JPH11193195A - 天井クレーン用ブレーキ装置 - Google Patents

天井クレーン用ブレーキ装置

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JPH11193195A
JPH11193195A JP20098A JP20098A JPH11193195A JP H11193195 A JPH11193195 A JP H11193195A JP 20098 A JP20098 A JP 20098A JP 20098 A JP20098 A JP 20098A JP H11193195 A JPH11193195 A JP H11193195A
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brake
load
distance
suspended load
stop
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Shigeru Fukushima
茂 福島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】吊荷の重量や運転速度によらず設定した距離で
停止させることができる天井クレーン用ブレーキ装置を
提供する。 【解決手段】荷重aの場合の停止距離が荷重Aの場合の
停止距離に等しくなるように、ブレーキシューがディス
クに接触するのを作動遅延時間Td遅延させ、直線ホヘ
を直線チトまで図上矢印の方向に平行移動させることに
よって、吊荷の速度がイホチトに沿って変化するように
する。停止距離は台形ロイチトの面積に相当し、台形ロ
イホニの面積に相当する荷重Aの場合の停止距離に等し
くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は天井クレーン用ブレ
ーキ装置に係り、特に発電所施設等において吊荷を吊り
上げて或る運転速度で運転する天井クレーンを操作スイ
ッチを操作することによって停止させる天井クレーン用
ブレーキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般の天井クレーンでは、建屋内の天井
部に架設された一対の走行レールに沿ってクレーンガー
ダが走行し、このクレーンガーダ上をトロリが走行レー
ルと垂直方向に横行するようになっている。前記トロリ
にはフックが昇降自在に設けられ、このフックによって
吊荷を吊り上げて、クレーンガーダとトロリの移動によ
り吊荷を所望位置に運搬する。
【0003】天井クレーンを停止させる際には、操作ス
イッチを操作し、電磁接触器を遮断するとモータの電源
が遮断され、駆動トルクが喪失する。駆動トルクが喪失
すると、電磁ブレーキの保持コイルの電源が遮断されブ
レーキシューが締めつけられモータが停止する。モータ
が停止すると、天井クレーンは徐々に減速して停止に至
る。
【0004】図4に示すように、運転速度v0 (m/s
ec)で走行する天井クレーンは、操作スイッチを操作
してからブレーキシューがディスクに接触するまでの制
動遅時間t0 (sec)、運転速度v0 のままで走行
し、ブレーキシューがディスクに接触してから正味停止
時間t(sec)後に停止する。停止距離は、天井クレ
ーンが制動遅時間t0 (sec)走行する空走距離と、
正味停止時間t(sec)走行する制動距離との合計で
算出される。前記空走距離は図4上長方形の面積v0
0 (m)で表され、前記制動距離は図4上3角形の面
積(v0 ・t)/2(m)で表される。前記停止距離L
は、図4上台形の面積で表され、空走距離と制動距離と
の合計から(1)式によって与えられる。
【0005】
【数1】 L=v0 ・t0 +(v0 ・t)/2 …(1) 前記正味停止時間t(sec)は(2)式によって与え
られる。
【0006】
【数2】 t=GD2 ・N/(Tb・375) …(2) 但し、GD2 はディスク軸換算の回転全GD2 (kg─
2 )、Nはモートル回転数(rpm)、Tbは制動ト
ルク(kg─m)を表す。(1)式のtに(2)式を代
入すると、 L=v0 ・t0 +GD2 ・v0 ・N/(Tb・750) t0 は一定であるためt0 =K1 とし、GD2 はクレー
ン本体と吊荷との合計重量W(kg)に比例するため、
GD2 =K2 ・Wとすると、 L=K1 ・v0 +K2 ・W・v0 ・N/(Tb・75
0) NとTbとを一定として、N/(Tb・750)=K3
とすると、 L=K1 ・v0 +K2 ・K3 ・W・v02 ・K3 =K4 とすると、(3)式が導き出される。
【0007】
【数3】 L=K1 ・v0 +K4 ・W・v0 …(3) (3)式より、停止距離Lは、NとTbとを一定とする
と、Wとv0 とを変数とする1次式となる。また、クレ
ーン本体の重量は一定であるため、Wは吊荷の重量によ
って決定される。このため、停止距離Lは、吊荷の荷重
と速度v0 とによって変化する。即ち、吊荷の荷重が重
いほど停止距離が長く、また、運転速度v0 が速いほど
停止距離が長い。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】運転員がブレーキ操作
の際に、吊荷の重量や運転速度v0 を考慮しても、クレ
ーンが目標位置の手前で停止したり行き過ぎたりし、一
度で目標位置に停止させることは困難である。このた
め、停止位置を補正するためにブレーキ操作をやり直さ
なくてはならず、作業効率が悪いという問題がある。
【0009】また、自動化倉庫の天井クレーン設備等で
は、停止させる位置が前もって決定でき、且つフックの
位置もセンサー等によって検出できるため、モータの制
御にインバータなどを併せて採用し停止位置前から滑ら
かな減速を実施できるため停止位置によるズレは無視で
きるほど低減可能であるが、一般の天井クレーンでは、
自動化倉庫のように前もって停止位置を限定できず、荷
降ろし位置と荷重の組み合わせが無限に考えられるので
対応できない。
【0010】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、吊荷の重量や運転速度によらず所定の距離で停
止させるすることができる天井クレーン用ブレーキ装置
を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、吊荷を吊り上げて或る運転速度で運転し、
吊荷が所望の停止位置から所定の距離手前の位置に達し
たときにブレーキ作動を指令し、前記吊荷を所望の停止
位置に停止させる天井クレーン用ブレーキ装置であっ
て、前記ブレーキ作動を指令するブレーキ指令手段と、
前記ブレーキ指令手段から前記ブレーキ作動の指令を受
入すると、前記天井クレーンを制動し停止させるブレー
キと、前記吊荷の運転速度と荷重値とを検知する手段
と、前記検知した運転速度と荷重値とに基づいて、前記
ブレーキ指令手段からブレーキ作動の指令が発せられて
から前記吊荷が停止するまでの距離が前記所定の距離と
なるように前記ブレーキ作動の指令を遅延させて前記ブ
レーキに出力する制御手段と、を備えたことを特徴とす
る。
【0012】本発明によれば、ブレーキはブレーキ指令
手段から前記ブレーキ作動の指令を受入すると、前記天
井クレーンを制動し停止させる。検知手段は吊荷の運転
速度と荷重値とを検知し、制御手段は、検知した運転速
度と荷重値とに基づいて、前記ブレーキ指令手段からブ
レーキ作動の指令が発せられてから前記吊荷が停止する
までの距離が前記所定の距離となるように前記ブレーキ
作動の指令を遅延させて前記ブレーキに出力する。この
ように、ブレーキ作動の指令を遅延させることによっ
て、吊荷を運転速度や吊荷の重量によらず、所定の距離
で停止させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
る天井クレーン用ブレーキ装置の好ましい実施の形態に
ついて詳説する。図1は、天井クレーンの構成を示す斜
視図である。同図に示すように天井クレーンは、天井部
に配置された一対の走行レール10、10と、走行レー
ル10、10間に架け渡され、走行レール10、10に
沿って走行するクレーンガーダ12と、クレーンガーダ
12に沿って横行するトロリ14とから構成される。ク
レーンガーダ12には長手方向に孔12Aが設けられ、
トロリ14にはフック16がクレーンガーダ12の孔1
2Aを介してワイヤ14Aによって吊り下げられてい
る。
【0014】従って、クレーンガーダ12が走行レール
10、10に沿って走行することによって、フック16
は走行レール10の方向(以下、縦方向又はY軸方向と
いう。)に移動し、トロリ14がクレーンガーダ12上
を横行することにより、フック16は走行レール10に
垂直なクレーンガーダ12の長手方向(以下、横方向又
はX軸方向という。)に移動する。
【0015】また、上記フック16を吊り下げているワ
イヤ14Aの一端はトロリ14の固定部に取り付けら
れ、他端はトロリ14上で回転する巻上用ドラム14B
に巻回される。従って、巻上用ドラム14Bが回転する
ことにより、ワイヤ14Aの繰り出し長さが調節され、
フック16が昇降移動する。これらのクレーンガーダ1
2及びトロリ14の走行、巻上用ドラム14Bの回転
は、それぞれ図示しないモータによって駆動されるよう
になっており、これらの運転操作は、クレーンガーダ1
2の端部に設けられた運転室18において運転操作者が
手動操作するようになっている。
【0016】また、上記フック16の位置を検出するた
めに各所にセンサーが設置される。フック16の縦方向
の位置、即ち、Y軸方向の座標(Y座標)を検出するた
めに、クレーンガーダ12の端部には、磁気センサーの
磁気の読み取り部(磁気検出ヘッド)20Aが設置さ
れ、走行レール10には磁気スケール20Bが走行レー
ル10に平行に設置される。また、フック16の横方向
の位置、即ち、X軸方向の座標(X座標)を検出するた
めに、クレーンガーダ12の端部とトロリ14との間に
はワイヤ(図示せず)を張設し、このワイヤの長さを測
定している。さらに、図中省略しているがフック16の
高さ方向の位置、即ち、Z座標を検出するために、巻上
用ドラム14Bには回転量を検出するセンサーが設置さ
れる。センサーとしてはロータリーエンコーダなどが使
用される。
【0017】次に、本発明の原理について説明する。図
2は、速度v0 で走行する吊荷のブレーキ操作を行った
際の速度変化を示す図である。荷重Aの場合は、制動遅
時間t0 は直線イホに沿って速度v0 のままで走行し、
ブレーキシューがディスクに接触してから直線ホニに沿
って減速し正味停止時間t後に停止する。荷重a(a<
A)の場合は、制動遅時間t0 は直線イホに沿って速度
0 のままで走行し、ブレーキシューがディスクに接触
してから直線ホヘに沿って減速し正味停止時間t’後に
停止する。このとき、荷重Aの場合の停止距離は台形ロ
イホニの面積に相当し、荷重aの場合の停止距離は台形
ロイホヘの面積に相当する。
【0018】本発明では、荷重aの場合の停止距離が荷
重Aの場合の停止距離に等しくなるように、ブレーキシ
ューがディスクに接触するのを作動遅延時間Td遅延さ
せ、直線ホヘを直線チトまで図上矢印の方向に平行移動
させることによって、吊荷の速度がイホチトに沿って変
化するようにする。停止距離は台形ロイチトの面積に相
当し、台形ロイホニの面積に相当する荷重Aの場合の停
止距離に等しくなる。
【0019】図3は、天井クレーン用ブレーキ装置の構
成を示すブロック図である。走行と横行に関して別々の
ブレーキ装置が存在するが、以下、走行の例で説明す
る。同図に示すように、この天井クレーン用ブレーキ装
置は、主として操作スイッチ1、電磁接触器2、モータ
3、ブレーキ4、速度検出器6、荷重値入力7、位置検
出器17、位置表示装置15、停止位置入力8、及び制
御部30から構成されている。位置検出器17によって
吊荷の現在の位置が検出され、停止位置入力8によって
停止予定位置が入力される。位置表示装置15には、吊
荷の現在の位置と停止予定位置とがグラフィック又は数
値で表示される。天井クレーン運転者は位置表示装置1
5を見ながら操作スイッチ1を操作し電磁接触器2を遮
断する。電磁接触器2が遮断されると、モータ3の電源
が遮断され、駆動トルクが喪失する。また、電磁接触器
2の信号は後述する制御部30に入力され、ブレーキ4
が作動される。
【0020】ブレーキ4は、ドラムと、一対のブレーキ
シューと、ブレーキシューをドラムに付勢するバネと、
保持コイルとを備えており、ブレーキシューはドラムの
両側に設けられ、保持コイルはブレーキシューに取り付
けられている。走行時は保持コイルに通電されてブレー
キシューがドラムに接触しないようにバネの付勢力に抗
して付勢されており、ブレーキ4が作動されると、保持
コイルへの電源が遮断され、バネの付勢力によってドラ
ムがブレーキシューに締め付けられ、ドラムの回転が徐
々に停止する。
【0021】制御部30は、入力部24、信号処理部1
1、記憶部26、及び出力部13とから構成される。記
憶部26は、吊荷の速度と荷重値とを変化させて測定し
た停止距離を記憶し、信号処理部13は、入力部24か
らの入力と記憶部26に記憶された停止距離から前記作
動遅延時間Tdを算出する。出力部13は、ブレーキ4
をブレーキシューがドラムに接触するのを作動遅延時間
Td遅延させて作動させる。
【0022】次に、前記記憶部26に停止距離を記憶さ
せる手順について説明する。機能選択5で入力を選択
し、更に走行又は横行を選択する。吊荷の荷重値Aを荷
重値入力7(キーボード又はロードセルなどの荷重計)
で入力する。その状態で天井クレーンを運転し、運転速
度Bは速度検出器6で検出され、入力部24に入力され
る。
【0023】運転者が操作スイッチ1を操作して停止と
すると、その時点での天井クレーンの位置が停止操作位
置Cとして停止操作位置入力によって入力部24に入力
される。天井クレーンが停止すると、その停止位置Dが
停止位置入力8によって入力部24に入力される。停止
操作位置Cと停止位置Dとが入力部24に入力される
と、信号処理部11はCとDとの値から停止距離|C−
D|を算出し、記憶部26には荷重値A、運転速度Bで
の停止距離|C−D|の値が記憶される。例えば、運転
速度Bが最高速の250mm/secの場合、荷重値A
が15tで停止距離|C−D|は500mm、荷重値A
が10tで停止距離|C−D|は300mmである。
【0024】天井クレーンが15t定格とすると、停止
距離設定用調整器28で設定停止距離を荷重値Aが15
tの際の停止距離|C−D|である500mmに設定す
る(500mm以上とすることができる)。荷重値Aが
10tでの停止距離を500mmとする際には、図3に
おいて、直線ホヘを直線チトまで作動遅延時間Td(s
ec)図上矢印の方向に平行移動させ、吊荷の速度がイ
ホチトに沿って変化するようにする。即ち台形ロイチト
の面積を台形ロイホニと同じ500mmに相当するよう
にTdを設定する。
【0025】次に、Tdの設定方法について説明する。
台形ロイホニの面積は500mmに相当し、台形ロイホ
ヘの面積は300mmに相当するので、3角形ホヘニの
面積は500─300=200mmに相当する。台形ロ
イホニと台形ロイチトとの面積が等しいため、3角形ホ
チリと3角形トリニの面積は等しく、平行四辺形ヘホチ
トの面積は3角形ホヘニの面積に等しく200mmに相
当する。よって、作動遅延時間Tdは、200mm÷2
50mm/sec=0.8secと算出される。
【0026】このように、各荷重値Aにおける作動遅延
支持時間Tdは式(4)で与えられる。
【0027】
【数4】 Td=(設定停止距離─|C−D|)/B …(4) 次に、設定した設定停止距離で吊荷を停止させるブレー
キ操作の手順を説明する。機能選択5で運転を選択し、
走行又は横行を選択すると共に、荷重値入力7で吊荷の
荷重値Aを入力部24に入力する。その状態で天井クレ
ーンを運転し、運転速度Bは速度検出器6で検出され、
入力部24に入力される。
【0028】信号処理部11は記憶部26から荷重値
A、運転速度Bに対する停止距離|C−D|を読み出
し、この停止距離|C−D|と、停止距離設定用調整器
28によって設定された設定停止距離と、現在の運転速
度Bとから式(4)に基づいて作動遅延時間Tdを算出
する。クレーン運転者は位置表示装置15によって、フ
ック16の現在位置及び停止予定位置を目視確認し、フ
ック16が停止予定位置から設定停止距離だけ手前の位
置に達すると、操作スイッチ1を操作する。これによっ
て、電磁接触器2が遮断され、モータ3の電源が遮断さ
れると共に、信号が信号処理部11に入力される。信号
処理部11は、操作スイッチ1を操作してから制動遅時
間t0 経過し、算出された作動遅延時間Td後、ブレー
キ4の保持コイルの電源を出力部13を介して遮断す
る。保持コイルの電源が遮断されると、ドラムがブレー
キシューに締めつけられ、吊荷の速度は直線チトに沿っ
て徐々に減速して停止予定位置で停止に至る。このよう
に、保持コイルの電源遮断を作動遅延時間Td遅延する
ことによって、設定した停止距離で停止することがで
き、吊荷を荷重値Aや運転速度Bによらず目標とする停
止位置で停止させることができる。
【0029】尚、位置表示装置15によって、フック1
6が停止予定位置から設定停止距離だけ手前の位置に達
するとランプが点灯するようにしてもよい、これによっ
て、運転者が操作スイッチ1を操作するタイミングがわ
かり易い。尚、本実施の形態では走行と横行とを選択し
たが、入力や運転を走行と横行とに対して同時に行って
もよい。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明の天井クレー
ンのブレーキ装置によれば、運転速度と吊荷の重量と該
設定された停止距離に基づいてブレーキ作動の指令を遅
延させることによって、吊荷を設定された停止距離で停
止することができ、運転速度や吊荷の重量によらず、目
標とする停止位置で停止させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】天井クレーンの構成を示す斜視図
【図2】ブレーキを作動させた際の吊荷の速度変化を示
す図
【図3】天井クレーン用ブレーキ装置の構成を示すブロ
ック図
【図4】従来のブレーキを作動させた際の吊荷の速度変
化を示す図
【符号の説明】
1…操作スイッチ 2…電磁接触器 3…モータ 4…ブレーキ 6…速度検出器 10…走行レール 12…クレーンガーダ 14…トロリ 16…フック 17…位置検出器 24…入力部 26…記憶部 30…制御部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吊荷を吊り上げて或る運転速度で運転
    し、吊荷が所望の停止位置から所定の距離手前の位置に
    達したときにブレーキ作動を指令し、前記吊荷を所望の
    停止位置に停止させる天井クレーン用ブレーキ装置であ
    って、 前記ブレーキ作動を指令するブレーキ指令手段と、 前記ブレーキ指令手段から前記ブレーキ作動の指令を受
    入すると、前記天井クレーンを制動し停止させるブレー
    キと、 前記吊荷の運転速度と荷重値とを検知する検知手段と、 前記検知した運転速度と荷重値とに基づいて、前記ブレ
    ーキ指令手段からブレーキ作動の指令が発せられてから
    前記吊荷が停止するまでの距離が前記所定の距離となる
    ように前記ブレーキ作動の指令を遅延させて前記ブレー
    キに出力する制御手段と、 を備えたことを特徴とする天井クレーン用ブレーキ装
    置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、吊荷の運転速度と荷重
    値との組合せと前記天井クレーンの停止距離とを関連し
    て記憶する記憶手段を有し、前記検知した運転速度と荷
    重値とに基づいて前記記憶手段から対応する停止距離を
    読み出し、前記所定の距離と前記読み出した停止距離と
    の差を求め、この差を運転速度で除算して求めた時間だ
    け前記ブレーキ作動の指令を遅延させることを特徴とす
    る請求項1記載の天井クレーン用ブレーキ装置。
  3. 【請求項3】 前記吊荷の停止予定位置を入力する停止
    位置入力手段と、前記吊荷の現在位置を検出する位置検
    出手段と、前記停止位置入力手段からの入力及び前記位
    置検出手段からの検出出力に基づいて前記吊荷の停止予
    定位置及び現在位置を表示する表示手段とを有すること
    を特徴とする請求項1又は2記載の天井クレーン用ブレ
    ーキ装置。
  4. 【請求項4】 定格荷重の吊荷を最高速度で運転中に前
    記ブレーキを作動させたときの停止距離又はその停止距
    離以上の距離を、前記所定の距離として設定する停止距
    離設定手段を有し、吊荷の現在位置が前記停止位置入力
    手段によって入力された停止予定位置から前記停止距離
    設定手段によって設定した所定の距離手前の位置に達し
    たことを前記表示手段又はランプによって表示させるよ
    うにしたことを特徴とする請求項3記載の天井クレーン
    用ブレーキ装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009166986A (ja) * 2008-01-18 2009-07-30 Nippon Steel Corp 自動走行クレーンとその走行位置検出装置
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