JPH11196548A - ブラシレスモータ - Google Patents
ブラシレスモータInfo
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- JPH11196548A JPH11196548A JP35959497A JP35959497A JPH11196548A JP H11196548 A JPH11196548 A JP H11196548A JP 35959497 A JP35959497 A JP 35959497A JP 35959497 A JP35959497 A JP 35959497A JP H11196548 A JPH11196548 A JP H11196548A
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- vibration
- ball
- bearing
- frequency
- axial direction
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 OA分野のディスク装置に用いられるモータ
において、ベアリングから発生する振動周波数を高め
て、ディスクやベースを含む固有振動との励振を防ぎオ
フトラックの発生を回避する。 【解決手段】 ブラケット11に固定され、駆動巻線が
施されたスタータコア2を持ち、ステータコア2に対向
する位置に駆動マグネット10が取り付けられ、ブラケ
ット11の中央部の穴には軸が固定され、ハブ8を回転
可能に支えるベアリング15が軸に嵌挿された構成のブ
ラシレスモータで、モータの回転数N、ベアリングの玉
数Zとしたとき、ベアリング15が回転して、ベアリン
グより発生するうねり振動周波数であるボールのうねり
振動、内輪うねり振動、外輪うねり振動がおのおの50
0Hzもしくは600Hz以上となる回転数Nとボールベア
リング15の玉数Zとの組合せとする。
において、ベアリングから発生する振動周波数を高め
て、ディスクやベースを含む固有振動との励振を防ぎオ
フトラックの発生を回避する。 【解決手段】 ブラケット11に固定され、駆動巻線が
施されたスタータコア2を持ち、ステータコア2に対向
する位置に駆動マグネット10が取り付けられ、ブラケ
ット11の中央部の穴には軸が固定され、ハブ8を回転
可能に支えるベアリング15が軸に嵌挿された構成のブ
ラシレスモータで、モータの回転数N、ベアリングの玉
数Zとしたとき、ベアリング15が回転して、ベアリン
グより発生するうねり振動周波数であるボールのうねり
振動、内輪うねり振動、外輪うねり振動がおのおの50
0Hzもしくは600Hz以上となる回転数Nとボールベア
リング15の玉数Zとの組合せとする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は小型、薄型化が要求
されるOA分野の特にディスク装置に使用される高速回
転型のブラシレスモータの構造に関するものである。
されるOA分野の特にディスク装置に使用される高速回
転型のブラシレスモータの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】OA分野の中で磁気ディスク装置等の回
転駆動に使われているブラシレスモータ(以下モータと
略す)の軸受はボールベアリングが多用されている。
転駆動に使われているブラシレスモータ(以下モータと
略す)の軸受はボールベアリングが多用されている。
【0003】最近、装置のトラック密度が10000T
piと高密度になってきており、この値は今後も年率数
十%の割合で高まっている。トラック密度10000T
piは1トラックに換算すると2.5μm程度の非常に
極小なトラックピッチである。
piと高密度になってきており、この値は今後も年率数
十%の割合で高まっている。トラック密度10000T
piは1トラックに換算すると2.5μm程度の非常に
極小なトラックピッチである。
【0004】磁気ディスク装置は完成品の状態で組み込
まれた磁気ディスクにヘッド位置決め用の情報をトラッ
ク上に書き込む必要がある。そして、磁気ディスク装置
はヘッド位置決め情報が書き込まれた所定のトラックを
ヘッドが忠実にトレースする必要があるため、精度の高
い位置決めサーボが行われている。
まれた磁気ディスクにヘッド位置決め用の情報をトラッ
ク上に書き込む必要がある。そして、磁気ディスク装置
はヘッド位置決め情報が書き込まれた所定のトラックを
ヘッドが忠実にトレースする必要があるため、精度の高
い位置決めサーボが行われている。
【0005】装置のトラック密度が10000Tpi程
度になると、その位置決め精度は一般的にトラックピッ
チの約10%以下にする必要がある。故に、トラック密
度10000Tpiの装置の場合、トラック方向の許容
変位量は0.25μmと言うサブミクロンレベルの位置
決め精度となる。つまり、0.25μm以上の変位が有
るとヘッドは所定のトラックから外れ(オフトラックと
言う)、予めそのトラックに書き込まれたヘッド位置決
め情報を再生することが不可能になり装置の信頼性が大
きく損なわれる。特に、磁気ディスク装置は磁気ディス
クの共振や、ベースの共振、アクチュエータの共振周波
数等が500Hz以下近辺に多く存在する。
度になると、その位置決め精度は一般的にトラックピッ
チの約10%以下にする必要がある。故に、トラック密
度10000Tpiの装置の場合、トラック方向の許容
変位量は0.25μmと言うサブミクロンレベルの位置
決め精度となる。つまり、0.25μm以上の変位が有
るとヘッドは所定のトラックから外れ(オフトラックと
言う)、予めそのトラックに書き込まれたヘッド位置決
め情報を再生することが不可能になり装置の信頼性が大
きく損なわれる。特に、磁気ディスク装置は磁気ディス
クの共振や、ベースの共振、アクチュエータの共振周波
数等が500Hz以下近辺に多く存在する。
【0006】図4は磁気ディスク装置の共振周波数を測
定した特性図であり、この特性図を使って実際の装置の
共振点を説明する。図4において41は磁気ディスクの
共振点であり約245Hzに存在している。また、44に
も磁気ディスクの共振点がありこの値は約500Hzであ
る。44の磁気ディスクの共振点は41の磁気ディスク
の共振点の2次共振で2倍の値となっている。42はア
クチュエータの共振点で周波数は約320Hzである。そ
して、43はベースの共振点であり約350Hzの周波数
である。このように500Hz以下の帯域には多くの共振
周波数が存在するため、ベアリングから発生する振動周
波数と重なり合わないような設計上の配慮が必要であ
る。
定した特性図であり、この特性図を使って実際の装置の
共振点を説明する。図4において41は磁気ディスクの
共振点であり約245Hzに存在している。また、44に
も磁気ディスクの共振点がありこの値は約500Hzであ
る。44の磁気ディスクの共振点は41の磁気ディスク
の共振点の2次共振で2倍の値となっている。42はア
クチュエータの共振点で周波数は約320Hzである。そ
して、43はベースの共振点であり約350Hzの周波数
である。このように500Hz以下の帯域には多くの共振
周波数が存在するため、ベアリングから発生する振動周
波数と重なり合わないような設計上の配慮が必要であ
る。
【0007】また、装置も従来の7200r/minから1
0000r/minと年々高速になる傾向があり、そのた
め、負荷部材である磁気ディスクを高速で振れ回り精度
を維持しながら回転させるためには装置全体の剛性を高
めていく必要がある。そして、装置は小型・薄型化の流
れの中にあり、過去は磁気ディスク径が5インチサイズ
が主流であったが、現在は3.5インチサイズが市場の
80から85%を占めるなど小型化している。更に3.
5インチサイズより小型な2.5インチサイズも10%
程度の市場を持ち、更に2.5インチ以下の小型のドラ
イブが出現している。
0000r/minと年々高速になる傾向があり、そのた
め、負荷部材である磁気ディスクを高速で振れ回り精度
を維持しながら回転させるためには装置全体の剛性を高
めていく必要がある。そして、装置は小型・薄型化の流
れの中にあり、過去は磁気ディスク径が5インチサイズ
が主流であったが、現在は3.5インチサイズが市場の
80から85%を占めるなど小型化している。更に3.
5インチサイズより小型な2.5インチサイズも10%
程度の市場を持ち、更に2.5インチ以下の小型のドラ
イブが出現している。
【0008】以上のように装置の剛性が高まり、また、
小型化に伴って装置の重量が軽くなると、磁気ディスク
装置は磁気ディスクの共振や、ベースの共振、アクチュ
エータの共振周波数が更に高まり600Hz以下の帯域と
なる。
小型化に伴って装置の重量が軽くなると、磁気ディスク
装置は磁気ディスクの共振や、ベースの共振、アクチュ
エータの共振周波数が更に高まり600Hz以下の帯域と
なる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、装置を
回転駆動するモータの軸受にボールベアリングを使用す
る構成では、回転に伴って振動が発生する。
回転駆動するモータの軸受にボールベアリングを使用す
る構成では、回転に伴って振動が発生する。
【0010】ボールベアリング(以下ベアリングと略
す)はベアリングを構成する部品である外輪、内輪、そ
してボールの仕上がり面、すなわち、内輪、外輪の軌道
面及びボールの表面は正確に真円度や真球度が完全であ
るとは言えない。よって、モータが回転してベアリング
も回転し始めるとベアリングから振動が発生する事はよ
く知られている。特に、ベアリングを構成する部品表面
のうねりの山数から発生する振動周波数は周知のことで
あり、その中でも特定の山数をもったうねりが大きな振
動の発生原因となる。
す)はベアリングを構成する部品である外輪、内輪、そ
してボールの仕上がり面、すなわち、内輪、外輪の軌道
面及びボールの表面は正確に真円度や真球度が完全であ
るとは言えない。よって、モータが回転してベアリング
も回転し始めるとベアリングから振動が発生する事はよ
く知られている。特に、ベアリングを構成する部品表面
のうねりの山数から発生する振動周波数は周知のことで
あり、その中でも特定の山数をもったうねりが大きな振
動の発生原因となる。
【0011】以上の振動は磁気ディスクやベースを含む
構成部品の固有振動を励振させたり、また、構成部品の
固有振動とベアリングから発生するうねり振動の周波数
が一致すると増幅されて、より大きな振動となり、装置
に許されるトラック方向の変位が規格をオーバしてオフ
トラックの発生に伴ない装置の信頼性が損なわれてい
た。
構成部品の固有振動を励振させたり、また、構成部品の
固有振動とベアリングから発生するうねり振動の周波数
が一致すると増幅されて、より大きな振動となり、装置
に許されるトラック方向の変位が規格をオーバしてオフ
トラックの発生に伴ない装置の信頼性が損なわれてい
た。
【0012】ちなみに、軸固定型モータでベアリングの
外輪が回転したときのベアリングから発生する振動周波
数は、モータ回転数をN、ベアリングの玉数をZ、ボー
ル公転周波数をFc、ボール自転周波数をFbとした場
合(ただし、nは正の整数)、モータの回転周波数Fr
はFr=N/60、ボールのうねり振動(アキシャル方
向)FdaはFda=2×n×Fb、ボールのうねり振
動(ラジアル方向)FdrはFdr=Fda±Fc、内
輪うねり振動(アキシャル方向)FeaはFea=n×
Z×Fc、内輪うねり振動(ラジアル方向)FerはF
er=n×Z×Fc、外輪うねり振動(アキシャル方
向)FfaはFfa=n×Z×(Fr−Fc)、外輪う
ねり振動(ラジアル方向)FfrはFfr=Ffa±F
rで表される。
外輪が回転したときのベアリングから発生する振動周波
数は、モータ回転数をN、ベアリングの玉数をZ、ボー
ル公転周波数をFc、ボール自転周波数をFbとした場
合(ただし、nは正の整数)、モータの回転周波数Fr
はFr=N/60、ボールのうねり振動(アキシャル方
向)FdaはFda=2×n×Fb、ボールのうねり振
動(ラジアル方向)FdrはFdr=Fda±Fc、内
輪うねり振動(アキシャル方向)FeaはFea=n×
Z×Fc、内輪うねり振動(ラジアル方向)FerはF
er=n×Z×Fc、外輪うねり振動(アキシャル方
向)FfaはFfa=n×Z×(Fr−Fc)、外輪う
ねり振動(ラジアル方向)FfrはFfr=Ffa±F
rで表される。
【0013】また、軸回転型モータでベアリングの内輪
が回転したときのベアリングから発生する振動周波数
は、モータ回転数をN、ベアリングの玉数をZ、ボール
公転周波数をFc、ボール自転周波数をFbとした場合
(ただし、nは正の整数)、モータの回転周波数Frは
Fr=N/60、ボールのうねり振動(アキシャル方
向)FdaはFda=2×n×Fb、ボールのうねり振
動(ラジアル方向)FdrはFdr=Fda±Fc、内
輪うねり振動(アキシャル方向)FeaはFea=n×
Z×(Fr−Fc)、内輪うねり振動(ラジアル方向)
FerはFer=Fea±Fr、外輪うねり振動(アキ
シャル方向)FfaはFfa=n×Z×Fc、外輪うね
り振動(ラジアル方向)FfrはFfr=n×Z×Fc
で表される。
が回転したときのベアリングから発生する振動周波数
は、モータ回転数をN、ベアリングの玉数をZ、ボール
公転周波数をFc、ボール自転周波数をFbとした場合
(ただし、nは正の整数)、モータの回転周波数Frは
Fr=N/60、ボールのうねり振動(アキシャル方
向)FdaはFda=2×n×Fb、ボールのうねり振
動(ラジアル方向)FdrはFdr=Fda±Fc、内
輪うねり振動(アキシャル方向)FeaはFea=n×
Z×(Fr−Fc)、内輪うねり振動(ラジアル方向)
FerはFer=Fea±Fr、外輪うねり振動(アキ
シャル方向)FfaはFfa=n×Z×Fc、外輪うね
り振動(ラジアル方向)FfrはFfr=n×Z×Fc
で表される。
【0014】従来のベアリングの玉数は、米国特許53
96135に記載されたものが知られており、この例か
らも分かるようにベアリングの玉数は8個の例である。
例えば、今、装置に使われているモータの回転数が72
00r/minでベアリングに8個からなる玉数を使用する
と、その時にベアリングから発生する振動周波数は(表
1)のようになる。なお(表1)はnを1とした時の値
である。
96135に記載されたものが知られており、この例か
らも分かるようにベアリングの玉数は8個の例である。
例えば、今、装置に使われているモータの回転数が72
00r/minでベアリングに8個からなる玉数を使用する
と、その時にベアリングから発生する振動周波数は(表
1)のようになる。なお(表1)はnを1とした時の値
である。
【0015】
【表1】
【0016】(表1)からわかるように外輪回転時は特
に外輪のうねり要因による振動周波数が約258Hz、3
78Hz、498Hzに発生する。図4にて説明したように
磁気ディスク装置の磁気ディスクの共振点が245Hzと
500Hzに存在するため、上述した外輪のうねり要因に
よる振動周波数である258Hzと、498Hzと数値的に
ほぼ一致するため、お互いに増幅し合って振動変位が大
きくなり、オフトラックが発生して磁気ディスク装置の
ヘッド位置決め制御が困難になる。
に外輪のうねり要因による振動周波数が約258Hz、3
78Hz、498Hzに発生する。図4にて説明したように
磁気ディスク装置の磁気ディスクの共振点が245Hzと
500Hzに存在するため、上述した外輪のうねり要因に
よる振動周波数である258Hzと、498Hzと数値的に
ほぼ一致するため、お互いに増幅し合って振動変位が大
きくなり、オフトラックが発生して磁気ディスク装置の
ヘッド位置決め制御が困難になる。
【0017】また、装置に使われているモータの回転数
が7200r/minでベアリングに8個からなる玉数を使
用すると、(表1)に示すようにベアリングの内輪回転
時でも、同じく外輪のうねり要因による振動周波数が3
78Hzに存在する。図4にて説明したように磁気ディス
ク装置のベースの共振点が350Hzに存在するため、上
述した外輪のうねり要因による振動周波数が378Hzと
近くになるためベースの共振点バラツキによって影響を
受け、お互いに増幅し合って振動変位が大きくなり、オ
フトラックが発生して磁気ディスク装置のヘッド位置決
め制御が困難になる。
が7200r/minでベアリングに8個からなる玉数を使
用すると、(表1)に示すようにベアリングの内輪回転
時でも、同じく外輪のうねり要因による振動周波数が3
78Hzに存在する。図4にて説明したように磁気ディス
ク装置のベースの共振点が350Hzに存在するため、上
述した外輪のうねり要因による振動周波数が378Hzと
近くになるためベースの共振点バラツキによって影響を
受け、お互いに増幅し合って振動変位が大きくなり、オ
フトラックが発生して磁気ディスク装置のヘッド位置決
め制御が困難になる。
【0018】特に、軸固定型や軸回転型のモータに関わ
らず、ベアリングのうねり要因による振動周波数は50
0Hz以下のため、磁気ディスク、ベースやアクチュエー
タ等の固有振動周波数の帯域と重なり、お互いの周波数
が増幅し合うことにより振動変位が大きくなり、装置の
ヘッド位置決め制御が困難になる。
らず、ベアリングのうねり要因による振動周波数は50
0Hz以下のため、磁気ディスク、ベースやアクチュエー
タ等の固有振動周波数の帯域と重なり、お互いの周波数
が増幅し合うことにより振動変位が大きくなり、装置の
ヘッド位置決め制御が困難になる。
【0019】一般的に、装置を構成する磁気ディスク、
ベース、アクチュエータ等の部品の固有振動は剛性の平
方根に比例し、重量の平方根に反比例してして大きく
(高く)なる。そして、磁気ディスク装置は高速化、小
型・薄型化のトレンドのため、負荷部材である磁気ディ
スクを高速で触れ回り精度を維持しながら回転させるた
め、装置全体の剛性は大きくなる傾向がある。
ベース、アクチュエータ等の部品の固有振動は剛性の平
方根に比例し、重量の平方根に反比例してして大きく
(高く)なる。そして、磁気ディスク装置は高速化、小
型・薄型化のトレンドのため、負荷部材である磁気ディ
スクを高速で触れ回り精度を維持しながら回転させるた
め、装置全体の剛性は大きくなる傾向がある。
【0020】その上、装置が小型・薄型化してくるとベ
ースの重量や装置全体の重量が小さくなる傾向がある。
以上のように装置全体の剛性が大きくなり、また、ベー
スや装置全体の重量が小さくなると、装置を構成する磁
気ディスク、ベース、アクチュエータ等の固有振動周波
数は高くなっていく。
ースの重量や装置全体の重量が小さくなる傾向がある。
以上のように装置全体の剛性が大きくなり、また、ベー
スや装置全体の重量が小さくなると、装置を構成する磁
気ディスク、ベース、アクチュエータ等の固有振動周波
数は高くなっていく。
【0021】よって、高速回転や小型・薄型化の流れの
ある磁気ディスク装置は磁気ディスクの共振や、ベース
の共振、アクチュエータの共振周波数の帯域が高くなる
傾向があるため、モータのベアリングから発生するうね
り要因による振動周波数は600Hz以上にする必要があ
る。
ある磁気ディスク装置は磁気ディスクの共振や、ベース
の共振、アクチュエータの共振周波数の帯域が高くなる
傾向があるため、モータのベアリングから発生するうね
り要因による振動周波数は600Hz以上にする必要があ
る。
【0022】このように、ベアリングから発生するうね
り要因による振動周波数を、磁気ディスクの共振や、ベ
ースの共振、アクチュエータの共振周波数の帯域と重な
らないようにしないとデータの読み出しや書き込の時、
ベアリングの振動に伴う変位によってオフトラックが発
生して、装置エラーが多発する不具合が生じていた。そ
のため、装置を高容量化するためのトラックピッチの向
上ができない課題を有していた。また、予め装置の磁気
ディスクにヘッド位置決め情報を書き込む際、ベアリン
グより発生する振動によって工程歩留まりが悪いと言う
不具合も有していた。なおかつ、うねり要因による振動
周波数は騒音の原因にもなっており、特に、ベアリング
から発生するうねり要因による振動周波数を、磁気ディ
スクの共振や、ベースの共振、アクチュエータの共振周
波数の帯域と重なると耳障りな騒音を発生していた。
り要因による振動周波数を、磁気ディスクの共振や、ベ
ースの共振、アクチュエータの共振周波数の帯域と重な
らないようにしないとデータの読み出しや書き込の時、
ベアリングの振動に伴う変位によってオフトラックが発
生して、装置エラーが多発する不具合が生じていた。そ
のため、装置を高容量化するためのトラックピッチの向
上ができない課題を有していた。また、予め装置の磁気
ディスクにヘッド位置決め情報を書き込む際、ベアリン
グより発生する振動によって工程歩留まりが悪いと言う
不具合も有していた。なおかつ、うねり要因による振動
周波数は騒音の原因にもなっており、特に、ベアリング
から発生するうねり要因による振動周波数を、磁気ディ
スクの共振や、ベースの共振、アクチュエータの共振周
波数の帯域と重なると耳障りな騒音を発生していた。
【0023】
【課題を解決するための手段】以上述べたように本発明
は上記の問題点を解決するため、ブラシレスモータの回
転数N、ベアリングの玉数Zとしたとき、ベアリングが
回転して、ベアリングより発生するボール公転周波数と
ボール自転周波数を除いたうねり振動周波数であるボー
ルのうねり振動(アキシャル方向)、ボールのうねり振
動(ラジアル方向)、内輪うねり振動(アキシャル方
向)、内輪うねり振動(ラジアル方向)、外輪うねり振
動(アキシャル方向)、外輪うねり振動(ラジアル方
向)がそれぞれ500Hz或いは600Hz以上となるブラ
シレスモータの回転数Nとベアリングの玉数Zとの組合
せで構成したものである。
は上記の問題点を解決するため、ブラシレスモータの回
転数N、ベアリングの玉数Zとしたとき、ベアリングが
回転して、ベアリングより発生するボール公転周波数と
ボール自転周波数を除いたうねり振動周波数であるボー
ルのうねり振動(アキシャル方向)、ボールのうねり振
動(ラジアル方向)、内輪うねり振動(アキシャル方
向)、内輪うねり振動(ラジアル方向)、外輪うねり振
動(アキシャル方向)、外輪うねり振動(ラジアル方
向)がそれぞれ500Hz或いは600Hz以上となるブラ
シレスモータの回転数Nとベアリングの玉数Zとの組合
せで構成したものである。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、ブラケットに固定されたスタータコアを持ち、スタ
ータコアには駆動巻線がなされ、回転子にはスタータコ
アに対向する位置に駆動マグネットが取り付けられ、更
にブラケットの中央部の穴には固定軸が取り付けられ、
回転子はハブを持ち、ハブを回転可能に支える2つ以上
のベアリングが固定軸に嵌挿された軸固定型構成におい
て、ブラシレスモータの回転数N、ベアリングの玉数Z
としたとき、ベアリングが回転して、ベアリングより発
生するボール公転周波数とボール自転周波数を除いたう
ねり振動(アキシャル方向)はFda=2×n×Fb、
ボールのうねり振動(ラジアル方向)はFdr=Fda
±Fc、うねり振動(アキシャル方向)はFea=n×
Z×Fc、内輪うねり振動(ラジアル方向)はFer=
n×Z×Fc、外輪うねり振動(アキシャル方向)はF
fa=n×Z×(Fr−Fc)、外輪うねり振動(ラジ
アル方向)はFfr=Ffa±Frがそれぞれ500Hz
以上となるように回転数Nとベアリングの玉数Zとの組
合せにすることによって、ベアリングから発生するうね
り振動周波数を500Hz以上にすることが可能となり、
磁気ディスクの共振、ベースの共振やアクチュエータの
共振周波数と帯域が重ならず、セット振動を少なくする
作用を有する。
は、ブラケットに固定されたスタータコアを持ち、スタ
ータコアには駆動巻線がなされ、回転子にはスタータコ
アに対向する位置に駆動マグネットが取り付けられ、更
にブラケットの中央部の穴には固定軸が取り付けられ、
回転子はハブを持ち、ハブを回転可能に支える2つ以上
のベアリングが固定軸に嵌挿された軸固定型構成におい
て、ブラシレスモータの回転数N、ベアリングの玉数Z
としたとき、ベアリングが回転して、ベアリングより発
生するボール公転周波数とボール自転周波数を除いたう
ねり振動(アキシャル方向)はFda=2×n×Fb、
ボールのうねり振動(ラジアル方向)はFdr=Fda
±Fc、うねり振動(アキシャル方向)はFea=n×
Z×Fc、内輪うねり振動(ラジアル方向)はFer=
n×Z×Fc、外輪うねり振動(アキシャル方向)はF
fa=n×Z×(Fr−Fc)、外輪うねり振動(ラジ
アル方向)はFfr=Ffa±Frがそれぞれ500Hz
以上となるように回転数Nとベアリングの玉数Zとの組
合せにすることによって、ベアリングから発生するうね
り振動周波数を500Hz以上にすることが可能となり、
磁気ディスクの共振、ベースの共振やアクチュエータの
共振周波数と帯域が重ならず、セット振動を少なくする
作用を有する。
【0025】請求項2に記載の発明は、ブラケットに固
定されたスタータコアを持ち、スタータコアには駆動巻
線がなされ、回転子にはステータコアに対向する位置に
駆動マグネットが取り付けられ、更にブラケットの中央
部には円筒状の突出部が形成され、回転子はハブを持
ち、ハブに中央部の穴に固定された回転軸を持ち、回転
軸を回転可能に支える2つ以上のベアリングがブラケッ
トの中央部に位置する円筒状の突出部に嵌挿された軸回
転型構成において、ブラシレスモータの回転数N、ベア
リングの玉数Zとしたとき、ベアリングが回転して、ベ
アリングより発生するボール公転周波数とボール自転周
波数を除いたうねり振動(アキシャル方向)はFda=
2×n×Fb、ボールのうねり振動(ラジアル方向)は
Fdr=Fda±Fc、内輪うねり振動(アキシャル方
向)はFea=n×Z×(Fr−Fc)、内輪うねり振
動(ラジアル方向)はFer=Fea±Fr、外輪うね
り振動(アキシャル方向)はFfa=n×Z×Fc、外
輪うねり振動(ラジアル方向)はFfr=n×Z×Fc
がそれぞれが600Hz以上となる回転数Nと前記ボール
ベアリングの玉数Zとの組合せにすることによって、ベ
アリングから発生するうねり振動周波数を600Hz以上
にすることが可能となり、磁気ディスクの共振、ベース
の共振やアクチュエータの共振周波数と帯域が重なら
ず、セット振動を少なくする作用を有する。
定されたスタータコアを持ち、スタータコアには駆動巻
線がなされ、回転子にはステータコアに対向する位置に
駆動マグネットが取り付けられ、更にブラケットの中央
部には円筒状の突出部が形成され、回転子はハブを持
ち、ハブに中央部の穴に固定された回転軸を持ち、回転
軸を回転可能に支える2つ以上のベアリングがブラケッ
トの中央部に位置する円筒状の突出部に嵌挿された軸回
転型構成において、ブラシレスモータの回転数N、ベア
リングの玉数Zとしたとき、ベアリングが回転して、ベ
アリングより発生するボール公転周波数とボール自転周
波数を除いたうねり振動(アキシャル方向)はFda=
2×n×Fb、ボールのうねり振動(ラジアル方向)は
Fdr=Fda±Fc、内輪うねり振動(アキシャル方
向)はFea=n×Z×(Fr−Fc)、内輪うねり振
動(ラジアル方向)はFer=Fea±Fr、外輪うね
り振動(アキシャル方向)はFfa=n×Z×Fc、外
輪うねり振動(ラジアル方向)はFfr=n×Z×Fc
がそれぞれが600Hz以上となる回転数Nと前記ボール
ベアリングの玉数Zとの組合せにすることによって、ベ
アリングから発生するうねり振動周波数を600Hz以上
にすることが可能となり、磁気ディスクの共振、ベース
の共振やアクチュエータの共振周波数と帯域が重なら
ず、セット振動を少なくする作用を有する。
【0026】
【実施例】以下本発明の実施例について、図面を参照し
ながら説明する。
ながら説明する。
【0027】(実施例1)図1,2は本発明の軸固定型
のモータの断面図を示すものである。図1,2において
11はアルミニウム製の円形のブラケットであり、この
ブラケット11の中央部の穴にはステンレス製の固定軸
12が圧入固定されるとともに、印刷基板4がブラケッ
ト11の内面側に接着により固定されている。2はステ
ータコアであり、その両端面、または外内径面にエポキ
シ系樹脂からなる絶縁部材26が薄く塗布されている。
のモータの断面図を示すものである。図1,2において
11はアルミニウム製の円形のブラケットであり、この
ブラケット11の中央部の穴にはステンレス製の固定軸
12が圧入固定されるとともに、印刷基板4がブラケッ
ト11の内面側に接着により固定されている。2はステ
ータコアであり、その両端面、または外内径面にエポキ
シ系樹脂からなる絶縁部材26が薄く塗布されている。
【0028】そして、駆動巻線3がステーターコア2に
巻装されている。ステータコア2は駆動巻線3が巻かれ
た後、固定軸12のブラケット11側に固定され、駆動
巻線3の端末は印刷基板4の半田付けランド(図示せ
ず)に半田付けされている。
巻装されている。ステータコア2は駆動巻線3が巻かれ
た後、固定軸12のブラケット11側に固定され、駆動
巻線3の端末は印刷基板4の半田付けランド(図示せ
ず)に半田付けされている。
【0029】ブラケット11に取り付けられたステータ
コア2の反ブラケット側方向には予圧バネ6を位置決め
する固定部材7が軸方向の所定高さに取り付けられる。
コア2の反ブラケット側方向には予圧バネ6を位置決め
する固定部材7が軸方向の所定高さに取り付けられる。
【0030】1は回転子であり、負荷部材である磁気デ
ィスク28が装着可能な外径部5を有する筒状の鉄系材
料からなるハブ8に駆動マグネット10がハブ8の開放
端側に挿入された後に接着される。そして、ハブ8には
スペーサ部14を介して軸方向に離れた位置に上ベアリ
ング15a、下ベアリング15bが固定されて、回転子
1の部分組み立てが終了する。
ィスク28が装着可能な外径部5を有する筒状の鉄系材
料からなるハブ8に駆動マグネット10がハブ8の開放
端側に挿入された後に接着される。そして、ハブ8には
スペーサ部14を介して軸方向に離れた位置に上ベアリ
ング15a、下ベアリング15bが固定されて、回転子
1の部分組み立てが終了する。
【0031】その後、回転子1は固定軸12に固定され
た固定部材7の上に予圧バネ6が挿入された後、上ベア
リング15a、下ベアリング15bの内輪がブラケット
11の中央部に位置する固定軸12に挿入された後に予
圧をかけて接着される。そして、駆動マグネット10、
ハブ8等を有する回転子1はブラケット11に固定され
た固定軸12を支点として回転自在に支持される。
た固定部材7の上に予圧バネ6が挿入された後、上ベア
リング15a、下ベアリング15bの内輪がブラケット
11の中央部に位置する固定軸12に挿入された後に予
圧をかけて接着される。そして、駆動マグネット10、
ハブ8等を有する回転子1はブラケット11に固定され
た固定軸12を支点として回転自在に支持される。
【0032】上ベアリング15aの上部には部材16を
介して磁性流体シール17が置かれ、磁性流体シール1
7と固定軸12との間に磁性流体18が注入される。
介して磁性流体シール17が置かれ、磁性流体シール1
7と固定軸12との間に磁性流体18が注入される。
【0033】以上のようにして完成されたモータは、ベ
ース30に取り付けられた後に、磁気ディスク28や、
ヘッド32が所定の位置に装着される。そして、カバー
31をベース30に密封性を維持しながら取り付けるこ
とによって、磁気ディスク領域29を外部から遮断し
て、磁気ディスク28やヘッド32を有する磁気ディス
ク領域29の清浄度を長期にわたり維持できる構造にな
っている。
ース30に取り付けられた後に、磁気ディスク28や、
ヘッド32が所定の位置に装着される。そして、カバー
31をベース30に密封性を維持しながら取り付けるこ
とによって、磁気ディスク領域29を外部から遮断し
て、磁気ディスク28やヘッド32を有する磁気ディス
ク領域29の清浄度を長期にわたり維持できる構造にな
っている。
【0034】(実施例2)図3は本発明の軸回転型のモ
ータの別の実施例の断面図を示すものである。図3にお
いて11はアルミニウム製の円形のブラケットであり、
このブラケット11の中央部には円柱状の突出部9が構
成されている。
ータの別の実施例の断面図を示すものである。図3にお
いて11はアルミニウム製の円形のブラケットであり、
このブラケット11の中央部には円柱状の突出部9が構
成されている。
【0035】印刷基板4はブラケット11の内面側に接
着により固定されている。2はステータコアであり、そ
の両端面、または外内径面にエポキシ系樹脂からなる絶
縁部材26が薄く塗布されている。そして、駆動巻線3
がステーターコア2に巻装されている。ステータコア2
は駆動巻線3が巻かれた後、ブラケット11の中央部に
は突出部9に固定され、駆動巻線3の端末は印刷基板4
の半田付けランド(図示せず)に半田付けされている。
着により固定されている。2はステータコアであり、そ
の両端面、または外内径面にエポキシ系樹脂からなる絶
縁部材26が薄く塗布されている。そして、駆動巻線3
がステーターコア2に巻装されている。ステータコア2
は駆動巻線3が巻かれた後、ブラケット11の中央部に
は突出部9に固定され、駆動巻線3の端末は印刷基板4
の半田付けランド(図示せず)に半田付けされている。
【0036】1は回転子であり、負荷部材である磁気デ
ィスク(図示せず)が装着可能な外径部5を有する筒状
のアルミニウム製からなるハブ8の中央部の穴に回転軸
13が圧入されている。そして、ロータフレーム19が
ハブ8の開放端側に固定され、駆動マグネット10がロ
ータフレーム19の内側に挿入された後に接着されて回
転子1が構成される。また、回転子1を構成する回転軸
13にはブラケット11の中央部の位置する突出部9の
内側に取り付けられたスペーサ20の両端に位置するよ
うに軸方向に離れて上ベアリング15a、下ベアリング
15bが固定される。
ィスク(図示せず)が装着可能な外径部5を有する筒状
のアルミニウム製からなるハブ8の中央部の穴に回転軸
13が圧入されている。そして、ロータフレーム19が
ハブ8の開放端側に固定され、駆動マグネット10がロ
ータフレーム19の内側に挿入された後に接着されて回
転子1が構成される。また、回転子1を構成する回転軸
13にはブラケット11の中央部の位置する突出部9の
内側に取り付けられたスペーサ20の両端に位置するよ
うに軸方向に離れて上ベアリング15a、下ベアリング
15bが固定される。
【0037】そのようにして、駆動マグネット10、ロ
ータフレーム19、ハブ8、回転軸13を有する回転子
1は突出部9の内側に位置する上ベアリング15a、下
ベアリング15bによって回転軸13を回転自在に支持
している。
ータフレーム19、ハブ8、回転軸13を有する回転子
1は突出部9の内側に位置する上ベアリング15a、下
ベアリング15bによって回転軸13を回転自在に支持
している。
【0038】図3にてモータを含む磁気ディスク装置の
機能を説明する。ベース30に取り付けられたモータ2
1のハブ8の外径部5には磁気ディスク28がディスク
スペーサ33を介して積み上げられクランプ板34にて
しっかり固定される。一方、ベース30にはアクチュエ
ータ軸36が固定され、アクチュエータ軸36には上ベ
アリング38a、下ベアリング38bが取り付けられ、
その外側のアーム支え40によって旋回可能に支持され
る。アーム支え40には磁気ディスク28のそれぞれ裏
と表面に対応すべくアーム37が、それぞれ固定され
る。その後、アーム37の先端にはそれぞれデータを書
き込んだり読み込んだりするためのヘッド32が取り付
けられる。このようにしてアーム37、ヘッド32を有
するアクチュエータ39が構成される。そして、カバー
31をベース30に密封性を維持しながら取り付けるこ
とによって、磁気ディスク領域29を外部から遮断し
て、磁気ディスク28やヘッド32を有する磁気ディス
ク領域29の清浄度を長期にわたり維持できる構造にな
っている。
機能を説明する。ベース30に取り付けられたモータ2
1のハブ8の外径部5には磁気ディスク28がディスク
スペーサ33を介して積み上げられクランプ板34にて
しっかり固定される。一方、ベース30にはアクチュエ
ータ軸36が固定され、アクチュエータ軸36には上ベ
アリング38a、下ベアリング38bが取り付けられ、
その外側のアーム支え40によって旋回可能に支持され
る。アーム支え40には磁気ディスク28のそれぞれ裏
と表面に対応すべくアーム37が、それぞれ固定され
る。その後、アーム37の先端にはそれぞれデータを書
き込んだり読み込んだりするためのヘッド32が取り付
けられる。このようにしてアーム37、ヘッド32を有
するアクチュエータ39が構成される。そして、カバー
31をベース30に密封性を維持しながら取り付けるこ
とによって、磁気ディスク領域29を外部から遮断し
て、磁気ディスク28やヘッド32を有する磁気ディス
ク領域29の清浄度を長期にわたり維持できる構造にな
っている。
【0039】そして、磁気ディスク装置は所定のデータ
が書き込まれたトラックをヘッド32が忠実にトレース
する必要があるため、ヘッド32は精度高い位置決め制
御を行う必要がある。その為、磁気ディスク28はヘッ
ド位置決め情報が磁気ディスク28上のトラックに書き
込まれている。
が書き込まれたトラックをヘッド32が忠実にトレース
する必要があるため、ヘッド32は精度高い位置決め制
御を行う必要がある。その為、磁気ディスク28はヘッ
ド位置決め情報が磁気ディスク28上のトラックに書き
込まれている。
【0040】図1,図2,図3に示すようにそれぞれ上
ベアリング15a、下ベアリング15bは軸方向に離れ
た位置に取り付けられており、それぞれ、複数以上から
なるボール23、内輪24、外輪25等の部品によって
構成されている。モータ21が回転するとベアリング1
5a,15bも回転し始め、ベアリング15a,15b
からベアリングのうねり要因による振動が発生する。そ
して、この振動はモータ21のハブ8に伝わり、そして
ハブ8に取り付けられた磁気ディスク28に伝わって磁
気ディスク28を径方向、あるいは、軸方向に振動させ
る原因となる。
ベアリング15a、下ベアリング15bは軸方向に離れ
た位置に取り付けられており、それぞれ、複数以上から
なるボール23、内輪24、外輪25等の部品によって
構成されている。モータ21が回転するとベアリング1
5a,15bも回転し始め、ベアリング15a,15b
からベアリングのうねり要因による振動が発生する。そ
して、この振動はモータ21のハブ8に伝わり、そして
ハブ8に取り付けられた磁気ディスク28に伝わって磁
気ディスク28を径方向、あるいは、軸方向に振動させ
る原因となる。
【0041】一方、ベアリング15a,15bから発生
した振動はモータ21のブラケット11からベース30
に伝わり、そして、ベース30に固定されたアクチュエ
ータ軸36を介して上ベアリング38a、下ベアリング
38b、アーム37に伝わる。その後、アーム37の先
端に取り付けられたヘッド32を径方向、あるいは、軸
方向に振動させる。そうすると、磁気ディスク28のト
ラックとヘッド32との間にて相対的な不用な振動が発
生して、データの読み出しや書き込みの時、オフトラッ
クが生じ、装置エラーの不具合が生じる。よって、ベア
リング15a,15bから発生する振動周波数を、装置
を構成する磁気ディスク28、ベース30、アクチュエ
ータ39の部品の固有振動周波数帯域からずらさないと
信頼性のある装置ができなくなる。望ましくはベアリン
グのうねり要因による振動周波数を磁気ディスク装置の
共振点である磁気ディスクの共振点245Hz,500H
z、アクチュエータの共振点320Hzとベースの共振点
350Hzの内の最大値である500Hz以上の周波数にす
ると信頼性の高い装置ができる。
した振動はモータ21のブラケット11からベース30
に伝わり、そして、ベース30に固定されたアクチュエ
ータ軸36を介して上ベアリング38a、下ベアリング
38b、アーム37に伝わる。その後、アーム37の先
端に取り付けられたヘッド32を径方向、あるいは、軸
方向に振動させる。そうすると、磁気ディスク28のト
ラックとヘッド32との間にて相対的な不用な振動が発
生して、データの読み出しや書き込みの時、オフトラッ
クが生じ、装置エラーの不具合が生じる。よって、ベア
リング15a,15bから発生する振動周波数を、装置
を構成する磁気ディスク28、ベース30、アクチュエ
ータ39の部品の固有振動周波数帯域からずらさないと
信頼性のある装置ができなくなる。望ましくはベアリン
グのうねり要因による振動周波数を磁気ディスク装置の
共振点である磁気ディスクの共振点245Hz,500H
z、アクチュエータの共振点320Hzとベースの共振点
350Hzの内の最大値である500Hz以上の周波数にす
ると信頼性の高い装置ができる。
【0042】
【表2】
【0043】(表2)は装置に使用されているモータの
回転数が7200r/minでベアリングに12個からなる
玉数を使用した時のベアリングから発生する振動周波数
を表したものである。なお(表2)はnを1とした時の
値である。
回転数が7200r/minでベアリングに12個からなる
玉数を使用した時のベアリングから発生する振動周波数
を表したものである。なお(表2)はnを1とした時の
値である。
【0044】(表2)で示すように、ベアリングの玉数
を12個にすると外輪回転時のうねりによる振動周波数
であるボールのうねり振動(アキシャル方向)、ボール
のうねり振動(ラジアル方向)、内輪うねり振動(アキ
シャル方向)、内輪うねり振動(ラジアル方向)、外輪
うねり振動(アキシャル方向)、外輪うねり振動(ラジ
アル方向)はそれぞれ500Hz以上となる。
を12個にすると外輪回転時のうねりによる振動周波数
であるボールのうねり振動(アキシャル方向)、ボール
のうねり振動(ラジアル方向)、内輪うねり振動(アキ
シャル方向)、内輪うねり振動(ラジアル方向)、外輪
うねり振動(アキシャル方向)、外輪うねり振動(ラジ
アル方向)はそれぞれ500Hz以上となる。
【0045】故に、図4に示すように装置の磁気ディス
クの共振や、ベースの共振、アクチュエータの共振周波
数の帯域は500Hz以下で、なおかつ、12個の玉数を
有するベアリングから発生するうねり振動周波数は(表
2)の如く全て500Hz以上のため、お互いの周波数が
重ならないため励振が無く、低振動となり信頼性のある
装置ができる。
クの共振や、ベースの共振、アクチュエータの共振周波
数の帯域は500Hz以下で、なおかつ、12個の玉数を
有するベアリングから発生するうねり振動周波数は(表
2)の如く全て500Hz以上のため、お互いの周波数が
重ならないため励振が無く、低振動となり信頼性のある
装置ができる。
【0046】また、外輪回転時のうねりによる振動周波
数は外輪うねり振動(ラジアル方向)を除く、ボールの
うねり振動(アキシャル方向)、ボールのうねり振動
(ラジアル方向)、内輪うねり振動(アキシャル方
向)、内輪うねり振動(ラジアル方向)、外輪うねり振
動(アキシャル方向)はそれぞれ600Hz以上となる。
数は外輪うねり振動(ラジアル方向)を除く、ボールの
うねり振動(アキシャル方向)、ボールのうねり振動
(ラジアル方向)、内輪うねり振動(アキシャル方
向)、内輪うねり振動(ラジアル方向)、外輪うねり振
動(アキシャル方向)はそれぞれ600Hz以上となる。
【0047】よって、磁気ディスクの共振や、ベースの
共振、アクチュエータの共振周波数等が高い高速回転や
小型・薄型化の磁気ディスク装置等に適する。
共振、アクチュエータの共振周波数等が高い高速回転や
小型・薄型化の磁気ディスク装置等に適する。
【0048】このように高速回転や小型・薄型化の装置
は磁気ディスク共振や、ベースの共振、アクチュエータ
の共振周波数の帯域は従来のものに比べて高くなるため
ベアリングから発生するうねり振動周波数と重ならない
ため励振が無く、低振動な磁気ディスク装置を提供でき
る。
は磁気ディスク共振や、ベースの共振、アクチュエータ
の共振周波数の帯域は従来のものに比べて高くなるため
ベアリングから発生するうねり振動周波数と重ならない
ため励振が無く、低振動な磁気ディスク装置を提供でき
る。
【0049】更に、内輪回転時のうねりによる振動周波
数であるボールのうねり振動(アキシャル方向)、ボー
ルのうねり振動(ラジアル方向)、内輪うねり振動(ア
キシャル方向)、内輪うねり振動(ラジアル方向)、外
輪うねり振動(アキシャル方向)、外輪うねり振動(ラ
ジアル方向)がそれぞれ600Hz以上となるため、装置
の磁気ディスク共振や、ベースの共振、アクチュエータ
の共振周波数の帯域は500Hz以下程度なのでベアリン
グから発生するうねり振動周波数と重ならないため励振
が無く、低振動となる。
数であるボールのうねり振動(アキシャル方向)、ボー
ルのうねり振動(ラジアル方向)、内輪うねり振動(ア
キシャル方向)、内輪うねり振動(ラジアル方向)、外
輪うねり振動(アキシャル方向)、外輪うねり振動(ラ
ジアル方向)がそれぞれ600Hz以上となるため、装置
の磁気ディスク共振や、ベースの共振、アクチュエータ
の共振周波数の帯域は500Hz以下程度なのでベアリン
グから発生するうねり振動周波数と重ならないため励振
が無く、低振動となる。
【0050】また、高速回転で、なおかつ、小型・薄型
の装置は磁気ディスク共振や、ベースの共振、アクチュ
エータの共振周波数の帯域は600Hz以下程度なので、
ベアリングから発生するうねり振動周波数と重ならない
ため励振が無く、低振動となる。特に振動を抑制する必
要が有る高密度磁気ディスク装置の回転数は7200r
/minが大半のため、その場合は玉数は12個以上が望
ましい。
の装置は磁気ディスク共振や、ベースの共振、アクチュ
エータの共振周波数の帯域は600Hz以下程度なので、
ベアリングから発生するうねり振動周波数と重ならない
ため励振が無く、低振動となる。特に振動を抑制する必
要が有る高密度磁気ディスク装置の回転数は7200r
/minが大半のため、その場合は玉数は12個以上が望
ましい。
【0051】回転数が一定の状態でうねりによる振動周
波数を高めるには玉数Zを増していくことになる。しか
し、ベアリングは玉数を増やすとボールの径を小さくし
ないと収容できないため、よって、ベアリングに一定の
予圧を掛けたとき、レース面に加わる面圧が大きくな
る。そのため衝撃等によるブリネル圧痕が発生しやすく
なり騒音寿命が短くなる。故に玉数は無限大に入れるこ
とは不可能となり自ずと玉数は20以下が望ましい。
波数を高めるには玉数Zを増していくことになる。しか
し、ベアリングは玉数を増やすとボールの径を小さくし
ないと収容できないため、よって、ベアリングに一定の
予圧を掛けたとき、レース面に加わる面圧が大きくな
る。そのため衝撃等によるブリネル圧痕が発生しやすく
なり騒音寿命が短くなる。故に玉数は無限大に入れるこ
とは不可能となり自ずと玉数は20以下が望ましい。
【0052】特に、業界で一般的に使われている外径は
15mm、13mm、10mm、9mm、8mmでありこれらのベ
アリングサイズで有れば12個程度が振動周波数と面圧
からみてバランスが良い。
15mm、13mm、10mm、9mm、8mmでありこれらのベ
アリングサイズで有れば12個程度が振動周波数と面圧
からみてバランスが良い。
【0053】また、モータの組立時ハブのベアリングが
挿入される内径精度が非真円で、ベアリングの外輪はハ
ブへの固定において、外輪がハブに圧入されたり、また
接着剤にて固定されたりすると、外輪は固定されるハブ
の内径真円度の影響を受けて歪み、それによって外輪の
精度が悪化しそれに伴ってうねり振動が発生する。
挿入される内径精度が非真円で、ベアリングの外輪はハ
ブへの固定において、外輪がハブに圧入されたり、また
接着剤にて固定されたりすると、外輪は固定されるハブ
の内径真円度の影響を受けて歪み、それによって外輪の
精度が悪化しそれに伴ってうねり振動が発生する。
【0054】
【発明の効果】本発明は、上記の構成によって、ベアリ
ングから発生するうねり振動周波数を500Hz以上もし
くは600Hz以上に高めることができるため、装置に5
00Hz以下の、磁気ディスク、ベースやアクチュエータ
を含む固有振動が有ってもベアリングから発生するうね
り振動周波数が500Hz以上のためお互いが重なり合わ
ない。
ングから発生するうねり振動周波数を500Hz以上もし
くは600Hz以上に高めることができるため、装置に5
00Hz以下の、磁気ディスク、ベースやアクチュエータ
を含む固有振動が有ってもベアリングから発生するうね
り振動周波数が500Hz以上のためお互いが重なり合わ
ない。
【0055】従って、データの読み出しや書き込みの
時、ベアリングの振動に伴うお互いの励振が無いので、
オフトラックが生じることがなく、装置の信頼性を向上
できる。
時、ベアリングの振動に伴うお互いの励振が無いので、
オフトラックが生じることがなく、装置の信頼性を向上
できる。
【0056】また、装置のトラック密度を高めることが
可能のため高容量な装置を実現できる。更に、磁気ディ
スクやベースを含む固有振動と重ならないため、低騒音
なモータを提供することができる。
可能のため高容量な装置を実現できる。更に、磁気ディ
スクやベースを含む固有振動と重ならないため、低騒音
なモータを提供することができる。
【0057】また、ハブのベアリングが挿入される内径
精度が非真円だと、更に振動周波数が発生しやすいが、
しかし、発生する振動周波数は玉数Zと回転数Nを組み
合わせることによって500Hzもしくは600Hz以上に
設定することが可能となり磁気ディスク装置にオフトラ
ックに与える影響を改善することが可能となる。
精度が非真円だと、更に振動周波数が発生しやすいが、
しかし、発生する振動周波数は玉数Zと回転数Nを組み
合わせることによって500Hzもしくは600Hz以上に
設定することが可能となり磁気ディスク装置にオフトラ
ックに与える影響を改善することが可能となる。
【0058】磁気ディスク装置に限らず、光ディスク装
置やFDDやポリゴンミラー駆動用モータ等に適用する
と工業的価値が大である。
置やFDDやポリゴンミラー駆動用モータ等に適用する
と工業的価値が大である。
【図1】本発明の実施例1によるモータの断面図
【図2】本発明の実施例1によるモータを含む磁気ディ
スク装置の断面図
スク装置の断面図
【図3】本発明の実施例2によるモータの断面図
【図4】磁気ディスク装置の共振周波数をあらわす特性
図
図
1 回転子 2 ステータコア 3 駆動巻線 4 印刷基板 5 外径部 6 予圧バネ 7 固定部材 8 ハブ 9 突出部 10 駆動マグネット 11 ブラケット 12 固定軸 13 回転軸 14 スペーサ部 15a,38a 上ベアリング 15b,38b 下ベアリング 16 部材 17 磁性流体シール 18 磁性流体 19 ロータフレーム 20 スペーサ 21 モータ 23 ボール 24 内輪 25 外輪 26 絶縁部材 28 磁気ディスク 29 磁気ディスク領域 30 ベース 31 カバー 32 ヘッド 33 ディスクスペーサ 34 クランプ板 35,39 アクチュエータ 36 アクチュエータ軸 37 アーム 40 アーム支え 41,44 磁気ディスクの共振点 42 アクチュエータの共振点 43 ベースの共振点
Claims (2)
- 【請求項1】ブラケットに固定されたスタータコアを持
ち、前記スタータコアには駆動巻線がなされ、回転子に
は前記ステータコアに対向する位置に駆動マグネットが
取り付けられ、更に前記ブラケットの中央部の穴には固
定軸が取り付けられ、回転子はハブを持ち、前記ハブを
回転可能に支える2つ以上のボールベアリングが前記固
定軸に嵌挿された軸固定型構成において、ブラシレスモ
ータの回転数N、前記ボールベアリングの玉数Zとした
とき、前記ボールベアリングが回転して、前記ボールベ
アリングより発生するボール公転周波数とボール自転周
波数を除いたうねり振動周波数であるボールのうねり振
動(アキシャル方向)はFda=2×n×Fb、ボール
のうねり振動(ラジアル方向)はFdr=Fda±F
c、内輪うねり振動(アキシャル方向)はFea=n×
Z×Fc、内輪うねり振動(ラジアル方向)はFer=
n×Z×Fc、外輪うねり振動(アキシャル方向)はF
fa=n×Z×(Fr−Fc)、外輪うねり振動(ラジ
アル方向)はFfr=Ffa±Frのそれぞれが500
Hz以上となるブラシレスモータの回転数Nと前記ボール
ベアリングの玉数Zとの組合せからなるブラシレスモー
タ。 - 【請求項2】ブラケットに固定されたスタータコアを持
ち、前記スタータコアには駆動巻線がなされ、回転子に
は前記ステータコアに対向する位置に駆動マグネットが
取り付けられ、更に前記ブラケットの中央部には円筒状
の突出部が形成され、前記回転子はハブを持ち、前記ハ
ブに中央部の穴に固定された回転軸を持ち前記回転軸を
回転可能に支える2つ以上のボールベアリングが前記ブ
ラケットの中央部に位置する円筒状の突出部に嵌挿され
た軸回転型構成において、ブラシレスモータの回転数
N、前記ボールベアリングの玉数Zとしたとき、前記ボ
ールベアリングが回転して、前記ボールベアリングより
発生するボール公転周波数とボール自転周波数を除いた
うねり振動周波数であるボールのうねり振動(アキシャ
ル方向)はFda=2×n×Fb、ボールのうねり振動
(ラジアル方向)はFdr=Fda±Fc、内輪うねり
振動(アキシャル方向)はFea=n×Z×(Fr−F
c)、内輪うねり振動(ラジアル方向)はFer=Fe
a±Fr、外輪うねり振動(アキシャル方向)はFfa
=n×Z×Fc、外輪うねり振動(ラジアル方向)はF
fr=n×Z×Fcのそれぞれが600Hz以上となるブ
ラシレスモータの回転数Nと前記ボールベアリングの玉
数Zとの組合せからなるブラシレスモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35959497A JPH11196548A (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | ブラシレスモータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35959497A JPH11196548A (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | ブラシレスモータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11196548A true JPH11196548A (ja) | 1999-07-21 |
Family
ID=18465303
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35959497A Pending JPH11196548A (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | ブラシレスモータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11196548A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001004504A1 (fr) * | 1999-07-09 | 2001-01-18 | Nsk Ltd. | Roulement |
-
1997
- 1997-12-26 JP JP35959497A patent/JPH11196548A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001004504A1 (fr) * | 1999-07-09 | 2001-01-18 | Nsk Ltd. | Roulement |
GB2356902A (en) * | 1999-07-09 | 2001-06-06 | Nsk Ltd | Rolling bearing |
US6676297B1 (en) | 1999-07-09 | 2004-01-13 | Nsk Ltd. | Rolling bearing |
GB2356902B (en) * | 1999-07-09 | 2004-01-14 | Nsk Ltd | Rolling bearing |
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