JPH11192458A

JPH11192458A - 洗浄装置

Info

Publication number: JPH11192458A
Application number: JP31098A
Authority: JP
Inventors: Hideteru Sawa; 英暉澤
Original assignee: SHIZEN KANKYO GIJUTSU KENKYUSH; SHIZEN KANKYO GIJUTSU KENKYUSHO KK
Current assignee: SHIZEN KANKYO GIJUTSU KENKYUSH; SHIZEN KANKYO GIJUTSU KENKYUSHO KK
Priority date: 1998-01-05
Filing date: 1998-01-05
Publication date: 1999-07-21

Abstract

(57)【要約】【課題】米のような粒状物から下着や衣類等の布帛製品
及び合成樹脂や金属性並びに木製の小物部品等にいたる
までその形状の如何に拘らず簡単な装置でしかも短時間
で安価に洗浄できるようにした洗浄装置を提供できるよ
うにすることを目的とするものである。【解決手段】一方に蛇口等の圧力水供給源へ直接若しく
は間接的に着脱自在な連結部を有し、他方に吐出口を有
する噴射ノズルと、ネット若しくは通水性を有するシー
トまたは板材で被洗浄物を収納する収納部を形成した収
納具とからなり、噴射ノズルは圧力水供給源から供給さ
れる圧力水をジェット流にして洗浄容器内に噴射するよ
うに構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、例えば米のような
粒状物から下着や衣類等の布帛製品及び合成樹脂や金属
性並びに木製の小物部品等を洗浄する洗浄装置に関する
ものである。

【０００２】

【従来の技術】一般に米等を研ぐ場合には、ボールに米
を入れボールに貯溜した水の中で、または水をボールに
注入しながら手で米を揉んだり掴んだりするようにして
いる。また、下着や衣類等のデリケートな布帛製品を洗
浄する場合には、これらの布帛製品をネットの袋に入
れ、これを洗濯機の洗濯槽内の攪拌水流で洗浄するよう
にしている。

【０００３】更に、小物部品等の洗浄ではパンチングメ
タルで容器状に形成された洗浄具に小物部品等をセット
し、これを洗浄用容器内に貯溜した洗浄水中に浸漬した
状態で揺動させて洗浄するようにしている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】ところが上記のように
ボールに米を入れボールに貯溜した水の中で、または水
をボールに注入しながら手で米を揉んだり掴んだりする
ようにして米等を研ぐ場合には、例えばボールに貯溜し
た水の中で米を研ぐ場合には何度も水を取替えなくては
ならず手間がかかり、水をボールに注入しながらの洗浄
では溢水とともに米が流出してしまうと言う問題があっ
た。

【０００５】また、ネットの袋に下着や衣類等のデリケ
ートな布帛製品を入れて洗浄するものでは、洗濯機の洗
濯槽内の緩やかな攪拌水流で洗浄するために、時間がか
かる上、局部的な汚れ等は洗浄しにくいという問題があ
った。

【０００６】更に、パンチングメタルで容器状に形成さ
れた洗浄具に収納した小物部品等を洗浄用容器内に貯溜
した洗浄水中に浸漬して洗浄するようにしたものでは、
洗浄具がパンチングメタルで容器状に形成しなくてはな
らず、洗浄装置全体が大型化して高価になるだけでな
く、洗浄のために洗浄水中に浸漬した状態で揺動させる
多大な労力を必要とし、洗浄コストが高くなってしまう
という問題もあった。

【０００７】そこで、本発明は上記問題点に鑑み提案さ
れたもので、米のような粒状物から下着や衣類等の布帛
製品及び合成樹脂や金属性並びに木製の小物部品等にい
たるまでその形状の如何に拘らず簡単な装置でしかも短
時間で安価に洗浄できるようにした洗浄装置を提供でき
るようにすることを目的とするものである。

【０００８】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にかかる洗浄装置は、一方に蛇口等の圧力水供
給源へ直接若しくは間接的に着脱自在な連結部を有し、
他方に吐出口を有する噴射ノズルと、ネット若しくは通
水性を有するシートまたは板材で被洗浄物を収納する収
納部を形成した収納具とからなり、噴射ノズルは圧力水
供給源から供給される圧力水をジェット流にして洗浄容
器内に噴射するように構成したことを特徴とするもので
ある。

【０００９】また、ジェット流が噴射ノズルの噴口から
空気混合管に噴射された水流で空気混合管内に負圧を形
成し、該負圧で吸気口から吸引した空気を空気混合管内
のジェット流混入して形成された混気ジェット流である
ことや、ジェット流が空気混合管で形成された混気ジェ
ット流を活性水形成部に吹き当てて形成した活性水であ
ることも特徴とするものである。

【００１０】

【発明の実施の形態】本発明にかかる洗浄装置の実施の
形態を図面に基づいて説明する。図１は本発明にかかる
洗浄装置の概略を示す構成図であって、図中符号１はこ
の洗浄装置を全体的に示す。この洗浄装置１は、水道の
蛇口（圧力水供給源）２に連結された噴射ノズル３と、
この噴射ノズル３の噴口の下流側に位置させた収納具４
と、この収納具４を入れるために上方が開口し洗浄水を
貯溜可能な有底筒状の洗浄容器５とからなる。

【００１１】上記収納具４は、図２に示すように、ナイ
ロンやポリエステル等の合成樹脂繊維でネット状に形成
されたシート６を前後に配設し、内方に収納部７が形成
されるとともに、上方が開口する袋状に形成してある。
この袋状に形成された収納具４の上方の開口部８にはフ
アスナー９が設けられるとともに、側方には襠部分１０
が形成され、この襠１０により収納部７に多量の被洗浄
物１１が収納可能となっている。

【００１２】噴射ノズル３は図３に示すように、略円筒
状に形成されたケーシング１２の一端（上端）部に水道
の蛇口（圧力水供給源）２に着脱可能に嵌合される連結
部１３が形成され、他端（下端）に活性水を吐出する吐
出口１４を形成するとともに、当該ケーシング１２の内
方に活性水形成手段１５を収納して構成されている。活
性水形成手段１５、蛇口２から供給された圧力水を空気
混合管１６に噴射する噴口１７と、噴口１７から噴射さ
れた圧力水により空気混合管１６内に負圧を形成しこの
負圧で外気を吸引する吸気口１８と、空気混合管１６を
流れる圧力水の下流側部分に設けられた活性水形成部１
９とからなる。

【００１３】上記噴口１７と、この噴口１７よりも大径
の空気混合管１６とは略同芯状に設けられている。ま
た、空気混合管１６を流れる圧力水の下流側部分に設け
られる上記活性水形成部１９は、多数の通水用小孔２０
を穿設した板部材２１で形成されている。上記のように
構成された洗浄装置１を使用する手順を次に説明する。

【００１４】先ず、図２に示すように、収納具４のフア
スナー９を開いて開口部８を開口させる。

【００１５】次に、この開口部８から洗浄する米１１等
の被洗浄物を入れてフアスナー９を閉じて開口部８閉塞
する。この状態で収納具４を洗浄容器５に入れた後、水
道の蛇口２に噴射ノズル３の連結部１３を連結し、この
噴射ノズル３の吐出口１４を収納具４に向けた状態で蛇
口２を開栓する。

【００１６】すると、水道の蛇口２から供給された圧力
水は、噴口１７から空気混合管１６内に噴射され、空気
混合管１６内の噴口１７側内には負圧が形成される。

【００１７】この負圧で吸気口１８から外気が吸引さ
れ、空気混合管１６内の圧力水に混入されるので、空気
混合管１６からは混気ジェット流が活性水形成部１９に
勢いよく吹き当てられる。而して活性水形成部１９に吹
き当てられた混気ジェット流は、この多数の通水用小孔
２０を穿設した板部材２１に衝突並びに通過する時に混
気ジェット流の気泡部分が更に細かく粉砕され、気泡の
破裂等による超音波振動を有し、浸透性や洗浄性が増強
された活性水となる。

【００１８】この活性水が吐出口１４から洗浄容器５に
入れられた収納具４に吹きつけられるので、活性水の強
力な浸透性や洗浄性により収納具４の収納部７に収納さ
れた米１１等の被洗浄物は少量の水でも十分に洗浄され
るのである。

【００１９】尚、上記実施の形態では吐出口１４から活
性水を噴射するようにしてあるが、空気混合管１６で形
成された混気ジェット流を噴射するようにしてもよいこ
とは勿論である。また、上記実施の形態では噴射ノズル
３の連結部１３に水道の蛇口２部分を直接連結するよう
にしてあるが、図示は省略したが可撓性ホースを介して
連結部１３を水道の蛇口２部分に連結するようにしても
良いことは言うまでもないことである。こうした場合に
は噴射ノズル３の吐出口１４は所望する方向に変更可能
となる。

【００２０】更に、活性水形成部１９は多数の通水用小
孔２０を穿設した板部材２１に限られず、板材を噴射ノ
ズル３の噴口１７に対面させて形成することもできる。
加えて、収納具４は、ナイロンやポリエステル等の合成
樹脂繊維でネット状の袋で形成されたものに限られず、
エキスパンダーメタルやパンチングメタル等で箱状に形
成されたものでも良く、要は被洗浄物に合わせてこれを
収納でき、正常水が流通多能なもので有れば使用可能で
ある。

【００２１】

【発明の効果】本発明は以上に説明したように、ネット
若しくは通水性を有するシートで形成された収納具の収
納部に被洗浄物を収納し、これを圧力水供給源から供給
された圧力水を噴射ノズルの噴口から収納具に収納され
た被洗浄物に向けて噴射させて洗浄するようにしてあ
り、噴射ノズルの噴口からの圧力水を収納具にふきつけ
てこれに収納した米を洗浄するようにした場合、従来の
ようにボール内の水の中で米を何度も取替えなくても済
むだけでなく、溢水とともに米が流出してしまうことも
防止することができるという利点がある。

【００２２】また、本発明をネットの袋に下着や衣類等
のデリケートな布帛製品を入れて洗浄する場合に実施す
ると、噴射ノズルの噴口からの強力な圧力水により短時
間で洗浄することができるとともに、噴射ノズルの噴口
からの圧力水を汚れの酷い部分に集中的に吹きつけるこ
とにより、局部的な汚れも簡単に洗浄することができる
と言う利点がある。

【００２３】更に、本発明を小物部品等を洗浄する場合
にも、被洗浄物である小物部品等を収納具の収納部に収
納し、収納具の外方から噴射ノズルの噴口からの圧力水
を吹き当てるだけで済み、労力を要することなく簡単に
洗浄することができるという利点がある。

【００２４】加えて、ジェット流が噴口から噴射される
圧力水が水流に気泡を混入させた混気ジェット流にした
ものでは、水流に含まれる気泡が周囲の水との間のイン
シュレータの作用をすることから、噴口から噴射された
圧力水の水流の減衰が少なく、強力な水流を維持でき、
洗浄力も向上させることができるという利点もある。

【００２５】また、ジェット流が混気ジェット流を活性
水形成部に吹き当てて形成した活性水としたものでは、
上記効果に加えて活性水による浸透力等により洗浄力を
格段に向上させることができるという利点がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】は洗浄装置の概略構成を示す斜視図である。

【図２】は収納具の斜視図である。

【図３】は噴射ノズル部分の縦断面図である。

【符号の説明】

１・・・洗浄装置２・・・圧力水供給源め（蛇口）３・・・噴射ノズル４・・・収納具７・・・収納部１１・・・被洗浄物１３・・・連結部１４・・・吐出口１６・・・空気混合管１７・・・噴口１９・・・活性水供給部

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】一方に蛇口等の圧力水供給源へ直接若しく
は間接的に着脱自在な連結部を有し、他方に吐出口を有
する噴射ノズルと、ネット若しくは通水性を有するシー
トまたは板材で被洗浄物を収納する収納部を形成した収
納具とからなり、噴射ノズルは圧力水供給源から供給さ
れる圧力水をジェット流にして洗浄容器内に噴射するよ
うに構成したことを特徴とする洗浄装置。
【請求項２】ジェット流が噴射ノズルの噴口から空気混
合管に噴射された水流で空気混合管内に負圧を形成し、
該負圧で吸気口から吸引した空気を空気混合管内のジェ
ット流混入して形成された混気ジェット流であることを
特徴とする請求項１に記載の洗浄装置。
【請求項３】ジェット流が空気混合管で形成された混気
ジェット流を活性水形成部に吹き当てて形成した活性水
であることを特徴とする請求項２に記載の洗浄装置。