちライン1、ライ
ン3、ライン5…が読み出される。この状態は、図6
(B)に示されており、この例では、Mgフィルタを介
して得られた蓄積電荷(○)と、Gフィルタを介して得
られた蓄積電荷(△)が垂直CCD3へ転送されて、水
平CCD4を介して出力アンプ5から読み出されること
になる。
【0032】そうして、次の1/60秒の期間では、C
CD14の偶数ライン、即ちライン2、ライン4、ライ
ン6…が読み出される。この状態は、図6(C)に示さ
れており、図示のように、Cyフィルタを介して得られ
た蓄積電荷(□)と、Yeフィルタを介して得られた蓄
積電荷(×)が垂直CCD3及び水平CCD4を介して
出力アンプ5から読み出される。
【0033】このようにして読み出されたビデオ信号
は、図1のCDS回路25でサンプリングされ、AGC
回路26でゲイン調整された後に、A/D変換器27を
介して切替え回路32へ供給される。この切替え回路3
2は、CPU28の制御(フィールドシフトパルス)に
基づいて、後段の第1メモリ33と第2メモリ34への
接続を切り替えており、これによって、上記の奇数ライ
ンのビデオ信号が第1メモリ33へ格納され、また偶数
ラインのビデオ信号が第2メモリ34へ格納される。
【0034】その後、これらのメモリ33,34内に一
旦記憶されたビデオ信号は、所定の読出し速度で読み出
されて混合回路35へ出力されることになり、この混合
回路35で1フレームのビデオ信号が形成される。次段
のデジタル信号処理回路36では、色差信号(C信号)
と輝度信号(Y信号)への信号処理が行われ、これらの
信号はD/A変換器37,38を介してモニタへ供給さ
れることになり、これによって、モニタ上に被観察体内
の高画質の画像が表示される。
【0035】そして、電子内視鏡10の操作部に配置さ
れているフリーズスイッチ15が押されたときにも、上
記のビデオ信号に基づいて静止画処理が施され、この静
止画がモニタ上に表示される。
【0036】次に、フリーズ画像が第1方式で観察画像
が第2方式となる組合せが選択されたときは、図5に示
されるように、フリーズスイッチ15の操作によって第
1方式と第2方式を切替えるための信号が形成される。
即ち、フリーズスイッチ15からの信号は、図3のフリ
ーズ制御回路29へ供給されることになるが、フリーズ
スイッチ15の最初の押し操作により、図5(A)に示
される第1のパルスPB が出力され、2度目の押し操作
により第2のパルスPB が出力される。そして、これら
のパルスPB は、図5(B)に示されるように垂直操作
期間VD ×5の期間(V1 〜V5 )が経過した後に有効
となるように制御され、このとき図5(C)のような切
替え信号が形成される。
【0037】従って、上記フリーズスイッチ15を最初
に押し操作したときには、CPU28により第1方式へ
移行し、静止画形成のために第1シャッタ駆動回路24
Aが選択され、シャッタ駆動回路20が動作状態とされ
る。所定時間後に、フリーズスイッチ15を2度目に押
し操作したときには、第2方式へ移行し、第2シャッタ
駆動回路24Aが選択され、シャッタ駆動回路20が動
作状態とされる。
【0038】そうして、図5(D),(E),(F)に
示されるように、第1方式へ移行した後は、図4の場合
と同様に、飛び飛びの1/60秒の期間内に露光及び信
号の蓄積が行われ、1回の露光で得られたビデオ信号に
つき奇数ラインの信号と偶数ラインの信号が順に読み出
されることになり、これによって静止画が形成される。
従って、この場合は、静止画のときに高画質の画像が得
られるという利点がある。
【0039】上記の実施形態例では、光遮断手段として
光源装置12側で光源光を遮断するシャッタ19を用い
たが、この光遮断手段としては、CCD14に対し被観
察体内からの像光を遮断するための他の構成が適用で
き、例えば電子内視鏡10側で光の入射を遮断すること
が可能である。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、第1請求項記載の
発明によれば、1回の露光で画素毎に得られた画像信号
につき、最初に奇数又は偶数のいずれかのラインの画像
信号を読み出し、次に残りのラインの画像信号を読み出
すように制御する高解像度の第1方式と、順次行われる
露光に対応して上記撮像素子から奇数フィールドの画像
信号と偶数フィールドの画像信号とを交互に読み出すよ
うに制御する第2方式とを設けると共に、この第1方式
において画像信号を読み出す際の所定の時間に、撮像素
子へ画素信号が蓄積されないように入射光を遮断する光
遮断手段を設け、選択された上記第1方式と第2方式に
応じて各回路の制御を切り替えるようにしたので、1回
の露光で得られた画像信号に基づいて形成された高画質
の画像と、順次の露光で得られた画像信号に基づいて形
成された画像とを選択的に画像表示することができると
いう利点がある。
【0041】そして、上記第1方式では、全画素を順番
に読み出す方式の場合のように撮像素子の構造を複雑に
することなく、画質の向上を図ることが可能となる。ま
た、クロック周波数を高くする必要がなく、リセットパ
ルスのタイミング合せも煩雑とならず、ノイズ放射も抑
制できるという利点がある。
【0042】第2請求項記載の発明によれば、フリーズ
釦により静止画を形成するときに、上記第1方式を実行
するようにしたので、静止画に適した高解像度の画像が
得られるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例に係る電子内視鏡装置の回
路構成を示すブロック図である。
【図2】上記電子内視鏡装置の概略構造を示す図であ
る。
【図3】図1のフリーズ制御回路内の構成を示す回路図
である。
【図4】実施形態例の第1方式におけるCCDでの動作
を示す説明図である。
【図5】フリーズ画像が第1方式で観察画像が第2方式
となる組合せでの動作を示す説明図である。
【図6】実施形態例の第1方式でのCCDの構造及び読
出し状態を示す説明図である。
【図7】CCDに配置される色フィルタの構成を示す図
である。
【図8】従来のCCDでの動作を示す説明図である。
【図9】従来のCCDの構造及び読出し状態を示す説明
図である。
【符号の説明】
1,14 … CCD、 2 … 光電変換素子、 15 … フリーズスイッチ、 19 … シャッタ、 20 … シャッタ駆動回路、 23,32 … 切替え回路、 24A … 第1CCD駆動回路、 24B … 第2CCD駆動回路、 28 … CPU、 29 … フリーズ制御回路、 33 … 第1メモリ、 34 … 第2メモリ、 35 … 混合回路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像素子により画素毎に蓄積された画像
    信号を順次読み出す電子内視鏡装置において、 1回の露光で上記撮像素子において画素毎に得られた画
    像信号につき、最初に奇数又は偶数のいずれかのライン
    の画像信号を読み出し、次に残りのラインの画像信号を
    読み出すように制御する高解像度の第1方式のための第
    1の撮像素子駆動回路と、 順次行われる露光に対応して上記撮像素子から奇数フィ
    ールドの画像信号と偶数フィールドの画像信号とを交互
    に読み出すように制御する第2方式のための第2の撮像
    素子駆動回路と、 上記の第1方式において画像信号を読み出す際の所定の
    時間に、撮像素子へ画素信号が蓄積されないように入射
    光を遮断する光遮断手段と、 上記撮像素子から上記2方式の駆動により得られた2種
    類の画像信号を記憶するメモリと、 このメモリ内の画像信号を混合して1フレームの画像を
    形成する画像形成回路と、 上記第1方式と第2方式とを切替え選択するための操作
    手段と、 この操作部からの方式切替え信号に基づいて各回路の制
    御を切替え制御する制御部と、を含んでなることを特徴
    とする電子内視鏡装置。
  2. 【請求項2】 電子内視鏡の操作部に設けられたフリー
    ズ釦の操作により、上記第1方式と第2方式の選択切替
    えを行い、静止画を形成するときに上記第1方式を実行
    するようにしたことを特徴とする上記第1請求項記載の
    電子内視鏡装置。
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