JPH11194308A - 多焦点眼用レンズ - Google Patents
多焦点眼用レンズInfo
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- JPH11194308A JPH11194308A JP29541498A JP29541498A JPH11194308A JP H11194308 A JPH11194308 A JP H11194308A JP 29541498 A JP29541498 A JP 29541498A JP 29541498 A JP29541498 A JP 29541498A JP H11194308 A JPH11194308 A JP H11194308A
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Abstract
大きな近視領域の存在を保証し、等球値線と等シリンダ
値線の均整のとれた配分を提供する。 【解決手段】 その上の全ての点で平均球値及びシリン
ダ値を有する非球面を具備する多焦点眼用レンズであっ
て、遠視領域、近視領域、中間視領域及び三つの領域を
通過するプログレッションの主メリディアンを具備し、
パワー増分値とメリディアンに沿った平均球値の最大傾
きとの間の比として規定されるプログレッションの主長
さが16mmより短く、球値はレンズの幾何学的中心に
心合わせされる20mm半径円上の角度の関数としてメ
リディアンの両側で単調に変化し、シリンダ値が半分の
パワー増分値と等しい点によって形成される線によって
レンズの上側部分に画定される遠視領域が、150°よ
り大きな開先角度を有するレンズの幾何学的中心に起点
を有する角度領域を有する多焦点眼用レンズ。
Description
において平均球値及びシリンダ値を有する非球面レンズ
を有する多焦点眼用レンズに関する。なお、本明細書に
おいて「近視」は近くを見ることを、「遠視」は遠くを
見ることをそれぞれ表している。
多焦点レンズの中から、人は全距離の視覚に適合された
プログレッシブレンズとして知られるレンズ、及び特に
近視及び中間視用のレンズとして知られているレンズを
区別することができる。
領域、近視領域、中間視領域及びこれら三つの領域を通
過するプログレッションの主メリディアンを具備する。
仏国特許出願第2699294号は、冒頭においてこの
ようなレンズの装着者の快適性を改良するために、出願
人によってなされた研究成果と共に、プログレッシブ多
焦点眼用レンズの種々の要素(プログレッションの主メ
リディアン、遠視領域、近視領域等)を開示する。
求をより満足させるためにかつプログレッシブ多焦点レ
ンズの快適性を改良するために、パワー(倍率)(Po
wer)増分値A(仏国特許出願FR−A−26836
42号)の関数としてプログレッション(せん移部分)
の主メリディアンの形状を適合させることを提案した。
Aは、遠視領域の基準点と近視領域の基準点との間の平
均球値における変化として規定される。
者の屈折異常の機能及び近視のために必要なパワーとし
て、ほぼ規定されている。
ンズは、従来のプログレッシブレンズが有するような予
め定められた基準点を有する遠視領域を有しない。この
ようなレンズは、遠視用パワーとは独立して、装着者が
必要とする近視用パワーに依存して定められる。このよ
うなレンズは、1988年4月付の「眼鏡屋」(Opt
icien Lunetier)の記事において開示さ
れ、エシロア デルタ(Essilor Delta)
という商標でもって出願人によって市場に販売されてい
る。このレンズは、プログレッシブレンズのように簡単
に使用できかつ容易に装着でき、プログレッシブレンズ
を装着しない遠視の人々にとって魅力的である。このレ
ンズは、仏国特許出願FR−A第2588973号にも
開示されている。このレンズは、満足すべき近視を保証
するように、遠視を矯正するために通常使用されている
一焦点レンズと等価である中央部分を有する。さらに、
このようなレンズは、上側部分においてわずかにパワー
の減少を有し、装着者は通常の近視野より鮮明な視覚を
有するということを保証する。最後に、レンズは、近視
のための通常の見かけ上のパワーと等しいパワー値を有
する点と、レンズの下側部分において高いパワー領域
と、レンズの上側部分において低いパワー領域を有す
る。
あろうと近視用レンズであろうと、装着者の快適性を改
良するために、中心視性能に関してさらに改良されるこ
とができる。多焦点レンズの装着者は、実際に、動態視
に不愉快に感じる時がある。このようなレンズは、最適
な装着者の快適性を保証するほど十分に高い近視領域を
維持することによって改良されることができ、最後に、
広範囲の視野が、近視、中間視及び遠視のために設けら
れるということは重要である。
レンズの不利な点を克服して装着者に改良された周辺領
域を提供し、その一方で中心視領域が良好であることを
保証し、それにより、装着者のレンズへの適合の容易さ
を保証する多焦点レンズを提供する。それにもかかわら
ず、本発明は、平均球値の急激プログレッションを保証
し、大きな近視領域の存在を保証する。本発明は、等球
値線と等シリンダ値線の均整のとれた配分を提供する。
の点において平均球値及びシリンダ値を有する非球面を
具備する多焦点眼用レンズであって、遠視領域(VL)
と、近視領域(VP)と、中間視領域(VI)と、これ
ら三つの領域を通過するプログレッション(MM’)の
主メリディアンを具備し、パワー増分値と前記メリディ
アンに沿った平均球値の最大傾きとの間の比として規定
されるプログレッションの主長さが16mmより短く、
球値は前記レンズの幾何学的中心に心合わせされた20
mm半径円の角度の関数として前記メリディアンの両側
において単調に変化し、シリンダ値が半分のパワー増分
値と等しい点によって形成される線によって前記レンズ
の上側部分内に画定される遠視領域が、150°より大
きな開先角度(Included angle)を有す
るレンズの幾何学的中心に起点を有する角度領域を有す
る多焦点眼用レンズを提供する。
ディアンは、シリンダ値が0.50ジオプトリーである
点によって形成される各線を結ぶ水平線分の中間点によ
って形成される。
ワー増分値の半分と等しい点によって形成される線によ
って前記レンズの上側部分内に画定される近視領域は、
近視領域において基準点で12mmより大きな幅を有す
る。
は、160°と170°との間、好ましくは約165°
である値を有する。
値の導関数dS/dθの絶対値は、前記角度θが範囲
〔30°;100°〕及び〔270°;325°〕内で
ある時に、0.005と0.015との間である。
球値の導関数dS/dθの絶対値は、前記角度θが範囲
〔125°;180°〕及び〔200°;250°〕内
である時に、0.01と0.04との間である。
視及び中間視用の多焦点レンズであり、前記レンズは、
前記レンズの幾何学的中心に心合わせされた20mm半
径円の内側に、プログレッションの前記メリディアン上
の平均球値の最小値と最大値との差として規定されるパ
ワー増分値を有する。
視領域において基準点を、遠視領域において基準点を、
これら二つの点における平均球値の値の差として規定さ
れるパワー増分値を有するプログレッシブの多焦点レン
ズである。
面を参照して、例として提供される発明の一つの実施態
様の続く記述からより明らかになる。
水平軸に一致してy軸がレンズの垂直軸に一致する正規
直交座標系を採用し、座標系の中心0はレンズの幾何学
的な中心である。
の略図的な正面図で、レンズの種々の要素を示す。
性を示し、このレンズは、約60mmの直径を有する。
図2〜6において、我々は、1ジオプトリーのパワー増
分値であるレンズを示す。
ワー増分値であるレンズの同様な図を示す。
の種々の要素が記述される。このようなレンズは、図1
に示される非球面の面と、非球面又はトロイダルであり
うる第二面とを有する。
式により規定される。
曲率半径及び最小曲率半径であり、nは、レンズ材料
屈折率である。シリンダ値Cは、次式により規定され
る。
の複数の点を幾何学的中心Oでプログレッシブ面に接す
る平面へ投射することによって形成される線である。同
様に、等シリンダ値線は、シリンダ値が等しい複数の点
を同一面へ投射することによって構成される線である。
域VLと、下側部分の近視領域VPと、これらの二つの
領域の間において中間領域VIとを具備する。プログレ
ッシブレンズに対し、基準点Pは、近視が測定される近
視領域で画定され、基準点Lは、遠視が測定される遠視
領域で画定される。近視用レンズでは、近視を測定する
ための近視領域内に基準点Pは画定され、しかしなが
ら、遠視領域のために対応する基準点は画定されない。
近視領域を通過するレンズのプログレッションの主メリ
ディアン2が示されている。このメリディアンは、0.
50ジオプトリー等シリンダ値線によって画定される水
平線分の中間点の軌跡として定められる。図1の例にお
いて、メリディアンは、本質的に三つの線分からなり、
その第一線分は、レンズの頂点から実質的に鉛直方向に
延び、基準点Lを通過して取付中心と呼ばれる点Dまで
下方に延び、この点Dは、遠視制御点Lと幾何学的中心
Oとの間に位置する。第二の線分は、点Dからレンズの
鼻側へ向かって斜めに延び、第三の線分は、第二の線分
の終端部Cから始まって近視制御点Pを通過する。メリ
ディアンを他の形状にすることは可能である。
パワー増分値が公知の方法で定められ、このパワー増分
値は、近視領域における基準点Pと遠視領域における基
準点Lとの間の平均球値の差である。
て、球値の最小値及び最大値は、レンズの幾何学的中心
に心合わせされた20mmの半径の円の境界内でメリデ
ィアン上で測定されて定められる。この場合、パワー増
分値は、これらの球値の最小値と最大値との間の差であ
る。プログレッシブレンズに関し、この定義は、パワー
増分値の従来の定義、すなわち近視領域の基準点と遠視
領域の基準点の間の球値の差である。
る遠視領域の限界は、パワー増分値の半分に等しい値の
等シリンダ値線によって形成されると一般に考えられて
いる。同様に、レンズの下側領域における近視領域の限
界は、パワー増分値の半分に等しい値の等シリンダ値線
によって設定される。
活を遂行している時の眼によって走査される領域を表
す。中心視領域として知られているこの部分の寸法及び
位置は、出願人の研究室で実行された多数の測定によっ
て求められている。例えばIEEE、T.ボニン(Bo
nnin)及びN.バー(Bar)による携帯可能な眼
運動記録器(Portable eye moveme
nt recorder)、IEEE医学生物工学部会
の第14回定期国際会議予稿集1992年、第4部、第
1668〜1669頁、AAO1993年予稿集、「眼
用非球面レンズの最適化、日常生活のための眼の運動の
記録(Optimization ofopthalm
ic aspheric lenses:record
ingof eye movement for ev
eryday tasks)」N.バー、T.ボニン及
びC.ペドレノ(Pedreno)著、検眼及び視覚科
学(Optometry and visual sc
ience)1993年、第12号、第70巻、第15
4頁、あるいは、ECEM93、「視空間の使用(Th
e use of visual)」N.バー(Ba
r)によるポスターを参照されたい。この領域は、取付
中心と心合わせされた30mm直径円板を覆う。
に、我々は、レンズの幾何学的中心に心合わせされた4
0mm直径円板を考え、この円板は中心視領域を取り囲
み、我々は、この円に沿った球値の正接の変化量を制限
することを述べる。この円に沿った球値における変化量
を制御することは、多焦点面の光学的特性における変形
を習得することを可能とし、装着者の視力は改善され
る。中心視領域における十分に広範囲の視野を維持する
ことはさらに望ましい。本発明は、等球値線及び等シリ
ンダ値線の均整のとれた配分を得ることを可能とし、対
応する円が図1に示される。
レンズの場合において、プログレッションの主メリディ
アン回りの領域における視覚は、完全に満足できる。
い、及び中心視領域における快適性を改善するために、
本発明は、以下の図面を参照して説明するレンズ面の特
性の新しい規定を考える。図面は、プログレッシブ多焦
点レンズの場合を示しているが、本発明は近視用レンズ
に必要な変更を加えて適用される。
ンに沿ったパワーを示すグラフであり、このレンズのパ
ワー増分は、1ジオプトリーである。図1のグラフのy
軸座標は、レンズのy軸座標であり、x軸座標は、遠視
領域内の基準点からのパワー(ジオプトリー)の差を与
える。
の値である点は、遠視領域の基準点Lに対応し、これ
は、図2の場合において最小球値の点であり、この点に
おいて、平均球値は5.2ジオプトリーでありかつシリ
ンダ値は0である。メリディアン上のy軸上のy=−1
4mmである点は、近視の基準点Pであり、この点にお
いて、平均球値は6.22ジオプトリーであり、シリン
ダ値は0.02ジオプトリーである。
規定されたパワー増分値Aと、メリディアンに沿った平
均球値の傾きの最大値との間の比として規定される。こ
の比は、次のように表される。 Lpp=A/Pmer プログレッシブ多焦点レンズにおいて、我々は次式を有
する。 Lpp=(SVP−SVL)/Pmer ここで、SVP及びSVLは、それぞれ、近視制御点及び遠
視制御点における平均球値の値であり、P merは、メリ
ディアンに沿った球値の傾きの最大値であり、この球値
の傾きは、x又はyに関する球値の勾配の最大の絶対値
に対応する。
レンズにおいて我々は、次式を有する。 Lpp=(Smax −Smin )/Pmer ここで、Smax 及びSmin は、それぞれメリディアン上
の球値の最大値及び最小値であり、Pmer は、以上に規
定された通りである。
対応する値によって平均球値が増加する長さを表す。
球値が実質的に一定のままであるということを示してい
る。図2はまた点Pの回りの近視領域において球値が実
質的に一定のままであるということを示す。最後に、1
2.50mmと等しいプログレッションの主長さは短
く、16mmよりも短いことを示している。これは、近
視制御点の上方に延びて装着者が頭を動かす必要を除去
する。これにより、かなり快適に広範囲に近視を用いる
ことが可能となるということが保証される。メリディア
ン上の球値の最大の傾きは、0.8ジオプトリー毎mm
である。
ン及び等平均球値線を示す図2のレンズの正面図であ
る。図2に示されるこれらの要素は、等球値線の増分値
と共に図3においてさらに見出される。図3の等球値線
は、それぞれ、遠視制御点Lにおける平均球値より0.
25、0.5、0.75又は1ジオプトリーだけ大きい
平均球値を表す線11、12、13及び14である。最
後に、レンズの幾何学的な中心に心合わせされる40m
m直径の円が示される。
ン及び等しいシリンダ値の線を示す図2におけるレンズ
の正面図である。図2に示されるこれらの要素は、図4
にも示される。プログレッションの主メリディアンに沿
ってシリンダ値が低くなるにつれ、シリンダ値の各値に
対し二つの等シリンダ値線が存在する。図4の等シリン
ダ値線は、それぞれ、0.25ジオプトリーのシリンダ
値及び0.50ジオプトリーのシリンダ値を表す線16
及び16’及び線17及び17である。
いて、遠視領域の境界は、0.5等シリンダ値線17及
び17’により実質的に形成される。したがって、本発
明のレンズは、レンズの上側半分のほとんど全てにわた
って拡がる広い遠視領域を有する。定量的に、遠視領域
は、130°以上の開先角度を有するレンズの幾何学的
中心から始まる二つの半線20及び20’によって区画
される角度方向領域を有し、図4において、半線20と
半線20’との間の角度は、約160°である。
界も0.5等シリンダ値線17及び17’によって実質
的に形成される。
元表示であり、図5は、以上に規定された座標系のレン
ズの位置の関数として、ジオプトリー毎mmで、平均球
値の傾きを示す。
レンズの幾何学的中心に心合わせされた40mm直径の
円における平均球値の変化を示し、y軸は、ジオプトリ
ーで目盛られていて、極座標系における角度θを示し、
極座標系の中心は、レンズの幾何学的中心であり、極座
標系の角度は、レンズの幾何学的中心から始まる上方に
向けられた垂直な半線から始まって測定される、換言す
れば、x軸は、第一に、レンズの幾何学的中心から始ま
る上方に向けられた垂直な半線と、第二に、レンズの幾
何学的中心から始まって球値が測定される前記円の点を
通過する半線との間の角度θを示す。図6における下側
の曲線は、図2〜5において示される1ジオプトリーの
パワー増分値のレンズの40mm直径円上の球値におけ
る変化に対応し、図6の中央及び上側の曲線は、それぞ
れに、2及び3のジオプトリーのパワー増分値のレンズ
のこれらの同じ変化を示す。
点からメリディアンと円の交差するさらなる点へ円上を
移動する時、レンズの幾何学的中心に心合わせされた2
0mm半径円の球値における変化量を示す。
°又は360°は、以上に規定された座標系において座
標x=0mm、y=20mmを有する点に対応し、レン
ズの上側部においてメリディアン及び円の交差する点に
実質的に対応する。
最大値を有する球値の点であり、この点は、レンズの下
側点におけるメリディアンと円の交差に対応し、以上に
規定された正規直交の座標系において座標x=3.47
mm、y=−19.70mmである。
の点へ円の回りに移動する時に、球値は角度の増加関数
であり、一方が角度θ=187°の点からθ=0°の点
へ円の回りに移動する時に、球値は角度の減少関数であ
る。
単調変化に関するこの条件は、中心視領域の内側及び外
側両方において、レンズの光学的特性の非常に緩慢で一
定のプログレッションがあることを保証する。
ションが非常に緩慢であることを保証し、レンズの装着
者の体の部分に比較的に容易に適合することを保証す
る。
ンズの幾何学的中心において起点を有する角度領域を具
備し、(2)プログレッションの主長さ、すなわちメリ
ディアンにおける平均球値のパワー増分値と最大傾きと
の間の比は、16より小さく、(3)レンズの幾何学的
中心に心合わせされた20mm半径円の球値における変
化は、メリディアンの両側において単調である。
遠視領域の表面のためにより低い限界に設定する。
の主長さは低いという事実、こうして、近視領域は、近
視領域において装着者のための最適な快適性を保証する
のに十分なほどにレンズにおいて高いということを保証
するという事実を表す。
平均球値での単調な変化によって、プログレッシブ面の
連続性及び誘導可能性(derivability)の
特徴を考慮に入れて、当業者によく知られ、この領域の
外側と同様に内側において光学的パラメタの変化につい
ての良好な習得を保証する。
ズの面を通して等球値線及び等シリンダ値線の良好な配
分を保証し、それにより、非常に緩慢なプログレッショ
ンを保証する。
人によって試験された任意の従来技術の多焦点眼用レン
ズによって満足されない。本発明は、まず第一に、この
ような等シリンダ値及び等球値線の配分を提供する。
のレンズであるが、図2〜4と同様な図であり、図10
〜12は、パワー増分値3ジオプトリーのレンズであ
る。0.25ジオプトリーの段階を有する等球値線は、
図8及び11に示され、0.25ジオプトリーの段階を
有する等シリンダ値線は、図9及び12に示される。こ
れらの図は、さらに、遠視領域においてA/2等シリン
ダ値線に接する半線を示す。
満足される。図2〜5のレンズの場合において、我々
は、以上に示されるように、遠視領域において含まれる
角度領域の中心における角度163°と、Lpp=12.
50mmとを有する。
ズにおいて、中心における角度の値とプログレッション
の主長さは同一である。
られて、さらなる有利な特徴を提供し、本発明によるレ
ンズの性能を改良することを可能とする。
点のレベルで少なくとも12mmの幅、好ましくは13
mmより大きな幅を有し、この幅は、A/2等シリンダ
値線間で、点Pのy軸座標で測定され、Aは、以上に規
定されたようにパワー増分値である。図3において見ら
れるように、一つのジオプトリーのパワー増分値の場合
において、近視領域の幅は、13.5mmである。二つ
又は三つのジオプトリーのパワー増分値において、この
値は、実質的に同じままである。
域に含まれている角度領域の中心における角度は、16
0°と170°との間から構成され、好ましくは165
°近傍であり、図に示される例において、中心でのこの
角度は、1ジオプトリーパワー増分値レンズにおいて実
質的に163°であり、2又は3ジオプトリーパワー増
分値レンズにおいて同じである。
球値の傾きに課され、この傾きは、実に図6の曲線にお
いて表される関数の導関数dS/dθである。
増分値における傾きの値の絶対値の平均値を与える。
度θの値〔30°;100°〕又は〔270°;325
°〕において0.005と0.015との間からなり、
それは、角度θの値〔125°;180°〕又は〔20
0°;250°〕において0.01と0.04との間で
ある。
提供することを可能とする種々の特徴の詳細を提供す
る。公知のように、レンズの面は、連続的であり、三回
連続的に誘導できる。当業者に知られているように、プ
ログレッシブレンズの表面は、コンピュータを用いたデ
ジタルの最適化によって得られ、特定の数のレンズのパ
ラメタにおける制限する条件を設定する。
は、もし適切ならば、以上に規定された一つ又はいくつ
かの他の判断基準を用いて、制限する条件として使用さ
れることができる。
レンズにおいてと同様に、遠視領域における基準点及び
近視領域における基準点を有する従来のプログレッシブ
多焦点レンズにおいて適用する。
ッションの主メリディアンを規定することによって、有
利に始めることができる。このため、前述の仏国特許第
2683642号の教授が使用される。プログレッショ
ンの主メリディアンの他の任意の規定が、本発明の教授
を適用することによって、使用されることができる。
って限定されず、他の物で、非球面の面は、レンズの装
着者と対向する面とすることができ、さらに、両目にお
いて異なるレンズの記述がないけれども、これは当然明
らかに適用される。
である。
ワーの変化をグラフで示す。
値のレベルを示す線を示す図2のレンズの正面図であ
る。
ダ値のレベルを示す線を示す図2のレンズの正面図であ
る。
ある。
関数として、レンズの幾何学的中心に心合わせされた2
0mm半径円の球値を略図的に示す。
る図である。
る図である。
る図である。
する図である。
する図である。
する図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 その上の全ての点において平均球値及び
シリンダ値を有する非球面を具備する多焦点眼用レンズ
であって、遠視領域(VL)、近視領域(VP)、中間
視領域(VI)及びこれら三つの領域を通過するプログ
レッション(MM’)の主メリディアンを具備し、パワ
ー増分値と前記メリディアンに沿った平均球値の最大傾
きとの間の比として規定されるプログレッションの主長
さが16mmより短く、球値は前記レンズの幾何学的中
心に心合わせされる20mm半径円上の角度の関数とし
て前記メリディアンの両側で単調に変化し、シリンダ値
が半分のパワー増分値と等しい点によって形成される線
によって前記レンズの上側部分に画定される遠視領域
が、150°より大きな開先角度を有するレンズの幾何
学的中心に起点を有する角度領域を有する多焦点眼用レ
ンズ。 - 【請求項2】 前記プログレッションの主メリディアン
が、シリンダ値が0.50ジオプトリーである点により
形成される各線を結ぶ水平線分の中間点により形成され
る請求項1に記載のレンズ。 - 【請求項3】 シリンダ値が半分のパワー増分値と等し
い点によって形成される線によって前記レンズの上側部
分に画定される近視領域が、近視領域において基準点で
12mmより大きな幅を有する請求項1に記載のレン
ズ。 - 【請求項4】 前記開先角度が160°と170°との
間である値を有する請求項1又は2に記載のレンズ。 - 【請求項5】 前記円の角度に関する平均球値の導関数
dS/dΘの絶対値が、前記角度Θが範囲〔30°;1
00°〕及び〔270°;325°〕内である時に、
0.005と0.015との間である請求項1〜4のい
ずれかに記載のレンズ。 - 【請求項6】 前記円の角度に関する平均球値の導関数
dS/dθの絶対値は、前記角度θが範囲〔125°;
180°〕及び〔200°;250°〕内である時に、
0.01と0.04との間である請求項1〜5のいずれ
かに記載のレンズ。 - 【請求項7】 前記レンズが近視及び中間視用の多焦点
レンズであり、前記レンズは、前記レンズの幾何学的中
心に心合わせされた20mm半径円の内側に、プログレ
ッションの前記メリディアン上の平均球値の最小値と最
大値との差として規定されるパワー増分値を有する請求
項1〜6のいずれかに記載のレンズ。 - 【請求項8】 前記レンズは、近視領域における基準
点、遠視領域における基準点、これら二つの前記点にお
ける平均球値の値の差として規定されたパワー増分値と
を有するプログレッシブ多焦点レンズである請求項1〜
6のいずれかに記載のレンズ。 - 【請求項9】 前記開先角度が好ましくは165°であ
る値を有する請求項1又は2に記載のレンズ。
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