JPH1119014A - 柄付き金属たわし - Google Patents

柄付き金属たわし

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JPH1119014A
JPH1119014A JP14948997A JP14948997A JPH1119014A JP H1119014 A JPH1119014 A JP H1119014A JP 14948997 A JP14948997 A JP 14948997A JP 14948997 A JP14948997 A JP 14948997A JP H1119014 A JPH1119014 A JP H1119014A
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JP
Japan
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restraining band
mounting board
scourer
metal
locking
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Application number
JP14948997A
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English (en)
Inventor
Ichiro Daiku
一郎 大工
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Ohe and Co Ltd
Original Assignee
Ohe and Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 保形性、摺洗力に優れるとともに、金属細線
のほつれ等が生じず耐久性に優れ、かつ安価な柄付き金
属たわしを提供する。 【解決手段】 把柄5aの先端部に平板状の取付基板4
aを設けると共に、連続螺旋状にカール巻きされた扁平
状の金属細線10の所定量が多層に捲回され絡められた金
属カールたわし本体2を、前記取付基板4aの片面に重
ね合わせ、該たわし本体2を複数の所定長の可撓性抑止
帯3a…により前記取付基板4aに結束固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カールされた扁
平状の金属細線を摺洗部材の主体として構成される柄付
き金属たわしに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、金属たわしとしては、螺旋状にカ
ール巻きされた金属細線の所定量を絡み合わせて塊状と
したものが知られている。しかし、このような金属たわ
しは、本来的に不定形のものであるから、使用により容
易に型くずれを起こし、保形性に乏しく、早々に手でつ
かみにくいものになってしまうという欠点があった。
【0003】このような欠点を解消するものとして、例
えば実公昭55−25874号公報には、2本の撚合わ
された針金の間に多数の剛性繊維が連続状に挟着固定さ
れた棒ブラシ体の外周に、前記螺旋状にカール巻きされ
た金属細線の所定量を絡み合わせた塊状体を被覆状態に
装着して、該塊状体中の空隙に剛性繊維が刺し込まれた
状態とし、かつ針金を屈曲して所定形状に形成したもの
が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記先
行技術による場合、棒ブラシ体と金属細線塊状体とをそ
れぞれ別個に製作した後、両者を上記のように組み合わ
せるものであるから、製作の工程数が多く生産性に劣
り、従って高価なものとなる上に、塊状体中の空隙に剛
性繊維が刺し込まれただけであるから、使用を重ねると
金属細線のほつれが生じやすく、さらには金属細線が伸
ばされてばらばらになることも多く、これにより比較的
短期間のうちに摺洗力が低下するという問題があった。
【0005】この発明は、かかる技術的背景に鑑みてな
されたものであって、保形性、摺洗力に優れるととも
に、金属細線のほつれ等が生じず耐久性に優れ、かつ安
価な柄付き金属たわしを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明者は鋭意研究の結果、柄の先端部に取付基板
を設け、これにカール巻きされた金属細線からなるたわ
し本体を重ね合わせ、かつ該たわし本体を可撓性抑止帯
により取付基板に結束固定することにより、所望の柄付
き金属たわしが得られることを見出すに至り、本発明を
完成したものである。
【0007】すなわち、請求項1の発明にかかる柄付き
金属たわしは、把柄の先端部に平板状の取付基板が設け
られると共に、該基板に、基板の外方に延びる複数の所
定長の可撓性抑止帯が突設される一方、連続螺旋状にカ
ール巻きされた扁平状の金属細線の所定量が多層に捲回
され絡められた金属カールたわし本体が、前記取付基板
の片面に重ね合わされ、該たわし本体が前記抑止帯によ
り前記取付基板に結束固定されてなることを特徴とする
ものである。
【0008】たわし本体が抑止帯により取付基板に結束
固定されているから、型くずれが防止されるとともに、
金属細線のほつれ、離脱も防止され、かつ十分に強い力
を入れての摺洗も問題なく行え、強固にこびりついた汚
れも容易に落とすことができる。更に、抑止帯によりた
わし本体を取付基板に結束固定することで製作されるか
ら、製造が簡単で量産性にも優れる。
【0009】請求項2の発明は、上記請求項1の柄付き
金属たわしにおいて、取付基板に該基板の外方に延びる
態様で抑止帯が突設されてなる構成を採用したものであ
る。
【0010】抑止帯が外方に向けて突設されているか
ら、結束固定の作業が容易になされ得る。
【0011】請求項3の発明は、上記請求項2の柄付き
金属たわしにおいて、金属カールたわし本体が環状に形
成されるとともに、抑止帯が取付基板の外周から径方向
に突設され、該抑止帯がたわし本体を抱き込む態様でた
わし本体の中空部を貫通せしめられ、かつ該抑止帯の先
端部が前記取付基板に止着されることにより、取付基板
と抑止帯との間にたわし本体が結束固定されてなる構成
を採用したものである。
【0012】たわし本体の結束固定が各環状部毎に行わ
れるから、結束固定が一層強固なものとなり、型くず
れ、金属細線のほつれ、離脱が確実に防止される。ま
た、抑止帯が取付基板の外周から径方向に突設されてい
るから、結束固定の作業を一層容易に成し得、一層効率
良く製作し得る。
【0013】請求項4の発明は、上記請求項3の柄付き
金属たわしにおいて、取付基板の中央部に係止孔が設け
られるとともに、抑止帯の先端に前記係止孔に係止しう
る係止突起が設けられ、該係止突起が前記係止孔に挿嵌
されることにより、抑止帯が取付基板に止着される構成
を採用したものである。
【0014】係止突起を係止孔に挿嵌するだけで、可撓
性抑止帯の取付基板への止着が完了するから、一段と効
率良く製作し得て、一層低コストで製作され得る。
【0015】請求項5の発明は、上記請求項1の柄付き
金属たわしにおいて、金属カールたわし本体が環状に形
成され、抑止帯がたわし本体の環状部を抱き込む態様
で、該抑止帯の一端部および他端部がそれぞれ取付基板
に止着されることにより、取付基板と抑止帯との間にた
わし本体が結束固定されてなる構成を採用したものであ
る。
【0016】たわし本体の結束固定が各環状部毎に行わ
れるから、結束固定が一層強固なものとなり、型くず
れ、金属細線のほつれ、離脱が確実に防止される。
【0017】請求項6の発明は、上記請求項5の柄付き
金属たわしにおいて、取付基板の中央部に中央切欠係止
孔が設けられ、かつ該基板の外周縁部にも外周切欠係止
孔が設けられる一方、抑止帯の一端に前記中央切欠係止
孔に係止しうる係止突起が設けられ、かつ該抑止帯の他
端に前記外周切欠係止孔に係止しうる係止突起が設けら
れ、抑止帯の一端の係止突起が中央切欠係止孔に嵌合さ
れ、かつ他端の係止突起が外周切欠係止孔に嵌合される
ことにより、抑止帯が取付基板に止着される構成を採用
したものである。
【0018】係止突起を切欠係止孔に嵌合するだけで、
抑止帯の取付基板への止着が完了するから、一段と効率
良く製作し得て、一層低コストで製作され得る。
【0019】請求項7の発明は、上記請求項1〜6のい
ずれかの柄付き金属たわしにおいて、抑止帯の外面に、
軸線方向に所定の間隔でずれ止め突起が設けられている
構成を採用したものである。
【0020】該突起により、たわし本体の金属細線の位
置ずれが効果的に防止される。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態を図
示例とともに説明する。
【0022】図1(イ)は、この発明の一実施形態にか
かる柄付き金属たわし(1a)の斜視図、同図(ロ)は同
側面図である。
【0023】これらの図において、(2)は金属カール
たわし本体、(6)は取付体であり、取付体(6)は可
撓性抑止帯(3a)、取付基板(4a)、把柄(5a)より構
成される。
【0024】金属カールたわし本体(2)は、連続螺旋
状にカール巻きされた扁平状の金属細線(10)の所定量
が多層に捲回され絡められ、中央に中空部(11)を有す
る環状体に形成されたものである。
【0025】一方、取付体(6)は、把柄(5a)の先端
部に、前記環状たわし本体(2)の外径より一回り小さ
い円盤状をなす取付基板(4a)が設けられるとともに、
該取付基板(4a)の外周から可撓性抑止帯(3a)(3a)
(3a)(3a)が径方向に放射状にほぼ等間隔で突設され
てなるものである。なお、この可撓性抑止帯(3a)は、
合成樹脂を用いて取付基板(4a)と一体に成形されてな
るのが好ましく、これにより可撓性抑止帯(3a)と取付
基板(4a)との接合部が強固となって、使用中に抑止帯
(3a)に強い力が加わるようなことがあっても抑止帯
(3a)が取付基板(4a)から離脱することを確実に防止
できるとともに、この一体成形により一層効率良く製作
することができ、一層低コストでの製作が可能となる。
また、可撓性抑止帯(3a)は、帯状のものに特に限定さ
れるものではなく、線状のものであっても良い。
【0026】更に、取付基板(4a)の片面の中央部に
は、係止孔(13)(13)(13)(13)を形成する突出部
(12)(12)(12)(12)が設けられるとともに、抑止
帯(3a)の先端にはそれぞれ前記係止孔(13)に係止し
うる係止突起(14)が設けられ、これら係止突起(14)
(14)(14)(14)をそれぞれ前記係止孔(13)(13)
(13)(13)に挿嵌することにより、各抑止帯(3a)
(3a)(3a)(3a)を取付基板(4a)に止着するものと
なされている。
【0027】本実施形態にかかる柄付き金属たわし(1
a)は、上記の部材を用いて以下のようにして製作する
ことができる。
【0028】すなわち、前記取付体(6)の取付基板
(4a)の突出部を形成した側の面に、前記たわし本体
(2)を並列状に重ね合わせるとともに、前記抑止帯
(3a)(3a)(3a)(3a)をそれぞれたわし本体(2)
を抱き込む態様でたわし本体(2)の中空部(11)を貫
通せしめ、かつ各抑止帯(3a)(3a)(3a)(3a)先端
の係止突起(14)(14)(14)(14)をそれぞれ取付基
板(4a)の係止孔(13)(13)(13)(13)に挿嵌せし
めて、抑止帯(3a)(3a)(3a)(3a)を取付基板(4
a)に止着し、取付基板(4a)と抑止帯(3a)(3a)(3
a)(3a)との間にたわし本体(2)を結束固定する。
【0029】上記のようにして製作される柄付き金属た
わし(1a)は、たわし本体(2)が抑止帯(3a)により
取付基板(4a)に結束固定されているから、型くずれを
防止することができるとともに、金属細線(10)のほつ
れ、離脱も防止することができる。従って、長期間に渡
って優れた摺洗力を確保することができる。また、抑止
帯(3a)によりたわし本体(2)が取付基板(4a)に強
固に固定されているから、十分に強い力を入れての摺洗
も問題なく行え、強固にこびりついた汚れも容易に落と
すことができる。
【0030】更に、抑止帯(3a)が取付基板(4a)の外
周から径方向に突設されているから、結束固定の作業が
容易に行える上に、係止突起(14)を係止孔(13)に挿
嵌するだけで、抑止帯(3a)の取付基板(4a)への止着
が完了するから、製造が簡単で量産性に優れて、低コス
トでの製作が可能となる。
【0031】次に、この発明の別の実施形態を図示例と
ともに説明する。図4は別の実施形態にかかる柄付き金
属たわし(1b)の斜視図、図5は図4におけるB−B線
の断面図である。
【0032】これらの図において、(2)は金属カール
たわし本体、(3b)は可撓性抑止帯、(9)は取付基体
であり、該取付基体(9)は、取付基板(4b)、把柄
(5b)より構成される。
【0033】金属カールたわし本体(2)は、連続螺旋
状にカール巻きされた扁平状の金属細線(10)の所定量
が多層に捲回され絡められ、中央に中空部(11)を有す
る環状体に形成されたものである。
【0034】一方、取付基体(9)は、把柄(5b)の先
端部に、前記環状たわし本体(2)の外径より一回り小
さい略円盤状をなす取付基板(4b)が設けられてなるも
のである。この取付基板(4b)と把柄(5b)は合成樹脂
を用いて一体に成形されるのが望ましく、これにより取
付基体(9)としての強度が向上するのみならず、一層
効率良く製作することができる。
【0035】取付基板(4b)の中央部には、図6に示す
ように、取付基板(4b)を貫通する円形状の誘導孔(2
0)が設けられるとともに、該誘導孔(20)の外周から
半径外方向に向けて取付基板(4b)を貫通する小円形状
の中央切欠係止孔(21)(21)(21)が穿設されてい
る。これら中央切欠係止孔(21)(21)(21)は誘導孔
(20)の外周において相互にほぼ均等間隔になるように
設けられている。
【0036】一方、取付基板(4b)の中央部の下面(把
柄(5b)取付け側と同じ側の面)には、中央凹陥部(3
1)が形成され、これにより後述する可撓性抑止帯(3
b)を前記中央切欠係止孔(21)(21)(21)に係止し
た時に係止突起(23)が突出するのが回避され、かつ本
実施形態ではこの中央凹陥部(31)に、略王冠形状の蓋
体(32)を嵌合せしめるものとなされている。
【0037】また、取付基板(4b)の外周縁部には、取
付基板(4b)を貫通する円形状の外周切欠係止孔(22)
(22)(22)が穿設されている。この外周切欠係止孔
(22)は、取付基板(4b)上面側の小径円柱状孔(22a
)と、取付基板(4b)下面側の大径円柱状孔(22b )
の2段構成となされている。そして、これら外周切欠係
止孔(22)(22)(22)は取付基板(4b)の外周におい
て相互にほぼ均等間隔になるように設けられている。
【0038】可撓性抑止帯(3b)は、たわし本体(2)
を取付基板(4b)に結束固定するための部材であって、
所定長さを有する可撓性のある帯状体または線条体(破
断に耐え得る強度を発揮できるだけの所定太さを有する
もの)であり、例えば合成樹脂からなるものが好適に用
いられる。そして、この可撓性抑止帯(3b)の一端には
それぞれ前記中央切欠係止孔(21)に係止しうる球形の
係止突起(23)が設けられるとともに、抑止帯(3b)の
他端には前記外周切欠係止孔(22)に係止しうる球形の
係止突起(24)が設けられ、これら抑止帯(3b)(3b)
(3b)の一端の係止突起(23)(23)(23)をそれぞれ
中央切欠係止孔(21)(21)(21)に嵌合し、かつ他端
の係止突起(24)(24)(24)をそれぞれ外周切欠係止
孔(22)(22)(22)に嵌合することにより、各抑止帯
(3b)(3b)(3b)を取付基板(4b)に止着するものと
なされている。
【0039】また、可撓性抑止帯(3b)の外周面には、
軸線方向に所定の間隔で、表層が球形を形成するずれ止
め突起(25)…が設けられている。このようなずれ止め
突起(25)…の存在により、抑止帯(3b)によりたわし
本体(2)を取付基板(4b)に結束固定した状態におい
てたわし本体(2)を構成する金属細線(10)の位置ず
れ、偏りが効果的に防止されるから、金属たわしとして
の保形性、耐久性が一層向上する。
【0040】この実施形態にかかる柄付き金属たわし
(1b)は、上記の部材を用いて例えば以下のようにして
製作することができる。
【0041】即ち、前記取付基体(9)の取付基板(4
b)の上面側から、取付基板(4b)の中央切欠係止孔(2
1)(21)(21)に、前記各抑止帯(3b)(3b)(3b)
の係止突起(23)(23)(23)を誘導孔(20)よりそれ
ぞれ嵌合した後、前記たわし本体(2)をその中空部
(11)に前記各抑止帯(3b)(3b)(3b)を貫通せしめ
る態様で、取付基板(4b)の上面側に並列状に重ね合わ
せるとともに、抑止帯(3b)がたわし本体(2)の環状
部を抱き込む態様において、前記抑止帯(3b)(3b)
(3b)の他端の係止突起(24)(24)(24)をそれぞれ
外周切欠係止孔(22)(22)(22)に嵌合せしめて、抑
止帯(3b)(3b)(3b)を取付基板(4b)に止着し、取
付基板(4b)と抑止帯(3b)(3b)(3b)との間にたわ
し本体(2)を結束固定する。この時、係止突起(24)
は、外周切欠係止孔(22)の大径円柱状孔(22b )内に
位置せしめられるが、係止突起(24)の外径はこの大径
円柱状孔(22b )周面の切欠幅よりも大きいものとなさ
れており、従って係止突起(24)の取付基板(4b)の半
径外方への移動が確実に抑止され、係止突起(24)の外
周切欠係止孔(22)からの離脱を確実に防止することが
できる。
【0042】次に、取付基板(4b)の中央凹陥部(31)
に蓋体(32)を嵌合固定する。これにより取付基板(4
b)の中央部の複数に及ぶ係止構造が視界に入らなくな
るから、製品としての意匠性を向上させることができ
る。なお、製作方法は上記のものに何ら限定されるもの
ではない。
【0043】なお、この実施形態においては、前記外周
切欠係止孔(22)と中央切欠係止孔(21)の孔外径は同
一サイズとなるようになされるとともに、抑止帯(3b)
の両端の球形の係止突起(23)(24)も相互に同一サイ
ズとなるようになされている。従って、係止突起(23)
(24)は相互に区別なくそれぞれ外周切欠係止孔(22)
にも中央切欠係止孔(21)にも嵌合して係止することが
可能となるので、製作を容易なものとなし得る利点があ
る。
【0044】更に、この実施形態においては、ずれ止め
突起(25)と係止突起(23)(24)も相互に同一サイズ
の球形となるようになされている。従って、係止突起
(23)(24)を係止孔(21)(22)に嵌合する際に、製
作上、抑止帯(3b)による結束固定が若干緩い箇所が生
じ得るような場合においては、当該係止突起(23)(2
4)に近接するずれ止め突起(25)を係止孔(21)(2
2)に嵌合することにより、緊束状態にて結束し得て、
従ってたわし本体(2)の結束固定を常に強固に行うこ
とが可能となる。なお、上記により係止孔(21)(22)
より突出することとなる抑止帯(3b)の端部は係止後切
断すれば良い。
【0045】上記のようにして製作される柄付き金属た
わし(1b)は、たわし本体(2)が抑止帯(3b)により
取付基板(4b)に結束固定されているから、型くずれを
防止することができるとともに、金属細線(10)のほつ
れ、離脱も防止することができる。従って、長期間に渡
って優れた摺洗力を確保することができる。また、抑止
帯(3b)によりたわし本体(2)が取付基板(4b)に強
固に固定されているから、十分に強い力を入れての摺洗
も問題なく行え、強固にこびりついた汚れも容易に落と
すことができる。
【0046】また、抑止帯(3b)にずれ止め突起(25)
…が設けられているから、金属細線(10)の位置ずれが
効果的に防止され、金属たわしとしての保形性、耐久性
が一層向上する。
【0047】更に、係止突起を切欠係止孔に嵌合するだ
けで、抑止帯の取付基板への止着が完了するから、製造
が簡単で量産性に優れて、低コストでの製作が可能とな
る。なお、この発明において、抑止帯の形状、数、及び
相互の配置間隔等は、上記いずれの実施形態のものに何
ら限定されるものではなく、適宜設計変更可能である。
また、取付基板の形状も上記実施形態の円形状のものに
何ら限定されるものではなく、例えば、六角形状、八角
形状、十二角形状等適宜任意の形状を採用することがで
きる。
【0048】
【発明の効果】以上のように、この発明にかかる柄付き
金属たわしは、把柄の先端部に平板状の取付基板が設け
られる一方、連続螺旋状にカール巻きされた扁平状の金
属細線の所定量が多層に捲回され絡められた金属カール
たわし本体が、前記取付基板の片面に重ね合わされ、該
たわし本体が複数の所定長の可撓性抑止帯により前記取
付基板に結束固定されてなるものであり、該結束固定に
より、たわし本体の型くずれが生じず保形性に優れると
とともに、金属細線のほつれや離脱を生じることがなく
金属たわしとしての耐久性に優れ、従って長期間に渡っ
て優れた摺洗力を確保することができる。また、抑止帯
によりたわし本体が取付基板に強固に固定されているか
ら、十分に強い力を入れての摺洗も問題なく行え、強固
にこびりついた汚れも容易に落とすことができる。更
に、抑止帯によりたわし本体を取付基板に結束固定する
ことで製作できるので、製造が簡単で量産性にも優れ
る。
【0049】また、請求項2の発明によれば、取付基板
の外方に延びる態様で抑止帯が突設されているから、結
束固定の作業を容易に行うことができ、従って低コスト
で製作することができる。
【0050】請求項3の発明によれば、環状のたわし本
体の結束固定を各環状部毎に行うので、結束固定が一層
強固なものとなり、型くずれ、金属細線のほつれ、離脱
を確実に防止することができる。また、抑止帯が取付基
板の外周から径方向に突設されているから、結束固定の
作業を容易に行うことができて、一層効率良く製作する
ことができ、ひいてはより低コストで製作することがで
きる。
【0051】請求項4の発明によれば、係止突起を係止
孔に挿嵌するだけで、抑止帯の取付基板への止着が完了
するから、一段と効率良く製作することができて、より
一層低コストでの製作が可能となる。
【0052】請求項5の発明によれば、環状のたわし本
体の結束固定を各環状部毎に行うので、結束固定が一層
強固なものとなり、型くずれ、金属細線のほつれ、離脱
を確実に防止することができる。
【0053】請求項6の発明によれば、係止突起を切欠
係止孔に嵌合するだけで、抑止帯の取付基板への止着が
完了するから、一段と効率良く製作でき、従って一層低
コストで製作することができる。
【0054】請求項7の発明によれば、結束固定された
状態においてたわし本体を構成する金属細線の位置ずれ
や偏りを効果的に防止することができるから、金属たわ
しとしての保形性、耐久性を一層向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態にかかる柄付き金属たわ
しを示す図であって、同図(イ)は斜視図、同図(ロ)
は同側面図である。
【図2】図1(イ)におけるA−A線の断面図である。
【図3】可撓性抑止帯が突設された取付基板を示す上面
図である。
【図4】別の実施形態にかかる柄付き金属たわしを示す
斜視図である。
【図5】図4におけるB−B線の断面図である。
【図6】別の実施形態の取付基体を示す図であって、同
図(イ)は下面図、同図(ロ)は図(イ)におけるC−
C線の断面図である。
【図7】同じく可撓性抑止帯を示す正面図である。
【符号の説明】
1a、1b…柄付き金属たわし 2…たわし本体 3a、3b…可撓性抑止帯 4a、4b…取付基板 5a、5b…把柄 10…金属細線 11…中空部 13…係止孔 14…係止突起 21…中央切欠係止孔 22…外周切欠係止孔 23、24…係止突起 25…ずれ止め突起

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 把柄の先端部に平板状の取付基板が設け
    られる一方、 連続螺旋状にカール巻きされた扁平状の金属細線の所定
    量が多層に捲回され絡められた金属カールたわし本体
    が、前記取付基板の片面に重ね合わされ、 該たわし本体が複数の所定長の可撓性抑止帯により前記
    取付基板に結束固定されてなることを特徴とする柄付き
    金属たわし。
  2. 【請求項2】 前記取付基板に該基板の外方に延びる態
    様で前記抑止帯が突設されてなる請求項1に記載の柄付
    き金属たわし。
  3. 【請求項3】 前記金属カールたわし本体が環状に形成
    されるとともに、前記抑止帯が前記取付基板の外周から
    径方向に突設され、 該抑止帯がたわし本体を抱き込む態様でたわし本体の中
    空部を貫通せしめられ、かつ該抑止帯の先端部が前記取
    付基板に止着されることにより、取付基板と抑止帯との
    間にたわし本体が結束固定されてなる請求項2に記載の
    柄付き金属たわし。
  4. 【請求項4】 前記取付基板の中央部に係止孔が設けら
    れるとともに、前記抑止帯の先端に前記係止孔に係止し
    うる係止突起が設けられ、該係止突起が前記係止孔に挿
    嵌されることにより、抑止帯が取付基板に止着される請
    求項3に記載の柄付き金属たわし。
  5. 【請求項5】 前記金属カールたわし本体が環状に形成
    され、前記抑止帯がたわし本体の環状部を抱き込む態様
    で、該抑止帯の一端部および他端部がそれぞれ前記取付
    基板に止着されることにより、取付基板と抑止帯との間
    にたわし本体が結束固定されてなる請求項1に記載の柄
    付き金属たわし。
  6. 【請求項6】 前記取付基板の中央部に中央切欠係止孔
    が設けられ、かつ該基板の外周縁部にも外周切欠係止孔
    が設けられる一方、前記抑止帯の一端に前記中央切欠係
    止孔に係止しうる係止突起が設けられ、かつ該抑止帯の
    他端に前記外周切欠係止孔に係止しうる係止突起が設け
    られ、 前記抑止帯の一端の係止突起が中央切欠係止孔に嵌合さ
    れ、かつ他端の係止突起が外周切欠係止孔に嵌合される
    ことにより、抑止帯が取付基板に止着される請求項5に
    記載の柄付き金属たわし。
  7. 【請求項7】 前記抑止帯の外面に、軸線方向に所定の
    間隔でずれ止め突起が設けられている請求項1〜6のい
    ずれか1項に記載の柄付き金属たわし。
JP14948997A 1997-05-09 1997-06-06 柄付き金属たわし Pending JPH1119014A (ja)

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