JPH11194335A - 液晶表示装置の製造方法 - Google Patents

液晶表示装置の製造方法

Info

Publication number
JPH11194335A
JPH11194335A JP9369214A JP36921497A JPH11194335A JP H11194335 A JPH11194335 A JP H11194335A JP 9369214 A JP9369214 A JP 9369214A JP 36921497 A JP36921497 A JP 36921497A JP H11194335 A JPH11194335 A JP H11194335A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
color filter
liquid crystal
crystal display
display device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9369214A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Nakamura
真治 中村
Masahiro Fujino
昌宏 藤野
Maki Sato
真木 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP9369214A priority Critical patent/JPH11194335A/ja
Publication of JPH11194335A publication Critical patent/JPH11194335A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 駆動基板側にカラーフィルタを形成すること
により駆動基板と対向基板との間の貼り合わせずれを低
減できると共にカラーフィルタの形成工程を簡略化でき
る液晶表示装置の製造方法を提供する。 【解決手段】 駆動基板側のガラス基板21上にTFT
22を形成した後、感光性樹脂膜23Aを形成する。感
光性樹脂膜23Aを加熱して乾燥させた後、着色溶液噴
射ノズル7と駆動基板2との相対的な位置合わせを行
い、この着色溶液噴射ノズル7から、感光性樹脂膜23
Aに対して画素列毎に、赤色の着色液7a、緑色の着色
液7bおよび青色の着色液7cを同時に噴射し、更に加
熱する。これにより赤色フィルタ、緑色フィルタおよび
青色フィルタを含むカラーフィルタ層23が形成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画素電極およびス
イッチング素子等が形成された駆動基板と対向基板とを
貼り合わせて構成される液晶表示装置の製造方法に係
り、特に、駆動基板側にカラーフィルタが形成された構
造を有する液晶表示装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶プロジェクタ等に代表される
液晶表示装置付きの電子機器の普及と共に、液晶表示装
置への高性能化の要求が高まり、液晶表示装置を高精細
化および高輝度化するための改良が種々なされている。
この液晶表示装置は、通常、各画素制御のためのTFT
(Thin Film Transistor, 薄膜トランジスタ)等のスイ
ッチング素子や保持容量等が形成された駆動基板(また
はTFT基板)と、ブラックマトリクス等が形成された
対向基板とを貼り合わせて作製される。
【0003】カラー液晶表示装置の場合には、更に画素
電極を基本色(赤,緑,青)に着色するためのカラーフ
ィルタを備えており、一般に、このカラーフィルタは対
向基板の内表面に形成されている。しかしながら、対向
基板側にカラーフィルタを形成したカラー液晶表示装置
では、貼り合わせの誤差により、駆動基板側に形成され
た画素電極との間で色ずれが生じ、表示品位が劣化する
という問題がある。この色ずれを防止するためには、駆
動基板と対向基板との間において精密な位置合わせ(ア
ライメント)が必要であるが、画素の高精彩化が進むに
伴って精密な位置合わせが困難になっている。なお、遮
光領域を拡大して色ずれ部分を隠すことも考えられる
が、遮光領域の拡大は貼り合わせ後の光の透過率が低下
し、画素部の実効開口率の低下につながるという問題が
ある。
【0004】このようなことから、カラーフィルタを駆
動基板側に形成する、所謂オンチップカラーフィルタ構
造が提案されている(例えば特開平2−54217号公
報等)。このオンチップカラーフィルタ構造の液晶表示
装置では、カラーフィルタを対向基板側に形成した構造
に比べ、画素電極とカラーフィルタとの位置合わせ誤差
が殆どなくなり、画素部が微細化しても高開口率を維持
できると共に、カラーフィルタが個々の画素電極と重な
っているため、両者の間に視差が生ずることがなく、画
素部の実効開口率を大きくとることができるという利点
がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
カラーフィルタを基板上に形成する従来の方法として
は、基板上に感光性樹脂膜を形成し、この感光性樹脂膜
をフォトリソグラフィ技術によりパターニングし、その
後、例えば赤に染色し、以後同様に緑および青に染色す
る方法(染色法)、予め顔料等の色素を分散した感光性
樹脂膜を使用してフォトリソグラフィ技術によりパター
ニングし、赤、緑および青の着色画素を順次形成する方
法(顔料分散法)、更には、オフセット印刷等による方
法方法(印刷法)などがある。
【0006】しかしながら、これら染色法、顔料分散法
および印刷法によって3色のカラーフィルタを作製する
従来の方法では、いずれも、3色分の繰り返し工程が必
要であり、工程数が多くなるという問題があった。ま
た、染色法および顔料分散法では、フォトリソグラフィ
工程が3回必要であるため、工程が煩雑になる。更に、
印刷法では、印刷時の位置合わせ精度がよくないという
問題があった。
【0007】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、駆動基板側にカラーフィルタを形成
することにより駆動基板と対向基板との間の貼り合わせ
ずれを低減できると共にカラーフィルタの作製工程を簡
略化できる液晶表示装置の製造方法を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による液晶表示装
置の製造方法は、支持基板の上に画素毎に対応して複数
のスイッチング素子を形成した後、これらスイッチング
素子上に、着色液の受容可能な材料によりカラーフィル
タ用膜を形成する工程と、カラーフィルタ用膜に対して
基本色それぞれに対応する色の着色溶液を直接導入させ
ることにより画素毎に整合した色のカラーフィルタを形
成する工程と、カラーフィルタの上に保護膜を介して画
素毎に対応する複数の画素電極を形成する工程とを含む
ものである。カラーフィルタ用膜は感光性樹脂により形
成することが望ましく、このカラーフィルタ用膜への着
色溶液の導入は、例えば着色溶液噴出ノズルにより着色
溶液を直接噴出させることにより行うことができる。
【0009】本発明による液晶表示装置の製造方法で
は、着色溶液噴出ノズル等によって、カラーフィルタ用
膜に対して基本色それぞれに対応する色の着色溶液が直
接導入されることにより、駆動基板側にカラーフィルタ
層が形成される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0011】図1は本発明の一実施の形態に係る液晶表
示装置1の断面構成を表し、図2はこの液晶表示装置1
の駆動基板2および対向基板3を取り出して、その要部
構成を示したものである。この液晶表示装置1は、駆動
基板2とこの駆動基板2に対向する対向基板3とを貼り
合わせ、これら駆動基板2と対向基板3との間隙に液晶
を注入して液晶層4を形成した後、シール剤5により液
晶層4を封止することにより製造される。
【0012】駆動基板2は支持基板としてのガラス基板
21を備え、このガラス基板21上に複数の基本色(本
実施の形態では、赤、緑および青の3色)それぞれに対
応した複数の画素がマトリクス状に設けられ、これら画
素毎に対応して画素電極制御用のスイッチング素子とし
てのTFT22が複数個設けられている。TFT22上
にはカラーフィルタ層23が形成されている。このカラ
ーフィルタ層23上に保護膜(図示せず)を介して各画
素に対応して透明の画素電極24が形成され、更にこの
画素電極24上に配向膜25が形成されている。
【0013】更に、この駆動基板2には、図2に示した
ように、マトリクス状の画素の行方向に沿ってゲート線
26が配設されると共に列方向に沿って列単位でTFT
22に対して画像信号を供給するための信号線27が配
設されている。ゲート線26は複数のTFT22の各ゲ
ート電極に電気的に接続されている。カラーフィルタ層
23は、赤色フィルタ23a、緑色フィルタ23b(図
2では図示せず)および青色フィルタ23cを含んで構
成されており、これら3色のフィルタが行方向に沿って
交互に繰り返し配列されている。カラーフィルタ層23
は、後述のように、例えば感光性樹脂膜に対して染料ま
たは顔料などを含む着色溶液を直接噴射させることによ
って形成されたものである。
【0014】一方、対向基板3では、図1に示したよう
にガラス基板31上に、駆動基板2側の画素電極24と
共に液晶層4に対して所定の電位を与えるための透明の
対向電極32が形成されると共に、この対向電極32上
に配向膜33が形成されている。なお、図示しないが、
この対向基板3には画素と画素との間の領域に対応して
ブラックマトリクス部が形成されている。
【0015】この液晶表示装置1では、駆動基板2側に
カラーフィルタ層23を備えた、所謂オンチップカラー
フィルタ構造となっている。従って、駆動基板2に対し
て対向基板3を貼り合わせる際に、画素電極24とカラ
ーフィルタ層23との位置合わせ誤差が殆どなくなり、
画素部が微細化しても高開口率を維持できる。また、カ
ラーフィルタ層23が個々の画素電極と重なっているた
め、両者の間に視差が生ずることがなく、画素部の実効
開口率を大きくとることができる。
【0016】以下、図3(A)〜(C)ないし図5
(A),(B)、および図6〜図9を参照して上記液晶
表示装置1の製造方法について説明する。ここでは、本
発明の特徴である駆動基板2へのカラーフィルタの作製
方法を中心に説明し、その他の工程の具体的な説明は省
略する。なお、図3(A)〜(C)ないし図5(A),
(B)はカラーフィルタの作製方法の工程毎の概略を表
しており、図6は図3(A),(B)の工程、図7は図
3(C)の工程、図8は図5(A)の工程、図9は図5
(B)の工程にそれぞれ対応して要部を拡大して表した
ものである。
【0017】まず、図3(A)に示したように、フォト
リソグラフィ技術等の公知の方法によって、ガラス基板
21上に複数のTFT22を画素毎に形成する。TFT
22は、図6に示したように、ガラス基板21上に例え
ばモリブデン(Mo)により形成されると共にゲート線
26の一部を構成するゲート電極22aと、このゲート
電極22a上に形成された例えば窒化膜(SiNX )と
酸化膜(SiO2 )との積層膜からなるゲート絶縁膜2
2bと、このゲート絶縁膜22b上に形成された多結晶
シリコン膜22cと、例えば酸化膜(SiO2 )と窒化
膜(SiNX )との積層膜により形成された保護膜22
dとにより構成されている。多結晶シリコン膜22cの
ゲート電極22aに対向する領域がTFT22のチャネ
ル領域、また、このチャネル領域の両側の領域がソース
領域またはドレイン領域となっている。多結晶シリコン
膜22cのソース領域は保護膜22dに設けられた接続
孔(コンタクトホール)を介して例えばアルミニウム
(Al)により形成された信号線27に電気的に接続さ
れている。なお、多結晶シリコン膜22cのドレイン領
域は、後述のように接続孔(コンタクトホール)201
を介して画素電極24と電気的に接続されるようになっ
ている。
【0018】図3(A)に戻って説明を続ける。この工
程では、ガラス基板21上にTFT22と同時にアライ
メントマーク28a,28bを形成する。このアライメ
ントマーク28a,28bは後述するようにカラーフィ
ルタ層23の形成工程における位置合わせの基準とな
る。なお、これらのアライメントマーク28a,28b
は駆動基板2と対向基板3との貼り合わせの基準となる
マークと兼用することもできる。アライメントマーク2
8a,28bは、TFT22の製造プロセスにおいて配
線等の金属層や多結晶シリコン層を形成する際に、少な
くともその一層を利用して同一工程で形成することがで
きる。
【0019】次に、TFT22およびアライメントマー
ク28a,28bが形成された駆動基板11上に、図3
(B)および図6に示したように、スピンコート法やそ
の他の方法によって膜厚0.5〜5.0μm、例えば
1.0μmの感光性樹脂膜23Aを形成する。この感光
性樹脂膜23Aが本発明のカラーフィルタ用膜に対応し
ている。感光性樹脂膜23Aの材料としては、例えばア
クリル系樹脂およびPVA(ポリビニルアルコール)に
既知の感光剤であるナフトキノンジアジド、トリアゾー
ル等をそれぞれ混合したものが挙げられる。
【0020】続いて、30°C〜120°Cの範囲の温
度、例えば60°Cで熱処理を施すことにより感光性樹
脂膜23Aを乾燥させる。次に、フォトマスク(図示せ
ず)を介して感光性樹脂膜23Aに対して紫外線を照射
し、更に現像液により不要部を選択的に除去することに
より、多結晶シリコン膜22cのドレイン領域に達する
接続孔(コンタクトホール)201を形成した後に水洗
いする。その後、感光性樹脂膜23Aの再流動(リフロ
ー)のために、100°C〜300°Cの範囲の温度、
例えば150°Cで加熱する。
【0021】次に、図3(C)および図7に示したよう
に、アライメントスコープ6a,6bによりアライメン
トマーク28a,28bを検出することにより、着色溶
液噴射ノズル7と駆動基板2との位置合わせを行う。
【0022】着色溶液噴射ノズル7は、駆動基板2上に
形成された画素列毎に対応して例えば赤色の着色液7
a、緑色の着色液7bおよび青色の着色液7cを噴出で
きるもので、そのピッチは各画素間のピッチよりも小さ
くなっている。着色液としては、染料または顔料含む溶
液が用いられる。図4はこのときの平面的構成を表した
ものである。この状態で、着色溶液噴射ノズル7から感
光性樹脂膜23Aの表面に対して画素列毎に、赤色の着
色液7a、緑色の着色液7bおよび青色の着色液7cが
同時に噴射される。このとき駆動基板2または着色溶液
噴射ノズル7の一方、例えば駆動基板2側を走査して、
駆動基板2上の感光性樹脂膜23Aの全面に着色液を噴
射させる。なお、このときの駆動基板2のx,yおよび
θ方向の位置は、例えば基板吸着ステージに設けられた
レーザ干渉計によって精度良く検出することができる。
また、駆動基板2の移動は例えばモータあるいはリニア
モータ等によって行うことができる。
【0023】感光性樹脂膜23Aに対して各色の着色液
を噴出した後、この感光性樹脂膜23Aを例えば120
°Cの温度で加熱する。以上の工程によって、図5
(A)および図8に示したように、感光性樹脂膜23A
に着色液が吸収される。これにより感光性樹脂膜23A
が、画素列毎に対応して赤色フィルタ23a、緑色フィ
ルタ23bおよび青色フィルタ23cを含むカラーフィ
ルタ層23となる。カラーフィルタ層23の各フィルタ
間の領域は隣接する色の混合領域となるが、この領域は
信号線27に対向した遮光領域であるため、特に品質上
支障はない。なお、この各フィルタ間の領域は着色され
ないようにしてもよい。
【0024】続いて、例えばスピンコート法によって駆
動基板2上のカラーフィルタ層23を覆うように、例え
ば膜厚0.3〜2.0μmの保護膜としての感光性樹脂
膜29を形成する。次いで、フォトマスク(図示せず)
を介して感光性樹脂膜29に対して紫外線を照射し、更
に現像液によって接続孔201に対応する領域および不
要部を選択的に除去することにより、多結晶シリコン膜
22cのドレイン領域に達する接続孔(コンタクトホー
ル)202を形成した後に水洗いする。その後、感光性
樹脂膜29の再流動(リフロー)のために、100°C
〜300°Cの範囲の温度、例えば200°Cで加熱す
る。次いで、コンタクトホール202内に堆積した染料
等の残渣および有機物を除去するために、酸素プラズマ
によるエッチングを行い、更に、酸素プラズマによって
形成された酸化膜を除去するために、例えば希ふっ酸に
よりエッチングする。
【0025】次に、図5(B)および図9に示したよう
に、感光性樹脂膜29上に例えばスパッタリング法によ
り、透明導電材料、例えばITO(Indium-Tin Oxide:
インジウムと錫の酸化物混合膜)を形成し、このITO
膜をフォトリソグラフィ技術およびエッチングによりパ
ターニングして、透明の画素電極24を形成する。な
お、この画素電極24は作製するデバイスによってはア
ルミニウム(Al)や銀(Ag)等の金属により形成す
るようにしてもよい。その後は、既知の方法により配向
膜を形成した後、この駆動基板2と対向基板3との貼り
合わせを行うことにより液晶表示装置1を製造すること
ができる。
【0026】このように本実施の形態では、着色溶液噴
出ノズル7を用いて駆動基板2側にカラーフィルタ層2
3を形成することができるので、駆動基板2と対向基板
3との貼り合わせ工程における貼り合わせずれがなくな
り、よって色ずれの発生を防止することができる。ま
た、着色溶液噴射ノズル7から赤,緑,青の着色溶液
を、感光性樹脂膜23Aに対して、直接、かつ同時に噴
射するようにしたので、3色のカラーフィルタ層23を
一工程で作製することができ、従来に比べて製造プロセ
スが簡略化される。
【0027】更に、この方法では、着色溶液噴射ノズル
7から噴射させる溶液を任意に選択することができるの
で、色味の変更が容易である。また、着色溶液を吸収す
る感光性樹脂膜23Aの膜厚を変化させることにより、
光学濃度の調整が可能になる。更に、着色溶液噴射ノズ
ル7を用いて感光性樹脂膜23Aを着色させるようにし
たので、着色溶液を必要箇所に選択的に噴射でき、着色
溶液の使用量を大幅に削減することができる。
【0028】また、本実施の形態では、カラーフィルタ
層23およびその保護膜を感光性材料により形成するよ
うにしたので、画素電極24とTFT22との電気的な
接続のための接続孔201,202を容易に形成するこ
とができる。
【0029】以上、実施の形態を挙げて本発明を説明し
たが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではな
く、種々変形可能である。例えば、上記実施の形態で
は、着色溶液噴射ノズル7を駆動基板2の画素の行方向
の全体に渡る長さのものとしたが、この着色溶液噴射ノ
ズル7の長さは任意であり、適宜短くしてもよい。ま
た、上記実施の形態では、アレイ状の着色溶液噴射ノズ
ル7により3色の着色溶液7a〜7cを同時に噴出させ
るようにしたが、各色毎に対応した個別のノズルを用い
て着色するようにしてもよい。また、各色の画素に対応
するノズル(の噴出口)の数は任意であり、1の画素に
対応して少なくとも1つあればよい。
【0030】更に、上記実施の形態では、画素の色配列
をストライプ状にした構成の液晶表示装置について説明
したが、画素の色配列は、その他の構成、例えば列方向
および行方向共に隣接する画素同士毎に色が異なる構成
のものであってもよい。
【0031】また、上記実施の形態では、感光性樹脂膜
によりカラーフィルタを構成するようにしたが、着色液
の受容可能な材料であれば、その他の材料を用いことも
可能である。但し、上記実施の形態のように画素電極と
TFTとの電気的な接続のための接続孔を形成するには
感光性樹脂を用いることが望ましい。
【0032】更に、上記実施の形態では、ノズルを用い
て着色溶液を噴出し感光性樹脂膜を着色する構成とした
が、感光性樹脂膜等のカラーフィルタ用膜に対して着色
溶液を直接導入できるものであれば、ノズル以外の手段
でもよい。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る液晶表
示装置の製造方法によれば、駆動基板側にカラーフィル
タを形成する際に、スイッチング素子上にカラーフィル
タ用膜を形成すると共に、このカラーフィルタ用膜に対
して基本色それぞれに対応する色の着色溶液をノズル等
によって直接導入させるようにしたので、画素毎に整合
した色のカラーフィルタ層を容易に形成することがで
き、よって製造プロセスを簡略化できるという効果を奏
する。また、着色の色味の変更が容易であると共に、カ
ラーフィルタ用膜の膜厚を変化させることにより、光学
濃度の調整が可能であり、しかも着色溶液を必要箇所に
選択的に導入することができるため、着色溶液の使用量
を大幅に削減することができ、製造コストの低減化を図
ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る液晶表示装置の概
略構成を説明するための断面図である。
【図2】図1に示した液晶表示装置の要部構成を表す分
解斜視図である。
【図3】図1に示した液晶表示装置におけるカラーフィ
ルタの作製工程を説明するための工程毎の断面図であ
る。
【図4】図3(C)の工程におけるノズルによる着色状
況を説明するための平面図である。
【図5】図3(C)の工程に続く工程毎の断面図であ
る。
【図6】図3(A),(B)の工程に対応する要部拡大
図である。
【図7】図3(C)の工程に対応する要部拡大図であ
る。
【図8】図5(A)の工程に対応する要部拡大図であ
る。
【図9】図5(B)の工程に対応する要部拡大図であ
る。
【符号の説明】
1…液晶表示装置、2…駆動基板、3…対向基板、4…
液晶層、21…ガラス基板、22…TFT (スイッチン
グ素子)、23…カラーフィルタ層、23A…感光性樹
脂膜(カラーフィルタ用膜)、23a…赤色フィルタ、
23b…緑色フィルタ、23c…青色フィルタ、24…
画素電極、29…感光性樹脂膜(保護膜)、201,2
02…接続孔

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持基板上に複数の基本色それぞれに対
    応した複数の画素を含むと共にこれら画素毎に画素電極
    および画素電極制御用のスイッチング素子を有する駆動
    基板を備えた液晶表示装置の製造方法であって、 前記支持基板の上に画素毎に対応して複数のスイッチン
    グ素子を形成した後、これらスイッチング素子上に、着
    色液の受容可能な材料によりカラーフィルタ用膜を形成
    する工程と、 前記カラーフィルタ用膜に対して基本色それぞれに対応
    する色の着色溶液を直接導入させることにより画素毎に
    整合した色のカラーフィルタ層を形成する工程と、 前記カラーフィルタ層の上に保護膜を介して画素毎に対
    応する複数の画素電極を形成する工程とを含むことを特
    徴とする液晶表示装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 着色溶液噴射ノズルにより基本色それぞ
    れに対応する色の着色溶液を噴射させて前記カラーフィ
    ルタ用膜を着色することを特徴とする請求項1記載の液
    晶表示装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 基本色それぞれに対応する色の複数種類
    の着色溶液を同時に噴射させることを特徴とする請求項
    2記載の液晶表示装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 カラーフィルタ用膜を感光性樹脂により
    形成することを特徴とする請求項1記載の液晶表示装置
    の製造方法。
  5. 【請求項5】 カラーフィルタ用膜として感光性樹脂膜
    を形成した後、この感光性樹脂に対してスイッチング素
    子との電気的接続用の接続孔を選択的に形成することを
    特徴とする請求項4記載の液晶表示装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 着色溶液噴射ノズルから噴出させる着色
    溶液の各色間のピッチを画素間のピッチよりも小さくし
    たことを特徴とする請求項2記載の液晶表示装置の製造
    方法。
  7. 【請求項7】 着色溶液噴射ノズルから噴出させる着色
    溶液は、染料または顔料を含む溶液であることを特徴と
    する請求項2記載の液晶表示装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 更に、保護膜として感光性樹脂膜を形成
    したのち、この感光性樹脂膜に対してスイッチング素子
    との電気的接続用の接続孔を選択的に形成することを特
    徴とする請求項5記載の液晶表示装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記接続孔内に残存する着色液の残渣を
    酸素プラズマにより除去した後に画素電極を形成するこ
    とを特徴とする請求項8記載の液晶表示装置の製造方
    法。
JP9369214A 1997-12-30 1997-12-30 液晶表示装置の製造方法 Pending JPH11194335A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9369214A JPH11194335A (ja) 1997-12-30 1997-12-30 液晶表示装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9369214A JPH11194335A (ja) 1997-12-30 1997-12-30 液晶表示装置の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11194335A true JPH11194335A (ja) 1999-07-21

Family

ID=18493867

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9369214A Pending JPH11194335A (ja) 1997-12-30 1997-12-30 液晶表示装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11194335A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007193351A (ja) * 1999-07-21 2007-08-02 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 液晶表示装置及び電子機器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007193351A (ja) * 1999-07-21 2007-08-02 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 液晶表示装置及び電子機器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7292294B2 (en) Manufacturing method of color filter on TFT array and manufacturing method of LCD panel
US6887631B2 (en) Color filter and electro-optical device
JP3922177B2 (ja) 成膜方法、成膜装置、液滴吐出装置、カラーフィルタの製造方法、表示装置の製造方法
US7643123B2 (en) Liquid crystal display device comprising bubble traps and method of fabricating the same
KR100433229B1 (ko) 액정표시장치 및 그 제조방법
JP4799481B2 (ja) 液晶表示装置の製造方法
US8665401B2 (en) Liquid crystal display panel having hydrophobic planarization with hydrophilic regions and fabricating method and apparatus thereof
JP2004070284A (ja) 画素駆動素子を具備する基板上にカラーフィルタを形成する方法
KR100397671B1 (ko) 잉크젯 방식 컬러필터를 가지는 액정표시장치 및 그의제조방법
KR100856015B1 (ko) 액정 표시 장치 및 전자 기기
CN101030586B (zh) 薄膜晶体管阵列基板结构及其制造方法
US7248312B2 (en) Liquid crystal display panel and fabricating method thereof
JP3969034B2 (ja) カラーフィルタの製造方法
JP4297505B2 (ja) 液晶表示装置
JPH10186349A (ja) 液晶表示素子及びその製造方法
US20200012137A1 (en) Substrate for display device, display device, and method of producing substrate for display device
JPH11194335A (ja) 液晶表示装置の製造方法
JPH10186123A (ja) カラーフィルタの製造方法及びカラーフィルタ
KR20050008284A (ko) 액정표시패널 및 그 제조방법
US20150378224A1 (en) Display panel and method of manufacturing the same
JP2000047190A (ja) 電気光学装置及びその製造方法
JP3814130B2 (ja) カラーフィルター基板の製造方法
KR20070084642A (ko) 표시 장치용 컬러 필터 기판 및 그 제조 방법
JP2000029069A (ja) 液晶表示装置およびその製造方法
JPH11258635A (ja) 液晶表示装置およびその製造方法