JPH11191842A - 画像処理装置及び方法 - Google Patents

画像処理装置及び方法

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JPH11191842A
JPH11191842A JP9358516A JP35851697A JPH11191842A JP H11191842 A JPH11191842 A JP H11191842A JP 9358516 A JP9358516 A JP 9358516A JP 35851697 A JP35851697 A JP 35851697A JP H11191842 A JPH11191842 A JP H11191842A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 解像性と、階調性を両立して記録可能な装置
を提供する。 【解決手段】 疑似中間調処理部6よりの4値画像信号
を、ドット制御部14で前記多値信号を、多値信号が中
間調画像を表わす信号である場合には解像度を上げた2
値信号に変換して記録部4に供給し、多値信号が文字細
線画像を表わす信号である場合には解像度を落した7値
信号に変換して記録部4に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば複写機、フア
クシミリ装置、プリンタ装置等の画像処理に適した画像
処理装置及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】誤差拡散法を基本とする2値記録方式は
中間調と文字細線が混在する画像に対して鮮鋭性と階調
性ををほぼ両立して表現できることが知られている。記
録ドット密度を600DPI以上とすることで、文字の
先鋭性が向上し、中間調部のドットの粒状感も緩和す
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、更に高
解像化を図った場合、文字、細線の先鋭性は更に向上す
るが、中間調部、特に中間濃度部は非常に小さな孤立ド
ットを密に記録しなければならず、2値記録が故の利点
である安定性が失われる。
【0004】すなわち、より高密度な2値疑似中間調処
理にしたがって中間調を記録表現する場合、単位面積当
たりのドット数で中間調濃度が安定に表現が出来なく、
従って記録装置特有のガサツキが発生する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
することを目的としてなされたもので、係る目的を達成
する好適な一手段として例えば以下の構成を備える。
【0006】即ち、多値信号を対応する2値信号に変換
する少なくとも2種類の変換手段と、前記多値信号の内
容に応じて前記変換手段の内の一つを選択する選択手段
と、前記選択手段で選択された前記変換手段での変換信
号を画像形成する画像形成手段とを備えることを特徴と
する。
【0007】そして例えば、前記選択手段は、処理多値
信号が中間調画像を表わす信号か、あるいは文字細線画
像を表わす信号かで異なる前記変換手段を選択すること
を特徴とする。
【0008】又例えば、前記多値信号は4値化中間調画
像信号であり、前記変換手段は、前記多値信号を解像度
を上げた2値信号に変換する第1の変換手段と、前記多
値信号を解像度を落した7値信号に変換する第2の変換
手段とを含み、前記選択手段は、画像属性により前記第
1又は第2の変換手段のいずれかの変換手段を選択する
ことを特徴とする。あるいは、前記多値信号は3値化中
間調画像信号であり、前記変換手段は、前記多値信号を
解像度を上げた2値信号に変換する第1の変換手段と、
前記多値信号を解像度を落した5値信号に変換する第2
の変換手段とを含み、前記選択手段は、画像属性により
前記第1又は第2の変換手段のいずれかの変換手段を選
択することを特徴とする。
【0009】更に例えば、前記選択手段は、1画面単位
で前記変換手段の選択を行うことを特徴とする。あるい
は、前記選択手段は、1画素単位で前記変換手段の選択
を行うことを特徴とする。または、多値信号はカラー画
像信号であり、前記選択手段は前記多値カラー画像信号
の色毎に前記変換手段の選択を行うことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る一発明の実施の形態例を詳細に説明する。
【0011】(第1の実施の形態例)図1は本発明に係
る第1の発明の実施の形態例のブロック構成図である。
図1において、CCD1は、画像を主走査方向に400
DPI、副走査方向に600DPIの密度で読み取るこ
とができる。
【0012】CCD1の出力信号に前処理を施す前処理
部2は、入力信号を対応するデジタル信号に変換するA
/D変換器、ディジタル信号をシェーディング補正する
シェーディング補正部、CCD1で読み込んだ輝度信号
を記録装置4で印刷出力可能な対応する濃度信号に変換
する輝度−濃度変換部、空間フィルタ部等出構成されて
いる。
【0013】そして、CCD1よりの輝度アナログ信号
は前処理部2のA/D変換器でディジタル信号に変換さ
れ、シェーディング補正部でシェーディング補正し、輝
度−濃度変換部で輝度−濃度変換する。そして、必要に
応じて空間フィルタを用いて処理して擬似中間調処理部
6に出力される。
【0014】疑似中間調処理部6は、前処理の施された
画像信号を400DPI×600DPIの4値信号に変
換する一般に公知の多値誤差拡散法、あるいはその改良
された各種の誤差拡散法が使用可能に構成されており、
例えば、本出願人が既に開示した特開平2−21096
1号に記載した誤差拡散法を用いることが望ましい。
【0015】この誤差拡散法は、注目画素周辺の既に多
値化された多値データから平均値を求め、この平均値に
基づき注目画素を多値化する方法である。そして、この
方法によれば、多値化誤差をその平均値からの差とする
ことにより、より人の視覚特性に合致した良質の多値化
を従来のED法等に比べて安価に実現できる。
【0016】図1に示す本実施の形態例の擬似中間調処
理部6では、前処理の成された画像信号を4値化するた
め、主走査方向400DPIの各画素は夫々0(白)か
ら3(黒)までの値に変換される。この画像信号を本実
施の形態例の特徴とするドット制御部14で記録装置4
の解像度に応じた、又安定な記録が可能な記録ドット配
列に変換する。
【0017】なお、選択器5は、詳説しない外部記録信
号3と本実施の形態例に応じた記録信号9を記録装置4
に選択的に供給するためのものであり、その切り替え
は、不図示の本実施の形態例装置全体の体制御を司るC
PUよりの制御信号7に基づいて行なわれる。
【0018】記録部4は、選択器5よりの出力信号8に
対応する可視画像を600DPI×200DPIの2値
画像で印刷出力する。
【0019】図1に示すドット制御部14の詳細構成を
図2に示す。図2において、擬似中間調処理部6により
4値化された画像信号はフリップフロップ141で1画
素分遅延保持され、主走査方向に連続する2画素分の4
値化信号としてROM142のアドレス端子に接続され
る。
【0020】ROM142には予めこの2画素分の4値
信号に応じた記録ドット信号の配列が記憶されており、
主走査方向に連続する2画素分ずつの400DPI4値
信号を主走査方向に連続する1200DPI2値信号に
変換する。即ち、ROM142出力、すなわち6個分の
2値記録信号146は、シフトレジスタ143で一旦並
列に保持したあと、シフトクロック148に従って1ビ
ットのラスタ信号9として、選択器5に出力される。
【0021】図3は図2に示すドット制御部14の動作
タイミング図である。図2のフリップフロップ141
は、擬似中間調処理部6よりの画像出力タイミングであ
る画像読み取りクロック145に同期して擬似中間調処
理部6よりの画像を取込んで遅延させる。シフトレジス
タ143は、画像読み取りクロック145の2分周され
たクロック147の立ち上がりでROM142よりの並
列1200DPI2値信号出力146を保持(ラッチ)
し、シフトクロック148に同期して1ビット毎の直列
ラスタ信号9として選択器5に出力する。
【0022】図4は、本実施の形態例におけるドット制
御部14によりドット制御された記録信号の記録装置4
よりの記録例を示す図であり、400DPIの解像度で
の4値記録を行なう場合のドット配列例を示している。
【0023】本実施の形態例によれば、図4に示すよう
に、400DPI4値の持つ値は1200DPI2値の
記録ドットを夫々0,1,2,3個記録する事に等しい
ため、そのまま4値の値に等しい数の連続した1ビット
記録信号として変換する。尚この場合、2画素分同時に
変換される。
【0024】また、ROM142は他のアドレス端子に
接続された切り替え信号15に応じて他のパターンでの
記録が可能に構成されている。
【0025】図5はこの機能を用いて擬似中間調処理部
6により400DPI4値化された画像信号から記録部
4より200DPI(線/インチ)の密度で7値の表現
を行うようにドット制御を行う例である。すなわち主走
査方向に連続する2n,2n+1番目の夫々の4値信号
の組み合わせに応じて、夫々の4値信号の和に相当する
画素数分1200DPI2値記録信号146を連続させ
る。
【0026】この時、略中央から記録ドット群が数に応
じて略左右対称に固まって成長するように設定すれば、
記録材面上上で副走査方向に平行な200線/インチの
密度の記録線となり、濃度に応じてその線幅が7段階に
変調される。このパターンにより薄い部分は最も小さい
記録ドットを分散させ人の目に不快感を与えることな
く、中間濃度領域では記録ドットが複数固まるため安定
にかつ忠実な濃度で記録表現出来る。
【0027】以上に説明した200線7値の記録モード
は、前述の400線4値の記録モードに比べて中間調の
表現に優れる。その理由は、200線7値の記録モード
が最大7個記録ドットが集中するのに対し、400線4
値の記録モードは3個であり、同じ中間濃度を表現する
場合、400線4値の記録モードの方がドット群の空間
周波数が高いため、より正確な記録ドットの再現性が要
求されるからである。言い換えれば同じドット再現性を
有する場合200線7値の記録モードの方が有利とな
る。
【0028】しかしながら、逆に文字線画等の解像性を
問われる画像に対しては400線4値の記録モードの方
が有利である。図5に示す記録モードで解像性を改善し
た場合の記録パターン例を図6に示す。図6に示す零も
パターンもROM142に格納されている。
【0029】このため、この部分を使用する実施の形態
例においては、両4値信号の和が等しい組み合わせにお
いて、一律な記録パターンを割り当てるのではなく、な
るべく元の4値信号の値に応じた位置に記録ドット群の
位置を変調する。すなわち表中のパターン(3,1)と
(1,3)では両者共に連続した4個の記録ドット信号
に変換するが、前者は、記録紙面上でより2n+1画素
方向に位置をずらし、後者は逆に2n画素方向にその位
置をシフトする。
【0030】尚、各記録パターンは本実施の形態例に限
定されない。
【0031】以上説明したように本実施の形態例によれ
ば、高解像度2値記録可能な記録装置を用いて、多値擬
似中間調処理結果から簡単な構成で記録ドット配列を制
御することができ、簡単な構成で、かつ簡単な制御で解
像性と階調性を共に満足する記録画像を形成することが
できる。
【0032】即ち、画像を多値擬似中間調処理する手段
と、該多値化結果に基づき2値記録手段で記録可能な複
数の種類の記録信号に変換する手段と、2値記録手段を
有し、前記変換手段で複数の種顛の記録信号の内から所
望に応じて選択する手段を備えることによって、同一の
記録装置を用いて解像性と、階調性を両立して記録可能
となる。 (第2の実施の形態例)上述した第1の実施の形態例で
は、記録パターンの切り替えは画像全面であったが、図
7で示す本発明に係る第2の実施の形態例においては、
この記録パターンの切り替えを画素毎に行うことができ
るように構成している。図7において、上述した図1に
示す第1の実施の形態例を同一構成には同一番号を付し
て詳細説明を省略する。
【0033】図7においては、図1に構成に比し、像域
分離部10を備えており、像域分離部10は画像信号か
ら現在読み取っている画素がどんな属性であるかを検出
し、判別している。すなわち、画像信号の画素毎に対し
て注目画素が文字細線の一部か、或いは中間調部の一部
かを判定する。
【0034】このように処理対象画像が文字細線の一部
か、或いは中間調部の一部かを判定し、その判定結果に
従って、処理対象画像が文字細線の一部である場合に
は、図5に示す400DPI4値化された画像信号にド
ット制御を行ない、処理対象画像が中間調部の一部であ
る場合には図5に示す200DPI(線/インチ)の密
度で7値の表現を行うようにドット制御を行うように変
調する方法を採用する。
【0035】なお、この像域分離部5は、上述した像域
の判定方式に限定されるものではなく、少なくとも上記
画像の属性が判定出来れる方法であれば任意の方法を採
用できる。例えば、本出願人が既に開示した特開昭62
−107570号の属性判定方法等を用いることができ
る。
【0036】この属性判定方法は、注目画素をその周辺
の平均値で2値化し、その2値化時の平均値との差と、
2値化データの2次元的連続性を評価し、文字線画と連
続/網点中間調の部分とに2分する方法である。
【0037】以上の方法で判定した像域属性の判定の結
果、文字線画か否かの1ビットの信号15により先の記
録パターンの切り替えを行う。すなわち文字線画の場合
は図4に示す400線4値を、そうでない場合は図5に
示す200線7値のパターンを選訳する。従って判定は
主走査方向に400DPIの密度で2画素毎に行うこと
ができ、上述した第1の実施の形態例の効果に加え、更
にきめ細かな画像形成ができる。 (第3の実施の形態例)以上の説明においては、画像の
属性により記録パターンを変更する例について説明し
た。しかし、本発明は以上の例に限定されるものではな
い。例えば、記録画像の種類により、記録パターンに角
度を付けることによりカラー画像を記録表示する場合
に、色毎の干渉を避けることができる。これは、色毎に
スクリーンを変えることに該当させることにより、色毎
の干渉を避ける様に構成する例である。
【0038】以上の様に制御する本発明に係る第3の実
施の形態例を図8及び図9を参照して説明する。第3の
実施の形態例においても、基本構成は上述した図1に示
す第1の実施の形態例と同様であるが、ドット制御部1
4の構成が図8に示す構成となっている。図8は第3の
実施の形態例におけるドット制御部の詳細構成を示すブ
ロック図、図9はそのタイミングチャートである。
【0039】図8において、第3の実施の形態例におい
ては、パターンROM142のアドレス端子には、不図
示の制御部よりのアドレス信号150が供給されてい
る。このアドレス信号150は、周期的に発生する0か
ら5の値を呈する信号であり、例えば6進カウンタより
のカウント出力信号を供給するように構成しても良い。
ROM142のアドレス端子入力が副走査の数に該当
し、各カウント値に応じて、すなわち副走査ラインに応
じて、パターンの中心位置を制御することができる。
【0040】図9は全て多値化信号が(1,0)の場合
を示しているが、(arctanθ=1)の場合は、各副走査
ライン間で1200DPIの記録密度で2画素分ずつ左
にシフトさせる。従って記録密度600DPIの副走査
3ラインで約125μ傾くことになる。この結果、45
度のスクリーンが可能となる。
【0041】同様に各副走査ライン間で1200DPI
の記録ドットを1画素分シフトさせれば(arctanθ=0.
5)のスクリーンでの記録が可能である。
【0042】尚、上述した第2の実施の形態例との組み
合わせを行うことにより、色毎にスクリーン角だけでな
く、記録線数と表現階調数を変える事も可能である。例
として、以下を挙げる。
【0043】K:400線4値 arctanθ=0 Y:400線4値 arctanθ=0 M:200線7値 arctanθ=1 C:200線7値 arctanθ=0.5 以上の様に制御することにより、上述した作用効果に加
え、カラー画像を記録表示する場合に色毎の干渉を避け
ることができる。 (第4の実施の形態例)以上の説明はCCD1による読
み取り解像度が、主走査方向に400DPI、副走査方
向に600DPIの密度である場合を例として説明し
た。しかし本発明は以上の例に限定されるものではな
い。CCD1による画像読み取り解像度が主副操作方向
共に600DPIの場合の例である本発明に係る第4の
実施の形態例を以下説明する。
【0044】図10は本発明に係る第4の実施の形態例
におけるドット制御部の詳細構成を示す図であり、他の
基本構成は上述した図1に示す第1の実施の形態例と同
様である。
【0045】但し、CCD1による画像読み取り解像度
は主副操作方向共に600DPIである。また第4に実
施の形態例において、上述同様の1200DPI2値の
記録装置4を用い、同様に200線7値のスクリーンで
記録するなら、図1の擬似中間調処理部では600DP
I3値化することになる。
【0046】従って第4の実施の形態例においては、主
走査方向に連続する3画素分の3値化信号の組み合わせ
で記録ドットパターンが作られる。そして第4の実施の
形態例の図10に示すドット制御部においては、図11
に示すように上述した図5に示す例と同様の連続する3
画素分の多値化信号の総和に等しい数の記録ドットを生
成する。
【0047】そして、図10に示す第4の実施の形態例
においては、図2に示す第12の発明の実施の形態例に
比し、3画素分の信号をROM142のアドレスに加え
る必要があるために、フリップフロップが151、15
2の2段構成となっている。又、そのまま600DPI
の3値で記録する場合は、図12に示すパターンとな
る。
【0048】以上に説明する第4の実施の形態例によれ
ば、先の実施の形態例に比べて文字線画等、解像性が要
求される場合に有利となる。 (第5の実施の形態例)次に本発明に係る第5の実施の
形態例を説明する。第5の実施の形態例においても、基
本構成は上述した第1の実施の形態例の図1に示す構成
と同様構成である。第5の実施の形態例は、CCD1に
よる読み取り解像度が300DPIである場合に,擬似
中間調処理部6で600DPIの3値で処理し、記録部
4として1200DPI2値記録装置を使い、300D
PIの5値記録を行う実施の形態例である。
【0049】この場合、ドット制御部14は、図2同様
に主走査方向に連続する2画素分の3値信号の組み合わ
せに応じて(0から4)個の記録ドットを生成する。こ
の第5の実施の形態例における画像形成例を図13に示
す。
【0050】第5の実施の形態例では上述した第1乃至
第4の実施の形態例に対して文字線画の解像性と階調性
を略両立して満足する記録性能が得られる。 (その他の実施の形態例)本発明は記録表示手段に一切
制限されなく2値表現が可能なすべての表示機、記録装
置に適用できる。カラーの一色、3〜4色のカラー画像
の表示記録にも適用出来る。
【0051】ドット制御部14をROMを用いているが
RAMでも可能であり、又メモリーを用いなくとも実施
できる事は述べるまでもない。更に全てソフトウェアー
での実施も可能である。
【0052】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0053】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0054】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0055】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0056】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0057】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0058】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明した各機能を実現するプログ
ラムコードを格納することになる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、高
解像度2値記録可能な記録装置を用いて、多値擬似中間
調処理結果から簡単な構成で記録ドット配列を制御する
ことができ、簡単な構成で、かつ簡単な制御で解像性と
階調性を共に満足する記録画像を形成することができ
る。
【0060】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の発明の実施の形態例のブロ
ック構成図である。
【図2】図1に示すドット制御部の詳細構成を示す図で
ある。
【図3】図2に示すドット制御部の動作タイミング図で
ある。
【図4】本実施の形態例における記録装置よりの記録例
を示す図である。
【図5】本実施の形態例において擬似中間調処理部によ
り400DPI4値化された画像信号より1200DP
I(線/インチ)の密度で7値の表現を行なった場合の
出力例を示す図である。
【図6】図5に示す記録モードで解像性を改善した記録
パターン例を示す図である。
【図7】本発明に係る第2の発明の実施の形態例のブロ
ック構成図である。
【図8】本発明に係る第3の実施の形態例におけるドッ
ト制御部の詳細構成を示すブロック図である。
【図9】図8に示すドット制御部の動作タイミングチャ
ートである。
【図10】本発明に係る第4の実施の形態例におけるド
ット制御部の詳細構成を示すブロック図である。
【図11】第4の実施の形態例における画像信号の出力
例を示す図である。
【図12】第4の実施の形態例における画像信号の出力
例を示す図である。
【図13】本発明に係る第5の実施の形態例における画
像信号の出力例を示す図である。
【符号の説明】
1 CCD 2 前処理部 3 4 記録装置 5 選択器 6 擬似中間調処理部 7 制御信号 8 出力信号 9 直列1ビットラスタ信号 10 像域分離部 141、151、152 フリップフロップ 142 ROM 143 シフトレジスタ 145 画像読み取りクロック 146 並列1200DPI2値信号 147 2分周クロック 148 シフトクロック

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多値信号を対応する2値信号に変換する
    少なくとも2種類の変換手段と、 前記多値信号の内容に応じて前記変換手段の内の一つを
    選択する選択手段と、 前記選択手段で選択された前記変換手段での変換信号を
    画像形成する画像形成手段とを備えることを特徴とする
    画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記選択手段は、処理多値信号が中間調
    画像を表わす信号か、あるいは文字細線画像を表わす信
    号かで異なる前記変換手段を選択することを特徴とする
    請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記多値信号は4値化中間調画像信号で
    あり、 前記変換手段は、前記多値信号を解像度を上げた2値信
    号に変換する第1の変換手段と、前記多値信号を解像度
    を落した7値信号に変換する第2の変換手段とを含み、 前記選択手段は、画像属性により前記第1又は第2の変
    換手段のいずれかの変換手段を選択することを特徴とす
    る請求項1記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記多値信号は3値化中間調画像信号で
    あり、 前記変換手段は、前記多値信号を解像度を上げた2値信
    号に変換する第1の変換手段と、前記多値信号を解像度
    を落した5値信号に変換する第2の変換手段とを含み、 前記選択手段は、画像属性により前記第1又は第2の変
    換手段のいずれかの変換手段を選択することを特徴とす
    る請求項1記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記選択手段は、1画面単位で前記変換
    手段の選択を行うことを特徴とする請求項1又は請求項
    2のいずれかに記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記選択手段は、1画素単位で前記変換
    手段の選択を行うことを特徴とする請求項1又は請求項
    2のいずれかに記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 多値信号はカラー画像信号であり、前記
    選択手段は前記多値カラー画像信号の色毎に前記変換手
    段の選択を行うことを特徴とする請求項1又は請求項2
    のいずれかに記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 多値信号を対応する2値信号に変換する
    少なくとも2種類の変換手段を備える画像処理装置にお
    ける画像処理方法であって、 前記多値信号の内容に応じて前記変換手段の内の一つを
    選択して、選択された前記変換手段での変換信号を画像
    形成させることを特徴とする画像処理方法。
  9. 【請求項9】 前記変換手段の内の一つの選択は、処理
    多値信号が中間調画像を表わす信号か、あるいは文字細
    線画像を表わす信号かで異なる前記変換手段を選択する
    ものであることを特徴とする請求項8記載の画像処理方
    法。
  10. 【請求項10】 前記変換手段は、前記多値信号を解像
    度を上げた2値信号に変換する第1の変換手段と、前記
    多値信号を解像度を落した7値信号に変換する第2の変
    換手段とを含み、 前記多値信号は4値化中間調画像信号であり、前記変換
    手段の内の一つの選択は、処理多値信号が中間調画像を
    表わす信号である場合には前記第2の変換手段を、文字
    細線画像を表わす信号である場合には前記第1の変換手
    段を選択するものであることを特徴とする請求項8記載
    の画像処理方法。
  11. 【請求項11】 前記変換手段の内の一つの選択は、1
    画面単位で前記変換手段の選択を行うことを特徴とする
    請求項8乃至請求項10のいずれかに記載の画像処理方
    法。
  12. 【請求項12】 前記変換手段の内の一つの選択は、1
    画素単位で前記変換手段の選択を行うことを特徴とする
    請求項8乃至請求項10のいずれかに記載の画像処理方
    法。
  13. 【請求項13】 多値信号はカラー画像信号であり、前
    記選択手段は前記多値カラー画像信号の色毎に前記変換
    手段の選択を行うことを特徴とする請求項8乃至請求項
    10のいずれかに記載の画像処理方法。
  14. 【請求項14】 前記請求項1乃至請求項13のいずれ
    かに記載の機能を実現する制御手順を記憶することを特
    徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
  15. 【請求項15】 前記請求項1乃至請求項13のいずれ
    かに記載の機能を実現することを特徴とするコンピュー
    タプログラム列。
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