JPH11193699A - セグメント搬送台車 - Google Patents
セグメント搬送台車Info
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- JPH11193699A JPH11193699A JP9369409A JP36940997A JPH11193699A JP H11193699 A JPH11193699 A JP H11193699A JP 9369409 A JP9369409 A JP 9369409A JP 36940997 A JP36940997 A JP 36940997A JP H11193699 A JPH11193699 A JP H11193699A
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- Lining And Supports For Tunnels (AREA)
Abstract
トにセグメントを安全に吊り込むようにする。 【解決手段】 トンネル内を走行し、荷台20上にセグ
メント1を積載してトンネル掘削機後方まで搬送するセ
グメント搬送台車10の荷台20を、台車フレーム11
に取り付けられた油圧シリンダジャッキ30により、セ
グメント1を載置した状態で台車進行方向と直交方向に
所定量だけスライドするようにした。
Description
に係り、特に小口径断面のシールドトンネルにおいて、
セグメント搬送装置のホイスト部分にセグメントを安全
に吊り込むことができるようにしたセグメント運搬台車
に関する。
グメント組立後の内径が小さいため、掘削機後方での作
業スペースが限られている。図5は小口径断面のシール
ドトンネルの一例を示したトンネル断面図である。同図
に示したようにトンネル断面内には後続台車51とセグ
メント搬送台車52が走行する2条の軌道が敷設されて
いる。セグメント54は軌道53上を走行するセグメン
ト搬送台車52によってシールド掘削機(図示せず)の
後方のセグメント搬送装置60のホイスト始点位置まで
搬入され、そこからホイスト61に吊り上がられ、図示
しないホイストビームに沿ってシールド掘削機テール位
置のセグメント組立用のエレクタまで搬送されるように
なっている。このとき、小口径断面のトンネルでは、ホ
イスト揚程を確保するために、セグメント搬送装置60
のホイストビームの始点位置をセグメント搬送台車52
の軌道センターライン53cよりトンネルセンター側に
ずらして配置しなければならない。このため、ホイスト
61で搬送台車52上のセグメント54を吊り上げる
際、図中矢印で示したようにセグメント54を横引きし
ながらホイスト61の直下に吊り込む作業が行われてい
る。
搬送装置のホイスト始点でのセグメント吊り込み作業が
横吊りとなるため、重量のあるセグメントがトンネルセ
ンター方向に引かれるように振れてしまう。このため、
セグメントの周囲で作業する作業員の安全の確保が問題
となっている。また、搬送台車が不安定になり、ひどい
場合には脱線のおそれもある。
術が有する問題点を解消し、セグメント搬送装置のホイ
ストによるセグメント吊り上げ位置とセグメント搬送台
車上のセグメントとの位置のズレを解消することによ
り、安全にセグメントを吊り上げることができるように
したセグメント搬送台車を提供することにある。
に、本発明はトンネル内を走行し、荷台上にセグメント
を積載してトンネル掘削機後方まで搬送するセグメント
搬送台車において、前記荷台は、台車フレームに取り付
けられたスライド機構によりセグメントを載置した状態
で台車進行方向と直交方向に所定量だけスライドするよ
うにしたことを特徴とする。
ームの前後端に固着された油圧シリンダジャッキであ
り、該油圧シリンダジャッキのロッド伸長により前記荷
台の一部を押圧して前記荷台をスライドさせるようにす
ることが好ましい。
ネル内に装備されたホイストの吊り点直下に位置するま
でスライドすることが好ましい。
車の一実施の形態について、添付図面を参照して説明す
る。図1はセグメント1が載置された状態の本発明のセ
グメント搬送台車10を示した側面図である。同図に示
したようにセグメント搬送台車10は坑内に敷設された
軌道2上を走行可能な鋼製の台車フレーム11と、この
台車フレーム11の上面を覆うとともにセグメント1が
載置される荷台20と、この荷台20をトンネルセンタ
ー方向にスライドさせるスライド機構30とから構成さ
れている。
メンバー12及びクロスメンバー13が梯子状に組み立
てられ前後車輪14の車軸受けを備えた鋼製フレーム構
造からなり、前後端のクロスメンバー13の側面には後
述するスライド機構としての油圧シリンダジャッキ30
が組み込まれている。荷台20は図2(a)、(b)に
示したように台車フレーム11を覆う荷台プレート21
と側面プレート22とからなる。スライド機構としての
油圧シリンダジャッキ30の本体は台車前後端のクロス
メンバー13の側面に固着されている。この油圧シリン
ダジャッキ30のロッド伸縮動作により荷台20の側面
プレート22が押圧され、セグメント1が載置されてい
る荷台プレート21が一体的にトンネルセンター方向に
Δ=300mmだけスライドできるようになっている。本
実施の形態では図2両図に示したように、クロスメンバ
ー13の側面にはストローク400mmの複動式の油圧シ
リンダジャッキ30が取り付けられている。さらにロッ
ド先端30aは側面プレート22の内面に固着されてい
るので、ロッド戻り動作によって荷台20は台車フレー
ム11上の初期位置まで復帰することができる。なお、
この台車フレーム11と荷台プレート21との間には図
示しないガイドレールが設けてあり、荷台プレート21
が滑らかにスライドできるようになっている。
いて図3を参照して説明する。搬送台車10内に装備さ
れたスライド機構としての2台の油圧シリンダジャッキ
30の油圧配管は台車フレーム11の側部に設けられた
カップラージョイント32まで導かれている。このカッ
プラージョイント32を介して外部の油圧回路40に接
続されている。この油圧回路40の圧源としての油圧ユ
ニット43は隣接軌道上を走行する図示しない後続台車
後方に設置されており、油圧ポンプと油圧タンクとから
構成されている。この油圧ユニット43から供給された
圧油によって油圧シリンダジャッキ30のロッド伸長縮
退を行うことができる。なお、本実施の形態では圧油の
送り戻りの切替えは油圧回路40中に設けられた手動切
替えバルブ44によって行われるようになっている。ま
た、2台の油圧シリンダジャッキ30、30は同期をと
ってロッド伸長縮退するように配管されている。その伸
長量、作動速度は油圧ユニット43側の運転調整によっ
て制御することができる。また、プログラマブルコント
ローラ等を組み込んで所定の位置に設けられた位置決め
センサによって伸長量を運転制御するようにしてもよ
い。
る荷台プレート21のスライド動作状態をセグメント1
の運搬状態に対応させて図3、図4を参照して説明す
る。本実施の形態のシールドトンネル5では、各仮設設
備は図3のトンネル縦断面図に示したように、トンネル
センターラインCTに対して切羽に向かって左半部にセ
グメント搬送台車10の走行用軌道が、右半部に図示し
ない後続台車等の設備台車走行用の軌道が敷設されてい
る。
2台連結で編成されている。2台の搬送台車10にはい
ずれもスライド機構としての油圧ジャッキ30が備えら
れており、連結された状態で坑内軌道上を図示しないバ
ッテリーロコによって坑口からシールド掘削機後方まで
牽引されるようになっている。先頭のNo.1台車10
AにはAセグメントが載置され、後続のNo.2台車1
0BにはBセグメントとKセグメントとが載置され、1
編成で1リング分のセグメントを運搬できるようになっ
ている。荷台20のスライド動作はそれぞれの搬送台車
10のカップラージョイント32に油圧回路40を連結
して行う。
ト21をトンネルセンターラインCT側にスライドさせ
た状態が示されている。このときNo.1台車10Aの
台車フレーム11は図中、破線で示されている。ホイス
トビームは中心線CHで示したように搬送ホイスト7の
始点位置P1からシールド掘削機8のテール位置のエレ
クタ近傍まで斜めに配置されている。図4各図は搬送ホ
イスト7に吊持されてエレクタ6まで搬送されるセグメ
ント1の位置を示した断面図である。なお、エレクタ6
は図の簡略化のために直線で位置のみを示している。
置P1までセグメント搬送台車10が到達したら油圧シ
リンダジャッキ30を駆動して荷台プレート21をスラ
イド量ΔだけトンネルセンターCT方向に移動させてホ
イスト7の吊り上げ位置とセグメントセンターとを一致
させる。これによりホイスト7の直下にあるセグメント
1を安全に吊り上げることができる。本実施の形態で
は、ホイストビーム(図示せず)はホイスト始点位置P
1(IVa-IVa断面)から図5に示したIVb-IVb断面位置
(P2)まで下り勾配となり、この位置からエレクタ6
の設置位置まで水平に設置されている。この間、ホイス
ト7はホイストビーム上を平面的にわずかにトンネルセ
ンター側に向けて斜行する。さらに、図4(c)に示し
たようにエレクタ位置P3(IVc-IVc断面)まで搬送さ
れたセグメント1は、エレクタの把持機構(図示せず)
にグリップされた状態でアーム6Aの旋回により円周方
向にリングを構成するように姿勢変更され、順次組立予
定位置にセットされる。
横吊りすることなく搬送ホイストで吊り上げ、スムース
にエレクタ位置まで搬送することができるため、きわめ
て安全性の高いセグメント組立作業を実現することがで
きる。なお、本実施の形態ではセグメント台車の荷台プ
レート21のスライドは2台の油圧シリンダジャッキ3
0のロッド伸長によって実現したが、1台のシリンダジ
ャッキで動作可能なリンク機構を台車フレーム11内に
組み込み、このリンク機構を用いて荷台プレート21を
スライドさせることも可能である。また、ラックピニオ
ン構造により荷台プレートをスライドさせることも可能
である。この場合駆動源として電動モータ、油圧モータ
を使用することもできる。
ライド量はトンネル断面の大きさによっても異なるが、
セグメントをホイスト吊り込み位置までスライドさせた
際の重心移動を考慮して台車の設計をすることが好まし
い。
態を示した側面図。
台初期位置、スライド時)。
トンネル縦断面図。
吊り上げ状態を示したトンネル断面図。
Claims (3)
- 【請求項1】トンネル内を走行し、荷台上にセグメント
を積載してトンネル掘削機後方まで搬送するセグメント
搬送台車において、前記荷台は、台車フレームに取り付
けられたスライド機構によりセグメントを載置した状態
で台車進行方向と直交方向に所定量だけスライドするよ
うにしたことを特徴とするセグメント搬送台車。 - 【請求項2】前記スライド機構は前記台車フレームの前
後端に固着された油圧シリンダジャッキであり、該油圧
シリンダジャッキのロッド伸長により前記荷台の一部を
押圧して前記荷台をスライドさせるようにしたことを特
徴とする請求項1記載のセグメント搬送台車。 - 【請求項3】前記荷台は積載したセグメントが前記トン
ネル内に装備されたホイストの吊り点直下に位置するま
でスライドするようにしたことを特徴とする請求項1記
載のセグメント搬送台車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36940997A JP3380455B2 (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | セグメント搬送台車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36940997A JP3380455B2 (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | セグメント搬送台車 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11193699A true JPH11193699A (ja) | 1999-07-21 |
JP3380455B2 JP3380455B2 (ja) | 2003-02-24 |
Family
ID=18494344
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36940997A Expired - Fee Related JP3380455B2 (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | セグメント搬送台車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3380455B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009022599A1 (ja) | 2007-08-14 | 2009-02-19 | Ntt Docomo, Inc. | 受信装置及びデータ取得方法 |
JP2009287170A (ja) * | 2008-05-27 | 2009-12-10 | Sumitomo Mitsui Construction Co Ltd | 後続台車装置 |
JP2018040194A (ja) * | 2016-09-08 | 2018-03-15 | Jfeエンジニアリング株式会社 | トンネル・暗渠内での管の運搬据付方法及び装置 |
-
1997
- 1997-12-26 JP JP36940997A patent/JP3380455B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009022599A1 (ja) | 2007-08-14 | 2009-02-19 | Ntt Docomo, Inc. | 受信装置及びデータ取得方法 |
JP2009287170A (ja) * | 2008-05-27 | 2009-12-10 | Sumitomo Mitsui Construction Co Ltd | 後続台車装置 |
JP2018040194A (ja) * | 2016-09-08 | 2018-03-15 | Jfeエンジニアリング株式会社 | トンネル・暗渠内での管の運搬据付方法及び装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3380455B2 (ja) | 2003-02-24 |
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