JPH11195092A - 磁気記録処理方式 - Google Patents

磁気記録処理方式

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JPH11195092A
JPH11195092A JP10000768A JP76898A JPH11195092A JP H11195092 A JPH11195092 A JP H11195092A JP 10000768 A JP10000768 A JP 10000768A JP 76898 A JP76898 A JP 76898A JP H11195092 A JPH11195092 A JP H11195092A
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JP
Japan
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magnetic
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signal
recording medium
magnetic recording
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JP10000768A
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English (en)
Inventor
Kazuo Fukazawa
一夫 深沢
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、磁気カード等の磁気記録媒体に対
する偽造、改竄を防止することができると共に、ヒステ
リシスの影響が出ない硬磁化処理を可能とする磁気記録
処理方式を提供する。 【解決手段】この発明の一態様によると、最初は保持力
が低く設定されており一度磁界に暴露されると著しく保
持力が高くなる特性を有する磁性体からなる磁気層を備
える磁気記録媒体を処理する磁気記録処理方式におい
て、上記磁気記録媒体に対して、該磁気記録媒体の信号
記録密度よりも高い信号記録密度に対応する周波信号に
よる磁気書き込みを行うことを特徴とする磁気記録処理
方式が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、最初は保持力が
低く設定されており一度磁界に暴露されると著しく保持
力が高くなる特性を有する磁性体とからなる磁気層を備
える磁気記録媒体を処理する磁気記録処理方式に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、駅務用途、流通用途等に用いら
れる磁気カードの磁気情報を処理する磁気カード処理機
において、容易に安定に処理可能であるニーズが高い反
面、記録情報を容易に第三者が読取り、解読、改竄でき
ない方式が望まれている。
【0003】従来から、記録磁性層を異なる性格の磁気
特性を有する材料で多層化する方法が考案されているが
磁性体の性格を大幅に変えていないため、充分な保護能
力を有していなかった。
【0004】また、これまで考案されていたものは、例
えば、高保持力材料と低保持力材料の2層構成でカード
に塗布し、高保持層(3000Oe:エルステッド)と
低保持層(300Oe)に異なる情報を記録するもので
あるが、高保持記録磁性体と低保持記録磁性体に独立し
た情報を安定に記録を行うにはこの保持力の差は現状で
は少なく、相互に干渉が生じたり、本質的に書き換えが
可能である欠点を有している。
【0005】すなわち、従来の磁気カードは本質的に書
き換えが可能であるため、偽造、改竄されるという可能
性があった。このため、本出願人は、磁気カード類の処
理において、「最初は特殊な処理にて保持力が低く設定
されているが、一度、磁界に暴露されると、著しく保持
力が高くなる特性(従来の磁気ヘッドによる記録が困難
である)を有する新磁性体(S磁性体)」を用いて作成
した磁気カードを処理する磁気カード処理装置について
の開発を行ってきている。
【0006】すなわち、このS磁性体を用いて作成した
磁気カードを処理する磁気カード処理装置は、従来の磁
気カードは偽造、改竄される可能性があるという欠点を
除去するもので、これによって磁気カードの偽造、改竄
を防止することができるようになった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、過去のS磁
性体(今後は、この新磁性体の表現方法をS磁性体に代
えてM磁性体と呼ぶものとする)を利用したセキュリテ
ィ方式に関係する。すなわち、M磁性体の反応を終了さ
せる処理を硬磁化と称しているが、本発明は、この硬磁
化の処理方式についてである。
【0008】これまでの硬磁化方式は、DC磁界を加え
ることで、M磁性体の磁化反応を起こさせ、以後、反応
時の磁界環境では変化が無くなるようにすることによっ
て行っていた。
【0009】しかし、この方法では、図10の(a)、
(b)に示すように、磁性体材料のヒステリシスの変化
(図中A→B→C→B…)による残留磁束の変化に応じ
てM磁性体の磁化反応に微少な反応の変化が生じ、図1
0の(c)に示す読み取り出力から分かるように、M磁
性体の硬磁化後もあたかも記録が微少レベルで生じてい
るような変化が検出された。
【0010】これは、M磁性体を記録媒体として用いる
場合に、ヒステリシスの影響によるノイズ成分となるの
で、例えば、上述した駅務用途、流通用途等に用いられ
る磁気カードの磁気情報を処理する磁気カード処理機に
おける容易に安定に処理可能であるというニーズにとつ
て、好ましいものではない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な点に鑑みてなされたもので、上記したように、従来の
磁気カードは偽造、改竄される可能性があるという欠点
を除去すると共に、ヒステリシスの影響によるノイズ成
分が出ない硬磁化方式を採用した磁気記録処理方式を提
供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題を解決するために、最初は保持力が低く設定されてお
り一度磁界に暴露されると著しく保持力が高くなる特性
を有する磁性体からなる磁気層を備える磁気記録媒体を
処理する磁気記録処理方式において、上記磁気記録媒体
に対して、該磁気記録媒体の信号記録密度よりも高い信
号記録密度に対応する周波信号による磁気書き込みを行
うことを特徴とする磁気記録処理方式が提供される。
【0013】また、本発明によると、上記課題を解決す
るために、最初は保持力が低く設定されており一度磁界
に暴露されると著しく保持力が高くなる特性を有する磁
性体からなる磁気層を備える磁気カードを処理する磁気
記録媒体を処理する磁気記録処理方式において、上記磁
気記録媒体に対して、F2F変調方式による磁気記録媒
体の信号記録密度よりも高い信号記録密度に対応する周
波信号による磁気書き込みを行うことを特徴とする磁気
記録処理方式が提供される。
【0014】また、本発明によると、上記課題を解決す
るために、記録内容を高保持記録する第1の磁性体と、
最初は保持力が低く設定されており一度磁界に暴露され
ると著しく保持力が高くなる特性を有する第2の磁性体
とからなる磁気層を備える磁気記録媒体を処理する磁気
記録処理方式において、上記磁気記録媒体に対して、該
磁気記録媒体の信号記録密度よりも高い信号記録密度に
対応する周波信号による磁気書き込みを行うことを特徴
とする磁気記録処理方式が提供される。
【0015】また、本発明によると、上記課題を解決す
るために、記録内容を高保持記録する第1の磁性体と、
最初は保持力が低く設定されており一度磁界に暴露され
ると著しく保持力が高くなる特性を有する第2の磁性体
とからなる磁気層を備える磁気記録媒体を処理する磁気
記録処理方式において、上記磁気記録媒体に対して、F
2F変調方式による磁気記録媒体の信号記録密度よりも
高い信号記録密度に対応する周波信号による磁気書き込
みを行うことを特徴とする磁気記録処理方式が提供され
る。
【0016】また、本発明によると、上記課題を解決す
るために、最初は保持力が低く設定されており一度磁界
に暴露されると著しく保持力が高くなる特性を有する磁
性体からなる磁気層を備える磁気記録媒体を処理する磁
気記録処理方式において、上記磁気記録媒体に対して、
記録信号系によって該磁気記録媒体に記録される信号記
録密度よりも高い信号記録密度に対応する周波信号によ
る磁気書き込みを行うと共に、再生系によって、前記記
録信号系の周波数帯域を選択的に抽出する機能を有する
ことを特徴とする磁気記録処理方式が提供される。
【0017】また、本発明によると、上記課題を解決す
るために、最初は保持力が低く設定されており一度磁界
に暴露されると著しく保持力が高くなる特性を有する磁
性体からなる磁気層を備える磁気記録媒体を処理する磁
気記録処理方式において、上記磁気記録媒体に対して、
F2F変調方式による磁気記録媒体に記録信号系によっ
て記録される信号記録密度よりも高い信号記録密度に対
応する周波信号による磁気書き込みを行うと共に、再生
系によって、前記記録信号系の周波数帯域を選択的に抽
出する機能を有することを特徴とする磁気記録処理方式
が提供される。
【0018】また、本発明によると、上記課題を解決す
るために、記録内容を高保持記録する第1の磁性体と、
最初は保持力が低く設定されており一度磁界に暴露され
ると著しく保持力が高くなる特性を有する第2の磁性体
とからなる磁気層を備える磁気記録媒体を処理する磁気
記録処理方式において、上記磁気記録媒体に対して、記
録信号系によって該磁気記録媒体に記録される信号記録
密度よりも高い信号記録密度に対応する周波信号による
磁気書き込みを行うと共に、再生系によって、前記記録
信号系の周波数帯域を選択的に抽出する機能を有するこ
とを特徴とする磁気記録処理方式が提供される。
【0019】また、本発明によると、上記課題を解決す
るために、記録内容を高保持記録する第1の磁性体と、
最初は保持力が低く設定されており一度磁界に暴露され
ると著しく保持力が高くなる特性を有する第2の磁性体
とからなる磁気層を備える磁気記録媒体を処理する磁気
記録処理方式において、上記磁気記録媒体に対して、F
2F変調方式による磁気記録媒体に記録信号系によって
記録される信号記録密度よりも高い信号記録密度に対応
する周波信号による磁気書き込みを行うと共に、再生系
によって、前記記録信号系の周波数帯域を選択的に抽出
する機能を有することを特徴とする磁気記録処理方式が
提供される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。まず、この発明が適用さ
れる磁気カード及び磁気カード処理装置の概要について
説明する。
【0021】図1、図2は、交通、流通等で用いられる
定期券、チケット、プリペイドカード等の磁性体を塗布
した磁気カードを示すものである。ここでは、金額等の
対価機能を有する磁気カードとしてのプリペイドカード
を例にして記述する。
【0022】すなわち、磁気カード1は、図1に示すよ
うに、基層2の上に高保持記録磁性体と他の磁性体とを
混合した磁気層3が設けられている。基層2は、PET
(ポリエチレンテレフタレート)あるいは紙によって構
成されている。
【0023】磁気層3は、バリウムフェライトで構成さ
れる高保持記録磁性体と、最初は特殊な処理にて保持力
が低く設定されているが、一度、磁界に暴露されると、
著しく保持力が高くなる特性(従来の磁気ヘッドによる
記録が困難である)を有するM磁性体{たとえば、Mu
Bi(マンガンビスマス)磁性粉のような、初期状態と
磁界暴露後とで、保持力が大幅に変わるもの}を混合し
て基層2に塗布したものである。
【0024】磁気カード1の磁気層3は、図2に示すよ
うに、ワンタイム記録トラック(発行情報トラック)4
とリード/ライトトラック(使用実績トラック)5の2
つのトラックを有している。
【0025】ワンタイム記録トラック(発行情報トラッ
ク)4は、発行時、つまり初期状態で、発行情報とを記
録することにより、M磁性体4aは著しく高い保持力で
記録内容を記録し、高保持記録磁性体4bは記録内容を
高保持記録するトラックであり、読取りにおいても両方
の磁性体4a、4bに記録された記録磁束を読むことが
可能となる。
【0026】ワンタイム記録トラック4は、一度磁界が
暴露されることにより、M磁性体4aが著しく高い保持
力に変化し、M磁性体4aに対する再度の記録を行うこ
とができず、磁気カード1の基本発行情報などの発行時
にしか記録しない情報(発行時にー度記録されると、書
き換えが生じない情報)を記録し、かつ暗号キー等の保
護情報も記録するものである。
【0027】これにより、このワンタイム記録トラック
4には、再書込ができないため、改竄等が困難な記録が
可能となる。基本発行情報としては、発行における金額
・発行機関・適用システムの範囲を表す情報、カードの
ΙDとして発行番号となっている。
【0028】この際、発行機関、発行番号等の偽造時の
割出しに寄与できる情報が、たとえば、図2に示すA部
(磁気カード1のワンタイム記録トラック4の後半部)
に、一括(纏めて)して記録されるようになっている。
【0029】この情報により、偽造券からアタックに関
する情報を取出すことができるようになっている。この
一括(纏めて)して記録される部分は任意である。
【0030】リード/ライトトラック(使用実績トラッ
ク)5は、発行時、つまり初期状態で、まず、直流磁界
による消去(磁界の印加)がなされることにより、M磁
性体5aは著しく高い保持力となり磁気の書換えができ
なくなり無効化され、高保持記録磁性体5bは高保持記
録情報が消去され、情報記録はなされない。
【0031】これに更に高保持記録を行えば、M磁性体
5aは著しく高い保持力に変化しているため記録に寄与
しないが、高保持記録磁性体5bは従来通り記録、読取
り、書き換えが可能となる。
【0032】リード/ライトトラック(使用実績トラッ
ク)5は、従来の使用毎(対価等の取引)の実績記録、
残額記録(課金情報)等の逐次情報の記録領域として用
いられる。
【0033】すなわち、使用毎に発生する情報として、
使用金額、購入物件情報を示すコード、処理の日付時
間、処理した場所、残額等の使用実績記録と残額情報が
記録される。
【0034】このトラックは、使用の度に記録、読取り
を繰り返すため、書き換えが必須なトラックである。こ
のように、同一の磁性体構造をした磁気カード1を最初
の処理により、異なった性質の用途に切り替え、かつ、
これにより改竄防止が行えるようになっている。
【0035】図3は、磁気カード発行機の要部の構成を
示す断面図である。すなわち、本体11内の図示左側に
は、発行前の複数枚の磁気カード1が収納されているス
タッカ12が設けられている。
【0036】このスタッカ12の磁気カード1は取出ロ
ーラ13により1枚ずつ取出され、搬送路14により搬
送されるようになっている。この搬送路14には、磁気
カード1を搬送する搬送ローラ15、…が設けられてい
る。
【0037】また、搬送路14には、取出ローラ13に
より取出された磁気カード1に情報を記録したり直流磁
界により消去する書込ヘッド16、17、および磁気カ
ード1に記録されている情報を読取る読取ヘッド18が
順次設けられている。
【0038】読取ヘッド18により読取られた磁気カー
ド1は、搬送路14の終端部に設けられた発行口19か
ら発行されるようになっている。磁気カード1は、図3
に示す搬送方向aに、搬送路14上を搬送されるように
なっている。
【0039】書込ヘッド16、17は、それぞれワンタ
イム記録トラック4とリード/ライトトラック5に対し
て別々に記録用あるいは消去用の磁界が印加できるもの
である。
【0040】読取ヘッド18は、ワンタイム記録トラッ
ク4とリード/ライトトラック5に対して別々に読取り
が行えるものである。図4は、磁気カード発行機の制御
回路の構成を示すブロック図である。
【0041】すなわち、制御部21は、磁気カード発行
機の全体を制御するものである。この制御部21には、
発行内容等を入力する操作パネル22、取出ローラ13
や搬送ローラ15、…による搬送機構23を駆動するド
ライバ24、書込ヘッド16を駆動するドライバ25、
書込ヘッド17を駆動するドライバ26、および読取ヘ
ッド18による読取り内容を判断する読取回路27が接
続されている。
【0042】次に、磁気カード1の発行処理について、
図5に示すフローチャートを参照しつつ説明する。すな
わち、操作パネル22によりカードの発行条件として
の、発行における金額・発行機関・適用システムの範囲
や発行番号を指定し、図示しないスタートキーを投入す
る(ST1)。
【0043】すると、制御部21は、ドライバ24によ
り搬送機構23を駆動することにより、取出ローラ13
および搬送ローラ15、…を回転する。これにより、ス
タッカ12に収納されている磁気カード1が取出ローラ
13により取出され、搬送路14により搬送される(S
T2)。
【0044】ついで、制御部21は、操作パネル22に
より指定されたカードの発行条件に対応する基本発行情
報としての発行における金額・発行機関・適用システム
の範囲を表す情報、カードのΙDとして発行番号のエン
コード情報と直流消去信号をドライバ25を介して書込
ヘッド16に供給する(ST3)。
【0045】これにより、書込ヘッド16によりワンタ
イム記録トラック4のM磁性体4aと高保持記録磁性体
4bとに基本発行情報としての発行における金額・発行
機関・適用システムの範囲を表す情報、カードのΙDと
して発行番号が記録され、リード/ライトトラック5に
直流消去磁界が印加され、消去される(ST4)。
【0046】この結果、ワンタイム記録トラック4のM
磁性体4aに、著しく高い保持力で基本発行情報が記録
され、リード/ライトトラック5のM磁性体5aが著し
く高い保持力の消去状態となる。
【0047】この際、発行機関、発行番号等の偽造時の
割出しに寄与できる情報が、たとえば、図2に示すA部
(磁気カード1のワンタイム記録トラック4の後半部)
に、一括(纏めて)して記録される。
【0048】この際、制御部21は、上記基本発行情報
を内部メモリ(図示しない)に記憶している。ついで、
制御部21は、直流消去信号と初期値の情報としてのフ
ォーマットデータのエンコード情報とをドライバ26を
介して書込ヘッド17に供給する(ST5)。
【0049】これにより、書込ヘッド17によりワンタ
イム記録トラック4に直流消去磁界が印加され、高保持
記録磁性体4bに記録されている基本発行情報が消去さ
れ、リード/ライトトラック5に初期値の情報たとえば
フォーマットデータが記録される(ST6)。
【0050】この結果、ワンタイム記録トラック4のM
磁性体4aには、著しく高い保持力で基本発行情報が記
録され、高保持記録磁性体4bは消去され、リード/ラ
イトトラック5のM磁性体5aは著しく高い保持力の消
去状態となり、高保持記録磁性体5bにはフォーマット
データが記録される。
【0051】さらに、読取ヘッド18によりワンタイム
記録トラック4とリード/ライトトラック5の読取りが
行われ、この読取り内容が読取回路27を介して制御部
21に供給される(ST7)。
【0052】これにより、制御部21は、ワンタイム記
録トラック4からの読取内容と上記内部メモリに記憶さ
れている記録を行った基本発行情報とが一致するかを比
較し、リード/ライトトラック5からの読取内容により
フォーマットデータが正しく記録されているかにより、
磁気カード1の正当性を確認する(ST8)。
【0053】この結果、磁気カード1の正当性が確認さ
れた場合、制御部21は、正しいカードの発行を操作パ
ネル22により案内するとともに、その磁気カード1を
発行口19より発行する(ST9)。
【0054】また、ステップ8で磁気カード1の正当性
が確認されなかった場合、制御部21は、カードの発行
異常を操作パネル22により案内するとともに、その磁
気カード1を発行口19より排出する(ST10)。
【0055】また、この発行異常となった磁気カード1
は、回収庫(図示しない)に回収されるようにしても良
い。この発行処理の場合、ワンタイム記録トラック4
(のM磁性体4a)に記録されている情報の読取り出力
とリード/ライトトラック5(の高保持記録磁性体5
b)に記録されている情報の読取り出力が同じレベルと
なる。
【0056】この際、各トラックの高保持記録磁性体と
M磁性体の出力を同じ条件となるような成分比で磁気層
3が塗布されている。ところで、以上において、M磁性
体のワンタイム記録の特徴を応用して硬磁化処理が行わ
れる。
【0057】すなわち、M磁性体の磁気反応を終了させ
る処理を硬磁化と称している(前記ワンタイム記録の説
明を参照)。これまでの硬磁化方式は、DC磁界を加え
ることで、M磁性体の磁化反応を起こさせ、以後、反応
時の磁界環境では変化が無くなるようにすることによっ
て行われていた。
【0058】しかるに、この方法では、前述したよう磁
性体材料のヒステリシスの影響による微妙な反応の変化
が生じ、M磁性体の硬磁化後もあたかも記録が微小レベ
ルで生じているような変化が検出され、それがノイズ成
分となってしまうので、M磁性体を記録媒体として用い
る場合に問題があった。
【0059】そこで、本発明では、これを信号記録の方
法を変えて、ヒステリシスの影響によるノイズ成分が出
ない硬磁化処理を可能とする磁気記録処理方式を提供す
るものである。
【0060】次に、以上のような概要に基づく本発明の
要部について説明する。すなわち、本発明は、磁気カー
ド類の作成において、「最初は特殊な処理にて保持力が
低く設定されているが、一度、磁界に暴露されると、著
しく保持力が高くなる特性(従来の磁気ヘッドによる記
録が困難である)を有する前述したようなM磁性体」を
記録媒体として用いる磁気記録処理方式及び該磁気記録
処理方式を利用して磁気カードを処理することができる
磁気カード処理装置及び磁気カード処理方法に係り、そ
の要部は以下の点にある。
【0061】すなわち、デジタル磁気記録では飽和磁気
記録が行われているが、この場合、一般には重ね書きを
行い、消去過程を通常のアナログ記録のような消去方式
では行わない。
【0062】しかし、デジタル磁気記録でも、まれに磁
気媒体に消去過程にて磁界を印可さる必要がある場合が
ある。ここでは、M磁性体による記録媒体に対し、通常
のアナログ記録方式で用いられているような正弦波交流
信号による消去方式が使用できない環境で、デジタル記
録方式を活用した硬磁化、消去処理とほぼ同等の効果の
ある磁気記録処理方式を提供する。
【0063】特に、この磁気記録処理方式は、既に運用
されているシステムに新たな機能を提供する場合には、
互換性上から効果的な方法である。すなわち、デジタル
処理にて消去過程が必要な場合としては、以下のような
場合がある。
【0064】(1)新たな磁性媒体に記録を行う場合
に、製造時の配向処理における残留磁界の影響を減ずる
とき(書込能力が弱い場合には、配向による残留磁界に
勝てずに、書込不良となる場合がある) (2)M磁性体のような、ワンタイムライト機能を有し
た磁性体の反応を終わらせたい場合に磁界を印可すると
き(硬磁化) (3)記録済みの記録媒体の信号を確実に消去(実質的
に直流磁界消去と同じ効果)を行うとき 通常の磁気記録では、消去には、次のような2つの意味
がある。
【0065】(a)磁気記録がまったくない場合(残留
磁界がない) (b)磁気記録が飽和状態で一様に記録されている場合 ここで、(a)は、一般的にはアナログ的な消去を示
す。
【0066】この(a)では、交流磁界を印可して媒体
を搬送させると、媒体上の磁界は最大磁界が印可した
後、徐々に減少していき、最後はゼロ点に収束する。ま
た、(b)は、DC的な磁界が記録されている状態であ
る。
【0067】この(b)では、磁気読取りは、磁界の変
化を抽出するため、一様に変化がない記録は消去と同じ
効果がある。そして、(b)は、直流磁界を印可する方
法であり、簡単ではあるが、欠点は媒体上の磁界がゼロ
となっていないため、媒体等の変動要因が生じると、出
力が出ることになる。
【0068】磁気記録方式を応用したシステムでは、使
用する磁気記録信号はある限定された範囲で使用され
る。すなわち、一般に、使用する磁気記録信号は、2〜
3倍程度の信号記録密度(周波数範囲)で使用されてい
る。
【0069】ここでは、下記の例を示す。信号記録密度
F2F変調方式100BPS,150BPS,200B
PSこのような場合での消去処理方式について述べる
が、信号記録密度F2F変調方式100BPS,150
BPS,200BPSの例は、飽くまでも一例に過ぎ
ず、実際には、信号記録密度F2F変調方式52.5B
PI,105BPI,210BPI,信号記録密度MF
M変調方式210BPI,…等のデジタル信号の全てに
対応することができる。
【0070】これらの信号を安定して記録するために
は、書込みヘッドの能力は、当該周波数に対して、4〜
10倍の特性が必要である。これは、記録密度と磁気反
転時開との関係から想定されることである。
【0071】例えば、図6に示す記録密度(時間幅)t
oに対して、磁化反転幅(時間幅)tlの占める割合が
大きくなると、位相特性の悪化が生じる。このため、t
o>tlであり、この差が4〜10倍程度必要となる。
【0072】このため記録能力は、4〜10倍の特性を
有しているため、磁化反転幅の時間で記録することが可
能である。また、再生系では、当該信号を安定して抽出
するために、一般には、無用に信号再生周波数帯域を広
げてはおらず、このため記録密度の最大値(この例では
200BPS)を最大再生周波数範囲とした設計を行う
のが一般的である。
【0073】これには再生磁気ヘッドの磁気ギャップ
幅、再生回路のノイズ除去用のローパスフィルタ(LP
F)の設定が関係する。このような環境で、下記の処理
で消去と同等な効果が得られる。
【0074】デジタル記録での消去は、DC消去が主で
あったが、これは磁気媒体の厚さムラ等で信号が抽出さ
れるため、ノイズ特性が悪い欠点があった。本発明で
は、消去と同等な効果があり、かつこれらのムラの影響
が出にくい方法を提供する。
【0075】すなわち、本発明による磁気記録処理方式
では、上述したようなM磁性体による記録媒体及びM磁
性体を含む記録媒体に対し、記録信号系の周波数帯域と
は異なり、高い周波数帯での記録機能を有する。
【0076】また、再生系については、記録信号系の周
波数帯域を選択的に抽出する機能を有する。上述したよ
うなM磁性体による記録媒体及びM磁性体を含む記録媒
体に対し、記録信号を位相特性も含めて良好に記録する
には、記録密度の時間幅に対して、磁化反転幅はその1
/4〜1/10程度の能力が要求される。
【0077】このため、記録密度の最大密度は、この磁
化反転幅ということができる(位相条件は問わず)。こ
の周波数は、前述のように記録周波数帯域の範囲外のた
め、以下に述べるような設定で、記録周波数帯域の高周
波側を除去することができ、再生信号にはこの高周波記
録信号は抽出されない。
【0078】特に、再生磁気ヘッドのギャップ幅は、概
して高周波記録信号と比べて広いため、再生出力が著し
く低下する。次に、この信号に媒体等の変動因子が加わ
った場合であるが、高周波信号がこの変動要因て振幅変
調されるが、信号自身が抽出されないため、この変動は
吸収され、検出されないことになる。
【0079】すなわち、本発明による磁気記録処理方式
では、信号を読み取ることができない条件として、消去
と同等の効果が出せることになるので、従来のDC消去
から比べると、消去安定性が良いという効果がある。
【0080】先に、記述したように、本発明による磁気
記録処理方式では、M磁性体による記録媒体及びM磁性
体を含む記録媒体に対し、記録最大記録周波数で、磁気
記録を行う。
【0081】この場合、M磁性体による記録媒体及びM
磁性体を含む記録媒体には、この周波数での信号記録が
行われており、従来のアナログ的な消去過程とはプロセ
スが異なる。
【0082】次に、これを再生する場合には、先に説明
したように、処理系の周波数範囲が消去記録周波数の範
囲以下であるため、再生時の磁気ギャップ上からの再生
周波数制限、LPFの周波数除去特性の設定から消去記
録周波数が減衰し、検出されない。
【0083】これにより、本発明による磁気記録処理方
式では、M磁性体による記録媒体及びM磁性体を含む記
録媒体に対し、記録最大記録周波数で磁気記録を行う
が、それは再生時に再生されないため、消去と同等の効
果が出せることになる。
【0084】また、本発明による磁気記録処理方式で
は、M磁性体による記録媒体及びM磁性体を含む記録媒
体に対し、このように適切な設定で記録、再生を行うよ
うにすることにより、既存システムでの新たな機能の追
加として、容易に消去機能を持たせることが可能であ
る。
【0085】次に、上述したように、本発明による磁気
記録処理方式では、M磁性体による記録媒体及びM磁性
体を含む記録媒体に対し、記録最大記録周波数で磁気記
録を行うが、それを本発明の概要で述べたような磁気カ
ード処理装置に適用する場合の再生方法の具体例につい
て説明する。
【0086】再生磁気ヘッドのギャップ幅は、上述した
ように、概して高周波記録信号と比ベて広く、図7に示
すように、磁気ヘッドのギャップ幅lをこの高周波の波
長と同じ、または整数倍とすることで、磁気ヘッドの読
取り信号の高周波成分を除去することができる。
【0087】すなわち、図7において、再生磁気ヘッド
61のギャップ幅lを記録周期と同じにすると、この再
生磁気ヘッド61の出力V=L・dφ/dtにおいて、
dφ/dt=0となるため、高周波成分は再生されな
い。
【0088】これにより、高周波記録信号は記録されて
はいるが再生されないため、消去と同等の効果が出せ
る。例えば、信号に媒体などの変動因子が加わった場合
であるが、高周波信号がこの変動要因で振幅変調される
が、信号自身が抽出されないため、この変動は吸収さ
れ、検出されないことになる。
【0089】すなわち、図8に示すように、本発明で
は、高周波信号の正負の部分が位相的に近い部分となっ
ているため互いに打ち消し合うように作用することによ
り、このような打ち消し合う作用がない従来のDC消去
とから比べると、消去安定性が良くなるといった効果が
得られることになる。
【0090】また、図9において、再生磁気ヘッド61
からの再生信号は、再生増幅器62を介してノイズ除去
フィルタ(LPF)63を通過した後、信号抽出部64
に供給される。
【0091】これにより、高周波記録信号は記録してい
るが再生されないため、消去と同等の効果が出せる。例
えば、信号に媒体などの変動因子が加わった場合である
が、高周波信号がこの変動要因で振幅変調されるが、信
号自身が抽出されないため、この変動は吸収され、検出
されないことになる。
【0092】したがって、本発明は、以下のような要旨
にまとめられる。 (1)最初は保持力が低く設定されており一度磁界に暴
露されると著しく保持力が高くなる特性を有する磁性体
(M磁性体)からなる磁気層を備える磁気記録媒体を処
理する磁気記録処理方式において、上記磁気記録媒体に
対して、該磁気記録媒体の信号記録密度よりも高い信号
記録密度に対応する周波信号による磁気書き込みを行う
ことを特徴とする磁気記録処理方式。
【0093】(2)最初は保持力が低く設定されており
一度磁界に暴露されると著しく保持力が高くなる特性を
有する磁性体(M磁性体)からなる磁気層を備える磁気
記録媒体を処理する磁気記録処理方式において、上記磁
気記録媒体に対して、記録信号系によって該磁気記録媒
体に記録される信号記録密度よりも高い信号記録密度に
対応する周波信号による磁気書き込みを行うと共に、再
生系によって、前記記録信号系の周波数帯域を選択的に
抽出する機能を有することを特徴とする磁気記録処理方
式。
【0094】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、上記したように、従来の磁気カードが偽造、改竄さ
れる可能性があるという欠点を除去するもので、磁気カ
ードの偽造、改竄を防止することができると共に、ヒス
テリシスの影響によるノイズ成分が出ない硬磁化方式を
採用した磁気記録処理方式を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の概要を説明するための磁気カードの
概略構成を示す断面図。
【図2】この発明の概要を説明するための磁気カードの
トラック構成を説明するための斜視図。
【図3】この発明の概要を説明するための磁気カード発
行機の主要部の構成を示す断面図。
【図4】この発明の概要を説明するための磁気カード発
行機の制御回路の構成を示すブロック図。
【図5】この発明の概要を説明するための磁気カードの
発行処理を説明するためのフローチャート。
【図6】この発明の要部を説明するための記録密度(時
間幅)toに対する磁化反転幅(時間幅)tlとの関係
を示す図。
【図7】この発明の要部を説明するための再生系の構成
を示す図。
【図8】この発明の要部を説明するための消去記録状態
を従来との対比において示す図。
【図9】この発明の要部を説明するための再生系の構成
を示す図。
【図10】最初は特殊な処理にて保持力が低く設定され
ているが、一度、磁界に暴露されると、著しく保持力が
高くなる特性を有する磁性体を記録媒体として用いる場
合に、ヒステリシスの影響によるノイズ成分が出る過程
を説明するための図。
【符号の説明】
1…磁気ヘッド、 2…基層、 3…磁気層、 4…ワンタイム記録トラック(発行情報トラック)、 5…リード/ライトトラック(使用実績トラック)、 4a、5a…S磁性体(M磁性体)、 4b、5b…高保持記録磁性体、 14…搬送路、 16、17…書込ヘッド、 18…読取ヘッド、 21…制御部、 61…再生磁気ヘッド。 62…再生増幅器62、 63…ノイズ除去フィルタ(LPF)、 64…信号抽出部64。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 最初は保持力が低く設定されており一度
    磁界に暴露されると著しく保持力が高くなる特性を有す
    る磁性体からなる磁気層を備える磁気記録媒体を処理す
    る磁気記録処理方式において、 上記磁気記録媒体に対して、該磁気記録媒体の信号記録
    密度よりも高い信号記録密度に対応する周波信号による
    磁気書き込みを行うことを特徴とする磁気記録処理方
    式。
  2. 【請求項2】 最初は保持力が低く設定されており一度
    磁界に暴露されると著しく保持力が高くなる特性を有す
    る磁性体からなる磁気層を備える磁気記録媒体を処理す
    る磁気記録処理方式において、 上記磁気記録媒体に対して、F2F変調方式による磁気
    記録媒体の信号記録密度よりも高い信号記録密度に対応
    する周波信号による磁気書き込みを行うことを特徴とす
    る磁気記録処理方式。
  3. 【請求項3】 記録内容を高保持記録する第1の磁性体
    と、最初は保持力が低く設定されており一度磁界に暴露
    されると著しく保持力が高くなる特性を有する第2の磁
    性体とからなる磁気層を備える磁気記録媒体を処理する
    磁気記録処理方式において、 上記磁気記録媒体に対して、該磁気記録媒体の信号記録
    密度よりも高い信号記録密度に対応する周波信号による
    磁気書き込みを行うことを特徴とする磁気記録処理方
    式。
  4. 【請求項4】 記録内容を高保持記録する第1の磁性体
    と、最初は保持力が低く設定されており一度磁界に暴露
    されると著しく保持力が高くなる特性を有する第2の磁
    性体とからなる磁気層を備える磁気記録媒体を処理する
    磁気記録処理方式において、 上記磁気記録媒体に対して、F2F変調方式による磁気
    記録媒体の信号記録密度よりも高い信号記録密度に対応
    する周波信号による磁気書き込みを行うことを特徴とす
    る磁気記録処理方式。
  5. 【請求項5】 最初は保持力が低く設定されており一度
    磁界に暴露されると著しく保持力が高くなる特性を有す
    る磁性体からなる磁気層を備える磁気記録媒体を処理す
    る磁気記録処理方式において、 上記磁気記録媒体に対して、記録信号系によって該磁気
    記録媒体に記録される信号記録密度よりも高い信号記録
    密度に対応する周波信号による磁気書き込みを行うと共
    に、 再生系によって、前記記録信号系の周波数帯域を選択的
    に抽出する機能を有することを特徴とする磁気記録処理
    方式。
  6. 【請求項6】 最初は保持力が低く設定されており一度
    磁界に暴露されると著しく保持力が高くなる特性を有す
    る磁性体からなる磁気層を備える磁気カードを処理する
    磁気記録媒体を処理する磁気記録処理方式において、 上記磁気記録媒体に対して、F2F変調方式による磁気
    記録媒体に記録信号系によって記録される信号記録密度
    よりも高い信号記録密度に対応する周波信号による磁気
    書き込みを行うと共に、 再生系によって、前記記録信号系の周波数帯域を選択的
    に抽出する機能を有することを特徴とする磁気記録処理
    方式。
  7. 【請求項7】 記録内容を高保持記録する第1の磁性体
    と、最初は保持力が低く設定されており一度磁界に暴露
    されると著しく保持力が高くなる特性を有する第2の磁
    性体とからなる磁気層を備える磁気記録媒体を処理する
    磁気記録処理方式において、 上記磁気記録媒体に対して、記録信号系によって該磁気
    記録媒体に記録される信号記録密度よりも高い信号記録
    密度に対応する周波信号による磁気書き込みを行うと共
    に、 再生系によって、前記記録信号系の周波数帯域を選択的
    に抽出する機能を有することを特徴とする磁気記録処理
    方式。
  8. 【請求項8】 記録内容を高保持記録する第1の磁性体
    と、最初は保持力が低く設定されており一度磁界に暴露
    されると著しく保持力が高くなる特性を有する第2の磁
    性体とからなる磁気層を備える磁気記録媒体を処理する
    磁気記録処理方式において、 上記磁気記録媒体に対して、F2F変調方式による磁気
    記録媒体に記録信号系によって記録される信号記録密度
    よりも高い信号記録密度に対応する周波信号による磁気
    書き込みを行うと共に、 再生系によって、前記記録信号系の周波数帯域を選択的
    に抽出する機能を有することを特徴とする磁気記録処理
    方式。
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