JPH11194845A - ワイヤ操作機構 - Google Patents

ワイヤ操作機構

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Publication number
JPH11194845A
JPH11194845A JP1207698A JP1207698A JPH11194845A JP H11194845 A JPH11194845 A JP H11194845A JP 1207698 A JP1207698 A JP 1207698A JP 1207698 A JP1207698 A JP 1207698A JP H11194845 A JPH11194845 A JP H11194845A
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JP
Japan
Prior art keywords
flexible belt
wire
rotating shaft
actuator
moderation
Prior art date
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Pending
Application number
JP1207698A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Fukao
浩一 深尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokai Rika Co Ltd filed Critical Tokai Rika Co Ltd
Priority to JP1207698A priority Critical patent/JPH11194845A/ja
Publication of JPH11194845A publication Critical patent/JPH11194845A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設置用の広いスペースを必要としないワイヤ
操作機構を提供する。 【解決手段】 回動軸4を例えば時計方向へ回動させる
と、可撓性ベルト9が回動軸4に巻き取られる。また、
回動軸4を反時計方向へ回動させると、可撓性ベルト9
が巻き戻され、ワイヤ13に作用する上記したリターン
バネの付勢力により引き戻される。このとき、可撓性ベ
ルト9は、押圧部15aに押圧されるから回動軸4の突
起8と可撓性ベルト9の係合孔10の係合が外れること
がない。また、押圧片17により可撓性ベルト9の節度
用突起11が押圧された状態で、節度部12の節度山1
2aを乗り越えて節度谷12bに係合するから、明確な
節度感が得られる。節度感を伴う操作ノブ6の回動角度
間隔と、アクチュエータの各作動量を対応させることに
より、アクチュエータを適確に操作できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アクチュエータを
作動させるワイヤを操作するワイヤ操作機構に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来のワイヤ操作機構は図4に示すよう
に、回動軸aの先端に形成した傘歯車bに噛合う扇形歯
車cは、回動軸aと直交する揺動軸dに軸支した揺動レ
バーeに形成されていた。そして、この揺動レバーeに
先端をアクチュエータfに連結したワイヤgの基端部を
連結していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のワイヤ操作機構は、揺動レバーeを回動軸aと直交
する揺動軸dに軸支して、回動軸aと平行な面で揺動さ
せるもので、該揺動軸dからある程度離なれた位置で揺
動レバーeとワイヤgとを連結しなければ、アクチュエ
ータfを作動させるためのストロークが確保できない。
このため、回動軸aに沿う方向の寸法が大きくなり、奥
行き方向に広い設置スペースが必要となるという問題点
がある。本発明は上記問題点を解決するためになされた
もので、設置用の広いスペースを必要としないワイヤ操
作機構を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1に記載の本発明のワイヤ操作機構は、操作ノ
ブを設けた回動軸と、該回動軸に一端を係止した可撓性
ベルトと、先端をアクチュエータに連結し、基端部を前
記可撓性ベルトの他端に連結したワイヤとから構成し、
前記回動軸の外周に前記可撓性ベルトを巻き取ることに
より、前記ワイヤを操作すること特徴とする。
【0005】請求項2に記載の本発明のワイヤ操作機構
は、請求項1に記載の構成において、前記回動軸の外周
に所定間隔置きに形成した突起に、前記可撓性ベルトに
所定間隔置きに形成した係合孔を係合させて、該可撓性
ベルトを巻き取るようにしたことを特徴とする。
【0006】請求項3に記載の本発明のワイヤ操作機構
は、請求項1及び請求項2に記載の構成において、前記
可撓性ベルトに形成した節度用突起に係合可能な節度部
を、該可撓性ベルトの移動方向に配置したことを特徴と
する。
【0007】
【発明の作用及び効果】上記請求項1に記載のワイヤ操
作機構によれば、可撓性ベルトを直接回動軸の外周に巻
き取ることによりワイヤを操作する。従って、アクチュ
エータを作動させるためのストロークを、回動軸に沿う
方向で確保するための奥行きの広い設置スペースを必要
としない。
【0008】上記請求項2に記載のワイヤ操作機構によ
れば、可撓性ベルトに形成した係合孔と回動軸の外周に
形成した突起との係合により、該可撓性ベルトを巻き取
ってワイヤを操作する。従って、可撓性ベルトの巻き取
りを確実に行うことができる。
【0009】上記請求項3に記載のワイヤ操作機構によ
れば、可撓性ベルトに形成した節度用突起と節度部とが
係合して、ワイヤ操作に節度感を持たせることができ
る。従って、アクチュエータの各作動量と節度間隔とを
対応させて、ワイヤ操作を行うことにより、アクチュエ
ータの各作動を節度感により確認できる。また、節度機
構を別途備える必要もない。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明のワイヤ操作機構の実施形
態を添付図面を参照して説明する。図1は断面図、図2
は図1に於けるA−A線断面図、図3は可撓性ベルト9
の斜視図である。ケーシング1の前面パネル2と後面パ
ネル3間に回動軸4が差し渡されている。操作面である
前面パネル2から突出する取付け軸部5に操作ノブ6が
嵌着されている。回動軸4の外周には、嵌挿溝7及び所
定角度間隔置きに突起8が形成されている。嵌挿溝7に
は、合成樹脂製の可撓性ベルト9の一端9aが嵌挿され
ている。
【0011】可撓性ベルト9は、回動軸4の突起8の間
隔に合わせて形成された係合孔10を該突起8に順次に
係合させて、回動軸4の外周に巻き取られる。さらに、
可撓性ベルト9には、節度用突起11が形成されてい
る。該節度用突起11には、ケーシング1に形成された
節度部12を対向させて配設されている。節度部12
は、波状の凹凸面により節度山12aと節度谷12bを
交互に形成したものである。そして、可撓性ベルト9の
他端9bにワイヤ13の基端部が連結されている。ワイ
ヤ13の先端には、アクチュエータ14が連結されてい
る。アクチュエータ14としては、車両用空気調和装置
の温度調節用のダンパ或いは調和空気の吹出し口切り替
えダンパ等が挙げられる。アクチュエータ14には、ワ
イヤ13を引っ張り操作方向(可撓性ベルト9の巻き取
り方向)と逆方向へ付勢するリターンバネ(図示せず)
が付装されている。
【0012】ケーシング1の後面パネル3からは、下向
きの付勢力を有する押圧片15が形成されている。押圧
片15は、先端の押圧部15aにより可撓性ベルト9
を、該回動軸4の外周に向かって押圧する。また、節度
部12に対向して2個の押圧バネ16により下向きに押
圧される橇状の押圧片17が配置され、可撓性ベルト9
を押圧してその節度用突起11が上記節度部12の節度
谷12bに係合させるとともに、節度用突起11が節度
山12aを乗り越えるときは上方へ退くようにしてあ
る。
【0013】上記構成のワイヤ操作機構は、操作ノブ6
により回動軸4を例えば時計方向へ回動させると、可撓
性ベルト9が回動軸4に巻き取られる。また、回動軸4
を反時計方向へ回動させると、可撓性ベルト9が巻き戻
され、ワイヤ13に作用する上記したリターンバネ(図
示せず)の付勢力により引き戻される。このとき、可撓
性ベルト9は、押圧部15aに押圧されるから回動軸4
の突起8と可撓性ベルト9の係合孔10の係合が外れる
ことがない。また、押圧片17により可撓性ベルト9の
節度用突起11が押圧された状態で、節度部12の節度
山12aを乗り越えて節度谷12bに係合するから、明
確な節度感が得られる。
【0014】上記したように本発明のワイヤ操作機構
は、回動軸4に直接可撓性ベルト9を巻き取ったり巻き
戻したりすることにより、ワイヤ13を操作するように
したもので、アクチュエータ14を作動させるためのス
トロークを、回動軸4に沿う方向で確保するための、奥
行きの広い設置スペースを必要としない。従って、車両
用の空調装置のワイヤ操作機構として利用価値が高いば
かりでなく、節度感を伴う操作ノブ6の回動角度間隔
と、アクチュエータ14の各作動量を対応させることに
より、車両用空気調和装置の温度調節用のダンパ或いは
調和空気の吹出し口切り替えダンパ等を過不足のない開
度に作動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ワイヤ操作機構の断面図である。
【図2】図1に於けるA−A線断面図である。
【図3】可撓性ベルト9の斜視図である。
【図4】従来例を示した説明図である。
【符号の説明】
4...回動軸 6...操作ノブ 8...突起 9...可撓性ベルト 9a...一端 9b...他端 10...係合孔 11...節度用突起 12...節度部 12a...節度山 12b...節度谷 13...ワイヤ 14...アクチュエータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作ノブを設けた回動軸と、該回動軸に
    一端を係止した可撓性ベルトと、先端をアクチュエータ
    に連結し、基端部を前記可撓性ベルトの他端に連結した
    ワイヤとから構成し、前記回動軸の外周に前記可撓性ベ
    ルトを巻き取ることにより、前記ワイヤを操作すること
    特徴とするワイヤ操作機構。
  2. 【請求項2】 前記回動軸の外周に所定間隔置きに形成
    した突起に、前記可撓性ベルトに所定間隔置きに形成し
    た係合孔を係合させて、該可撓性ベルトを巻き取るよう
    にしたことを特徴とする請求項1に記載のワイヤ操作機
    構。
  3. 【請求項3】 前記可撓性ベルトに形成した節度用突起
    に係合可能な節度部を、該可撓性ベルトの移動方向に配
    置したことを特徴とする請求項1及び請求項2に記載の
    ワイヤ操作機構。
JP1207698A 1998-01-05 1998-01-05 ワイヤ操作機構 Pending JPH11194845A (ja)

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JP1207698A JPH11194845A (ja) 1998-01-05 1998-01-05 ワイヤ操作機構

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JP1207698A JPH11194845A (ja) 1998-01-05 1998-01-05 ワイヤ操作機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11194845A true JPH11194845A (ja) 1999-07-21

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ID=11795505

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1207698A Pending JPH11194845A (ja) 1998-01-05 1998-01-05 ワイヤ操作機構

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JP (1) JPH11194845A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008106951A1 (de) * 2007-03-08 2008-09-12 Schaeffler Kg Spreizbandmechanik mit einer zwangsführung durch gleitschuhe

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008106951A1 (de) * 2007-03-08 2008-09-12 Schaeffler Kg Spreizbandmechanik mit einer zwangsführung durch gleitschuhe

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