JPH11191739A - 共役構造ベクトル量子化方法、その装置及びプログラム記録媒体 - Google Patents

共役構造ベクトル量子化方法、その装置及びプログラム記録媒体

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JPH11191739A
JPH11191739A JP35715997A JP35715997A JPH11191739A JP H11191739 A JPH11191739 A JP H11191739A JP 35715997 A JP35715997 A JP 35715997A JP 35715997 A JP35715997 A JP 35715997A JP H11191739 A JPH11191739 A JP H11191739A
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直樹 岩上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少ない演算量で高い量子化効率を得る。 【解決手段】 コードブック10,11の各コードベク
トルの目標ベクトルと平行な成分の大きさをそれぞれ求
め(1a,1b)、そのコードブック11の平行成分の
大きさを昇順に並べ(2)、コードブック10のコード
ベクトルnを指定し、その平行成分の大きさと、目標ベ
クトルの大きさと、現在の最小量子化誤差d2 min とか
ら、そのコードベクトルとコードブック11のコードベ
クトル中の有効な組合せ候補を求め(3)、その指定コ
ードベクトルnと各候補との量子化誤差をそれぞれ求め
(4)、その量子化誤差がd2 min より小さければ、d
2 mi n を更新し、かつその組合せコードベクトルのイン
デックスを更新し(5)、コードブック10に指定して
いないものが残っていれば、その指定を順次変更して手
順3に戻り、全ての指定が終っていれば、最後のコード
インデックスを出力する(5a)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、音声・オーディ
オや画像などの高能率圧縮符号化の分野で広く利用さ
れ、互いに共役構造関係にある二つのコードブックのコ
ードベクトルを組合せて目標ベクトルをベクトル量子化
する方法、その装置及びプログラム記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】ベクトル量子化は、信号の符号化におい
て、複数の入力サンプルをまとめて目標ベクトルとし、
あらかじめ用意したコードベクトル一覧であるコードブ
ックの中から、目標ベクトルにもっとも近いコードベク
トルを選び、複数の入力サンプルをそのコードベクトル
番号で表す符号化方法である。
【0003】この方法は、入力サンプルの分布に一定の
傾向がある場合、入力サンプルの分布傾向と同じ分布傾
向をもつコードブックを用意しておけば高い能率で符号
化ができる。またベクトル量子化においては、符号化に
用いることのできる情報量が等しい場合、ベクトル量子
化の量子化ビット数、つまりコードベクトルの数を大き
く、またコードベクトルのサンプル数、すなわちコード
ベクトル長を大きくした方が能率が良い。
【0004】しかし、コードブックの規模は、コードベ
クトル長に比例し、量子化ビット数の2乗に比例するた
め、量子化能率をあげようとすると、コードブックを記
憶しておくのに必要なメモリが大規模になりすぎてしま
うという欠点を持つ。この問題を解決するために、図4
Aのような共役構造ベクトル量子化方法が提案されてい
る。この方法では、小規模な二つのコードブック10,
11からの各コードベクトルを加算部13で加えあわ
せ、再生信号を得る、この再生信号と目標信号との距離
を距離計算部13で求め、その距離が最小となるように
最適コードベクトル検索部14でコードブック10,1
1の各コードベクトルを選択する。このようにすると、
あまりメモリ量を増やすことなくベクトル量子化の能率
を上げることができる。
【0005】ベクトル量子化を大規模にすると生じるも
う一つの欠点は、最適なコードベクトルを検索するのに
大きな演算量がかかるということである。共役構造ベク
トル量子化では、演算量を削減するために、図5に示す
ようにコードブック10,11のコードベクトルを互い
に共役構造ベクトルとし、おのおののコードブック1
0,11をそれぞれ予備選択部15,16により独立に
検索し、もっともらしい候補ベクトルをいくつか予備選
択して小コードブック17,18を構成し、小コードブ
ック17,18の中から最適な組み合わせを検索する手
法が用いられる。
【0006】この方法では、予備選択時の候補数が小さ
いほど高い演算量削減効果が得られるが、その反面、予
備選択では組み合わせる対向側の情報を用いないため、
予備選択の候補数が少ないほど量子化の能率が悪化する
という問題点をもつ。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、共役構造
ベクトル量子化において、高い量子化能率を保ったまま
少ない演算量で量子化する方法、その装置およびプログ
ラム記録媒体を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明では、共役構造
ベクトル量子化の組み合わせ検索の際、一方のコードブ
ック中の各コードベクトルと、他方のコードブック中の
コードベクトルと有効な複数のものとの組み合わせのグ
ループを選び、その各グループにおける両コードブック
の各コードベクトルの組み合わせ合成と目標ベクトルと
の量子化誤差が最小になるようにする。
【0009】前記一方のコードブックの各コードベクト
ルと、他方のコードブック中のコードベクトルとの有効
な複数のものとの組み合わせのグループを選ぶために
は、例えばコードベクトルを、目標ベクトルとの近さを
評価できる一次元の評価値に変換し、この値を用いて、
共役ベクトル(他方のコードブックのコードベクトル)
との有効な組み合わせを探し出す。一次元の評価値とし
て、コードベクトルの、目標ベクトルとの平行成分の大
きさを用いると効果が高い。作用 共役構造ベクトル量子化では、図3Bに示すように、コ
ードブック10中のコードベクトル0とコードブック1
1中のコードベクトルv1との合成と、目標ベクトルt
との距離Rを計算して、そのうちの最小値Rmin となる
組み合わせを選択する。従来法では、考えられる全ての
組み合わせについて距離計算・最小値との比較を行う
が、この発明では、例えば図1に示すように、コードベ
クトルv0,v1の各目標ベクトルtとの平行成分C0
とC1の合成C0+C1と目標ベクトルtとの誤差Rp
が現在の最小誤差範囲Rp min におさまっている組み合
わせについてのみ距離計算を行う。このようにすると、
距離計算・最小値との比較を行う必要がない組み合わせ
についてはこれを省略することができ、演算量を軽減す
ることができる。一次元値は、昇順または降順の並べ替
えや、値の検索などの処理を少ない演算量で施すことが
できるので、距離計算の省略のための前処理の演算量は
少なく押さえることができる。
【0010】また、この発明方法においては、量子化誤
差が現在の最小値を必ず越える場合を除外するという手
法をとっているので、この方法を適用することによる量
子化能率の低下は全くない。
【0011】
【発明の実施の形態】実施例1 図2にこの発明の実施例1を示す。この実施例1ではコ
ードブック10の各コードベクトルに対するコードブッ
ク11中のコードベクトルの有効な組み合わせの選択の
ために、目標ベクトルとの近さをコードベクトルの、目
標ベクトルとの平行成分の大きさを用いて判定して行う
場合である。コードブック10、コードブック11を構
成するコードベクトルの数はどちらもNである。
【0012】手順1では、コードブック10,11中の
各コードベクトルva (n)の、目標ベクトルtとの平
行成分の大きさCa (n)を(1)式のように計算す
る。 Ca (n)=va (n)・t/T T=‖t‖ (1) nはコードベクトルvのコードブック中のインデックス
番号、aは、コードブック10と11との識別番号を表
し、値は0または1である。つまりva (n)とtとの
内積をtの大きさ(振幅)で割算して平行成分の大きさ
を求める。これらは平行成分記憶部21a,21b(図
3A)に記憶される。また目標ベクトルの大きさ‖t‖
が記憶部22に記憶される。
【0013】手順2では、N個からなる一方のコードブ
ック11を、平行成分の大きさC1が昇順になるように
並べ替える。この並べ替えを高速に行うアルゴリズム
は、様々なものが提案されており、一例としてヒープソ
ートが挙げられる。記憶部21bの内容がこの並べ替え
たものとされる。手順3では、目標ベクトルと現在まで
の最小量子化誤差をもとに、N個からなる他方のコード
ブック0中の各コードベクトルの平行成分の大きさC0
(n)ごとに、コードブック11中の組み合わせるべき
コードベクトルv1 (n)の範囲(グループ)を決定す
る。そのため現在の最小量子化誤差記憶部23が設けら
れる(3A)。
【0014】まず最初に、コードブック10中の指定さ
れたコードベクトルv0 (n)の平行成分の大きさC0
(n)に対し、コードブック11中の組み合わせて有効
なコードベクトルの平行成分の範囲を決定する。 C1 min (n) =‖t‖−C0 (n)−√d2 min 1 max (n) =‖t‖−C0 (n)+√d2 min (2) ここで、C1 min は、コードブック11中のコードベク
トルの平行成分の、組み合わせて有効な下限の値、C1
max は、コードブック11中のコードベクトルの平行成
分の、組み合わせて有効な上限の値、d2 min は量子化
誤差の最小値である。つまり、目標ベクトルtの大きさ
‖t‖からコードブック10中のコードベクトルの平行
成分の大きさC0 (n)と量子化誤差の最小値d2 min
の平方根を引いた値がC1 min (n)以上であり、かつ
‖t‖からコードブック10のコードベクトルの平行成
分の大きさC0 (n)を引いた値に√d2 min を加算し
た値がC1 max (n)以上のものを、各コードベクトル
0 (n)ごとに、コードブック11中のコードベクト
ルを探せばよいことを示している。
【0015】そこで、C1 min (n)<C1 (m)<C
1 max (n)となるmの範囲を検索する。mは昇順に並
べられたC1 (n)の順番の番号を示す。コードブック
11は手順2において、C1 が昇順となるように並べ替
えられているので、C1 が、C1 min 以上の最小値m
min とC1 max 以下の最大値mmax となるmの値をそれ
ぞれ検索すれば、mの範囲(mmin (n)、m
max (n))を指定することができる。例えば図3Bに
示すように、あるC0 (n)についてC1 (n)が大き
い順にC1 1(n),C1 2(n),・・・C1 N (n)と
並んでおり、C1 2(n)>C1 max (n)でC1 3(n)
<C1 max (n)であれば、mmax =3であり、C 1 i
(n)>C1 min (n)でC1 i+1 (n)<C
1 min (m)であればmmin=iとなる。
【0016】この手順は、nの値ごとに行う。すなわ
ち、コードブック10のコードベクトルv0 (n)ごと
に行い、nの値は0から始まり、mmin (n)、mmax
(n)を決定してから、nを1ずつ加えて更新してゆく
が、更新する前に手順4に進む。手順4の後、プロセス
は手順5に進行するが、手順5が終了したのちにプロセ
スは手順3に戻る。手順3はコードブック10中の各コ
ードベクトルに対し、それぞれ、コードブック11中の
有効な組み合わせとなるコードベクトルの候補を選択し
ていることになる。
【0017】手順4では、手順3で求めた有効な組み合
わせの範囲内の各コードベクトルv 1 (m)と、コード
ベクトルv0 (n)の合成の、目標ベクトルtに対する
量子化誤差を計算する。 d2 (m,n)=‖t−{v0 (n)+v1 (m)}‖2 , mmin (n)max (n) (3) nは手順3で用いた値 手順5では、手順4で求めた量子化誤差d2 (m,n)
と、現在記録している量子化誤差の最小値d2 min とを
比較し、d2 (m,n)の方が小さければその値に記憶
部23のd2 min を更新し、また記憶部24のコードイ
ンデックスm,nの値を更新する(5a)。この更新手
順は、手順4で量子化誤差を計算する度に行う。手順4
・5で量子化誤差計算・比較が終了した後、nを+1し
(5b)、まだ処理を行うべきコードブック0のコード
インデックスnが残っているかを調べ(5c)、残って
いる場合には、手順3に進む。残っていない場合には、
現在記録しているコードインデックスを量子化インデッ
クスとして出力する(5d)。ここで、コードブック0
のインデックスnはそのまま出力するが、コードブック
1のインデックスmは、手順2での並べ替え前のインデ
ックスに直してから出力する。 実施例2 実施例2は、実施例1の拡張である。手順1の入力にコ
ードブック10とコードブック11を用いる代わりに、
おのおののコードブックを予備選択して得られた小コー
ドブック0と小コードブック1を用いる。この予備選択
は図5に示した従来法と同様に行えばよいが、従来より
予備選択の候補数を多くして量子化効率を下げないよう
にする。
【0018】上述の説明から明らかなように、この発明
による量子化装置としてはコードブック10,11、目
標ベクトル振幅計算手段と、その計算結果‖t‖を記憶
する記憶部22、各コードベクトルの目標ベクトルと平
行な成分の大きさを計算する平行ベクトル振幅計算手段
と、それらの平行成分の大きさを記憶する記憶部21
a,21bと、記憶部21bの記憶内容を昇順に並べ替
える並べ替え手段と、コードブック10中の指定された
コードベクトルについて式(2)により有効下限値、有
効上限値を求める手段と、この有効下限値、有効上限値
に応じて有効な組み合わせとなるコードブック11中の
コードベクトル候補を求める手段と、これらコードベク
トル候補と、コードブック10中の指定されたコードベ
クトルとの量子化誤差を計算する手段と、その計算され
た量子化誤差と記憶部23の現在の最小量子化誤差と比
較する手段と、その比較で計算された量子化誤差の方が
小さい場合は、その量子化誤差で記憶部23の最小量子
化誤差を更新し、またその最小量子化誤差を生成する、
両コードベクトルのコードインデックスで記憶部24の
コードインデックスn,mを更新する手段と、コードブ
ック10の全てのコードベクトルに対する指定を行った
か否かを判定し、残ったコードベクトルがあれば、前記
有効上限値、有効下限値を求める手段、コードベクトル
候補を求める手段、量子化誤差を求める手段、比較手段
を行う繰返し手段と、コードブック10中の全てのコー
ドベクトルに対する指定が残っていなければ、その時の
記憶部24中のコードインデックスを量子化出力として
出力する手段と、上記各手段を制御し、処理を実行させ
る制御手段とを具備することは明らかであろう。
【0019】またこの量子化装置の処理は一般にはプロ
グラムを解読実行して行われる。更に上述において、コ
ードベクトル11の平行成分の大きさを昇順に並べかえ
て処理したが、そのようなことをすることなく、要は指
定されたコードベクトルの平行成分の大きさと、目標ベ
クトルとの大きさと、現在の最小量子化誤差とから、指
定されたコードベクトルと、コードブック11のコード
ベクトル中の有効な組み合わせとなる候補を求めればよ
い。1111コードブック10中の各コードベクトルに
ついて、これと、コードブック11中のコードベクトル
との組み合わせで有効なものを候補として選び出し、そ
のコードブック10中のコードベクトルと、これと対応
する有効な組み合わせの各候補との合成と、目標ベクト
ルとの量子化誤差が最小となるコードベクトルの組み合
わせのコードインデックスを量子化出力とすればよい。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように、この発明を用いる
と、共役構造ベクトル量子化において、少ない演算量で
コードベクトル10とコードベクトル11の無駄な組み
合わせを予測することができる。コードブック中のコー
ドベクトルの数が64程度で、コードベクトルの長さが
20程度である場合、約10分の1の演算量削減が期待
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の共役構造ベクトル量子化における目
標ベクトルの大きさと、これと平行な二つの共役構造ベ
クトルの成分とにより、有効な組み合わせとなり得るか
否かを説明するための図。
【図2】この発明の方法を適用した機能構成と手順の例
を示す図。
【図3】Aはこの発明装置に用いられる各記憶手段を示
す図、Bは有効下限値と有効上限値と、有効な組み合わ
せの候補範囲を説明するための図である。
【図4】Aは従来の共役構造ベクトル量子化の機能構成
を示す図、Bは通常の共役構造ベクトル量子化の距離計
算の模式図である。
【図5】従来の共役構造ベクトル量子化の演算量削減を
行った機能構成を示す図。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに共役構造のコードベクトルを格納
    した第1、第2コードブックからそれぞれ取出した二つ
    のコードベクトルの合成が目標ベクトルに対し量子化誤
    差が最小のものを選択する共役構造ベクトル量子化方法
    において、 第1コードブックの各コードベクトルについて、これと
    第2コードブック中のコードベクトルとの組み合わせの
    うち、有効な組み合わせを選び出す第1の段階と、 第1の段階で選び出された、コードベクトルの有効な組
    み合わせ同士の合成と、目標ベクトルとの量子化誤差が
    最小な組み合わせを示すコードインデックスを検索する
    第2の段階からなることを特徴とする共役構造ベクトル
    量子化方法。
  2. 【請求項2】 上記第1の段階は、 第1、第2コードブック中の各コードベクトルごとに、
    目標ベクトルと平行な成分の大きさを求める第3の段階
    と、 目標ベクトルの振幅を求める第4の段階と、 第1コードブックについてその順次指定されるコードベ
    クトルごとの、第3の段階で求めた平行成分の大きさ
    と、第4の段階で求めた目標ベクトルの振幅と、第6の
    段階で求めた現在の最小量子化誤差をもとに、第2コー
    ドブック中のコードベクトルと上記指定されたコードベ
    クトルとの有効な組み合わせを、第1コードブック中の
    コードベクトルの、目標ベクトルと平行な成分の有効な
    範囲から求める第5の段階とよりなり、 上記第2の段階は、 上記第2の段階を、第1コードブック中のコードベクト
    ルごとに行い、現在の最小量子化誤差を示すコードイン
    デックスを求め、検索すべき第1コードブック中のコー
    ドベクトルが残っている限り上記第5の段階に戻り処理
    を継続し、残っていない場合現在の最小量子化誤差を示
    すコードインデックスを出力コードインデックスとする
    第6の段階とからなることを特徴とする共役構造ベクト
    ル量子化方法。
  3. 【請求項3】 上記第1、第2コードブックは、それぞ
    れ第1、第2コードブックよりそれぞれ多くのコードベ
    クトルを有する第1、第2大コードブックから予備選択
    したコードベクトルの集合からなる小コードブックであ
    ることを特徴とする請求項1又は2記載の共役構造ベク
    トル量子化方法。
  4. 【請求項4】 互いに共役構造のコードベクトルを格納
    した第1、第2コードブックからそれぞれ取り出した二
    つのコードベクトルの合成が目標ベクトルに対し、量子
    化誤差が最小な組合せをコードインデックスとするベク
    トル量子化装置において、 上記目標ベクトルの大きさを計算する目標ベクトル振幅
    計算手段と、 上記目標ベクトルの大きさを記憶する目標ベクトル大き
    さ記憶手段と、 上記第1コードブック中の各コードベクトルの目標ベク
    トルと平行な成分の大きさを第1平行成分として求める
    第1平行ベクトル振幅計算手段と、 上記第2コードブック中の各コードベクトルの目標ベク
    トルと平行な成分の大きさを第2平行成分として求める
    第2平行ベクトル振幅計算手段と、 上記第1平行成分、上記第2平行成分をそれぞれ記憶す
    る第1、第2平行成分記憶手段と、 現在の最小量子化誤差を記憶する誤差記憶手段と、 上記第1コードブックの各コードベクトルごとに、その
    第1平行成分と、上記第2平行成分と上記現在の最小量
    子化誤差と上記目標ベクトルの大きさとから第2コード
    ブック中の有効な組合せとなるコードベクトル候補を求
    める候補選択手段と、 上記第1コードブックのコードベクトルを、これと対応
    する上記候補選択手段で選択された第2コードブックの
    各コードベクトル候補との量子化誤差を計算する誤差計
    算手段と、 誤差計算手段で計算された量子化誤差と上記現在の量子
    化誤差とを比較する比較手段と、 上記現在の最小量子化誤差が得られたコードベクトルの
    組合せインデックスを記憶するインデックス記憶手段
    と、 上記比較結果が、計算された量子化誤差の方が小さけれ
    ば、その計算された量子化誤差に上記現在の最小量子化
    誤差を更新し、かつ上記インデックス記憶手段のインデ
    ックスを更新する更新手段と、 上記候補選択手段、上記誤差計算手段、上記比較手段、
    上記更新手段を、上記第1コードブックの全てのコード
    ベクトルについて実行する繰返し手段と、 上記繰返し手段の実行が終了すると、上記インデックス
    記憶手段のインデックスを量子化出力として出力する出
    力手段とを具備することを特徴とする共役構造量子化装
    置。
  5. 【請求項5】 上記第2平行成分を、その大きさ順に並
    べ替える並べ替え手段とを備え、 上記第2平行成分記憶手段は、上記並べ替えられたもの
    を記憶する手段であり、 上記候補選択手段は、上記目標ベクトルの大きさから対
    象第1平行成分と差し引いた値に対し、現在の最小量子
    化誤差の平方根を加減算して有効上限値、有効下限値を
    演算する手段と、 上記第2平行成分記憶手段中の上記有効上限値より小さ
    い第2平行成分中の最大のものの番号mmax (n)と、
    上記有効下限値より大きい第2平行成分中の最小のもの
    の番号mmin (n)とを求め、番号mmax (n)、番号
    min (n)の範囲の各番号と対応する第2コードブッ
    クのコードベクトルを上記コードベクトル候補とする候
    補範囲決定手段とよりなることを特徴とする請求項4記
    載の共役構造ベクトル量子化装置。
  6. 【請求項6】 互いに共役構造のコードベクトルを格納
    した第1、第2コードブックからそれぞれ取り出した二
    つのコードベクトルの合成が目標ベクトルに対し、量子
    化誤差が最小のものを選択するベクトル量子化装置の処
    理を行うプログラムを記録した記録媒体であって、 上記プログラムは、 目標ベクトルの大きさを求める第1過程と、 上記第1、第2コードブック中の各コードベクトルの上
    記目標ベクトルと平行な成分の大きさを求める第2過程
    と、 第1コードブックのコードベクトルについて、その順次
    指定されるコードベクトルごとに、その平行成分の大き
    さと、上記目標ベクトルの大きさと、上記第2コードブ
    ック中の各コードベクトルの上記平行成分の大きさと、
    現在の最小量子化誤差をもとに、上記第2コードブック
    中のコードベクトルから、上記指定されたコードベクト
    ルとの有効な組み合わせの候補のコードベクトルを求め
    る第3過程と、 上記指定されたコードベクトルと上記各候補のコードベ
    クトルとの量子化誤差を計算する第4過程と、 その第4過程で求めた量子化誤差と上記現在の最小量子
    化誤差とを比較する第5過程と、 第5過程の比較において第4過程で求めた量子化誤差の
    方が小さければ、その量子化誤差に上記現在の最小量子
    化誤差を更新し、かつ保持コードインデックスを上記第
    4過程で求めた量子化誤差が得られた両コードベクトル
    のコードインデックスに更新する第6過程と、 上記第3過程でのコードベクトルの指定が全て終ったか
    を判定する第7過程と、 その第7過程で指定が終っていなければ上記第6過程の
    後、又は上記第5過程の比較において第4過程で求めた
    量子化誤差の方が大きければ、上記第3過程の上記指定
    コードベクトルを変更して上記第3過程に戻る第8過程
    と、 上記第7過程で、全てのコードベクトルに対する指定が
    終ったと判定されると、上記保持しているコードインデ
    ックスを量子化結果として出力する第9過程と、 を実行することを特徴とするコンピュータ読出し可能な
    記録媒体。
  7. 【請求項7】 上記プログラムは上記第2過程で求めた
    第2コードブックの上記各平行成分の大きさを昇順に並
    べ替える第10過程を実行し、 上記第3過程は、上記目標ベクトルの大きさから、上記
    指定されたコードベクトルの上記平行成分を差し引いた
    値に対して、上記現在の最小量子化誤差の平方根を加減
    算して有効上限値、有効下限値を計算する第11過程
    と、 上記昇順に並べた平行成分の大きさから、上記有効上限
    値より小さい平行成分中の最大のものの番号m
    max (n)と、上記有効下限値より大きい平行成分中の
    最小のものの番号mmin (n)を求める第12過程と、 上記番号mmax (n)、番号mmin (n)の範囲の各番
    号と対応する第2コードブックのコードベクトルを上記
    候補のコードベクトルとする第13過程とを含むことを
    特徴とする請求項6記載の記録媒体。
  8. 【請求項8】 上記プログラムは上記第1、第2コード
    ブックよりそれぞれコードベクトルの数が多い第1、第
    2大コードブックからそれぞれ予備選択して上記第1、
    第2コードブックを得る第14過程を実行することを特
    徴とする請求項6又は8記載の記録媒体。
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