JPH11191174A - 自動販売機用飲料容器及び自動販売機の販売口構造 - Google Patents

自動販売機用飲料容器及び自動販売機の販売口構造

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JPH11191174A
JPH11191174A JP35833997A JP35833997A JPH11191174A JP H11191174 A JPH11191174 A JP H11191174A JP 35833997 A JP35833997 A JP 35833997A JP 35833997 A JP35833997 A JP 35833997A JP H11191174 A JPH11191174 A JP H11191174A
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vending machine
beverage
beverage container
container
opening
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Junichi Enmei
純一 延命
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Sanden Corp
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
  • Beverage Vending Machines With Cups, And Gas Or Electricity Vending Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 蓋の開閉動作が自動的に行われる利便性の高
い自動販売機用飲料容器及び自動販売機の販売口構造を
提供する。 【解決手段】 飲料容器1の上面に、開閉突起3aを備
え水平方向にスライドする注入口蓋3を設けるととも
に、自動販売機の容器販売口12b内に前記開閉突起3
aに当接する高さ位置に開閉ロッド17を設けたので、
飲料容器1を容器販売口12a内に進入させることによ
り注入口蓋3が自動的に開放して注入口2bが露出す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、飲料を所定の飲料
容器に注入して販売する自動販売機に関するものであ
り、特に、飲料容器及び自動販売機の販売口の構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にカップを用いる飲料用の自動販売
機においては、複数種類の飲料を飲料タンクに貯蔵し、
購買者が一の飲料を選択すると、所定の取り出し口にカ
ップが搬出されて所定量の飲料が注入される。これによ
り購買者は所望の飲料をカップに一杯ずつ購入すること
ができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
自動販売機では、まとまった量の飲料、例えば5人分の
飲料を購入する場合(まとめ買いをする場合)には、飲
料を選択しカップを取り出すという作業を5回繰り返す
必要があり非常に手間がかかるものであった。また、飲
料の購入後に5つのカップを運ぶのも手間を要するもの
であった。
【0004】一方、小容量で保温効果の少ないカップに
注入されたものを購入するのではなく、例えば保温ポッ
トのような容器に数カップ分の飲料を入れたものを購入
したいという市場の要求があった。特に、企業等の内部
に設置された自動販売機において限定された人のみが使
用する場合にこの要求が強く、例えば、ポットや大型の
カップに通常のカップ数杯分の飲料をまとめて購入した
いというものである。
【0005】この課題を解決するために、図14に示す
ような自動販売機が提案されている。この自動販売機1
01は、筐体102の前面にカップ販売口102aと容
器販売口102bを備えており、容器販売口102b内
に所定の飲料容器Pを載置して、この飲料容器Pに所定
量の飲料を注出可能としたものである。この容器販売口
102b内には、上方から飲料容器Pに飲料を注入する
ための注入ノズル105が配置され、飲料容器P上面の
注入口Pmに向かって飲料を注出する。また、この自動
販売機1は、カップ排出装置104とカップステージ1
03を備えてカップ販売口102aにおいて飲料カップ
(図示省略)による飲料の販売をすることができる。
【0006】ところで、一般的に、飲料容器Pに塵・埃
等のゴミの進入を防ぐとともに、保温効果を高めるため
に蓋Pcを設けて密閉するのが好ましい。
【0007】しかしながら、この自動販売機101の構
成によれば、前述したように飲料容器Pは上部を開口し
ている必要がある。このため、飲料を購入する度に蓋P
cを開閉する必要があり非常に手間がかかる。また、飲
料容器Pと脱着可能な蓋Pcであれば、取り外した蓋P
cを一時的に置いておくスペースが必要となり、さら
に、蓋Pcを紛失するおそれもある。一方、飲料容器P
と一体化した蓋Pcであれば、紛失等のおそれはないも
のの、蓋Pcを閉じたまま容器販売口102b内に載置
して飲料を注出し、自動販売機101内で飲料モレを発
生する場合もある。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、蓋の開閉動作が自動
的に行われる利便性の高い自動販売機用飲料容器及び自
動販売機の販売口構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、自動販売機の販売口に出入可能
で、この販売口内において自動販売機が注出する飲料を
収容する自動販売機用飲料容器において、自動販売機か
らの飲料を注入可能な注入口と、この注入口を開閉可能
な注入口蓋と、自動販売機の販売口内に設けられた作動
機構から付与される力により注入口蓋を開放する開放機
構とを備えたことを特徴とする。
【0010】本発明によれば、自動販売機の販売口内に
おいて作動機構から注入口蓋の開放機構に力が付与され
ることにより、自動販売機用飲料容器の注入口蓋が開放
され、自動販売機が注出する飲料を注入し収容すること
ができる。
【0011】また、請求項2の発明は、販売口内に載置
された所定の飲料容器に飲料を注出して販売する自動販
売機の販売口構造において、請求項1記載の自動販売機
用飲料容器を販売口内に進入させることにより前記開放
機構に力を付与可能な作動機構を備えたことを特徴とす
る。
【0012】本発明によれば、請求項1記載の自動販売
機用飲料容器を販売口内に進入させることにより、飲料
容器の前記開放機構に力を付与することができる。これ
により、請求項1記載の自動販売機用飲料容器は、前述
したように注入口蓋が開放され、自動販売機が注出する
飲料を注入し収容することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)本発明の第
1の実施の形態にかかる自動販売機及びこれに用いられ
る自動販売機用飲料容器(以下、単に「飲料容器」と言
う。)について図1〜図4を参照して説明する。図1は
飲料容器の外観を示す概略斜視図、図2は飲料容器の要
部を示す分解斜視図、図3は自動販売機の外観斜視図、
図4は自動販売機の販売口構造及び飲料容器の動作を示
す概略水平断面図である。
【0014】図1において、1は飲料容器であり、飲料
を収容する飲料容器本体2と、注入口蓋3と、把手Tか
ら構成される。
【0015】飲料容器本体2は、円筒形状の部材からな
り、収容飲料を注ぎ出す注出口2aを側面上部に備える
とともに、自動販売機から飲料を注ぎ入れる略半円形状
の注入口2bを円筒形状の上面に備えている。この注入
口2bの開口面積は、飲料容器本体2の上面積の半分よ
りやや小さく、注入口2bの弧が飲料容器本体2の上面
の円周に沿うように配置されている。また、飲料容器本
体2の上面には、注入口2bの弦と直交する方向に互い
に平行に配置された一対の溝2cが設けられている。こ
の溝2cの長さは、注入口2bの半径とほぼ同じであ
る。
【0016】注入口蓋3は、前記注入口2bを閉鎖可能
な略半円形状の平板状部材からなり、注入口2bよりわ
ずかに面積が大きいものである。この注入口蓋3の下面
であって半円形状の弦の近くには、前記溝2cに係合可
能に一対の突起3aが設けられている。これにより、注
入口蓋3を突起3aと飲料容器本体2の溝2cが係合す
るように飲料容器本体2の上面に配置すると、注入口蓋
3を溝2cの長さ方向に移動させることにより、注入口
2bを閉鎖及び開放することができる。また、注入口蓋
3の上面であって半円形状の弦の中心部には、開閉突起
3bが立設している。この開閉突起3bは矩形の平板状
部材であって、その一辺を注入口蓋3の弦に付設したも
のであり、垂直よりもわずかに注入口2b方向に傾斜し
ている。飲料容器本体2の上面に配置した注入口蓋3を
開閉するには、この開閉突起3bに対して溝2cの長さ
方向に力を付与すればよい。
【0017】把手Tは、飲料容器1を持ち運ぶためのも
ので、飲料容器本体2の側面であって注出口2aの反対
側に設けられている。
【0018】自動販売機11は、飲料カップCによる飲
料の販売と、飲料容器1による飲料の販売の両方を可能
としたもので、図3に示すように、略直方体形状の筐体
12の前面にカップ販売口12a及び容器販売口12b
を配置するとともに、複数の飲料選択ボタンS、まとめ
買いボタン15、コイン投入口、コイン返却レバー、釣
銭取り出し口等を備えている。
【0019】カップ販売口12aは、飲料が注入された
飲料カップCを自動販売機11の内側から取り出すため
のもので、筐体12の前面ほぼ中央に空けられている。
カップ販売口12aの高さ及び幅は、飲料カップCの取
り出しを容易にするために飲料カップCの高さ及び幅よ
りも大きく設定されている。また、このカップ販売口1
2aには、左縁を軸として前方に向かって回動自在なカ
ップ販売口扉13が設けられている。
【0020】容器販売口12bは、飲料が注入された飲
料容器1を自動販売機1に出し入れするためのものであ
る。また、容器販売口12bは、筐体12の前面ほぼ中
央であって前記カップ販売口12aの横に配置され、カ
ップ販売口12aの上辺と容器販売口12bの上辺が同
一高さ位置となるように配置されている。容器販売口1
2bの高さ及び幅は、飲料容器1の取り出しを容易にす
るために飲料容器1の高さ及び幅よりも大きく設定され
ている。さらに、この容器販売口12bには、左縁を軸
として前方に向かって回動自在で、ロック機構14aを
備えた容器販売口扉14が設けられている。
【0021】飲料選択ボタンSは、購買者が購入を希望
する飲料を選択するためのボタンであり、筐体12の前
面上部に自動販売機11で販売される商品に対応して複
数配置されている。
【0022】まとめ買いボタン15は、購買者が飲料を
飲料カップCで一杯ずつ購入(カップ販売)を希望する
か、飲料容器1でカップ数杯分をまとめて購入(まとめ
販売)を希望するかを自動販売機11に選択指示するた
めのもので、前記飲料選択ボタンSと並設して筐体12
の前面に配置されている。まとめ買いボタン15は、押
下するごとに、自動販売機11を、カップ販売を行う状
態(カップ販売モード)と、まとめ販売を行う状態(ま
とめ販売モード)を切り替えるものである。
【0023】この自動販売機11の容器販売口12bの
内側は箱状空間となっており、ここに飲料容器1を載置
することができる。また、容器販売口12bの内側に載
置された飲料容器1に対して上方後側から飲料容器1の
上面に向かって飲料を注出可能な注出ノズル16が複数
設置してある。さらに、カップ販売口12aの内側に配
置されたカップステージ(図示省略)に載置された飲料
カップCが、搬送装置(図示省略)によって注出ノズル
16の下方に搬送可能である。
【0024】この容器販売口12bの内側上部には左右
方向に亘って棒状部材の開閉ロッド17が設けられてい
る。開閉ロッド17は、飲料容器1を容器販売口12b
から進入させた際に、注入口蓋3の開閉突起3aと当接
する高さ位置に配置されている。また、開閉ロッド17
は、注出ノズル16からの飲料を注入する位置において
注入口蓋3を全開した場合に、開閉突起3aと当接する
位置に配置されている。
【0025】図4に示すように、この自動販売機11の
容器販売口12bに、注入口蓋3を閉鎖したまま飲料容
器1を進入させると、注入口蓋3の開閉突起3aが開閉
ロッド17に当接して進入が規制されるため(図4
(a)参照)、飲料を注入する位置においては飲料容器
1の注入口蓋3が開放されて注入口2bが露出する(図
4(b)参照)。
【0026】尚、この自動販売機11において飲料容器
1を用いて飲料を購入するには、まず、前述したように
飲料容器1を容器販売口12bから進入させて載置し、
まとめ買いボタン15を押して自動販売機11をまとめ
販売モードにする。その後に、所望の飲料に対応する飲
料選択ボタンSを1回押下することにより、カップ数杯
分の飲料を購入することができる。また、まとめ買いボ
タン15を押下して自動販売機11をカップ販売モード
にした際には、飲料選択ボタンSを押下することにより
飲料カップCに注入された飲料を購入することができ
る。
【0027】以上詳述したように、この飲料容器1及び
自動販売機11によれば、飲料容器1を自動販売機11
の容器販売口12aに進入させると、飲料容器1の注入
口蓋3が開放されて注入口2bが露出される。従って、
あらかじめ飲料容器1の注入口蓋3を開放しておく必要
がないため作業性、安全性、信頼性、利便性の高いもの
となる。また、注入口蓋3を飲料容器本体2から脱着す
る必要がないので蓋の紛失を防止することができる。さ
らに、蓋を空け忘れて飲料を注出することによる飲料モ
レを防止することができる。
【0028】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施の形態にかかる自動販売機及びこれに用いられる
飲料容器について図5〜図7を参照して説明する。図5
は飲料容器の外観を示す概略斜視図、図6は飲料容器の
要部を示す分解斜視図、図7は自動販売機の販売口構造
及び飲料容器の動作を示す図6のA−A線矢視方向断面
図である。
【0029】図において、21は飲料容器であり、飲料
を収容する飲料容器本体22と、注入口蓋23と、把手
Tから構成される。
【0030】飲料容器本体22は、円筒形状の部材から
なり、収容飲料を注ぎ出す注出口22aを側面上部に備
えるとともに、自動販売機から飲料を注ぎ入れる略半円
形状の注入口22bを円筒形状の上面に備えている。こ
の注入口22bの開口面積は、飲料容器本体22の上面
積の半分よりやや小さく、注入口22bの弧が飲料容器
本体22の上面の円周に沿うように配置されている。ま
た、注入口22bの弦の両端部には後述する注入口蓋2
3の軸23bを軸支する一対の軸受22cが設けられて
いる。
【0031】注入口蓋23は、前記注入口22bを閉鎖
可能な略半円形状の平板状部材からなり、注入口22b
よりわずかに面積が大きいものである。この注入口蓋2
3の半円形状の弦の近くには、軸23bが設けられてお
り、軸23bの両端を前記軸受22cに回動自在に軸支
されている。また、注入口蓋23の上面であって半円形
状の弦の中心部には、開閉突起23bが立設している。
この開閉突起23bは矩形の平板状部材であって、その
一辺を注入口蓋23の弦に付設したものであり、垂直よ
りもわずかに注入口22b方向に傾斜している。飲料容
器本体22の上面に配置した注入口蓋23を開閉するに
は、この開閉突起23bに軸23bを中心とした周方向
に力を付与すればよい。
【0032】把手Tは、飲料容器21を持ち運ぶための
もので、飲料容器本体22の側面であって注出口2aの
反対側に設けられている。
【0033】この飲料容器21を用いて飲料のまとめ販
売可能な自動販売機は、第1の実施の形態にかかる自動
販売機11と同様なため、ここでは説明を省略する。
【0034】この自動販売機11の容器販売口12b
に、注入口蓋23を閉鎖したまま飲料容器21を進入さ
せると、図7に示すように、注入口蓋23の開閉突起2
3aが開閉ロッド17に当接する(図7(a)参照)。
さらに飲料容器21を進入させると開閉ロッド17によ
って飲料容器21の開閉突起23aに、軸23bを中心
とした周方向に力が付与され、これにより注入口蓋23
が持ち上がる。さらに、飲料容器21を飲料を注入する
位置まで進入させると飲料容器21の注入口蓋23が完
全に開放されて注入口22bが露出する(図4(b)参
照)。
【0035】また、容器販売口12b内に進入させて注
入口蓋23が開放した飲料容器21を、容器販売口12
bの外に取り出すと、前記進入とは逆の過程を経て、注
入口蓋23が開閉ロッド17に当接し回動して注入口2
2bが閉鎖される。
【0036】以上詳述したように、この飲料容器21及
び自動販売機11によれば、飲料容器21を自動販売機
11の容器販売口12bに進入させると、飲料容器21
の注入口蓋23が開放されて注入口22bが露出され
る。また、飲料容器21を容器販売口12bから取り出
すと、注入口蓋23が閉鎖される。その他の効果につい
ては、第1の実施の形態と同様である。
【0037】(第3の実施の形態)本発明の第3の実施
の形態にかかる自動販売機及びこれに用いられる飲料容
器について図8〜図10を参照して説明する。図8は飲
料容器の外観を示す概略斜視図、図9は飲料容器の要部
を示す分解斜視図、図10は自動販売機の販売口構造及
び飲料容器の動作を示す概略水平断面図である。
【0038】図において、31は飲料容器であり、飲料
を収容する飲料容器本体32と、注入口蓋33と、把手
Tから構成される。
【0039】飲料容器本体32は、円筒形状の部材から
なり、収容飲料を注ぎ出す注出口32aを側面上部に備
えるとともに、自動販売機から飲料を注ぎ入れる略半円
形状の注入口32bを円筒形状の上面に備えている。こ
の注入口32bの開口面積は、飲料容器本体32の上面
積の半分よりやや小さく、注入口32bの弧が飲料容器
本体32の上面の円周に沿うように配置されている。ま
た、飲料容器本体32の上面中心には、注入口蓋33を
軸支する軸孔33cが設けられている。
【0040】注入口蓋33は、前記注入口32bを閉鎖
可能な略半円形状の平板状部材からなり、注入口32b
よりわずかに面積が大きいものである。この注入口蓋3
3の上面であって半円形状の弦の中心部には、注入口蓋
33を回動させるための開閉つまみ33aが設けられて
いる。また、この注入口蓋33の下面であって開閉つま
み33と同一軸上には、回転軸33bが突出しており、
前記軸孔33cと係合している。この注入口蓋33を開
閉するには、この開閉つまみ33aに対して回転軸33
bを中心とした周方向に力を付与すればよい。
【0041】把手Tは、飲料容器1を持ち運ぶためのも
ので、飲料容器本体2の側面であって注出口2aの反対
側に設けられている。
【0042】この飲料容器21を用いて飲料のまとめ販
売可能な自動販売機は、その構造が第1の実施の形態に
かかる自動販売機11とほぼ同様なため、同一の符号を
用いて説明する。この自動販売機11が前記第1の実施
の形態の自動販売機と相異する点は、開閉ロッド17の
代わりに、開閉板18を設けている点にある。
【0043】開閉板18は、図10に示すように、容器
販売口12bの内側であって、左右方向の片側に台形を
した平板状部材を水平にして設けたものである。開閉板
18は、台形の長底辺を容器販売口12bの内壁に固定
し、短底辺を注入口蓋33の開閉つまみ33aの側面に
接するように配置されている。また、開閉板18の短底
辺の縁は、開閉つまみ33aの側面と接した際に、摩擦
力により注入口蓋33を回動可能な適当な材質で形成さ
れている。
【0044】この自動販売機11の容器販売口12b
に、注入口蓋33を閉鎖したまま飲料容器31を進入さ
せると(図10(a)参照)、注入口蓋33の開閉つま
み33a側面が開閉板18の短底辺の縁と接する。さら
に、飲料容器31を進入させると、開閉つまみ33a側
面と開閉板18との摩擦力により注入口蓋33が回動
し、飲料を注入する位置においては飲料容器31の注入
口蓋33が完全に開放されて注入口32bが露出する
(図10(b)参照)。
【0045】また、容器販売口12b内に進入させて注
入口蓋33が開放した飲料容器31を、容器販売口12
bの外に取り出すと、前記進入とは逆の過程を経て、注
入口蓋33が開閉板18との摩擦力により回動して注入
口32bが閉鎖される。
【0046】以上詳述したように、この飲料容器31及
び自動販売機11によれば、飲料容器31を自動販売機
11の容器販売口12bに進入させると、飲料容器31
の注入口蓋33が開放されて注入口32bが露出され
る。また、飲料容器31を容器販売口12bから取り出
すと、注入口蓋33が閉鎖される。従って、あらかじめ
飲料容器31の注入口蓋33を開放しておく必要がない
ため利便性の高いものとなる。その他の効果について
は、第1の実施の形態と同様である。
【0047】尚、図11に示すように、飲料容器本体3
2′の上部に、円筒形状の飲料容器蓋34を覆い被せて
もよい。この場合、飲料容器蓋34の上面には、注入口
32b′よりもわずかに大きい形状をした第2の注入口
34aを備えている。この飲料容器31′を用いて飲料
を販売する自動販売機11は、この飲料容器蓋34の側
面に接するように開閉板18の形状を調整すればよい。
【0048】(第4の実施の形態)本発明の第4の実施
の形態にかかる自動販売機及びこれに用いられる飲料容
器について図12及び図13を参照して説明する。図1
2は飲料容器の要部を示す分解斜視図、図13は自動販
売機の販売口構造及び飲料容器の動作を示す図12のA
−A線矢視方向断面図である。
【0049】図において、41は飲料容器であり、飲料
を収容する飲料容器本体42と、注入口蓋43と、注入
口蓋43を開放するための押圧部材44と、把手Tから
構成される。
【0050】飲料容器本体42は、円筒形状の部材から
なり、収容飲料を注ぎ出す注出口42aを側面上部に備
えるとともに、自動販売機から飲料を注ぎ入れる略半円
形状の注入口42bを円筒形状の上面に備えている。こ
の注入口42bの開口面積は、飲料容器本体42の上面
積の半分よりやや小さく、注入口42bの弧が飲料容器
本体42の上面の円周に沿うように配置されている。ま
た、飲料容器42の中心部には押圧部材44が上下に移
動可能な孔42cが設けられている。この孔42cの径
は押圧部材44よりわずかに大きく、また、注入口42
bに亘って空けられて注入口42bと孔42cが一体と
なっている。この飲料容器42の上面であって孔42c
円周には、内部に押圧部材44を保持する円筒形状の保
持部材42dが立設している。保持部材42dの下部で
あって注入口42b側には、注入口蓋43が挿入可能な
溝が設けられている。さらに、注入口42bの弦の両端
部には後述する注入口蓋43の軸43bを軸支する一対
の軸受42eが設けられている。
【0051】注入口蓋3は、前記注入口2bを閉鎖可能
な略半円形状の平板状部材からなり、注入口2bよりわ
ずかに面積が大きいものである。この注入口蓋3の弦の
中央には、半円形状の押圧部43aが張り出して、前記
保持部材42dの溝に配置されている。この押圧部43
aの径は孔42cよりもやや小さく、この孔42c内に
押圧部43aが進入することができる。さらに、この注
入口蓋43の半円形状の弦の近くには、軸43bが設け
られており、軸43bの両端を前記軸受42eに回動自
在に軸支されている。
【0052】飲料容器41の前記保持部材42dの内側
には、略円柱形状の押圧部材44が上下に摺動可能に配
置されている。この押圧部材44を下方に押下すること
により、押圧部材44の下端が注入口蓋43の押圧部4
3aを押圧し、軸43bを中心として注入口蓋43が回
動し跳ね上がって飲料容器41の注入口42bが露出す
る。尚、押圧部材44の押下を解除すると、自重により
注入口蓋43は回動復帰し閉鎖する。
【0053】把手Tは、飲料容器41を持ち運ぶための
もので、飲料容器本体42の側面であって注出口42a
の反対側に設けられている。
【0054】この飲料容器41を用いて飲料のまとめ販
売可能な自動販売機は、その構造が第1の実施の形態に
かかる自動販売機11とほぼ同様なため、同一の符号を
用いて説明する。この自動販売機11が前記第1の実施
の形態の自動販売機と相異する点は、開閉ロッド17の
代わりに、開閉板19を設けている点にある。
【0055】開閉板19は、図13に示すように、容器
販売口12bの内側上面から下方に亘って、平板状部材
をその表面を左右方向にして垂直に設けたものである。
開閉板19の下縁は、容器販売口12bの入り口から後
方に亘って、徐々に下方に位置するような傾斜を形成し
ている。この開閉板19の最下縁は、容器販売口12b
内に配置した飲料容器41における、注入口蓋43を開
放するように押下された押圧部材44の上面の高さ位置
と同一となっている。
【0056】この自動販売機11の容器販売口12b
に、注入口蓋43を閉鎖したまま飲料容器41を進入さ
せると(図13(a)参照)、注入口蓋43の押圧部材
44が開閉板19の傾斜している下縁と接する。さら
に、飲料容器41を進入させると、押圧部材44が下方
に押下され、これにより注入口蓋43が跳ね上がって注
入口42bが露出する(図13(b)参照)。
【0057】また、容器販売口12b内に進入させて注
入口蓋43が開放した飲料容器41を、容器販売口12
bの外に取り出すと、押圧部材44の下方への押下が解
除されるので、自重により注入口蓋43が回動復帰して
注入口43bが閉鎖される。
【0058】以上詳述したように、この飲料容器41及
び自動販売機11によれば、飲料容器41を自動販売機
11の容器販売口12bに進入させると、飲料容器41
の注入口蓋43が開放されて注入口42bが露出され
る。また、飲料容器41を容器販売口12bから取り出
すと、注入口蓋43が閉鎖される。従って、あらかじめ
飲料容器41の注入口蓋43を開放しておく必要がない
ため利便性の高いものとなる。その他の効果について
は、第1の実施の形態と同様である。
【0059】以上、本発明の実施の形態について4つの
ものを説明したが、いずれの実施の形態においても、飲
料容器を自動販売機の容器販売口内に進入させる方法と
して、手動で進入させるほかに、搬送機構を設けて自動
的に進入させてもよい。
【0060】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1の発明に
よれば、自動販売機の販売口内において作動機構から注
入口蓋の開放機構に力が付与されることにより、自動販
売機用飲料容器の注入口蓋が開放され、自動販売機が注
出する飲料を注入し収容することができる。
【0061】また、請求項2の発明によれば、請求項1
記載の自動販売機用飲料容器を販売口内に進入させるこ
とにより、飲料容器の前記開放機構に力を付与すること
ができる。これにより、請求項1記載の自動販売機用飲
料容器は、前述したように注入口蓋が開放され、自動販
売機が注出する飲料を注入し収容することができる。
【0062】従って、これら両発明によれば、飲料容器
を自動販売機の販売口内に進入させるだけで飲料容器の
注入口蓋が自動的に開放し、この飲料容器の注入口に飲
料を注入される。これにより、飲料を購入する度に注入
口蓋を開放させる必要がなく作業性、利便性の高いもの
となる。また、注入口蓋を脱着する必要がないので蓋の
紛失を防止することができる。さらに、注入口蓋を閉鎖
したまま飲料を注出することによる生じる自動販売機内
の飲料モレを防止することができるので、信頼性の高い
ものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態にかかる飲料容器の外観を示
す斜視図
【図2】第1の実施の形態にかかる飲料容器の要部を示
す分解斜視図
【図3】第1の実施の形態にかかる自動販売機の外観斜
視図
【図4】第1の実施の形態にかかる自動販売機の販売口
構造及び飲料容器の動作を示す概略水平断面図
【図5】第2の実施の形態にかかる飲料容器の外観を示
す斜視図
【図6】第2の実施の形態にかかる飲料容器の要部を示
す分解斜視図
【図7】第2の実施の形態にかかる自動販売機の販売口
構造及び飲料容器の動作を示す図6のA−A線矢視方向
断面図
【図8】第3の実施の形態にかかる飲料容器の外観を示
す斜視図
【図9】第3の実施の形態にかかる飲料容器の要部を示
す分解斜視図
【図10】第3の実施の形態にかかる自動販売機の販売
口構造及び飲料容器の動作を示す概略水平断面図
【図11】第3の実施の形態にかかる他の飲料容器の要
部を示す分解斜視図
【図12】第4の実施の形態にかかる飲料容器の要部を
示す分解斜視図
【図13】第4の実施の形態にかかる自動販売機の販売
口構造及び飲料容器の動作を示す図12のA−A線矢視
方向断面図
【図14】従来の自動販売機の販売口構造及び飲料容器
の要部を示す概略斜視図
【符号の説明】 1,21,31,41…飲料容器、2,22,32,4
2…飲料容器本体、2a,22a,32a,42a…注
入口、3,23,33,43…注入口蓋、T…把手、1
1…自動販売機、12…筐体、12a…カップ販売口、
12b…容器販売口、15…まとめ買いボタン、16…
注出ノズル、17…開閉ロッド、18,19…開閉板、
S…飲料選択ボタン、C…飲料カップ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動販売機の販売口に出入可能で、この
    販売口内において自動販売機が注出する飲料を収容する
    自動販売機用飲料容器において、 自動販売機からの飲料を注入可能な注入口と、 この注入口を開閉可能な注入口蓋と、 自動販売機の販売口内に設けられた作動機構から付与さ
    れる力により注入口蓋を開放する開放機構とを備えたこ
    とを特徴とする自動販売機用飲料容器。
  2. 【請求項2】 販売口内に載置された所定の飲料容器に
    飲料を注出して販売する自動販売機の販売口構造におい
    て、 請求項1記載の自動販売機用飲料容器を販売口内に進入
    させることにより前記開放機構に力を付与可能な作動機
    構を備えたことを特徴とする自動販売機の販売口構造。
JP35833997A 1997-12-25 1997-12-25 自動販売機用飲料容器及び自動販売機の販売口構造 Withdrawn JPH11191174A (ja)

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