JPH11190646A - ガス流量計測装置および方法 - Google Patents

ガス流量計測装置および方法

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JPH11190646A
JPH11190646A JP36067097A JP36067097A JPH11190646A JP H11190646 A JPH11190646 A JP H11190646A JP 36067097 A JP36067097 A JP 36067097A JP 36067097 A JP36067097 A JP 36067097A JP H11190646 A JPH11190646 A JP H11190646A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通風系を構成するファンの特性をそのまま利
用し、通風系の経時的変化に対応するように計測値を補
正してガス流量を連続的に計測可能にする。 【解決手段】 記憶手段20に、インラインファン12
とダンパ13とを含む通風系のファン特性を予め計測し
て記憶しておく。開度検出装置14および差圧毛出装置
15によって、ダンパ13の開度Sおよび差圧Pをそれ
ぞれ検出する。流量導出手段21は、開度Sからガス流
量Qo を求める。傾斜導出手段22は、傾斜(∂Q/∂
P)Po を求める。差圧導出手段23は、差圧Po を求
める。減算器25は、差圧Pと差圧Po との差を算出す
る。乗算器26は、減算器25からの差と傾斜とを乗算
する。加算器27は、ガス流量Qo に乗算結果を加算
し、経時変化を補償したガス流量Qを導出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボイラや焼却炉等
の燃焼排ガスなどの流量を計測するガス流量計測装置お
よび方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ボイラ燃焼排ガスや焼却炉等の燃焼排ガ
スの流量の計測、セメントプラントの焼成等の通風系の
ガス流量の計測、排煙処理設備における有害物質の絶対
量の計測などでは、ガス流量の計測は不可欠の要素であ
る。また、ガス流量を正確に計測することは、関連する
製品の品質を維持する上でも不可欠の要素である。たと
えば、特開昭60−161480には、コークス乾式消
火設備で、ガス流量センサから直接かつ簡易に求める循
環ガス風量をヒートバランスから間接的に求める循環ガ
ス風量で補正する先行技術が開示されている。
【0003】図9は、一般的なインラインに挿入するガ
ス流量計測のための構成を示す。ボイラや加熱炉などの
排ガスライン1には、排ガス循環のために、インライン
ファン2またはインラインコンプレッサなどが挿入され
る。排ガスの循環量を制御するため、開度が変更可能な
ダンパ3を設ける。ガス流量を計測するためには、オリ
フィス4やベンチュリなどを設け、その前後の差圧△P
を検出する。乱流などの影響が出ないようにして差圧△
Pを検出するためには、オリフィス4などの前後に排ガ
スライン1の直径Dの10倍程度の長さL1,L2で、
直管部5を設ける必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図9に示すようにし
て、排ガスライン1にインラインに挿入するガス流量計
測装置では、ダスト等が堆積して差圧の検出端が閉塞す
る問題が生じうる。また、差圧として検出するための圧
力損失を原理的に必要とするので、ファンの動力の増加
を招いてしまう。さらに、直管部5の長さとして、排ガ
スライン1の内径Dの10倍程度必要となるので、排ガ
スライン1を差圧検出部近傍で曲げることができず、装
置が大型化してしまう。
【0005】図10は、図9のインラインファン2など
の圧力PまたはヘッドHと流量Qとの関係を示すP−Q
またはH−Q性能曲線と、排ガスライン1の抵抗曲線と
の交点から、流量Qを求める考え方を簡略化して示す。
たとえば、前後差圧をPo とすると、ガス流量はQo で
ダンパ開度はSo であることが一義的に決る。ガス流量
このような流量計算は、JIS−B8330などの各種
規格でも記述されており、原理的には既知である。しか
しながら、排ガスライン1では、斜線を施して示すよう
に、ダスト付着や充填物の欠落等の経時変化で抵抗曲線
が変化するので、図10の原理は連続的な流量計測に使
用されてはいない。すなわち、原理は既知でも一時的な
計測にのみ使われ、連続ガス流量計としては使用されて
いないのが実状である。
【0006】本発明の目的は、通風系を構成するファン
の特性をそのまま利用し、通風系の経時的変化に対応す
るように計測値を補正してガス流量を連続的に計測可能
なガス流量計測装置および方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、開度を変更し
てガスの流量調整を行うダンパ、および回転数一定で運
転するファンを備える通風系のガス流量計測装置であっ
て、通風系の前後間の差圧を検出する差圧検出手段と、
ダンパの開度を検出する開度検出手段と、通風系の前後
の差圧とガス流量との関係を示すファン特性曲線が、ダ
ンパの開度をパラメータとして、予め計測されて記録さ
れる特性記憶手段と、特性記憶手段を参照し、開度検出
手段によって検出される開度に基づいて、ファン特性曲
線から対応するガス流量を求める流量導出手段と、特性
記憶手段を参照し、開度検出手段によって検出される開
度に基づいて、ファン特性曲線から対応する傾斜を求め
る傾斜導出手段と、特性記憶手段を参照し、開度検出手
段によって検出される開度に基づいて、ファン特性曲線
から対応する差圧を求める差圧導出手段と、差圧検出手
段によって検出される差圧と差圧導出手段によって求め
られる差圧との差に、傾斜導出手段によって求められる
傾斜を乗算した乗算結果を、流量導出手段によって求め
られるガス流量に加算する補正を行い、補正値をガス流
量の計測値として導出する演算手段とを含むことを特徴
とするガス流量計測装置である。
【0008】本発明に従えば、開度検出手段が検出する
ダンパの開度に基づいて、特性記憶手段を参照し、ファ
ン特性曲線から、流量導出手段は対応するガス流量を求
め、傾斜導出手段は、差圧検出手段によって検出される
差圧と差圧導出手段によって求められる差圧との差に、
傾斜導出手段によって求められる傾斜を乗算した乗算結
果を、流量導出手段によって求められるガス流量に加算
する補正を行い、補正値をガス流量の計測値として導出
する。通風系などの管系抵抗が経時的に変化しても、フ
ァン特性曲線に基づいて補正し、ガス流量の連続的な計
測精度を高めることができる。
【0009】さらに本発明は、開度を変えて流量調整を
行うダンパ、および回転数一定で運転するファンを備え
る通風系のガス流量計測方法であって、通風系の前後間
の差圧とガス流量との関係を示す抵抗曲線を、予め計測
して記憶しておき、通風系の前後間の差圧を計測し、記
憶されている抵抗曲線に従って、差圧に対応するガス流
量を求め、求められたガス流量を、抵抗曲線の経時変化
を補償するように補正して、補正値をガス流量の計測値
とすることを特徴とするガス流量計測方法である。
【0010】本発明に従えば、記憶されている抵抗曲線
から求められるガス流量を、抵抗曲線の経時変化を補正
して、ガス流量を連続計測することができる。
【0011】また本発明は、ダンパの開度をパラメータ
として差圧とガス流量との関係を示すファン特性曲線を
予め計測して記憶しておき、前記抵抗曲線の経時変化の
補正は、前記求められたガス流量付近でのファン特性曲
線の傾斜と、計測される差圧との積を、求められたガス
流量に加えて行うことを特徴とする。
【0012】本発明に従えば、予め記憶されているファ
ン特性曲線を用いて、抵抗曲線の経時変化を予測し、ガ
ス流量の連続計測の精度を向上させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態と
してのガス流量計測装置10の概略的な構成を示す。排
ガスライン11には、インラインファン12が挿入さ
れ、一定の回転数で定速駆動される。排ガスライン11
の流量調整のために、たとえばインラインファン12の
上流側にダンパ13が設けられる。ダンパ13の開度を
調整することによって、インラインファン12およびダ
ンパ13を備える通風系の排ガスの流量調整が可能であ
る。ダンパ13の開度は、開度検出装置14によって検
出される。通風系の前後の差圧は、直管部15の長さを
あまり必要としないで、通風系の前後の差圧を、差圧検
出装置16によって正確に検出することができる。排ガ
スライン11に設けられる種々の負荷は、管路系17,
18として示す。
【0014】先に説明した図10で、差圧Po 、ガス流
量Qo 、ダンパ開度So の点における流路抵抗の変化の
影響を、線形近似させると、次の第1式が得られる。
【0015】
【数1】
【0016】図1では、半導体メモリや磁気記憶装置な
どによって実現される特性記憶手段20に、予め計測さ
れるファン特性曲線が記憶される。流量導出手段21
は、ダンパ開度Sに対応してガス流量Qo を求める。傾
斜導出手段22は、ダンパ開度Sに対応して傾斜(∂Q
/∂P)Po を求める。差圧導出手段23は、ダンパ開
度Sに対応してファン前後の差圧Po を求める。演算手
段24は、減算器25、乗算器26および加算器27を
含む。減算器25は、差圧検出装置16が検出する差圧
Pと、差圧導出手段23によって、求められる差圧Po
との差を算出する。乗算器26は、減算器25からの差
と傾斜導出手段22からの傾斜とを乗算する。加算器2
7は、流量導出手段21からのガス流量に乗算器26の
乗算結果を加算し、経時変化を補償したガス流量Qを導
出する。なお、特性記憶手段20および演算手段24
は、コンピュータ装置のメモリアクセス機能とプログラ
ム動作機能とを用いて実現することができる。
【0017】図2は、経時変化の補正についての考え方
を示す。抵抗曲線は、風圧Pの関数またはダンパ開度S
の関数として、第2式のように表される。 Q = f(P) = G(S) …(2)
【0018】ここで、ダンパ開度SがSo の場合を考え
る。流量は次の第3式のようになる。 Qo = f(Po)= G(So) …(3)
【0019】したがって、ガス流量Qは、一般的に、第
1式と実質的に等しい、次の第4式で求められる。な
お、δP=P−Po であり、Po は差圧導出手段23に
よって求められる。
【0020】
【数2】
【0021】図3は、図1の特性記憶手段20に予め記
憶されるファン特性曲線の一例を示す。このようなH−
Q特性は、ファンの製造時の性能試験の一環として計測
される。ダンパの例としては、ベーンを用いる。縦軸の
差圧は総ヘッドHtot [m]で示し、横軸は流量Q[m
3/sec]を示す。このH−Q特性で、右上がりの曲線
LRは抵抗曲線と示す。右下がりの複数の曲線LDは、
ベーン角度をパラメータとしたファン特性曲線を示す。
環状または右上がりの複数の等高線状の曲線LEは、等
効率曲線を示す。
【0022】図4は、図1の差圧導出手段23によって
差圧を求める際に用いられる差圧とベーン角度との関係
を示す。この関係は、図3の各ファン特性曲線LDと、
抵抗曲線LRとの交点の差圧を、ファン特性曲線LDに
対応するベーン角度でプロットして得られる。
【0023】図5は、図1の傾斜導出手段22によって
傾斜を求める際に用いられる傾斜とベーン角度との関係
の例を示す。この関係は、図3の抵抗曲線LRと交わる
点での各ファン特性曲線LDの傾斜を、ファン特性曲線
LDに対応するベーン角度でプロットして得られる。図
3では、ベーン角度15°,20°,25°に対する傾
斜は0.24、30°に対する傾斜は0.47、35°
および36.6°に対する傾斜は0.71となる。
【0024】図6は、図1の流量導出手段21によって
ガス流量を求める際に用いられる流量とベーン角度との
関係を示す。この関係は、図3の各ファン特性曲線LD
と、抵抗曲線LRとの交点の流量を、ファン特性曲線L
Dに対応するベーン角度でプロットして得られる。
【0025】図7および図8は、ガス流量および差圧と
ダンパ開度との関係の経時変化の例をそれぞれ示す。実
線は1年後に測定された正しい流量(特性)を示し、1
点鎖線は使用開始前に想定していた元の特性から得られ
た流量(特性)、2点鎖線は使用開始前の流量(特性)
を示す。縦軸は、ガス流量および差圧をそれぞれ示し、
横軸はダンパ開度を百分率で示す。
【0026】同一ダンパ開度では、図8に示すように、
実際の特性(流量)の方が差圧δPが約20mmAq 高
くなる。元の特性の傾斜と差圧δPとの積は、ダンパ開
度が40%以上で、約2%減少する。したがって、元の
特性を用いると、正しい特性(流量)を用いる場合に比
較して、経時変化によって約2%程度低いガス流量を計
測することになる。
【0027】これに対して、本実施形態のように補正を
行なわなければ、4.0%の誤差となり、ガス流量の計
測精度を高めることができる。図7に示すような正しい
特性を計測するには手間がかかり、しかも時間経過とと
もに誤差が増大するので、計測を繰返して行わなければ
ならなくなる。本実施形態では、ファンの製造時に行う
ファン特性に基づいて精度の良い計測を行うことができ
る。
【0028】本実施形態は、JIS−B8808などに
基づいて各種パラメータやカーブをファン据付後のデー
タにより補正すれば、ファンのもつ最低流量から100
%のレンジにおいて、3%以内の誤差範囲に収めること
ができる。ファンの工場試験における抵抗曲線を含むP
−Q(H−Q)特性を基礎データとして使用しても、5
%以内の計測結果を得ることができる。また、ファンの
多段並行運転に対しても適用することができ、全体のガ
ス流量計測ばかりではなく、ファンの並列負荷分担用の
ガス流量計測にも使用することができる。さらにダンパ
としては、ベーンのみならず、ルーバやバタフライ弁等
でも、本発明を適用することができる。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、開度検出
手段が検出するダンパの開度に基づいて求められるガス
流量は、差圧検出手段によって検出される差圧とファン
特性曲線に基づいて求められる差圧との差に、傾斜導出
手段によって求められる傾斜を乗算した乗算結果を加算
して補正されるので、通風系などの管系抵抗が経時的に
変化しても、連続ガス流量計として使用することができ
る。
【0030】さらに本発明によれば、記憶されている抵
抗曲線から求められる基本流量を、ダンパの開度に従っ
て、抵抗曲線の経時変化を補正して、ガス流量を連続計
測することができる。
【0031】また本発明によれば、予め記憶されている
ファン特性曲線を用いて、管系抵抗の経時変化を予測
し、ガス流量の連続計測の精度を向上させることができ
る。
【0032】すなわち本発明では、通風系を構成するフ
ァンの特性をそのまま利用して、通風系の経時的変化に
対応するように補正して、連続的にガス流量を計測する
ことができる。これは、従来のガス流量計がベンチュリ
やオリフィスをガス流の中に設け、検出端を挿入して抵
抗(差圧)として変化をとらえて流量の計測を行う必要
があるのに比較して、著しく相違する。
【0033】また、本発明の流量計測範囲がファンの最
低流量〜100%で計測可能なため、従来の計測方式で
30%〜100%となる流量計測範囲よりも大きくとる
ことができる。精度もフルスケールに対する%精度では
なく、器差精度のため、低負荷になればなるほど、従来
の計測方式に対する絶対精度は高くなる。
【0034】また、流量計測のための圧力損失は、その
ままファンの動力の増加につながるけれども、本発明で
は流量計測用に差圧を発生させる必要が無いので、装置
の動力源単価の低減を図ることができる。
【0035】さらに、オリフィスなどを用いる従来から
一般的な流量計測装置では、検出端の前後に整流のため
の直管長を必要とする。このため、設備が大型化するけ
れども、本発明では直管長は不要となり、設備の小型化
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の概略的な構成を示すブ
ロック図である。
【図2】図1の実施形態で補正を行う原理を示すグラフ
である。
【図3】図1の実施形態の特性記憶手段20に記憶され
るファン特性の一例を示すグラフである。
【図4】図3のグラフから得られるベーン角度と差圧と
の関係を示すグラフである。
【図5】図3のグラフから得られるベーン角度と傾斜と
の関係を示すグラフである。
【図6】図3のグラフから得られるベーン角度と流量と
の関係を示すグラフである。
【図7】ダンパ開度とガス流量との関係の経時変化を示
すグラフである。
【図8】ダンパ開度と差圧との関係の経時変化を示すグ
ラフである。
【図9】従来からの流量計測装置の概略的な構成を示す
簡略化した断面図である。
【図10】ガス流量と前後差圧との関係を示す抵抗曲線
の経時変化を示すグラフである。
【符号の説明】
10 ガス流量計測装置 11 排ガスライン 12 インラインファン 13 ダンパ 14 開度検出装置 16 差圧検出装置 17 管路系 20 特性記憶手段 21 流量導出手段 22 傾斜導出手段 23 差圧導出手段 24 演算手段 25 減算器 26 乗算器 27 加算器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開度を変更してガスの流量調整を行うダ
    ンパ、および回転数一定で運転するファンを備える通風
    系のガス流量計測装置であって、 通風系の前後間の差圧を検出する差圧検出手段と、 ダンパの開度を検出する開度検出手段と、 通風系の前後の差圧とガス流量との関係を示すファン特
    性曲線が、ダンパの開度をパラメータとして、予め計測
    されて記録される特性記憶手段と、 特性記憶手段を参照し、開度検出手段によって検出され
    る開度に基づいて、ファン特性曲線から対応するガス流
    量を求める流量導出手段と、 特性記憶手段を参照し、開度検出手段によって検出され
    る開度に基づいて、ファン特性曲線から対応する傾斜を
    求める傾斜導出手段と、 特性記憶手段を参照し、開度検出手段によって検出され
    る開度に基づいて、ファン特性曲線から対応する差圧を
    求める差圧導出手段と、 差圧検出手段によって検出される差圧と差圧導出手段に
    よって求められる差圧との差に、傾斜導出手段によって
    求められる傾斜を乗算した乗算結果を、流量導出手段に
    よって求められるガス流量に加算する補正を行い、補正
    値をガス流量の計測値として導出する演算手段とを含む
    ことを特徴とするガス流量計測装置。
  2. 【請求項2】 開度を変えて流量調整を行うダンパ、お
    よび回転数一定で運転するファンを備える通風系のガス
    流量計測方法であって、 通風系の前後間の差圧とガス流量との関係を示す抵抗曲
    線を、予め計測して記憶しておき、 通風系の前後間の差圧を計測し、 記憶されている抵抗曲線に従って、差圧に対応するガス
    流量を求め、 求められたガス流量を、抵抗曲線の経時変化を補償する
    ように補正して、補正値をガス流量の計測値とすること
    を特徴とするガス流量計測方法。
  3. 【請求項3】 ダンパの開度をパラメータとして差圧と
    ガス流量との関係を示すファン特性曲線を予め計測して
    記憶しておき、 前記抵抗曲線の経時変化の補正は、前記求められたガス
    流量付近でのファン特性曲線の傾斜と、計測される差圧
    との積を、求められたガス流量に加えて行うことを特徴
    とする請求項2記載のガス流量計測方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012247121A (ja) * 2011-05-27 2012-12-13 Techno Ryowa Ltd 可変風量制御装置
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