JPH11194213A - カラーフィルター用カラーペーストおよびその製造方法並びにカラーフィルター - Google Patents

カラーフィルター用カラーペーストおよびその製造方法並びにカラーフィルター

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JPH11194213A
JPH11194213A JP12871698A JP12871698A JPH11194213A JP H11194213 A JPH11194213 A JP H11194213A JP 12871698 A JP12871698 A JP 12871698A JP 12871698 A JP12871698 A JP 12871698A JP H11194213 A JPH11194213 A JP H11194213A
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孝義 赤松
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益市 江口
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    • C09B67/0096Purification; Precipitation; Filtration
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Abstract

(57)【要約】 【課題】カラーフィルターからのイオン性不純物の発生
を低減して液晶ディスプレイの表示不良を抑制・防止す
ること。 【解決手段】本発明で採用する顔料は水で抽出したとき
の臭素イオンが20ppm以下である。または、本発明
のカラーペーストの製造方法は、顔料分散液および/ま
たはカラーぺーストからイオン交換法により、臭素イオ
ンの全部または一部を除去する工程を含む。さらに本発
明のカラーフィルターは、該カラーぺーストからなる着
色膜を所望のパターン状に任意の色数で各色別に設けた
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラーフィルター
用カラーペーストおよびカラーフィルター用カラーペー
ストの製造方法ならびにカラーフィルターに関するもの
であり、さらに詳しくは、液晶表示素子にしたときに表
示ムラが発生しにくいカラーペーストおよびカラーペー
ストの製造方法ならびに該カラーペーストを使用した液
晶表示素子用のカラーフィルターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶表示素子をカラー化するために、透
明基板上にR(赤)、G(緑)、B(青)の3色の画素
を、ライン状またはモザイク状に配置したカラーフィル
ターが用いられている。たとえば、現在広く普及してい
るTFT(薄膜トランジスター)カラー液晶表示素子
は、カラーフィルターが形成された透明ガラス基板とT
FTが形成された透明ガラス基板の間に液晶を封入した
パネルと、バックライトと称される光源から構成され
る。バックライトから発する光が液晶パネルを通る際、
その透過率を液晶への印加電圧により制御することによ
って、画像が表示される。各画素はCRT蛍光体の色度
特性に類似させる必要があるため、顔料はバックライト
と液晶表示素子の光線透過特性に合うよう選択され、ま
た2種類以上の顔料を一定の割合で調色されて用いられ
ることが多い。例えばカラーフィルターのR(赤)画素
は、赤色、橙色、黄色の顔料を2種類以上を選び、一定
の割合で調色して用いられる。同様にG(緑)画素も、
緑色、橙色、黄色の顔料を2種類以上を選び、調色して
用いられる。顔料はこのように要求される色度特性を重
視して選ばれ、イオン性不純物については考慮されてい
ないのが実情である。一般に市販されている顔料にはナ
トリウム、カリウム、カルシウム、バリウムなどのアル
カリ金属を始めイオン性不純物が多く含まれている。ま
た、イオン性不純物、特にナトリウム、カリウムイオン
については、特開平7−198928号公報にアルカリ
金属であるナトリウム、カリウムを合計で0.001〜
80ppm含有するカラーペーストおよびイオン交換法
でナトリウム、カリウムの全部または一部を除去する電
子工業用カラーペーストの製造方法が示されている。本
発明者らは顔料に含まれるイオン性不純物のうち特に緑
顔料である塩素化及び臭素化した銅フタロシアニンもし
くは臭素化した銅フタロシアニンを含有する緑顔料に含
まれる臭素イオンとそのカウンターイオンが液晶表示素
子の表示特性に悪影響を与えることを見出した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
技術の欠点に鑑み創案されたもので、その目的とすると
ころは、特定のイオン性不純物を低減させたカラーペー
ストおよびその製造方法を提供し、このカラーペースト
を用いることにより、表示性能に優れたカラーフィルタ
ーおよびカラー液晶表示素子を作製することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は以下の構
成により達成される。
【0005】1)水で抽出したときの臭素イオン濃度が
50ppm以下である顔料を採用したことを特徴とする
カラーフィルター用カラーペースト。
【0006】2)強酸に溶解して再結晶させ精製した顔
料を採用したことを特徴とするカラーフィルター用カラ
ーペースト。
【0007】3)顔料が塩素化及び臭素化した銅フタロ
シアニンもしくは臭素化した銅フタロシアニンを含有す
る緑顔料であることを特徴とする(1)または(2)に
記載のカラーフィルター用ペースト。
【0008】4)少なくとも塩素化及び臭素化した銅フ
タロシアニンもしくは臭素化した銅フタロシアニンを含
有する緑顔料と有機溶剤を含有する顔料分散液からイオ
ン交換法により、該顔料分散液の臭素イオンの全部また
は一部を除去する工程を含むことを特徴とするカラーフ
ィルター用カラーペーストの製造方法。
【0009】5)少なくとも塩素化及び臭素化した銅フ
タロシアニンもしくは臭素化した銅フタロシアニンを含
有する緑顔料、有機溶剤と樹脂とを含有するカラーペー
ストからイオン交換法により、該カラーペースト中の臭
素イオンの全部または一部を除去する工程を含むことを
特徴とするカラーフィルター用カラーペーストの製造方
法。
【0010】6)少なくとも塩素化及び臭素化した銅フ
タロシアニンもしくは臭素化した銅フタロシアニンを含
有する緑顔料と有機溶剤とを含有する顔料分散液に溶出
している臭素イオンが該顔料分散液に対して15ppm
以下であることを特徴とするカラーフィルター用カラー
ペースト。
【0011】7)少なくとも塩素化及び臭素化した銅フ
タロシアニンもしくは臭素化した銅フタロシアニンを含
有する緑顔料、有機溶剤と樹脂とを含有するカラーペー
ストに溶出している臭素イオンが該カラーペーストに対
して10ppm以下であることを特徴とするカラーフィ
ルター用カラーペースト。
【0012】8)任意の色数で各色別に所望のパターン
状に設けられた着色層からなる画素を有するカラーフィ
ルターにおいて、画素から水で抽出される臭素イオン濃
度が10ppm以下であることを特徴とするカラーフィ
ルター。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明に用いられる顔料としては
水で抽出される臭素イオンが顔料に対して重量で50p
pm以下であることが重要である。特に製法上臭素を使
用する緑顔料であるピグメントグリーン36に代表され
る塩素化及び臭素化した銅フタロシアニンもしくは臭素
化した銅フタロシアニンを含有する緑顔料において臭素
イオン量を低減することが重要である。臭素化合物は、
液晶への溶解力が強く、液晶中でイオン化して、液晶表
示素子の表示性能に悪影響を与えやすい。特に、分子量
数十から千程度のイオン性の有機臭素化合物は液晶への
溶解力が強く、また、分子量が大きいためにイオン化し
た後の拡散が遅いために表示ムラが顕在化しやすい。本
発明は、溶出不純物が少なく表示ムラをおこしにくい顔
料の選択指標として、顔料から水で抽出される臭素イオ
ン濃度が重要であることを発見したものである。水で抽
出される臭素イオンの量は30ppm以下であることが
更に好ましく10ppm以下であることが最も好まし
い。本発明では臭素含有量が対象でなく、溶解しイオン
化する臭素を対象としている。
【0014】本発明のカラーフィルターは、任意の色数
で各色別に所望のパターン状に設けられた着色層からな
る画素を有するカラーフィルターであって、画素から水
で抽出される臭素イオン濃度が、削り取った画素に対し
て重量で10ppm以下であることが重要である。画素
から検出される臭素イオンの量は、5ppm以下である
ことが更に好ましく、3ppm以下であることが最も好
ましい。
【0015】緑顔料の色調を調色するために黄色顔料な
どを添加することは適宜許される。黄色顔料の例として
はピグメントイエロー13、17、20、24、83、
86、93、95、109、110、117、125、
137、138、139、147、148、153、1
54、166、168、185などが挙げられるがこれ
らに限定されない。顔料は必要に応じて、ロジン処理、
酸性基処理、塩基性処理などの表面処理がされている。
【0016】本発明で使用する樹脂は、顔料を分散保持
するためのものであり、通常、カラーフィルター用ぺー
ストに使用される樹脂であれば特に限定されず、どのよ
うなものも使用が可能である。例えば、アクリル樹脂、
アルキド樹脂、メラミン樹脂、ポリビニルアルコール、
フェノール樹脂、ポリアミド、ポリアミドイミド、ポリ
イミドなど種々の樹脂を用いることができる。特にアル
カリ水溶液に溶解する樹脂は現像あるいはエッチング工
程で設備が簡略化出来るので望ましい。アルカリ水溶液
に溶解する樹脂のなかでは、カルボキシル基を有する樹
脂が好ましく使用され、具体的にはアクリル樹脂、ポリ
イミドが耐溶剤性の点で好ましい。ポリイミドの場合、
ポリイミドの前駆体類が顔料の分散剤として機能するの
でより一層好ましい。また、カラーフィルターの耐熱性
の面からも、ポリイミドの使用が好ましい。
【0017】本発明においてポリイミド前駆体とは、ポ
リアミド酸およびその一部分をエステル化した物をい
う。ポリイミド前駆体は、熱または化学的処理により、
イミド環を形成する。ここで言うポリアミド酸は、次の
一般式(1)で表される。
【0018】
【化1】 ここでR1 は炭素数2〜22の4価の有機基、R2 炭素
数1〜22の2価の有機基、nは1および/または2
で、重量平均分子量が最低2000をもつ重合体であ
る。
【0019】ポリアミド酸は、テトラカルボン酸二無水
物とジアミンを反応させることにより得ることができ
る。テトラカルボン酸二無水物として、たとえば、脂肪
族系または脂環式系のものを用いることができ、その具
体的な例として、1,2,3,4−シクロブタンテトラ
カルボン酸二無水物、1,2,3,4−シクロペンタン
テトラカルボン酸二無水物、1,2,3,5−シクロペ
ンタンテトラカルボン酸二無水物、1,2,4,5−ビ
シクロヘキセンテトラカルボン酸二無水物、1,2,
4,5−シクロヘキサンテトラカルボン酸二無水物、
1,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−5−(テ
トラヒドロ−2,5−ジオキソ−3−フラニル)−ナフ
ト[1,2−C]フラン−1,3−ジオンなどが挙げら
れる。また、芳香族系のものを用いると、耐熱性の良好
なポリイミドに変換しうるポリイミド前駆体組成物を得
ることができ、その具体的な例として、3,3´,4,
4´−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、ピロ
メリット酸二無水物、3,4,9,10−ペリレンテト
ラカルボン酸二無水物、3,3´,4,4´−ジフェニ
ルスルホンテトラカルボン酸二無水物、4,4´−オキ
シジフタル酸二無水物、3,3´,4,4´−ビフェニ
ルテトラカルボン酸二無水物、1,2,5,6−ナフタ
レンテトラカルボン酸二無水物、3,3´,4,4´−
パラターフェニルテトラカルボン酸二無水物、3,3
´,4,4´−メタターフェニルテトラカルボン酸二無
水物が挙げられる。また、フッ素系のものを用いると、
短波長領域での透明性が良好なポリイミドに変換しうる
ポリイミド前駆体組成物を得ることができ、その具体的
な例として、4,4´−(ヘキサフルオロイソプロピリ
デン)ジフタル酸二無水物などが挙げられる。なお、本
発明は、これらに限定されずにテトラカルボン酸二無水
物が1種または2種以上用いられる。
【0020】本発明ではジアミンとして、たとえば、脂
肪族系または脂環式系のものを用いることができ、その
具体的な例として、エチレンジアミン、1,3−ジアミ
ノシクロヘキサン、1,4−ジアミノシクロヘキサン、
4,4´−ジアミノ−3,3´−ジメチルジシクロヘキ
シルメタン、4,4´−ジアミノ−3,3´−ジメチル
ジシクロヘキシルなどが挙げられる。また、芳香族系の
ものを用いると、耐熱性の良好なポリイミドに変換しう
るポリイミド前駆体組成物を得ることができ、その具体
的な例として、4,4´−ジアミノジフェニルエーテ
ル、3,4´−ジアミノジフェニルエーテル、4,4´
−ジアミノジフェニルメタン、4,4´−ジアミノベン
ズアニリド、3,3´−ジアミノジフェニルメタン、
4,4´−ジアミノジフェニルスルホン、3,3´−ジ
アミノジフェニルスルホン、4,4´−ジアミノジフェ
ニルサルファイド、m−フェニレンジアミン、p−フェ
ニレンジアミン、2,4−ジアミノトルエン、2,5−
ジアミノトルエン、2,6−ジアミノトルエン、ベンジ
ジン、3,3´−ジメチルベンジジン、3,3´−ジメ
トキシベンジジン、o−トリジン、4,4”−ジアミノ
ターフェニル、1,5−ジアミノナフタレン、3,3´
−ジメチル−4,4´−ジアミノジフェニルメタン、
4,4´−ビス(4−アミノフェノキシ)ビフェニル、
2,2−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニ
ル]プロパン、ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フ
ェニル]エ−テル、ビス[4−(4−アミノフェノキ
シ)フェニル]スルホン、ビス[4−(3−アミノフェ
ノキシ)フェニル]スルホンなどが挙げられる。また、
フッ素系のものを用いると、短波長領域での透明性が良
好なポリイミドに変換しうるポリイミド前駆体組成物を
得ることができ、その具体的な例として、2,2−ビス
[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]ヘキサフル
オロプロパンなどが挙げられる。
【0021】また、ビス−3−(アミノプロピル)テト
ラメチルシロキサンに代表されるシロキサンジアミンを
用いると、無機基板との接着性を良好にすることができ
る。シロキサンジアミンは、通常、全ジアミン中の1〜
20モル%量用いる。シロキサンジアミンの量が少なす
ぎれば接着性向上効果が発揮されず、多すぎれば耐熱性
が低下する。本発明は、これらに限定されずにジアミン
が1種または2種以上用いられる。
【0022】ポリアミド酸の合成は、極性有機溶媒中で
ジアミンとテトラカルボン酸二無水物を反応させること
により行うのが一般的である。この時、ジアミンとテト
ラカルボン酸二無水物の混合比により得られるポリアミ
ド酸の重合度を調節することができる。また、上記のポ
リアミド酸のエステル化物などの誘導体に対しても適用
が可能である。溶媒としてN−メチル−2−ピロリド
ン、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジメチル
ホルムアミドなどのアミド系極性溶媒が使用される。ポ
リアミド酸は顔料の分散効果を高めるため、ラクトン類
が主成分もしくはラクトン類単独からなる溶媒中で合成
するのが望ましい。ここでラクトン類が主成分もしくは
ラクトン類単独からなる溶媒とはラクトン類が50重量
%以上含有されていることをいう。ラクトン類以外の溶
媒としては上記アミド系極性溶媒の他にメチルセロソル
ブ、エチルセロソルブ、メチルカルビトール、エチルカ
ルビトールなどを挙げることができる。
【0023】ラクトン類とは脂肪族環状エステルで炭素
数3〜12の化合物をいう。具体的な例として、β−プ
ロピオラクトン、γ−ブチロラクトン、γ−バレロラク
トン、δ−バレロラクトン、γ−カプロラクトン、ε−
カプロラクトンなどが挙げられるがこれらに限定されな
い。とくにポリアミド酸の溶解性の点で、γ−ブチロラ
クトンが好ましい。
【0024】本発明のカラーフィルター用カラーペース
トは、顔料、有機溶剤と樹脂を含有する。
【0025】本発明で用いられる有機溶剤としては溶媒
に特に制限はなく、一般的な有機溶媒を用いることがで
きる。画素のマトリクスの成分として、ポリイミドを用
いる場合、カラーペーストの樹脂はポリイミド前駆体を
用いるのが好ましいが、その際用いられる溶剤は、ポリ
イミド前駆体を溶解する溶媒であることが望ましい。ポ
リイミド前駆体を溶解する溶媒としては、N,N−ジメ
チルアセトアミド、N,N−ジメチルホルムアミドなど
のアミド類、γ−ブチロラクトンなどのラクトン類、2
−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドンなどのピロ
リドン類などの極性有機溶媒が挙げられる。また、通
常、単独ではポリイミド前駆体を溶解しない、エタノー
ル、ブタノール、イソプロパノールなどのアルコール
類、メチルセロソルブ、エチルセロソルブなどのセロソ
ルブ類、プロピレングリコールモノメチルエーテルなど
のプロピレングリコール誘導体類等の有機溶媒をポリイ
ミド前駆体を溶解する溶媒と混合して用いることができ
る。顔料の分散効果を高めるため、ラクトン類が主成分
の溶媒が好ましい。溶剤の使用量は特に限定されない
が、樹脂の溶解に十分な量でありかつ適度な粘度を有す
る量であることが望ましい。
【0026】カラーペーストは、分散機を用いて樹脂溶
液中に直接顔料を分散させる方法や、分散機を用いて水
または有機溶媒中に顔料を分散して顔料分散液を作製
し、その後樹脂溶液と混合する方法などにより製造され
る。顔料の分散方法には特に限定はなく、ボールミル、
サンドグラインダー、3本ロールミル、高速度衝撃ミル
など、種々の方法がとりうる。
【0027】本発明のカラーペーストは、通常、樹脂:
顔料=5:5〜8:2(重量比)の範囲において製造さ
れる。
【0028】本発明の少なくとも顔料と有機溶剤を含有
する顔料分散液からおよび/または少なくとも顔料、有
機溶剤と樹脂とを含有するカラーペーストからイオン交
換法により、該顔料分散液中の臭素イオンの全部または
一部を除去し、カラーペーストを得る方法について説明
する。1〜3級アミノ基および/または4級アンモニウ
ム基の陰イオン交換基をもつ陰イオン交換樹脂、陰イオ
ン交換膜、陰イオン交換繊維や無機の陰イオン交換体、
例えば、含水酸化ビスマス、水酸化燐酸鉛などを用いる
ことにより、顔料と有機溶剤を含有する顔料分散液、樹
脂を含有する該顔料分散液またはカラーペーストから、
臭素イオンを吸着またはイオン交換し、その量を低減す
ることができる。イオン交換樹脂によるイオン交換法の
一例を示すと、粒状のイオン交換樹脂をカラムに充填
し、そのカラムに顔料分散液またはカラーペーストを流
し、臭素イオンを吸着またはイオン交換し、その量を低
減することができる。また、顔料分散液またはカラーペ
ーストと粒状のイオン交換樹脂を混合、攪拌し、その
後、濾過などによりイオン交換樹脂を取り除くという方
法もある。顔料を分散しながら同時にイオン交換する方
法が除去効果が大きく好ましい。例えば、アルミナ、ジ
ルコニアなどのセラミックビーズを充填したミル型分散
機と粒状のイオン交換樹脂を充填したカラムを直結し、
顔料を分散しながら同時にイオン交換することができ
る。また、カラーペーストをイオン交換すると、顔料分
散液からカラーペースト化後溶解してきた臭素イオンも
除去することができ好ましい。
【0029】上記はイオン交換樹脂によるイオン交換法
の例を示したが、本発明ではそれらの個別の方法には限
定されず、任意のイオン交換法を使用し得る。
【0030】また、イオン交換法以外にも、純水や有機
溶剤による顔料の洗浄を繰り返し行うという方法もあ
る。例えば、純水と顔料を混合し攪拌後、静置して顔料
を沈殿させる。上澄み液を除去後、また純水を加えて攪
拌後、顔料を沈殿、上澄み液を除去する。これを何回か
繰り返し、その後乾燥することにより、顔料中の臭素イ
オンを低減することができる。また、ソックスレーのよ
うな連続抽出器を用いる方法や、透析などの方法も使用
可能である。顔料製造工程で顔料を洗浄することが生産
性が高く好ましいが、この場合は、顔料またはクルード
の状態でフィルタープレス装置にて、水洗、湯洗や溶剤
洗浄をおこなうことができる。フィルタープレスに先立
ち顔料を分散液中に分散させる工程を入れることは洗浄
効果を上げ好ましい。また、顔料の洗浄は複数回実施す
ることがロット内ばらつきを抑えて均一な顔料を得られ
る点で好ましい。
【0031】本発明では、強酸に溶解して析出・再結晶
させて精製したアシッドペースト法による顔料を採用す
ることが好ましい。例えば、塩素化及び臭素化した銅フ
タロシアニンであるピグメントグリーン36において
は、発煙硫酸に該顔料を溶解し、硫酸塩化反応させてか
ら、水中に注入して顔料を析出・再結晶させることで含
有される不純物を非常に少なくすることができる。ま
た、アシッドペースト法よりも低濃度の硫酸を用いた場
合、ピグメントグリーン36は溶解に至らず、硫酸塩結
晶が見られるスラリーになる。このスラリーを水中に注
入して顔料を生成させる方法はアシッドスラリー法と呼
ばれる。アシッドスラリー法はアシッドペースト法に比
べて顔料の粒径が大きくなるためカラーフィルター用に
は適していないことがあるが、アシッドペースト法と同
様に不純物低減の効果がある。
【0032】本発明の少なくとも塩素化及び臭素化した
銅フタロシアニンもしくは臭素化した銅フタロシアニン
を含有する緑顔料と有機溶剤とを含有する顔料分散液
は、そこに溶出している臭素イオンが該顔料分散液に対
して15ppm以下であることが重要である。顔料分散
液に溶出している臭素イオンは該分散液に分散されてい
る顔料に含まれる臭素イオンと平衡しているので、分散
液に溶出している臭素イオンの濃度が高いことは、溶出
可能な臭素が顔料に濃度高く残存していることを意味す
る。分散液中の臭素イオン濃度が15ppmを越えると
カラーフィルターにしたときに液晶表示素子に表示ムラ
を引き起こしやすい。該臭素イオン濃度は、10ppm
以下であることがさらに好ましく、5ppm以下である
ことが最も好ましい。
【0033】本発明の少なくとも塩素化及び臭素化した
銅フタロシアニンもしくは臭素化した銅フタロシアニン
を含有する緑顔料、有機溶剤と樹脂とを含有するカラー
ペーストは、そこに溶出している臭素イオンが該カラー
ペーストに対して10ppm以下であることが重要であ
る。上記の顔料分散液と同様に、カラーペーストに溶出
している臭素イオンは該カラーペーストに分散されてい
る顔料に含まれる臭素イオンと平衡しているので、カラ
ーペーストに溶出している臭素イオンの濃度が高いこと
は、溶出可能な臭素が顔料に濃度高く残存していること
を意味する。カラーペースト中の臭素イオン濃度が10
ppmを越えるとカラーフィルターにしたときに液晶表
示素子に表示ムラを引き起こしやすい。該臭素イオン濃
度は、5ppm以下であることがさらに好ましく、3p
pm以下であることが最も好ましい。
【0034】本発明の溶出している臭素イオン濃度が低
い顔料分散液もしくはカラーペーストを得る方法の例と
しては、上述した臭素イオン溶出が少ない顔料の採用や
顔料分散液もしくはカラーペーストでのイオン交換を挙
げることができる。
【0035】また、本発明では少なくとも顔料と有機溶
剤を含有する顔料分散液からイオン交換法により該顔料
分散液中の臭素イオンの全部または一部を除去する工程
の後、もしくは、同時に陽イオンを除去する工程を含む
ことも適宜許される。
【0036】陽イオン交換は具体的には、スルホン酸や
カルボン酸などの陽イオン交換基を持つ陽イオン交換樹
脂、陽イオン交換膜、陽イオン交換繊維や無機の陽イオ
ン交換体を用いることにより、陽イオンを吸着または、
イオン交換しその量を低減することができる。
【0037】また、顔料分散液に、カルボキシル基を有
する樹脂、例えば、カルボキシル基を有するアクリル樹
脂、ポリイミド前駆体であるポリアミド酸が含有されて
いる場合、樹脂自身が陽イオン交換樹脂として作用し、
陽イオンを補足するので、陰イオン交換のみでも同様な
効果が得られる。
【0038】カラーペーストの塗布性および着色膜の表
面の均一性を良好にする目的で、あるいは、顔料の分散
性を良好にする目的で、本発明のカラーペーストに界面
活性剤を添加することができる。カラーペーストを基板
上に塗布する方法としては、スピンコーター、バーコー
ター、ブレードコーター、ロールコーター、ダイコータ
ー、スクリーン印刷法などで基板に塗布する方法、基板
をカラーペースト中に浸漬する方法、カラーペーストを
基板に噴霧するなどの種々の方法を用いることができ
る。基板としては通常、ソーダガラス、無アルカリガラ
ス、ホウケイ酸ガラス、石英ガラスなどの透明基板が用
いられるが、特にこれらに限定されない。なお、基板上
にカラーペーストを塗布する場合、シランカップリング
剤などの接着助剤で基板表面を処理しておくと、着色膜
と基板の接着力を向上させることができる。
【0039】カラーペーストを用いて形成される着色膜
の厚みには特に制限は無いが、通常、0.1〜10μ
m、好ましくは、0.5〜5μmである。膜厚が小さす
ぎれば、光の吸収が小さくなりすぎ、カラーフィルター
としての光学特性が満足されない。膜厚が大きすぎる場
合は、逆に光の吸収が大きくなりすぎるなどの問題が生
じ、カラーフィルターとしての光学特性が満足されない
おそれがある。
【0040】次に画素のマトリクスの樹脂成分としてポ
リイミドを、その前駆体としてポリアミド酸を使用した
場合の、カラーフィルターの作製法の一例を説明する。
カラーペーストを、前記のような方法で透明基板上に塗
布した後、風乾、加熱乾燥、真空乾燥などにより、ポリ
イミド前駆体着色膜を形成する。加熱乾燥の場合、オー
ブン、ホットプレートなどを使用し、50〜180℃
の範囲、より好ましくは80〜120℃ で30秒〜3
時間行う。温度が低すぎる場合、溶媒がなかなか蒸発せ
ず、逆に温度が高すぎると現像液への溶解性が低下す
る。このようにして得られたポリイミド前駆体着色膜
に、通常の湿式エッチングによりパターンを形成する。
まず、ポリイミド前駆体着色膜上にポジ型フォトレジス
トを塗布し、フォトレジスト被膜を形成する。続いて該
フォトレジスト被膜上にマスクを置き、露光装置を用い
て紫外線を照射する。露光後、ポジ型フォトレジスト用
アルカリ現像液により、フォトレジスト被膜とポリイミ
ド前駆体着色膜のエッチングを同時に行う。エッチング
後、不要となったフォトレジスト被膜を剥離する。
【0041】ポリイミド前駆体着色膜は、その後、加熱
処理することによって、ポリイミド着色膜に変換され
る。加熱処理は通常、空気中、窒素雰囲気中、あるい
は、真空中などで、150〜450℃ 、好ましくは1
80〜350℃ 、より好ましくは200〜320℃ の
温度のもとで、0.5〜5時間、連続的または段階的に
行われる。以上の工程を3原色すなわちR(レッド)、
G(グリーン)、B(ブルー)もしくはY(イエロ
ー)、M(マゼンダ)、C(シアン)の3色のカラーペ
ーストおよび必要に応じてブラックのカラーペーストに
ついて行うと、液晶ディスプレイ用カラーフィルターが
作製できる。シアンは塩素化及び臭素化した顔料が採用
されるので本発明の緑顔料に包含される。
【0042】3原色の着色膜の上に平坦性を向上する目
的で透明樹脂からなるオーバーコートが付与されること
があるが、一方で、積層数が増えることによるコスト増
のデメリットもある。本発明は、着色膜を覆うオーバー
コートがない場合に特に効果が大きい。STN方式、T
N方式、垂直配向方式などを採用した場合には着色膜上
に液晶駆動用の透明導電膜が形成される。該透明導電膜
にはITO膜などの酸化金属薄膜が好適に採用される。
【0043】コントラストを向上させるために画素周囲
にブラックマトリックスが形成されることがある。反射
率が低いことやクロムを使用しておらず環境に優しい点
でブラックマトリックスには樹脂に遮光材を分散したブ
ラックペーストでブラックマトリックスを作製する例が
増えてきている。分光スペクトルが平らにしてニュート
ラルな黒を実現するためにブラックマトリックス用ブラ
ックペーストに顔料を添加する場合があるが、本発明は
ブラックマトリックスおよびブラックマトリックス用ペ
ーストにも適用される。
【0044】本明細書では、製法上臭素を使用する塩素
化及び臭素化銅フタロシアニンであるピグメントグリー
ン36について主に記載したが、不純物として臭素が混
入する畏れがある臭素化銅フタロシアニンや塩素化銅フ
タロシアニン顔料についても同様に適用されるものであ
る。塩素化に用いられる塩素ガスは不純物として臭素ガ
スが不可避に混入している。
【0045】また、本発明のカラーフィルターは、液晶
を挟み込む透明基板のどちら側に形成されていても表示
不良を低減する効果がある。バックライトを備えた透過
型液晶表示素子だけでなく、外光を反射して使用する反
射型液晶表示素子においても同様の効果がある。カラー
フィルターをTFTなどの能動素子が形成された基板側
に作製する場合(カラーフィルター・オン・アレイ:C
OA)は、開口率向上や絶縁膜による電圧低下を防ぐた
めに、着色層の下に能動素子を置き、着色層に形成した
スルーホールを介して、着色層上の透明導電膜もしくは
反射電極と能動素子との電気的接続をとる構成が一般的
である。この構成では、着色膜にスルーホールを開けた
際に、スルーホール内壁に樹脂にくるまれず液晶に露出
した状態の顔料ができやすい上に液晶駆動のための電圧
ストレスがかかって不純物が溶出しやすいので、特に本
発明の効果が大きい。また、能動素子が設けられた基板
とは対向する側の基板にカラーフィルターが設けられた
場合は、透明樹脂によるオーバーコートで着色膜全体を
覆い顔料からの不純物溶出を低減することが可能である
が、COAの場合は、上記のスルーホール部分はオーバ
ーコートにて覆うことができないことも、COAで本発
明の効果が大きい理由の一つである。
【0046】本発明のカラー液晶表示素子は、パソコ
ン、ワードプロセッサー、エンジニアリング・ワークス
テーション、ナビゲーションシステム、テレビ、ビデオ
などの表示に用いられる他、光変調素子としても利用可
能である。
【0047】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明を具体的に説
明するが、本発明はこれらに限定されない。尚、実施例
中に記載された測定法の、具体的な手法は以下に示すと
おりである。
【0048】(測定法) 臭素イオン濃度の測定 顔料0.5gにメタノール1mlを滴下し湿らせる。蒸
留水50mlを加え、20分間超音波振動を加えた後、1
00℃で10分間煮沸する。室温まで冷却後、蒸発した
分の水を補充して、0.4μmメンブレンフィルターで
濾過した。濾液をイオンクロマトグラフィー(横河電機
製IC-200)で分析し、臭素イオン量を測定した。用いた
顔料に対する重量比で濃度を示した。
【0049】画素から抽出される臭素イオンを測定する
場合は、ガラス基板から画素を削り取って十分に粉砕し
てから顔料の測定と同様にして臭素イオンの測定をす
る。臭素イオン濃度は削り取った画素に対する重量比で
示す。ITO膜などの無機透明電極膜がカラーフィルタ
ー表面にある場合には、塩化第二鉄と硝酸の混合液など
で無機透明電極膜をエッチングしてから画素を削り取る
ことが望ましい。
【0050】顔料が分散された分散液もしくはカラーペ
ーストに溶出している臭素イオン濃度を測定するには、
キャピラリー電気泳動法を用いた。分散液もしくはカラ
ーペーストをサンプリングし、2〜5倍に水で希釈して
から0.4μmメンブレンフィルターで濾過した。これ
をキャピラリー電気泳動測定装置(大塚電子製)のキャ
ピラリーに注入して測定する。得られたUV吸収スペク
トルを標準サンプルと比較して濃度を算出する。臭素イ
オン濃度はサンプリングした分散液もしくはカラーペー
ストに対する重量比で示す。 (表示品質)無アルカリガラス上に評価するカラーペー
ストを塗布し乾燥してからキュアする。この上に厚さ
0.1μmの ITO膜を全面に形成した後、フォトソン
グラフィにて、直径100μmの孔をITO膜に形成す
る。すなわち、ITO膜上にフォトレジストを塗布しプ
リベークした後、マスクパターンを露光し、フォトレジ
ストを現像液に浸漬して現像する。試料を水洗いしてか
らポストベークし、塩化第二鉄:硝酸=1:1のエッチ
ング液に浸漬して、ITO膜に孔を形成する。フォトレ
ジストを剥離液で剥離し水洗、乾燥する。別途、無アル
カリガラス上に全面にITO膜を形成した基板を対向基
板として用意する。カラーペースト塗布した基板(着色
層基板)と対向基板とに配向膜を印刷しラビングして配
向させる。これらの2つの基板をマイクロロッドを練り
込んだシール剤で貼り合わせてから4V駆動対応のTN
液晶を注入して液晶注入口を封口剤で塞ぐ。
【0051】単一カラーペースト評価ではなく、赤、
青、緑がパターニングされてカラーフィルターに加工さ
れた基板を評価する場合は、着色層上に形成するITO
膜に明ける直径100μmの孔位置を露光時に位置合わ
せするか、ランダムに多数用意するかして、緑画素が評
価できるようにする。
【0052】かくして得られた液晶セルを±4V、30
Hzの矩形波で100時間駆動した後、直交して配置し
た偏光フィルムにはさんで表示を観察する。
【0053】着色層基板のITO膜に明けた孔から不純
物が溶出してイオン性不純物が発生するとしきい値低下
により、グレイレベル表示で該孔周辺が他の部分に比べ
て暗く見える。イオン性不純物によるしきい値低下が起
きない方が望ましい方向である。
【0054】参考例1 ポリマ分散剤の合成 4,4’−ジアミノベンズアニリド161.93g、
3,3’−ジアミノジフェニルスルホン176.70
g、およびビス(3−アミノプロピル)テトラメチルジ
シロキサン18.64gをγ−ブチロラクトン3266
g、N−メチル−2−ピロリドン622gと共に仕込
み、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸
二無水物439.09gを添加、70℃で3時間反応さ
せた後、無水フタル酸2.22gを添加し、更に70℃
で1時間反応させ、その後、粘度45ポアズ(25℃)
のポリマ分散剤の17%溶液(P−1)を得た。
【0055】参考例2 オリゴマー分散剤の合成 3,3’−ジアミノジフェニルスルホン204.79g
およびビス(3−アミノプロピル)テトラメチルジシロ
キサン13.62gをγ−ブチロラクトン3809gと
共に仕込み、ピロメリット酸二水物59.98g、3,
3’,4,4’−ジフェニルスルホンテトラカルボン酸
二水物295.6gを添加、60℃で3時間反応させた
後、2−アミノアントラキノン98.22gを添加し、
さらに60℃で1時間反応させ、オリゴマ分散剤の15
%溶液(O−1)を得た。
【0056】参考例3 ポリアミド酸の合成 3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二水
物144.1gをγ−ブチロラクトン1095g、N−
メチル−2−ピロリドン209gと共に仕込み、4,
4’−ジアミノジフェニルエーテル95.1gおよびビ
ス(3−アミノプロピル)テトラメチルジシロキサン
6.20gを添加し、70℃で3時間反応させた後、無
水フタル酸2.96gを添加し、さらに70℃で1時間
反応させ、ポリアミド酸の16%溶液(PAA1)を得
た。
【0057】参考例4 ポリアミド酸の合成 3,3’−ジアミノジフェニルスルホン372.4g、
パラフェニレンジアミン146.0g、およびビス(3
−アミノプロピル)テトラメチルジシロキサン32.3
gをN−メチル−2−ピロリドン5750gに溶解し、
3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無
水物 873.9gを添加し、70℃で3時間反応させ
た後、無水マレイン酸5.88gを添加、さらに70℃
で1時間反応させ、ポリアミド酸の20%溶液(PAA
2)を得た。
【0058】実施例1、比較例1 緑顔料であるピグメントグリーン36を水で抽出し、臭
素イオンを測定したところ、153ppmであった(顔
料B)。該顔料200gにイソプロパノール400gと
イオン交換水4000gとを加え30分間攪拌した。遠
心分離機で濾過後、イオン交換水4000gで2回洗浄
する洗浄プロセスを3回実施した。得られたケークを7
0℃で48時間真空乾燥した。得られた顔料を水で抽出
し、臭素イオン濃度を測定したところ、臭素イオン濃度
は5ppmであった(顔料A)。
【0059】顔料A、Bを83.79g計量し、それぞ
れゼネカ社製分散剤”ソルスパーズ”12000を4.
41g、γ−ブチロラクトンを557g、3−メトキシ
−5−メチル−1−ブタノールを323g、ポリマ分散
剤(P−1)を494gをジルコニアビーズと共にミル
型分散機に仕込み、3000rpmで2時間分散し、2
種の分散液を得た。
【0060】顔料Aの分散液に溶出していた臭素イオン
濃度は4ppmであった(実施例1)。顔料Bの分散液
に溶出していた臭素イオン濃度は22ppmであった
(比較例1)。
【0061】該分散液300gとポリマ分散剤(P−
1)156.3gをγ−ブチロラクトン198.3g、
3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール185.3
gで希釈した溶液とを混合し、緑ペーストを得た。
【0062】顔料Aの緑ペーストに溶出していた臭素イ
オン濃度は3ppmであった(実施例1)。顔料Bの分
散液に溶出していた臭素イオン濃度は14ppmであっ
た(比較例1)。
【0063】該緑ペーストをガラス上にキュア後の膜厚
が1.5μmになるようにスピンナーで塗布した後、1
20℃ で20分間乾燥した。次いで240℃ で30分
間キュアして着色層を形成した。該着色層基板を用いて
液晶セル組みして表示品質を調べたところ、臭素イオン
が多かった顔料Bでは、イオン性不純物の発生によると
考えられるしきい値低下でグレイレベル表示のとき着色
層基板のITO膜の孔の部分がその周囲よりも暗く観察
された液晶セルが10セル中10セルであった(比較例
1)。一方、臭素イオンが少なかった顔料Aでは10セ
ル中2セルで着色層基板のITO膜の孔の部分がその周
囲より暗く見え、改善が見られた(実施例1)。
【0064】実施例2 ピグメントオレンジ38を191.4g、ピグメントレ
ッド177を138.6gおよびγ−ブチロラクトン3
267g、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール
1266g、オリゴマ分散剤(O−1)73.92g、
ポリマー分散剤(P−1)562.95gをミル型分散
機に充填し、4000rpmで5時間分散した。かくし
て顔料濃度6%の赤色分散液を得た。
【0065】該分散液450gにポリマー溶液(PAA
1)156.3gをγ−ブチロラクトン108.3gと
3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール 185.3gで
希釈した溶液を添加混合し、赤色ペーストを得た。
【0066】ピグメントブルー15:6 を157.5
g、ポリマー溶液PAA2を337.5g、γ−ブチル
ラクトン637.5gおよびN−メチル−2−ピロリド
ン367.5gをミル型分散機に仕込み、3000rp
mで2時間分散した。かくして顔料濃度10.5%の青
色分散液を得た。
【0067】該青色分散液624gにポリマー溶液PA
A2を702g、γ−ブチルラクトン374g、N−メ
チル−2−ピロリドン836gおよび3−メトキシ−3
−メチル−ブチルアセテート415gを添加混合し、青
色ペーストを得た。
【0068】無アルカリガラス上にスパッタリング法に
よって厚さ0.1μmの酸化クロム膜を形成した。酸化
クロム膜上にフォトレジストを塗布し、90℃で10分
間乾燥した。該フォトレジストをフォトマスクを介して
露光し、次いで現像液に浸漬して現像した。フェリシア
ン化カリウム:水酸化ナトリウム:水=1000:35
0:4365の割合で混合したエッチング液で酸化クロ
ム膜をエッチングした後、アセトンでフォトレジストを
剥離した。かくして、一方は100μmピッチ、これと
直交する方向には300μmピッチで線幅が20μmの
格子状ブラックマトリックスを得た。
【0069】ブラックマトリックスが形成されたガラス
基板上にポリイミド転換後に厚さ1.5μmになるよう
に赤色ペーストを塗布し、120℃で20分乾燥し、こ
の上にフォトレジストを塗布し、90℃で10分乾燥し
た。ブラックマトリックスの100μmピッチで配列さ
れた格子の2つおきの開口部を埋めるようにパターニン
グされたフォトマスクを介してフォトレジストを露光し
た。露光後、テトラメチルアンモニウムハイドロオキサ
イドの2.38%の水溶液からなる現像液に浸漬し、フ
ォトレジストの現像、ポリイミド前駆体の着色塗膜のエ
ッチングを同時におこなった。エッチング後、不要とな
ったフォトレジスト層をアセトンで剥離した。さらにポ
リイミド前駆体の赤色塗膜を240℃で30分熱処理
し、ポリイミドに転換した。かくして赤画素を形成し
た。
【0070】青色ペーストをブラックマトリックスが形
成されたガラス基板上にポリイミド転換後に厚さ1.5
μmになるように塗布し、120℃で20分乾燥した。
以下、赤ペーストの場合と同様にして、赤画素に隣り合
うように青画素を形成した。
【0071】実施例1で得た緑顔料Aを用いた緑色ペー
ストをブラックマトリックスが形成されたガラス基板上
にポリイミド転換後に厚さ1.5μmになるように塗布
し、120℃で20分乾燥した。以下、赤ペーストの場
合と同様にして、赤画素に隣り合うように緑画素を形成
した。
【0072】かくして得られた着色層を削り取って、乳
鉢で十分粉砕した後、水による抽出をおこなった。削り
取った着色層に対して、2ppmの臭素イオンが検出さ
れた。
【0073】該着色層の上にスパッタリング法により厚
さ0.1μmのITO膜を形成し、カラーフィルターを
得た。全面にITO電極が形成された無アルカリガラス
を用意し、液晶セル組みして、表示品質を調べたとこ
ろ、緑画素上に設けられたITO膜の孔の部分がその周
囲よりも暗く観察された液晶セルが10セル中2セルで
あり、比較例2に比べて良好であった。
【0074】比較例2 比較例1で得た緑顔料Bを用いた緑色ペーストを用いた
こと以外は実施例2と同様にして赤、青、緑の着色層を
得た。かくして得られた着色層を削り取って、乳鉢で十
分粉砕した後、水による抽出をおこなった。削り取った
着色層に対して、12ppmの臭素イオンが検出され
た。
【0075】該着色層の上にスパッタリング法により厚
さ0.1μmのITO膜を形成し、カラーフィルターを
得た。全面にITO電極が形成された無アルカリガラス
を用意し、液晶セル組みして、表示品質を調べたとこ
ろ、緑画素上に設けられたITO膜の孔の部分がその周
囲よりも暗く観察された液晶セルが10セル中10セル
であった。
【0076】実施例3 比較例1と同様の緑顔料Bを用いた分散液を作る際にジ
ルコニアビーズが充填されたミル型分散機とオルガノ
(株)製弱陰イオン交換樹脂”アンバーリスト”A−2
1が充填されたカラムとをパイプで接続し、顔料を分散
しながら同時にイオン交換した。該分散液を比較例1と
同様にして緑色ペースト化した。
【0077】該分散液に溶出していた臭素イオン濃度は
3.3ppmであった。また、該緑ペーストに溶出して
いた臭素イオン濃度は3ppmであった。
【0078】該緑色ペーストを使用し、実施例2と同様
にして赤、青、緑からなる着色層を得た。これを液晶セ
ル組みして表示品質を調べたところ、緑画素上に設けら
れたITO膜の孔の部分がその周囲よりも暗く観察され
た液晶セルは10セル中2セルであり、比較例2に比べ
改善が見られた。
【0079】ITO膜付け前に該着色層を削り取り細か
く粉砕した後、水で抽出して臭素イオン濃度を測定した
ところ着色層に対して2ppmであった。
【0080】実施例4 比較例1と同様にして緑顔料Bを用いた緑色ペースト5
00gを得た。該緑ペーストにオルガノ(株)製弱陰イ
オン交換樹脂”アンバーリスト”A−21を入れて3時
間攪拌した。濾過により緑色ペーストからイオン交換樹
脂を除いた。
【0081】該緑ペーストに溶出していた臭素イオン濃
度は1.9ppmであった。
【0082】該緑色ペーストを使用し、実施例2と同様
にして赤、青、緑からなる着色層を得た。これを液晶セ
ル組みして表示品質を調べたところ、緑画素上に設けら
れたITO膜の孔の部分がその周囲よりも暗く観察され
た液晶セルは10セル中0セルであり、比較例2に比べ
改善が見られた。
【0083】ITO膜付け前に該着色層を削り取り細か
く粉砕した後、水で抽出して臭素イオン濃度を測定した
ところ着色層に対して1ppmであった。
【0084】実施例5 塩素化及び臭素化した銅フタロシアニン顔料であるピグ
メントグリーン36を50gとり、1500gの発煙硫
酸を加え常温で30分間攪拌して溶解させた。次に溶液
を80℃ に昇温して4.5時間攪拌した。これを40
リットルのイオン交換水に静かに注入し充分攪拌して、
析出・再結晶させた。得られた顔料を濾過し、イオン交
換水で洗浄してから70℃ で48時間真空乾燥した。
かくして得た塩素化及び臭素化した銅フタロシアニン顔
料を水で抽出して臭素イオン濃度を測定したところ、臭
素イオン濃度は2.7ppmであった。
【0085】実施例1と同様にして該顔料を顔料分散液
化し、ついで緑ペースト化した。該顔料分散液に溶出し
ていた臭素イオン濃度は2.6ppmであった。また、
該緑ペーストに溶出していた臭素イオン濃度は1.8p
pmであった。
【0086】実施例1と同様にして液晶セル組みして表
示品質を調べたところ、ITO膜の孔の部分がその周囲
よりも暗く観察された液晶セルは10セル中0セルであ
り、良好であった。
【0087】
【発明の効果】本発明によれば顔料に含まれる臭素の
内、イオン化しやすい状態にあるものを低減させること
によって液晶ディスプレイの表示不良を抑制・防止する
ことができる。臭素化合物は液晶中でイオン化しやす
く、特に表示不良に繋がりやすいと考えられる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G02F 1/1335 505 G02F 1/1335 505 G03F 7/004 505 G03F 7/004 505 // C09D 17/00 C09D 17/00

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水で抽出したときの臭素イオン濃度が50
    ppm以下である顔料を採用したことを特徴とするカラ
    ーフィルター用カラーペースト。
  2. 【請求項2】強酸に溶解して再結晶させ精製した顔料で
    あることを特徴とする請求項1記載のカラーフィルター
    用カラーペースト。
  3. 【請求項3】顔料が塩素化及び臭素化した銅フタロシア
    ニンもしくは臭素化した銅フタロシアニンを含有する緑
    顔料であることを特徴とする請求項1〜2いずれかに記
    載のカラーフィルター用ペースト。
  4. 【請求項4】少なくとも塩素化及び臭素化した銅フタロ
    シアニンもしくは臭素化した銅フタロシアニンを含有す
    る緑顔料と有機溶剤を含有する顔料分散液からイオン交
    換法により、該顔料分散液の臭素イオンの全部または一
    部を除去する工程を含むことを特徴とするカラーフィル
    ター用カラーペーストの製造方法。
  5. 【請求項5】少なくとも塩素化及び臭素化した銅フタロ
    シアニンもしくは臭素化した銅フタロシアニンを含有す
    る緑顔料、有機溶剤と樹脂とを含有するカラーペースト
    からイオン交換法により、該カラーペースト中の臭素イ
    オンの全部または一部を除去する工程を含むことを特徴
    とするカラーフィルター用カラーペーストの製造方法。
  6. 【請求項6】少なくとも塩素化及び臭素化した銅フタロ
    シアニンもしくは臭素化した銅フタロシアニンを含有す
    る緑顔料と有機溶剤とを含有する顔料分散液に溶出して
    いる臭素イオンが該顔料分散液に対して15ppm以下
    であることを特徴とするカラーフィルター用カラーペー
    スト。
  7. 【請求項7】少なくとも塩素化及び臭素化した銅フタロ
    シアニンもしくは臭素化した銅フタロシアニンを含有す
    る緑顔料、有機溶剤と樹脂とを含有するカラーペースト
    に溶出している臭素イオンが該カラーペーストに対して
    10ppm以下であることを特徴とするカラーフィルタ
    ー用カラーペースト。
  8. 【請求項8】任意の色数で各色別に所望のパターン状に
    設けられた着色層からなる画素を有するカラーフィルタ
    ーにおいて、画素から水で抽出される臭素イオン濃度が
    10ppm以下であることを特徴とするカラーフィルタ
    ー。
  9. 【請求項9】任意の色数で各色別に所望のパターン状に
    設けられた着色層からなる画素を有するカラーフィルタ
    ーにおいて、該着色層が請求項1〜3、6〜7のいずれ
    かに記載のカラーペーストからなる着色被膜であること
    を特徴とするカラーフィルター。
  10. 【請求項10】請求項8〜9のいずれかに記載のカラー
    フィルターを用いた液晶表示素子。
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