JPH11195843A - 低減されたsbsのためのレーザ送信器 - Google Patents

低減されたsbsのためのレーザ送信器

Info

Publication number
JPH11195843A
JPH11195843A JP10297953A JP29795398A JPH11195843A JP H11195843 A JPH11195843 A JP H11195843A JP 10297953 A JP10297953 A JP 10297953A JP 29795398 A JP29795398 A JP 29795398A JP H11195843 A JPH11195843 A JP H11195843A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output signal
waveguide
laser
signal
modulator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10297953A
Other languages
English (en)
Inventor
Laura Ellen Adams
エレン アダムス ローラ
Clyde George Bethea
ジョージ ベセア クライド
Lars Erik Eskildsen
エリック イースキルドセン ラーズ
Gerald Nykolak
ナイコラック ジェラルド
Roosevelt People
ピーピル ルーズヴェルト
Tawee Tanbun-Ek
タンバン−エク タウィー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nokia of America Corp
Original Assignee
Lucent Technologies Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lucent Technologies Inc filed Critical Lucent Technologies Inc
Publication of JPH11195843A publication Critical patent/JPH11195843A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S5/00Semiconductor lasers
    • H01S5/06Arrangements for controlling the laser output parameters, e.g. by operating on the active medium
    • H01S5/062Arrangements for controlling the laser output parameters, e.g. by operating on the active medium by varying the potential of the electrodes
    • H01S5/0625Arrangements for controlling the laser output parameters, e.g. by operating on the active medium by varying the potential of the electrodes in multi-section lasers
    • H01S5/06255Controlling the frequency of the radiation
    • H01S5/06258Controlling the frequency of the radiation with DFB-structure
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S5/00Semiconductor lasers
    • H01S5/06Arrangements for controlling the laser output parameters, e.g. by operating on the active medium
    • H01S5/062Arrangements for controlling the laser output parameters, e.g. by operating on the active medium by varying the potential of the electrodes
    • H01S5/06226Modulation at ultra-high frequencies
    • H01S5/0623Modulation at ultra-high frequencies using the beating between two closely spaced optical frequencies, i.e. heterodyne mixing
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S5/00Semiconductor lasers
    • H01S5/06Arrangements for controlling the laser output parameters, e.g. by operating on the active medium
    • H01S5/062Arrangements for controlling the laser output parameters, e.g. by operating on the active medium by varying the potential of the electrodes
    • H01S5/0625Arrangements for controlling the laser output parameters, e.g. by operating on the active medium by varying the potential of the electrodes in multi-section lasers

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は一般的にはレーザ送信機、より詳細
には光ファイバシステムで発生する刺激ブリユアン散乱
(Stimultaed Brillouin Scattering:SBS)を低
減するのに有効な広帯域調整可能な半導体レーザ送信機
を提供する。 【解決手段】 本発明による調整可能な半導体レーザ
は、MQWのアクティブ領域、一様なピットの格子を持つD
FB 領域、および第1の導波路を持つ利得セクションを
含む。この半導体レーザは、さらに、DFB 領域との間で
空胴共振器を形成する合成反射器を含むが、これは、MQ
W の第2の領域および第2の導波路を含む。合成反射器
に調整電圧を加えることで、屈折率の変化が引き起こさ
れ、これによって、搬送周波数を変化させることが可能
となる。ディザー信号を合成反射器に加えることで、レ
ーザ出力のスペクトラムの幅が広げられ、これによっ
て、光ファイバシステム内で発生するSBS が低減され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本出願は、『Broadband Tunable Semicond
uctor Laser Source』なる名称の特許出願第08/954305
号、「広帯域ネットワーク内でのサブ−キャリア多重
化」なる名称の平成10年特許願第297952)、お
よび「信号の歪みを低減するのに有効な送信器」なる名
称の平成10年特許願第297954号と同時に出願さ
れているため、これら特許出願についても参照された
い。
【0002】
【発明の分野】本発明は一般的にはレーザ送信機、より
詳細には光ファイバシステムで発生する刺激ブリユアン
散乱(Stimultaed Brillouin Scattering:SBS)
を低減するのに有効な広帯域調整可能な半導体レーザ送
信機に関する。
【0003】
【発明の背景】刺激ブリユアン散乱(SBS)は、光ファ
イバシステムのシステム性能に悪影響を与える多数の非
線形現象の一つである。シリカ光ファイバ内でのブリユ
アン散乱(Brillouin scattering)は、音響波(つまり、
音波)によって局所的に誘引される屈折率の変動の結果
として散乱される光子に起因する。これら屈折率の変動
は、ファイバコアを構成するシリカの結晶格子内での音
響振動に起因する。さらに、非線形レジームにおいては
屈折率は光の強度に依存するために、ファイバ内に強い
光が存在する場合もシリカの結晶格子に振動が起こり、
このために音響波が生成され、この結果光がより多く散
乱することとなる。SBS 閾値電力が超えられた場合(こ
れは幾つかのWDM システムにおいては10mW/チャネ
ルという低い値を持つが)、強い順方向に伝播する信号
(例えば、伝送信号)からの光が逆方向に伝播する信号
(ストークス信号(Stokes singal) として知られる)に
利得が与え(つまり、ストークス信号を刺激し)、この
ため、このストーク信号が伝送信号を著しく劣化させる
ことがある。
【0004】一方、多くの用途においては伝送信号は比
較的高い電力にて発射されることを要求される。このた
め、SBS を含めて最大発射電力を制限するような要因は
問題となる。例えば、発射電力が制限されると、光ファ
イバ伝送システム内の許容無中継間隔の長さや、ファイ
バを基礎とする配信システム(例えば、CATVシステム)
内で用いることが許されるスプリット(ファンアウト)
の数は低減する。この問題を解消するための一つの方法
は、SBS が最初に発生する電力のレベルを上げる(つま
り、SBS 閾値を増加する)方法である。このSBS 閾値は
任意的に逆方向ストークス信号の電力がレイリー(Rayl
eigh)散乱信号の電力と等しくなる、つまり、総反射電
力が2倍になる、発射光電力のレベルとして定義され
る。
【0005】過去にもSBS 閾値を増加させる様々な方法
が考案されているが、どれも完全とはいえない。これら
方法の多くは、SBS の効率は伝送信号のライン幅を増加
すると低減するという事実に基づく。つまり、源のスペ
クトラム幅を変調を介して人為的に広げることで、SBS
閾値が増加される。ただし、一つのアプローチでは、レ
ーザ送信機の出力を変調するために外部位相変調器が必
要となる。つまりこの外部位相変調器を用いて伝送信号
のスペクトラムの幅がその位相をランダムに変化させる
ことで広げられる。第2のアプローチにおいては、波長
のディザリングあるいは逆調整(detuing)が利用され
る。このアプローチでは、小型の特殊な加熱素子を用い
てレーザの温度が局所的に変化され、これによって、波
長がわずかな量だけ変化される。波長ディザーの周波数
は数キロヘルツのオーダである。ただし、これらアプロ
ーチでは、スペクトラムの幅を広げるために、複雑で高
電圧のドラビング波形が必要となる。別の方法として、
DFB レーザ送信機を小さな信号にて直接に変調する方法
も提唱されている。ただし、このアプローチでは、比較
的大きなSBS閾値が要求される場合、かなり大きな振幅
変調(AM)が発生し、このためにシステムの性能が劣化
する。伝送信号のスペクトラムの幅を人為的に広げる操
作を含まない点で上述のアプローチとは大きく異なる従
来の技術によるもう一つのアプローチにおいては、伝送
信号にデュオバイナリ変調(duobinary modulation)を施
すことによってSBS が抑圧される。このデュオバイナリ
変調法においては、スペクトラム内に光キャリア(搬送
波)が存在しないために、通常のバイナリ変調フォーマ
ット(binary modulation format)と比較して、SBS 閾値
は増加する。ただし、このデュオバイナリ変調フォーマ
ットは、幾つかのシステム用途には適さない。
【0006】従って、当分野においては、単純で、低電
圧の制御信号を用いることができ、特別なコーディング
(変調)フォーマットは必要とせず、しかも、残留AMの
レベルが低い刺激ブリユアン散乱(SBS )を低減するた
めの方法に対する必要性が存在する。
【0007】
【発明の概要】本発明によると、上述の必要性が広帯域
で調整可能なレーザによって解決される。このレーザ
は、一体化された内部空胴合成反射器を含み、これに調
整電圧とディザー信号が加えられる。調整電圧は搬送周
波数の粗い調整のために用いられ、ディザー信号はSBS
を低減するために用いられる。このディザー信号は、一
つの実施例においては正弦波形から成り、もう一つの実
施例においては三角波形から成る。
【0008】この調整可能なレーザは、光出力信号を、
例えば、WDM システムのN個のチャネルに対応する複数
の波長を持つN個の異なる縦モードの任意の一つにて供
給する。一例として、このレーザは、MQW のアクティブ
領域、アクティブ領域によって生成される刺激放出(つ
まり、レーザ光)の公称波長を選択するDFB 領域、およ
びアクティブ領域に光学的に結合されたレーザ出力信号
が出ることを許す第1の導波路を含む。この調整可能な
レーザは、一つの特徴として、第1の導波路の一端に結
合された第2の合成反射器を含み、これによってDFB 領
域との間に空胴共振器が形成される。本発明の一面によ
ると、この第2の合成反射器は、MQW のアクティブ領域
に光学的に結合されたMQW の第2の領域、一端が第1の
導波路に光学的に結合された第2の導波路、および第2
の導波路の他端の所に配置された高い反射率を持つ誘電
層を含む。レーザ光の搬送周波数を調整するために、順
バイアス調整電圧がMQW の第2の領域に加えられ、これ
によってプラズマ効果を通じて屈折率の変化が引き起こ
される。さらに、刺激ブリユアン散乱(SBS) を低減す
るために、MQW の第2の領域にディザー信号が加えら
れ、これによって出力信号のスペクトラムの幅が広げら
れる。本発明および本発明の様々な特徴および長所が、
以下のより詳細な説明を付録の図面を参照しながら読む
ことによって一層明らかになるものである。
【0009】
【発明の詳細な記述】刺激ブリユアン散乱(SBS)の低
減 図3に示すように、広帯域調整可能な半導体レーザ10
は、利得セクション12と一体化された(集積)内部空
胴合成反射器セクション14とを含み、これらが互いに
タンデムに配置される。電流ドライバ16が利得セッシ
ョン12に電流を供給し、これによって、出力信号20
が生成される。後により詳細に説明するように、バイア
ス源18から合成反射器セクション14に順バイアスDC
電圧を供給し、レーザ内部空胴の光場の位相を制御する
ことで、出力信号の搬送周波数(中心波長)が大まかに
調整される。加えて、出力信号は、典型的には、この出
力信号が刺激ブリユアン散乱(SBS)を生成する傾向を
持つ伝送媒体(図示しないが、例えば、シリカ光ファイ
バ、)に結合される。本発明の一面によると、このSBS
を低減するために、さらに比較的低周波で低電圧のディ
ザー信号が合成反射器セクション14に加えられる。こ
れによって、出力信号のスペクトラムの幅が広げられ、
結果としてSBS 閾値が増加される。一般的には、このデ
ィザー信号の周波数は、デジタル用途においては、出力
信号のビット速度よりもかなり低いことが要求され、ア
ナログ用途においては、変調周波数よりもかなり低いこ
とが要求される。
【0010】例I:正弦波のディザー信号 上述のように、刺激ブリユアン散乱(SBS)閾値電力
は、レーザエネルギーをより広い帯域幅に渡って分散さ
せることで増加ができる。本発明による調整可能なレー
ザでは、以下により詳細に説明するように、比較的小さ
い振幅(例えば、5乃至100mV)と低い周波数(例
えば、10乃至100kHz)を持つディザー信号を用
いてスペクトラムの幅を大きく広げることができる。以
下の実験において示される様々なパラメータは、単に解
説のために与えられるもので、特に明示しない限り、本
発明の範囲を限定することを意図するものではない。
【0011】本発明によるレーザが、出力信号を155
1.8nmの波長にて供給するように調整され、この出
力信号にデータが2.5GHzのビット速度にて印加さ
れた(データにて変調された)。これら実験において
は、ディザー信号として、100mVのオーダのピーク
・ツウ・ピーク電圧および100kHzのオーダの周波
数を持つ正弦波信号が用いられた。図4は、レーザ10
のスペクトラムの幅を広げられた出力信号20の半波高
全幅値(half width at maimum,FWHM) をディザー信号
のピーク・ツウ・ピーク電圧の関数として示す。このデ
ータ値は、線形フット(あてはめ)に良く一致すること
がわかる。図4には、結果としての残留AMについてもデ
ィザー信号の電圧の関数として示される。例えば、ディ
ザー信号の電圧が107mV場合、スペクトラムの幅
は、7.9GHzなる半波高全幅値(FWHM)に広がり、
結果として、SBS 閾値は、25.9dBmとなる。これ
とは対照的に、ディザー信号が加えられない場合のSBS
閾値は、10.6dBmであった。こうして、この比較
的低い振幅のディザー信号によってSBS 閾値を15.3
dBmだけ増加できることがわかった。これに対応する
残留AMはたった2.9%であった。
【0012】図5は、SBS 閾値を出力信号20のスペク
トル幅の関数として示す。加えてこのデータ値の線形フ
ットも示される。図示するように、スペクトラム幅が1
GHz以下であるときは、SBS 閾値は50mW以下であ
るが、スペクトラム幅がほぼ8GHzまで増加するのに
伴いSBS 閾値も350mW以上に増加する。
【0013】1551.8nmとは異なる波長のチャネ
ルの場合も、これら比較的低い振幅のディザー信号に
て、匹敵するスペクトルの幅の広がりが見られる。
【0014】例II:三角波ディザー信号 正弦波の代わりに三角波のディザー信号(例えば、10
0kHz、95mVのピーク・ツウ・ピーク電圧を持つ
ディザー信号)を用いて、他は例1と同一の実験を行な
った。この場合も、スペクトラム幅の広がり(12GH
z)、SBS 閾値(25dBm)、および残留AM(1.2
%)については、例1と同様な結果が得られた。ただ
し、エネルギー分布については、三角波の場合は、ほぼ
一様であるのに対して;正弦波の場合は、スペクトラム
の両端には、鋭いスパイクが生成され、中央部では、弓
形に窪んだセグメントが生成される。(ただし、これら
2つのスペクトルは、同一量の積分エネルギー値を持
つ)。三角波の場合の方がスペクトラム分布がより一様
になるため、ピーク電力は低くなる。図6はスペクトラ
ムスの幅が約7GHzの場合について示す。
【0015】広帯域調整 次に、図1および図2との関連で、図3の広帯域調整可
能なレーザ源10の構造および動作についてより詳細に
説明する。ただし、簡単のために、以下の説明において
は、変調器40については割愛する。より詳細には、レ
ーザ源10は、光出力信号20を、異なる波長λi (i
=1、2、...、N)を持つ複数のN個の縦モードの
任意の一つとして生成する。出力信号20は、例えば、
WDM システム(図示せず)の伝送軸22に沿って伝播す
る。ここで考慮するシステムは、低速用途(例えば、ネ
ットワークの再構成が頻繁でない用途)、並びに比較的
高速要素(例えば、光パケット交換用途)の両方を対象
とする。いずれの場合も、調整可能なレーザ源10は、
利得セクション12と合成反射器セクション14とによ
って形成される空胴共振器を含む。
【0016】利得セクション12は、比較的広い有効バ
ンドギャップを持つMQW のアクティブ領域12.1、ア
クティブ領域に光学的に結合された一様ピッチの格子を
含むDFB領域12.2、およびこれもアクティブ領域に
光学的に結合された比較的狭いバンドギャップを持つ第
1の導波路12.3を含む。この第1の導波路12.3
の出力は、比較的低い反射率を持つ誘電層(あるいは複
数の層の合成、例えば、ARコーティング)12.7を通
じて伝送軸22に結合される。電流ドライバ16によっ
て閾値以上の順バイアス電流が、電極12.4、12.
6を介して、アクティブ領域に加えると、レーザ源10
は、MQW 領域の組成および利得スペクトラムによって定
まる波長の光(放射線)を生成する。これら調整メカニ
ズムが不在の場合は、DFB 格子のピッチによって利得ス
ペクトラム内のどの縦モードが選択されるへきかが決定
される。こうして選択されたモードが第1の導波路1
2.3に結合され、レーザ出力20となる。後に説明す
るように、異なる波長を持つ複数のN個の縦モードの任
意の一つを、本発明の様々な特徴に従ってレーザ設計を
修正することで選択することができる。
【0017】本発明の第1の局面によると、レーザ源1
0に合成反射器セクション14が設けられる。これは、
上述のように、利得セクション12(つまり、DFB領域
12.2)と一体となって、空胴共振器を形成する。よ
り詳細には、合成反射器セクション14は、MQW のアク
ティブ領域12.1に光学的に結合されたMQW の第2の
領域14.1、一端が第1の導波路12.3に光学的に
結合された第2の導波路14.3、および第2の導波路
14.3の他端に配置された比較的高い反射率を持つ誘
電層(あるいは複数の層の合成、例えば、HRコーティン
グ)14.7を含む。
【0018】本発明の第2の局面によると、図2に示す
ように、レーザ源10の第1の導波路12.3は、所定
の形状(例えば、ライズドサイン(rised-sine)形状)を
持ち、これによって、導波路12.3の部分12.3b
(つまり、電極12.4の下の部分)が、WDM システム
のN個の異なる波長(つまり、複数のチャネル波長)に
対応するN個のゾーンにセグメント化される。図2にλ
i (i=1、2、...、N)として示されるこれらゾ
ーンは、導波路12.3bが各ゾーンにおいて格子ライ
ンに対して異なるスロープ(傾き)を持つために、異な
る波長の光フィードバックを供給する。ただし、レンジ
λ1 乃至λN に渡っての連続的な調整は、これら波長に
対応する全ての縦モードが、本質的に同一の閾値利得を
持つ場合にのみ可能となる。この切実な要件は、導波路
12.3bの形状(これはモードの利得スペクトラムの
平坦さを決定する)と、ドライブ電流(これはMQW のア
クティブ領域12.1の利得を決定する)との組合せに
よって達成される。これに加えて、導波路のスロープが
より大きなゾーンに対応するモードはより大きな損失を
受ける。この大きな波長スロープを持つ長い波長ゾーン
λN における高い損失を補償するために、導波路12.
3には、直線(つまり、線形)部分12.3sが、所定
の形状を持つように整形された部分12.3bと合成反
射器セクション14の第2の導波路14.3との間に設
けられる。電極12.4が直線部分12.3sと重複す
るために、N番目のモードには追加の利得が与えられ、
こうして、より高い損失が相殺される。(つまり、図2
に示すように、N番目のモードに対するゾーンは、λN
として示される電極12.3bの下の部分に加えて、
λ’N として示される電極12.3sの下の部分も含
む)。
【0019】導波路部分12.3bおよび12.3sの
形状y(x)と、これらの対応する格子ピッチ関数Λ
(x)は、以下のようにセットの式によって記述するこ
とができる。レンジLs≦x≦L 内では、導波路1
2.3bの形状は、本質的に、以下の式(1)によって
与えられるライズドサイン形状(raised-sine shape)
に従う。
【0020】
【数1】 ここで、xは、光の伝播の方向に沿って(例えば伝送軸
22に沿って)の距離を表し、Wは、直線部分12.3
sが省かれたときのy(x)の伝送軸22からの最大変
位を表し、Ls は、直線導波路部分12.3sの長さを
表し、Lb は、整形された導波路部分12.3bの長さ
を表す。そして、対応する格子ピッチは、以下の式
(2)によって与えられる。
【数2】 ここで、Λ0 は、DFB領域12.2の一様な格子のピッ
チを表す。これとは対照的に、レンジLb ≦x≦( Lb
+Ls )内では、導波路12.3sの形状は、以下の
式(3)によって与えられる直線の関数に従う。
【数3】 そして、対応する格子のピッチは、以下の式(4)によ
って与えられる。
【数4】 2つの導波路セグメントに対して、このようにライズド
サイン関数と直線関数の組合せを用いるのが好ましい
が、ただし、考慮する個々の特定のアプリケーションに
応じて他の関数を用いることもできる。
【0021】本発明の第3の局面によると、レーザ源1
0に、合成反射器14に電気制御信号を加える手段が設
けられる。これは、第2の導波路14.3内を伝播する
光の位相、従って、レーザ源全体を変化させるために用
いられる。一例として、電気信号がバイアス電圧源18
から電極14.4および12.6を介して合成反射器セ
クション14に加えられる。この制御信号は、様々な形
式(つまり、電流あるいは電圧)を取ることができる。
ただし、高速用途に対しては、この制御信号として、逆
バイアス電圧を用いるのが好ましい。この逆バイアス電
圧によって、MQWの第2の領域14.3内に量子拘束シ
ュタルク効果(Quantum Confined Stark Effect:
QCSE)が引き起こされ、このQCSE効果により、MQW
の第2の導波路領域14.3の屈折率が変化し、結果と
して第2の導波路14.3内を伝播する光の位相が変化
される。他方、SBS の低減のためには、特に、残留AMの
レベルを押さえたい場合は、この制御信号として、順バ
イアス電圧を用いるのが好ましい。この順バイアス電圧
によって、プラズマ効果を介して屈折率の変化が引き起
こされる。こうして、加える電圧を変化させることによ
って、レーザ源10を、第1の導波路12.3のN個の
ゾーンによってスパンされる波長に対応する比較的広い
波長レンジに渡って調整することができる。
【0022】一般的に、単一のパラメータ、例えば、合
成反射器セクション14に加えられる制御電圧のレベル
を変化させるのみで、レーザ源の波長をかなり広いレン
ジ(例えば、約2nm)に渡って、比較的高い速度(例
えば、50乃至100ps)にて調整することができ
る。ただし、複数のパラメータ、例えば、制御電圧のレ
ベル、ドライブ電流およびレーザの温度を変化させる
と、速度は幾分遅くなるが(例えば、ミリ秒乃至ナノ秒
のレンジとなるが)、より広い波長レンジ(例えば、1
0乃至12nm)に渡っての調整が可能になる。
【0023】以下の例は、比較的低速の用途と比較的高
速の用途の両方について、本発明の効果を示す。様々な
材質、寸法、動作条件、その他のパラメータは、単に解
説を目的として示されるものであり、改めて言明されな
い限り、本発明の範囲を限定することを意図するもので
はない。
【0024】例III:低速調整 レーザ源10が選択的エリア成長MOVPEを用いて製造さ
れた。つまり、この方法にて様々な半導体層を成長さ
せ、続いて、通常の処理を用いて、エッチング整形、電
極の堆積、その他が行なわれた。MQW の領域12.3お
よび14.3は、ひずみInGaAsP(1.55μmのバン
ドギャップを持つ)と、障壁層としてのInGaAsP(1.
28μmのバンドギャップを持つ)がインタリーブする
7層から構成された。縦モードの制御は、1μm幅の周
知のCMBH構造を形成することで達成された。CMBH構造の
片側に、漏れ電流および寄生キャパシタンスを低減する
ために、厚さ3μmのInP:Fe電流阻止層が形成された。
長さ約80μmの浅い溝19を用いて、電気的絶縁が強
化された。この抵抗値は、典型的には、25kΩとされ
た。導波路12.3bと導波路12.3sの形状は、本
質的に、それぞれ、上述の式(1)と式(3)に従うよ
うに形成され、これらは、WDMシステムの1549.4
乃至1560.7nmの波長レンジの8個のチャネル
(各チャネルは約1.4nm幅)に対応する8個の縦モ
ードに所定の利得を与えるように設計された。
【0025】バイアス電圧、ドライブ電流および温度を
適当に選択することで、レーザ源を8個の全てのチャネ
ルに渡って(11nm以上のレンジに渡って)調整する
ことができた。シングルモードファイバに供給される電
力は、典型的には、60mAのドライブ電流において1
0mWであった。平均サイドモード抑圧は、約36dB
であった。以下のテーブルは、3つのパラメータを変動
することで達成される比較的広い11nmレンジに渡っ
ての調整の様子を示す。
【0026】
【表1】
【0027】低速調整の場合のこの11nmというレン
ジは、従来の技術の結果として報告されている最良の結
果の二倍以上である(比較のためには、H.Hillmer et a
l.,IEEE J.Selected Topics in Quantum Electronics,V
ol.1,No.2,pp.356-362(1995)を参照されたい)。
【0028】例IV:高速調整 例III との関連で説明したのと類似するレーザ源を用い
て、単一パラメータによる比較的広い波長レンジに渡っ
ての高速調整の実証を試みた。単一パラメータとして
は、合成反射器セクション14に加えられるバイアス電
圧が選択された。350psなる周期を持つバイアス電
圧にてドライブすることで、レーザ出力が、同一の速度
にて、高波長(1551.7nm)と低波長(155
0.0nm)との間で交互に調整された。出力は、短波
長から長波長に向かっては、1.7nmのレンジを通じ
て、56psの速度にてスイッチされ、逆方向には、1
34psの速度にて戻された(10%から90%の上昇
時間)。サイドモード抑圧比は、調整の際で約35dB
であった。この高速調整レンジは、従来の技術において
報告されている結果と比べてほぼ一桁良い(比較のため
には、H.Nakajima et al.,OFC Technical Digest,p.276
(1996)を参照されたい)。4つのレベルのバイアス電圧
を用いての4つのチャネル(チャネル間隔約0.7n
m)の間での高速スイッチングについても試みられた
が、この結果、本発明による調整可能なレーザ源は複数
のWDM チャネルにアドレスし、これらチャネルを非常に
高速度にてスイッチできる能力を持ち、このため、この
レーザ源をWDM ネットワークに用いることで、光信号を
セルベースにて、大きな保護時間を必要とすることな
く、ルーティングできることが実証された。
【0029】理解できるように、上述の構成は、単に、
本発明の原理が適用できると考えられる幾つかの具体的
な実施例を示すことを目的として説明したものである。
当業者においては、本発明の原理に従う多様な他の構成
が本発明の精神および範囲から逸脱することなく考案で
きるものと思われる。例えば、長距離伝送システムにお
いては、ファイバの分散がパルス幅と共に増加するため
に、通常は、狭いライン幅のレーザ源が用いられる。た
だし、この場合でも、ドライブ電流が一様でない場合
は、これに起因するレーザの空間ホールバーニングのた
めに、ライン幅が増加する傾向がある。従って、MQWの
アクティブ領域12.1に実質的に一様なドライブ電流
を加えることは非常に重要なことである。これを達成す
るために、好ましくは、電極12.4はセグメント化さ
れていない単一の電極とされ、MQWのアクティブ領域1
2.1についても、セグメント化されてない単一の領域
とされる。本発明にこれら特徴を採用することで、1乃
至2MHzの帯域幅を達成することが可能となるが、こ
の値は、従来の技術によるセグメント化された設計を用
いる方法と比べて一桁の向上を意味する(比較のために
は、上述のHillerらおよびNakajimaらの論文を参照され
たい)。
【0030】加えて、調整可能なレーザの出力を変調す
ることもできる。これを実現するために、図7に示すよ
うな集積光回路が製造された。この光回路は、外部(つ
まり、空胴外)変調器40を含み、これには一例として
電子吸収変調器が用いられる。加えて、この光回路は前
述のタイプの調整可能なレーザを含む。ソース42から
のデータがレーザ出力にAMの形式(つまり、オンオフキ
ーイング)にて印加される。このようにして、SBS の低
減、データの変調、および複数のWDM チャネルの間の波
長の調整という3つの機能が単一の集積デバイスにて実
現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施例による調整可能な半導体
レーザの略断面図である。
【図2】図1のレーザの略正面図である。
【図3】図1のレーザの略図であるが、特に、コンパジ
ット反射器セクション14に結合されたSBS を低減する
ためのディザー信号源30が示される。
【図4】伝送信号の帯域幅(FWHM)と残留AMを図3のデ
ィザー源30によって供給されるディザー信号の電圧の
関数として示すグラフである。
【図5】SBS 閾値をスペクトラムの幅(FWHM)の関数と
して示すグラフである。
【図6】正弦波ディザー信号を用いてスペクトラムの幅
を広げられた信号と、三角波ディザー信号を用いてスペ
クトラムの幅を広げられた信号を比較して示すグラフで
ある。座標軸の大きさは任意単位(a.u.)にて示す。
【図7】本発明の一面による光集積回路送信機の略図で
ある。尚簡潔および明快さのため図1乃至3は実寸では
描かれていない。
【符号の簡単な説明】
10 広帯域で調整可能なレーザ送信機 12 利得セクション 14 合成反射器セクション 16 電流ドライバ 18 電圧バイアス源 20 出力信号 30 ディザー信号源 40 外部変調器 42 データ源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クライド ジョージ ベセア アメリカ合衆国 08823 ニュージャーシ ィ,フランクリン,グリスト ミル レー ン 8 (72)発明者 ラーズ エリック イースキルドセン デンマーク国 デーケー−2800リングバ イ,4 テーエッチ,ジェンバネヴジ 3 エッチ (72)発明者 ジェラルド ナイコラック アメリカ合衆国 11561 ニューヨーク, ロング ビーチ ロング アイランド,フ ランクリン ブウルヴァード 320 (72)発明者 ルーズヴェルト ピーピル アメリカ合衆国 07060 ニュージャーシ ィ,プレインフィールド,シェリダン ア ヴェニュー 642 (72)発明者 タウィー タンバン−エク アメリカ合衆国 07830 ニュージャーシ ィ,カリフォン,ビッグ オーク ウェイ 8

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ送信機であって、この送信機が:
    光ファイバに光出力信号をN個の異なる縦モードの任意
    の一つにて供給するためのチューナブルレーザ源を含
    み、このレーザ源がMQW のアクティブ領域、前記アクテ
    ィブ領域に光学的に結合されたこれがレージングする縦
    モードの公称波長を選択するDFB 領域、および前記アク
    ティブ領域に光学的に結合されたレーザ出力信号が出る
    ことを許す第1の導波路を含む利得セクション、および
    前記第1の導波路の一端に光学的に結合された前記DFB
    領域との間でキャビィティ共振器を形成する合成反射器
    を含み、この合成反射器が、前記MQW のアクティブ領域
    に光学的に結合されたMQW の第2の領域、一端が前記第
    1の導波路に光学的に結合された第2の導波路、および
    前記第2の導波路の他端の所に配置された比較的高い反
    射率を持つ誘電層を含み、この送信機がさらに、 前記MQWの第2の領域に調整電圧を加えることで、この
    中に屈折率の変化を引き起こし、これによって、前記出
    力信号の搬送周波数を変化させるための第1のチューナ
    手段、およびドライブ電流を前記アクティブ領域に加え
    るためのドライバ手段を含み、 前記アクティブ領域に加えられる電流と前記第1の導波
    路の形状が互いに前記N個の縦モードが本質的に同一の
    閾値利得を持ち、かつ、前記DFB 領域の前記第1の導波
    路がその間を延びる部分がN個のゾーンにセグメント化
    されるように適合され、各ゾーンが光信号(光フィード
    バック)を前記複数の縦モードの異なる一つに対応する
    一つの異なる波長にて供給し、この送信機がさらに前記
    出力信号のスペクトルの幅を広げ、結果として前記ファ
    イバ内で発生するSBS を低減する効果があるディザー信
    号を前記MQW の第2の領域に加えるディザー源を含むこ
    とを特徴とするレーザ送信機。
  2. 【請求項2】 前記ディザー信号が三角波形を持つこと
    を特徴とする請求項1のレーザ送信機。
  3. 【請求項3】 さらに、情報を前記出力信号上に印加す
    るための変調器を含み、前記ディザー信号の周波数が、
    前記変調器がデジタルシステムの変調器である場合は、
    変調出力信号のビット速度よりかなり低く、前記変調器
    がアナログ信号の変調器である場合は、変調周波数より
    かなり低くされることを特徴とする請求項1のレーザ送
    信機。
  4. 【請求項4】 前記変調器が前記レーザと一体化された
    電子吸収変調器であることを特徴とする請求項3のレー
    ザ送信機。
  5. 【請求項5】 前記第1の導波路部分が(発明の実施の
    形態の段落に記述される)式(1)によって定義される
    ライズドサイン(二乗正弦)関数に従う形状をことを特
    徴とする請求項1のレーザ送信機。
  6. 【請求項6】 前記アクティブ領域がセグメント化され
    ていない単一の領域であり、さらに、前記ドライブ電流
    をこの領域に実質に一様に加えるためのセグメント化さ
    れていない単一の電極が含まれることを特徴とする請求
    項1のレーザ送信機。
  7. 【請求項7】 前記調整電圧が前記合成反射器を順方向
    にバイアスし、これによって、この中にプラズマ効果を
    介して屈折率の変化を引き起こし、これによって前記出
    力信号内の残留AMが低減されることを特徴とする請求項
    1のレーザ送信機。
  8. 【請求項8】 WDM 光システムであって、このシステム
    がレーザ信号に応答してSBS を生成する傾向を持つ光フ
    ァイバ、および前記光ファイバに結合された光出力信号
    をこのWDM システムのN個のチャネルに対応するN個の
    異なる縦モードの任意の一つにて供給するためのチュー
    ナブルレーザ源を含み、このレーザ源がセグメント化さ
    れていない単一のInGaAsP MQW のアクティブ領域、前記
    アクティブ領域に光学的に結合されたこれがレージング
    する縦モードの公称波長を選択するための一様ピッチの
    格子を含むDFB領域、前記アクティブ領域に光学的に結
    合された第1のInGaAsP 導波路、および前記第1の導波
    路の一端に光学的に結合されたレーザ出力信号が出るこ
    とを許す比較的低い反射率を持つ第1の誘電体反射器を
    含む利得セクション、および前記第1の導波路の他端に
    光学的に結合された前記DFB 領域との間に空胴共振器を
    形成する合成反射器を含み、この合成反射器が、前記MQ
    W のアクティブ領域に光学的に結合されたInGaAsP の第
    2の領域、一端が前記第1の導波路に光学的に結合され
    た第2のInGaAsP 導波路、および前記第2の導波路の他
    端に光学的に結合された比較的高い反射率を持つ第2の
    誘電層反射器を含み、 前記第1の導波路が、第1の部分と、第1の部分を前記
    合成反射器に光学的に結合する第2の部分とを含み、前
    記第1の部分の形状が本質的に(発明の実施の形態の段
    落に記述される)式(1)のライズドサイン関数に対応
    し、前記第2の部分の形状が本質的に式(2)の直線関
    数に対応し、このレーザ源がさらに前記MQWの第2の領
    域に順バイアス電圧を加えることで、この中に屈折率の
    変化を引き起こし、これによって、前記出力信号の搬送
    周波数を変化させるためのチューナ手段、およびドライ
    ブ電流を前記アクティブ領域の少なくとも前記第1の導
    波路に光学的に結合された幾つかのセクションに加える
    ためのドライバ手段を含み、前記第2の電極手段が、電
    流を前記アクティブ領域に実質的に一様に加えるための
    セグメント化されていない単一の電極から成り、 前記アクティブ領域に加えられる電流と前記第1の導波
    路の形状が互いに前記N個の縦モードが本質的に同一の
    閾値利得を持ち、かつ、前記DFB 領域の前記第1の導波
    路がその間を延びる部分がN個のゾーンにセグメント化
    されるように適合され、各ゾーンが光信号(光フィード
    バック)を、前記複数の縦モードの異なる一つおよび前
    記N個のチャネルの異なる一つに対応する異なる波長に
    て供給し、このレーザ源がさらに、 情報を前記出力信号上に印加するための前記レーザと一
    体化された電子吸収変調器、および前記出力信号のスペ
    クトラムの幅を広げる効果のあるディザー信号を前記MQ
    Wの第2の領域に加えることで前記ファイバ内のSBS を
    低減するためのディザー源を含み、前記ディザー信号の
    周波数が、前記変調器がデジタルシステムの変調器であ
    る場合は、変調出力信号のビット速度よりかなり低く、
    前記変調器がアナログ信号の変調器である場合は、変調
    周波数よりかなり低くされることを特徴とするWDM 光シ
    ステム。
  9. 【請求項9】 前記のN個のチャネルが、約1549n
    m乃至1561nmの周波数レンジに渡り、前記レーザ
    源が前記レンジを通じて連続的に調整できることを特徴
    とする請求項8のWDM 光システム。
  10. 【請求項10】 光システムであって、この光システム
    がレーザ信号に応答してSBS を生成する傾向を持つ光フ
    ァイバ、および前記光ファイバに結合される変調された
    チューナブル半導体レーザ出力信号を生成するための集
    積光回路を含み、この光回路が、前記出力信号を生成す
    るチューナブル半導体レーザ源と情報を前記出力信号上
    に印加する半導体変調器を含み、これらがタンデムに配
    置され、前記レーザ源が、DFB 利得セクションによって
    形成される前記レーザ信号をある与えられた搬送周波数
    にて生成する空胴共振器、前記共振器内のレーザ信号の
    位相を変化させるための合成反射器、調整電圧を前記合
    成反射器に加えることで前記出力信号の位相、従って前
    記出力信号の搬送周波数を変化させる調整源、および前
    記出力信号のスペクトラムの幅を広げ、これによって、
    前記ファイバ内で生成されるSBS を低減するために前記
    合成反射器にディザー信号を加えるディザー源を含むこ
    とを特徴とする光システム。
  11. 【請求項11】 前記ディザー信号が三角波形を持つこ
    とを特徴とする請求項10の光システム。
  12. 【請求項12】 前記ディザー信号の周波数が、前記変
    調器がデジタルシステムの変調器である場合は、変調出
    力信号のビット速度よりかなり低く、前記変調器がアナ
    ログ信号の変調器である場合は、変調周波数よりかなり
    低くされることを特徴とする請求項10の光システム。
JP10297953A 1997-10-20 1998-10-20 低減されたsbsのためのレーザ送信器 Pending JPH11195843A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/954,576 US5991061A (en) 1997-10-20 1997-10-20 Laser transmitter for reduced SBS
US08/954576 1997-10-20

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11195843A true JPH11195843A (ja) 1999-07-21

Family

ID=25495643

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10297953A Pending JPH11195843A (ja) 1997-10-20 1998-10-20 低減されたsbsのためのレーザ送信器

Country Status (3)

Country Link
US (2) US5991061A (ja)
EP (1) EP0910144A1 (ja)
JP (1) JPH11195843A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005515401A (ja) * 2000-03-27 2005-05-26 ハネウェル・インターナショナル・インコーポレーテッド 光学ジャイロスコープ用のレーザ・ダイオード光源のディザリング・システムおよび方法
WO2008126275A1 (ja) * 2007-03-30 2008-10-23 Fujitsu Limited 波長可変レーザーの駆動方法および光送信器
JP2011108896A (ja) * 2009-11-18 2011-06-02 Sumitomo Electric Ind Ltd 半導体レーザ装置
JP2017531326A (ja) * 2014-09-15 2017-10-19 エムコア コーポレイション 光変調器の製造及び動作方法
JP2018511938A (ja) * 2015-03-06 2018-04-26 アップル インコーポレイテッド 半導体レーザの発振波長及び出力パワーの独立制御
JP2021507524A (ja) * 2017-12-18 2021-02-22 ノースロップ グラマン システムズ コーポレーション 非線形スペクトル圧縮ファイバ増幅器のためのam/fmシード
JP2022506323A (ja) * 2018-11-05 2022-01-17 華為技術有限公司 外部反射戻り光耐性レーザ

Families Citing this family (43)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5991061A (en) * 1997-10-20 1999-11-23 Lucent Technologies Inc. Laser transmitter for reduced SBS
US6466349B1 (en) * 1998-05-14 2002-10-15 Hughes Electronics Corporation Integrated optical transmitter
US6185232B1 (en) * 1998-06-30 2001-02-06 Scientific-Atlanta, Inc. Wavelength modulated laser for minimizing effects of Rayleigh backscattering
WO2000016453A1 (en) 1998-09-11 2000-03-23 New Focus, Inc. Tunable laser
US6252693B1 (en) * 1999-05-20 2001-06-26 Ortel Corporation Apparatus and method for reducing impairments from nonlinear fiber effects in 1550 nanometer external modulation links
US6853654B2 (en) 1999-07-27 2005-02-08 Intel Corporation Tunable external cavity laser
US6879619B1 (en) 1999-07-27 2005-04-12 Intel Corporation Method and apparatus for filtering an optical beam
US6847661B2 (en) 1999-09-20 2005-01-25 Iolon, Inc. Tunable laser with microactuator
US6856632B1 (en) 1999-09-20 2005-02-15 Iolon, Inc. Widely tunable laser
US6331908B1 (en) * 1999-11-22 2001-12-18 Lucent Technologies Inc. Optical system for reduced SBS
US7209498B1 (en) 2000-05-04 2007-04-24 Intel Corporation Method and apparatus for tuning a laser
US7120176B2 (en) 2000-07-27 2006-10-10 Intel Corporation Wavelength reference apparatus and method
US6813448B1 (en) 2000-07-28 2004-11-02 Adc Telecommunications, Inc. Suppression of stimulated brillouin scattering in optical transmissions
US6947463B2 (en) 2000-10-23 2005-09-20 The Furukawa Electric Co., Ltd. Semiconductor laser device for use in a laser module
US6658031B2 (en) 2001-07-06 2003-12-02 Intel Corporation Laser apparatus with active thermal tuning of external cavity
JP3682417B2 (ja) * 2001-05-01 2005-08-10 古河電気工業株式会社 半導体レーザ装置、半導体レーザモジュールおよびこれを用いたラマン増幅器
US6724797B2 (en) 2001-07-06 2004-04-20 Intel Corporation External cavity laser with selective thermal control
US6804278B2 (en) 2001-07-06 2004-10-12 Intel Corporation Evaluation and adjustment of laser losses according to voltage across gain medium
US6822979B2 (en) 2001-07-06 2004-11-23 Intel Corporation External cavity laser with continuous tuning of grid generator
US6901088B2 (en) 2001-07-06 2005-05-31 Intel Corporation External cavity laser apparatus with orthogonal tuning of laser wavelength and cavity optical pathlength
US6822980B2 (en) * 2001-07-25 2004-11-23 Adc Telecommunications, Inc. Tunable semiconductor laser with integrated wideband reflector
US6704338B2 (en) * 2001-09-28 2004-03-09 Furukawa Electric Co., Ltd. Semiconductor laser device, semiconductor laser module, and semiconductor laser control method
US7127182B2 (en) * 2001-10-17 2006-10-24 Broadband Royalty Corp. Efficient optical transmission system
US20030133482A1 (en) * 2001-12-03 2003-07-17 The Furukawa Electric Co., Ltd. Semiconductor laser device and method for reducing stimulated brillouin scattering (SBS)
US7230959B2 (en) 2002-02-22 2007-06-12 Intel Corporation Tunable laser with magnetically coupled filter
US7580183B2 (en) * 2002-03-01 2009-08-25 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Light generator, optical amplifier, and optical communication system
CN1306668C (zh) * 2002-04-23 2007-03-21 古河电气工业株式会社 激光模块中使用的半导体激光装置
US6690689B2 (en) * 2002-05-29 2004-02-10 Triquint Technology Holding, Co. Apparatus and method for compensating for age induced wavelength drift in tunable semiconductor lasers
US6661815B1 (en) * 2002-12-31 2003-12-09 Intel Corporation Servo technique for concurrent wavelength locking and stimulated brillouin scattering suppression
US7146110B2 (en) * 2003-02-11 2006-12-05 Optium Corporation Optical transmitter with SBS suppression
US20050135735A1 (en) * 2003-12-19 2005-06-23 Bernhard Deutsch Architectures for optical networks
US7268930B1 (en) * 2004-01-16 2007-09-11 United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Optical modulator
US7548567B2 (en) * 2004-04-02 2009-06-16 Vladimir Kupershmidt Analog transmitter using an external cavity laser (ECL)
US7272160B1 (en) * 2005-01-24 2007-09-18 Np Photonics, Inc Single-frequency Brillouin fiber ring laser with extremely narrow linewidth
JP4892467B2 (ja) * 2007-12-11 2012-03-07 日本オプネクスト株式会社 レーザ装置およびその制御方法
US8054539B2 (en) 2008-03-14 2011-11-08 General Atomics Optical system for reducing stimulated Brillouin scattering by controllably changing polarization direction of an optical signal
US20100150560A1 (en) * 2008-12-12 2010-06-17 Electronics And Communications Research Institute Apparatus and method for transmitting optical signals with enhanced reflection sensitivity in wavelength division multiplexing passive optical network (wdm-pon)
EP2561588A2 (en) * 2010-04-21 2013-02-27 Aurora Networks, Inc. Chirp compensation and sbs suppression using a multi-section laser
US8571417B2 (en) * 2011-04-13 2013-10-29 Cisco Technology, Inc. System and method for mitigating four-wave-mixing effects
CN105981239B (zh) * 2014-02-13 2019-10-25 古河电气工业株式会社 集成型半导体激光器元件以及半导体激光器模块
US10074959B2 (en) * 2016-08-03 2018-09-11 Emcore Corporation Modulated laser source and methods of its fabrication and operation
CN111344917B (zh) * 2017-12-15 2023-09-12 株式会社堀场制作所 半导体激光器、驱动控制装置和半导体激光器的控制方法
US20220368105A1 (en) * 2021-05-14 2022-11-17 Microsoft Technology Licensing, Llc Laser having reduced coherence via phaser shifter

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4751710A (en) * 1984-07-26 1988-06-14 Nec Corporation Semiconductor laser device
JPH0626276B2 (ja) * 1985-01-14 1994-04-06 日本電気株式会社 レ−ザ光直接周波数変調方法
US5359450A (en) * 1992-06-25 1994-10-25 Synchronous Communications, Inc. Optical transmission system
JPH06209293A (ja) * 1992-07-31 1994-07-26 American Teleph & Telegr Co <Att> 光伝送システムにおける変調装置
US5329396A (en) * 1992-10-28 1994-07-12 At&T Bell Laboratories Reduction of stimulated brillouin scattering in a fiber optic transmission system
EP0641053A1 (en) * 1993-08-30 1995-03-01 AT&T Corp. Method and apparatus for control of lasing wavelength in distributed feedback lasers
JPH07326820A (ja) * 1994-05-30 1995-12-12 Mitsubishi Electric Corp 波長可変半導体レーザ装置
US5473625A (en) * 1994-09-26 1995-12-05 At&T Corp. Tunable distributed Bragg reflector laser for wavelength dithering
US5477368A (en) * 1994-12-29 1995-12-19 At&T Corp. High power lightwave transmitter using highly saturated amplifier for residual AM suppression
US5566381A (en) * 1995-03-02 1996-10-15 Lucent Technologies Inc. Multifrequency lightwave source using phase modulation for suppressing stimulated brillouin scattering in optical fibers
FR2738678B1 (fr) * 1995-09-08 1997-10-17 France Telecom Dispositif d'emission semi-conducteur avec modulation rapide de longueur d'ondes
JP3323725B2 (ja) * 1995-12-08 2002-09-09 キヤノン株式会社 偏波変調レーザ、その駆動方法及びそれを用いた光通信システム
JPH09214038A (ja) * 1996-01-29 1997-08-15 Fujitsu Ltd 光送信機、光通信システム及び光通信方法
US5991061A (en) * 1997-10-20 1999-11-23 Lucent Technologies Inc. Laser transmitter for reduced SBS
US5991323A (en) * 1997-10-20 1999-11-23 Lucent Technologies Inc. Laser transmitter for reduced signal distortion

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005515401A (ja) * 2000-03-27 2005-05-26 ハネウェル・インターナショナル・インコーポレーテッド 光学ジャイロスコープ用のレーザ・ダイオード光源のディザリング・システムおよび方法
WO2008126275A1 (ja) * 2007-03-30 2008-10-23 Fujitsu Limited 波長可変レーザーの駆動方法および光送信器
JP2011108896A (ja) * 2009-11-18 2011-06-02 Sumitomo Electric Ind Ltd 半導体レーザ装置
JP2017531326A (ja) * 2014-09-15 2017-10-19 エムコア コーポレイション 光変調器の製造及び動作方法
JP2018511938A (ja) * 2015-03-06 2018-04-26 アップル インコーポレイテッド 半導体レーザの発振波長及び出力パワーの独立制御
JP2021507524A (ja) * 2017-12-18 2021-02-22 ノースロップ グラマン システムズ コーポレーション 非線形スペクトル圧縮ファイバ増幅器のためのam/fmシード
JP2022506323A (ja) * 2018-11-05 2022-01-17 華為技術有限公司 外部反射戻り光耐性レーザ

Also Published As

Publication number Publication date
EP0910144A1 (en) 1999-04-21
US5991061A (en) 1999-11-23
US6166837A (en) 2000-12-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11195843A (ja) 低減されたsbsのためのレーザ送信器
US6331908B1 (en) Optical system for reduced SBS
JP3634165B2 (ja) 低減された信号歪みのためのレーザ送信器
EP2514122B1 (en) Method and apparatus for improved sbs suppression in optical fiber communication systems
US6081361A (en) Sub-carrier multiplexing in broadband optical networks
US6252693B1 (en) Apparatus and method for reducing impairments from nonlinear fiber effects in 1550 nanometer external modulation links
US20040076199A1 (en) Chirp control of integrated laser-modulators having multiple sections
JP4985853B2 (ja) 光信号発生装置及びその調整方法
CN101682166B (zh) 光调制信号产生装置和光调制信号产生方法
JP2002006349A (ja) 複数のラマンポンプを有する光学システムをポンピングする方法
JP2001127377A (ja) 光送信装置および光伝送装置
JP5373653B2 (ja) 光変調信号生成装置及び光変調信号生成方法
US6438148B1 (en) Method and device for encoding data into high speed optical train
JPH06103778B2 (ja) 半導体分布帰還形レーザを含む光学装置およびその駆動方法
JP2004536459A (ja) 波長分割多重光波長変換器
US6108362A (en) Broadband tunable semiconductor laser source
JPH03286587A (ja) 半導体集積化光源
US20220360038A1 (en) Systems and methods for external modulation of a laser
US5434879A (en) Gain-switched semiconductor light pulse source, and a soliton transmission system
WO2007036702A1 (en) Multi-mode interference optical devices
JP3397511B2 (ja) 偏波変調可能な半導体レーザ
EP1121621A1 (en) Electro-absorption modulator and method for manufacturing of such a modulator
JP2000089181A (ja) 半導体光変調デバイス
JPH10256675A (ja) 波長可変半導体レーザ、これの駆動方法及びこれを用いた光通信システム
JPH08298353A (ja) 半導体レーザ装置、その駆動方法及びそれを用いた光 通信システム