JPH1119029A - 内視鏡 - Google Patents
内視鏡Info
- Publication number
- JPH1119029A JPH1119029A JP9174556A JP17455697A JPH1119029A JP H1119029 A JPH1119029 A JP H1119029A JP 9174556 A JP9174556 A JP 9174556A JP 17455697 A JP17455697 A JP 17455697A JP H1119029 A JPH1119029 A JP H1119029A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- endoscope
- nozzle
- airtight
- outer tube
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
- Endoscopes (AREA)
Abstract
合においても、長期的に観察性能を保持できる内視鏡を
提供する。 【解決手段】 内視鏡の先端部に設けられる観察光学系
を形成する第1レンズ41及び第2レンズ42は第1の
レンズ枠43の開口にそれぞれ嵌合するように配置さ
れ、気密充填剤55により嵌合部分の空隙で各レンズ4
1、42の外周面全体が気密的に固定されて両レンズ4
1、42が対向する部分は気密空間56が形成され、こ
の気密空間に臨む両レンズ41、42の各面には親水性
コーティング層58が設けられ、気密空間内の水分が温
度低下の際に結露しても観察機能を維持できるようにし
ている。
Description
光学系を有する内視鏡に関する。
野で広く用いられるようになった。例えば、医療用分野
においては、切開を行うことなく、体腔内深部を観察し
たり、必要に応じて処置具で治療処置を行うことができ
る。
開平2−131714号公報及び特開平8−56895
号公報がある。
4号公報の問題点は、光学レンズ群を収容するレンズ枠
部材と、光学レンズが気密的に保持されていないため、
内視鏡をエチレンオキサイトガス、ホルマリンガス等の
ガス滅菌剤にて処理時、光学レンズ群内にガスが侵入
し、該ガスにて親水性潤滑処理層が変質させられてしま
い、光学性能を低下させてしまうと言うことがある。
対物光学系が金属性のレンズ枠にてかしめて固定され、
かしめ部のみに接着剤を塗布しレンズ枠内部の気密を保
っているため、接着しろが少なく、前述のようにガス滅
菌剤にて処理時、その一部が変質させられただけでも気
密保持効果が低下し、本部位による気密機能を長期的に
保持出来ない。つまり、接着剤は外部に露呈される部分
にしか設けられていないので、ガス滅菌剤にて変質或い
は劣化し易く、気密機能を長期的に保持することは困難
である。
ンズを破損してしまい易い。更に、接着しろ部位にも親
水処理が成されているため、レンズとレンズ枠間の接着
に於いて、実際にはレンズ枠と浸水処理層間の接着とな
ってしまい、レンズとレンズ枠の接着は達成されなくな
る。
枠にて気密保持されない面にも施されているため、実開
平2−131714号公報と同様に、ガス滅菌剤等にて
親水性物質が変質し、対物光学系の光学性能を低下させ
てしまい易いと言う問題点がある。
てなされたもので、ガス滅菌剤等により内視鏡を滅菌処
理した場合においても、ガス滅菌剤にて親水性処理部が
変質されず、長期的に観察性能を保持できる内視鏡を提
供することを目的とする。
子により構成され、前記光学素子の少なくとも外部に露
呈しない面に水に対して親和性を得るための親水性処理
を施した内視鏡において、一方の面が外部に露呈する第
1の光学素子の側部全周を光学素子固定枠に気密手段で
気密的に固定して前記第1の光学素子の他方の面側に気
密空間を形成し、該気密空間に臨む前記第1の光学素子
の他方の面或いはこの他方の面に対向する第2の光学素
子の一方の面に親水性処理を施すことにより、ガス滅菌
剤等により内視鏡を滅菌処理した場合においても、側部
全周が気密手段で気密されているので、長期にわたり、
気密機能を保持でき、従って観察機能を保持できる。
施の形態を説明する。 (第1の実施の形態)図1及び図7は本発明の第1の実
施の形態に係り、図1は第1の実施の形態を備えた電子
内視鏡装置の全体構成を示し、図2は第1の実施の形態
の電子内視鏡の外観を示し、図3は電子内視鏡の先端構
成部の構成を斜視図で示し、図4は先端部の構成を断面
図で示し、図5は観察光学系の構成を断面図で示し、図
6は観察光学系の第1レンズ及び第2レンズ付近の一部
を拡大して示し、図7は親水性コーティング層が形成さ
れた第1レンズを示す。
1の実施の形態の電子内視鏡2と、この電子内視鏡2に
照明光を供給する光源装置3と、この電子内視鏡2に対
する信号処理を行うビデオプロセッサ4と、このビデオ
プロセッサ4から出力される映像信号を表示するモニタ
5と、このビデオプロセッサ4と接続され、映像信号等
を記録するVTRデッキ6及びビデオディスク7と、映
像信号を映像としてプリントアウトするビデオプリンタ
8等から構成されている。
し、この挿入部11の後端には太径の操作部12が形成
され、この操作部12からユニバーサルコード13が延
出されている。このユニバーサルコード13の先端のコ
ネクタ14を光源装置3に接続することによりランプ1
5の白色光がコンデンサレンズ16で集光されてライト
ガイド17の入射端面に供給される。このコネクタ14
には信号ケーブル18の一方のコネクタを接続可能であ
り、他端のコネクタ19をビデオプロセッサ4に接続す
ることにより、電子内視鏡2で撮像した信号を信号処理
して所定の映像信号に変換し、モニタ5等に出力する。
先端構成部20と、湾曲自在の湾曲部21と、可撓性を
有する可撓管部22とが連設されており、可撓管部22
の後端に前記操作部12が連設されている。
2の先端側には把持部23が設けられ、この把持部23
の後端側には湾曲部21の湾曲操作を行う上下湾曲操作
ノブ24a,左右湾曲操作ノブ24b,上下湾曲制動レ
バー25a,左右湾曲制動レバー25bと、送気送液機
能を制御する送気/送水ボタン26、吸引機能を制御す
る吸引ボタン27とが設けられており、さらに後端には
映像記録機能や光量調整等を遠隔的に行うスイッチ28
が設けられている。また、把持部23の前端付近には処
置具等を導入する処置具導入口29が設けられている。
は被検体に照明光を照射する照明光学系31と、照明さ
れた被検体の像を結ぶ観察光学系(或いは対物光学系)
32と、この観察光学系32の外表面に送気/送水する
ノズル33と、被検体内の汚物等を吸引する吸引口とし
ての機能を有すると共に、処置具の出口ともなる処置具
口34とが設けられている。この処置具口34は図4に
示すチャンネル30を介して処置具導入口29と連通し
ている。
いは硬質の樹脂等の硬質部材で形成され、観察光学系3
2等が固定される先端構成部本体35と、樹脂等の絶縁
性部材で形成され、先端構成部本体35に外嵌して固定
される先端カバー36とからなる。
で観察光学系32(の一部)が取り付けられたレンズ枠
が固定される。この観察光学系32は複数の光学レンズ
等で形成された複数の光学素子群38(図5参照)で形
成され、これらの光学素子群38の結像位置に固体撮像
素子39が配置され撮像手段を形成している。
ンズ41及び第2レンズ42は第1のレンズ枠43に取
り付けられており、この第1のレンズ枠43は絶縁枠4
4を介して絶縁した状態で第3のレンズ以降が取り付け
られた第2のレンズ枠45に連結固定されている。
像素子39が取り付けられた素子枠47が嵌合して図示
しないネジ或いは接着剤等で固定されている。
形成されており、図4に示すように固定ネジ37で先端
構成部本体35に固定される。また、この第1のレンズ
枠43の後端付近の外周面には周溝が設けられ、Oリン
グ49を収納してこのOリング49より奥の方に水分が
侵入しない水密構造にしている。
端の外周面には湾曲部21を形成する第1湾曲駒51が
固定され、その外側を網管52を介して外皮チューブ5
3で覆っている。この外皮チューブ53の前端は先端構
成部本体35の外周面に糸巻き及び接着剤で固定されて
いる。
する光学素子群38における最も前に配置され、その前
面が外部に露出する第1レンズ41とその次となる第2
レンズ42とが第1レンズ枠43の嵌合部に嵌入されて
第1及び第2レンズ41,42の側部外周面と第1レン
ズ枠43の各嵌合部の内周面との間の薄い厚みで円環状
に形成された空隙部分には図6に示すように接着剤等に
よりなり、気密にする機能を有する気密充填剤55を全
周面に充填して固定し、その内側となる第1レンズ41
と第2レンズ42とが対向する間の空隙部を気密空間5
6にしている。この際、第1レンズ41と第2レンズ4
2の外周面は砂目状の粗面にして、気密充填剤55が外
周面に密着し易いようにしている。
面部はリング状の光学絞り57を介して第1のレンズ枠
43の突き当て面に接する状態で固定されている。
気密の機能を有するシリコン系等の接着剤に限らず、第
1レンズ41と第2レンズ42の側面(外周面)にニッ
ケル、金、銀等の金属を蒸着して金属膜を設け、この金
属膜による外周面と金属製の第1のレンズ枠43の内周
面との嵌合部をろう付け或いは高温半田での半田付けし
て気密的に固定するようにしても良い。
間にわたり保持できるし、ろう付け等に用いるろう等を
ガス滅菌等に対する耐性を高い材質を用いると、ガス滅
菌処理に対しても劣化することが少なく、ガス滅菌処理
を繰り返し行っても長期間にわたって気密性を確保でき
る。
固定する場合でも、特にガス滅菌等の滅菌或いは消毒液
等に対する耐性の高い材質のものを用いたり、金粉等の
耐性の高いものを混合したものを用いて気密固定するこ
とにより、ガス滅菌処理を繰り返し行っても劣化が少な
く、長期間にわたって気密性を確保できるようにしても
良い。
けるレンズ部分には水に対する親和性を有する親水性処
理が施されている。つまり、図5或いは図6に示すよう
に気密空間56内におけるレンズ部分には親水性コーテ
ィング層58が設けられている。具体的には、第1レン
ズ41には図7に示すように気密空間56内に臨む球状
の凹面部41aに親水性コーティング層58が設けられ
ている。
すように親水性コーティング層58が設けられている。
なお、親水性コーティング層58をこれら2つの面の少
なくとも一方のみに設けたものでも良い。この親水性コ
ーティング層58は水によりイオンに解離するイオン性
或いはイオンに解離しない非イオン性の界面活性剤と
か、親水性ビニル化合物等の材質を用いることができ
る。
端と第2のレンズ枠45とのリング状の空隙部にも全周
で気密充填剤55′で気密的に接続固定している。ま
た、第2のレンズ枠45と素子枠47との嵌合部もその
全周に気密充填剤55′を充填して気密的に接続固定し
ている。
が露出する第1レンズ41の側部外周面をその全周にわ
たり気密部材を充填して第1のレンズ枠43に固定して
その第1レンズ41の後面側を気密構造し、且つ第1の
レンズ枠43の後端と第2のレンズ枠45の接続部も気
密部材で全周にわたり気密構造にし、さらに第2のレン
ズ枠45と素子枠47の接続部も気密部材で全周にわた
り気密構造にしている。そして、第1のレンズ41の後
面から固体撮像素子39の撮像面に至る観察光学系32
の光路中の光学素子群38を気密空間に配置している。
たり充填する等して気密構造にすることにより、気密部
材は外部に露呈する面積は小さく、かつ円環状に長く延
びるように形成されているので、ガス滅菌剤でガス滅菌
処理しても浸食等がされにくく、従って長期間にわたり
気密を保持できるようにしている。
第1のレンズ41及び第2のレンズ42)に親水性コー
ティング層58を設けるようにして、この親水性コーテ
ィング層58による水に対する親和性を長期間維持でき
るようにして、観察機能を長期間維持するようにしてい
る。
20の観察光学系32付近の構造を示す。第1の実施の
形態では視野方向が挿入部11の長手方向となる直視タ
イプであったのに対し、この変形例では挿入部の長手方
向と殆ど直交する方向を視野方向とする側視タイプ(厳
密には側方より僅かに後方側の側方を視野方向とするタ
イプ)のものである。
部外周面と第1のレンズ枠43の内周面との嵌合部に気
密充填剤55を充填して気密空間56を形成したが、こ
の変形例では第1レンズ41を第1のレンズ枠43の前
側に取付け、この第1レンズ41の側部外周面と先端構
成部本体35に設けられた開口部の内周面との間のほぼ
円環形状の空隙部分に気密充填剤55を充填してその内
側を気密構造にするようにしている。
側方に開口する開口部が設けられ、第1のレンズ枠43
にその後面の周縁側が接着剤等で取り付けられた第1レ
ンズ41の側部外周面と開口部の内周面との空隙部分に
は気密充填剤55が充填されて先端構成部本体35に固
定されて、この第1レンズ41の後面側を気密構造にし
ている。
枠43に取り付けられた第2レンズ(より具体的にはプ
リズム)42が配置され、この第2レンズ42の後方側
の光路に沿って第3レンズ等が配置され、固体撮像素子
39に結像するようにしている。第3レンズ以降のレン
ズは第2のレンズ枠45又は素子枠47に取り付けら
れ、このレンズ枠45は絶縁枠44及びその外側のレン
ズ枠43′を介して先端構成部本体35に固定されてい
る。
先端構成部本体35の内周面との間のリング状の空隙部
分に気密充填剤55を充填して第1レンズ41を気密的
に固定して、その後面側を気密構造にしている。
周面を気密充填剤55で気密的に固定することにより、
観察光学系32及び固体撮像素子39を気密構造にでき
る構造になっている。
ズ枠43に取り付けた第1レンズ41を気密充填剤55
で先端構成部本体35の開口部に気密的に固定してもよ
いし、第1のレンズ枠43にまだ取り付けられていない
第1レンズ41を気密充填剤55で先端構成部本体35
の開口部に気密的に固定する際に第1のレンズ枠43に
も固定するようにしても良い。
ンズ枠の機能を有する。従って、第1レンズ41が取り
付けられるレンズ枠はこの先端構成部本体35の場合も
含むことになる。
部11を体腔内に挿入すると、先端カバー36、先端構
成部本体35を介し図4に示す観察光学系32が温めら
れる。観察光学系32が温められると、第1レンズ4
1、第2レンズ42、第1レンズ枠43にて囲まれた気
密空間56も温められる。
れた面に送気/送液すると、第1レンズ41が急激に冷
却され、第1レンズ41の後面の気密空間56の空気が
冷却され、その空気中の水分によりこの気密空間に臨む
面に結露現象が起きる。
は、親水性コーティング層58の親水機能により、水滴
状にならず全面に薄い水の膜を形成する。これにより、
親水性コーティング層58の面に結露現象により発生し
た水分は、第1レンズ41を通過する光線の妨げとなら
ない。
り気密で密閉された空間となっているため、電子内視鏡
2をエチレンオキサイト、ホルマリン等のガスによるガ
ス滅菌剤にて処理した場合に於いても、親水性コーティ
ング層58が設けられている気密空間56に前記ガス滅
菌剤が侵入することがなく、気密空間56に臨む第1レ
ンズ41の後面に設けられた親水性コーティング層58
はガス滅菌剤により劣化することが無い。
にガス滅菌剤等により着色等の光学性能を低下させる特
性を有する場合でも、気密空間56に臨む面のみに親水
性コーティング層58が施されているため、親水性コー
ティング層58が劣化することは無い。
5は第1レンズ41と第2レンズ42が第1のレンズ枠
43に嵌合する部分の全周に配されているため、ガス滅
菌剤等にて、外部に露呈する端部が劣化しても、その劣
化が嵌合する部分の深部側の気密充填剤55に容易には
到達することが無く、長期間にわたり気密空間56の気
密性能が保たれる。
作用となる。従って、本実施の形態及びその変形例は以
下の効果を有する。送気送水時に、第1レンズ41が急
激に冷却され、この第1レンズ41の内面に結露現象が
起きても、親水性処理により親水性コーティング層58
が設けてあるので視野を妨げることが無く、かつ、ガス
滅菌剤により、このガス滅菌剤に露呈させた場合に劣化
する特性の親水性処理層であっても、気密空間56に臨
む面に施された親水性コーティング層58は劣化するこ
とが無い為、常に視野をクリアに確保することができ
る。
菌剤によって劣化して変色するような材質よりなる場合
でも、気密空間56に臨む面のみに親水性コーティング
層58が施されているため親水性コーティング層58は
劣化することが無く常に視野をクリアに確保することが
できる。
第2レンズ42が第1のレンズ枠43に嵌合する部分の
全周に配されているため、ガス滅菌剤等にて、外部に露
呈する端部が劣化しても、その劣化が嵌合する部分の深
部側の気密充填剤55に容易には到達することが無く、
長期間にわたり気密空間56の気密性能が保たれ、従っ
てその気密空間56内の親水性コーティング層56によ
り、長期間にわたり観察機能を維持できる。
対する耐性が高い材質のものを用たり、レンズ外周面に
金属膜を設けてろう付け等で気密固定することによって
も、ガス滅菌処理を繰り返し行った場合にも、長期間に
わたり気密空間56の気密性能を保持でき、従ってその
気密空間56内の親水性コーティング層56により、長
期間にわたり観察機能を維持できる。
1の外周面と第1のレンズ枠43の内周面に気密充填材
55を充填して第1レンズ41を気密的に固定すると、
円環状に気密充填材55が充填されるが、その場合に例
えば途中に着色した金属リング或いは腐食されにくい金
属リング(例えば金のリング)を埋め込むようにしても
良い。
返しのガス滅菌処理により、外部に臨む前側の部分から
徐々に欠け落ちたり脱落したりしてこの金属リングの一
部が露出すると、その着色部分等でそれを検知すること
ができ、この状態でさらに気密充填剤55等を補充して
やれば、その気密機能を保持できる。また、金のリング
等の金属リングを埋め込む等して層状の構造にすると、
ガス滅菌処理による耐性も大きくでき、気密機能を長期
間保持できる。
実施の形態を図9を参照して説明する。第1の実施の形
態の構成に加えて、第1レンズ41にコーティングして
ある親水性コーティング層58は、その屈折率が基材で
ある第1レンズ41の屈折率と略同一となるように合成
されている。
ィング層58の厚みdは、基材である第1レンズ41の
厚みDよりもはるかに小さくされており、例えば厚みd
は厚みDの100分の1以下である。また、親水性コー
ティング層58の基材は第1レンズ41のみに留まら
ず、内視鏡に構成されるレンズであればいかなるレンズ
に於いても良い。
の実施の形態の作用に加えて、親水性コーティング層5
8の屈折率と第1レンズ41の屈折率が略同一となると
ころで、膜厚のばらつき(Δd=d−d’)の影響が、
基材を含めた厚みに対するばらつきになるため、Δd/
d》Δd/Dとなり、ばらつきの影響が上式に表される
ように小さくなる。
の効果に加えて、親水性コーティング層58のコーティ
ングむらが発生し、膜厚にばらつきが発生しても、画像
に対する影響が少ない。
実施の形態を図10、図11を参照して説明する。図1
0は第3の実施の形態における第1レンズを示し、図1
1は観察光学系の構成を示す。本実施の形態は第1の実
施の形態の構成に加えて、第1レンズ41の気密空間5
6に向かう面には、プレコート層61が蒸着等にて施さ
れている。
58との親和性の高い成分を有するコーティング剤で形
成され、プレコート層61を第1レンズ41に蒸着等に
て施す際に、第1レンズ41へは、観察光線が通過する
範囲以外は薄膜のシール剤等にて覆い、プレコート層6
1の蒸着等が完了した後に、薄膜のシール剤と共に不要
なプレコート層61を取り除く。
レコート層61が施された第1レンズ41に対しコーテ
ィングしてある。上記構成は、第1レンズ41のみに留
まらず、親水性コーティング層58をコーティングする
光学レンズ全てに適用しても良い。また、プレコート層
61は第1レンズ41との境界面の光の乱反射を防止す
る性能を有するコーティング剤でも良い。
コート層61は第1レンズ41へ蒸着等にて施されてい
るため、第1レンズ41とプレコート層61の密着性が
良い。
ート層61への親和性が高いため、親水性コーティング
層58を第1レンズ41に直接コーティングするよりも
親水性コーティング層58の第1レンズ41への密着性
が良くなる。
に於いて観察光線が通過する範囲のみに蒸着されている
ため、親水性コーティング層58はプレコート層61が
蒸着されていない範囲にはコーティングが載りにくくな
る。
囲のみにコーティングすることが簡便となり、第1レン
ズ41の第1レンズ枠43と嵌合する範囲に親水性コー
ティング層58が付着しない。
性能を有するコーティング剤である場合は、図11に示
すように、外部より第1レンズ41に侵入してきた散乱
光線62が、観察光線が通過しない範囲に於いて反射し
視野範囲内に飛び込んでくるような事が無くなる。
の実施の形態の効果に加え、親水性コーティング層58
を視野範囲内のみにコーティングする作業が簡便にな
る。第1レンズ41と第1レンズ枠43の嵌合部に親水
性コーティング層58がコーティングされていないた
め、本部位に充填される気密充填剤55が第1レンズ4
1と第1レンズ枠43の界面に確実に充填され、気密性
が高く保持される。視野範囲以外には、乱反射を防止す
るコーティングが配されているため、散乱光による観察
像への影響が少なくなる。
む)において、例えば第2レンズ42の後面等とか他の
レンズ面にも親水性コーティング層58を設けるように
しても良いし、プレコート層61を介して親水性コーテ
ィング層58を設けるようにしても良い。
系(対物光学系)32における前面が外部に臨む第1の
光学素子としてはレンズ機能(光の屈折機能)を有する
第1レンズ41で説明したが、レンズ機能を有さない
で、例えばその内側に配置されるレンズ等の光学素子を
保護するカバーガラス等の光学素子でも良い。
る光学素子固定枠としては、第1のレンズ枠43に限ら
ず、先端構成部本体35にその機能を持たせたもの(具
体的には図8の変形例)でも良い。
の観察光学系(対物光学系)32の場合で説明したが、
観察光学系32の結像面に像伝送手段としてイメージガ
イドを配置した光学式内視鏡(ファイバスコープ)の場
合にも適用できるし、観察光学系32の光学像をリレー
光学系で伝送する光学式内視鏡(具体的には硬性の挿入
部を有する硬性内視鏡)の場合にも適用できる。また、
光学式内視鏡の接眼部に配置される接眼光学系にも適用
できる。
実施の形態以降を説明する。第4の実施の形態以降では
第7の実施の形態の場合を除いて観察光学系を説明して
いないが、その場合には第1ないし第3の実施の形態と
同様である。また、その場合の作用及び効果も第1ない
し第3の実施の形態と同様であるので、異なる部分を説
明する。
を参照して説明する。図12は湾曲部付近の構造を示
し、図12(A)は外皮チューブを除去した状態で示
し、図12(B)はその外皮チューブを示し、図13は
外皮チューブの所定の長さ部分で覆われる湾曲部の長さ
範囲を示し、図14は湾曲した様子を示す。
ともこの挿入部の湾曲部の外周を被覆する外皮チューブ
とを有し、該外皮チューブの両端部の内径が、これが当
接する内視鏡外径よりも小さく形成され、これ以外の外
皮チューブの内径を、湾曲部を構成する複数の節輪の外
径と略同一に形成し、該外皮チューブの両端部を、湾曲
部の両端部近傍の先端構成部及び挿入部軟性管に防水固
定した内視鏡に於いて、外皮チューブの湾曲部を構成す
る複数の節輪の外径と略同一とした内径部の長手方向の
距離を、湾曲部の湾曲する部分の長さよりも短くした事
を特徴とするものである。
21は、先端から順次連結してなる複数の湾曲駒(節輪
ともいう)51、高分子又は金属等による素線を円環状
に編み形成した網管52、ゴム又はエラストマより成る
伸展性を有する外皮チューブ53により構成されてお
り、網管52は湾曲駒51に密着し外装するように配さ
れ、また、外皮チューブ53は網管52に外装するよう
に配されている。
ット)63により回動自在に連結されており、最先端の
湾曲駒51は先端構成部20の一部である硬質の先端構
成部本体35に固定され、かつ、最後端の湾曲駒51は
可撓管部(軟性管部とも言う)22に一体的に固定され
ている。この可撓管部22は可撓管外皮チューブ64に
より被覆されている。
は湾曲部21を構成する複数の湾曲駒51を回動自在に
連結する接続ピン63の最先端側のものから最後端のも
のまでの距離となっている。
周面には外皮チューブ53の前端側の径を絞った第1の
絞り部65(図12(B)参照)が取り付けられる第1
の取付部66が設けてあり、また可撓管部22の前端に
は外皮チューブ53の後端側の径を絞った第2の絞り部
67が取り付けられる第2の取付部68が設けてある。
53は全長(A+B″+C′)を図12(A)に示す湾
曲部21の全長(a+b+c)と略同一に形成してあ
る。外皮チューブ53の両端部A及びC′の各絞り部6
5、67の範囲は、その小さくした内径(小内径部とも
いう)を中途部B″の内径よりも小さく形成してあり、
両端部の内径D1 及びD2 は、外嵌される部分の外径d
1 及びd2 より小さく、より具体的にはその約85%以
下にされている。また、外皮チューブ53の両端部A,
C′以外の内径は該外皮チューブ53が取付(取着)さ
れる湾曲部外径の90〜110%の範囲にされている。
長さは、図13に示される先端カバー36の後端から湾
曲部21の可撓管部22側より、隣接する湾曲駒51の
空間がP2 となっている接続ピン63までの距離M以
上、先端カバー36の後端から湾曲部21の可撓管部2
2側最後端の湾曲駒51までの距離N以下に成るように
形成されている。この時隣接する湾曲駒51の空間P1
及びP2 はP1 >P2 の関係がある。
成型時に、B″の長さのばらつきが大きくなり、B″が
長くなっても、C′は少なくとも湾曲部21の第2の取
付部68の位置に配することが可能となる。
び第2の取付部68の位置に外皮チューブ53の内径を
小さくしたA及びC′を配置して取り付けることが可能
となり、この外皮チューブ53の取付けにより防水性を
確保できる。
P2 が狭い側に、外皮チューブ53の小内径部が配され
るため、外皮チューブ53の締め込みによる網管52及
び外皮チューブ53の落ち込みも少なくなる。
皮チューブ53の小内径部が配されるため、P2 への網
管52及び外皮チューブ53の落ち込みが、本部位での
湾曲駒51の回動抵抗となり、湾曲の先端側が湾曲し易
くなり、図14に示すように、湾曲部21の振り幅を2
点鎖線で示すXから実線で示すYの様に短くなる。
成型による外皮チューブ53の全長のばらつきにより、
外皮チューブ53両端固定部における防水性の低下が無
くかつ湾曲性能を低下させることがない。加えて、湾曲
部21の振り幅が短くなるため、狭い管腔内においても
目的部位を確実に観察することができる。
実施の形態を図15及び図16を参照して説明する。図
15は湾曲部の構成を外皮チューブを外して示し、図1
6は湾曲させた様子を示す。本実施の形態は第4の実施
の形態の構成に加えて、網管52には弾性を有する樹脂
である軟性樹脂69が、含浸またはディップされてい
る。
タン、シリコン等より成り、配される範囲は、湾曲部2
1の最先端に配された接続ピン63から最後端の接続ピ
ン63までの距離Lの約50%の距離L′であり、L′
は最後端の接続ピン63から先端側に向かう範囲であ
る。
作用に加えて、図16に示すように、湾曲部21を湾曲
させた時、網管52に配された軟性樹脂69が湾曲駒5
1の回動抵抗となり、軟性樹脂69が配されていない範
囲にある湾曲駒51から優先的に回動する。
め込みにたいし、軟性樹脂69が対抗するため、網管5
2及び外皮チューブ53のP2 間に落ち込まない。本実
施の形態は第4の実施の形態の効果に加えて、網管5
2、外皮チューブ53の湾曲駒51間への落ち込みがな
く、本部位での劣化が少なくなる。
実施の形態を図17を参照して説明する。図17は第6
の実施の形態における外皮チューブを示す。
駒等を図17に示す外皮チューブ53で覆うようにした
ものである。図17に示すように外皮チューブ53は両
端部に形成された第1及び第2の絞り部65、67は湾
曲部21に形成された第1及び第2の取付部66及び6
8と略同一の長さにしてあり、第1及び第2の絞り部6
5と67間の距離B″′は、図12(A)に示した距離
bよりも短く形成してある。
視鏡に取り付ける際は第1及び第2の絞り部65及び6
7を第1及び第2の取付部66及び68の位置まで引き
延ばし取り付ける。その他の構成においては、第4の実
施の形態と同様にて説明を省略する。
外皮チューブ53の成型時に、B″の距離のばらつきに
より長くなった場合に於いても、B″′の距離がbより
も短く成るように形成されているため、組み付け時に外
皮チューブ53の第1及び第2の絞り部65と67間に
引き延ばすことで、所望の固定位置に外皮チューブ53
を配置して取り付けることができる。これにより、固定
位置の防水性が確保できる。
チューブ53の成形型の全長設定が簡便である。成形時
の全長ばらつきにより、外皮チューブ53取り付け部の
防水性に悪影響がない。
実施の形態を図18ないし図24を参照して説明する。
図18は内視鏡の全体図を示し、図19(A)は内視鏡
先端部の先端側からの正面図、図19(B)は図19
(A)のA−O−B線による径方向断面図、図20はノ
ズルの詳細な構造を示し、図21はノズルの一部を拡大
して示し、図22及び図23はノズルを成形により製造
するノズル用金型(単に金型と略記)を示し、図24は
この金型の作用の説明図である。
視鏡81は細長の挿入部82とその後端に設けられた操
作部83と、この操作部83から延出されたユニバーサ
ルコード84と、このユニバーサルコード84の端部に
設けられたコネクタ85とを有する。
の湾曲部87と可撓性を有する可撓管部88とを有し、
湾曲部87は操作部83に設けた湾曲操作ノブ89を操
作することにより湾曲することができる。
製の先端構成部本体90で形成され、この先端構成部本
体90には、内視鏡81内部を通り、外部の送気源(図
示しない)、送水タンク(図示しない)と接続する送気
送水管路91が連結され、また、外部の吸引源(図示し
ない)と接続する吸引管路(図示しない)が連結されて
いる。
するために、樹脂等の絶縁性部材でできた先端カバー部
材92が先端構成部本体90に外挿されている。先端構
成部86の先端面には、体腔内の被写体像を先端構成部
86に内蔵した撮像素子93に結像する対物レンズ系9
4が設けてある。また、この先端構成部86には送気送
水管路91と連通し、対物レンズ系94の外表面に液体
や気体を噴出させ、対物レンズ系94を洗滌するノズル
95がそのノズル出口が対物レンズ系94の外表面に対
向するように設けてある。
及び第2レンズ102は第1レンズ枠103を介して先
端構成部本体90に固定され、第1レンズ101及び第
2レンズ102は気密充填材を用いて第1のレンズ枠1
03に固定することにより、第1レンズ101及び第2
レンズ102の対向する部分は気密空間が形成され、こ
の気密空間に臨む第1レンズ101の後面及び第2レン
ズ102の前面には親水性コーティング層104が設け
られている。
は第1の実施の形態と同様である。なお、図19(A)
に示すように先端構成部86の先端面には、この他に照
明レンズ107、処置具チャンネル108等が設けられ
ている。
(A)は図20(B)のノズル95の頂部(前端)側か
ら見た左側面図、図20(B)はノズル95の断面図、
図20(C)は図20(B)のノズル95の後端側から
見た右側面図、図20(D)は図20(B)のノズル9
5の下端側から見た底面図である。
れ、この中空部96はその軸方向に延びる軸方向穴97
と、この軸方向穴97の先端に連通し、対物レンズ方向
へ向かう径方向穴98とから成る。つまり、この中空部
96は一端が連通し、異なる2つの方向に延びる2つの
穴、具体的にはほぼL字形状に形成されたエルボ状の穴
97、98からなる。
た図であり、軸方向穴97と径方向穴98とは鋭角また
は直角を成して交差している。この中空部96を有する
ノズル95を樹脂にて成形により製造する場合、この中
空部96は軸方向穴97と径方向穴98を形成する金型
をエルボ部分で当接させて形成することとなる。
型118を示す(中空部96以外を形成する金型は省略
する)。なお、図23(A)はこの金型118を縦断面
で示し、図23(B)はそのC−C断面で示している。
この金型118は軸方向穴97を形成するコアピン11
9、径方向穴98を形成するスライド120からなる。
イド120は板状を成している。スライド120の先端
側は、断面が四角形で、スライド120先端の先端面1
21及び隣接する側面122は平面を成している。
面で当接する平面部123と、側面122と面で当接す
る段部124が設けてある。この先端面121、平面部
123の2面、側面122、段部124の2面をもって
コアピン119、スライド120の当接する当接部12
5となる。なお、コアピン119の縁部126にはR面
取り部127が設けてある。
ライド120が、図23(B)のように当接した位置に
て、図24のように、例えばDの位置から金型118の
周囲に樹脂を注入する。この場合、樹脂は矢印のように
流れ、コアピン119、スライド120には樹脂圧がか
かる。特にスライド120には両方向からの圧力を受
け、この圧力に差がある場合には、スライド120はあ
おりを受けることになる。この時、F側からとE側から
との樹脂圧を同じにすればよいが、容易にはいかない。
21と平面部123、側面122と段部124の2面に
よって構成されているため、故意にF側よりもE側の樹
脂圧を高くすることで、スライド120が段部124に
押し付けられ、スライド120はコアピン119に強固
に当接することとなる。
端側寄りに設けることで容易に実施できることである。
加えて、先端面121、側面122、平面部123、段
部124は平面であるため、互いに密に、隙間無く当接
する。
ピン119、スライド120に2面から成る当接部12
5を設けたことで、樹脂圧に対しても強く、樹脂圧を利
用し、精度良くコアピン119、スライド120が組み
合わさることができる。その結果、バリの生じにくく、
寸法精度もよく、ノズル95を成形することができると
いう効果がある。
122と段部124の面が平面であることより、曲面ど
うしの当接に比べ、両面に隙間が生じにくいため、バリ
が生じにくくなる効果がある。
アピン119′とスライド120′がコアピン119′
の側面にて、1面による単なる当接によってなる場合に
は、スライド120′が樹脂圧によるあおりを受けた際
には、コアピン119′に対しスライド120′の当接
する位置がずれ、エルボ部の寸法が所望の値として得ら
れない。なお、図39(A)は従来例の金型の縦断面を
示し、図39(B)は図39(A)のG−G断面を示
す。
0′の合わせ面が曲面であるため、隙間が生じやすく、
バリが発生しやすいが、本実施の形態では、そのような
欠点を解決できる。
おいて、スライド120の強度確保、コアピン119に
対する位置ずれを防止するため、図28(C)のよう
に、コアピン119側にスライド120のはまり込む凹
部28を設けてもよいが、この場合、軸方向に長さl分
コアピン119が突出してしまう。
いうことは、ノズル95の屈曲部分に大きな段差が生じ
るため、その段差に液体が残留しやすくなりよくない。
また、ノズル95もその分先端側に長くなるため、体腔
内を傷つけることにもなりかねない。本実施の形態で
は、そのことも防止する効果がある。
うに、スライド120の径方向断面の側面134が、コ
アピン119の径方向断面の円の接線を成すように設け
ても、図25(B)のように、コアピン119の直径よ
りも幅細で、側面134がコアピン119の円の弦の延
長線を成すよう設けても良い。
態でもコアピン119の当接部125以外の部分には、
コアピン119先端の縁部126にR面取り部127を
施してはいるが、本実施の形態では異なるR面取り部1
27を設けている。
6、図27(図27では、スライド120側の当接部1
25は省略している)である。この図26、図27にあ
るように、R面取り部127は当接部125以外の縁部
126全面に一定量の丸みを帯びるようR面取りを設け
たもの(つまり図23のR面取り部127)ではなく、
縁部126で平面部123との交差する部分でR面取り
量0(図27(A))、平面部123と垂直を成す径方
向断面でR面取り量最大(図27(B))となり、他の
部分では図27(C)のように径方向で順次変化させて
設けている。
20で成形したノズル95の当接部125の径方向断面
は図28(A),(B),(C)のようになる。ここ
で、図28(A)はノズル95の軸方向に沿った断面形
状を示し、図28(B)及び図28(C)は図28
(A)のH−H線及びI−I線断面を示している。
にR面取り部127を設けることで、軸方向穴97と径
方向穴98の屈曲する部分によどみとなる隅部が生じな
い。そのため、ノズル95内を挿通する液体が軸方向穴
97と径方向穴98との屈曲部分で残留しにくく、液体
が軸方向穴97から径方向穴98を経て対物レンズ系9
4面へとスムースに吐出される。
り部127によりノズル95内に液体が残留しにくいた
め、液体の残留によるノズル95内のつまりや、送気時
に残留した液体が径方向穴98より対物レンズ系94に
吐出して、レンズ面に付着し、視野の妨げになることを
防止できる。
向のみに中心で最大、縁部で0となるよう設けたこと
で、先端面121、平面部123を断面四角形形状で設
けることができる。
コアピン119とスライド120と段差が無いようにす
るため、図28(D)のようなスライド120にR面取
り部127にあったR面取り部128が必要となる。こ
の場合には断面四角形に比べスライド120の強度が低
下するが、このことも防止できる作用がある。
19先端のR面取り部127は、図27のように径方向
で変化するものでなく、図29のように、円周方向に変
化するRθとして設けてもよい。図29(A)はコアピ
ン119の軸方向に沿った縦断面を示し、図29(B)
は図29(A)のL−L線断面を示す。
中心軸を中心に角度θ回転するごとに変化するもので、
θ=0で縁部126と平面部123と接する部分ではR
θ=0、θ=90度で縁部126が平面部123と最も
遠ざかる部分では、Rθ=Rmaxとなるよう設けるも
のとする。この場合も、前述したR面取り部127と同
様の効果が得られる。
部125が2面による当接でなく、図30のように、複
数の面を有する突部135、凹部136を設け、2面以
上の当接によって成しても良い。この場合、コアピン1
19、スライド120の組合せ性が高まり、互いの位置
がずれにくくなる。その結果、すきまが生じにくくな
り、ばりが発生しにくくなるという効果がある。
面にノズル95を先端構成部86にビスないしはピンか
らなる係合部材130により係合固定するための係止部
129を複数設けても良い。
方向に垂直な方向から見たに図を示し、図31(B)及
び(C)は図31(A)に示すノズル95のJ−J及び
K−K断面図を示す。
部86の径方向断面を示した図である。先端構成部本体
90に設けたノズル95が嵌合するノズル収納穴131
に側面方向より貫通して設けた穴ないしはビス穴から成
る貫通穴132に係合部材130を挿入または螺合さ
せ、係合部材130を係止部129に係合させること
で、ノズル95を先端構成部86に固定する。
吸引管、撮像素子等の内蔵物や、内蔵物のレイアウトが
異なる。そのため、30に対する32の位置や方向が異
なる。本案では、様々な機種に対応する29をノズル9
5側面に複数設けることで、ノズル95の種類を統一な
いしは削減でき、ノズル95のコストを低く抑えること
ができるという効果がある。
突出しているため、ノズル95の先端側の縁には丸みを
持たせ、安全面に配慮する必要がある。そのため、でき
るだけ大きな丸みを持たせることが望ましいが、ノズル
95には径方向穴98があり、この部分まで大きな丸み
をおよぶと径方向穴98の開放端である開口部33を周
囲に十分な肉厚を確保して形成できない。そうなると、
ノズル95の強度が低下し、破損の危険性が出てくる。
有するよう設けたR面取り部34の33周辺でのR2、
先端構成部86先端面縁近傍での34をR1とすると、
R2<R1となるよう設けるものとする。
のノズル95の先端は大きな丸みを有しているため、1
挿入時に角がたたず安全で、かつ、33近傍には小さな
丸みのため、十分に33を形成でき、強度低下をもたら
すこともなくなる。
果を有する。2面から成る金型の当接部125を設けた
ことで、バリの生じにくく、寸法精度もよく、ノズル9
5を成形することができるという効果がある。
うしの当接に比べ、両面に隙間が生じにくいため、バリ
が生じにくくなる効果がある。さらに、2面での当接の
ため、屈曲部分を小さくすることができ、結果、ノズル
のら先端部からの突出量を小さく抑えることができる。
部分にR面取り部127を設けたことにより、ノズル9
5内に液体が残留しにくくなり、液体の残留によるノズ
ル95内のつまりや、送気時に残留した液体が径方向穴
98より対物レンズ系94に吐出し、レンズ面に付着、
視野の妨げになることを防止できる。なお、上述した実
施の形態等を部分的等で組み合わせて構成される実施の
形態等も本発明に属する。
光学レンズの少なくとも外部に露呈しない表面の全部ま
たは一部に水に対して親和性を得るための親水性処理を
施した内視鏡において、少なくとも2つ以上の光学レン
ズをレンズ枠に気密的に固定し、親水性処理はレンズ枠
により気密的に形成された空間に向けられた光学レンズ
面に施されていることを特徴とする内視鏡。
学レンズは、内視鏡の外部に一面を露呈する光学レンズ
と、少なくともこれに隣接して配される光学レンズであ
ることを特徴とする内視鏡。 (付記1〜2の作用)内視鏡をエチレンオキサイトガ
ス、ホルマリンガス等のガス滅菌剤にて処理時、光学レ
ンズ群内にガスが侵入せず、光学レンズに施された親水
処理層の変質が長期的に起きず、常に良好な光学性能及
び親水性能を呈する。
得るための親水性処理は、内視鏡の外部に一面を露呈す
る光学レンズの内面のみに施されていることを特徴とす
る内視鏡。 (付記3の作用)対物レンズの最外面に付着した汚れを
除去するために、対物レンズ面に送気/送水した場合
に、冷却され内外面の著しい温度差が発生しても、該光
学レンズの内面に霧や水滴が発生することなく、画面が
鮮明であると言うことである。
理剤がガス滅菌剤等により劣化、変質させられ、親水性
処理効果及び光学性能が低下するという問題点を解決
し、光学レンズに発生し視野を阻害する水滴、霧の発生
を無くすという効果がある。
学レンズ面には、予め親水性高分子材料と親和性の高い
素材の皮膜を蒸着等により形成した事を特徴とする内視
鏡。 (付記1〜4の目的)内視鏡対物光学レンズの内部に施
した親水性物質層が、ガス滅菌剤等により内視鏡を滅菌
処理した場合においても、ガス滅菌剤にて変質させられ
ず、長期的に親水性能及び観察性能を保持できる内視鏡
の光学系を提供することである。
レンズとの密着力を、親水性高分子材料と親和性の高い
素材により向上させる。 (付記4の効果)付記1〜3による効果に加え、親水性
処理剤の光学レンズ面への密着性を高めるという効果が
ある。
レンズ面上の視野範囲(光学有効範囲)のみに施されて
いることを特徴とする内視鏡。 (付記5の目的)内視鏡対物光学レンズとレンズ枠間を
確実に接着することである。 (付記5の作用)光学レンズの光学有効範囲以外には親
水処理層を設けていないため、光学レンズとレンズ枠が
嵌合する部位に接着しろが取れ、ガス滅菌剤等による該
接着部の劣化を、ガス滅菌剤等に暴露される端部のみに
留め、接着面の全域にわたる劣化が起きない。
親水処理層とレンズ枠が接着され、光学レンズとレンズ
枠の固定ができないと言う問題点を解決し、光学レンズ
に発生し視野を阻害する水滴、霧の発生を無くすという
効果がある。
予め反射防止用皮膜を形成し、親水性高分子材料には反
射防止用皮膜と親和性の高い分子材料が含まれている事
を特徴とする内視鏡。 (付記6の作用)反射防止用皮膜により、光学レンズの
視野範囲以外の面での光線の乱反射を防止し、視野範囲
内に発生するゴーストやフレアーを抑止する。
レンズの屈折率と略同一の屈折率を有する高分子材料よ
りなる事を特徴とする内視鏡。 (付記6、7の目的)親水性物質層による光学レンズの
光学特性の低下を抑制することである。 (付記7の作用)親水性処理剤の厚みの偏りによる光学
的な影響が、処理層の厚みに対する変化量としてではな
く、光学レンズの厚みを含めた変化量となるため、処理
層の厚みの偏りによる光学的な影響が小さくなる。 (付記6、7の効果)上記効果に加え、親水性処理剤に
よる光学レンズの性能を低下させないという効果があ
る。
され、前記光学素子の少なくとも外部に露呈しない面に
水に対して親和性を得るための親水性処理を施した内視
鏡において、一方の面が外部に露呈する第1の光学素子
の側部全周を光学素子固定枠に気密手段で気密的に固定
して前記第1の光学素子の他方の面側に気密空間を形成
し、該気密空間に臨む前記第1の光学素子の他方の面或
いはこの他方の面に対向する第2の光学素子の一方の面
に親水性処理を施したことを特徴とする内視鏡。 9.1つまたは複数の光学素子により構成され、前記光
学素子の少なくとも外部に露呈しない面に水に対して親
和性を得るための親水性処理を施した内視鏡において、
一方の面が外部に露呈する第1の光学素子の側部全周を
滅菌処理に耐性を有する気密手段で気密的に固定して前
記第1の光学素子の他方の面側に気密空間を形成し、該
気密空間に臨む前記第1の光学素子の他方の面或いはこ
の他方の面に対向する第2の光学素子の一方の面に親水
性処理を施したことを特徴とする内視鏡。
挿入部の湾曲部の外周を被覆する外皮チューブとを有
し、該外皮チューブの両端部の内径が、これが当接する
内視鏡外径よりも小さく形成され、これ以外の外皮チュ
ーブの内径を、湾曲部を構成する複数の節輪の外径と略
同一に形成し、該外皮チューブの両端部を、湾曲部の両
端部近傍の先端構成部及び挿入部軟性管に防水固定した
内視鏡に於いて、外皮チューブの湾曲部を構成する複数
の節輪の外径と略同一とした内径部の長手方向の距離
を、湾曲部の湾曲する部分の長さよりも短くした事を特
徴とする内視鏡。
形成された小径部の内径は、取着される内視鏡の先端構
成部外径及び挿入部軟性管外径の約85%以下である事
を特徴とする内視鏡。 12.付記10において、外皮チューブの小径部位外の
内径は、該外皮チューブが取着される湾曲部外径の90
%〜110%の範囲であることを特徴とする内視鏡。
肉厚は、内視鏡の湾曲部へ取り付けた場合に略均一とな
るように、成型時に小内径部の肉厚を厚く形成したこと
を特徴とする内視鏡。 14.付記10において、湾曲部の湾曲する部分の長さ
とは、湾曲部を構成する複数の節輪を回動自在に連接す
るリベットの最先端側のものから最後端側のものまでの
距離であることを特徴とする内視鏡。
小径部の一方は、湾曲部の湾曲しない端部近傍に配さ
れ、もう一方は湾曲する部分において、隣接する節輪に
より形成される空間が狭い側に配したことを特徴とする
内視鏡。 16.付記15において、隣接する節輪により形成され
る空間が狭い側は、湾曲部の操作部側に形成されている
ことを特徴とする内視鏡。
が、節輪間の空間に挟まれ、本位置での隣接する節輪の
回動抵抗となる。これにより、湾曲部は節輪間の回動抵
抗の少ない部位より駆動するため、湾曲形状がコンパク
トとなり湾曲性能を劣化する事無く、さらに観察処置性
能が向上する。
は、内視鏡の湾曲部両端近傍の湾曲しない位置に小内径
部が位置するように、引張し組み付けられていることを
特徴とする内視鏡。 (付記10〜17に対する背景) (従来技術)複数のリング状の節輪を回動自在に連接
し、この外周を金属または高分子材料等の編み線により
被嵌し形成された湾曲部において、該湾曲部を被覆す
る、ゴムまたはエラストマー等にて形成された外皮チュ
ーブの、内視鏡への固定部の密着性を向上させ、かつ湾
曲性能を低下させないために、外皮チューブの両端部の
内径を、中途部の内径よりも小さく形成し、外皮チュー
ブの小内径部を湾曲部の湾曲しない部位に配したものが
ある。
に、外皮チューブ53の両端部A及びCの内径を、中途
部Bの内径より小さく形成したものは、その成型時に於
いて、図34に示すように、成形型を第1の型71、第
2の型72、第3の型73、中子74に分割する必要が
ある。外皮チューブ外皮チューブ53を型71、第2の
型72、第3の型73、中子74の成形型より取り出す
際には、図35に示すようになり、特に外皮チューブ5
3の内部形状を成形するための中子74を取り除く際
に、図36に示すように主に外皮チューブの長手方向に
応力が加わる。
ーブ53の両端部の小内径部間の距離B′が図33に示
した湾曲部21の第1の取り付け部66と第2の取り付
け部68の距離間bよりも長くなってしまう。これによ
り、内視鏡の湾曲部21の両端の第1の取り付け部66
及び第2の取り付け部68に、外皮チューブ53の第1
の絞り部65及び第2の絞り部67が位置せず、本部位
における密着性が低下し、気密保持が出来なくなること
がある。
コープ外径よりも小さく形成した外皮チューブにおい
て、内視鏡の湾曲性能を損なうことなく、外皮チューブ
と内視鏡の固定部における密着性能を向上させることで
ある。 (付記10〜15、17の作用)外皮チューブ両端に形
成される小内径部間距離が湾曲部の湾曲する部分の長さ
よりも短く形成されているため、成型時の引張力による
外皮チューブの寸法のずれが大きくても、確実に外皮チ
ューブの小内径部を内視鏡の所望の固定位置に配するこ
とが出来る。
る節輪間の空間が狭い側に配してあるため、節輪間に外
皮チューブが挟まれるようになっても、外皮チューブの
挟まれる量は節輪間の空間が広い方に比較して少なく、
内視鏡の湾曲性能へ与える影響を少なくて済む。
チューブ成形時における、全長のばらつきによる、湾曲
部への取り付け部密着性の低下という問題点を解決し、
外皮チューブの成形型の製作を簡便にできる、湾曲性能
を向上できるという効果がある。
気体を噴出させ、レンズ面の洗滌を行うもので、自身内
部に異なる2方向からのエルボ状中空部を有するノズル
を成形により製造するノズル用金型において、前記ノズ
ル用金型に、エルボ状中空部を互いの当接によって形成
する金型部品の合わせ面が、2面以上での当接となる当
接部を設けたことを特徴とするノズル用金型。
は内視鏡の挿入部の軸方向となる軸方向穴と、内視鏡先
端部の先端面に設けたノズル開口部と対物レンズとを結
ぶ軸とほぼ平行な軸を有する径方向穴とから成ることを
特徴とするノズル用金型。 20.付記19において、金型部品は軸方向穴を形成す
るコアピンと径方向穴を形成するスライドとから成り、
当接部はこの両者より成ることを特徴とするノズル用金
型。
ピンが当接する当接部は断面四角形として形成されたス
ライド先端部各々の平面である先端面および側面の2面
と、コアピンに設けた該2面に対向する2平面を有す段
状部であることを特徴とするノズル用金型。 22.付記21において、段状部は先端面と当接する平
面部と、側面部と当接する段部から成ることを特徴とす
るノズル用金型。
状形状で、スライドは板状形状であることを特徴とする
ノズル用金型。 24.付記21において、コアピンの平面部は、当接す
る円柱状コアピンに断面が円の弦を成すように設け、コ
アピンの段部は、前記平面部に対し直角あるいは鈍角を
成し、スライドの当接部となる先端面、側面とがなす角
度は、段部と平面部が成す角度と同一としたことを特徴
とするノズル用金型。
の2方向の中空の角度は鋭角または直角を成すことを特
徴とするノズル用金型。 26.付記21において、スライドで、当接部である先
端面と側面は、コアピン径方向断面において、コアピン
の径方向断面形状である円の接線となることを特徴とす
るノズル用金型。
部と当接する側面以外の対向する側面は、コアピン径方
向断面において、径方向断面形状である円の接線となる
ことを特徴とするノズル用金型。 28.付記20において、コアピンの先端面縁部の当接
部以外の部分にはR面取りからなる曲面部を設けたこと
を特徴とするノズル用金型。
イド方向となる中心軸軸方向断面で最大、前記断面と垂
直方向に行くに従って面取り量が徐々に減少し、平面部
で0となるよう順次変化するR面取りであることを特徴
とするノズル用金型。 30.付記28において、コアピンのスライド方向とな
る中心軸軸方向断面で最大、中心軸を中心に回転方向に
沿って、面取り量が徐々に減少し、平面部で0となるよ
う順次変化するR面取りであることを特徴とするノズル
用金型。 31.付記29において、平面部においてR面取りが0
となることを特徴とするノズル用金型。
の洗滌を行うノズルとして、従来は、実公昭58−20
246号公報に示されるような金属製のパイプを曲げ加
工して形成されるものが知られている。
るために別部材の絶縁体で外挿する必要があり、コスト
面で高くなってしまうデメリットがある。そこで、実開
昭62−113501号公報には樹脂にて形成するノズ
ルが示されている。
されているような角度の異なる2方向より内部がエルボ
状の管路となるよう切削加工にて形成されるものも、従
来のノズルとして知られている。
ト的に高くなるデメリットがあるため、実開昭62−1
13501号公報のような電気絶縁部材によって成形に
て作成した方が、コスト的に安価に製造することができ
る。
ズルの寸法精度、バリ等の問題点がある。
には、その段差が原因となってノズル内部に液体が残留
し、その自体がノズルの詰まりの原因となったり、ま
た、送気中にも関わらず段差に残った水滴なかノズルか
ら吐出し、レンズ面上に付着し、検査に不具合を起こし
てしまうことがある。この問題を解決するために、精度
よくノズルを成形することが望まれるが、この際、金型
面で解決しなければならない問題点が生じてくる。
り、当然金型において、特に金型を構成するコアピン、
スライド等も微小、肉薄のものになってしまう。このス
ライド等の金型部品が微小で、肉薄であればあるほど、
成型時の樹脂の流動に対しあおり等の負荷を受けやす
く、その結果、金型どうしに隙間が生じ、パリが発生し
やすくなる。
イドやコアピン等を太く、大きくするようなことはでき
ない。つまり、大きさの制限の中でいかに強度を持たせ
るかが課題となる。
リ等の段差が発生しにくく、精度良く所定の形状のノズ
ルを製造できるノズル用金型を提供することを目的とす
る。
部に異なる2方向からなるエルボ状の管路を有し、この
エルボ状管路を有するノズルを成形により製造するノズ
ル用金型は、成型時に2方向からの金型どうし(コアピ
ン、スライド)の当接させることによって、その形状を
形成するが、この金型どうしが当接する当接面が2面に
て構成するよう設けたことにより、金型に強度を持たせ
ることができ、成型時の樹脂圧により金型があおられに
くく、金型どうしにバリの発生する隙間等を発生しにく
くする作用がある。
つまたは複数の光学素子により構成され、前記光学素子
の少なくとも外部に露呈しない面に水に対して親和性を
得るための親水性処理を施した内視鏡において、一方の
面が外部に露呈する第1の光学素子の側部全周を光学素
子固定枠に気密手段で気密的に固定して前記第1の光学
素子の他方の面側に気密空間を形成し、該気密空間に臨
む前記第1の光学素子の他方の面或いはこの他方の面に
対向する第2の光学素子の一方の面に親水性処理を施し
ているので、ガス滅菌剤等により内視鏡を滅菌処理した
場合においても、側部全周が気密手段で気密されている
ので、長期にわたり、観察機能を保持できる。
体構成図。
図。
一部を拡大して示す拡大図。
を示す側面図。
付近の構成を示す断面図。
ティング層が形成された第1レンズの一部を拡大して示
す図。
ーティング層が形成された第1レンズを示す図。
近の構造を示す断面図。
近の構造を外皮チューブを外して示す断面図。
ーブを示す断面図。
観図。
す図。
斜視図。
構造を示す図。
断面図。
断面図。
図。
部を示す図。
す図。
Claims (1)
- 【請求項1】 1つまたは複数の光学素子により構成さ
れ、前記光学素子の少なくとも外部に露呈しない面に水
に対して親和性を得るための親水性処理を施した内視鏡
において、 一方の面が外部に露呈する第1の光学素子の側部全周を
光学素子固定枠に気密手段で気密的に固定して前記第1
の光学素子の他方の面側に気密空間を形成し、該気密空
間に臨む前記第1の光学素子の他方の面或いはこの他方
の面に対向する第2の光学素子の一方の面に親水性処理
を施したことを特徴とする内視鏡。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17455697A JP3908337B2 (ja) | 1997-06-30 | 1997-06-30 | 内視鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17455697A JP3908337B2 (ja) | 1997-06-30 | 1997-06-30 | 内視鏡 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1119029A true JPH1119029A (ja) | 1999-01-26 |
JP3908337B2 JP3908337B2 (ja) | 2007-04-25 |
Family
ID=15980630
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17455697A Expired - Fee Related JP3908337B2 (ja) | 1997-06-30 | 1997-06-30 | 内視鏡 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3908337B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005266276A (ja) * | 2004-03-18 | 2005-09-29 | Sony Corp | カメラ |
JP2006130100A (ja) * | 2004-11-08 | 2006-05-25 | Optiscan Pty Ltd | カバーガラス及び内視鏡 |
US7931584B2 (en) | 2004-01-07 | 2011-04-26 | Olympus Corporation | Medical capsule housing formed by thermal welding |
JP2011255089A (ja) * | 2010-06-11 | 2011-12-22 | Fujifilm Corp | 内視鏡 |
JP2012090885A (ja) * | 2010-10-28 | 2012-05-17 | Olympus Medical Systems Corp | 内視鏡および内視鏡用洗浄ノズル |
JP2012090884A (ja) * | 2010-10-28 | 2012-05-17 | Olympus Medical Systems Corp | 内視鏡用洗浄ノズル |
-
1997
- 1997-06-30 JP JP17455697A patent/JP3908337B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7931584B2 (en) | 2004-01-07 | 2011-04-26 | Olympus Corporation | Medical capsule housing formed by thermal welding |
US8709329B2 (en) | 2004-01-07 | 2014-04-29 | Olympus Corporation | Medical capsule housing formed by thermal welding |
JP2005266276A (ja) * | 2004-03-18 | 2005-09-29 | Sony Corp | カメラ |
US7671919B2 (en) | 2004-03-18 | 2010-03-02 | Sony Corporation | Camera |
JP2006130100A (ja) * | 2004-11-08 | 2006-05-25 | Optiscan Pty Ltd | カバーガラス及び内視鏡 |
JP2011255089A (ja) * | 2010-06-11 | 2011-12-22 | Fujifilm Corp | 内視鏡 |
JP2012090885A (ja) * | 2010-10-28 | 2012-05-17 | Olympus Medical Systems Corp | 内視鏡および内視鏡用洗浄ノズル |
JP2012090884A (ja) * | 2010-10-28 | 2012-05-17 | Olympus Medical Systems Corp | 内視鏡用洗浄ノズル |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3908337B2 (ja) | 2007-04-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8587718B2 (en) | Image pickup unit and manufacturing method of image pickup unit | |
US5894369A (en) | Lens device with anti-fogging | |
JP3985466B2 (ja) | 内視鏡のレンズ装置 | |
WO2011027594A1 (ja) | 撮像ユニット | |
US20060229497A1 (en) | Endoscope | |
US20080117292A1 (en) | Image pickup module and image forming lens for the same | |
US8790249B2 (en) | Endoscope, optical member, and method of manufacturing endoscope | |
US20210093176A1 (en) | Wafer lens array, layered lens array, image pickup unit, method for manufacturing layered lens array, and endoscope | |
US20210369087A1 (en) | Distal end unit of endoscope, and endoscope | |
JP2004008638A (ja) | 内視鏡 | |
JPH11313795A (ja) | 内視鏡 | |
JPH1119029A (ja) | 内視鏡 | |
WO2012132598A1 (ja) | 内視鏡撮像ユニットの組立方法及び内視鏡 | |
JP3692670B2 (ja) | 内視鏡のレンズ装置 | |
JP2015027324A (ja) | 内視鏡 | |
JP2000139821A (ja) | 内視鏡装置 | |
JP3981263B2 (ja) | 電子内視鏡 | |
JP4426665B2 (ja) | 絞り装置を備えた内視鏡 | |
JP6214834B2 (ja) | 内視鏡 | |
US20230000318A1 (en) | Endoscope | |
JP4916164B2 (ja) | 内視鏡 | |
JPH1033461A (ja) | 内視鏡 | |
JPH07124100A (ja) | 内視鏡用保護装置 | |
WO2019155665A1 (ja) | 内視鏡撮像光学系及び内視鏡装置 | |
JPH09304693A (ja) | 硬性鏡対物光学系 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040511 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060215 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060221 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060413 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060829 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061030 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20061219 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070116 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070118 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110126 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120126 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130126 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140126 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |