JPH1119218A - 成形可能な先端を備えた超弾性ガイドワイヤ - Google Patents
成形可能な先端を備えた超弾性ガイドワイヤInfo
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- JPH1119218A JPH1119218A JP10104222A JP10422298A JPH1119218A JP H1119218 A JPH1119218 A JP H1119218A JP 10104222 A JP10104222 A JP 10104222A JP 10422298 A JP10422298 A JP 10422298A JP H1119218 A JPH1119218 A JP H1119218A
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- A61L—METHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 良好に製造でき、単純なデザインの造形可能
な先端（チップ）を備えた超弾性ガイドワイヤを提供す
る。 【解決手段】 本発明によれば、人間の脈管をガイドす
るためのガイドワイヤが提供されている。このガイドワ
イヤは人体に挿入するための遠位端と近位端を有してい
る。このガイドワイヤは超弾性材料から作られたコアワ
イヤでできており、遠位端と近位端を有している。この
コアワイヤはその遠位端に隣接する内腔を有し、その内
腔は所定のサイズと形状を有する。このガイドワイヤは
さらに可鍛材料から作られた部材を備えている。その部
材は内腔と同じサイズと形状を有し、内腔内に挿入され
る。それによりその部材を曲げると、コアワイヤの遠位
端の形状がその元の形状に弾性的に戻らずに変形する。
最後に、そのガイドワイヤは上記部材とその部材に隣接
するコアワイヤの部分を包囲するカバーを備えている。
な先端（チップ）を備えた超弾性ガイドワイヤを提供す
る。 【解決手段】 本発明によれば、人間の脈管をガイドす
るためのガイドワイヤが提供されている。このガイドワ
イヤは人体に挿入するための遠位端と近位端を有してい
る。このガイドワイヤは超弾性材料から作られたコアワ
イヤでできており、遠位端と近位端を有している。この
コアワイヤはその遠位端に隣接する内腔を有し、その内
腔は所定のサイズと形状を有する。このガイドワイヤは
さらに可鍛材料から作られた部材を備えている。その部
材は内腔と同じサイズと形状を有し、内腔内に挿入され
る。それによりその部材を曲げると、コアワイヤの遠位
端の形状がその元の形状に弾性的に戻らずに変形する。
最後に、そのガイドワイヤは上記部材とその部材に隣接
するコアワイヤの部分を包囲するカバーを備えている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は人間の脈管内をガイ
ドするためのガイドワイヤに関する。本発明はバルーン
カテーテルのような医療器具を脈管の目的部位に送るの
に使用されるそのようなガイドワイヤにも関する。本発
明はさらに、超弾性材料から作られるそのようなガイド
ワイヤに関する。
ドするためのガイドワイヤに関する。本発明はバルーン
カテーテルのような医療器具を脈管の目的部位に送るの
に使用されるそのようなガイドワイヤにも関する。本発
明はさらに、超弾性材料から作られるそのようなガイド
ワイヤに関する。
【０００２】
【従来の技術】経皮経管的冠動脈形成術（ＰＴＣＡ）は
冠動脈の血液流を増やすために使用される治療の医療手
順であり、冠動脈のバイパス外科手術に代わる手順とし
てしばしば使用することができる。その遠位端ですぼん
だ（収縮した）バルーンを備えた細長いカテーテルは、
患者の心臓脈管組織を通して心臓の冠動脈までガイドさ
れる。そのバルーンを膨らませて冠動脈の内壁に沿って
溜まった堆積物を圧縮して冠動脈内腔を広げ血液流を増
やす。バルーンカテーテルを細長いガイドワイヤにより
血管内の特定部位にガイドすることがよく行なわれる。
ガイドワイヤを患者に挿入して心臓脈管組織を通し、Ｘ
線画像スクリーンで見ることができる。
冠動脈の血液流を増やすために使用される治療の医療手
順であり、冠動脈のバイパス外科手術に代わる手順とし
てしばしば使用することができる。その遠位端ですぼん
だ（収縮した）バルーンを備えた細長いカテーテルは、
患者の心臓脈管組織を通して心臓の冠動脈までガイドさ
れる。そのバルーンを膨らませて冠動脈の内壁に沿って
溜まった堆積物を圧縮して冠動脈内腔を広げ血液流を増
やす。バルーンカテーテルを細長いガイドワイヤにより
血管内の特定部位にガイドすることがよく行なわれる。
ガイドワイヤを患者に挿入して心臓脈管組織を通し、Ｘ
線画像スクリーンで見ることができる。
【０００３】この手順の間にガイドワイヤが通らなけれ
ばならない通路は曲がりくねっていることが多い。曲が
りくねった通路に沿ってガイドワイヤが接触する血管の
内壁の損傷を防止する為に、ガイドワイヤの遠位先端は
フレキシブルである。ガイドワイヤの遠位先端は所定の
形態に予め曲がっており、それにより曲がりくねった通
路に沿ってガイドワイヤを分岐した血管に挿入すること
ができる。医師はガイドワイヤの先端をこれらの分岐血
管内に押し込むことができるように、その先端を方向付
けることができなければならない。先行技術のガイドワ
イヤの幾つかの例が１９８９年７月１１日にBox 他に発
行された米国特許第４，８４６，１８６号と１９９３年
１２月７日にViera 他に発行された米国特許第５，２６
７，５７４号に示されている。
ばならない通路は曲がりくねっていることが多い。曲が
りくねった通路に沿ってガイドワイヤが接触する血管の
内壁の損傷を防止する為に、ガイドワイヤの遠位先端は
フレキシブルである。ガイドワイヤの遠位先端は所定の
形態に予め曲がっており、それにより曲がりくねった通
路に沿ってガイドワイヤを分岐した血管に挿入すること
ができる。医師はガイドワイヤの先端をこれらの分岐血
管内に押し込むことができるように、その先端を方向付
けることができなければならない。先行技術のガイドワ
イヤの幾つかの例が１９８９年７月１１日にBox 他に発
行された米国特許第４，８４６，１８６号と１９９３年
１２月７日にViera 他に発行された米国特許第５，２６
７，５７４号に示されている。
【０００４】そのようなガイドワイヤはステンレス鋼な
どから作られたコアを有しており、Ｔｅｆｌｏｎ（登録
商標）のような増潤滑性剤でコーティングされている。
ガイドワイヤの遠位端はそのようにはコーティングされ
ないことが多く、その遠位端でコアワイヤの径が小さく
なった一ヶ所又は二ヶ所のテーパの付いた部分からなる
のが通常である。さらにコアワイヤの最遠位部分は平ら
にされリボンチップ（先端）を形成し、それにより医師
がそのリボンチップを所定形状にするのがより簡単にな
る。フレキシブルなコイルワイヤばねは、コアワイヤの
遠位先端を包囲し、その先端に取付けられている。その
コイルは所定の長さのコアワイヤとは別個でありそのコ
アワイヤの平らな遠位部分に近接して取付けられてい
る。
どから作られたコアを有しており、Ｔｅｆｌｏｎ（登録
商標）のような増潤滑性剤でコーティングされている。
ガイドワイヤの遠位端はそのようにはコーティングされ
ないことが多く、その遠位端でコアワイヤの径が小さく
なった一ヶ所又は二ヶ所のテーパの付いた部分からなる
のが通常である。さらにコアワイヤの最遠位部分は平ら
にされリボンチップ（先端）を形成し、それにより医師
がそのリボンチップを所定形状にするのがより簡単にな
る。フレキシブルなコイルワイヤばねは、コアワイヤの
遠位先端を包囲し、その先端に取付けられている。その
コイルは所定の長さのコアワイヤとは別個でありそのコ
アワイヤの平らな遠位部分に近接して取付けられてい
る。
【０００５】従来のガイドワイヤで時折生じる問題とし
て、ガイドワイヤが患者の脈管に入り込むにつれてその
遠位端が捩れ又はもつれる（kink）ことがある。捩れ
（kinking)はガイドワイヤの塑性変形の結果であり、ガ
イドワイヤの最遠位部分の鋭い変形又は点曲がりで通常
は特徴づけられる。そのような変形は、比較的硬い固ま
った組織障害部、大部分が狭窄した血管部分或いは非常
に曲がりくねった脈管部分にガイドワイヤを通そうとし
て生じることがある。ガイドワイヤは、プロラプス（pr
olapse）と呼ばれる状態で捩れ或いはワイヤ自体に対し
て曲げ返る。その後、ガイドワイヤは元の形状に戻る
か、或いは曲げの間にガイドワイヤが弾性限界を越えて
曲がれば永久に変形したままになる。
て、ガイドワイヤが患者の脈管に入り込むにつれてその
遠位端が捩れ又はもつれる（kink）ことがある。捩れ
（kinking)はガイドワイヤの塑性変形の結果であり、ガ
イドワイヤの最遠位部分の鋭い変形又は点曲がりで通常
は特徴づけられる。そのような変形は、比較的硬い固ま
った組織障害部、大部分が狭窄した血管部分或いは非常
に曲がりくねった脈管部分にガイドワイヤを通そうとし
て生じることがある。ガイドワイヤは、プロラプス（pr
olapse）と呼ばれる状態で捩れ或いはワイヤ自体に対し
て曲げ返る。その後、ガイドワイヤは元の形状に戻る
か、或いは曲げの間にガイドワイヤが弾性限界を越えて
曲がれば永久に変形したままになる。
【０００６】一旦、永久捩れ（kinking)が発生すれば、
ガイドワイヤは使用のために十分に真っ直ぐにすること
ができないので、そのガイドワイヤを捨てることが普通
である。その結果、その手順を中断しなければならず、
新しいガイドワイヤを選択し、再挿入し、再度操作し、
目的部位まで送り込む必要がある。別のガイドワイヤを
再挿入すると血管に傷を付ける危険が増える。十分に注
意しなければ血管がひどく損傷する場合がある。
ガイドワイヤは使用のために十分に真っ直ぐにすること
ができないので、そのガイドワイヤを捨てることが普通
である。その結果、その手順を中断しなければならず、
新しいガイドワイヤを選択し、再挿入し、再度操作し、
目的部位まで送り込む必要がある。別のガイドワイヤを
再挿入すると血管に傷を付ける危険が増える。十分に注
意しなければ血管がひどく損傷する場合がある。
【０００７】最近、Ｎｉｔｉｎｏｌ（登録商標）のよう
な超弾性合金から作られたコアワイヤを有するガイドワ
イヤがより一般的になっている。そのようなガイドワイ
ヤの例が１９９５年５月２日にAbrams他に発行された米
国特許第５，４１１，４７６号に開示されている。その
コアワイヤの超弾性特性により、金属が変形し、その変
形した状態で拘束されて、オーステナイト相からマルテ
ンサイト相に金属が変態することができる。しかしなが
ら、一旦、その超弾性部材に対する拘束が解除される
と、応力が低下し、元の相への逆変態によりコアはその
元の変形前の形状に戻る。
な超弾性合金から作られたコアワイヤを有するガイドワ
イヤがより一般的になっている。そのようなガイドワイ
ヤの例が１９９５年５月２日にAbrams他に発行された米
国特許第５，４１１，４７６号に開示されている。その
コアワイヤの超弾性特性により、金属が変形し、その変
形した状態で拘束されて、オーステナイト相からマルテ
ンサイト相に金属が変態することができる。しかしなが
ら、一旦、その超弾性部材に対する拘束が解除される
と、応力が低下し、元の相への逆変態によりコアはその
元の変形前の形状に戻る。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように、医師がガイドワイヤとカテーテルを血管内の目
的部位まで挿入し、送り込み、操作するのを助けるため
に遠位端に湾曲又は他の何等かの形状を備えたガイドワ
イヤを提供することが望ましい。超弾性材料から作られ
たガイドワイヤに関する問題の一つは、従来の先行ガイ
ドワイヤと違い、その手順の直前に特定手順に望ましい
形状に容易に成形することができないということであ
る。これは、捩れを防止する為に非常に望ましい超弾性
特性が、医師による成形可能性を排除してしまうからで
ある。従って、超弾性合金から作られるガイドワイヤの
利点と、医師が使用する直前にガイドワイヤの遠位端を
成形し或いは造形し得る性能を兼ね備えたガイドワイヤ
に対する要望がある。
ように、医師がガイドワイヤとカテーテルを血管内の目
的部位まで挿入し、送り込み、操作するのを助けるため
に遠位端に湾曲又は他の何等かの形状を備えたガイドワ
イヤを提供することが望ましい。超弾性材料から作られ
たガイドワイヤに関する問題の一つは、従来の先行ガイ
ドワイヤと違い、その手順の直前に特定手順に望ましい
形状に容易に成形することができないということであ
る。これは、捩れを防止する為に非常に望ましい超弾性
特性が、医師による成形可能性を排除してしまうからで
ある。従って、超弾性合金から作られるガイドワイヤの
利点と、医師が使用する直前にガイドワイヤの遠位端を
成形し或いは造形し得る性能を兼ね備えたガイドワイヤ
に対する要望がある。
【０００９】この問題を解決するため幾つかの先行技術
では、コアの先端の間でガイドワイヤの遠位先端まで延
在している可鍛性安全ワイヤを使用している。その他ガ
イドワイヤの遠位端を可鍛金属でコーティングすること
を提案している。そのようなガイドワイヤが１９９４年
１１月２９日にRaman 他に発行された米国特許第５，３
６８，０４９号に示されている。しかしながら、Ｎｉー
Ｔｉ合金のような多くの超弾性材料は、特にステンレス
鋼のような可鍛金属にあまり良好には溶接されない。こ
れにより上記安全ワイヤがコアワイヤから分離し患者が
危険となる場合があるだろう。さらに、そのような材料
の低溶接性により、可鍛金属によるコーティングは製造
することに対しても実用的でない。
では、コアの先端の間でガイドワイヤの遠位先端まで延
在している可鍛性安全ワイヤを使用している。その他ガ
イドワイヤの遠位端を可鍛金属でコーティングすること
を提案している。そのようなガイドワイヤが１９９４年
１１月２９日にRaman 他に発行された米国特許第５，３
６８，０４９号に示されている。しかしながら、Ｎｉー
Ｔｉ合金のような多くの超弾性材料は、特にステンレス
鋼のような可鍛金属にあまり良好には溶接されない。こ
れにより上記安全ワイヤがコアワイヤから分離し患者が
危険となる場合があるだろう。さらに、そのような材料
の低溶接性により、可鍛金属によるコーティングは製造
することに対しても実用的でない。
【００１０】従って、良好に製造でき、単純なデザイン
の成形可能な先端（チップ）を備え安全な、超弾性ガイ
ドワイヤを製造することに対する要望がある。本発明は
そのようなガイドワイヤを提供し、先行技術の欠点を解
消するものである。
の成形可能な先端（チップ）を備え安全な、超弾性ガイ
ドワイヤを製造することに対する要望がある。本発明は
そのようなガイドワイヤを提供し、先行技術の欠点を解
消するものである。
【００１１】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、人間の
脈管内をガイドするためのガイドワイヤが提供される。
このガイドワイヤは人体に挿入するための遠位端と近位
端とを有している。このガイドワイヤは超弾性材料から
作られたコアワイヤで出来ており、遠位端と近位端を有
している。このコアワイヤはその遠位端に隣接して内腔
を有し、その内腔は所定のサイズと形状を有する。この
ガイドワイヤはさらに、内腔内に挿入される可鍛材料か
ら作られた部材を備えている。それにより、コアワイヤ
の遠位端の形状は、前記部材を曲げた後、その元の形状
に弾性的に戻らずに変形する。更に、そのガイドワイヤ
は上記部材及びその部材に隣接するコアワイヤの部分を
包囲するカバーを備えている。
脈管内をガイドするためのガイドワイヤが提供される。
このガイドワイヤは人体に挿入するための遠位端と近位
端とを有している。このガイドワイヤは超弾性材料から
作られたコアワイヤで出来ており、遠位端と近位端を有
している。このコアワイヤはその遠位端に隣接して内腔
を有し、その内腔は所定のサイズと形状を有する。この
ガイドワイヤはさらに、内腔内に挿入される可鍛材料か
ら作られた部材を備えている。それにより、コアワイヤ
の遠位端の形状は、前記部材を曲げた後、その元の形状
に弾性的に戻らずに変形する。更に、そのガイドワイヤ
は上記部材及びその部材に隣接するコアワイヤの部分を
包囲するカバーを備えている。
【００１２】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施形態を図面
を参照して説明するが、同様の符号は全図面を通じて同
様の要素を示す。図１には本発明によるガイドワイヤ１
０が示されている。ガイドワイヤ１０は、人間の脈管内
に挿入するための遠位端１２と、人体にガイドワイヤを
ガイド（案内）しながらそのガイドワイヤにトルクを与
えるために通常使われる近位端１４と、遠位端１２と近
位端１４の間に延在している縦軸１６を有する。ガイド
ワイヤ１０は、遠位端２２と近位端２４を有するコアワ
イヤ２０を備えている。コアワイヤ２０は、０．００９
インチ乃至０．０３８インチの範囲の直径で、ガイドワ
イヤの長さの１／２より十分に長く延在する第１の近位
同一径部分２６を有する。ガイドワイヤ１０の遠位部分
の詳細を分かり易く示すために、この長く延びた同一径
部分２６を切断し、その長さの大部分を図１から省略し
てある。同一径部分２６の全長は全ガイドワイヤ長さ１
８０ｃｍの内の、約１４８ｃｍである。遠位部分から同
一径部分２６まで、コアワイヤはテーパの付いた部分２
８を有し、遠位部分からテーパの付いた部分２８まで第
２の同径部分２９を有する。遠位端１２はその先端に、
隣接するコアワイヤより径が僅かに大きな半球状ビーズ
を備えることもできる。そのようなビーズは、米国特許
第４，５３８，６２２号に開示されたビーズのように当
該技術分野でよく知られている。
を参照して説明するが、同様の符号は全図面を通じて同
様の要素を示す。図１には本発明によるガイドワイヤ１
０が示されている。ガイドワイヤ１０は、人間の脈管内
に挿入するための遠位端１２と、人体にガイドワイヤを
ガイド（案内）しながらそのガイドワイヤにトルクを与
えるために通常使われる近位端１４と、遠位端１２と近
位端１４の間に延在している縦軸１６を有する。ガイド
ワイヤ１０は、遠位端２２と近位端２４を有するコアワ
イヤ２０を備えている。コアワイヤ２０は、０．００９
インチ乃至０．０３８インチの範囲の直径で、ガイドワ
イヤの長さの１／２より十分に長く延在する第１の近位
同一径部分２６を有する。ガイドワイヤ１０の遠位部分
の詳細を分かり易く示すために、この長く延びた同一径
部分２６を切断し、その長さの大部分を図１から省略し
てある。同一径部分２６の全長は全ガイドワイヤ長さ１
８０ｃｍの内の、約１４８ｃｍである。遠位部分から同
一径部分２６まで、コアワイヤはテーパの付いた部分２
８を有し、遠位部分からテーパの付いた部分２８まで第
２の同径部分２９を有する。遠位端１２はその先端に、
隣接するコアワイヤより径が僅かに大きな半球状ビーズ
を備えることもできる。そのようなビーズは、米国特許
第４，５３８，６２２号に開示されたビーズのように当
該技術分野でよく知られている。
【００１３】コアワイヤ２０は好適には超弾性材料から
作られている。当業者には明らかであるように、コアワ
イヤ２０の全長が超弾性材料から作られている必要はな
い。その代わりコアワイヤ２０の遠位端の所定部分だけ
は超弾性材料から作られる必要がある。そのようなガイ
ドワイヤ１０の一例が１９９４年８月３０日にAbrams他
に発行された米国特許第５，３４１，８１８号に記載さ
れており、この特許は本明細書に参考文献として含め
る。Ｎｉｔｉｎｏｌ（登録商標）を含む適切な超弾性材
料が当業者によく知られている。すなわち、コアワイヤ
２０は好適には、約４０％乃至約４９％のチタンと、残
りはニッケルおよび１０％以下の１種以上の他の合金元
素を含有する合金材料から作られている。他の合金元素
は、鉄、コバルト、バナジウム、銅からなる群から選択
することができる。この合金は約１０％以下の銅とバナ
ジウムと３％以下の他の合金元素を含有することができ
る。チタンと等しい原子量（atomic amounts）以上のニ
ッケル及び他の合金の添加により、応力誘導によるオー
ステナイト相からマルテンサイト相への変態（stress-i
nduced austenite-to-martensite transformation)が発
生する応力レベルが増大し、マルテンサイト相がオース
テナイト相に変態する温度が人体温度より十分低い温
度、好ましくは室温以下であることが保証され、それに
よりオーステナイト相が手技（手順）の間を通じて、安
定した相となる。そのような過剰なニッケル及び追加合
金元素はまた、オーステナイト相のマルテンサイト相へ
の応力誘導変態が生じると、非常に高い応力で歪み範囲
を広げる作用をする。
作られている。当業者には明らかであるように、コアワ
イヤ２０の全長が超弾性材料から作られている必要はな
い。その代わりコアワイヤ２０の遠位端の所定部分だけ
は超弾性材料から作られる必要がある。そのようなガイ
ドワイヤ１０の一例が１９９４年８月３０日にAbrams他
に発行された米国特許第５，３４１，８１８号に記載さ
れており、この特許は本明細書に参考文献として含め
る。Ｎｉｔｉｎｏｌ（登録商標）を含む適切な超弾性材
料が当業者によく知られている。すなわち、コアワイヤ
２０は好適には、約４０％乃至約４９％のチタンと、残
りはニッケルおよび１０％以下の１種以上の他の合金元
素を含有する合金材料から作られている。他の合金元素
は、鉄、コバルト、バナジウム、銅からなる群から選択
することができる。この合金は約１０％以下の銅とバナ
ジウムと３％以下の他の合金元素を含有することができ
る。チタンと等しい原子量（atomic amounts）以上のニ
ッケル及び他の合金の添加により、応力誘導によるオー
ステナイト相からマルテンサイト相への変態（stress-i
nduced austenite-to-martensite transformation)が発
生する応力レベルが増大し、マルテンサイト相がオース
テナイト相に変態する温度が人体温度より十分低い温
度、好ましくは室温以下であることが保証され、それに
よりオーステナイト相が手技（手順）の間を通じて、安
定した相となる。そのような過剰なニッケル及び追加合
金元素はまた、オーステナイト相のマルテンサイト相へ
の応力誘導変態が生じると、非常に高い応力で歪み範囲
を広げる作用をする。
【００１４】ガイドワイヤ１０は、コアワイヤ２０の近
位端２４を遠位端２２よりも剛性乃至堅くするための手
段を好適には有している。図１では、この手段はコアワ
イヤ２０の近位端の所定部分を覆うハイポチューブ（hy
potube）６０である。このチューブ６０はステンレス鋼
のようなコアワイヤの材料より剛性が大きい材料から作
られることが好ましい。付加したこの剛性により医師が
ガイドワイヤを血管の目的部位にトルクでガイドするの
を助ける。このガイドワイヤ１０はまた、その遠位端１
２をより滑潤にするための手段を好適には備えている。
図１では、この手段はテフロン（Ｔｅｆｌｏｎ）を包含
する当該技術分野で知られたかなりの材料、ナイロンや
エスタン（Ｅｓｔａｎｅ）を包含するかなりのポリマー
或いは親水性コーティングから作られる滑潤コーティン
グ６２として示されている。このコーティング６２は図
１に示したように、ガイドワイヤ１０の遠位端１２だけ
を覆うこともできるし、ガイドワイヤ１０の全体を覆う
こともできる。さらに、半球状ビーズがコアワイヤ２０
の最遠位端にあれば、コーティング６２はそのビーズを
覆ってもよいし、覆わなくてもよい。コアワイヤ２０に
は１カ所以上の横溝２３がある。横溝２３はコーティン
グ６２とコアワイヤ２０の間で機械的ロックを形成す
る。コーティング６２はその横溝２３内を満たすのが好
ましい。これによりテフロンスリーブ或いはコーティン
グ６２がコアワイヤ２０に対してスライドするのを防止
する。
位端２４を遠位端２２よりも剛性乃至堅くするための手
段を好適には有している。図１では、この手段はコアワ
イヤ２０の近位端の所定部分を覆うハイポチューブ（hy
potube）６０である。このチューブ６０はステンレス鋼
のようなコアワイヤの材料より剛性が大きい材料から作
られることが好ましい。付加したこの剛性により医師が
ガイドワイヤを血管の目的部位にトルクでガイドするの
を助ける。このガイドワイヤ１０はまた、その遠位端１
２をより滑潤にするための手段を好適には備えている。
図１では、この手段はテフロン（Ｔｅｆｌｏｎ）を包含
する当該技術分野で知られたかなりの材料、ナイロンや
エスタン（Ｅｓｔａｎｅ）を包含するかなりのポリマー
或いは親水性コーティングから作られる滑潤コーティン
グ６２として示されている。このコーティング６２は図
１に示したように、ガイドワイヤ１０の遠位端１２だけ
を覆うこともできるし、ガイドワイヤ１０の全体を覆う
こともできる。さらに、半球状ビーズがコアワイヤ２０
の最遠位端にあれば、コーティング６２はそのビーズを
覆ってもよいし、覆わなくてもよい。コアワイヤ２０に
は１カ所以上の横溝２３がある。横溝２３はコーティン
グ６２とコアワイヤ２０の間で機械的ロックを形成す
る。コーティング６２はその横溝２３内を満たすのが好
ましい。これによりテフロンスリーブ或いはコーティン
グ６２がコアワイヤ２０に対してスライドするのを防止
する。
【００１５】コアワイヤ２０の遠位端２２は、その外面
２１に沿って縦内腔（ボア）３０を有する。内腔３０は
当業者に知られた研削加工とプレス加工を含む方法によ
ってコアワイヤ２０内に作ることができる。内腔３０
は、縦軸１６に対して垂直に測定される所定の軸高さを
含む所定のサイズ（大きさ）と所定の形状を有してい
る。この内腔３０の軸高さと幅は好適に約０．０００５
インチから約０．００３インチの範囲にあり、縦軸に沿
ったその長さは好適に約０．２５インチから約１インチ
の範囲にある。
２１に沿って縦内腔（ボア）３０を有する。内腔３０は
当業者に知られた研削加工とプレス加工を含む方法によ
ってコアワイヤ２０内に作ることができる。内腔３０
は、縦軸１６に対して垂直に測定される所定の軸高さを
含む所定のサイズ（大きさ）と所定の形状を有してい
る。この内腔３０の軸高さと幅は好適に約０．０００５
インチから約０．００３インチの範囲にあり、縦軸に沿
ったその長さは好適に約０．２５インチから約１インチ
の範囲にある。
【００１６】ガイドワイヤ１０はさらに、ステンレス鋼
のような可鍛金属から作られた部材４０を備えている。
部材４０の軸高さは内腔３０の軸高さより実質的に大き
くないことが好ましい。すなわち、ガイドワイヤ１０の
表面は内腔／部材部位に沿って滑らかであり、その部材
はその位置でガイドワイヤ１０の径が増大しないように
している。部材４０は内腔３０に略完全に挿入されてい
る。部材４０は内腔３０と同じ形状であり、僅かに内腔
３０より小さく、それにより部材４０が内腔３０に嵌ま
っている。
のような可鍛金属から作られた部材４０を備えている。
部材４０の軸高さは内腔３０の軸高さより実質的に大き
くないことが好ましい。すなわち、ガイドワイヤ１０の
表面は内腔／部材部位に沿って滑らかであり、その部材
はその位置でガイドワイヤ１０の径が増大しないように
している。部材４０は内腔３０に略完全に挿入されてい
る。部材４０は内腔３０と同じ形状であり、僅かに内腔
３０より小さく、それにより部材４０が内腔３０に嵌ま
っている。
【００１７】図２からわかるように、部材３０は、外科
手術直前にガイドワイヤ１０の遠位先端１２を湾曲又は
他の何等かの形状に成形することができ、医師がガイド
ワイヤ１０とカテーテルを血管内の目的部位まで挿入
し、送り込み、操作するのを助ける。医師はガイドワイ
ヤの遠位先端１２を簡単に曲げ、従って、部材４０も曲
げるだろう。部材４０をその元の位置まで曲げ戻すのに
必要な力は、ガイドワイヤを元の位置まで戻そうとする
コアワイヤ２０の弾性力よりも大きい。従って、ガイド
ワイヤの遠位先端１２を所定形状に曲げることができ、
その手順中はその形状のままとすることができる。
手術直前にガイドワイヤ１０の遠位先端１２を湾曲又は
他の何等かの形状に成形することができ、医師がガイド
ワイヤ１０とカテーテルを血管内の目的部位まで挿入
し、送り込み、操作するのを助ける。医師はガイドワイ
ヤの遠位先端１２を簡単に曲げ、従って、部材４０も曲
げるだろう。部材４０をその元の位置まで曲げ戻すのに
必要な力は、ガイドワイヤを元の位置まで戻そうとする
コアワイヤ２０の弾性力よりも大きい。従って、ガイド
ワイヤの遠位先端１２を所定形状に曲げることができ、
その手順中はその形状のままとすることができる。
【００１８】ガイドワイヤ１０はさらに、部材３０及び
該部材３０に隣接するコアの部分を包囲するカバー５０
を備えている。図１はコイル状のばねであるカバー５０
を示している。カバー５０は、白金（ガイドワイヤにＸ
線不透過性遠位端を与える）或いはステンレス鋼を含
め、当該技術分野で知られたかなりの材料から作ること
ができる。カバー５０は、０．０００５インチと０．０
０２インチの間の間隔或いはピッチ、最適或いは好まし
くは０．００１インチの間隔で分離した隣接コイルで密
に束ねたコイルを備え、ばねそれ自体を形成するワイヤ
は０．００２インチ乃至０．００３インチの径を有して
いる。しかしながら、本発明のガイドワイヤのカバー５
０はばねからなる必要がない。実際にはばねを取り外す
ことができるだろうし、カバー５０はコーティング６２
それ自体からなることができるだろう。
該部材３０に隣接するコアの部分を包囲するカバー５０
を備えている。図１はコイル状のばねであるカバー５０
を示している。カバー５０は、白金（ガイドワイヤにＸ
線不透過性遠位端を与える）或いはステンレス鋼を含
め、当該技術分野で知られたかなりの材料から作ること
ができる。カバー５０は、０．０００５インチと０．０
０２インチの間の間隔或いはピッチ、最適或いは好まし
くは０．００１インチの間隔で分離した隣接コイルで密
に束ねたコイルを備え、ばねそれ自体を形成するワイヤ
は０．００２インチ乃至０．００３インチの径を有して
いる。しかしながら、本発明のガイドワイヤのカバー５
０はばねからなる必要がない。実際にはばねを取り外す
ことができるだろうし、カバー５０はコーティング６２
それ自体からなることができるだろう。
【００１９】カバー５０は好ましくはコアワイヤ２０と
部材４０の周囲を好適で隙間なく巻き、部材４０を内腔
３０内で保持するのをカバー５０が補助している。これ
はＮｉーＴｉ合金やステンレス鋼のような材料間に接着
剤を付着或いは塗布することが、実用的ではないことが
多いので有利である。このカバー５０は部材４０を内腔
３０内に保持するための良好な解決策となり、製造も経
済的である。
部材４０の周囲を好適で隙間なく巻き、部材４０を内腔
３０内で保持するのをカバー５０が補助している。これ
はＮｉーＴｉ合金やステンレス鋼のような材料間に接着
剤を付着或いは塗布することが、実用的ではないことが
多いので有利である。このカバー５０は部材４０を内腔
３０内に保持するための良好な解決策となり、製造も経
済的である。
【００２０】本発明の特定の実施形態を示し説明した
が、本発明の趣旨と範囲から逸脱することなくカテーテ
ルに変形を施すことができる。本発明を説明する際に使
用した用語は説明のための意味で使用したものであり、
限定の用語として使用してはいない。
が、本発明の趣旨と範囲から逸脱することなくカテーテ
ルに変形を施すことができる。本発明を説明する際に使
用した用語は説明のための意味で使用したものであり、
限定の用語として使用してはいない。
【００２１】なお本発明の好適な実施態様として、以下
のものがある。 （１）前記部材は前記縦内腔と同じサイズと形状を有す
る請求項１記載のガイドワイヤ。 （２）前記カバーはコイルばねを備える請求項１記載の
ガイドワイヤ。 （３）前記コアワイヤの前記遠位端を覆う滑らかなスリ
ーブをさらに有する請求項１記載のガイドワイヤ。 （４）前記スリーブはポリテトラフルオロエチレンから
なる実施態様（３）記載のガイドワイヤ。 （５）前記コアワイヤの遠位端はその外面に少なくも１
つの横溝を備える実施態様（４）記載のガイドワイヤ。
のものがある。 （１）前記部材は前記縦内腔と同じサイズと形状を有す
る請求項１記載のガイドワイヤ。 （２）前記カバーはコイルばねを備える請求項１記載の
ガイドワイヤ。 （３）前記コアワイヤの前記遠位端を覆う滑らかなスリ
ーブをさらに有する請求項１記載のガイドワイヤ。 （４）前記スリーブはポリテトラフルオロエチレンから
なる実施態様（３）記載のガイドワイヤ。 （５）前記コアワイヤの遠位端はその外面に少なくも１
つの横溝を備える実施態様（４）記載のガイドワイヤ。
【００２２】（６）前記カバーはポリマースリーブから
なる請求項１記載のガイドワイヤ。 （７）前記カバーはポリテトラフルオロエチレンスリー
ブからなる請求項１記載のガイドワイヤ。 （８）前記コアワイヤは、約４０％乃至約４９％のチタ
ンと残りの金属がニッケル及び１０％以下の他の合金元
素からなる請求項１記載のガイドワイヤ。 （９）前記他の合金元素は、鉄、コバルト、バナジウ
ム、銅からなる群から選択される実施態様（８）記載の
ガイドワイヤ。
なる請求項１記載のガイドワイヤ。 （７）前記カバーはポリテトラフルオロエチレンスリー
ブからなる請求項１記載のガイドワイヤ。 （８）前記コアワイヤは、約４０％乃至約４９％のチタ
ンと残りの金属がニッケル及び１０％以下の他の合金元
素からなる請求項１記載のガイドワイヤ。 （９）前記他の合金元素は、鉄、コバルト、バナジウ
ム、銅からなる群から選択される実施態様（８）記載の
ガイドワイヤ。
【００２３】（１０）前記コアワイヤの前記近位端を前
記遠位端よりも剛性にするための前記手段は、前記コア
ワイヤの前記近位端の所定長さを覆うハイポチューブか
らなる請求項２記載のガイドワイヤ。 （１１）前記ハイポチューブはステンレス鋼からなる実
施態様（１０）記載のガイドワイヤ。 （１２）前記部材は前記縦内腔と同じサイズと形状を有
する請求項２記載のガイドワイヤ。 （１３）前記カバーはコイルばねを備える請求項２記載
のガイドワイヤ。 （１４）前記コアワイヤの前記遠位端を覆う潤滑なスリ
ーブをさらに有する請求項２記載のガイドワイヤ。
記遠位端よりも剛性にするための前記手段は、前記コア
ワイヤの前記近位端の所定長さを覆うハイポチューブか
らなる請求項２記載のガイドワイヤ。 （１１）前記ハイポチューブはステンレス鋼からなる実
施態様（１０）記載のガイドワイヤ。 （１２）前記部材は前記縦内腔と同じサイズと形状を有
する請求項２記載のガイドワイヤ。 （１３）前記カバーはコイルばねを備える請求項２記載
のガイドワイヤ。 （１４）前記コアワイヤの前記遠位端を覆う潤滑なスリ
ーブをさらに有する請求項２記載のガイドワイヤ。
【００２４】（１５）前記コアワイヤの遠位端はその外
面に少なくも１つの横溝を備える実施態様（１４）記載
のガイドワイヤ。 （１６）前記カバーはポリマースリーブからなる請求項
２記載のガイドワイヤ。 （１７）前記コアワイヤは、約４０％乃至約４９％のチ
タンと残りの金属及びニッケルと１０％以下の他の合金
元素からなる請求項２記載のガイドワイヤ。 （１８）前記他の合金元素は、鉄、コバルト、バナジウ
ム、銅からなる群から選択される実施態様（１７）記載
のガイドワイヤ。 （１９）前記可鍛金属はステンレス鋼からなる請求項３
記載のガイドワイヤ。
面に少なくも１つの横溝を備える実施態様（１４）記載
のガイドワイヤ。 （１６）前記カバーはポリマースリーブからなる請求項
２記載のガイドワイヤ。 （１７）前記コアワイヤは、約４０％乃至約４９％のチ
タンと残りの金属及びニッケルと１０％以下の他の合金
元素からなる請求項２記載のガイドワイヤ。 （１８）前記他の合金元素は、鉄、コバルト、バナジウ
ム、銅からなる群から選択される実施態様（１７）記載
のガイドワイヤ。 （１９）前記可鍛金属はステンレス鋼からなる請求項３
記載のガイドワイヤ。
【００２５】
【発明の効果】以上説明したように本発明による超弾性
ガイドワイヤによれば、良好に製造でき、単純なデザイ
ンの成形可能な先端（チップ）を備えた安全なガイドワ
イヤを得ることができる。
ガイドワイヤによれば、良好に製造でき、単純なデザイ
ンの成形可能な先端（チップ）を備えた安全なガイドワ
イヤを得ることができる。
【図１】本発明によるガイドワイヤの直線部分を示す断
面図である。
面図である。
【図２】図１のガイドワイヤの曲がり部分を示す図であ
る。
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 キャロル・ジェイ・バーブリ アメリカ合衆国、33014 フロリダ州、マ イアミ・レイクス、メイン・ストリート 6911
Claims (3)
- 【請求項１】 人体に挿入するための遠位端と近位端と
を有しており、人間の脈管内をガイドするためのガイド
ワイヤであって、前記ガイドワイヤは、 ａ）遠位端と、近位端と、その遠位端と近位端の間の縦
軸とを有するコアワイヤであって、前記コアワイヤの前
記遠位端が超弾性材料から作られ、前記コアワイヤの外
面が前記遠位端に縦内腔を有し、前記内腔が軸方向高さ
を含む所定のサイズと形状を有するコアワイヤと、 ｂ）可鍛材料から作られた部材であって、前記部材の軸
高さは前記内腔の前記軸高さよりも実質的に大きくな
く、前記部材は前記内腔内に略完全に挿入され、前記コ
アワイヤの前記遠位端の形状は前記部材を曲げた後、そ
の元の形状に弾性的に戻らずに変形する部材と、 ｃ）前記部材及びその部材に隣接するコアワイヤの部分
を包囲するカバーとを具備するガイドワイヤ。 - 【請求項２】 人体に挿入するための遠位端と近位端と
を有しており、人間の脈管内をガイドするためのガイド
ワイヤであって、前記ガイドワイヤは、 ａ）遠位端と、近位端と、その遠位端と近位端の間の縦
軸とを有するコアワイヤであって、前記コアワイヤの前
記遠位端が超弾性材料から作られ、前記コアワイヤの外
面が前記遠位端に縦内腔を有し、前記内腔が軸高さを含
む所定のサイズと形状を有するコアワイヤと、 ｂ）前記カバーワイヤの前記近位端を前記遠位端よりも
剛性にするための手段と、 ｃ）可鍛材料から作られた部材であって、前記部材の軸
高さは前記内腔の前記軸高さよりも実質的に大きくな
く、前記部材は前記内腔内に略完全に挿入され、前記コ
アワイヤの前記遠位端の形状は前記部材を曲げた後、そ
の元の形状に弾性的に戻らずに変形する部材と、 ｄ）前記部材及びその部材に隣接するコアワイヤの部分
を包囲するカバーとを具備するガイドワイヤ。 - 【請求項３】 人体に挿入するための遠位端と近位端と
を有しており、人間の脈管内をガイドするためのガイド
ワイヤであって、前記ガイドワイヤは、 ａ）遠位端と、近位端と、その遠位端と近位端の間の縦
軸とを有するコアワイヤであって、前記コアワイヤの前
記遠位端が超弾性材料から作られ、前記コアワイヤの外
面が前記遠位端に縦内腔を有し、前記内腔が軸高さを含
む所定のサイズと形状を有する、コアワイヤと、 ｂ）可鍛材料から作られた可鍛部材であって、前記部材
の軸高さは前記内腔の前記軸高さよりも実質的に大きく
なく、前記部材は前記内腔内に略完全に挿入され、前記
コアワイヤの前記遠位端の形状は前記部材を曲げた後、
その元の形状に弾性的に戻らずに変形する可鍛部材と、 ｃ）前記部材及びその部材に隣接するコアワイヤの部分
を包囲するカバーとを具備するガイドワイヤ。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US08/825,805 US5876356A (en) | 1997-04-02 | 1997-04-02 | Superelastic guidewire with a shapeable tip |
| US825805 | 1997-04-02 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1119218A true JPH1119218A (ja) | 1999-01-26 |
| JP4166321B2 JP4166321B2 (ja) | 2008-10-15 |
Family
ID=25244958
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10422298A Expired - Lifetime JP4166321B2 (ja) | 1997-04-02 | 1998-04-01 | 成形可能な先端を備えた超弾性ガイドワイヤ |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5876356A (ja) |
| EP (1) | EP0868924B1 (ja) |
| JP (1) | JP4166321B2 (ja) |
| CA (1) | CA2232923C (ja) |
| DE (1) | DE69828327T2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002514474A (ja) * | 1998-05-14 | 2002-05-21 | サイムド ライフ システムズ， インコーポレイテッド | 高性能コイルワイヤ |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| US6190332B1 (en) | 1998-02-19 | 2001-02-20 | Percusurge, Inc. | Core wire with shapeable tip |
| US6355016B1 (en) | 1997-03-06 | 2002-03-12 | Medtronic Percusurge, Inc. | Catheter core wire |
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| WO2000065987A1 (en) | 1999-04-30 | 2000-11-09 | Applied Medical Resources Corporation | Guidewire |
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