JPH11194318A - 液晶表示装置及び基準電圧生成回路 - Google Patents

液晶表示装置及び基準電圧生成回路

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JPH11194318A
JPH11194318A JP36664597A JP36664597A JPH11194318A JP H11194318 A JPH11194318 A JP H11194318A JP 36664597 A JP36664597 A JP 36664597A JP 36664597 A JP36664597 A JP 36664597A JP H11194318 A JPH11194318 A JP H11194318A
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voltage
reference voltage
circuit
switching
liquid crystal
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JP36664597A
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Shigeru Yamanaka
茂 山中
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小規模な構成の基準電圧生成回路によりデュ
ーティ比に応じて適切な基準電圧に切り替える。 【解決手段】 基準電圧生成部の抵抗制御トランジスタ
36及びオペアンプ35は、LSI21上に形成され、
分圧抵抗32〜34は、このLSI21の外付回路を構
成している。制御部は、高いデューティ比を指示する切
替信号に応答し、抵抗制御トランジスタ36にオフ信号
を供給してオフし、比較的高い基準電圧に切り替える。
また、制御部は、低いデューティ比を指示する切替信号
に応答し、抵抗制御トランジスタ36にオン信号を供給
してオンし、比較的低い基準電圧に切り替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】液晶表示装置及びその基準電
圧生成回路に関し、特に、走査電極及び信号電極に印加
する電圧の基準電圧の値をデューティ比に応じて切り替
えて生成することが可能な液晶表示装置及びその基準電
圧生成回路に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示パネルを単純マトリックス駆動
する場合、基準電圧生成回路で基準電圧を生成し、この
基準電圧から走査信号及びデータ信号を生成し、液晶表
示パネルに印加している。従来の基準電圧生成回路は、
図5に示すように、電源端子に印加された電源電圧を、
抵抗R1とR2により分圧し、これをオペアンプを介し
て基準電圧として出力している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近時の液晶表示装置に
は、デューティ比を変更して駆動できるものがある。し
かし、従来の基準電圧生成回路は、基準電圧が固定され
ているため、デューティ比が大きく異なる場合には、液
晶に印加される実効電圧が大きく異なってしまい、適切
な表示が困難となる。
【0004】デューティ比に応じて、可変抵抗等を用い
て抵抗R1とR2の値を変化させることも可能である
が、駆動用集積回路の外部に大きな素子が必要となる。
また、正確な調整が困難である。電子ボリュームを使用
して抵抗値を調整することも考えられるが、デューティ
比が大きく異なる場合には、電圧調整範囲が大きくなる
ため、回路構造が複雑で、駆動回路に接続する外付け回
路の規模が大きくなってしまう。
【0005】本発明は、上記実状に鑑みてなされたもの
で、回路規模が小さくデューティ比に応じて基準電圧を
適切に調整することが可能な液晶表示装置及び基準電圧
生成回路を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の観点に係る基準電圧生成回路は、液
晶表示パネルの駆動信号を生成するための基準電圧を生
成する基準電圧生成回路であって、前記液晶表示パネル
を駆動する際のデューティ比の切替を指示する切替信号
を受信する受信手段と、半導体スイッチを含み、入力電
圧に対応する電圧を基準電圧として出力する集積回路
と、該集積回路に外付けされ、該集積回路内の前記半導
体スイッチに接続され、供給された電圧を分圧して前記
集積回路に入力電圧として供給する分圧回路と、前記切
替信号に応答して、前記半導体スイッチのオン・オフを
制御することにより、前記分圧回路の構成を切り替えて
分圧比を切り替えて、前記入力電圧を切り替える制御手
段と、から構成される、ことを特徴とする。
【0007】この構成によれば、デューティ比の切り替
えに応じて半導体スイッチをオン・オフすることによ
り、分圧回路の構成を切り替えて基準電圧を適切に切り
替えることができる。また、半導体スイッチが集積回路
内にあり、分圧回路だけがこの集積回路の外付けである
ため、例えば、分圧用の抵抗やコンデンサを集積回路の
外付回路として付加すればよく、ボリューム等を使用す
る場合に比較して、基準電圧生成回路の構成が簡単且つ
小規模になる。さらに、分圧用素子の抵抗値や容量を制
御する必要がなく、分圧後の電圧を正確に設定できる。
【0008】前記分圧回路を、例えば、抵抗又はコンデ
ンサからなる分圧素子から構成された第1の分圧回路
と、前記半導体スイッチに接続された分圧素子を含む第
2の分圧回路から構成し、前記半導体スイッチがオフの
状態では、前記第1の分圧回路の分圧出力を前記集積回
路に入力電圧として供給し、前記半導体スイッチがオン
の状態では、前記第1の分圧回路と前記第2の分圧回路
との合成回路による分圧出力を前記集積回路に入力電圧
として供給しても良い。
【0009】この構成によれば、分圧回路の構成を半導
体スイッチのオン・オフだけで切り替えることができ、
分圧回路を構成する素子の抵抗や容量を制御する必要が
なく、基準電圧を適切かつ正確に替えることができる。
【0010】なお、前記基準電圧生成回路は、デューテ
イ比が大きい方が、絶対値が大きい基準電圧を出力する
ように構成される。この構成によれば、デューティ比が
大きい方が、基準電圧の絶対値が大きくなり、この基準
電圧を用いて生成される駆動信号の電圧も大きくなる。
従って、同一階調を表示する場合に、液晶表示パネルの
液晶に印加される電圧の実効値を、デユーティ比によら
ず、一定にすること等が可能となる。
【0011】本発明の第2の観点に係る液晶表示装置
は、走査電極と信号電極とを備える液晶表示パネルと、
前記液晶表示パネルを駆動するためのデューティ比の切
替を指示する切替信号に従って、基準電圧を切り替える
基準電圧切替手段と、前記基準電圧切替手段により切り
替えられた基準電圧から液晶表示パネル駆動用の電圧を
生成する電圧生成手段と、前記液晶表示パネルの前記走
査電極と前記信号電極に接続され、前記切替信号に従っ
たデューティ比で、前記電圧生成手段の出力電圧から走
査信号及びデータ信号を生成して、前記液晶表示パネル
を駆動する駆動手段と、を備え、前記基準電圧切替手段
は、半導体スイッチを含み、入力電圧に対応する電圧を
基準電圧として出力する集積回路と、該集積回路に外付
けされ、該集積回路内の前記半導体スイッチに接続さ
れ、供給された電圧を分圧して前記集積回路に入力電圧
として供給する分圧回路と、前記切替信号に応答して、
前記半導体スイッチのオン・オフを制御することによ
り、前記分圧回路の構成を切り替えて分圧比を切り替え
る制御手段と、から構成される、ことを特徴とする。
【0012】この構成によれば、半導体スイッチをオン
・オフすることにより、デューティ比の切り替えに応じ
て基準電圧を適切に調整し、走査信号及びデータ信号の
電圧を調整することができる。従って、デューティ比に
よらず、液晶表示パネルに適切な電圧値の信号を印加し
て適切な階調で画像を表示できる。また、半導体スイッ
チが集積回路内にあり、分圧回路だけがこの集積回路の
外付けであるため、外付回路の取り付け及び制御が容易
であり、ボリューム等を使用する場合に比較して、基準
電圧生成回路の構成が簡単且つ小規模になり、分圧後の
電圧を正確に設定できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
液晶表示装置について図面を参照しつつ説明する。本発
明の液晶表示装置は、図1に示すように、制御部1、基
準電圧生成部2、電源部3、コモンドライバ4、信号ド
ライバ5及び液晶表示パネル6から構成される。
【0014】液晶表示パネル6は、例えば、10本の走
査電極Cと該走査電極Cに対向して配置された複数の信
号電極Dとを備え、10本の走査電極Cのうち、8本の
走査電極Cがドットマトリクスタイプの文字表示部を形
成し、2本の走査電極Cがピクト表示部を形成する。そ
して、10本の走査電極Cを用いて表示する全画面表示
モードと、2本の走査電極Cを用いて表示するピクト表
示モードを備える。
【0015】コモンドライバ4は、液晶表示パネル6の
走査電極Cに接続され、電源部3から供給される複数の
電圧を適宜選択して、選択した電圧からなる走査信号を
走査電極Cに順次印加して、これを走査する。このコモ
ンドライバ4は、制御部1からのデューティ比切替信号
に従って、前記画面表示モードでは、全ての走査電極C
を順次走査し、ピクト表示モードでは、ピクト表示用の
走査電極Cのみを走査する。
【0016】信号ドライバ5は、液晶表示パネル6の信
号電極Dに接続され、制御部1から供給された表示デー
タに基づいて電源部3から供給される複数の電圧を適宜
選択し、コモンドライバ4により選択されている走査電
極C上の画素に表示する画像を定義する階調信号を各信
号電極Dに印加する。
【0017】基準電圧生成部2は、液晶表示パネル6を
駆動するために必要な各種電圧を生成するための基準電
圧VREFを、制御部1からの指示に従って、2段階に切
り替えて出力する。基準電圧生成部2の構成及び動作に
ついては後述する。電源部3は、基準電圧生成部2から
供給される基準電圧VREFを昇圧又は降圧して、コモン
ドライバ4及び信号ドライバ5に複数の駆動電圧を供給
する。
【0018】制御部1は、この表示装置全体の動作を制
御する。例えば、制御部1は、外部回路より表示モード
を切り替えるための切替信号を受け、基準電圧生成部2
の後述する抵抗制御トランジスタ36にオン・オフ切替
信号を供給すると共に、コモンドライバ4にデューティ
比切替信号を供給する。また、外部より表示データを受
け、信号ドライバ5に表示データを供給する。
【0019】基準電圧生成部2は、図2に示すように、
オペアンプ35と抵抗制御トランジスタ36と、分圧抵
抗32、33、34から構成されている。オペアンプ3
5と抵抗制御トランジスタ36とは、例えば、制御部
1、コモンドライバ4、信号ドライバ5等と共に集積回
路(LSI)21内に一体的に形成されている。一方、
分圧抵抗32、33、34は、LSI21の外付回路を
構成している。
【0020】分圧抵抗32と33は、電源端子31と接
地端との間に直列に接続されている。電源端子31は、
LSI21の電源端子TVDDにも接続されている。分圧
抵抗32と33の接続点は、LSI21の分圧入力端T
DIVと分圧抵抗34の一端に接続されている。分圧抵抗
34の他端は、LSI21の抵抗制御端TCONを介して
抵抗制御トランジスタ36の電流路の一端(ドレイン)
に接続されている。抵抗制御トランジスタ36の電流路
の他端(ソース)は、LSI21の接地端TGNDを介し
て接地されている。
【0021】オペアンプ35は、ボルテージフォロワ回
路を構成し、分圧入力端TDIVに印加された分圧VDIVを
1倍で増幅して基準電圧VREFとして電源部3に出力す
る。一方、抵抗制御トランジスタ36の制御端(ゲー
ト)には、LSI21内の制御部1から、液晶表示パネ
ル6の表示モードに応じて、オン・オフ切替信号が印加
される。
【0022】例えば、液晶表示パネル6を、その画面全
体に文字・数字とピクト画像を表示する全画面表示モー
ドで使用する場合には、液晶表示パネル6の10本の走
査電極Cが順次選択され、液晶表示パネル6は、ほぼデ
ューティ比1/10で駆動され、各走査電極Cの単位時
間当たりの選択期間は、ほぼ1/10となる。これに対
し、液晶表示パネル6をピクト表示モードで使用する場
合には、液晶表示パネル6の2本の走査電極Cが交互に
選択され、液晶表示パネル6は、ほぼデューティ比1/
2で駆動され、各走査電極Cの単位時間当たりの選択期
間は、ほぼ1/2となる。このため、走査電極C及び信
号電極Dに印加する電圧を一定値とすると、全画面表示
モードで液晶に印加される実効電圧とピクト表示モード
で液晶に印加される実効電圧とが大きく異なり、適切な
表示を行うことが困難となる。
【0023】そこで、制御部1は、全画面表示モードで
は、抵抗制御トランジスタ36をオフして、分圧抵抗3
2〜34から構成される分圧回路の出力電圧VDIVを高
くし、比較的高い基準電圧VREFを生成する。一方、ピ
クト表示モードでは、抵抗制御トランジスタ36をオン
して、分圧回路の出力電圧VDIVを低くし、比較的低い
基準電圧VREFを生成する。
【0024】即ち、オペアンプ35の出力電圧VREF
は、全画面表示モードでは、抵抗制御トランジスタ36
をオフしているため、数式1に示す比較的高い値、ピク
ト表示モードでは、抵抗制御トランジスタ36がオンし
ているため、数式2で表す比較的低い値に設定される。
【数1】VREF=VDD・R2/(R1+R2)
【数2】VREF=VDD・R4/(R1+R4) R4=R2・R3/(R2+R3) 基準電圧生成部2で生成された基準電圧VREFは電源部
3に供給される。
【0025】電源部3は、供給された基準電圧VREFを
昇圧又は降圧して、あるいは極性を反転して、駆動電圧
を生成し、コモンドライバ4と信号ドライバ5に供給す
る。従って、コモンドライバ4及び信号ドライバ5が液
晶表示パネル6に供給する電圧の絶対値は、全画面表示
モードで大きくなり、ピクト表示モードでは、小さくな
る。
【0026】従って、液晶表示パネル6は、全画面表示
モードでは高電圧で駆動され、ピクト表示モードでは低
電圧で駆動される。従って、デューティ比の変化による
実効電圧の変化を補償して、いずれのデューティ比でも
適切な階調で表示を行うことができる。なお、この例の
ように、デューティ比が1/10と1/2の場合には、
駆動方法にもよるが、例えば、抵抗制御トランジスタ3
6がオフの時とオンの時の基準電圧VREFがほぼ5:1
となるように、抵抗値R1〜R3を選択すれば、液晶表
示パネル6に印加される電圧を、実質的に一定にするこ
とができる。
【0027】次に、この液晶表示装置全体の動作を図1
及び図2を参照しつつ説明する。まず、液晶表示パネル
6の全画面に文字・ピクト等を表示する場合には、外部
回路より制御部1に全画面表示モードを指示する切替信
号が供給されると共に表示画像を示す表示データが供給
される。制御部1は、切替信号に応答し、基準電圧生成
部2の抵抗制御トランジスタ36にオフ切替信号を供給
し、コモンドライバ4にデューティ比1/10を指示す
るデューティ比切替信号を供給し、さらに、信号ドライ
バ5に表示データを供給する。
【0028】オフ切替信号により抵抗制御トランジスタ
36がオフし、電源電圧VDDは、分圧抵抗32と33に
よって分圧され、オペアンプ35は数式1に示す高電圧
の基準電圧VREFを出力する。電源部3は、この基準電
圧VREFから相対的に高電圧の各種駆動電圧を生成し、
コモンドライバ4及び信号ドライバ5に供給する。コモ
ンドライバ4は、この駆動信号を用いて10本の走査電
極Cを順次走査する。一方、信号ドライバ5は、制御部
1から供給される表示データに基づいて、電源部3から
供給される駆動電圧を選択して階調信号として信号電極
Dに印加する。このようにして、高デューティの全画面
表示モードでは、液晶表示パネル6が相対的に高い電圧
で駆動される。
【0029】一方、液晶表示パネル6のピクト表示部の
みを表示する場合には、外部回路より、ピクト表示モー
ドを指示する切替信号と表示データが制御部1に供給さ
れる。制御部1は、切替信号に応答し、基準電圧生成部
2の抵抗制御トランジスタ36にオン切替信号を供給
し、コモンドライバ4にデューティ比1/2を指示する
デューティ比切替信号を供給し、さらに、信号ドライバ
5に表示データを供給する。
【0030】オン切替信号により抵抗制御トランジスタ
36がオンし、電源電圧VDDは、抵抗32と、抵抗33
と34の合成回路とにより分圧され、オペアンプ35は
数式2に示す低電圧の基準電圧VREFを出力する。電源
部3は、この基準電圧VREFから相対的に低電圧の各種
駆動電圧を生成し、コモンドライバ4及び信号ドライバ
5に供給する。コモンドライバ4は、この駆動信号を用
いて2本の走査電極Cを交互に走査する。一方、信号ド
ライバ5は、制御部1から供給される表示データに基づ
いて、電源部3から供給される駆動電圧を選択して階調
信号として信号電極Dに印加する。このようにして、低
デューティのピクト表示モードでは、液晶表示パネル6
が相対的に低い電圧で駆動される。
【0031】以上説明したように、この液晶表示装置
は、デューティ比の変更に応じた駆動電圧の調整を行う
ことができる。しかも、液晶表示パネル6の駆動回路を
構成するLSI21の外部に抵抗素子を3つ接続するだ
けでよく、回路構成を簡略化し、小規模の回路で基準電
圧の変更が可能となる。LSI21内の電圧切替用の構
成も、トランジスタ1個だけであり、簡単かつ小規模で
ある。また、抵抗制御トランジスタ36のオン・オフを
切り替えるだけで、基準電圧VREFを変更できるので、
制御が非常に容易であり、しかも、各抵抗の抵抗値自体
を制御する等の必要もなく、基準電圧VREFの値も正確
である。
【0032】なお、上記説明では、基準電圧VREFを2
段階に切り替えたが、3段階以上に切り替えてもよい。
抵抗制御トランジスタを2つ使用して、基準電圧を4段
階に切り替えることが可能な基準電圧生成部2の回路構
成例を図3に示す。この回路では、図2の回路の分圧抵
抗34と抵抗制御トランジスタ36の電流路との直列回
路に、分圧抵抗34’と抵抗制御トランジスタ36’と
の直列回路が並列に接続されている。
【0033】この場合、抵抗制御トランジスタ36と3
6’の両者をオフしたとすると、基準電圧VREFは、前
述した数式1に示す値になる。また、抵抗制御トランジ
スタ36をオンし、抵抗制御トランジスタ36’をオフ
したとすると、基準電圧VREFは、前述した数式2に示
す値になる。また、抵抗制御トランジスタ36をオフ
し、抵抗制御トランジスタ36’をオンしたとすると、
基準電圧VREFは、数式3に示す値になる。さらに、抵
抗制御トランジスタ36と36’の両者をオンしたとす
ると、基準電圧VREFは、数式4に示す値になる。
【数3】VREF=VDD・R6/(R1+R6) R6=R2・R5/(R2+R5)
【数4】VREF=VDD・R7/(R1+R7) R7=R2・R3・R5/(R2・R3+R3・R5+
R5・R2)
【0034】従って、4種類の基準電圧VREFを生成す
ることができる。このため、デューティ比を4種類設定
することができる。このように、図3の基準電圧生成部
2によれば、4種類のデューティ比に対応した基準電圧
を生成することができ、細かなデューティ比の設定を行
うことができる。しかも、LSI21の外付回路は抵抗
32〜34、34’の4素子だけでよく、回路構成が簡
単であり、回路規模も小さい。また、LSI21内の電
圧切替用の構成も、トランジスタ2個だけであり、簡単
かつ小規模である。
【0035】上記説明では、電源端子31に印加された
電源電圧VDDを分圧する素子として抵抗を用いたが、抵
抗以外の分圧可能な素子、例えば、コンデンサ等に置き
換えても良い。また、抵抗制御トランジスタ36、3
6’として、NチャネルMOSトランジスタを使用する
例を示したが、PチャネルMOSトランジスタでも良
く、さらに、バイポーラトランジスタでもよい。また、
これらに限定されず、LSI21内に組み込むことが可
能な半導体スイッチならば、任意の構成を使用すること
ができる。
【0036】上記説明では、基準電圧生成部2は、電源
電圧VDDを分圧することで基準電圧VREFを生成した。
しかし、分圧される電圧は、電源電圧VDDに限定され
ず、例えば、電源電圧VDDを昇圧、降圧した後の電圧で
あっても良い。
【0037】なお、図1〜図3に示した回路構成は一例
であり、他の回路構成を使用しても良い。例えば、LS
I21の外付の分圧素子を不要とすることも可能であ
る。例えば、図4に示すように、LSI21内部でオペ
アンプ35の入力端をトランジスタ37と38で電源端
子TVDDと接地端子TGNDに接続し、トランジスタ37と
38とを制御部1からの制御信号により、動作領域で動
作させ、そのオン抵抗を制御することにより、分圧比を
調整し、基準電圧VREFとすることも可能である。
【0038】また、分圧回路の出力電圧をそのまま基準
電圧VREFとして使用する必要はなく、例えば、分圧電
圧VDIVを2倍に増幅して、これを基準電圧VREFとする
等、基準電圧と分圧電圧との間に一定の関係があればよ
い。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の液晶表示
装置及び基準電圧生成回路によれば、デューティ比の切
り替えに応じて半導体のスイッチをオン・オフすること
により、分圧回路の構成を切り替え、基準電圧を切り替
えることが可能である。また、半導体スイッチが集積回
路上にあり、分割回路だけがこの集積回路の外付けであ
るため、基準電圧生成回路の構成を簡単且つ小規模にす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る液晶表示装置の構成
を示す図である。
【図2】図1の基準電圧生成部の回路構成を示す回路図
である。
【図3】図1の基準電圧生成部の回路構成の変形例であ
る。
【図4】図1の基準電圧生成部の回路構成の変形例であ
る。
【図5】従来の基準電圧生成部の回路構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
1・・・制御部、2・・・基準電圧生成部、3・・・電源部、4・
・・コモンドライバ、5・・・信号ドライバ、6・・・液晶表示
パネル、31・・・電源端子、32・・・分圧抵抗、33・・・
分圧抵抗、34・・・分圧抵抗、34・・・分圧抵抗、35・・
・オペアンプ、36・・・抵抗制御トランジスタ、36’・・
・抵抗制御トランジスタ、37・・・トランジスタ、38・・
・トランジスタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液晶表示パネルの駆動信号を生成するため
    の基準電圧を生成する基準電圧生成回路であって、 前記液晶表示パネルを駆動する際のデューティ比の切替
    を指示する切替信号を受信する受信手段と、 半導体スイッチを含み、入力電圧に対応する電圧を基準
    電圧として出力する集積回路と、 該集積回路に外付けされ、該集積回路内の前記半導体ス
    イッチに接続され、供給された電圧を分圧して前記集積
    回路に入力電圧として供給する分圧回路と、 前記切替信号に応答して、前記半導体スイッチのオン・
    オフを制御することにより、前記分圧回路の構成を切り
    替えて分圧比を切り替えて、前記入力電圧を切り替える
    制御手段と、 から構成される、ことを特徴とする基準電圧生成回路。
  2. 【請求項2】前記分圧回路は、抵抗又はコンデンサから
    なる分圧素子から構成された第1の分圧回路と、前記半
    導体スイッチに接続された分圧素子を含む第2の分圧回
    路から構成され、 前記半導体スイッチがオフの状態では、前記第1の分圧
    回路の分圧出力を前記集積回路に入力電圧として供給
    し、 前記半導体スイッチがオンの状態では、前記第1の分圧
    回路と前記第2の分圧回路との合成回路による分圧出力
    を前記集積回路に入力電圧として供給する、 ことを特徴とする請求項1に記載の基準電圧生成回路。
  3. 【請求項3】デューティ比が大きい方が、絶対値が大き
    い基準電圧を出力するように構成されている、ことを特
    徴とする請求項1又は2に記載の基準電圧生成回路。
  4. 【請求項4】走査電極と信号電極とを備える液晶表示パ
    ネルと、 前記液晶表示パネルを駆動するためのデューティ比の切
    り替えを指示する切替信号に従って、基準電圧を切り替
    える基準電圧切替手段と、 前記基準電圧切替手段により切り替えられた基準電圧か
    ら液晶表示パネル駆動用の電圧を生成する電圧生成手段
    と、 前記液晶表示パネルの前記走査電極と前記信号電極に接
    続され、前記切替信号に従ったデューティ比で、前記電
    圧生成手段の出力電圧から走査信号及びデータ信号を生
    成して、前記液晶表示パネルを駆動する駆動手段と、 を備え、 前記基準電圧切替手段は、 半導体スイッチを含み、入力電圧に対応する電圧を基準
    電圧として出力する集積回路と、該集積回路に外付けさ
    れ、該集積回路内の前記半導体スイッチに接続され、供
    給された電圧を分圧して前記集積回路に入力電圧として
    供給する分圧回路と、前記切替信号に応答して、前記半
    導体スイッチのオン・オフを制御することにより、前記
    分圧回路の構成を切り替えて分圧比を切り替える制御手
    段と、から構成される、ことを特徴とする液晶表示装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006088711A (ja) * 2002-04-16 2006-04-06 Sony Corp 液体吐出装置及び液体吐出方法
US8269705B2 (en) 2008-01-02 2012-09-18 Samsung Electronics Co., Ltd. Liquid crystal display and driving method thereof

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