JPH11193095A - 充填装置 - Google Patents

充填装置

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JPH11193095A
JPH11193095A JP36827597A JP36827597A JPH11193095A JP H11193095 A JPH11193095 A JP H11193095A JP 36827597 A JP36827597 A JP 36827597A JP 36827597 A JP36827597 A JP 36827597A JP H11193095 A JPH11193095 A JP H11193095A
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JP
Japan
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filling
liquid
container
flow rate
valve
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JP36827597A
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Shigeru Yoshida
茂 吉田
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Shibuya Corp
Original Assignee
Shibuya Kogyo Co Ltd
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Publication date
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  • Filling Of Jars Or Cans And Processes For Cleaning And Sealing Jars (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 制御装置8によって各充填機構7の開閉
弁13が同期して開放されると、各アンプル2に薬液3
の充填が開始される。制御装置8は、予め定めた液圧と
充填時間との関数と充填開始時の液圧をもとに、所定量
の薬液3がアンプル2内に充填される所要時間Tを演算
する。そして、制御装置8は、充填開始後に時間Tが経
過すると開閉弁13を閉鎖させる。これにより充填が終
了する。この後、制御装置8は、上述した充填中に流量
計21で計測した導管5内を流通した薬液3の流量Q1
と、各充填機構7によって5本のアンプル2内に充填さ
れるべき合計の薬液3の設定値Q2とを比較して、Q1
がQ2の範囲外の時にアンプル2内の充填量が不足して
おり、異常であると判定する。 【効果】 充填後のすべてのアンプル2に付いて充填量
の良否を判定することができ、しかも安価な加圧式充填
装置1を提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は充填装置に関し、より詳
しくは、例えば薬液に圧力を加えてアンプル内に充填す
るように構成した充填装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、充填装置として次のような構成を
備えたものは知られている。すなわち、液体を貯溜する
タンクと、導管を介して上記タンクと連通し、かつ開閉
弁を備えて容器内に液体を充填する複数の充填機構と、
上記各充填機構の作動を制御する制御装置とを備え、上
記各充填機構の開閉弁を所定時間だけ開放させて容器内
に所定量の液体を充填するようにした充填装置は知られ
ている(例えば特公平1−46392号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
充填装置は、各容器について液体の充填を開始したら、
充填開始時の液圧をもとにして充填時間を演算し、その
充填時間が経過すると充填を終了するものであり、各容
器について液体の充填量を実測するものではなかった。
そのため、実際に容器内に充填された液体の充填量を正
確に把握することは出来なかった。しかも、仮に容器内
の液体の充填量が充填されるべき所定量よりも少ない不
良品があったとしても、そのことを把握することは困難
であった。他方、充填装置として特許第2620542
号が提案されている。この特許の装置は、充填装置の前
後に充填前の容器用(風袋用)と充填後の容器用の重量
計をそれぞれ設けて、所定数に1本の割合で容器を抽出
して、充填前と充填後とで容器の重量を計量するように
している。これによって、容器内に所定量の充填液が充
填されているか否かを検査するようにしている。しかし
ながら、この装置においても、充填後の容器のすべてに
ついて充填量を実測するものではないので、仮に充填不
良容器が発生していたとしても、そのことを把握できな
い恐れがあった。そして、この特許の装置において充填
後のすべての容器を計量しようとすると、重量計の数を
増やす必要があり、その場合には装置全体のコストが高
くなるという欠点が生じる。そこで、本発明の目的は、
充填後のすべての容器について不良品が発生していない
か否かを安価に判定できる充填装置を提供するものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、液
体を貯溜するタンクと、導管を介して上記タンクと連通
し、かつ開閉弁を備えた複数の充填機構と、上記各充填
機構に容器を供給する容器供給手段と、上記各充填機構
の作動を制御する制御装置とを備え、上記各充填機構の
開閉弁を上記制御装置が求めた所定時間だけ開放させて
容器内に所定量の液体を充填するようにした充填装置に
おいて、上記タンクと充填機構とを連通させる共通の導
管に、該導管内を流通する液体の流量を検出する流量計
を設けるとともに、上記制御装置は、上記各充填機構の
開閉弁を開放させて容器内への液体の充填を開始してか
ら各充填機構の開閉弁を閉鎖させて充填を終了するまで
の間に上記流量計によって検出した液体の流量Q1と、
上記容器供給手段によって供給された容器内に充填され
るべき液体の充填量に応じた設定値Q2とを比較して、
上記流量Q1が上記設定値Q2の範囲内である場合は正
常、範囲外である場合には異常であると判定するように
したものである。第2の発明は、液体を貯溜するタンク
と、導管を介して上記タンクと連通し、かつ開閉弁を備
えた複数の充填機構と、上記各充填機構に容器を供給す
る容器供給手段と、容器の存在を検出する容器検出手段
と、上記各充填機構の作動を制御する制御装置とを備
え、上記各充填機構の開閉弁を上記制御装置が求めた所
定時間だけ開放させて容器内に所定量の液体を充填する
ようにした充填装置において、上記タンクと充填機構と
を連通させる共通の導管に、該導管内を流通する液体の
流量を検出する流量計を設けるとともに、上記制御装置
は、上記各充填機構の開閉弁を開放させて容器内への液
体の充填を開始してから各充填機構の開閉弁を閉鎖させ
て充填を終了するまでの間に上記流量計によって検出し
た液体の流量Q1と、各容器内に充填されるべき液体の
充填量に上記容器検出手段によって検出された容器の本
数を乗算した充填量に応じた設定値Q2とを比較して、
上記流量Q1が上記設定値Q2の範囲内である場合は正
常、範囲外である場合には異常であると判定するように
したものである。第3の発明は、液体を貯溜するタンク
と、導管を介して上記タンクと連通し、かつ開閉弁を備
えた複数の充填機構と、上記各充填機構に容器を供給す
る容器供給手段と、容器の存在を検出する容器検出手段
と、上記各充填機構の作動を制御する制御装置とを備
え、上記各充填機構の開閉弁を上記制御装置が求めた所
定時間だけ開放させて容器内に所定量の液体を充填する
ようにした充填装置において、上記タンクと充填機構と
を連通させる共通の導管に、該導管内を流通する液体の
流量を検出する流量計を設けるとともに、上記制御装置
は、上記各充填機構の開閉弁を開放させて容器内への液
体の充填を開始してから各充填機構の開閉弁を閉鎖させ
て充填を終了するまでの間に上記流量計によって検出し
た液体の流量Q1と、各充填機構によって充填されるべ
き合計の液体の充填に(上記容器検出手段によって検出
された容器の本数/上記充填機構の本数)を乗算した充
填量に応じた設定値Q2とを比較して、上記流量Q1が
上記設定値Q2の範囲内である場合は正常、範囲外であ
る場合には異常であると判定するようにしたものであ
る。さらに第4の発明は、液体を貯溜するタンクと、導
管を介して上記タンクと連通し、かつ開閉弁を備えた複
数の充填機構と、上記各充填機構に容器を供給する容器
供給手段と、容器の存在を検出する容器検出手段と、上
記各充填機構の作動を制御する制御装置とを備え、上記
各充填機構の開閉弁を上記制御装置が求めた所定時間だ
け開放させて容器内に所定量の液体を充填するようにし
た充填装置において、上記タンクと充填機構とを連通さ
せる共通の導管に、該導管内を流通する液体の流量を検
出する流量計を設けるとともに、上記制御装置は、上記
各充填機構の開閉弁を開放させて容器内への液体の充填
を開始してから各充填機構の開閉弁を閉鎖させて充填を
終了するまでの間に上記流量計によって検出した液体の
流量を上記容器検出手段によって検出された容器の本数
で除算した流量Q1と各容器内に充填されるべき液体の
充填量に応じた設定値Q2とを比較して、上記流量Q1
が上記設定値Q2の範囲内である場合は正常、範囲外で
ある場合には異常であると判定する様にしたものであ
る。
【0005】
【作用】上述した各発明によれば、充填後のすべての容
器に付いて不良品が発生していないか否かを判定するこ
とができ、しかも安価な充填装置を提供できる。
【0006】
【実施例】以下、図示実施例について本発明を説明する
と、図1において、1は加圧式充填装置であり、容器と
してのアンプル2に所定量の薬液3を充填できるように
なっている。加圧式充填装置1は、薬液3を貯溜する圧
力タンク4と、導管5を介して圧力タンク4と連通する
分配管6と、この分配管6に接続した複数の充填機構7
と、これら充填機構7の作動を制御する制御装置8とを
備えている。上記圧力タンク4には導管11の一端を接
続してあり、この導管11の他端は図示しない圧縮空気
の供給源に接続している。導管11の途中には圧力調整
手段としての調圧弁12を設けてあり、これにより、圧
力タンク4内に一定圧力の圧縮空気が導入されるように
なっている。また、これによって、圧力タンク4および
分配管6内の薬液3は一定の液圧に保持されるようにな
っている。
【0007】次に、上記各充填機構7は、開閉弁13を
備えるとともにアンプル2内に挿入されるノズル14と
を備えており、開閉弁13の開閉作動は制御装置8によ
って制御されるようになっている。この図1に示すよう
に、本実施例では、同一構成で同一寸法の充填機構7を
5個設けている。上記分配管6には、その内部の薬液3
の液圧を検出する液圧センサ15を取り付けてあり、液
圧センサ15が検出した分配管6内の液圧は常時制御装
置8に入力されている。また、分配管6にはその内部に
貯溜する薬液3の温度を検出する液温センサ16を設け
てあり、液温センサ16が検出した液温も常時制御装置
8に入力されるようになっている。各充填機構7の下方
側にアンプル2を載置して昇降する図示しない載置台を
設けてあり、かつ、各載置台にはアンプル2の存否を検
出するセンサ17A〜17Eを設けている。そして、図
示しない従来公知の容器給排手段によって、同時に5本
のアンプル2が各載置台上に供給されるようになってい
る。各センサ17A〜17Eは、各載置台にアンプル2
が載置されているか否かを検出するようになっており、
アンプル2が載置台に載置されていないことを検出した
時に制御装置8にその旨の検出信号を入力するようにな
っている。制御装置8は、各載置台が上昇されて、それ
ら載置台上のアンプル2に各充填機構7のノズル14が
挿入されたら、上記各開閉弁13を同期して開放させ
る。そのため、この時点からアンプル2へ薬液3の充填
が開始される。制御装置8には、予め定めた薬液3の液
圧と充填時間との関数を記憶させてあり、制御装置8
は、各開閉弁13を開放させた時点の液圧と上記関数を
もとに、アンプル2内に薬液3の充填を開始して所定量
の薬液(例えば10cc)が充填されるのに要する時間
T1を演算し、各開閉弁13を開放させた時点から上記
時間T1が経過したら、上記各開閉弁13を同期して閉
鎖させて各アンプル2への充填を停止させるようにして
いる。これによって、5本のアンプル2内に一斉に所定
量(10cc)の薬液3が充填されるようになってい
る。そして、薬液3の充填が終わった5本のアンプル2
は上記容器給排手段によって各充填機構7の下方側から
排出されて、次に充填すべき新たな5本のアンプル2が
容器給排手段によって各充填機構7の下方側に供給され
る。そして、新たな5本のアンプル2内に各充填機構7
によって所定量の薬液3が充填される。なお、上記セン
サ17A〜17Eによって仮に5つの載置台のうちの一
つにアンプル2が載置されていないことが制御装置8に
入力されている時には、制御装置8は、アンプル2が供
給されていない載置台の上方位置となる充填機構7の開
閉弁13を作動させないようになっている。
【0008】しかして、本実施例は、上述した構成を前
提として、充填後のすべてのアンプル2に付いて充填不
良が発生しているか否かを判定できるようにしたもので
ある。すなわち、上記導管5の途中に流量計21を設け
てあり、この流量計21によって導管5内を流通する薬
液3の流量を検出できるようにしている。そして、流量
計21によって検出した薬液3の流量は、常時制御装置
8に入力するようにしている。他方、本実施例の制御装
置8は、図2のように構成してあり、これによって、各
アンプル2内に充填した薬液3の充填量が所定量(10
cc)となっているか否かを判定するようにしている。
制御装置8は、作動指令部8Aと演算部8Bを備えてお
り、この作動指令部8Aから各充填機構7の開閉弁13
に同期して開閉作動の指令を出すことによって開閉弁1
3を同期して開閉させることができる。演算部8Bに
は、上記液圧センサ15によって検出した液圧が入力さ
れるとともに、液温センサ16によって検出した液温が
入力されている。また、演算部8Bには、タイマ8Cに
よって経過時間が常時入力されている。そして、この演
算部8Bには、アンプル2内に充填すべき所定量(10
cc)と、予め定めた薬液3の液圧と充填時間との関数
を記憶させている。また、上記センサ17A〜17Dの
いずれかが、それらを設けた載置台上にアンプル2が存
在しないことを検出した時には、その旨の信号が演算部
8Bに入力されるようになっている。
【0009】そして、上記センサ17A〜17Dからの
信号が入力されない時には、演算部8Bは、各充填機構
7のノズル14がアンプル2内に挿入されたら、予め定
めた薬液3の液圧と充填時間との関数と、各開閉弁13
を開放させた時点の液圧をもとに、アンプル2内に薬液
3の充填を開始してから所定量の薬液(例えば10c
c)が充填されるのに要する所要時間T1を演算し記憶
する。この後、作動指令部8Aから各開閉弁13に同期
して開放指令が出されるので、各開閉弁13が開放され
てアンプル2へ薬液3の充填が開始される。演算部8B
は、タイマ8Cから入力される経過時間と演算して記憶
した時間T1を比較し、各開閉弁13を開放させた時点
から上記時間T1が経過したら、そのことを作動指令部
8Aに伝達する。すると、作動指令部8Aは、各開閉弁
13に同期して閉鎖指令を出すので、各開閉弁13に同
期して閉鎖される。これによって、5本のアンプル2へ
それぞれ10ccの薬液3が充填される。さらに、本実
施例の制御装置8は判定部8Dを備えており、上記流量
計21によって検出した導管5を流通する薬液3の流量
が判定部8Dに入力される。この判定部8Dには、予め
5本のアンプル2に充填されるべき合計の充填量に応じ
た設定値Q2が記憶されている。本実施例では、5本の
アンプル2にそれぞれ10ccの薬液3を充填するの
で、各アンプル2内に充填されるべき充填量の合計は5
0ccである。さらに、本実施例では、上記流量計21
がもつ検出誤差範囲±3%を合計の充填量50ccに乗
じた値を加算および減算した設定値Q2としている。す
なわち判定部8Dは設定値Q2が 48.5≦Q2≦5
1.5 であることを記憶している。
【0010】そして、判定部8Dは、上記作動指令部8
Aが各開閉弁13に同期して開放指令を出した時点から
各開閉弁13に同期して閉鎖指令を出した時点まで、す
なわちアンプル2内への薬液3の充填中に上記流量計2
1から入力される導管5内の薬液3の合計の流量Q1を
記憶する。この後、判定部8Dは、上記合計の流量Q1
と記憶されている設定値Q2とを比較し、流量Q1が設
定値Q2の範囲外、すなわち Q1<48.5 もしく
は Q1>51.5 であったら、充填後の5本のアン
プル2のいずれかが充填不足となっているか、あるいは
各充填機構7に異常があるものと判定して、警告手段2
2によって異常が発生したことを表示させるようにして
いる。他方、流量Q1が設定値Q2の範囲内、すなわち
48.5≦Q1≦51.5 であれば、判定部8Dは
充填後の5本のアンプル2の充填量および各充填機構7
は正常であると判定する。また、上述したように警告手
段22によって異常が発生したことが表示された場合に
は、図示しないリジェクト手段によって充填後の5本の
アンプル2を不良品として、通常のライン上から排出す
る。
【0011】上述した説明は、載置台のそれぞれにアン
プル2が載置されて、合計5本のアンプル2に薬液を充
填する場合を説明したが、ここで仮に、センサ17Aを
設けた載置台上にアンプル2が供給されていない場合に
は、センサ17Aによってアンプル2がないことが検出
されて、その検出信号が演算部8Bに入力される。この
状態は、センサ17B〜17Dの位置にアンプル2が存
在することを意味しており、したがって、合計4本のア
ンプル2に薬液3を充填することになる。この場合、演
算部8Bは、センサ17Aから上記検出信号が入力され
たら、すぐにそのことを作動指令部8Aおよび判定部8
Dに伝達する。すると、作動指令部8Aは、センサ17
Aを設けた位置の充填機構7を作動させないことを記憶
する。そして、この後、演算部8Bは、アンプル2内に
薬液3の充填を開始してから所定量の薬液(例えば10
cc)が充填されるのに要する所要時間T1を演算し記
憶する。この後、各充填機構7のノズル14が4本のア
ンプル2内に挿入されたら、作動指令部8Aからアンプ
ル2が存在する上方位置の各充填機構7の開閉弁13だ
けに同期して開放指令が出されるので、それら各開閉弁
13が開放されてアンプル2へ薬液3の充填が開始され
る。演算部8Bは、タイマ8Cから入力される経過時間
と演算して記憶した時間T1を比較し、各開閉弁13を
開放させた時点から上記時間T1が経過したら、そのこ
とを作動指令部8Aに伝達する。すると、作動指令部8
Aは、各開閉弁13に同期して閉鎖指令を出すので、4
つの充填機構7の各開閉弁13に同期して閉鎖される。
これによって、4本のアンプル2へ薬液3の充填が終了
する。
【0012】上述したように、4本のアンプル2内への
薬液3の充填中に導管5を流通した合計の薬液3の流量
Q1は上記流量計21から判定部8Dに入力されてい
る。この後、判定部8Dは、1本のアンプル2に充填さ
れるべき薬液3の充填量に実際に充填したアンプル2の
本数である4を乗じて、4本のアンプル2内に充填され
るべき合計の充填量、この場合40ccを求める。さら
に判定部8Dは、先に求めた40ccに流量計21の検
出誤差範囲である3%を乗じた値を加算および減算した
設定値Q2、この場合は 38.8≦Q2≦41.2
を求める。そして、判定部8Dは、合計の薬液3の流量
Q1と充填されるべき合計の充填量に応じた設定値Q2
とを比較して、流量Q1が設定値Q2の範囲外であった
ら、充填後の4本のアンプル2のいずれかが充填不足と
なっているか、あるいは各充填機構7に異常があるもの
と判定して、警告手段22によって異常が発生したこと
を表示させるようにしている。他方、流量Q1が設定値
Q2の範囲内であれば、判定部8Dは充填後の4本のア
ンプル2の充填量および各充填機構7は正常であると判
定する。なお、判定部8Dは、流量Q1が設定値Q2の
範囲外であったら異常があるものと判定するようにして
いるが、流量Q1が設定値Q2の範囲外であっても、Q
1とQ2との値の差が流量計21や液圧センサ15が本
来備えている誤差の範囲内であれば、正常であると判定
する。なお、警告手段22によって異常が発生したこと
が表示された場合には、図示しないリジェクト手段によ
って充填後の5本のアンプル2を不良品として、通常の
ライン上から排出する。なお、このケースにおいて、判
定部8Dは、次のようにして、正常であるか否かの判定
を行ってもよい。すなわち、判定部8Dは、上記合計の
流量Q1を確認する。例えば、39.6ccを確認す
る。次に、判定部8Dは、5本の充填機構7によって充
填されるべき合計の充填量(50cc)に、(センサ1
7A〜17Eによって検出したアンプル2の本数/充填
機構7の本数)を乗じて、実際に供給されたアンプルに
充填されるべき合計の充填量を求める。つまり 50×
(4/5)=40cc となる。そして判定部8Dは求
めた合計の充填量40ccに3%を乗じた値を加算およ
び減算した設定値Q2を求める。この場合は 40×
0.03=1.2 であるので 38.8≦0.2≦4
1.2 となる。この後、判定部8Dは流量Q1、つま
り39.6ccと設定値Q2を比較し、流量Q1が設定
値Q2の範囲内なので正常であると判定する。これに対
して、検出された流量Q1が設定値Q2の範囲外であれ
ば異常であると判定する。判定部8Dは、このようにし
て正常であるか否かの判定を行ってもよい。また、判定
部8Dは、次のようにして、正常であるか否かの判定を
行ってもよい。すなわち、判定部8Dは、上記合計の流
量Q1を確認したら、この流量Q1を実際に供給された
アンプル2の本数で除した流量Q1’を求める。例え
ば、Q1が39.6ccで供給されたアンプル2が4本
だとすると、Q1’=9.9ccとなる。判定部8Dは
各アンプル2に充填すべき充填量が10ccであること
から、10ccに3%を乗じた値を加算及び減算した設
定値Q2、この場合は、9.7≦Q2’≦10.3 を
記憶しているので、流量Q1’と設定値Q2’とを比較
し、流量Q1’=9.9ccは、設定値 9.7cc≦
Q2’≦10.3cc の範囲内なので、正常であると
判定する。これに対して、流量Q1’が設定値Q2’の
範囲外であれば異常であると判定する。判定部8Dは、
このようにして正常であるか否かの判定を行ってもよ
い。
【0013】上述した本実施例によれば、充填後のすべ
てのアンプル2について充填不良品が発生していないか
否かを判定することができる。これにより、本実施例で
は、従来のような所定数に一本づつ充填後の容器の流量
を検査するための検査手段が必要ない。しかも、従来の
装置に流量計21を追加して制御装置8を上述したよう
に構成するだけでよいので、従来に比較して安価な加圧
式充填装置1を提供することができる。なお、上記実施
例においては、設定値Q2は充填すべき充填量に3%を
乗じた値を加算および減算した範囲として設定していた
が、採用する流量計21の検出誤差によっては、1%や
0.5%等を乗じた値を加算および減算した範囲として
設定することも可能である。また、上記実施例において
は、制御装置8は、予め定めた薬液3の液圧と充填時間
との関数をもとに各開閉弁13の作動を制御している
が、薬液3の液圧と充填時間との関数に、液温センサ1
6で検出した薬液3の液温も加味するようにしても良
い。そのように構成することで、薬液3の充填量をより
一層高精度に管理することができる。また、上述した実
施例は本発明を加圧式充填装置に適用した場合について
説明したが、本発明を加圧式ではない充填装置にも適用
することができることは勿論である。
【0014】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、充填後
のすべての容器に付いて不良品が発生していないか否か
を判定することができ、しかも安価な充填装置を提供で
きるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す概略の構成図
【図2】図1に示した制御装置8の構成を示す図
【符号の説明】
1 加圧式充填装置 2 アンプル 3 薬液 4 圧力タン
ク 5 導管 7 充填機構 8 制御装置 13 開閉弁 21 流量計

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体を貯溜するタンクと、導管を介して
    上記タンクと連通し、かつ開閉弁を備えた複数の充填機
    構と、上記各充填機構に容器を供給する容器供給手段
    と、上記各充填機構の作動を制御する制御装置とを備
    え、上記各充填機構の開閉弁を上記制御装置が求めた所
    定時間だけ開放させて容器内に所定量の液体を充填する
    ようにした充填装置において、 上記タンクと充填機構とを連通させる共通の導管に、該
    導管内を流通する液体の流量を検出する流量計を設ける
    とともに、 上記制御装置は、上記各充填機構の開閉弁を開放させて
    容器内への液体の充填を開始してから各充填機構の開閉
    弁を閉鎖させて充填を終了するまでの間に上記流量計に
    よって検出した液体の流量Q1と、上記容器供給手段に
    よって供給された容器内に充填されるべき液体の充填量
    に応じた設定値Q2とを比較して、上記流量Q1が上記
    設定値Q2の範囲内である場合は正常、範囲外である場
    合には異常であると判定することを特徴とする充填装
    置。
  2. 【請求項2】 液体を貯溜するタンクと、導管を介して
    上記タンクと連通し、かつ開閉弁を備えた複数の充填機
    構と、上記各充填機構に容器を供給する容器供給手段
    と、容器の存在を検出する容器検出手段と、上記各充填
    機構の作動を制御する制御装置とを備え、上記各充填機
    構の開閉弁を上記制御装置が求めた所定時間だけ開放さ
    せて容器内に所定量の液体を充填するようにした充填装
    置において、 上記タンクと充填機構とを連通させる共通の導管に、該
    導管内を流通する液体の流量を検出する流量計を設ける
    とともに、 上記制御装置は、上記各充填機構の開閉弁を開放させて
    容器内への液体の充填を開始してから各充填機構の開閉
    弁を閉鎖させて充填を終了するまでの間に上記流量計に
    よって検出した液体の流量Q1と、各容器内に充填され
    るべき液体の充填量に上記容器検出手段によって検出さ
    れた容器の本数を乗算した充填量に応じた設定値Q2と
    を比較して、上記流量Q1が上記設定値Q2の範囲内で
    ある場合は正常、範囲外である場合には異常であると判
    定することを特徴とする充填装置。
  3. 【請求項3】 液体を貯溜するタンクと、導管を介して
    上記タンクと連通し、かつ開閉弁を備えた複数の充填機
    構と、上記各充填機構に容器を供給する容器供給手段
    と、容器の存在を検出する容器検出手段と、上記各充填
    機構の作動を制御する制御装置とを備え、上記各充填機
    構の開閉弁を上記制御装置が求めた所定時間だけ開放さ
    せて容器内に所定量の液体を充填するようにした充填装
    置において、 上記タンクと充填機構とを連通させる共通の導管に、該
    導管内を流通する液体の流量を検出する流量計を設ける
    とともに、 上記制御装置は、上記各充填機構の開閉弁を開放させて
    容器内への液体の充填を開始してから各充填機構の開閉
    弁を閉鎖させて充填を終了するまでの間に上記流量計に
    よって検出した液体の流量Q1と、各充填機構によって
    充填されるべき合計の液体の充填に(上記容器検出手段
    によって検出された容器の本数/上記充填機構の本数)
    を乗算した充填量に応じた設定値Q2とを比較して、上
    記流量Q1が上記設定値Q2の範囲内である場合は正
    常、範囲外である場合には異常であると判定することを
    特徴とする充填装置。
  4. 【請求項4】 液体を貯溜するタンクと、導管を介して
    上記タンクと連通し、かつ開閉弁を備えた複数の充填機
    構と、上記各充填機構に容器を供給する容器供給手段
    と、容器の存在を検出する容器検出手段と、上記各充填
    機構の作動を制御する制御装置とを備え、上記各充填機
    構の開閉弁を上記制御装置が求めた所定時間だけ開放さ
    せて容器内に所定量の液体を充填するようにした充填装
    置において、 上記タンクと充填機構とを連通させる共通の導管に、該
    導管内を流通する液体の流量を検出する流量計を設ける
    とともに、 上記制御装置は、上記各充填機構の開閉弁を開放させて
    容器内への液体の充填を開始してから各充填機構の開閉
    弁を閉鎖させて充填を終了するまでの間に上記流量計に
    よって検出した液体の流量を上記容器検出手段によって
    検出された容器の本数で除算した流量Q1と各容器内に
    充填されるべき液体の充填量に応じた設定値Q2とを比
    較して、上記流量Q1が上記設定値Q2の範囲内である
    場合は正常、範囲外である場合には異常であると判定す
    ることを特徴とする充填装置。
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