JPH11196772A - 刷毛塗り味付け装置とこれを用いてなる米菓製造機 - Google Patents

刷毛塗り味付け装置とこれを用いてなる米菓製造機

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JPH11196772A
JPH11196772A JP10018016A JP1801698A JPH11196772A JP H11196772 A JPH11196772 A JP H11196772A JP 10018016 A JP10018016 A JP 10018016A JP 1801698 A JP1801698 A JP 1801698A JP H11196772 A JPH11196772 A JP H11196772A
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seasoning
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和夫 山田
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】多種多様の形態を持つ食品特に米菓焼成生地
に、機械的手段により安定的に調味液等を塗布する方法
及びその装置を提供する。 【解決手段】調味液を一旦貯留し略定量づつ供給可能に
設けた調味液貯留装置と、調味液貯留装置から調味液が
ブラシ14に供給されて米菓焼成生地Aの表面に塗布可
能にしてなる刷毛塗布装置とからなり、塗布された調味
液を前記ブラシにより均し塗り可能に設けてなる刷毛塗
り式味付け装置1及び、米菓焼成生地を搬送するエンド
レス横桟式メッシュベルトコンベアー19の上部水平移
動部に、刷毛塗布装置と調味液貯留装置とを設置し、該
調味液タンク5にスリットとオーバーフロー用仕切板と
を設け、前記スリットと前記ブラシとの間に調味液供給
板を設けることにより、調味液を略定量づつブラシに供
給しながら生地に調味液を塗布可能にしてなる刷毛塗り
味付け装置を用いた米菓製造機2

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食品特に米菓焼成生地
に連続的に調味液を補充しながら、かつ連続的に食品の
米菓焼成生地に調味液を刷毛塗り様に塗布する刷毛塗り
味付け装置とこの装置を用いた米菓製造機に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の味付け方法としての調味液塗布方
法は近年、機械化が進み、調味液をスプレーによって噴
霧して生地に付着する方法、調味液に生地を浸漬した
後、振り機によって付着量を調整する方法などによって
連続的かつ大量に生産できるような技術が確立している
が、昔ながらの刷毛で行う味付け方法は、機械的手段に
より連続的に生産することが難しく、また多種多様の形
態を持つ食品特に米菓焼成生地に機械的手段により安定
的に塗布することによって刷毛塗り様食品特に米菓を製
造することは困難であった。
【0003】特開平1ー165348号公報には、炊き
上げたライスを成形してから、成形ライスの下面を転塗
ローラーにより調味液を塗布し、整列した成形ライスを
焼成コンベアーでオーブン内を通過させて焼成する工程
と、下面に調味液が塗布され焼成されたライスの上面に
調味液を滴下しその後刷毛あるいはスプレーもしくはロ
ールを使用して上面前全体に塗布する工程を連続的に行
うことを特徴とするライススナックの製造方法が開示さ
れている。
【0004】また特開昭58ー127624号公報に
は、焼成エンドレスコンベアーの始端部付近に油塗布器
を設け常に油を焼成エンドレスコンベアー表面に供給す
るような製造方法が開示されている。
【0005】また特開昭61ー30429号公報には、
連続焼肉魚機において焼き物投入口の上流に該当する箇
所に設けられた無限軌道焼き板の油塗布手段が開示され
ており、この油塗布器の表面をスパイラルになし、さら
にその塗布手段がダブルローラーであることが開示され
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来技術における昔な
がらの刷毛で行う味付け方法は、職人が焼き上げた食品
たる米菓焼成生地に調味液を貯えた容器内の調味液に刷
毛を浸して刷毛に調味液を含ませながら一枚一枚手作業
で調味液を塗り付けるものであって、従って、この様な
刷毛による味付けを、機械的手段により連続的に生産す
ることが難しく、また多種多様の形態を持つ食品特に米
菓焼成生地に機械的手段により安定的に塗布することに
よって刷毛塗り様米菓を製造することは困難であるとい
う問題があった。
【0007】しかし特開昭58ー127624号は、厚
焼玉子の製造に関するものであり厚焼玉子の製造に際し
油塗布器により原料卵液が焼成される前に油を塗布する
手段であるから、かかる技術的構成に基づいて本発明に
おける食品特に米菓焼成生地に調味液を刷毛で塗布する
機械的手段として利用することはできないという問題が
あり、特開昭61ー30429号の公報は、連続焼肉魚
機における無限軌道焼板へのダブルローラによる油塗布
手段であるから、かかる技術的構成に基づいて本発明に
おける食品特に米菓焼成生地に調味液を刷毛で塗布する
機械的手段としては利用できないという問題があり、特
開平1ー165348号公報には、生地をスプレーなど
により噴霧させた後、刷毛で調味液をのばすため、手作
り風の刷毛塗り様米菓を作ることが出来ないという問題
があった。
【0008】また、手作業としてではなく機械的手段と
して刷毛塗り式の塗布装置を作る場合、問題になるの
は、刷毛への調味液の供給方法であり、いかに連続的に
調味液を供給し補充するかも課題として残っていた。
【0009】本発明は、昔ながらの刷毛塗様の食品特に
米菓を安定して機械的手段により大量に製造するための
刷毛塗り味付け装置とこれを用いた米菓製造機を提供す
ることを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の問題点
を克服し解決するために鋭意研究をした結果、供給され
る調味液を一旦貯留し略定量づつ供給可能に設けた調味
液貯留装置と、調味液貯留装置から略定量づつ供給され
る調味液がブラシに供給され、該ブラシにより調味液を
食品の表面に塗布可能にしてなる刷毛塗布装置とからな
り、食品の表面に塗布された調味液を前記ブラシにより
均し塗り可能に設けてなることを特徴とする装置によ
り、機械的手段により連続的に自然感のある刷毛塗り様
食品特に米菓生地を作る刷毛塗り式味付け装置である。
【0011】また、本発明の刷毛塗り味付け装置は、調
味液貯留装置が、上部を開口した容器からなる調味液タ
ンクと、該調味液タンク内部を仕切り摺動可能に垂設し
てなるオーバーフロー用仕切板と、該調味液タンクの一
方の側面の開口上縁方向から底部方向に切欠したスリッ
トと、該スリットの下方に傾斜して設けた調味液供給板
と、からなるものである。
【0012】さらに本発明の刷毛塗り味付け装置は、オ
ーバーフロー用仕切板が、調味液を貯留してなる調味液
タンク内を摺動することにより調味液タンク内の調味液
の液面の高さを上下調節可能に設けてなるものである。
【0013】本発明の刷毛塗り味付け装置は、スリット
が、調味液タンクの一方の側面に多数個が並列に列設さ
れてなり、かつ略V字型に形成されてなるものである。
【0014】本発明の刷毛塗り味付け装置は、刷毛塗布
装置が、吸収材を挾み両側に対向し列設した塗布用ブラ
シと、塗布用ブラシと間隔をおいて対向し列設してなる
拡散用ブラシとからなり、塗布用ブラシが貯留装置の調
味液供給板の下端方向に接触して設けられ、塗布用ブラ
シと拡散用ブラシとの下端方向が食品の表面に接触可能
に設けられてなるものである。
【0015】本発明の刷毛塗り味付け装置を用いた米菓
製造機は、焼成した米菓焼成生地を搬送するエンドレス
横桟式メッシュベルトコンベアーを設置し、該エンドレ
ス横桟式メッシュベルトコンベアーの上部水平移動部の
上方に搬送される米菓焼成生地に接触するように設けた
ブラシを有する刷毛塗布装置を設け、該刷毛塗布装置の
上方に調味液タンクを有する調味液貯留装置を設置し、
該調味液タンクの一方の側面にスリットを設け、該調味
液タンク内に調味液の液面の高さを上下調節可能にオー
バーフロー用仕切板を摺動可能に垂設し、前記スリット
と前記ブラシとの間に傾斜をつけた調味液供給板を設け
ることによって、調味液タンクに貯留された調味液が前
記スリットから略定量づつ調味液供給板を通じて、刷毛
塗布装置のブラシに調味液を供給して米菓焼成生地に調
味液を塗布可能にして連続的に手作り風の米菓を製造可
能にしてなるものである。
【0016】また本発明の刷毛塗り味付け装置を用いた
米菓製造機は、エンドレス横桟式メッシュベルトコンベ
アーの下流部末端に反転用シュートを設けその下流部に
上部コンベアーと同期運転される同様のエンドレス横桟
式メッシュベルトコンベアーを設け下部エンドレス横桟
式メッシュベルトコンベアーの上段水平移動部の上方に
上部エンドレス横桟式メッシュベルトコンベアーに設置
されていると同様の刷毛塗り味付け装置を備えることに
よって、米菓生地の両面に調味液を刷毛塗り様に塗布さ
せることを特徴とするものである。
【0017】さらにまた、本発明の刷毛塗り味付け装置
を用いた米菓製造機は、刷毛塗布装置の塗布用ブラシに
近接した上流部に製品押し付け用のフリーローラーを設
けたことを特徴とするものである。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明は、上記の問題点を克服し
解決するために鋭意研究をした結果、刷毛塗り味付け装
置とこれを用いてなる米菓製造機としてなるものであ
り、刷毛塗り味付け装置は、供給される醤油その他の調
味液を一旦貯留できる防錆効果の高いステンレス製やプ
ラスチック製又は陶磁器製等により上部を開口した略直
方体の箱型状その他適宜な形状に形成した容器からなる
調味液タンクと、該調味液タンク内部を幅方向に完全に
仕切って、該調味液タンク内を長さ方向に摺動すること
により調味液の液面の高さを上下調節可能に垂設してな
るステンレス製やプラスチック製或いは陶磁器製等のオ
ーバーフロー用仕切板と、該調味液タンクの一方の側面
たる前面を開口上縁方向から底部方向に向かって略V字
形に多数個を並列に切欠し列設したスリットと、該スリ
ットの下方に調味液タンクの前面に一端を密接し傾斜し
て設けたステンレス製やプラスチック製等の調味液供給
板と、からなる調味液を略定量づつ供給可能に設けた調
味液貯留装置と、ステンレス製やプラスチック製等によ
り直方体の箱蓋状その他任意の形状に形成したブラシ取
付体に固着したスポンジ状に成形してなる軟質プラスチ
ック製、天然又は合成の繊維製或いは海綿製等からなる
吸収材を両側方向から挾んで対向し垂下して列設したナ
イロン製、馬毛製等の筆や刷毛やブラシ等に通常用いら
れる資材製の塗布用ブラシと、該塗布用ブラシと一定の
間隔をおいて、直方体の箱蓋状をしたステンレス製のブ
ラシ取付体に対向し垂下して列設してなる拡散用ブラシ
とからなり、塗布用ブラシに調味液貯留装置の調味液供
給板の下端方向が接触して設けられ、一旦貯留した調味
液タンクのスリットから略定量づつ供給される調味液を
塗布用ブラシに供給して、塗布用ブラシと拡散用ブラシ
との下端方向が食品の表面に接触することにより、食品
特に米菓生地の表面に塗布用ブラシで調味液を刷毛で塗
布し、かつ塗布した調味液を拡散用ブラシが均すことが
できるように設けられてなる刷毛塗布装置とからなるも
のである。
【0019】調味液タンクへの調味液の供給は、調味液
定量供給ポンプにより調味液を供給する調味液供給管か
ら供給される醤油その他の調味液が、調味液タンクに一
定量づつ供給されて一旦貯留し、また、調味液タンクに
一定量以上の調味液が供給されたときや、調味液を他の
調味液に取り替えたり、或いは不純物等が調味液に混入
した場合等は、調味液タンクの底部に接続した調味液排
出管により、調味液タンク内の調味液は速やかに排出で
きるように設けられている。
【0020】調味液タンクには調味液を貯留して、調味
液タンクのスリットから調味液が、オーバーフローして
略定量づつ溢れながら流れ出て調味液供給板を介してブ
ラシに供給される。このようにして連続的に調味液をブ
ラシに供給し、補充することが可能でありまた、ブラシ
への調味液の供給量を増減するにはスリットから溢れ流
れ出る調味液の供給量を調節すればよく、これは調味液
タンク内の調味液の液面の高さを調節可能に設けてある
オーバーフロー用仕切板を調味液タンク内で摺動させる
ことにより、調味液の液面の高さを調整できるので、調
味液タンクからの調味液の供給量を調整することができ
る。
【0021】さらにスリットとスリット間の間隔を空け
ることによって、ブラシへの調味液の供給が局所的にな
るため、塗布された米菓焼成生地の塗布状態は全面では
なく局所的に塗布され、あるいは、かすれた様な塗布状
態となり、このため自然感のある素朴な米菓を作り出す
ことができる。
【0022】また、スリットの形状をV字状にしたの
は、調味液の液面の高さ調節可能なように、オーバーフ
ロー用仕切板を調味液タンク内で摺動させることによっ
てスリットから溢れて流れ出す調味液の滴下状態や、滴
下する調味液の形状や量や速度等を調整することによっ
て微妙なブラシへの調味液の供給状態を変化せしめ、極
めて野趣に富んだ刷毛塗り様米菓を作ることができる。
【0023】調味液タンク、該調味液タンクに多数を列
設したスリットの下端方向の位置、スリットから塗布用
ブラシへ傾斜して架橋状に設けた調味液供給板の塗布用
ブラシへ当接した下端方向は、極力水平にすることが望
ましい。これは搬送されてくる米菓焼成生地への調味液
の塗布量を均一にするためであり、これらが水平でない
場合には、刷毛塗布装置の塗布用ブラシの左端と右端で
大きく調味液の塗布状態が変化してしまうのを防止する
ためである。
【0024】塗布用ブラシ及び拡散用ブラシの毛の部分
は、焼成生地の形状、調味液の性質によって、硬軟の度
合い、材質、長さなどを選択して使用すべきであり、材
質に関しては、ナイロン、馬毛等通常、ブラシ、筆、刷
毛等に使用されているものを本発明の効果を損なわない
範囲で使用することが可能であリ、調味液に関しても本
発明の製造装置が本発明の効果を損なわない範囲であれ
ば、ある程度粘性をもった調味液を使用しても差し支え
はない。
【0025】刷毛塗布装置の塗布用ブラシから米菓焼成
生地への安定した調味液の塗布量を確保するため、対向
して設けた塗布用ブラシの間にスポンジのような吸収材
を挾み付けるようにして設けるものである。これは、一
般的にブラシの毛間には調味液を蓄えて保持する機能は
あまりないものであり、しかも、一般にブラシの毛自体
にも吸水性はほとんどなく、そのためブラシへの調味液
の供給がない場合には、調味液を塗布する対象物たる米
菓焼成生地の表面にはかすれなどの現象が起こり、最終
的には塗布不能となるからである。
【0026】このため、本発明者逹は、ブラシの植毛間
に吸収材を挾み付けて装着することで、調味液の保持力
を向上させることを見出した。つまり、塗布用ブラシの
毛間にスポンジ等の吸収材を挾み付けて装着することに
よって、調味液を吸収材が吸収して含み保持した調味液
の安定供給が可能となり、ブラシへの調味液供給が途絶
えても長時間、米菓焼成生地への調味液の塗布状態を維
持することができ、かつ、スポンジ等の吸収材は塗布用
ブラシの変形防止の効果を発揮する。
【0027】塗布用ブラシの後工程として該塗布用ブラ
シと一定の間隔をおいて拡散用ブラシを設けたものであ
る。米菓焼成生地に刷毛で調味液を塗布する場合に、時
として米菓生地表面に調味液だまり、あるいは塗り残し
など、不安定な塗布状態になる場合があるが、拡散用ブ
ラシを設けたことによりこれらの問題を解決して安定し
た調味液の均し塗りされた米菓焼成生地を得ることがで
きるものである。
【0028】拡散用ブラシは米菓焼成生地の表面に塗布
された調味液を均すためのものであり、この拡散用ブラ
シには調味液を供給する為の調味液供給板も調味液を蓄
えて補充するためのスポンジ等の吸収材も設けられてい
ない。
【0029】この刷毛塗り味付け装置を用いた米菓製造
機は、焼成した米菓焼成生地を搬送するエンドレス横桟
式メッシュベルトコンベアーを設置し、該エンドレス横
桟式メッシュベルトコンベアーの上部水平移動部の上方
に搬送される米菓焼成生地に下端方向が接触するように
して設けたブラシを有する刷毛塗布装置を設け、該刷毛
塗布装置の塗布用ブラシの上方にフリーローラーを設け
ると共に該刷毛塗布装置の塗布用ブラシの上方に調味液
タンクを有する調味液貯留装置を設置し、該調味液タン
クの一方の側面にスリットを設け、該調味液タンク内に
調味液の液面の高さを上下調節可能にオーバーフロー用
仕切板を摺動可能に垂設し、前記スリットと前記ブラシ
との間に傾斜をつけた調味液供給板を設けることによっ
て、調味液タンクに貯留された調味液が前記スリットか
ら略定量づつ調味液供給板を通じて、刷毛塗布装置のブ
ラシに調味液を供給し米菓焼成生地に調味液を塗布し
て、連続的に手作り風の米菓を製造可能にしてなるもの
である。
【0030】エンドレス横桟式メッシュベルトコンベア
ーは、防錆効果の高く耐熱性の高いステンレス製等の金
網製の帯状メッシュがエンドレス状に対置した回転ロー
ラーに回転可能に懸架されてなりこのエンドレス横桟式
ベルトコンベアーにより食品の米菓焼成生地が搬送され
ている。この場合、エンドレス横桟式メッシュベルトコ
ンベアーの横桟は米菓焼成生地を整列させ、またエンド
レス横桟式メッシュベルトコンベアー上を移動して、ず
れたり、脱落したり、相互に重なり合ったり、しないよ
うに固定させる働きをしている。
【0031】また、このエンドレス横桟式メッシュベル
トコンベアーの前工程には米菓焼成生地を整列させるト
ラフなどの整列装置が設けられ、米菓焼成生地はこのエ
ンドレス横桟式メッシュベルトコンベアーには整列した
形で供給され、該エンドレス横桟式メッシュベルトコン
ベアーの水平移動部の上方に搬送される米菓焼成生地
に、調味液を塗布するための刷毛塗り味付け装置の塗布
用ブラシを有する刷毛塗布装置を設置し、該塗布用ブラ
シにより米菓焼成生地に調味液を塗布し、米菓焼成生地
に塗布された調味液を拡散用ブラシで均しながら拡散す
る。この場合調味液を塗布するブラシたる塗布用ブラシ
は塗布する対象である米菓焼成生地の形状や肉厚や大小
等によって自由に上下できるようになっている。
【0032】調味液の塗布用ブラシの上流部にフリーロ
ーラーを設けたものである。この様にフリーローラーを
設けたから米菓焼成生地に刷毛で調味液を塗布させる場
合、焼成生地と刷毛の間にはなにかしらの接触と摩擦が
必要である。時には、よりよく調味液を米菓焼成生地に
刷毛により塗布する場合に米菓焼成生地に圧力が異常に
かかる場合があり、さらに、米菓の生地形状は多種多様
であり、時として米菓焼成生地が、ずれる、もち上が
る、エンドレス横桟式メッシュベルトコンベアーの横桟
から飛び出すなどの現象が起り得る。そのため、塗布用
ブラシの上流部に製品もち上がり防止のために、フリー
ローラーを設けることにより、米菓焼成生地を押さえつ
けて塗布用ブラシにより調味液を塗布しても米菓焼成生
地が、ずれたり、もち上がったり、横桟から飛び出すこ
となく容易に調味液を塗布することができる。
【0033】このフリーローラーとエンドレス横桟式メ
ッシュベルトコンベアーとの間隙は、米菓焼成生地の生
地厚程度の間隔が保てるように、フリーローラーに接続
しているステーとその上部固定具、及び可変ストッパー
により調整されていて不定形な米菓焼成生地が流れてい
ても、ある程度は上下動ができるようになっている。
【0034】また、このフリーローラーは不粘性樹脂な
どの素材で作られており、なおかつ米菓焼成生地との接
触面積が少なくなるようになっているため、米菓焼成生
地を破損させることもなく、固定することができるので
ある。
【0035】エンドレス横桟式メッシュベルトコンベア
ーの下流末端に反転用シュートを設けその下部に上部エ
ンドレス横桟式メッシュベルトコンベアーと同期運転さ
れる同様のエンドレス横桟式メッシュベルトコンベアー
を設け、下部エンドレス横桟式メッシュベルトコンベア
ーの上段水平移動部上方に上部エンドレス横桟式メッシ
ュベルトコンベアーに設置されている同様の刷毛塗り味
付け装置を備えることによって、米菓焼成生地の両面に
調味液を刷毛塗り様に付着させることを特徴とする米菓
製造機である。
【0036】エンドレス横桟式メッシュコンベアーの下
流末端に、反転用シュートを設けてエンドレス横桟式メ
ッシュベルトコンベアー上の米菓焼成生地をシュートに
よって表裏を逆にし、下部に生地を落す働きをしてい
る。このシュートの下部に上部エンドレス横桟式メッシ
ュベルトコンベアーと同期運転される同様のエンドレス
横桟式メッシュベルトコンベアーを設置する。同期運転
を条件とするのは、上部で桟間に整列された米菓焼成生
地を下部でも、同様に桟間に整列させるためであり、少
しでも周期がずれると桟間に米菓焼成生地が収まらず、
米菓焼成生地が重なったり、米菓焼成生地の供給が遅れ
たり、生産に支障をきたすからである。
【0037】
【作用】本発明は、調味液をスリットを切欠した調味液
タンクに一旦貯留するものであるから供給される調味液
が一度にどっと食品の米菓生地へ供給されることなく、
スリットから調味液が溢れながら定量づつ供給するよう
に働き、しかも調味液タンク内には仕切ったオーバフロ
ー用仕切板が摺動可能に設けられているから、調味液タ
ンクに貯留された調味液の液面の高さを任意に調節する
ことができ、スリットから溢れ出る調味液の量を常に一
定の供給量に保ち又は供給量を加減して調節することが
出来るように作用する。
【0038】刷毛塗布装置の塗布用ブラシが、吸収材を
挾み両側に塗布用ブラシを列設してなるものであるか
ら、ブラシに供給された調味液が一度に食品の表面に塗
布されることがなく、一旦吸収材に吸収され蓄えられて
徐々に供給され、ムラなく塗布されることができるよう
に作用する。
【0039】調味液タンクに貯留された調味液が、スリ
ットから略定量づつ調味液供給板を介して塗布用ブラシ
に供給されるので、調味液が途切れることなく常時搬送
される米菓焼成生地に塗布され、かつ、吸収材が対向し
た塗布用ブラシの間に挾み込まれているので、調味液の
供給量が急減に増減したり、途切れたりした場合にも吸
収材が余分の調味液を吸収して蓄え、あるいは、供給量
に減少したときは蓄えられた調味液が吸収材から塗布用
ブラシに供給されるので、米菓焼成生地に常に均一な調
味液が塗布されるように作用する。
【0040】塗布用ブラシと間隔おいて拡散用ブラシと
が設けられているから米菓焼成生地に調味液が一度に供
給されて、調味液だまりができたり、塗布されない部分
ができたりした場合にも、拡散用ブラシが米菓焼成生地
上を摺接するので調味液を均しながら拡げて塗るので均
一な刷毛塗り様のものができるように作用する。
【0041】焼成した米菓焼成生地を搬送するエンドレ
ス横桟式メッシュベルトコンベアーに刷毛塗り味付け装
置を設けたことにより、調味液の刷毛塗り様米菓が連続
的にかつ、機械的手段より大量に生産できるように作用
する。
【0042】エンドレス横桟式メッシュベルトコンベア
ーが反転用シュートを介して連続して設けられているか
ら、米菓焼成生地は順次搬送されながらその両面に調味
液を刷毛塗り様に塗布した米菓が、連続的かつ機械的手
段により製造できるように作用する。
【0043】エンドレス横桟式メッシュベルトコンベア
ーに設けた刷毛塗布装置の塗布用ブラシに近接して設け
た製品押し付け用のフリーローラーが、順次搬送される
米菓焼成生地を押さえて固定しながら塗布用ブラシを送
付するから、搬送される米菓焼成生地が飛び上がった
り、移動したり、重なり合ったりすることなく整列した
状態で調味料を塗布するブラシへ移送できるように作用
する。
【0044】
【実施例】次ぎに本発明について実施例に基づき説明す
るが、これらは本発明を限定するものではない。以下に
本発明の実施例を示す図1乃至図5の図面に基づいて説
明する。
【0045】本発明は、上記の問題点を克服し解決する
ために鋭意研究をした結果、刷毛塗り味付け装置1とこ
れを用いてなる米菓製造機2としてなるものであり、刷
毛塗味付け装置1は、供給される調味液Bを一旦貯留で
きるステンレス製により上部を開口した略直方体の箱型
状に形成した容器からなる調味液タンク5と、該調味液
タンク5内部を幅方向に完全に仕切って、該調味液タン
ク5内を長さ方向に摺動することにより調味液Bの液面
の高さを上下調節可能に垂設してなるステンレス製のオ
ーバーフロー用仕切板6と、該調味液タンク5の一方の
側面たる前面7を開口上縁8方向から底部9方向に向か
って略V字形に多数個を並列に切欠し列設したスリット
10と、該スリット10の下方に調味液タンク5の前面
7に一端を密接し傾斜して設けたステンレス製の調味液
供給板11と、からなる調味液Bを略定量づつ供給可能
に設けた調味液貯留装置3と、ステンレス製により直方
体の箱蓋状に形成したブラシ取付体12に固着したスポ
ンジ状に成形してなる軟質プラスチック製の吸収材13
を両側方向から挾んで対向し垂下して列設したナイロン
製の塗布用ブラシ14と、塗布用ブラシ14と一定の間
隔をおいて長方体の箱蓋状をしたステンレス製のブラシ
取付体15に対向し垂下して列設してなる塗布用ブラシ
14と同一の資材製による拡散用ブラシ16とからな
り、塗布用ブラシ14が調味液貯留装置3の調味液供給
板11の下端方向に接触して設けられ、一旦貯留した調
味液タンク5から略定量づつ供給される調味液Bをスリ
ット10から塗布用ブラシ14に供給して塗布用ブラシ
14と拡散用ブラシ16との下端方向が食品の表面に接
触することにより食品特に米菓焼成生地Aの表面に調味
液Bを刷毛で塗布しかつ塗布した調味液Bを均すことが
できるように設けられてなる刷毛塗布装置4とからなる
ものである。
【0046】調味液タンク5への調味液Bの供給は、調
味液定量供給ポンプにより調味液Bを供給する調味液供
給管17から供給される醤油その他の調味液Bが調味液
タンク5に一定量づつ供給されて一旦貯留し、また、調
味液タンク5に一定量以上の調味液Bが供給されたとき
や、調味液Bを他の調味液Bに取り替えたり或いは不純
物等が調味液Bに混入した場合等は、調味液タンク5の
底部9に接続した調味液排出管18により、調味液タン
ク5内の調味液Bは排出できるように設けられている。
【0047】図1及び図5は、本発明の刷毛塗り味付け
装置1を用いた米菓製造機2を示すものであり、焼成し
た米菓焼成生地Aを搬送するステンレス製の金網からな
るメッシュベルト20の上面に適宜間隔に、横桟21を
直交方向に設けてなる該メッシュベルト20を、エンド
レス状に対置した回転ローラーに回転可能に懸架してな
るエンドレス横桟式メッシュベルトコンベアー19を設
置し、該エンドレス横桟式メッシュベルトコンベアー1
9の上部水平移動部の上方に、搬送される米菓焼成生地
Aに下端方向が接触するように設けたブラシを有する刷
毛塗布装置4を設け、該刷毛塗布装置4の塗布用ブラシ
14の上方に、先端方向に固定具24と可変ストッパー
25とを備えたステー23の根部にフリーローラー22
を設けて、該フリーローラー22を上下動可能に設ける
と共に、該刷毛塗布装置4の塗布用ブラシ14の上方に
調味液タンク5を有する調味液貯留装置3を設置し、該
調味液タンク5の一方の側面たる前面7にスリット10
を設け、該調味液タンク5内に調味液Bの液面の高さを
上下調節可能にオーバーフロー用仕切板6を、摺動可能
に垂設し、前記スリット10と前記ブラシとの間に傾斜
をつけた調味液供給板11を設けることによって、調味
液タンク5に貯留された調味液Bが、前記スリット10
から略定量づつ調味液供給板11を通じて、刷毛塗布装
置4のブラシに調味液Bを供給し米菓焼成生地Aに調味
液を塗布して、連続的に手作り風の米菓を製造可能にし
てなるものである。
【0048】エンドレス横桟式メッシュベルトコンベア
ー19の下流末端に反転用シュート26を設けその下部
に上部エンドレス横桟式メッシュベルトコンベアー19
と同期運転される同様のエンドレス横桟式メッシュコン
ベアー19を設け、該下部エンドレス横桟式メッシュベ
ルトコンベアー19の上段水平移動部の上方に上部エン
ドレス横桟式メッシュベルトコンベアー19に設置され
ている同様の刷毛塗り味付け装置1を備えることによっ
て、米菓焼成生地Aの両面に調味液Bを刷毛塗り様に付
着させることを特徴とする米菓製造機1である。
【0049】
【発明の効果】本発明は上記の如く構成し刷毛塗味付け
装置とこれを用いた米菓製造機としたから、調味液を機
械的手段により連続して食品特に米菓焼成生地に均して
塗布することができ、いかにも昔ながらの手作業による
刷毛塗り風な自然でしかも野趣に富んだ米菓が機械的手
段により大量生産して提供できるという効果がある。
【0050】本発明の請求項1の刷毛塗り味付け装置
は、調味液を一旦調味液タンクに貯留しスリットから溢
れ流れ出るようにして略定量つづ刷毛塗布装置のブラシ
に供給し、該ブラシにより食品の表面に塗布し、かつブ
ラシにより均し塗りするものであるから、調味液がいか
にも職人の手作業により刷毛で塗布されたような自然で
刷毛塗り風のものが得られるという効果がある。
【0051】請求項2は、調味液貯留装置が、調味液タ
ンクと該調味液タンク内に設けたオーバーフロー用仕切
板と調味液タンクに切欠したスリットと、スリットの下
方に傾斜した調味液供給板とからなるものであるから、
調味液がスリットから調味液供給板を介して略定量づつ
ブラシへ供給することができるという効果がある。
【0052】請求項3は、調味液タンク内を仕切ってオ
ーバーフロー用仕切板を摺動自在に垂設したから、オー
バーフロー用仕切板を摺動させるのみで、調味液タンク
内の液面の高さを自由に調節することができるという効
果がある。
【0053】請求項4は、スリットを多数個、調味液タ
ンクの側面に並列に列設しかつ略V字状に設けたから、
調味液を略定量づつ、しかもブラシへムラなく供給する
ことができるという効果がある。
【0054】請求項5は、刷毛塗布装置が吸収材を挾ん
で両側に対向して塗布用ブラシを設けたから、調味液を
この吸収材に吸収して蓄えることが出来、また調味液の
供給が途切れたときは吸収材から調味液が供給できるの
で、調味液の塗布がムラ無く均一に出来ると共に、拡散
用ブラシを設けたからより一層ムラ無く均一な塗布が出
来るという効果がある。
【0055】本発明の請求項6の米菓製造機は、エンド
レス横桟式メッシュベルトコンベアーに刷毛塗り味付け
装置を設けてブラシにより調味液タンクから供給される
調味液を搬送される米菓焼成生地に塗布するものである
から、機械的手段により連続的に自然感のある刷毛塗り
様米菓を製造することができるという効果がある。
【0056】請求項7の製造装置は、エンドレス横桟式
メッシュベルトコンベアーの下流部末端に反転用シュー
トを設けその下部に上部コンベアーと同期運転される同
様のコンベアーを設け、下部コンベアーの上段水平移動
部の上方に上部コンベアーに設置されている同様の調味
液付着装置を備えた製造装置である。これによって片面
だけでなく両面にも刷毛塗りが可能であり、両面刷毛塗
り様の米菓を製造することができるという効果がある。
【0057】請求項8の製造装置は、ブラシの上流部に
フリーローラーを設けたことを特徴とする製造装置で、
このフリーローラーによって製品のもち上がりを防止す
ることができ、焼成生地を固定しながら、刷毛塗りを行
うことによって安定した刷毛塗り様米菓を作ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の刷毛塗り味付け装置を用いた米菓製造
機の要部の側面図である。
【図2】本発明の刷毛塗り味付け装置の要部の斜視図で
ある。
【図3】図2の一部拡大斜視図である。
【図4】刷毛塗り味付け装置の要部の一部透視の側面図
である。
【図5】図1の米菓製造機を上下方向に組み合わせて設
置し米菓焼成生地の両面に調味液を塗布可能にした要部
の側面図である。
【符号の説明】
1 刷毛塗り味付け装置 2 米菓製造機 3 調味液貯留装置 4 刷毛塗布装置 5 調味液タンク 6 オーバーフロー用仕切板 7 調味液タンクの前面 8 調味液タンクの開口上縁 9 調味液タンクの底部 10 スリット 11 調味液供給板 12 ブラシ取付体 13 吸収材 14 塗布用ブラシ 15 ブラシ取付体 16 拡散用ブラシ 17 調味液供給管 18 調味液排出管 19 エンドレス横桟式メッシュベルトコンベアー 20 メッシュベルト 21 横桟 22 フリーローラー 23 ステー 24 固定具 25 可変ストッパー 26 反転用シュート A 米菓焼成生地 B 調味液

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給される調味液を一旦貯留し略定量づ
    つ供給可能に設けた調味液貯留装置と、調味液貯留装置
    から略定量づつ供給される調味液がブラシに供給され、
    該ブラシにより調味液を食品の表面に塗布可能にしてな
    る刷毛塗布装置とからなり、食品の表面に塗布された調
    味液を前記ブラシにより均し塗り可能に設けてなること
    を特徴とする刷毛塗り味付け装置
  2. 【請求項2】 調味液貯留装置が、上部を開口した容器
    からなる調味液タンクと、該調味液タンク内部を仕切り
    摺動可能に垂設してなるオーバーフロー用仕切板と、該
    調味液タンクの一方の側面の開口上縁方向から底部方向
    に切欠したスリットと、該スリットの下方に傾斜して設
    けた調味液供給板と、からなる請求項1の刷毛塗り味付
    け装置
  3. 【請求項3】 オーバーフロー用仕切板が、調味液を貯
    留してなる調味液タンク内を摺動することにより調味液
    タンク内の調味液の液面の高さを上下調節可能に設けて
    なることを特徴とする請求項2の刷毛塗り味付け装置。
  4. 【請求項4】 スリットが、調味液タンクの一方の側面
    に多数個が並列に列設されてなり、かつ略V字型に形成
    されてなることを特徴とする請求項2、3、の刷毛塗り
    味付け装置。
  5. 【請求項5】 刷毛塗布装置が、吸収材を挾み両側に対
    向し列設した塗布用ブラシと、塗布用ブラシと間隔をお
    いて対向し列設してなる拡散用ブラシとからなり、塗布
    用ブラシが貯留装置の調味液供給板の下端方向に接触し
    て設けられ、塗布用ブラシと拡散用ブラシとの下端方向
    が食品の表面に接触可能に設けられてなる請求項1、
    2、3、4の刷毛塗り味付け装置
  6. 【請求項6】 焼成した米菓焼成生地を搬送するエンド
    レス横桟式メッシュベルトコンベアーを設置し、該エン
    ドレス横桟式メッシュベルトコンベアーの上部水平移動
    部の上方に搬送される米菓焼成生地に接触するように設
    けたブラシを有する刷毛塗布装置を設け、該刷毛塗布装
    置の上方に調味液タンクを有する調味液貯留装置を設置
    し、該調味液タンクの一方の側面にスリットを設け、該
    調味液タンク内に調味液の液面の高さを上下調節可能に
    オーバーフロー用仕切板を摺動可能に垂設し、前記スリ
    ットと前記ブラシとの間に傾斜をつけた調味液供給板を
    設けることによって、調味液タンクに貯留された調味液
    が前記スリットから略定量づつ調味液供給板を通じて、
    刷毛塗布装置のブラシに調味液を供給して米菓焼成生地
    に調味液を塗布可能にして連続的に手作り風の米菓を製
    造可能にしてなる刷毛塗り味付け装置を用いた米菓製造
    機。
  7. 【請求項7】 エンドレス横桟式メッシュベルトコンベ
    アーの下流部末端に反転用シュートを設けその下流部に
    上部コンベアーと同期運転される同様のエンドレス横桟
    式メッシュベルトコンベアーを設け下部エンドレス横桟
    式メッシュベルトコンベアーの上段水平移動部の上方に
    上部エンドレス横桟式メッシュベルトコンベアーに設置
    されていると同様の刷毛塗り味付け装置を備えることに
    よって米菓焼成生地の両面に調味液を刷毛塗り様に付着
    させることを特徴とする請求項6の刷毛塗り味付け装置
    を用いた米菓製造機。
  8. 【請求項8】 刷毛塗布装置の塗布用ブラシに近接した
    上流部に製品押し付け用のフリーローラーを設けたこと
    を特徴とする請求項6,7の刷毛塗り味付け装置を用い
    た米菓製造機。
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